JPH07194771A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH07194771A
JPH07194771A JP5338500A JP33850093A JPH07194771A JP H07194771 A JPH07194771 A JP H07194771A JP 5338500 A JP5338500 A JP 5338500A JP 33850093 A JP33850093 A JP 33850093A JP H07194771 A JPH07194771 A JP H07194771A
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ball
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詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技中断中における記録媒体の盗難を防止す
る。 【構成】 遊技中断ボタン30が押圧操作されて遊技が
中断されれば、返却ボタン11が操作されたとしても共
通カードの返却が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、パチンコ遊
技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表さ
れる遊技機で記録媒体を使用して遊技が可能な遊技用装
置に関する。詳しくは、遊技者の支払った購入代金の対
価としての有価価値を特定可能な情報が記録されている
記録媒体を使用して遊技が可能な遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技機の側部
に記録媒体処理手段が設けられ、遊技者の支払った購入
代金の対価としての有価価値を特定可能な情報が記録さ
れている共通カード等の記録媒体を前記記録媒体処理手
段のたとえばカード挿入口等に挿入することによりその
記録媒体の記録情報が読取られ、その読取られた記録情
報によって特定される有価価値を使用して遊技機による
遊技を行なうことができるように構成されたものがあっ
た。
【0003】そして、前記記録媒体処理手段で受付けら
れた記録媒体が遊技者側に返却され、その返却された記
録媒体の記録情報によって特定される有価価値がまだ残
存している場合には、その記録媒体を記録媒体処理手段
に再度挿入して遊技機による遊技に繰返し使用できるよ
うに構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の遊
技用装置においては、電話,車の移動等の急用により遊
技者が遊技を一時中断したい場合があり、その場合に
は、遊技用装置に設けられた遊技中断操作手段を中断操
作することにより、遊技機を遊技動作が行なわれない中
断状態にし、中断されている遊技機を他人が遊技使用で
きないようにすることが考えられる。
【0005】ところが、中断中において前記記録媒体処
理手段に受付けられている記録媒体が、たとえば遊技用
装置に設けられている返却操作手段の操作に伴って他人
に持ち去られてしまう恐れがあるという欠点が生ずる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、中断状態中等における記録媒体
の盗難を防止できる遊技用装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技者の支払
った購入代金の対価としての有価価値を特定可能な情報
が記録されている記録媒体を使用して遊技が可能な遊技
用装置であって、前記記録媒体の記録情報を読取る読取
手段を有するとともに、該読取手段により読取った記録
情報が適正である場合に前記記録媒体を所定位置に保持
可能な記録媒体処理手段と、遊技を中断して遊技動作が
行なわれていない状態に操作するための遊技中断操作手
段とを含み、前記記録媒体処理手段は、前記遊技中断操
作手段による中断操作に基づいて遊技が中断された場合
に、前記記録媒体の排出を禁止することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、記録媒体処理手段の働きによ
り、記録媒体の記録情報が読取手段により読取られ、そ
の読取られた記録情報が適正な場合に前記記録媒体が所
定位置に保持される。遊技を中断して遊技動作が行なわ
れない状態に操作をするための遊技中断操作手段による
中断操作に基づいて遊技が中断された場合に、前記記録
媒体の排出が禁止される。
【0009】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本実施例においては、遊技用
装置に含まれる遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示
すが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機やスロット
マシン等であってもよく、要するに、遊技者の支払った
購入代金の対価として有価価値が特定可能な情報が記録
された記録媒体を使用して遊技が可能なものであればす
べて含まれる。
【0010】図1は、遊技場における遊技機設置島1に
設置されている遊技機の一例のパチンコ遊技機10を示
す図である。
【0011】遊技者がパチンコ遊技機10で遊技をする
場合には、まず記録媒体の一例の共通カード(遊技用カ
ード)250(図4A参照)を購入する。共通カード
(遊技用カード)250は共通カードシステムに加盟し
ている全国どこの遊技場においても使用可能な第三共発
行形のプリペイドカードこのとである。そして、磁気カ
ード等から構成されており、購入金額に相当する遊技者
所有の有価価値の一例の残額等が記録されている。この
購入された共通カード(遊技用カード)を遊技者が記録
媒体処理手段の一例の遊技用カード処理装置2に形成さ
れているカード挿入・排出口3に挿入する。すると、そ
の挿入された共通カード(遊技用カード)250に記録
されている記録情報が読取手段の一例のカードリーダラ
イタ100Aにより読取られ、その共通カード(遊技用
カード)250に記録されている遊技者所有の有価価値
(残額データ)が表示器5により表示される。遊技者
は、その表示された遊技者所有の有価価値の範囲内で引
落しボタン6を操作し、遊技に使用せんとする有価価値
を引落とす。この引落し金額は一律に定まった一定金額
にされている。なお、引落し額を遊技者が選択できるよ
うにしてもよく、また、遊技者の操作によらず持玉数デ
ータが所定値(0を含む)になったら所定金額分を自動
的に引落とすようにしてもよい。そして、その引落とさ
れた有価価値に相当する持玉数が持玉数データ表示器5
2Aによりディジタル表示されるとともに持玉量表示器
53によりアナログ表示され、パチンコ遊技機10によ
る遊技が可能な状態となる。この持玉量表示器53は、
持玉数データが増えるに従って左から順に点灯するラン
プの数が増えることによりアナログ的に持玉量を表示す
るものであり、遊技者が感覚的に持玉量を把握し得る利
点がある。
【0012】遊技用カード処理装置2には、さらにカー
ド挿入表示器13が設けられており、共通カード250
が挿入されているときにこのカード挿入表示器13が点
灯または点滅してカードが挿入されている旨の表示が行
なわれる。また、遊技用カード処理装置2には、返却操
作手段の一例の返却ボタン11が設けられており、この
返却ボタン11が押圧操作されることにより、カード挿
入・排出口3に挿入されて遊技に使用された後のカード
残額が記録された共通カード250が遊技者に返却され
る。図中14は、引落可表示器であり、挿入された共通
カード250のカード残額から遊技に使用するための有
価価値を引落とすことが可能な状態の場合に、この引落
可表示器14が点灯または点滅し、その旨の表示が行な
われる。図中15はタイムオーバー表示器であり、16
は遊技用カード処理装置2の内部の遊技場の係員のみが
操作可能な位置に設けられた強制排出スイッチである。
また、図中12は、端数表示ボタンであり、挿入されて
いる共通カード(遊技用カード)250の残額に引落し
単位額未満の端数が存在する場合には、この端数表示ボ
タンを操作することにより、その端数がカード残高表示
器5に表示可能となる。なお、遊技用カード処理装置2
に設けられている残額表示器5や引落しボタン6等の各
表示器や各操作ボタンの一部または全部をパチンコ遊技
機10に設けるようにしてもよい。また、遊技用カード
処理装置とパチンコ遊技機を一体にしてもよい。
【0013】挿入された共通カード250から持玉数が
引落とされた状態で、遊技者がパチンコ遊技機10に設
けられている打球操作ハンドル22を操作することによ
り、打球モータ62が駆動して打球ハンマ58が間欠揺
動してパチンコ玉が1つずつ遊技領域42内に打込まれ
る。
【0014】この遊技領域42内に打込まれるパチンコ
玉は発射玉検出器64により検出され、その検出信号に
基づいて、パチンコ玉が遊技領域42内に打込まれるご
とに持玉数データが「1」ずつ減算されてその減算され
た持玉数が持玉数データ表示器52Aや持玉量表示器5
3により表示される。なお、本実施例では遊技領域42
への入口において発射玉を検出するようにしファール玉
を検出しないようにしたが、打球発射時や玉送り時に打
玉を検出して持玉数データを「−1」するとともにファ
ール玉の検出により持玉数データを「+1」にするよう
にしてもよい。
【0015】遊技領域42内には、1対の開閉翼片44
a,44bが設けられた可変入賞球装置43がその中央
位置に設けられている。また、遊技領域42の下方位置
には、始動入賞口48a,48b,48cが形成されて
いる。
【0016】遊技領域42内に打込まれたパチンコ玉が
始動入賞口48a,48b,48cに入賞すれば、可変
入賞球装置43の開閉翼片44a,44bが1回または
2回開閉し、その間に可変入賞球装置43内に進入した
パチンコ玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞すれ
ば、特定遊技状態が発生して可変入賞球装置43の開閉
翼片44a,44bが連続して開閉駆動して遊技者にと
って有利な第1の状態となり、大当り状態が発生する。
【0017】そして、遊技領域42内に打込まれたパチ
ンコ玉が入賞口あるいは可変入賞球装置内に入賞するご
とに、所定個数の玉数が現時点における持玉数に加算さ
れ、その加算された持玉数が持玉数データ表示器52A
や持玉量表示器53により表示される。なお49はアウ
ト玉を回収するアウト口である。持玉数が0になった段
階で遊技者が再度遊技を続行したい場合には引落しボタ
ン6を再度操作して遊技に使用せんとする有価価値を引
落とす。そして、遊技用カード挿入・排出口3に挿入さ
れた共通カード(遊技用カード)250に記録されてい
る有価価値がすべて引落とされた段階で、その共通カー
ド(遊技用カード)250がゼロカードとなり、遊技者
に排出される。一方、ゼロカードを遊技用カード処理装
置2内に回収してもよい。図中4は引落し可表示ランプ
であり、この引落し可表示ランプ4が点灯または点滅し
ているときにのみ引落しボタン6を操作することによっ
て遊技者所有の有価価値が引落し可能となる。
【0018】パチンコ遊技機10の上方には持点カード
処理装置7が設けられており、この持点カード処理装置
7に設けられている精算操作手段の一例の遊技終了ボタ
ン28を押圧操作することにより、現時点で持玉数デー
タ表示器52Aに表示されている持玉数データがカード
リーダライタ100により持点カード102(図4
(B)参照)に記録されてカード挿入・排出口27から
遊技者に排出される。また、遊技中の遊技者が電話や車
の移動等の急用が生じたことに基づいて、遊技を一時中
断したい場合には、遊技中断操作手段の一例の遊技中断
ボタン30を押圧操作する。すると、現時点における持
玉数データ表示器52Aに表示されている持玉数データ
と遊技が中断された旨および中断された遊技機を特定可
能なデータ(たとえば台番号等)を含む中断データとが
カードリーダライタ100により持点カードに記録され
てカード挿入・排出口27から遊技者に排出されるとと
もに、返却ボタン11を操作しても共通カード250の
遊技者への返却が禁止される。この禁止状態が所定時間
経過しても遊技が中断されたままの場合には、タイムオ
ーバー表示器15が点灯または点滅して中断中の遊技者
にタイムオーバーした旨の表示がなされるとともに、遊
技場の係員が強制排出スイッチ16を操作することによ
り、共通カード250が排出される。なお、前記遊技中
断操作手段を所定の鍵で構成し、その中断操作を検出す
る操作検出手段をキースイッチで構成してもよい。
【0019】カード挿入・排出口27から排出された持
点カードをカード挿入・排出口27から挿入することに
より、その持点カードに記録されている持点を使用して
パチンコ遊技機10による遊技が可能となる。ただし、
その持点カードが遊技中断操作に基づいて排出されたも
のである場合には、その持点カードを排出して中断状態
となったパチンコ遊技機10にその同じ持点カードを挿
入したときにのみパチンコ遊技機10による遊技が可能
となる。持点カードがカード挿入・排出口27に挿入さ
れてカードリーダライタ100によりその記録情報が読
取られ、その読取情報に基づいて遊技を行なうことがで
きると判断された場合には、挿入された持点カードに記
録されている持点に相当する持玉が持玉数データ表示器
52Bにより表示されるとともに持玉量表示器53によ
っても表示される。これら持玉数データ表示器52B,
持玉量表示器53は、図示するように他の遊技者が視認
できる位置に設けられているため、実際に景品玉を払出
さなくても他の遊技者の出玉状況を把握できるので、遊
技場内に活気を与えることができるとともに遊技者全体
の遊技意欲を向上させることができる。
【0020】なお、本発明は、記録媒体の記録情報によ
り特定される有価価値を使用して遊技が可能な遊技機で
あれば、打玉の入賞等により景品玉を払出す遊技機であ
ってもよいし、遊技終了時に遊技結果としての持玉数分
の玉を遊技者に払出す遊技機であってもよい。図中31
は遊技中断表示器であり、遊技中断ボタン30が押圧操
作されてパチンコ遊技機10が遊技中断状態となってい
るときに点灯または点滅表示する。29は遊技可表示器
であり、パチンコ遊技機10による遊技が可能な状態と
なっているときに点灯または点滅表示する。33はトラ
ブルボタンであり、遊技者が遊技中にパチンコ遊技機1
0に何らかのトラブルが発生した場合に押圧操作して遊
技場の係員を呼ぶためのものである。32はエラー原因
表示器であり、何らかのエラーが発生した場合にその原
因を表示するためのものである。51はスピーカであ
り、前記大当りが発生した場合等に効果音を発生させた
り異常が発生した場合に警報音を発生させたりするもの
である。50,26は遊技効果ランプであり、大当り発
生時等のときに点灯または点滅する。なお、遊技機用カ
ードのためのカードリーダライタ100Aと持点カード
のためのカードリーダライタ100とは、ほとんど同様
の構成を有している。
【0021】各遊技用カード処理装置2と持点カード処
理装置7とカードパチンコ遊技機10とが、遊技場のホ
ストコンピュータであるホール用管理コンピュータ8と
接続配線9により電気的に接続されており、データの送
受信ができるように構成されている。
【0022】図2は、パチンコ遊技機10の一部内部構
造を示す全体背面図である。図中40は遊技盤であり、
遊技盤取付枠80に対し遊技盤固定部材82により着脱
自在に取付けられている。つまり、この遊技盤固定部材
82は回動可能に構成されており、遊技盤固定部材82
を回動させることにより遊技盤40を遊技盤取付枠80
から取外し可能に構成されている。このように、遊技盤
40のみを取替え可能に構成することにより、遊技場で
のパチンコ遊技機10の入替え時のコストを削減し得る
利点がある。
【0023】遊技盤裏面側には、1組の入賞玉集合カバ
ー体90a,90bが配設されており、互いに分割可能
な構成とし、パチンコ遊技機10の機種に応じて一方の
入賞玉集合カバー体のみを取替えて他の入賞玉集合カバ
ー体で構成して多くの機種に対処できるようにしてい
る。この入賞玉集合カバー体90a,90bにより、遊
技盤40に形成されている各種入賞口48a〜48c、
さらには可変入賞球装置43内に形成されている特定入
賞口(Vポケット)84あるいは通常入賞口86a,8
6bに入賞したパチンコ玉が所定の径路に導かれて集合
されるように構成されている。さらに、この入賞玉集合
カバー体90a,90bには、中継端子基板92や各種
の検出器94,96等が取付けられている。なお、88
a,88bは、可変入賞球装置43の開閉翼片44a,
44bを駆動するためのソレノイドであり、可変入賞球
装置43の裏側に取付けられている。
【0024】図中、72は入賞玉集合樋であり、前記入
賞玉集合カバー体90a,90bによって集合された入
賞玉および始動入賞口48a,48b,48c(図1参
照)に入賞した入賞玉さらには可変入賞球装置43に入
賞した入賞玉を集合させて入賞玉・アウト玉合流樋76
に導くものである。この入賞玉集合樋72によって集合
された入賞玉は入賞玉検出器73により検出されてその
検出出力が後述する遊技制御に用いられる。本実施例で
は、入賞玉集合樋72によって集合されたすべての入賞
玉を1つの入賞玉検出器73により検出するように構成
したが、本発明はこれに限らず、各入賞口ごとに設けら
れてもよく、さらには、前記それぞれの入賞口をブロッ
ク毎に区切りそのブロック毎に入賞玉検出器を設け、そ
れぞれの入賞玉検出器の検出出力を加算してその合計に
より入賞玉の個数を算出するように構成してもよい。入
賞玉検出器をブロック毎に設けた場合には、賞品玉とし
て遊技者の持玉数データに加算される数値をそのブロッ
ク毎に異ならせることも可能である。前記入賞玉・アウ
ト玉合流樋76には、アウト口49から回収されたアウ
ト玉がアウト玉樋74を通ってアウト玉検出器75によ
り検出された後落入して入賞玉とアウト玉が合流するよ
うに構成されている。そして、この入賞玉とアウト玉が
合流した打込玉が打込玉排出連絡口77を通ってパチン
コ遊技機10内に設けられている打玉待機樋70内に還
元され、その打玉待機樋70内のパチンコ玉が1つずつ
打球発射位置に供給されて打球ハンマ58により遊技領
域42内に弾発発射される。このように、本実施例で
は、打球発射装置54により打込まれたパチンコ玉が機
外に排出されることなくすべて遊技機内部を循環し再び
打球待機樋に戻ってくるように構成したいわゆる封入玉
循環方式の弾球遊技機を示したが、本発明はこれに限ら
ず、打込玉を磨いて打玉として補給する方式の弾球遊技
機であってもよい。
【0025】パチンコ玉を遊技領域42内に打込むため
の打球発射装置54は、打球モータ62とその打球モー
タ62によって間欠揺動される打球ハンマ58とその打
球ハンマ58の間欠揺動に連動して昇降する連動昇降体
60とにより構成されている。この連動昇降体60は、
パチンコ玉が発射されるごとに前記打球待機樋に待機し
ているパチンコ玉を打球発射位置に1つずつ供給するた
めのものである。
【0026】前記可変入賞球装置43(図1参照)内に
は、特定入賞領域(Vポケット)84および通常入賞口
86a,86bが形成されており、特定入賞領域84内
に入賞したパチンコ玉が特定入賞玉検出器94により検
出され、可変入賞球装置43内に入賞したすべての入賞
玉が10カウント検出器96により検出される。始動入
賞口48a,48b,48cに入賞した始動入賞玉が始
動入賞玉検出器98a,98b,98cにより検出さ
れ、前述したように、この始動入賞玉検出器の検出信号
に基づいてソレノイド88a,88bが1回または2回
励磁されて開閉翼片44a,44bが1回または2回開
閉する。その間に可変入賞球装置43内に進入したパチ
ンコ玉が特定入賞領域84に入賞して特定入賞玉検出器
94により検出されれば、開閉翼片44a,44bが連
続開閉されて遊技者にとって有利な第1の状態となる大
当り制御が行なわれる。この大当り制御における開閉翼
片44a,44bの開閉は、所定回数(たとえば18
回)に達するかまたは可変入賞球装置内へのパチンコ玉
の入賞個数が所定個数(たとえば10個)に達するかの
うち早い方の条件が成立した時点で終了し、可変入賞球
装置43が遊技者にとって不利な第2の状態となる。こ
の第1の状態となっている可変入賞球装置43内に進入
したパチンコ玉が特定入賞領域84に入賞して特定入賞
玉検出器94により検出されれば、可変入賞球装置43
が一旦第2の状態となった後再度第1の状態に駆動され
る繰返し継続制御が行なわれる。
【0027】遊技盤裏面にはさらに制御基板ボックス7
8が取付けられており、前記各入賞玉検出器からの信号
を受け、前記大当り制御等の遊技制御が行なわれるよう
に構成されている。
【0028】遊技盤40の裏面側にはカードリーダライ
タ100(図1参照)を含む持点カード処理装置7を制
御するための制御基板137が設けられている。この制
御基板137には、カードリーダライタ100を制御す
るためのマイクロコンピュータ138(図5参照)が設
けられている。
【0029】図3はカードリーダライタ100の働きを
説明するための作用説明図である。カードリーダライタ
100には、磁気カードから成る持点カード102が挿
入・排出されるカード挿入・排出口27が形成されてい
る。この持点カード102は、ほぼ長方形の扁平なプレ
ート状の形状をしているが、棒状等のものであってもよ
く形状は問わない。また持点カード102には、遊技者
所有の有価価値の一例の遊技者の持玉数データが記録さ
れている。なお、この持点カード102には、他に、他
店の磁気カードの使用を防止するための遊技場特定情報
やカードの真偽を判別するための暗号情報等が記録され
ている。また、カードの種類としては、ICカードや感
熱カードや光ディスクメモリを利用したカード、さらに
はバーコードを印刷したものあるいはパンチ孔を形成し
たもの等、種々のものが考えられる。カードリーダライ
タ100は前述したカードの種類や形状等に合わせて適
宜変更可能である。
【0030】前記カード挿入・排出口27に挿入された
持点カード102には、第1のカード検出器103(S
W1)により検出され、その検出出力に基づいて第1の
搬送モータ110(M1)が正転を開始し、主回転ロー
ラ111が図示反時計方向に回転し、搬送ベルト113
によりカード102が図示左方向(カード取込み方向)
に搬送される。なお、図中114は遊転自在なガイドロ
ーラであり、カード102を搬送ベルト113側に押圧
することにより、カード102を確実に搬送させるため
のものである。前記搬送ベルト113によりカード10
2が搬送されている途中で、読取手段の一例であるデー
タ読取器107でカード102のデータが読取られ、そ
のデータは制御部(マイクロコンピュータ)138(図
5参照)に送られる。そして、カード102が第2のカ
ード検出器104(SW2)で検出されると前記第1の
搬送モータ110(M1)が停止し、前記第2のカード
検出器104(SW2)で検出されたところでカード1
02が一旦停止され、制御部138からの判定結果を待
つ。そして、判定の結果、カード102が適正なもので
あると判断されれば、第1の搬送モータ110(M1)
は再び正転し、カード102がさらに図示左方向に搬送
されるとともに、第2の搬送モータ115(M2)が正
転し、主回転ローラ116が図示反時計方向に回転し
て、搬送ベルト118によりカード102が図示左方向
に搬送され、カードが第3のカード検出器105(SW
3)で検出される。すると、第1の搬送モータ110
(M1)と第2の搬送モータ115(M2)とがとも停
止し、カード102が第3のカード検出器105(SW
3)で検出されたところで停止され、そのまま保留され
る。なお、図中、119は前記ガイドローラ114と同
様の機能を有するガイドローラである。また、112お
よび117は、遊転自在に取付けられた従回転ローラで
ある。
【0031】持点カード102がこの第3のカード検出
器105(SW3)の検出位置に保留されている状態
で、パチンコ遊技が可能となる。そして、遊技者がパチ
ンコ遊技を行なって遊技終了ボタン28(図1参照)を
押圧操作することにより、第2の搬送モータ115(M
2)および第1の搬送モータ110(M1)が逆転し、
カード102が図示右方向(カード排出方向)に搬送さ
れ、その搬送途中で、データ消去器109により持玉数
データが消去されるとともに、データ書込器108によ
り、遊技終了時の持玉数データが新たに書込まれ、カー
ド挿入・排出口27からカード102が遊技者側に排出
される。
【0032】次に、遊技者が遊技を行なうことによっ
て、持玉数データが零になった場合には、カード102
はそのまま保留される。また、新たにカードが挿入され
た場合には、そのカードが適正である場合に限り、保留
されていたカードに代わって新たに挿入されたカードが
第3のカード検出器105(SW3)の検出位置に保留
され、それまで保留されていたカードはデータ消去器
(図示せず)によりデータ消去されたのちカード収容箱
136内に収容される。なお、この実施例では、持玉数
データが零である場合に限らず、零でない場合すなわち
遊技中であっても、新たなカードの挿入により持玉数デ
ータを更新可能なように構成されている。また、このカ
ード収容箱136には取手136aが設けられており、
遊技場の係員が取手136aを保持してカード収納箱1
36を取出し、そのカード収納箱136内に収納されて
いる持点カード102を取出せるよう構成されている。
【0033】なお、本実施例では、カード回収箱136
により持点カードを遊技機毎に収容するよう構成した
が、遊技機裏面にベルトコンベア等を設けて設置島の端
1カ所で集めるようにしてもよい。
【0034】カード回収箱136の上方には、持点カー
ドをストックしておくカードストッカー120が配設さ
れている。このカードストッカー120の底板122
は、第1のカード排出用ソレノイド124(SOL1)
が設けられており、この第1のカード排出用ソレノイド
124(SOL1)を励磁することによりそのプランジ
ャ126が吸引されて前記底板122が降下し、第1の
カード排出用ソレノイド124(SOL1)の励磁を解
除することにより図示しない復帰ばねの働きによりプラ
ンジャ126が伸張されて底板122が上昇するよう構
成されている。この底板122の底面には、第4のカー
ド検出器106(SW4)が設けられており、カードス
トッカー120内にカードがストックされているか否か
が検出される。
【0035】カードストッカー120の図示左側には、
第2のカード排出用ソレノイド128(SOL2)が設
けられており、前記第1のカード排出用ソレノイド12
4(SOL1)を励磁制御して底板122を所定位置に
まで降下させた状態で、第2のカード排出用ソレノイド
128(SOL2)を励磁することにより、プランジャ
130が吸引されてカード押出レバー132の先端が通
孔134から図示右方向に挿入されて底板122上のカ
ード102を1枚搬送ベルト118上に押出すよう構成
されている。そして、第2のカード排出用ソレノイド1
28(SOL2)の励磁を解除することにより、図示し
ない復帰ばねの働きによりプランジャ130が伸張され
て通孔134からカードストッカー120内に挿入され
ていたカード押出レバー132の先端がカードストッカ
ー120内から退避し、図示一点鎖線で示す位置に復帰
する。これら第1のカード排出用ソレノイド124(S
LO1)や第2のカード排出用ソレノイド128(SO
L2)等は、後述する制御部(マイクロコンピュータ)
138により制御される。
【0036】なお、本発明では、カード102を、搬送
することなく挿入された位置でロックするようにしても
よく、その場合には、ロックされた位置が前記カードを
保留すべき所定位置となる。
【0037】遊技用カードのカードリーダライタ100
Aについては、カード挿入口3が縦になっている関係で
カードストッカー120等の構成が異なるほかは図3に
示したカードリーダライタ100と同様の構成を有して
いるために、ここでの説明は省略する。
【0038】図4の(A)は共通カード(遊技用カー
ド)の記録情報を説明するための説明図であり、(B)
は、持点カードの記録情報を説明するための説明図であ
る。
【0039】図4(A)に示された共通カード250
は、情報記録領域である磁気ストライプ250Aには、
共通カードの番号である共通カードNO.,この共通カ
ード250を発行した発行店コード,共通カード250
が発行された発行年月日,共通カードが有する有価価値
であるカード残額,共通カード250のセキュリティを
保持するためのセキュリティコードが記録されている。
この共通カード250は、図示するように1万円カード
であり、共通カード250の購入時には、遊技者が支払
った購入代金としての1万円に相当する有価価値がカー
ド残額に記録された状態で遊技者に払出される。
【0040】図4の(B)は、情報記録領域としての磁
気ストライプ102Aが設けられており、この磁気スト
ライプ102Aに、前記共通カードの場合と同様に、カ
ードNO.,発行店コード,発行年月日,セキュリティ
コードが記録されている。さらに、磁気ストライプ10
2Aには、遊技者が遊技機による遊技の結果獲得した有
価価値である持玉数データ(持点)と、この持点カード
102を遊技あるいは景品交換に使用可能な有効期限と
が記録されている。
【0041】図5は、持点カードのカードリーダライタ
100を制御するための制御回路を示すブロック図であ
る。
【0042】制御回路は、制御中枢としてのマイクロコ
ンピュータ138を含む。マイクロコンピュータ138
は、以下に述べるようなカードリーダライタ100の動
作を制御する機能を有する。マイクロコンピュータ13
8は、たとえば数チップのLSIで構成されており、そ
の中には、制御動作を所定の手順で実行することのでき
るCPU151とCPU151の動作プログラムを格納
するROM152と、必要なデータの書込読出ができる
RAM153とが含まれている。さらに、CPU151
と外部回路との信号の整合性をとるためのI/Oポート
154と、電源投入時にCPU151にリセットパルス
を与えるパワーオンリセット回路155と、CPU15
1にクロック信号を与えるクロック発生回路156と、
クロック発生回路156からのクロック信号を分周して
リセットパルスを定期的にCPUに与えるパルス分周回
路(リセットパルス発生回路)157と、CPU151
からのアドレスデータをデコードするアドレスデコード
回路158とを含む。
【0043】CPU51はパルス分周回路157から定
期的に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチ
ンの動作を実行することが可能となる。また、アドレス
デコード回路158はCPU151からのアドレスデー
タをデコードし、ROM152,RAM153,I/O
ポート154にそれぞれチップセレクト信号を与える。
【0044】この実施例では、ROM152は、その内
容の書換、すなわち、必要が生じた場合にはその中に格
納されたCPU151のためのプログラムを変更するこ
とができるように、プログラマブルROM152が用い
られている。そして、CPU151は、ROM152内
に格納されたプログラムに従って、かつ、以下に述べる
各制御信号の入力に応答して、前述した搬送モータ11
0,115等に対して制御信号を与える。
【0045】マイクロコンピュータ138には、第1な
いし第4のカード検出器103(SW1)〜106(S
W4)からの検出信号がカード検出回路159を介して
与えられる。データ読取器107からの読取データ信号
がデータ読取書込回路162を介してマイクロコンピュ
ータ138に与えられる。遊技者の遊技終了ボタン28
(図1参照)の押圧操作により、終了操作検出器28A
がON操作され、その信号が操作検出回路163を介し
てマイクロコンピュータ138に与えられる。遊技者の
遊技中断ボタン30(図1参照)の押圧操作により、中
断操作検出器30AがON操作され、その信号が操作検
出回路163を介してマイクロコンピュータ138に与
えられる。発射玉検出器64からの発射玉検出信号が検
出回路164を介してマイクロコンピュータ138に与
えられる。入賞玉検出器73からの検出信号が検出回路
164を介してマイクロコンピュータ138に与えられ
る。また、アウト玉検出器75からの検出信号が検出回
路164を介してマイクロコンピュータ138に与えら
れる。
【0046】次に、マイクロコンピュータは以下の機器
に制御信号を与える。まず、モータ回路160を介して
第1,第2の搬送モータ110(M1),115(M
2)に搬送用モータ駆動制御信号を与える。ソレノイド
回路161を介して第1,第2のソレノイド124(S
OL1),128(SOL2)にソレノイド駆動用制御
信号を与える。また、データ読取書込回路162を介し
て、データ書込器108にデータ書込用信号を与えると
ともに、データ消去器109にデータ消去のための制御
信号を与える。次にモータ回路165を介して打球モー
タ62に打球モータ駆動用制御信号を与える。ランプ回
路166を介して、遊技可表示器29(L1)および遊
技中断表示器31(L2)、さらには持玉量表示器53
にそれぞれ表示制御信号を与える。LCD回路167を
介してエラー原因表示器32に表示制御信号を与える。
LED回路168を介して、持玉数データ表示器52
A,52Bにそれぞれ表示制御信号を与える。
【0047】マイクロコンピュータ138は、データ入
力回路169,データ出力回路170を介して遊技用カ
ード処理装置2(図1参照)に接続されており、遊技用
カード処理装置2から遊技用カードに記録されている有
価価値(残高)が更新された残高更新信号がデータ入力
回路169を介してマイクロコンピュータ138に入力
される。一方、マイクロコンピュータ138からデータ
出力回路170を介して、遊技が終了した旨の遊技終了
信号,打止に至った旨の打止信号,遊技が中断された遊
技中断信号およびその中断が解除された中断解除信号,
打止が開放された旨の打止開放信号が遊技用カード処理
装置2に与えられる。マイクロコンピュータ138は、
データ入力回路171とデータ出力回路172とを介し
てホール用管理コンピュータ8(図1参照)に接続され
ており、ホール用管理コンピュータ8からデータ入力回
路171を介して、打止開放信号,中断解除信号がマイ
クロコンピュータ138に与えられる。なお、この中断
解除信号は、中断中の持点カードがそのまま景品交換さ
れた場合にマイクロコンピュータ138に与えられる信
号であり、中断中の持点カードがそのまま景品交換され
ればその持点カードを中断中の遊技機に使用してゲーム
を再開することがなくなるために、中断されている遊技
機の中断状態を解除する必要があり、ホール用管理コン
ピュータ8からマイクロコンピュータ138に中断解除
信号を与えて中断状態を解除するのである。また、マイ
クロコンピュータ138からデータ出力回路172を介
して、遊技が打止に至った旨を表わす打止信号と遊技が
中断している旨を表わす遊技中断信号がホール用管理コ
ンピュータ8に与えられる。なお、遊技機が打止に至っ
た判定をホール用管理コンピュータ8の方で行なっても
よく、その場合には打止信号をわざわざマイクロコンピ
ュータ138からホール用管理コンピュータ8側に送信
する必要はなくなる。前記構成の各回路には、電源回路
173から所定の直流電流が供給される。
【0048】図6は、遊技用カード処理装置2を制御す
るためのカード処理装置用マイクロコンピュータおよび
その周辺機器の制御回路を示すブロック図である。この
カード処理装置用マイクロコンピュータの構成は、図5
に示したマイクロコンピュータ138の構成と同じであ
るために、ここでは説明の繰返しを省略する。
【0049】カード処理装置制御用マイクロコンピュー
タ200には、以下のような信号が入力される。まず、
引落ボタン6(図1参照)が押圧操作されれば、その操
作が引落操作検出器6Aにより検出され、その検出信号
が検出回路209からカード処理装置制御用マイクロコ
ンピュータ200に入力される。返却ボタン11(図1
参照)が押圧操作されればその操作が返却操作検出器1
1Aにより検出され、その検出信号が検出回路209か
らカード処理装置制御用マイクロコンピュータ200に
入力される。引落ボタン6の操作による引落額を設定す
るための引落額設定スイッチ219(図1には図示せ
ず)の設定額情報(たとえば100円〜500円までの
5段階のうちのいずれか)が検出回路209からカード
処理装置制御用マイクロコンピュータ200に入力され
る。端数表示ボタン12(図1参照)が押圧操作されれ
ばその操作が端数表示スイッチ12Aにより検出され、
その検出信号が検出回路209からカード処理装置制御
用マイクロコンピュータ200に入力される。強制排出
スイッチ16が操作されればその操作信号が検出回路2
09からカード処理装置制御用マイクロコンピュータ2
00に入力される。カード挿入・排出口3に共通カード
250が挿入されれば、その挿入された共通カード25
0が適正なカードであるか否かの判定がなされ、適正な
カードである場合にはカードリーダライタ制御部220
からカード受付信号がデータ入力回路212を介してカ
ード処理装置制御用マイクロコンピュータ200に入力
される。さらに、挿入された共通カードが適正なカード
でなかった場合にはカードリーダライタ制御部220か
らカード異常信号がデータ入力回路212を介してカー
ド処理装置制御用マイクロコンピュータ200に入力さ
れる。さらに適正な共通カードであった場合には、その
共通カードに記録されている記録情報がカードリーダラ
イタ制御部220で読取られてその情報がデータ入力回
路212を介してカード処理装置制御用マイクロコンピ
ュータ200に入力される。パチンコ遊技機10の遊技
制御を行なう遊技機制御用マイクロコンピュータ138
から、遊技機が正常に動作しているか否かを判別するた
めの遊技動作信号がデータ入力回路214を介してカー
ド処理装置制御用マイクロコンピュータ200に入力さ
れる。マイクロコンピュータ138から後述するカード
の返却条件が成立した旨の返却条件信号が遊技機制御用
マイクロコンピュータ138に出力され、その返却条件
信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ138からカ
ード処理装置制御用マイクロコンピュータ200に入力
される。カード処理装置制御用マイクロコンピュータ2
00は、以下の制御信号を出力する。カード処理装置制
御用マイクロコンピュータ200は、ランプ回路210
を介して、使用可表示器4,カード挿入表示器13,引
落可表示器14,タイムオーバー表示器15にそれぞれ
表示器制御用信号を出力する。カード処理装置制御用マ
イクロコンピュータ200は、LED回路211を介し
て、カード残高表示器5に挿入されている共通カード2
50のカード残額を表示するための信号を出力する。カ
ード処理装置制御用マイクロコンピュータ200は、デ
ータ出力回路213を介してカードリーダライタ制御部
220に、現在の残高信号を出力して挿入されている共
通カード250の残額を現在の残高に更新してカード排
出させるためのカード書込排出指令信号を出力する。遊
技機制御用マイクロコンピュータ138に、データ出力
回路215を介して、引落操作に伴なうカード残高更新
信号を出力する。
【0050】カード処理装置制御用マイクロコンピュー
タ200は、データ出力回路216を介してホール用管
理コンピュータ8に、共通カードのカード残額が所定の
単位額(たとえば100円)分遊技に使用される毎に単
位額売上信号が出力される。また、カード処理装置制御
用マイクロコンピュータ200は、データ出力回路11
7を介してカード処理機用ターミナルボックス221
に、前記単位額売上信号が出力される。
【0051】図6に示した制御回路には、電源回路21
8から所定の直流電流が供給される。
【0052】図7ないし図10は、図5に示した制御回
路の動作を説明するためのフローチャートである。
【0053】まず、図7において、ステップS(以下単
にSという)1により第1のカード検出器SW1がON
になったか否かの判断が行なわれる。遊技者が持点カー
ド102をカード挿入・排出口27に挿入していない場
合にはS1によりNOの判断がなされ、カード検出器S
W1がONになるまで待機する。そして、遊技者が持点
カード102をカード挿入・排出口27に挿入すれば、
S2に進み、第1の搬送モータM1を正転させて持点カ
ードを図3に示す左方向(カード取込み方向)に搬送さ
せ、S3により持点カードに記録されているデータをデ
ータ読取器107(図3参照)により読取らせS4に進
み、第2のカード検出器SW2がONになったか否かの
判断が行なわれ、未だにONになっていないすなわち持
点カードが第2のカード検出器104(SW2)で検出
される位置(図3参照)にまで搬送されていない場合に
はS2に戻り、S2およびS3の処理が続行される。そ
して、持点カードが第2のカード検出器104(SW
2)で検出される位置にまで搬送されてきた場合にはS
4によりYESの判断がなされてS5に進み、第1の搬
送モータM1が停止されて、これにより持点カード10
2が第2のカード検出器104(SW2)の位置で一旦
停止される(図3参照)。
【0054】次に、S6に進み、S3により読取った読
取データが、この遊技場で使用できるカードのデータで
あるか否かまたは偽造カードでないか否かあるいはカー
ドの使用期限が切れていないか否か等の判断がなされ、
そして適正なものであると判断されなかった場合にはS
11に進み、第1の搬送モータM1を逆転させて持点カ
ードをカード排出方向に搬送させ、S12により第1の
カード検出器SW1がONからOFFに切換わったか否
かの判断がなされ、切換わるまでS11によるカードの
排出処理が続行される。そして、持点カードが排出され
てきて第1のカード検出器SW1がONからOFFに切
換わった段階でS13に進み、第1の搬送モータM1が
停止され、持点カードの排出が終了してS14により、
不適正原因をエラー原因表示器32により表示してS1
に戻る。
【0055】一方、S6により読取データが適正なデー
タであると判断された場合にはS7に進み、遊技機が遊
技中断中であるか否かの判断が行なわれ、遊技中断中で
ない場合にはS9に進む。S9では、S3による読取デ
ータの中に中断データが含まれているか否かの判断がな
される。持点カードを挿入して遊技を行なわんとする遊
技機が中断中でないにもかかわらず、他の遊技機におい
て遊技中断ボタン30を押圧操作したことにより遊技者
に排出された持点カードを挿入して遊技を行なわんとし
た場合には、S9によりYESの判断がなされてS11
以下の持点カードの排出処理が行なわれ不適正原因が表
示されて遊技を行なうことができない状態となる。
【0056】一方、遊技者が遊技中断ボタン30を押圧
操作して遊技中断中となっている場合には、S7により
YESの判断がなされてS8に進み、タイマが終了した
か否かの判断が行なわれる。このタイマは、遊技者が遊
技中断ボタン30を押圧操作した段階で計時を開始し、
たとえば30分程度の所定時間を計時した段階でタイム
アップするものであり、中断許容時間を計時するもので
ある。そして、タイマがタイムアップしている場合にS
10に進む。つまり、タイマによる所定期間(たとえば
30分間)の計時が終了すれば、遊技機が自動的に中断
状態から解除され、前述と同様に中断データを含む持点
カードが挿入された場合にはその持点カードが排出され
てその持点カードによる遊技が行なえない状態となる。
【0057】タイマが終了していない場合にはS19に
進み、S3により読取った読取データに含まれている中
断データがこの遊技機の中断データに相当するものであ
るか否かの判断が行なわれる。中断データは、どの遊技
機により中断されたデータであるかを特定可能なデータ
であり、挿入された持点カードが他の遊技機を中断させ
ていることにより排出されてきたカードである場合また
は中断データが含まれていない場合にはS19によりN
Oの判断がなされてS11に進み、持点カードの排出制
御が行なわれてその持点カードによる遊技が禁止され
る。一方、中断データが適正に合致するデータであると
判断された場合にはS20に進み、第1,第2のカード
搬送モータM1,M2を正転させ、S21により第3の
カード検出器SW3がOFFからONに切換わるまでそ
のカード搬送モータの正転が続行される。そして、持点
カードが第3のカード検出器SW3により検出される位
置まで搬送されてきたときにS22に進み、第1,第2
のカード搬送モータM1,M2を停止させてカードの搬
送を停止させ、S23により遊技中断解除を行ない、S
24により、遊技中断表示器31を消灯させてS25に
進む。
【0058】一方、中断状態でない遊技機に対し持点カ
ードが挿入され、その持点カードに中断データが含まれ
ていない場合にはS10に進み、その挿入された持点カ
ードの持玉数が「0」である否かの判断が行なわれ、遊
技に使用せんとする持玉数が全く存在しない場合にはS
11に進み、挿入カードの排出制御が行なわれる。一
方、挿入された持点カードに持玉数が残っている場合に
はS15に進み、第1,第2のカード搬送モータM1,
M2を正転させてカードを取込み、第3のカード検出ス
イッチSW3がOFFからONになるまでその持点カー
ドを取込方向に搬送する。そして、第3のカード検出器
SW3がOFFからONになった段階で第1,第2のカ
ード搬送モータM1,M2を停止してカードの取込を終
了させ、その挿入された持点カードに記録されている持
玉数を持玉数データに加算してS25に進む。このよう
に、S8によりタイマが終了した後々においてはいくら
持玉数が残っていてもその持点カードを使用して遊技を
再開することはできず、その持点は景品交換せざるを得
ない。なお、S8によりタイマが終了した後においても
S19によりYESと判断された場合にのみその持点カ
ードを使用しての遊技の再開を許すようにしてもよい。
【0059】図8のS25では、打球モータの電源がO
Nに制御されてパチンコ玉の弾発発射が可能な状態とな
り、S26に進みランプL1が点灯されて遊技可表示器
29(図1参照)により遊技が可能な状態である旨の表
示が行なわれる。次にS27に進み、発射玉があったか
否かの判断がなされ、ない場合にはS28に進み、入賞
玉があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS29
に進み、アウト玉があったか否かの判断がなされ、ない
場合にS30に進み、残高更新があったか否かの判断が
なされ、ない場合にはS37に進み、持玉数を持玉数デ
ータ表示器52A,52Bにより表示するとともに持玉
量を持玉量表示器53により表示する制御が行なわれ
る。
【0060】一方、パチンコ玉が発射されて発射玉検出
器64によりその発射玉が検出されればS27によりY
ESの判断がなされてS31に進み、持玉数データを
「1」減算するとともにS32により発射玉カウンタを
「1」加算する処理がなされてS37に進む。
【0061】そして遊技領域に打込まれたパチンコ玉が
入賞すれば入賞玉検出器73がONとなりS28により
YESの判断がなされてS33に進み、持玉数データに
n加算する処理が行なわれる。このnはパチンコ玉の入
賞に伴って付与される賞品玉数に相当する数であり、た
とえば13等の予め定められている数である。次にS3
4に進み、入賞玉カウンタを「1」加算する処理がなさ
れ、S35に進み、打込玉カウンタを「1」加算する処
理がなされてS37に進む。なお、持玉数データに対す
る加算条件としては、パチンコ玉の入賞に代えてまたは
それに加えて、たとえば特定遊技状態の成立を選んでも
よく、特定遊技状態になったことに基づいて所定数を加
算するように制御してもよい。また、S34およびS3
5における入賞玉カウンタと打込玉カウンタとのカウン
ト値は後述するS39により打止が成立したか否かの判
断に用いられる。
【0062】次に、遊技領域に打込まれたパチンコ玉が
アウト口に落入すれば、アウト玉検出器75により検出
されてS29によりYESの判断がなされてS35に進
み、打込玉カウンタに「1」加算する処理がなされてS
37に進む。つまり、S35による打込玉カウンタを
「1」加算する処理は、入賞玉検出器73がONになっ
た場合とアウト玉検出器75がONになった場合との両
方の場合になされるのであり、これにより、入賞玉とア
ウト玉とを寄せ集めた打込玉の個数が打込玉カウンタに
より計数される。なお、本実施例のように入賞玉とアウ
ト玉の和をカウントすることに代えて、たとえば図2に
示す入賞玉・アウト玉合流樋76に打込玉検出器を設
け、その打込玉検出器がONされる毎に打込玉カウンタ
を「1」加算するように制御してもよい。次に、遊技者
が引落し選択ボタン6(図1参照)を選択操作すれば、
S30によりYESの判断がなされてS36に進み、遊
技機用カード処理装置2に挿入された遊技用カードに記
録されている残高から選択された引落し金額が減算され
てその引落し金額に対応する持玉数pが持玉数データと
して加算され、その後S37に進む。
【0063】次に、S38により、持玉数データが
「0」になったか否かの判断が行なわれ、「0」になっ
ている場合にS44に進み、打球モータの電源をOFF
にして遊技が続行できないようにするとともに、ランプ
L1を消灯して遊技可表示器29を消灯し、S46によ
り、発射玉数と打込玉数とが一致する状態になったか否
かの判断が行なわれ、一致しない段階ではS28に進む
が、一致した段階でS1に戻る。つまり、遊技に使用さ
れる遊技者所有の有価価値の一例の持玉数データがなく
なれば、それ以上遊技を続行することができないため
に、S44により打球モータをOFFにして遊技の続行
を禁止しているのである。また、打球モータの電源をO
FFにしてパチンコ玉を遊技領域に打込めない状態にし
たとしても、遊技領域42内に残留している残留玉が存
在するために、即座に発射玉数と打込玉数とが等しくは
ならないのであり、その遊技領域42内のすべての残留
玉がアウト口49から回収されてアウト玉検出器75に
より検出された段階でS46によりYESの判断がなさ
れてS1に戻るのである。
【0064】一方、遊技領域42内の残留玉が入賞した
場合には、S28によりYESの判断がなされてS33
による持玉数データに対するnの加算処理が行なわれる
ために、以降S38によりNOの判断がなされて打玉に
達していないことを条件として再び打球モータの電源が
ONに制御されて遊技を開始可能な状態となる。さら
に、遊技領域42内に残留玉が存在しているうちに引落
し額選択ボタン6が選択操作された場合も同様に、S3
6により持玉数データに対しpの加算処理が行なわれる
ために、S38によりNOの判断がなされて打止に達し
ていないことを条件として遊技を続行可能な状態とな
る。このように構成したために、遊技領域42内に残留
する残留玉が入賞したにもかかわらず打球モータの電源
がONにならず遊技を続行することができないという状
態を回避でき、遊技者に不満を与える不都合が防止でき
る。
【0065】次に、(入賞玉カウンタの値×n−打込玉
カウンタの値)がm以上となり打止が成立したか否かの
判断がS39により行なわれる。そして、打止が成立し
ていない場合にS40に進み、終了処理中であるか否か
の判断が行なわれ、終了処理中でない場合にS41に進
み、中断処理中であるか否かの判断が行なわれ、中断処
理中でない場合にはS42に進み、終了操作が行なわれ
たか否かの判断が行なわれ、行なわれていない場合には
S43に進み、中断操作が行なわれたか否かの判断が行
なわれ、行なわれていない場合にはS25に戻る。そし
てS39により打止に達したと判断された場合にはS4
7に進み、打球モータの電源をOFFにして遊技不能状
態にするとともに、S48により、ランプL1を消灯し
て遊技可表示器29を消灯し、S49により、発射玉数
と打込玉数とが等しくなったか否かの判断が行なわれ、
等しくなっていない段階ではS28に進み、等しくなっ
た段階でS55に進む。このS49は、前記S46と同
様の趣旨のものであり、一旦遊技不能状態に制御しなが
らも遊技領域42内に残存する残留玉の入賞に伴う有価
価値の付与を行なわんとするためのものである。次に、
遊技者が遊技終了ボタン28を押圧操作して終了操作検
出器28AがONになればS42によりYESの判断が
なされてS53により終了処理中のフラグがセットされ
る。その結果、S40によりYESの判断がなされてS
47に進み、終了処理の制御が行なわれる。次に、遊技
者が遊技中断ボタン30を押圧操作すれば、中断操作検
出器30AがONになり、S43によりYESの判断が
なされてS54に進み、中断処理中のフラグがセットさ
れる。その結果、S41によりYESの判断がなされて
S50に進み、打球モータの電源がOFFに制御されて
遊技不能状態となり、S51によりランプL1が消灯さ
れて遊技可表示器29が消灯され、S46やS49と同
様の趣旨でS52による発射玉数と打込玉数とが等しい
か否かの判断が行なわれ、等しくない段階ではS28に
進み、等しくなった段階でS68に進む。
【0066】次に、打止が成立した場合あるいは遊技終
了ボタンが押圧操作された場合に行なわれる記録媒体の
排出制御を図9(A)に基づいて説明する。
【0067】まずS55Aにより、返却条件信号が遊技
機制御用マイクロコンピュータ138に出力され、その
返却条件信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ13
8からカード処理装置制御用マイクロコンピュータ20
0に入力される。次にS55Bにより、第3のカード検
出器SW3がONになっているか否かの判断がなされ、
カードが第3のカード検出器SW3によって検出される
所定位置に留保されていればYESの判断がなされてS
63に進む。また、カードが前記所定位置に保留されて
いない場合にはS55によりNOの判断がなされてS5
6に進み、第1のカード排出用ソレノイドSOL1をO
Nに制御するとともに、S57により第2のカード排出
用ソレノイドSOL2をONに制御し、S58に進み、
第3のカード検出器SW3がONになったか否かの判断
がなされ、ONになるまで前記S56およびS57の制
御が続行される。つまり、S56により第1のカード排
出用ソレノイドSOL1がON制御されれば図3に示す
底板122が降下され、S57による第2のカード排出
用ソレノイドSOL2がON制御されることにより、図
3に示すカード押出レバー132が図示右方向に移動さ
れてカードストッカー120内のカード102が搬送ベ
ルト118上に押出される。そして第3のカード検出器
SW3がONになった時点でカードストッカー内のカー
ドの排出が完了されるために、S59に進み、第2のカ
ード排出用ソレノイドSOL2をOFF制御し、S60
により第1,第2の搬送モータM1,M2を逆転させて
カードを図3における図示右方向に搬送させる。そして
S61により第3のカード検出器SW3がONからOF
Fに切換わったか否かの判断がなされ、OFFに切換わ
るまで前記S60の制御が続行される。この状態で、カ
ードが図3における図示右方向に搬送されて第3のカー
ド検出器SW3によって検出できない位置にまで移動す
るとS62に進み、第1のカード排出用ソレノイドSO
L1をOFFに制御する。
【0068】次に、S63に進み、第1,第2の搬送モ
ータM1,M2を逆転させてカードを図3における図示
右方向に搬送し、データ消去器109で従前の記録デー
タを消去するとともにデータ書込器108(図3参照)
により遊技者が獲得した持玉数データを書込み、S65
に進む。そしてS65により、第1のカード検出器SW
1がONからOFFになるまで前記S63およびS64
の制御が続行され、OFFになったと判断された場合に
はS66に進み、第1,第2の搬送モータM1,M2を
停止制御させる。そして、前記第1のカード検出器SW
1が検出できない位置にまでカードが搬送されている状
態でカードの一部がカード挿入・返却口27(図3参
照)から外方に一部突出した状態となるために、遊技者
はその持点カードをカード挿入・返却口27から引き抜
くことが可能となる。次にS67に進み、打止が成立し
ているか否かの判断がなされ、打止が成立している場合
には制御が終了するが成立していない場合にはNOの判
断がなされて再び前記S1に戻る。なお、S67により
NOの判断がなされる場合には、前記終了処理中のフラ
グがクリアされる。
【0069】次に、遊技者によって遊技中断ボタンが押
圧操作されている場合に行なわれる持点カードの排出制
御を、図9(B)に基づいて説明する。
【0070】遊技中断操作がなされた場合には、S55
Aのような返却条件信号の出力は行なわれない。S68
〜S75は、図9(B)のS55B〜S62と全く同様
であるため説明を省略する。次にS76に進み、第1,
第2の搬送モータM1,M2を逆転させてカードを図3
における図示右方向に搬送させ、S77によりカードに
持玉数と中断データを書込む制御がなされる。この時点
で遊技機に記憶されている持玉数データは消去される。
このカードに持玉数と中断データを書込む制御は、具体
的には、データ消去器109によって従前の記録データ
を消去するとともに持玉数と遊技機を特定できるデータ
をデータ書込器108(図3参照)によってカードに書
込むことにより行なわれる。次にS78に進み、第1の
カード検出器SW1がONからOFFに切換わったか否
かの判断がなされ、OFFに切換わるまで前記S76お
よびS77の制御が続行される。そして、第1のカード
検出器SW1がONからOFFに切換わり、磁気カード
が第1のカード検出器によっては検出できない位置にま
で搬送された状態で、その磁気カード102がカード挿
入・排出口27から一部外方に突出した状態となり(図
3参照)、その状態で遊技者がカード挿入・排出口27
から持点カード102を引き抜くことが可能となる。そ
してS79に進み、第1,第2の搬送モータM1,M2
を停止制御させ、S80により中断許容時間を計時する
タイマ(S8参照)をセットし、S81によりランプL
2を点灯させて遊技中断表示器31により遊技中断状態
である旨の表示を行なう。そしてS1に再び戻る。持点
カード102には、遊技機を特定するための情報ばかり
でなく中断時点における持玉数データや大当り制御中で
あるか否か等の遊技状態に関する情報を記録させてもよ
く、この持点カード102を遊技機に返還した場合に行
なわれる中断の解除に際し、中断時点の遊技状態に復帰
させるよう制御してもよい。また、遊技機にも持玉数デ
ータを記憶させるようにし、持点カード102の持玉数
データと遊技機の持玉数データとの一致を中断解除の条
件の一つとするようにしてもよい。
【0071】図10は、共通カード(遊技用カード)2
50のカードリーダライタ100Aの制御動作を説明す
るためのフローチャートである。このカードリーダライ
タ100Aも、前述したように、持点カードのカードリ
ーダライタ100(図3参照)と同様の構成を有し、か
つ、図4に示した制御回路と同様の制御回路を有する。
【0072】まずS82により、第1のカード検出スイ
ッチSW1がONになったか否かの判断がなされ、ON
になるまで待機する。そして、遊技者が遊技用カードを
カード挿入・排出口3に挿入することにより、第1のカ
ード検出スイッチSW1がONになりS83に進み、第
1の搬送モータM1が正転してカードが取込方向に搬送
される。次にS84により、データ読取器107による
カードの記録データの読取が行なわれ、S85に進み、
第2のカード検出スイッチSW2がONになるまで前記
S83,S84の処理が続行される。そして、カードが
取込方向に搬送されてきて第2のカード検出器SW2が
ONになった段階でS86により第1の搬送モータM1
が停止制御されてカードの取込搬送が停止される。次に
S87に進み、S84により読取った読取データが、こ
の遊技場で使用できるカードであるか否かまたは偽造カ
ードでないか否かあるいはカードの使用期限が切れてい
ないか否か等の判断が行なわれ、適正なカードでないと
判断された場合にはS91に進む。S91では、第1の
搬送モータM1を逆転させてカードを排出方向に搬送
し、S92により第1のカード検出スイッチSW1がO
NからOFFに切換わるまでこのカードの排出制御が行
なわれる。そして、第1のカード検出スイッチSW1が
ONからOFFに切換わった段階でS93により第1の
搬送モータM1が停止されてる。そして、S94に進
み、カード異常信号と異常原因を示す信号とをカード処
理装置制御用マイクロコンピュータ200に出力しS8
2に戻る。
【0073】一方、S84により読取ったデータが適正
な場合にS88に進み、遊技中断中であるか否かの判断
が行なわれ、遊技中断中である場合にはS89に進み、
タイマ(S80参照)が終了したか否かの判断が行なわ
れ、未だに終了していない場合にはS91に進み、挿入
カードの排出処理が行なわれる。つまり、遊技が中断中
でありかつ中断を解除するための所定期間が経過してい
ない段階においては、いくら遊技者が遊技用カードをカ
ード挿入・排出口3に挿入したとしても、その挿入カー
ドが排出されて遊技用カードによる遊技を行なうことが
できないのである。
【0074】遊技中断中でない場合または遊技中断中で
あったとしてもタイマが終了している場合には、S90
に進み、カード挿入・排出口3に挿入された遊技用カー
ドに記録されている残額が「0」であるか否かの判断が
行なわれ、挿入カードに全く残額が残っていない場合に
はS91に進み、挿入カードの排出制御が行なわれる。
挿入カードに残額が残っている場合にはS94に進み、
第1,第2の搬送モータM1,M2を正転させて挿入カ
ードを取込方向に搬送し、S95により、第3のカード
検出スイッチSW3がOFFからONに切換わるまでカ
ードの取込方向への搬送を続行する。そして、第3のカ
ード検出スイッチSW3がOFFからONに切換わった
段階でS96によりYESの判断がなされて、S97に
より、第1,第2の搬送モータM1,M2を停止させて
カードの取込方向への搬送を終了させ、S98により、
カード受付信号をカード処理装置制御用マイクロコンピ
ュータ200に出力する。
【0075】なお、挿入された共通カード(遊技用カー
ド)250の残額が「0」になった場合には遊技者側に
排出する代わりに機内に取込んでもよい。
【0076】次に、図10(B)のタイムオーバーチェ
ック処理の割込プログラムのフローチャートを説明す
る。この割込プログラムはたとえば2msec毎に1回
実行される。S137により、遊技中断中か否かの判断
がなされ、中断中でなければ割込プログラムがそのまま
終了する。一方、中断中である場合には、S138に進
み、所定時間(たとえば15分〜30分程度の時間)を
計時するタイマが終了したか否かの判断がなされ、終了
していなければS139によるタイマ減算処理がなさ
れ、終了した場合には、S140に進み、タイムオーバ
ーをタイムオーバー表示器15により表示する。
【0077】図11,図12は、図6に示した制御回路
の動作を示すためのフローチャートである。S99によ
り、引落額の設定を読込む処理がなされる。引落額は、
遊技場の係員のみが操作可能な位置に設けられた引落額
設定スイッチ219により入力設定された額であり、引
落ボタン6が押圧操作されたときにその設定された引落
額だけの金額がカード残額から引落されて遊技使用に供
される。この引落額は引落額設定スイッチ219により
予め入力設定され、その設定額の読込がS99によりな
される。次にS100に進み、使用可表示器を点灯する
制御がなされ、S101に進み、カードリーダライタ制
御部からカード受付信号の入力があったか否かの判断が
なされる。入力がない場合にはS102に進み、カード
リーダライタ制御部からカード異常信号の入力があった
か否かの判断がなされる。ない場合にはS101に戻
る。そして、不適正な共通カードがカード挿入・排出口
3から挿入されれば、前述したように、カードリーダラ
イタ制御部からカード異常信号が送られてくるのであ
り、その場合にS102によりYESの判断がなされて
S102に進み、カード異常原因をカード残高表示器5
にコード表示する処理がなされ、S104により、使用
可表示器4を点滅する処理がなされてS101に戻る。
一方、カード挿入・排出口3に適正な共通カードが挿入
された場合には、前述したように、カードリーダライタ
制御部からカード受付信号が送られてくるのであり、そ
の場合にはS105に進み、カード挿入表示器13を点
灯する処理がなされる。
【0078】次にS106に進み、引落可表示器14を
点灯する処理がなされ、S107Aに進み、遊技中断中
であるか否かの判断がなされ、中断中でない場合にはS
107Cに進み、引落操作信号の入力があったか否かの
判断がなされる。ない場合にはS108に進み、返却操
作信号の入力があったか否かの判断がなされ、ない場合
にはS109に進み、返却条件信号の入力があったか否
かの判断がなされ、ない場合にはS107Aに戻る。こ
のループの巡回途中で、遊技機が中断中になればS10
7Bに進み、強制排出操作信号が入力されたか否かの判
断がなされ、強制排出スイッチ16が操作されればS1
24に進み、以降の共通カード排出動作に移行する。遊
技中断中においては、強制排出スイッチ16の操作によ
ってのみ共通カードが返却され、引落操作、返却操作、
あるいは精算操作による返却条件の各信号はすべて無効
となる。なお、前記S80でセットされたタイマが終了
するまでは、強制排出スイッチ16を操作しても共通カ
ードを排出しないようにしてもよい。遊技者が引落ボタ
ン6を押圧操作すれば、引落操作検出器6Aから引落操
作信号が入力されるのであり、その場合にはS110に
進み、現在残高が設定額以上であるか否かの判断がなさ
れる。この現在残高は、現時点において遊技に使用可能
な残額のことであり、現在残高がS99により読込まれ
た設定額以上の場合には、S111に進み、引落額にそ
の設定額をセットする処理がなされる。一方、現在残高
が設定額未満の場合には、その設定額を引落額にするわ
けにはいかないために、S112に進み、引落額に現在
残高をセットする処理がなされる。次にS113に進
み、引落可表示器を点灯し、S114に進み、引落禁止
フラグがセットされているか否かの判断がなされる。こ
の引落禁止フラグからは、遊技機制御用マイクロコンピ
ュータが動作中でない場合や、中断操作に基づいて遊技
機が中断中である場合に、後述するS136によりセッ
トされる。引落禁止フラグがセットされている場合には
S115に進み、前記S111またはS112によりセ
ットされた引落額がクリアされた後S107に進む。一
方、引落禁止フラグがセットされていない場合にはS1
16に進み、現在残高から単位額(たとえば100円)
減額するとともに、引落額から単位額減額する処理がな
される。次にS117に進み、残高更新信号をカードリ
ーダライタ制御部220に出力し、S118により、カ
ード処理器用ターミナルボックス221に単位額売上信
号を出力するとともに、S119により、ホール用管理
コンピュータ8に単位額売上信号を出力する。続いてS
120に進み、次の引落までの待ち時間であるインター
バル時間(たとえば0.5秒)を経過させた後S121
に進み、引落額が「0」になっているか否かの判断がな
され、なっていない場合にはS114に戻る。引落額の
設定額がたとえば500円とし、単位額がたとえば10
0円の場合には、引落額(500円)が0になるまでに
S114,S116〜S121が5回実行されることに
なる。一方、引落禁止フラグがセットされている場合に
はS115に進み、引落額がクリアされた後S107に
戻る。
【0079】引落額が0になった段階でS122に進
み、現在残高が「0」であるか否かの判断がなされ、現
在残高が0でない場合にはS123に進み、引落可表示
器を点灯させてS107に戻る。一方、現在残高が0の
場合にはS124に進み、カードリーダライタ制御部2
20に現在残高(この場合には0)信号とカード書込排
出指令信号とが出力され、カードリーダライタ制御部2
20は、その信号に基づいて現在残高を挿入されている
カードに書込んでそのカードを排出する。
【0080】次に、S107〜S109のループの巡回
途中で、遊技者が返却ボタン6を押圧操作すれば、返却
操作検出器6Aから返却操作信号が入力され、S108
によりYESの判断がなされ、S124に進み、カード
リーダライタ制御部に現在残高信号とカード書込排出指
令信号とが出力される。また、S107〜S109のル
ープの巡回途中で、前記S55A,S68Aに従って返
却条件信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ138
から入力されてくれば、S109によりYESの判断が
なされてS124に進み、カードリーダライタ制御部に
現在残高信号とカード書込排出指令信号とが出力され
る。
【0081】この返却条件信号は、遊技終了ボタン28
が操作されればS42,S53,S40,S49,S5
5Aの制御を経て送信されてくるのであり、遊技終了ボ
タン28の操作に基づいて共通カード250が遊技者に
返却されることになる。ゆえに、この遊技終了ボタン2
8によっても返却操作手段が構成されている。なお、返
却操作手段を、返却ボタン11のみあるいは遊技終了ボ
タン28のみで構成するようにしてもよい。また、前述
したように、遊技中断中においてはS107AでYES
の判断がなされるため、遊技終了ボタン28が操作され
て返却条件信号が入力されたとしてもS109の判断処
理が行なわれず、共通カード250が返却されることは
ない。
【0082】S124の処理の後S125に進み、カー
ド挿入表示器13が点滅されてS126により、処理確
認タイマがセットされる。この処理確認タイマは、前記
S124の出力信号に従ってカードリーダライタ100
Aが実際に共通カード250を書込排出したかどうかを
確認するための待ち時間を計時するためのものである。
そして、S127に進み、共通カードの書込み排出が完
了してカードリーダライタ制御部からカード処理完了信
号が送られてきたか否かの判断がなされる。そして、S
128により、処理確認タイマが終了したか否かの判断
がなされ、終了するまで前記S127の判断が実行され
る。そして、処理確認タイマが終了するまでS127に
よりNOの判断がされ続けた場合には、前記S124の
出力信号に従ってカードリーダライタがカードを書込排
出しなかった場合であるために、S130にて、カード
処理異常をカード残高表示器5により表示させるととも
に、使用可表示器4を点滅させ、S131に進み、異常
が復帰したか否かの判断がなされ、異常が復帰するまで
S130の処理が続行される。そして、遊技場の係員が
カードリーダライタの異常を修復して復帰させた場合に
は、S132に進み、コード表示がクリアされ、使用可
表示器4が点灯された後S124に戻る。一方、処理確
認タイマが終了するまでにカード処理完了信号が送られ
てくればS129に進み、カード挿入表示器13を消灯
させてS101に戻る。
【0083】図12は、カード処理機制御用マイクロコ
ンピュータ200が遊技機制御用マイクロコンピュータ
138の動作チェックを行なうための割込プログラムを
示すフローチャートである。まずS133により、遊技
機制御用マイクロコンピュータが動作中であるか否かの
判断がなされ、動作中である旨の信号が遊技機制御用マ
イクロコンピュータ138からカード処理装置制御用マ
イクロコンピュータ200に入力されておれば、S13
5に進み、遊技中断中であるか否かの判断がなされ、遊
技中断中でなければそのまま割込プログラムが終了す
る。一方、遊技中断ボタン30が押圧操作されて遊技機
が遊技中断中となった場合には、S135によりYES
の判断がなされてS136に進み、引落禁止フラグがセ
ットされる。遊技機制御用マイクロコンピュータ138
が動作中である旨の信号は、遊技機制御用マイクロコン
ピュータ138とカード処理機制御用マイクロコンピュ
ータ200とが電気的に接続されかつ遊技機制御用マイ
クロコンピュータ138に電源が供給されていれば入力
される。
【0084】一方、遊技機制御用マイクロコンピュータ
が動作中でないと判断された場合にはS134に進み、
使用可表示器を消灯し、S136による引落禁止フラグ
がセットされる。この処理により、持玉数データの引落
し額分の加算更新ができないにもかかわらず、引落され
てしまう不都合を防止できる。
【0085】なお、持玉数が所定数(たとえば100)
以下である場合は遊技の中断をできないように制御し、
いたずらに遊技を中断させるという悪用が防止できるよ
うに構成してもよい。また、遊技用カードや持点カード
は、磁気的に情報を記録する磁気カードに限らず、IC
カード,光ディスクメモリを利用したカード,ICメモ
リカートリッジ,CD−ROM等であってもよい。ま
た、エラー原因表示器32によるエラー原因の表示は、
エラー原因を遊技者に知らせない方が適当なものについ
ては遊技者に知らせずに、遊技機裏面等において表示さ
せるようにして遊技場の係員のみが知り得るようにして
もよい。また、S86,S87によりNOの判断がなさ
れたエラー判定を受けたカードについては、遊技者に返
却せずに遊技用カード処理機2内の所定位置に保留させ
るようにしてもよい。また、エラー判定されたカードや
ゼロカードについては、遊技用カード処理装置2内に収
容させずに遊技用カード処理装置2の裏面にベルトコン
ベア等を設けて、設置島1の端1箇所に集めるようにし
てもよい。
【0086】遊技中断時における持玉数データや中断さ
れた遊技機が特定可能な中断データあるいは遊技終了時
における持玉数データを直接持点カードに記録させる代
わりに、それら持玉数データや中断データ等を排出せん
とする持点カードのカード番号に対応させてホール用管
理コンピュータ8等に記録させ、持点カードの方はカー
ド番号のみを記録させ、排出された持点カードのカード
番号を手掛りにホール用管理コンピュータ8に記憶され
ている持玉数データや中断データを割出し、前述した制
御を行なうといういわゆるカードの背番号管理を行なっ
てもよいし、持点カードとホール用管理コンピュータの
双方に記録するようにしてもよい。また、共通カード
(遊技用カード)の場合も同様に、共通カード(遊技用
カード)に記録されている残額データをホール用管理コ
ンピュータにその共通カード(遊技用カード)のカード
番号とともに記憶させ、共通カード(遊技用カード)記
録されているカード番号を手掛かりにホール用管理コン
ピュータ8に記憶されている残額データを割出し、その
残額データを使用して遊技が行なえるように構成しても
よい。また、共通カード250のカード残額を使用して
貸玉が打球供給皿に払出されるタイプの遊技機であって
もよい。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、遊技中断操作手段によ
る中断操作に基づいて遊技が中断された場合に、記録媒
体の排出が禁止されるため、他人による記録媒体の排出
が防止でき、他人に記録媒体を盗難されることが防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技場における遊技機設置島に設置された遊技
機の一例のパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。
【図3】カードリーダライタの構成を示す構成図であ
る。
【図4】共通カードおよび持点カードの記録情報を説明
するための説明図である。
【図5】カードリーダライタの制御用回路を示すブロッ
ク図である。
【図6】カード処理装置制御用マイクロコンピュータお
よびその周辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図7】図5に示した制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】図5に示した制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
【図9】図5に示した制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
【図10】共通カードのカードリーダライタの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】図6に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図12】図6に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
10は遊技機の一例のパチンコ遊技機、30は遊技中断
操作手段の一例の遊技中断ボタン、11は返却ボタン、
31は遊技中断表示器、28は遊技終了ボタン、100
はカードリーダライタ、220はカードリーダライタ制
御部、200はカード処理装置制御用マイクロコンピュ
ータ、250は記録媒体の一例の共通カード、2は記録
媒体処理手段の一例の遊技用カード処理装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者の支払った購入代金の対価として
    の有価価値を特定可能な情報が記録されている記録媒体
    を使用して遊技が可能な遊技用装置であって、 前記記録媒体の記録情報を読取る読取手段を有するとと
    もに、該読取手段により読取った記録情報が適正である
    場合に前記記録媒体を所定位置に保持可能な記録媒体処
    理手段と、 遊技を中断して遊技動作が行なわれていない状態に操作
    するための遊技中断操作手段とを含み、 前記記録媒体処理手段は、前記遊技中断操作手段による
    中断操作に基づいて遊技が中断された場合に、前記記録
    媒体の排出を禁止することを特徴とする、遊技用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538796A (ja) * 2002-09-18 2005-12-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コンピュータ・ゲーム・システム及び動作方法
JP2011254887A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Joyco Systems Corp 遊技システム
JP2013048774A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2014004299A (ja) * 2012-06-01 2014-01-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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