JPH0719280B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JPH0719280B2
JPH0719280B2 JP7095285A JP7095285A JPH0719280B2 JP H0719280 B2 JPH0719280 B2 JP H0719280B2 JP 7095285 A JP7095285 A JP 7095285A JP 7095285 A JP7095285 A JP 7095285A JP H0719280 B2 JPH0719280 B2 JP H0719280B2
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正秋 相田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、特に、埋設されたICと磁気ストライプを備え
た複合式のカードを媒体とした現金自動取引装置に関す
る。
〔発明の背景〕
従来、一般に、現金自動取引装置には磁気ストライプを
備えた磁気カードが使用されている。一方、カードにIC
を埋設したICカードは従来の磁気ストライプを備えた磁
気カードに比べ記憶できる情報量が多く、従ってこのIC
カードを使用すればより多種類の取引を容易に行うこと
が可能となり、この種の分野においてはICカードが多く
採用される傾向にある。
しかしながら、ICカードの普及の段階においては、従来
の磁気カードも併せて使用されることとなる。従って、
これらのカードを受け入れる現金自動取引装置として
は、上記各方式のカード、および上記両方式の機能を1
枚のカードに兼ね備えた複合カードを取り扱える必要が
ある。
この場合、各方式専用のカード受入装置を備えた現金自
動取引装置を準備することが考えられるが、高価になる
と共に、設置スペースを要することになり得策ではな
い。
また、このような各種のカードを使用可能にするために
は、これに伴う防犯についても充分な考慮をすることが
必要である。
〔発明の目的〕
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、その目
的とするところは、ICカード、磁気カードおよびこれら
を兼ね備えた複合カードを使用できることは勿論、取引
の運用効率の向上が図れ、防犯性に優れた現金自動取引
装置を得ることにある。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するため本発明の特徴とするところ
は、埋設されたICと磁気ストライプを備えた複合方式の
カードを装置内部に搬送する搬送手段と、この装置内部
に位置し、前記カード上の前記磁気ストライプに対し磁
気データを読み書きする第1のヘッドと前記カードに埋
設されたICに対しデータを読み書きする第2のヘッドと
を備えたカード読書手段と、前記各手段の動作を制御す
ると共に、前記第1ヘッドと前記第2ヘッドとから共に
データが読み取られた場合には前記第2のヘッドから読
み取られたデータに基づいて取引を制御し、取引操作に
おいて少なくとも防犯に係わるデータは前記第1、第2
のヘッドを介して前記磁気ストライプと前記ICとの各々
に書き込んで、当該データを更新する制御手段とを具備
して成る現金自動取引装置にある。
さらに、本発明の好適な実施例によれば、搬送手段は、
カードを載置するトレーと、当該トレーをカード読書手
段内に搬送する搬送部とを備え、前記カード読書手段
は、前記トレー上に載置されたカードのデータを読み取
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の第1実施例について説明する。第1図は
現金自動取引装置1のブロック図で、2は入力用キーボ
ードおよび数値・操作案内表示を行うCRT等の表示器か
らなる操作表示部、3はカードを取込んでそれのデータ
を読取るカード読取部、4は取引内容や残高を印字して
伝票を発行する伝票発行部、5は取引内容に応じた紙幣
を出し入れする紙幣受払部、6はメモリ7内のプログラ
ムを含む制御部で上記各部の動作を制御する。8は自動
取引装置1を中央システム(図示せず)とオンラインで
接続する接続部である。
第2図はカード読取部3内のブロツク図である。11はカ
ード10(第3図参照)を載せるトレー、12はトレー11を
装置内に移動させる搬送手段、13はカード上の磁気デー
タを読取る第1ヘツドで具体的には磁気ヘツドである。
14はカードのICからICデータを読取る第2ヘツドで具体
的には複数本(6本)の弾性接点14aを備えた接触子で
ある。
実施例ではカード10は第3図に示すように磁気ストライ
プ10aを有するとICが埋設されており、このICの接点と
して角形接点10bを6個有する複合カードとする。
ICカード10は第4図に示すようなトレー11の段部11a
(へこみ)に嵌み込まれた状態で載置される。カードが
載置された第5図の状態でカード10とトレー11の周縁の
表面がほぼ同一面位置となるように、段部10aの深さを
カード10を厚さとほぼ同一に設定している。段部11aの
4隅にはカード10の有無を検知するセンサ(第6図〜第
9図参照)用の孔11bが設けられる。段部11aに上方から
光を照射(光源図示せず)し、孔11bの下方に配置した
光検知センサ11Cへの光が全て遮断されたときカード有
るものとする。
またはセンサとして発光・受光の両素子を備えたものを
設け、上記孔11bの下方から上向に発光素子により光を
照射し、カードの裏面からの反射光を再び孔11bを通し
て受光しても良い。トレー11の両端部には延びがなくか
つ可撓性の幅広のベルトが固定されている。
上記構成のトレー11は第6図のように自動取引装置に配
置される。ベルト12bは、少くとも2個のプーリー15に
掛け回され、トレー11が自動取引装置の本体20の操作部
である水平部分に位置する。プーリー15の一方はモータ
12aによつて減速駆動され、ベルト12bの回転に伴つてト
レー11を矢印方向に移動させる。18はトレー11が図中右
側に搬送されたときトレーの後端を矢印B方向に持上げ
てカードを出入れし易くするためのカムであり、三角形
を呈して斜面にトレーを後端を乗り上げさせる。
16・17はトレー11およびカード10の表面を押えるローラ
で、カード10の移動と共に従動回転してカードをトレー
の段部面に押えつけて平らにする。第1ヘッド13・第2
ヘッド14は第6図に示すようにそれぞれ装置匡体の外側
からみて手前側と奥側に配置される。そして両ヘツドの
間隔Lはカード上の接点10bが第2ヘツド14に対向して
いるとき、第1ヘツド13が磁気ストライプ上のデータを
読み終えている位置にあるように決められる。カードを
送る奥行きは匡体寸法の関係でできるだけ短い方が良い
ので上記両ヘツドの間隔Lもできるだけ短くするのが良
い。
なお、トレー11はその両側方の三面が断面コ字形のガイ
ド11Cによつて案内され、矢印A方向の移動時に縦方向
(矢印Bとその反対方向)と横方向(第6図で紙面に対
して直角方向)の動きが防止される。
第10図は動作をフロー図である。
第6図あるいは第7図に位置でトレー11の段部面11aに
カード10を挿てんすると4隅の孔11bがカードによつて
覆われ、各センサ11Cへの光が遮断されるため、制御部
6はカード10が所定位置にセツトされたことを検知する
(第10図でステツプ102、第6図・第7図参照)。
次に操作表示部2にて顧客に確認ボタンを押圧する旨を
案内する。このステツプは省略しても良く、ステツプ10
2にてYES(Y)の場合、直接その後のステツプ103に移
るようにしても良い。
第6図あるいは第7図においてカード10が上記のように
所定の位置にセツトされると、ステツプ103でトレー11
が装置内に引込まれる。具体的には、ステツプ102でY
となつたことに基づく制御部からの信号によつてモータ
12aが駆動され、ベルト12bを回転させる。ベルト12bの
矢印Aの左方向の回転によるトレー11は第8図の位置に
移動する。このときローラ16及び第1ヘツド13共にカー
ド10に接触し、ローラ16はカード10をトレー上に押圧し
て第1ヘツド13はカード上の磁気データを読み取る(第
10図ステツプ104)。トレー11は移動してローラ17と接
触し、さらに移動してその先端が位置センサ11dに触れ
たとき制御部からの停止信号によつて停止する(第9図
参照、第10図ステツプ105)。
第9図の位置では、第2ヘツドの接点14aとカード10上
の接点10bが対向するようにトレー11に停止位置が決め
られる。またこの位置では既に第1ヘツド13での磁気デ
ータの読取りが終了している。トレー11の停止後は駆動
機構(レール14b)に沿つて第2ヘツド14が矢印C方向
に下降され、その接点14aがカード10上の対応する接点1
0bに接触する。次にこの状態で第2ヘツド14側からテス
ト信号をICカード10側に与え、ICカード10側から第2ヘ
ツド14側へ応答信号を受けることによりICカードか否か
を制御部で判定する(ステツプ106)。
ステツプ106で判定結果がYESであれば、改めて第2ヘツ
ド側から読取信号を与えてICデータを読取り(ステツプ
107)、この読取りデータに基いて取引操作に入る(ス
テツプ108)。その後取引操作が終了すればステツプ110
で終了する。
ステツプ106の判定結果がNOであれば、ステツプ103であ
らかじめ読取られていた磁気データが採用され、このデ
ータが正常が否かが判定される(ステツプ108)。判定
結果が正常であれば(Y)ステツプ109でこの磁気デー
タに基いて取引操作がなされる。判定結果が異常であれ
ば(N)ステツプ111でカード返却動作と再開始の表示
がさなれステツプ112で終了する。
取引操作中は、トレー11が第9図の位置に保たれ、ICデ
ータで取引されているときは必要に応じてカード10内の
ICからデータが引続いて読出され、あるいは読出・書込
可能なICにあつては、取引に伴つて更新の必要なデータ
は書込みによつてIC内部データが書換えられる。
他方、取引が磁気データでなされているときは、第9図
の位置では磁気ストライプのデータの読取・書込がなさ
れず、トレー11が第7図の位置に戻るとき移動中にカー
ド上のデータの更新がなされる。
複合カードの場合、磁気カードあるいはICカードの専用
機で取引がなされたとき、一方のデータ(磁気データあ
るいはICデータ)しか更新されない。このような場合、
更新されてない方のデータを用いて次の取引を行うとそ
れ以前の経過が分らないので不都合な場合がある。例え
ば、ある取引で暗証の誤入力回数を磁気データとしての
みカードに記録された場合を考えると、次の取引時にIC
データで取引を行つて、暗証を誤入力したとき前回の誤
入力回数が積算されない可能性がある。
本実施例では、所定のステツプ(例えばS104・S106)で
複合カードと判定されているときステツプ109の取引操
作において少くとも暗証誤入力回数のような防犯上のデ
ータは磁気データ・ICデータの両方について更新するも
のとする。
なお、第10図のフロー(実線)では磁気ストライプをも
たないICカード(IC専用カード)はステツプ104の判定
でNとなつて磁気データの読取を繰返すだけでその先に
進むことができない。これの対策としては、ステツプ10
4での判定結果がNの場合に磁気データの読取回数をカ
ウントするステツプ201と、このカウント値が所定値に
達したか否かを判定するステツプ202を追加して、ステ
ツプ104のNから元に戻る実線を削除する。このフロー
の追加によつて磁気ストライプのないICカードを受入れ
たとき、ステツプ104でNO(N)と判定されても、ステ
ツプ104で所定回数磁気データ(カード上には無(1)
の読取動作を行つた後、ステツプ202からステツプ105に
移るように動作する。この後はステツプ106→S107→S10
9を経てICカードの処理がなされる。
第9図において第2ヘッド14の下降動作はレール14bに
沿つて行なわれる。具体的にはトレー11がセンサ11dの
先端に触れてその移動が停止した後、制御部6からの信
号によつて図示しない駆動装置が動作して第2ヘッド14
をレール14bに沿わせて下降させる。
第12図は第2ヘッド14のカード10への接触動作の一例を
示すフロー図である。ステツプ301でトレー11が停止し
た後、ステツプ302でカードが所定位置にあるか否か判
定する。具体的にはトレー11の前後および両側方を11d
とは別なセンサ(図示せず)によつてトレー11が定位置
にあるか否かを見る。
カードが停位置にあればステツプ303で第2ヘッド14を
下降させて、その接点14aをカード10上の接点に接触さ
せる。次いでステツプ304で両接点の接触状況をチエツ
クする。この具体的動作は接触している接点間の抵抗値
をチエツクするか、あるいは第2ヘッド14側からテスト
信号を発生してカード内のICからの応答信号をチエツク
することにより、接点の接触状況をチエツクするように
しても良い。
ステツプ304で接触OKの場合は次のステツプとして第10
図のステツプ106に移る。接触状況が悪い場合はステツ
プ306に移つて、再度試行(リトライ)したか否か判定
され、再試行されてない場合(N)はステツプ307で第
2ヘッドを上昇させ、次いでステツプ308でICの接点10b
を清掃してステツプ303に戻る。ステツプ306で再試行さ
れていればカードが返却される(S309)。ここでステツ
プ308では回転あるいは摺動するブラシや布でカード上
の接点10bを拭くようにするものとする。
第13図は第1ヘッド13(磁気ヘッド)のカード10との関
係を示したものである。ヘッド13は、カードの厚さ方向
に対して0.2〜0.4mmの沈み込みで接触するようにし、ト
レー11の搬送時に直接カードに接触させる。また同ヘツ
ド13はカード10にそりがあつても、密着性が損なわない
ように、図示のようにカードの表面に沿つてA・B方向
に移動可能に設けられる。
上記実施例では、カードがトレーに載つた状態で裏面が
支えられているため、ヘッドとカードとの接触性が良
い。すなわち、ヘッドをカードに押しつけたときカード
はトレー上に押圧された平たんになつてそれ以上変形せ
ず、またトレーによつてカードが精度良く位置決めされ
るため、各接点同志の接触圧をほぼ均等に保つた状態で
良好に接触させることができ、特に接点の接触不良が起
りにくい。トレーなしでローラでカードを搬送する場合
を考えると、カードの裏面は平板状に支えられていない
と共に、カードの位置決めが精度良く行いにくいため、
接点の接触性は低下する。
第14図はトレーの第2実施例に示す。この例ではトレー
21の段部(へこみ)21aを形成する対向2側面に側方に
向けたへこみ21cが設けられ、カードの出し入れに際し
てこのへこみ21cへ指を入れ易くしている。第14図に示
されるトレーの段部21aは、カードの厚さより深く形成
されているため、カードを装着したときその面がトレー
の周縁の面より低くなつている。トレー21の矢印で示さ
れる移動方向の対向する2周縁には、装着時のカード10
の面位置までへこませた切欠21dが設けられる。この切
欠21dには第15図に示すようにカード搬送時のカードの
そりを防止する部材としてガイド板22あるいはローラ16
・17が接触しながら通過する。又第1ヘッド13も上記ガ
イド板あるいはローラの後に続して切欠21dを接触しな
がら通過する。
第16図にトレーの第3実施例を示す。この例ではトレー
31がカード10を縦向(矢印D方向)に挿入保持したまま
装置本体20に矢印E方向に移動してカード内の情報を読
取る。同図(b)は装置本体に引込まれた状態の縦断面
図である。カード10はその磁気ストライプ10aとIC接点1
0bがトレー31から突出した状態で保持され、装置本体に
引込まれて第1ヘッド33が磁気ストライプ10aに摺動
し、第2ヘッド34が接点10bに接触する(断面図には33
・34を重ねて示してある)。この例では、カード挿入後 この例では、利点として次の事が挙げられる。
(1)カード挿入後すぐトレーを移動しても手指がいつ
しよに引込まれない。
(2)トレー部に指が入らない(より安全) (3)トレー部にシヤツタ等のカバーがいらない。
(4)挿入時、トレー内でカードのそり矯正が可能であ
る。
次に第17図にトレーの第4実施例を示す。この例では、
カード10と紙幣42がトレー41に一緒に載せる構成を示し
ているので、同図(a)でトレー41の左側にカード10
を、右側に段部42〔同図(b)参照〕に紙幣が入るよう
に構成されている。取引始めには同図(a)の状態でト
レー41を矢印の方向に装置本体に引き込ませる。装置本
体ではカード10から必要なデータを読み込んで、所定の
取引を実行する。取引内容が「引出し」の場合、同図
(b)に示すように装置内の羽根車44の羽根の間に1枚
づつ挾まれた紙幣43がトレー41の段部42に積層される。
次いでトレー41は図示しない搬送手段によつて装置本体
内からカードと紙幣43が同図(c)のような状態で引き
出される。この場合、取引の明細伝票は紙幣43の上に積
上げられた状態で引出される。
この例では、カードと貨幣が一括して放出できるので、
これらの搬送機構とその制御手順を単純化できる。
第18図はトレーの第5実施例を示す斜視図で、第16図に
示す例を横向にしたような構造を呈している。トレー51
は中央にカード装着用の横向のスリツト52が設けられて
いる。又カードがこのスリツトに挿入されたとき、磁気
ストライプとIC接点が表面に現われるようにトレー51の
上方に切欠部53を有している。スリツト51aはそのカー
ド挿入開口部がカードの厚さ方向に広げられており、カ
ード10の挿入を容易にしている。下方向からトレーのス
リツト52にカードが挿入されると、トレー51はG方向に
搬送されて、装置本体に引込まれる。カード内の情報は
トレーの切欠部53を通して第1ヘツド・第2ヘツド(図
示せず)によつて読取られ所定の取引がなされる。
この例では、第16図に示された例と同様の利点があり、
特にカードのミリをトレー内で効果的に矯正することが
できるため、装置本体内でのカードのそり矯正用のガイ
ド板やローラーが不要となる。
第19図にトレーの第6実施例を示す。このトレーには前
端にストツパー62嵌入用のスリツトが設けられており、
トレー61がベルト63によつて最先端まで搬送されるとス
トツパー62が上記スリツトに入り込んでカード10と先端
に当接する。トレー61は搬送ベルト63に対してプリロー
ド64の弾性変形範囲内で変位可能に設けられている。ス
トツパー62に対してベルト63で多少オーバーランさせた
形で止めるようにすれば、カード10の先端が直接ストツ
パに当接させることができるため、カードの位置決めが
正確にかつ容易になされる。これはトレーとICカードに
ガタつきがあつても正確になし得るのでIC接点への第2
ヘッド14の接触動作上きわめて重要なことである。
次に搬送手段の他の例を説明する。第20図(a)はトレ
ー11にリードスクリユー65を螺合させ、このスクリユー
65をモータ66で回転駆動するようにしたものである。こ
の構成ではスクリユーの回転に追従してトレーが正確に
移動するため、トレーがローラ16・17(第8図・第9図
参照)に接離するときの移動速度の変化が少い。すなわ
ち、この例ではローラ式・ベルト式と比べて駆動時にス
リツプを生じる部分が少いためそれだけ速度変化が少く
なる。
同図(b)にリニアモータ式の搬送手段を示す。トレー
11の下面にステータ67を取付け、この下に搬送路として
のコア68を設ける。トレー11はコア68に沿つて少い振動
で移動される。この例では、利点として、モータ自体を
搬送路として用いているので部品点数が大巾に削減する
ことができ、全体として小形化を図れる上、トレーの位
置決めも容易となる。
カードを扱う装置においては、カードの回収を考慮に入
れてその搬送路を決めなければならない。第21図(a)
に示すものは、ローラによつてカードを直接搬送する例
である。この例では、カード10A(破線)がカード挿入
前の状態でカード10B(破線)がカードを回収する位置
である。カード10はヘッド13の前後を何らかの形でロー
ラで支持して搬送する必要がある。従つてカード10Bは
先端のローラ71を通り過ぎた位置で回収がなされなけれ
ばならない。なお、ローラ70・71の間隔はカードの長さ
より多少短く設定される。従つて、搬送に関してとして
カードの存在を長さは10A〜10Bの長さLとなる。具体的
には(カード長)×3+αとなる。
同図(b)に上記各実施例で述べたトレーでカードを運
ぶ場合の例を示す。トレーは図示されてないが、カード
10Cが回収されたカードである。このような回収が装置
本体20の手前側でなされるため、回収位置をカードのセ
ツト位置と兼用することができる。従つて、搬送に関し
てカードの存在する長さlは(カード長)×2+αとな
り、同図(a)と比べカードの長さ分だけ短縮される。
これは、装置本体20の奥行が短くと済むことになる。こ
の他にトレーを用いた例では、カードの変形の矯正が容
易であるため、カードの搬送路でのかみ込み(ジヤム)
不良が起りにくくなつて搬送路の制御が単純となる。ま
たジヤムセンサを廃止すれば搬送路の構造も単純化され
る。なお、同図(b)でカード10Cは、トレーの右端を
支点として左端を下方に回転した状態でトレーから外さ
れて落下する。
第22図はトレーの第7実施例の説明図である。この例で
はトレー71の段部71aに前記実施例の第2ヘッドに相当
する接点71bが設けられており、一方カード70にはIC接
点70bが両面に設けられている。カード70は磁気ストラ
イプ70aを表側にしてトレー71に装着される。カード70
の裏面のIC接点70bがトレー71上の接点71bに接触する。
この状態でトレー71はカード70と共に矢印方向に移動す
る。装置本体(図示せず)内に配置された第1ヘツド
(図示せず)によつて磁気ストライプ70aの内容を読取
ることができる。トレー上の接点71bと制御部71d間には
リード線71dが接続され、カード70のIC内のデータが制
御部に加えられる。リード線71dはトレー71の移動に伴
つて左右に移動するので、たるみをもたせて設けられて
いる。
第23図は動作フロー図である。カード70をトレー71に装
着した後、センサ(図示せず)がカード70の存在を検知
した後、ステツプ701から動作を始める。ステツプ702で
テスト信号を制御部6からカード70に供給し、ICカード
であるか否かを調べる。カードからの応答信号が、ICカ
ードである旨を示すと、即ステツプ703でカード内のIC
から所定のデータを読取り、次のステツプ706でICデー
タに基づいた取引動作に移る。
ステツプ702でICカードでないと判定されたときは、次
のステツプ704に移つてトレー71が第22図(d)の矢印
方向に装置本体内に引込まれる。この引込み動作によ
り、トレー内のカード70は第1ヘッドによつて磁気スト
ライプ70aから磁気データが読取られる。ステツプ705で
この磁気ストライプのデータ読取りが完了すると次のス
テツプ706で磁気データに基づいた取引がなされる。
この例では、トレー71を引込む前にICカードか否かをチ
エツクし、ICカードであればトレーの引込みはなくなる
ので、磁気データ読取りの動作が不要となつて、それだ
け取引の開始時間を短縮することができる。
なお、上記例ではIC接点70bがカードの両面にあるもの
について述べたが、接点70bがカードの片面にしかない
ときは、磁気ストライプ70aがトレー71の底面に接する
ことになる。この場合、トレーの底面にストライプ70a
の寸法だけの細長い穴を設けて、上記磁気ストライプ70
aがトレーの裏面から下にむき出しになるようにして、
装置本体にはトレーの下面から磁気ストライプ70aに摺
動接触するようにする。
さらに、トレー71の表面に開閉自在な蓋を没けて、この
蓋に磁気ストライプに相当する長穴と、蓋の裏面に接点
を設け、カードをトレーに装着後、上記蓋を閉じて、蓋
の接点がカード上のIC接点に触れるようにしてもよい。
この構成ではカードがICカードであれば蓋を閉じた後、
即取引が開始され、ICカードでなければ、蓋を閉じた状
態でトレーが装置本体に引込まれることになる。
この実施例では、カードをトレーに載せた後、蓋をする
ので、カードがむき出しのままトレーが引込まれること
がなく、トレー引込み時のカードの引つ掛りがない。
〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ICカ
ード、磁気カード、およびこれらを兼ね備えた複合カー
ドのデータを取り扱えることは勿論、カードにICデータ
と磁気データとが記憶されている場合、自動的に情報量
の多いICデータを優先して取り込み、これに基づいて取
引を行うようにしているので、自動的に多数の取引を実
行することができる状態に装置を設定でき、装置の運用
効率を向上し、またICカードの普及にも役立つ。
また、取引操作において、例えば、少なくとも暗証入力
回数のような防犯上のデータは磁気データ、ICデータの
両方について更新されることとなるため、例えば本装置
による暗証誤入力回数データは、次の磁気カード専用装
置、あるいはICカード専用装置を使用してもそのまま反
映され、防犯性に優れた現金自動取引装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現金自動取引装置のブロツク図、第2図はカー
ド読取部のブロツク図、第3図は複合カードの斜視図、
第4図はトレーの斜視図、第5図はカードを載せた状態
のトレーの斜視図、第6図〜第9図はトレーの動きを説
明するための断面図、第10図は動作を示すフロー図、第
11図は第2ヘッドとICカードの接触を示す説明図、第12
図は同じく接触動作のフロー図、第13図は第1ヘッドと
カードと接触状態を示す説明図、第14図はトレーの第2
実施例の斜視図、第15図は同じくカードのミリを矯正す
る示す断面図、第16図はトレーの第3実施例を示すもの
で(a)は斜視図、(b)は縦断面図、第17図はトレー
の第4実施例を示し(a)は平面図・(b)は使用説明
図・(c)は縦断面図、第18図はトレーの第5実施例の
斜視図、第19図はトレーの第6実施例のストツパに当接
した状態を示す断面図、第20図は搬送手段の他の実施例
を示す側面図、第21図は装置本体へのカードの取込み長
さを説明するための断面図、第22図はトレーの第7実施
例の説明図、第23図はその動作フロー図である。 6:制御部、11・21・31・41・51・61・71:トレー、20:カ
ード読取り装置、12・15〜16・65・66:搬送手段、13・1
4・33・34:読取部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設されたICと磁気ストライプを備えた複
    合方式のカードを装置内部に搬送する搬送手段と、 当該装置内部に位置し、前記カード上の前記磁気ストラ
    イプに対し磁気データを読み書きする第1のヘッドと前
    記カードに埋設されたICに対しデータを読み書きする第
    2のヘッドとを備えたカード読書手段と、 前記各手段の動作を制御すると共に、前記第1ヘッドと
    前記第2ヘッドとから共にデータを読み取られた場合に
    は前記第2のヘッドから読み取られたデータに基づいて
    取引を制御し、取引操作において少なくとも防犯に係わ
    るデータは前記第1、第2のヘッドを介して前記磁気ス
    トライプと前記ICとの各々に書き込んで、当該データを
    更新する制御手段と を具備して成る現金自動取引装置。
  2. 【請求項2】搬送手段は、カードを載置するトレーと、
    当該トレーをカード読書手段内に搬送する搬送部とを備
    え、 前記カード読書手段は、前記トレー上に載置されたカー
    ドのデータを読み取ることを特徴とする特許請求は範囲
    第1項に記載の現金自動取引装置。
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