JP2022097304A - 冊子類搬送装置、冊子類搬送方法及び冊子類搬送プログラム - Google Patents

冊子類搬送装置、冊子類搬送方法及び冊子類搬送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通帳等の冊子類の搬送ジャムが生じた場合でも、リカバリ率が高いリトライ動作を実行してコマンド成功率の向上を図る冊子類搬送装置等を提供する。【解決手段】通帳搬送装置は、搬送部と、測定部と、算出部と、記憶部と、設定部とを有する。搬送部は、コマンドに応じた監視搬送に基づき、搬送路上の冊子類を搬送する。測定部は、前記コマンドの受信に応じて経過時間の測定を開始する。算出部は、前記監視搬送を開始する場合に、前記コマンドに対応するタイムアウト時間から現在の前記経過時間を差し引いて当該タイムアウト時間までの残り時間を算出する。記憶部は、残り時間帯毎に異なる、前記搬送部のリトライ処理内容を記憶する。設定部は、前記算出部にて算出された前記残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記監視搬送に設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、冊子類搬送装置、冊子類搬送方法及び冊子類搬送プログラムに関する。
現在の自動取引装置(ATM:Automated Teller Machine)には、取引データの印字により通帳が印字満了(満行)になった場合、印字満了になった通帳(旧通帳)の表紙面に繰越済み等のコメントを印字する機能を備えた通帳搬送装置が内蔵されている。通帳搬送装置内の通帳が搬送する搬送路には印字位置及び捲り位置が配置されている。印字位置は、搬送路上を搬送された通帳のページ面に取引データや通帳の表紙面にコメントを印字可能にする位置である。捲り位置は、搬送路上を搬送された通帳のページを正方向又は逆方向に捲り可能にし、通帳を開き状態から閉じ状態、又は閉じ状態から開き状態にすることが可能な位置である。
捲り位置では、通帳の印字満了時にコメントを表紙面に印字するため、開いた状態で挿入された通帳(開き通帳)を閉じた状態の通帳(閉じ通帳)にする必要がある。
特開2017-207917号公報 特開2017-142701号公報 特開2015-7869号公報
しかし、使用済みの通帳は、例えば、膨らみや折れ癖があるため、特に、印字満了の通帳では、その膨らみや折れ癖が顕著となる傾向にある。従って、通帳搬送装置では、例えば、ATM側の制御装置から、印字満了の通帳の表紙面にコメントを印字するために通帳を開いた状態から閉じた状態の閉じ通帳にするコマンドを受信し、通帳を閉じ通帳にした場合、通帳の厚みが厚くなる。そして、通帳処理装置では、例えば、捲り位置から印字位置へ閉じ通帳を搬送するため、搬送路上で閉じ通帳の搬送ジャムが生じる可能性がある。また、搬送路上の搬送ローラの汚れで通帳の搬送ジャムが生じる場合もある。そこで、通帳処理装置では、最大リトライ回数を増やし、リトライ動作時の搬送量(搬送ステップ数)を増やすことで、搬送ジャムを解消するリカバリ率の向上を図ることが求められている。
しかしながら、最大リトライ回数を増やし、リトライ動作時の搬送量を単純に増やした場合には、制御装置のコマンド発行から、通帳搬送装置からコマンド完了のレスポンスを受信するまでの処理時間がタイムアウト時間を超えてコマンドエラーが生じる。その結果、コマンドの成功率が低下してしまう。
一つの側面では、通帳等の冊子類の搬送ジャムが発生した場合でも、リカバリ率が高いリトライ動作を実行してコマンドの成功率の向上を図る冊子類搬送装置等を提供することを目的とする。
一つの態様の冊子類搬送装置は、コマンドに応じた監視搬送に基づき、搬送路上の冊子類を搬送する搬送部と、前記コマンドの受信に応じて経過時間の測定を開始する測定部と、前記監視搬送を開始する場合に、前記コマンドに対応するタイムアウト時間から現在の前記経過時間を差し引いて当該コマンドのタイムアウト時間までの残り時間を算出する算出部と、残り時間帯毎に異なる、前記搬送部のリトライ処理内容を記憶した記憶部と、前記算出部にて算出された前記残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記監視搬送に設定する設定部とを有する。
一つの側面として、通帳等の冊子類の搬送ジャムが生じた場合でも、リカバリ率が高いリトライ動作を実行してコマンド成功率の向上を図る。
図1は、本実施例のATMの外観の一例を示す説明図である。 図2は、ATM内の通帳搬送装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、通帳搬送装置の内部を側面から見た説明図である。 図4は、通帳搬送装置内の搬送路上の各センサの配置構成の一例を示す説明図である。 図5は、設定テーブルの一例を示す説明図である。 図6は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(開き通帳が印字満了時)を示す説明図である。 図7は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(捲り位置で開き通帳を閉じる場合)を示す説明図である。 図8は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳に対する排出方向のSMS通過監視搬送開始時)を示す説明図である。 図9は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳に対する排出方向のSMS通過監視搬送中)を示す説明図である。 図10は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳に対する排出方向のSMS通過監視搬送完了時)を示す説明図である。 図11は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳に対する吸入方向のSMS到達監視搬送開始時)を示す説明図である。 図12は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳に対する吸入方向のUES到達監視搬送開始時)を示す説明図である。 図13は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳に対する吸入方向のUES到達監視搬送中)を示す説明図である。 図14は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳に対する吸入方向のUES到達監視搬送完了時)を示す説明図である。 図15Aは、コマンド処理に関わる通帳搬送装置内のプロセッサの処理動作の一例を示すフロー図である。 図15Bは、コマンド処理に関わる通帳搬送装置内のプロセッサの処理動作の一例を示すフロー図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する冊子類搬送装置、冊子類搬送方法及び冊子類搬送プログラムの実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
<ATMの構成>
図1は、本実施例のATM1の外観の一例を示す説明図である。図1に示すATM1は、図示せぬ銀行のホストコンピュータに接続され、ユーザからのリクエストに応じて支払、預入、残高照会、通帳記帳、振込、振替等の取引を実行する制御装置7を有する。また、ATM1は、例えば、通帳Pを記帳する機能を有する通帳搬送装置6を内蔵している。通帳搬送装置6は、印字満了の通帳(旧通帳)Pの表紙面に繰り越された旨等のコメントを印字する機能を有する。通帳搬送装置6では、例えば、コメントを印字する際、開いた状態の旧通帳を閉じた状態にするが、閉じた状態の通帳P、すなわち閉じ通帳P2の厚みが開き通帳P1に比較して厚くなる。その結果、通帳搬送装置6内の搬送路上で搬送ジャムが生じる場合あるため、搬送ジャムを解消するリトライ動作を実行する機能がある。
ATM1は、取引を行うための取引キー等を表示する表示部2と、硬貨を投入するための硬貨投入口3と、紙幣を投入するための紙幣投入口4と、ICカード等を挿入するためのカード挿入口5と、通帳Pを挿入及び排出するための通帳挿入口21とを有する。尚、ATM1は、上記構成以外にも様々な構成を有するが、ここでは省略する。
<通帳搬送装置の構成>
次に、ATM1内の通帳搬送装置6について説明する。図2は、ATM1内の通帳搬送装置6のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示す通帳搬送装置6は、通信IF(Interface)11と、メカ機構12と、駆動制御部13と、センサ14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、プロセッサ17とを有する。通信IF11は、ATM1内の制御装置7と通信するための通信IFである。メカ機構12は、例えば、搬送路22上の搬送ローラ31や搬送ローラ31を駆動する駆動モータ等である。駆動制御部13は、メカ機構12を駆動制御する。センサ14は、搬送路22上に配置された複数の光電センサである。センサ14は、搬送路22上を通過する通帳Pの通過又は到達を検知するセンサである。ROM15は、プログラム等の各種情報を記憶する記憶領域である。RAM16は、各種情報を記憶する記憶領域である。プロセッサ17は、通帳搬送装置6全体を制御する。
図3は、通帳搬送装置6の内部を側面から見た説明図である。図3に示す通帳搬送装置6は、例えば、通帳記帳機である。通帳搬送装置6は、通帳挿入口21と、搬送路22と、シャッタ23とを有する。搬送路22は、MS(Magnetic Strip)位置24と、印字位置26と、捲り位置27と、天地ターン位置28と、退避位置29と、リジェクト位置30とを有する。
通帳挿入口21は、記帳等のために通帳Pを搬送路22に挿入する挿入口である。尚、通帳Pは、開いた状態(見開いた状態)の開き通帳P1で通帳挿入口21に挿入される。搬送路22は、通帳挿入口21から吸入された通帳Pを通帳搬送装置6内部に搬送するための搬送路である。搬送路22上には、通帳Pを搬送するための対になった複数の搬送ローラ31と、搬送路22上を搬送する通帳Pの有無を検知する複数のセンサ14とを有する。センサ14は、搬送路22上の吸入方向に通帳Pを搬送する際に通帳Pの通過、すなわち、通帳Pの先端から後端が通過を検知する。また、センサ14は、搬送路22上の排出方向に通帳Pを搬送する際に通帳Pの到達、すなわち、通帳Pの先端の到達を検知する。搬送ローラ31は、回転を制御することで、通帳挿入口21から通帳Pを搬送路22内に吸入する。また、搬送ローラ31は、回転を制御することで、通帳挿入口21から搬送路22上の通帳Pを排出する。搬送路22には、通帳Pの搬送をガイドする図示せぬ搬送路ガイドが設けられている。尚、通帳Pは、搬送路ガイドに沿って搬送路22上を搬送されることになる。シャッタ23は、通帳挿入口21からの埃等の進入を抑止する機能を有する。
MS位置24には、通帳Pの磁気ストライプであるMS(Magnetic Strip)に記録された情報を読み取るMSヘッド24Aを有し、例えば、MSに記録された口座に関する情報を読み取る位置である。印字位置26には、スキャナ26Aと、印字ヘッド26Bとを有する。スキャナ26Aは、通帳Pのページ情報や印字済み行を光学的に読み取る。印字ヘッド26Bは、例えば、通帳Pの表紙や取引記帳欄への印字を行う。捲り位置27は、通帳Pへの印字の際に通帳Pのページを捲る位置である。
天地ターン位置28は、複数の天地ターンローラ28Aを備え、これらの天地ターンローラ28Aの回転を制御して、搬送路22上の通帳Pの向きを変える位置である。尚、通帳搬送装置6の搬送路22上には、図示せぬ通帳発行カセット部が配置されている。通帳発行カセット部は、発行前の通帳(新品の通帳)Pを格納する複数のカセットを有する。複数のカセットには、顧客のニーズに対応するため、複数の種類、例えば、総合通帳用や普通通帳用の通帳等が格納されている。
退避位置29は、例えば、通帳繰越によって新規通帳を発行する場合、既存の通帳(最後まで印字がされた旧通帳)を一時的に退避させる位置である。また、リジェクト位置30は、顧客が取り忘れた通帳Pを取り込んで格納する位置である。尚、退避位置29/リジェクト位置30は、上記構成に限定されるものではなく、例えば、搬送路22の延長上に設けられてもよい。
<通帳搬送装置内のセンサ構成>
図4は、通帳搬送装置6内の搬送路22上の各センサ14の配置構成の一例を示す説明図である。搬送路22上のセンサ14としては、MLS(Medium Left Senser)41と、MRS(Medium Right Senser)42と、MCS(Medium Center Senser)43と、PS1S44と、MPS45と、SMS46と、UES47とを有する。更に、センサ14としては、TTP48と、TPP49と、RHPS50と、REPS51と、MHDS52と、RJMS53とを有する。
MLS41及びMRS42は、搬送路22上の通帳挿入口21付近に平行に配置され、通帳挿入口21とシャッタ23との間の搬送路22を通過する通帳Pの通過又は到達を検知するセンサである。MLS41は、通帳挿入口21付近の左側に配置されたセンサである。MRS42は、通帳挿入口21付近の右側に配置されたセンサである。MCSセンサは、搬送路22上のシャッタ23付近の中央に配置され、搬送路22上を通過する通帳Pの到達又は通過を検知するセンサである。PS1Pセンサ44は、搬送路22上の図示せぬ搬送路ガイド付近に配置され、搬送路ガイドに沿って通過する通帳Pを検知する、ガイド検知センサである。
MPS45は、MS位置24内の通帳挿入口21側に配置され、MS位置24に通帳Pを搬送する際にMS位置24の基準位置への通帳Pの到達又は通過を検知する、MS基準センサである。SMS46は、印字位置26内のスキャナ26A付近の通帳挿入口21側に配置され、スキャナ26Aのスキャン位置に通帳Pを搬送する際にスキャン位置の基準位置への通帳Pの到達又は通過を検知するセンサである。更に、SMS46は、通帳Pの媒体長を判定する際に使用する媒体長判定基準センサである。UES47は、印字位置26内の印字ヘッド26B付近の通帳挿入口21側に配置され、印字ヘッド26Bの基準位置に通帳Pを搬送する際に印字ヘッド26Bの基準位置への通帳Pの到達又は通過を検知する、印字基準センサである。
TTP48は、捲り位置27内の通帳挿入口21側に配置され、捲り位置27の内、逆方向捲りの基準位置に搬送する際に逆方向捲りの基準位置への通帳Pの到達又は通過を検知する、逆捲り基準センサである。TPP49は、捲り位置27付近の天地ターン位置28側に配置され、捲り位置27の内、正方向捲りの基準位置に搬送する際に正方向捲りの基準位置への通帳Pの到達又は通過を検知する、正捲り基準センサである。
RHPS50は、天地ターン位置28内に配置され、天地ターンローラ28Aで通帳Pの向きを切り替える基準位置に搬送する際に基準位置への通帳Pの到達を検知する、天地ターン基準センサである。REPS51は、搬送路22上の天地ターン位置28に配置され、通帳Pに対する天地ターン動作の終了を検知する、天地ターン終了検知センサである。
MHDS52は、退避位置29内に配置され、退避位置29への通帳Pの進入を検知する、退避媒体検知センサである。RJMS53は、リジェクト位置30内に配置され、リジェクト位置30への通帳Pの格納を検知する、リジェクト媒体検知センサである。
プロセッサ17は、ROM15に記憶された通帳搬送プログラムをRAM16上に展開し、通帳搬送プログラムに対応した機能プロセスを実行する。そして、プロセッサ17は、機能として、測定部17Aと、算出部17Bと、設定部17Cと、検出部17Dと、制御部17Eとを有する。測定部17Aは、制御装置7からのコマンドを受信した場合に経過時間の測定を開始する。コマンドとは、例えば、搬送路22上で閉じ通帳P2を搬送する際に使用するATコマンド等である。
<コマンドの一例>
例えば、ATコマンドは、印字位置26上にある印字満了の開き通帳P1を閉じて閉じ通帳P2にし、閉じ通帳P2を印字位置26に搬送するための、通帳オートターンページコマンドである。通帳搬送装置6は、制御装置7からのATコマンドを受信した場合、印字位置26にある開き通帳P1を捲り位置27に搬送し、捲り位置27で搬送後の開き通帳P1を閉じて閉じ通帳P2にする。更に、通帳搬送装置6は、捲り位置27から閉じ通帳P2に対して排出方向のTTP通過監視搬送の実行を開始する。更に、通帳搬送装置6は、排出方向のTTP通過監視搬送中にTTP48で閉じ通帳P2の通過を検知した場合、排出方向のTTP通過監視搬送を終了する。通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する排出方向のUES通過監視搬送の実行を開始する。更に、通帳搬送装置6は、排出方向のUES通過監視搬送中にUES47で閉じ通帳P2の通過を検知した場合、排出方向のUES通過監視搬送を終了する。更に、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送の実行を開始する。更に、通帳搬送装置6は、排出方向のSMS通過監視搬送中にSMS46で閉じ通帳P2の通過を検知した場合、排出方向のSMS通過監視搬送を終了し、閉じ通帳P2をMS位置24に停止する。更に、通帳搬送装置6は、MS位置24に停止した閉じ通帳P2に対して吸入方向のSMS到達監視搬送の実行を開始する。更に、通帳搬送装置6は、吸入方向のSMS到達監視搬送中にSMS46で閉じ通帳P2の到達を検知した場合、閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送の実行を開始する。そして、通帳搬送装置6は、吸入方向のUES到達監視搬送中にUES47で閉じ通帳P2の通過を検知した場合、閉じ通帳P2が印字位置26に停止する。更に、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2が印字位置26に停止完了後にコマンド完了レスポンスを制御装置7に送信することになる。
つまり、通帳搬送装置6では、ATコマンドを受信した場合、閉じ通帳P2に対して排出方向のTTP通過監視搬送→排出方向のUES通過監視搬送→排出方向のSMS通過監視搬送→MS位置24に停止→吸入方向のSMS到達監視搬送→吸入方向のUES到達監視搬送→印字位置26に停止のように様々な監視搬送を経てコマンド完了レスポンスを制御装置7に送信することになる。この際、これら閉じ通帳P2に対する監視搬送の内、排出方向のSMS通過監視搬送、吸入方向のSMS到達監視搬送及び吸入方向のUES到達監視搬送が搬送ジャムの発生率が高くなる傾向にある。
そこで、複数の監視搬送の内、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送、吸入方向のSMS到達監視搬送及び吸入方向のUES到達監視搬送については、搬送成功率の高い、例えば、10000ステップの監視搬送で実現する。これに対して、これら閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送、吸入方向のSMS到達監視搬送及び吸入方向のUES到達監視搬送以外の他の監視搬送は、例えば、650ステップの監視搬送で実現する。そして、650ステップの監視搬送のリトライ処理内容としては、1回の監視搬送の設定搬送量を650ステップ(0.3秒)、最大リトライ回数を4回とする。更に、リトライ処理内容としては、1回目及び2回目の監視搬送の戻し搬送量を60ステップ、3回目及び4回目の監視搬送の戻し搬送量を5ステップとする。つまり、搬送ジャムの発生率が高い監視搬送には、10000ステップの監視搬送、搬送ジャムの発生率が比較的低い監視搬送には、650ステップの監視搬送を採用することで、コマンドのタイムアウト時間超過によるコマンドエラーを抑制している。
そこで、通帳搬送装置6では、例えば、搬送ジャムの発生率が高い、排出方向のSMS通過監視搬送、吸入方向のSMS到達監視搬送及び吸入方向のUES到達監視搬送毎に、ATコマンドのタイムアウト時間から現在の経過時間を差し引く。そして、通帳搬送装置6は、差し引き後のATコマンドのタイムアウト時間までの残り時間Xに応じてリトライ処理内容を個別に設定する。尚、ATコマンドのタイムアウト時間とは、制御装置7の通帳搬送装置6へのATコマンドの送信から、通帳搬送装置6でATコマンドを実行し、ATコマンドの正常終了を示すコマンド完了レスポンスを通帳搬送装置6から受信するまでの処理時間に相当する。尚、説明の便宜上、制御装置7と通帳搬送装置6との間の通信に要する時間は短時間のため、タイムアウト時間に考慮しないものとする。制御装置7は、コマンドのタイムアウト時間内にコマンド完了レスポンスを受信できなかった場合、異常と検知し、ホストコンピュータにエラーを通知することになる。通帳搬送装置6内のプロセッサ17は、コマンド毎にタイムアウト時間を事前に管理しているものとする。ATコマンドのタイムアウト時間は、例えば、120秒とする。
<設定テーブル>
また、RAM16は、設定テーブル16Aと、監視メモリ16Bとを有する。図5は、設定テーブル16Aの一例を示す説明図である。図5に示す設定テーブル16Aは、コマンドの残り時間X毎にリトライ処理内容を管理している。残り時間Xは、制御装置7からのコマンド受信からコマンド完了レスポンスを制御装置7側で受信できるまでのタイムアウト時間の内、コマンド受信から現在までの経過時間を差し引いた、タイムアウト時間までの残り時間である。リトライ処理内容は、設定搬送量と、最大リトライ回数と、戻し設定量とを有する。設定搬送量は、1回の監視搬送の実行量である。設定搬送量は、1回の監視搬送を実行する際に通帳Pを搬送する搬送量、例えば、搬送ローラ31を駆動する駆動モータの回転数である搬送ステップ数、又は搬送ステップ数換算の搬送時間等である。最大リトライ回数は、監視搬送のリトライ動作の最大回数である。戻し設定搬送量は、1回の監視搬送のリトライ動作を実行する前動作の搬送量である。
残り時間Xが30秒≦Xの場合は、1回の監視搬送の設定搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を5回、1回の監視搬送の戻し搬送量を60ステップとする。制御部17Eは、残り時間Xが30秒≦Xに対応するリトライ処理内容が監視搬送に設定された場合、初回の監視搬送(10000ステップ)+リトライの監視搬送(10000ステップ)×最大リトライ回数(5回)となる。その結果、制御部17Eは、最大6回の監視搬送が実行可能となる。
残り時間Xが25秒≦X<30秒の場合、1回の監視搬送の設定搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を4回、1回の監視搬送の戻し搬送量を60ステップとする。制御部17Eは、残り時間Xが25秒≦X<30秒に対応するリトライ処理内容が監視搬送に設定された場合、初回の監視搬送(10000ステップ)+リトライの監視搬送(10000ステップ)×最大リトライ回数(4回)となる。その結果、制御部17Eは、最大5回の監視搬送が実行可能となる。
また、残り時間Xが20秒≦X<25秒の場合、1回の監視搬送の設定搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を3回、1回の監視搬送の戻し搬送量を60ステップとする。制御部17Eは、残り時間Xが20秒≦X<25秒に対応するリトライ処理内容が監視搬送に設定された場合、初回の監視搬送(10000ステップ)+リトライの監視搬送(10000ステップ)×最大リトライ回数(3回)となる。その結果、制御部17Eは、最大4回の監視搬送が実行可能となる。
また、残り時間Xが15秒≦X<20秒の場合、1回の監視搬送の設定搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を2回、1回の監視搬送の戻し搬送量を60ステップとする。制御部17Eは、残り時間Xが15秒≦X<20秒に対応するリトライ処理内容が監視搬送に設定された場合、初回の監視搬送(10000ステップ)+リトライの監視搬送(10000ステップ)×最大リトライ回数(2回)となる。その結果、制御部17Eは、最大3回の監視搬送が実行可能となる。
また、残り時間Xが10秒≦X<15秒の場合、1回の監視搬送の設定搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を1回、1回の監視搬送の戻し搬送量を60ステップとする。制御部17Eは、残り時間Xが10秒≦X<15秒に対応するリトライ処理内容が監視搬送に設定された場合、初回の監視搬送(10000ステップ)+リトライの監視搬送(10000ステップ)×最大リトライ回数(1回)となる。その結果、制御部17Eは、最大2回の監視搬送が実行可能となる。
また、残り時間Xが5秒≦X<10秒の場合、1回の監視搬送の設定搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を0回、1回の監視搬送の戻し搬送量をなしとする。制御部17Eは、残り時間Xが5秒≦X<10秒に対応するリトライ処理内容が監視搬送に設定された場合、初回の監視搬送(10000ステップ)+リトライの監視搬送(10000ステップ)×最大リトライ回数(0回)となる。その結果、制御部17Eは、1回の監視搬送が実行可能となる。
また、残り時間Xが0秒<X<5秒の場合、1回の監視搬送の設定搬送量を650ステップ(0.3秒)、最大リトライ回数を4回、1回目及び2回目の監視搬送の戻し搬送量を60ステップ、3回目及び4回目の監視搬送の戻し搬送量を5ステップとする。制御部17Eは、残り時間Xが0秒<X<5秒に対応するリトライ処理内容が監視搬送に設定された場合、初回の監視搬送(650ステップ)+リトライの監視搬送(650ステップ)×最大リトライ回数(4回)となる。その結果、制御部17Eは、最大5回の監視搬送が実行可能となる。
<監視メモリ>
また、測定部17Aは、コマンドに応じて実行する監視搬送毎に、搬送ジャム発生時の監視搬送のリトライ回数及び、監視搬送の現在の監視搬送量(搬送ステップ数)をカウントする。そして、測定部17Aは、監視搬送毎に、監視搬送中のリトライ回数及び、現在の監視搬送量(搬送ステップ数)を監視メモリ16Bに記憶する。
算出部17Bは、コマンド毎のタイムアウト時間からコマンド受信に応じて測定を開始した現在の経過時間を差し引いて当該コマンドのタイムアウト時間までの残り時間Xを算出する。設定部17Cは、算出部17Bにて算出された残り時間Xに対応するリトライ処理内容(1回の監視搬送の設定搬送量、最大リトライ回数及び戻し搬送量等)を設定テーブル16Aから読み出し、読み出したリトライ処理内容を監視搬送に設定することになる。
検出部17Dは、監視搬送の実行を開始すると、監視搬送の現在の搬送量(ステップ数)を測定し、現在の搬送量(ステップ数)が設定搬送量に到達したか否かを判定する。検出部17Dは、現在の搬送量(ステップ数)が設定搬送量に到達するまでに実行中の監視搬送が完了したか否かを判定する。検出部17Dは、現在の搬送量(ステップ数)が設定搬送量に到達するまでに監視搬送が完了できなかった場合、監視搬送による搬送ジャムの発生と判断する。
制御部17Eは、プロセッサ17全体を制御する。制御部17Eは、残り時間Xに応じたリトライ処理内容が設定された後、検出部17Dを通じて監視搬送の搬送ジャムを検出した場合、設定中のリトライ処理内容に基づき、監視搬送のリトライ動作を実行すべく、駆動制御部13を制御する。
<通帳搬送装置の動作>
次に、通帳搬送装置6の動作について説明する。通帳搬送装置6は、コマンド内の監視搬送を開始する前に、コマンドのタイムアウト時間から現在の経過時間を差し引いたタイムアウト時間までの現在の残り時間Xを監視搬送毎に考慮し、この残り時間Xに応じたリトライ処理内容を監視搬送毎に設定する。その結果、監視搬送毎に搬送ジャムのリカバリ成功率の向上を図ることができる。
<ATコマンド実行時の通帳搬送装置の動作>
では、制御装置7からATコマンドを受信した通帳搬送装置6の動作について図6乃至図14を用いて説明する。図6は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(開き通帳P1が印字満了時)を示す説明図である。図6に示す通帳搬送装置6では、開き通帳P1が印字位置26に停止した状態で制御装置7からATコマンドを受信したとする。通帳搬送装置6は、ATコマンドを受信した場合、印字位置26に停止中の開き通帳P1を捲り位置27に搬送する。この際、測定部17Aは、制御装置7からATコマンドを受信した場合、経過時間の測定を開始することになる。
図7は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(捲り位置で開き通帳P1を閉じる場合)を示す説明図である。図7に示す通帳搬送装置6は、開き通帳P1を捲り位置27に搬送されると、捲り位置27で開き通帳P1が閉じ通帳P2となる。通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する排出方向のTTP通過監視搬送の実行を開始する。通帳搬送装置6は、TTP通過監視搬送中にTTP48で閉じ通帳P2の通過完了を検知した場合、TTP通過監視搬送を終了する。更に、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する排出方向のUES通過監視搬送の実行を開始する。
図8は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送開始時)を示す説明図である。図8に示す通帳搬送装置6は、排出方向のUES通過監視搬送中にUES47で閉じ通帳P2の通過完了を検知した場合、UES通過監視搬送を終了する。更に、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送の実行を開始する。尚、算出部17Bは、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送の実行を開始する際に、ATコマンドのタイムアウト時間から測定部17Aにて測定中の現在までの経過時間を差し引いて、タイムアウト時間までの残り時間Xを算出する。設定部17Cは、設定テーブル16Aから残り時間Xに対応するリトライ処理内容を抽出し、抽出したリトライ処理内容を排出方向のSMS通過監視搬送に設定する。設定部17Cは、例えば、残り時間Xが30秒≦Xの場合、1回の設定搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を5回、1回の戻し搬送量を60ステップに排出方向のSMS通過監視搬送に設定する。そして、制御部17Eは、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送の実行を開始する。この際、測定部17Aは、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送の実行を開始した場合、監視搬送量の測定を開始することになる。
図9は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送中)を示す説明図である。検出部17Dは、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送中に、測定中の監視搬送量を監視しながらSMS46で閉じ通帳P2の通過完了を検出したか否かを監視する。検出部17Dは、測定中の監視搬送量が設定搬送量に到達した場合、SMS通過監視搬送中に閉じ通帳P2の搬送ジャムを検出したことになる。そして、制御部17Eは、閉じ通帳P2の搬送ジャムを検出した場合、排出方向のSMS通過監視搬送に設定中のリトライ処理内容に基づき、リトライ動作を実行することになる。
図10は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送完了時)を示す説明図である。図10に示す通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送中に、現在の監視搬送量が設定中の設定搬送量の到達前に、SMS46で閉じ通帳P2の通過完了を検出した場合、排出方向のSMS通過監視搬送を終了する。そして、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2がMS位置24に停止することになる。尚、制御部17Eは、排出方向のSMS通過監視搬送を終了した場合、監視メモリ16Bに記憶中の監視搬送の監視搬送量及びリトライ回数をリセットすることになる。
図11は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送開始時)を示す説明図である。図11に示す通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送が終了して閉じ通帳P2がMS位置24に停止した場合、閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送の実行を開始する。尚、算出部17Bは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送の実行を開始する際に、ATコマンドのタイムアウト時間から測定部17Aにて測定中の現在の経過時間を差し引いてタイムアウト時間までの残り時間Xを算出する。設定部17Cは、設定テーブル16Aから残り時間Xに対応するリトライ処理内容を抽出し、抽出したリトライ処理内容を吸入方向のSMS到達監視搬送に設定する。設定部17Cは、例えば、残り時間Xが20秒≦X<25秒の場合、1回の監視搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を3回、1回の戻し搬送量を60ステップに吸入方向のSMS到達監視搬送に設定する。制御部17Eは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送の実行を開始する。この際、制御部17Eは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送を開始した場合、監視搬送量の測定を開始することになる。
図12は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送開始時)を示す説明図である。検出部17Dは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送中に、測定中の監視搬送量を監視しながらSMS46への閉じ通帳P2の到達を検出したか否かを監視する。検出部17Dは、測定中の監視搬送量が設定搬送量に到達した場合、SMS到達監視搬送中に閉じ通帳P2の搬送ジャムを検出したことになる。そして、制御部17Eは、閉じ通帳P2の搬送ジャムを検出した場合、吸入方向のSMS到達監視搬送に設定中のリトライ処理内容に基づき、リトライ動作を実行することになる。
また、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送中に、現在の監視搬送量が設定搬送量の到達前に、SMS46で閉じ通帳P2の到達を検出した場合、吸入方向のSMS到達監視搬送を終了する。尚、制御部17Eは、吸入方向のSMS到達監視搬送を終了した場合、監視メモリ16Bに記憶中の監視搬送の監視搬送量及びリトライ回数をリセットすることになる。
通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する吸入方向のSMS到達監視搬送が終了した場合、閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送の実行を開始する。尚、算出部17Bは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送の実行を開始する際に、ATコマンドのタイムアウト時間から測定部17Aにて測定中の現在の経過時間を差し引いて残り時間Xを算出する。設定部17Cは、設定テーブル16Aから残り時間Xに対応するリトライ処理内容を抽出し、抽出したリトライ処理内容を吸入方向のUES到達監視搬送に設定する。設定部17Cは、例えば、残り時間Xが15秒≦X<20秒の場合、1回の監視搬送量を10000ステップ(5秒)、最大リトライ回数を2回、1回の戻し搬送量を60ステップに吸入方向のUES到達監視搬送に設定する。制御部17Eは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送の実行を開始する。この際、制御部17Eは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送の実行を開始した場合、監視搬送量の測定を開始することになる。
図13は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送中)を示す説明図である。検出部17Dは、閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送中に、測定中の監視搬送量を監視しながらUES47への閉じ通帳P2の到達を検出したか否かを監視する。検出部17Dは、測定中の監視搬送量が設定中の設定搬送量に到達した場合、UES到達監視搬送中に閉じ通帳P2の搬送ジャムを検出したことになる。そして、制御部17Eは、閉じ通帳P2の搬送ジャムを検出した場合、吸入方向のUES到達監視搬送に設定中のリトライ処理内容に基づき、リトライ動作を実行することになる。
図14は、ATコマンド受信時における通帳搬送装置6内の通帳搬送動作の一例(閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送完了時)を示す説明図である。図14に示す通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2に対する吸入方向のUES到達監視搬送中に、現在の監視搬送量が設定搬送量の到達前に、UES47で閉じ通帳P2の到達を検出した場合、吸入方向のUES到達監視搬送を終了する。通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2を印字位置26に停止することになる。その結果、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2を印字位置26に停止することで印字満了のコメントを通帳表紙に印字できる。尚、制御部17Eは、吸入方向のUES到達監視搬送を終了した場合、監視メモリ16Bに記憶中の監視搬送の監視搬送量及びリトライ回数をリセットすることになる。
そして、通帳搬送装置6は、閉じ通帳P2が印字位置26に停止完了後にATコマンドの完了を示すコマンド完了レスポンスを制御装置7に通知する。通帳搬送装置6では、コマンドに対する監視搬送内で搬送ジャムが生じたとしても、タイムアウト時間内に最大限のリトライ動作を実行できる。
尚、説明の便宜上、ATコマンドを例示したが、閉じ通帳P2を搬送路22上に搬送する監視搬送、例えば、排出方向のSMS通過監視搬送、吸入方向のSMS到達監視搬送及び吸入方向のUES到達監視搬送の何れか一つを伴うコマンドに適用可能である。
<コマンド実行時の通帳搬送装置の処理動作>
そこで、このようなコマンドを受信した場合の通帳搬送装置6の処理動作について説明する。図15A及び図15Bは、コマンド処理に関わる通帳搬送装置6内のプロセッサ17の処理動作の一例を示すフロー図である。
図15Aにおいて通帳搬送装置6内のプロセッサ17内の制御部17Eは、制御装置7からのコマンドを受信したか否かを判定する(ステップS11)。制御部17Eは、制御装置7からのコマンドを受信した場合(ステップS11:Yes)、コマンド種別に応じたタイムアウト時間を取得する(ステップS12)。尚、制御部17Eは、コマンド種別毎のタイムアウト時間を管理しているものとする。
プロセッサ17内の測定部17Aは、経過時間の測定を開始する(ステップS13)。プロセッサ17内の算出部17Bは、取得した受信コマンドのタイムアウト時間から現在の経過時間を差し引いて、受信コマンドのタイムアウト時間までの残り時間Xを算出する(ステップS14)。プロセッサ17内の設定部17Cは、算出した残り時間Xを含む時間帯に対応したリトライ処理内容を設定テーブル16Aから特定する(ステップS15)。設定部17Cは、特定したリトライ処理内容を現在の監視搬送に設定する(ステップS16)。
プロセッサ17内の測定部17Aは、リトライ処理内容を設定した後、監視搬送を開始し(ステップS17)、監視搬送量の測定を開始する(ステップS18)。プロセッサ17内の検出部17Dは、現在の監視搬送量が設定搬送量に到達したか否かを判定する(ステップS19)。
検出部17Dは、現在の監視搬送量が設定搬送量に到達していない場合(ステップS19:No)、現在の監視搬送が完了したか否かを判定する(ステップS20)。検出部17Dは、現在の監視搬送が完了したのでない場合(ステップS20:No)、現在の監視搬送が完了したか否かを判定すべく、ステップS19に移行する。
また、制御部17Eは、現在の監視搬送が完了した場合(ステップS20:Yes)、受信コマンド内の次の監視搬送があるか否かを判定する(ステップS21)。制御部17Eは、受信コマンド内の次の監視搬送がある場合(ステップS21:Yes)、現在の残り時間Xを算出すべく、ステップS14に移行する。
制御部17Eは、次の監視搬送がない場合(ステップS21:No)、受信コマンド内の全ての監視搬送が終了したものと判断し、受信コマンド完了を示すコマンド完了レスポンスを制御装置7に送信し(ステップS22)、図15Aに示す処理動作を終了する。また、制御部17Eは、制御装置7からコマンドを受信したのでない場合(ステップS11:No)、図15Aに示す処理動作を終了する。
また、制御部17Eは、現在の監視搬送量が設定搬送量に到達した場合(ステップS19:Yes)、閉じ通帳P2の搬送ジャムの発生と判断し、現在設定中のリトライ処理内容に基づき、監視搬送のリトライ動作を開始する(ステップS31)。そして、測定部17Aは、監視搬送の監視搬送量の測定を開始し(ステップS32)、リトライ回数を+1インクリメントする(ステップS33)。
検出部17Dは、現在の監視搬送量が設定搬送量に到達したか否かを判定する(ステップS34)。検出部17Dは、現在の監視搬送量が設定搬送量に到達したのでない場合(ステップS34:No)、現在の監視搬送が完了したか否かを判定する(ステップS35)。検出部17Dは、現在の監視搬送が完了したのでない場合(ステップS35:No)、現在の監視搬送量が設定搬送量に到達したか否かを判定すべく、ステップS34に移行する。
制御部17Eは、現在の監視搬送量が完了した場合(ステップS35:Yes)、リトライ回数、設定搬送量及び監視搬送量をリセットし(ステップS36)、次の監視搬送があるか否かを判定すべく、ステップS21に移行する。
また、制御部17Eは、現在の監視搬送量が設定搬送量に到達した場合(ステップS34:Yes)、搬送ジャムが解消できていないと判断し、リトライ回数が最大リトライ回数に到達したか否かを判定する(ステップS37)。制御部17Eは、リトライ回数が最大リトライ回数に到達した場合(ステップS37:Yes)、搬送ジャムが解消できないものと判断し、コマンドエラーを制御装置7に通知し(ステップS38)、図15A及び図15Bに示すコマンド処理の処理動作を終了する。
また、制御部17Eは、リトライ回数が最大リトライ回数に到達したのでない場合(ステップS37:No)、測定中の監視搬送量をリセットし(ステップS39)、再度、監視搬送のリトライ動作を開始すべく、ステップS31に移行する。
<本実施例の効果>
本実施例の通帳搬送装置6は、コマンド内の監視搬送を開始する場合に、コマンドに対応するタイムアウト時間から現在の経過時間を差し引いて当該タイムアウト時間までの残り時間Xを算出する。通帳搬送装置6は、算出された残り時間Xを含む残り時間帯に対応するリトライ処理内容を設定テーブル16Aから読み出し、読み出したリトライ処理内容を監視搬送に設定する。つまり、時間的に余裕がある場合には時間のかかるリカバリ率の高いリトライ処理内容を監視搬送に設定する。その結果、通帳搬送装置では、搬送ジャムが発生した場合でも、リカバリ率が高いリトライ動作を実行するため、コマンドの成功率が高くなる。
コマンドは、少なくとも第1の監視搬送及び第2の監視搬送の実行指示を含み、第1の監視搬送を実行した後、第2の監視搬送を実行するコマンドとする。通帳搬送装置6は、第1の監視搬送の実行を開始する場合に当該第1の監視搬送の実行を開始するまでの第1の経過時間を用いてコマンドのタイムアウト時間までの第1の残り時間を算出する。通帳搬送装置6は、算出した第1の残り時間を含む残り時間帯に対応するリトライ処理内容を設定テーブル16Aから読み出し、読み出したリトライ処理内容を第1の監視搬送に設定する。更に、通帳搬送装置6は、第2の監視搬送の実行を開始する場合に当該第2の監視搬送の実行を開始するまでの第2の経過時間を用いてコマンドのタイムアウト時間までの第2の残り時間を算出する。通帳搬送装置6は、算出した第2の残り時間を含む残り時間帯に対応するリトライ処理内容を設定テーブル16Aから読み出し、読み出したリトライ処理内容を第2の監視搬送に設定する。つまり、通帳搬送装置6では、監視搬送毎にタイムアウト時間までの残り時間Xを考慮し、残り時間に応じたリトライ処理内容を監視搬送に設定する。その結果、通帳搬送装置6では、搬送ジャムが発生した場合でも、リカバリ率が高いリトライ動作を実行するため、コマンドの成功率が高くなる。
コマンドは、見開き可能な冊子類として開いた状態の冊子類(開き通帳P1)に対する第1の監視搬送及び、閉じた状態の冊子類(閉じ通帳P2)に対する第2の監視搬送の実行指示を含むコマンドとする。通帳搬送装置6は、閉じた状態の冊子類に対する第2の監視搬送の実行を開始する場合に当該第2の監視搬送の実行を開始するまでの第2の経過時間を用いてコマンドのタイムアウト時間までの第2の残り時間を算出する。通帳搬送装置6は、算出した第2の残り時間を含む残り時間帯に対応するリトライ処理内容を設定テーブル16Aから読み出し、読み出したリトライ処理内容を第2の監視搬送に設定する。更に、通帳搬送装置6は、第1の監視搬送の実行を開始する場合に所定のリトライ処理内容を前記第1の監視搬送に設定する。その結果、通帳搬送装置6では、閉じ通帳P2に対する搬送ジャムが発生した場合でも、リカバリ率が高いリトライ動作を実行するため、コマンドの成功率が高くなる。
[他の実施例]
尚、説明の便宜上、ATコマンドを例示したが、コマンドとしては、例えば、通帳天地ターン(TN)コマンドや疑似ターン(VT)コマンド等でも良い。これらのコマンドの共通点は、閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送、吸入方向のSMS到達監視搬送及び吸入方向のUES到達監視搬送を実行するため、これらコマンドに適用しても良い。
通帳搬送装置6内では、プロセッサ17で実行する場合を例示したが、プロセッサ17でなくても良く、ファームウェア等で実現しても良く、適宜変更可能である。
また、説明の便宜上、通帳Pを搬送する通帳搬送装置6を例示して説明したが、通帳Pに限定されるものではなく、見開き可能な冊子類を搬送する冊子類搬送装置にも適用可能である。
また、通帳Pとして閉じ通帳P2に対する排出方向のSMS通過監視搬送、吸入方向のSMS到達監視搬送及び吸入方向のUES到達監視搬送の実行を開始する際にタイムアウト時間までの残り時間Xに応じたリトライ処理内容を監視搬送に設定する場合を例示した。しかしながら、閉じ通帳P2に対する他の監視搬送に適用しても良く、適宜変更可能である。
また、閉じ通帳P2に限定されるものではなく、開き通帳P1に対する監視搬送に適用しても良く、適宜変更可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
6 通帳搬送装置
16A 設定テーブル
17 プロセッサ
17A 測定部
17B 算出部
17C 設定部
17D 検出部
17E 制御部
22 搬送路
45 MPS
46 SMS
47 UES

Claims (8)

  1. コマンドに応じた監視搬送に基づき、搬送路上の冊子類を搬送する搬送部と、
    前記コマンドの受信に応じて経過時間の測定を開始する測定部と、
    前記監視搬送を開始する場合に、前記コマンドに対応するタイムアウト時間から現在の前記経過時間を差し引いて当該タイムアウト時間までの残り時間を算出する算出部と、
    残り時間帯毎に異なる、前記搬送部のリトライ処理内容を記憶した記憶部と、
    前記算出部にて算出された前記残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記監視搬送に設定する設定部と
    を有することを特徴とする冊子類搬送装置。
  2. 前記コマンドは、
    少なくとも第1の監視搬送及び第2の監視搬送の実行指示を含み、前記第1の監視搬送を実行した後、前記第2の監視搬送を実行するコマンドであって、
    前記算出部は、
    前記第1の監視搬送の実行を開始する場合に当該第1の監視搬送の実行を開始するまでの第1の経過時間を用いて前記コマンドのタイムアウト時間までの第1の残り時間を算出し、
    前記設定部は、
    前記算出部にて算出した前記第1の残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記第1の監視搬送に設定し、
    前記算出部は、
    前記第2の監視搬送の実行を開始する場合に当該第2の監視搬送の実行を開始するまでの第2の経過時間を用いて前記コマンドのタイムアウト時間までの第2の残り時間を算出し、
    前記設定部は、
    前記算出部にて算出した前記第2の残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記第2の監視搬送に設定することを特徴とする請求項1に記載の冊子類搬送装置。
  3. 前記コマンドは、
    見開き可能な冊子類として開いた状態の冊子類に対する第1の監視搬送及び、閉じた状態の冊子類に対する第2の監視搬送の実行指示を含むコマンドであって、
    前記算出部は、
    前記閉じた状態の冊子類に対する前記第2の監視搬送の実行を開始する場合に当該第2の監視搬送の実行を開始するまでの第2の経過時間を用いて前記コマンドのタイムアウト時間までの第2の残り時間を算出し、
    前記設定部は、
    前記算出部にて算出した前記第2の残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記第2の監視搬送に設定し、
    前記設定部は、
    前記第1の監視搬送の実行を開始する場合に所定のリトライ処理内容を前記第1の監視搬送に設定することを特徴とする請求項1に記載の冊子類搬送装置。
  4. 前記記憶部は、
    前記残り時間帯毎に異なる前記リトライ処理内容として、前記冊子類の搬送ジャムを解消するリトライ動作の1回分の搬送量及び、最大リトライ回数を記憶することを特徴とする請求項1~3の何れか一つに記載の冊子類搬送装置。
  5. 前記監視搬送中に前記冊子類の搬送ジャムを検出した場合に、現在設定中の前記リトライ処理内容に基づき、前記搬送部を制御することを特徴とする請求項1~4の何れか一つに記載の冊子類搬送装置。
  6. 前記搬送部は、
    前記冊子類として見開き可能な通帳を前記搬送路上で搬送することを特徴とする請求項1~5の何れか一つに記載の冊子類搬送装置。
  7. コマンドに応じた監視搬送に基づき、搬送路上の冊子類を搬送する搬送部を有する冊子類搬送装置が、
    前記コマンドの受信に応じて経過時間の測定を開始し、
    前記監視搬送を開始する場合に、前記コマンドに対応するタイムアウト時間から現在の前記経過時間を差し引いて当該コマンドのタイムアウト時間までの残り時間を算出し、
    残り時間帯毎に異なる、前記搬送部のリトライ処理内容を記憶した記憶部を参照し、算出された前記残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記監視搬送に設定する
    処理を実行することを特徴とする冊子類搬送方法。
  8. コマンドに応じた監視搬送に基づき、搬送路上の冊子類を搬送する搬送部を有する冊子類搬送装置内のプロセッサに、
    前記コマンドの受信に応じて経過時間の測定を開始し、
    前記監視搬送を開始する場合に、前記コマンドに対応するタイムアウト時間から現在の前記経過時間を差し引いて当該コマンドのタイムアウト時間までの残り時間を算出し、
    残り時間帯毎に異なる、前記搬送部のリトライ処理内容を記憶した記憶部を参照し、算出された前記残り時間を含む前記残り時間帯に対応する前記リトライ処理内容を前記記憶部から読み出し、読み出した前記リトライ処理内容を前記監視搬送に設定する
    処理を実行させることを特徴とする冊子類搬送プログラム。
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