JP6482485B2 - 自動取引装置及び繰り出し方法 - Google Patents
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Description
このような自動取引装置では、収納部に縦向きに通帳が整列され、収納部内では、ばねの弾性力が利用された通帳押さえにより、整列された通帳が当該繰り出しローラ側に押圧されている。
まず、実施の形態の自動取引装置について図1を用いて説明する。
図1は、実施の形態の自動取引装置の外観の一例を示す図である。
図2は、実施の形態の自動取引装置のハードウェア構成例を示す図である。
自動取引装置100は、自動取引装置100で実行される処理の制御を行う制御ユニット110と、利用者からの操作入力を受け付け、並びに、取引画面等を表示する表示ユニット120とを有する。また、自動取引装置100は、キャッシュカードをカード挿入/排出口131から挿入及び排出するカード処理ユニット130と、通帳を通帳挿入/排出口201から挿入及び排出する通帳処理ユニット200と、硬貨を硬貨入出金口141から入出金する硬貨処理ユニット140と、紙幣を紙幣入出金口151から入出金する紙幣処理ユニット150とを有する。
RAM112には、CPU111に実行させるOS(Operating System)並びにプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM112には、CPU111による処理に必要な各種データが格納される。
表示ユニット120は、表示部121と入力検知部122とを備え、グラフィック処理部114と入出力インタフェース115にそれぞれ接続されている。
図3は、実施の形態の自動取引装置が備える通帳処理ユニットの一例を示す図である。
通帳処理ユニット200は、通帳を受け付け、また、通帳を排出する通帳挿入/排出口201に接続された、通帳が搬送される搬送路202を有する。通帳処理ユニット200は、搬送路202沿いに、磁気処理部203と、光学読み取り部204と、印字部205と、頁捲り部206と、切り替えガイド部207と、通帳収容部208とを有する。そして、通帳処理ユニット200は、搬送路202に複数の搬送ローラ210と、捲りローラ211とが設けられている。
頁捲り部206では、任意の頁が開かれた状態の通帳が搬送路202を搬送されて、当該通帳の頁が捲りローラ211の回転により捲られる。
また、通帳処理ユニット200は、CPU260を備えており、CPU111からの制御信号に基づき、搬送ローラ210と、捲りローラ211とを回転させ、磁気処理部203と、光学読み取り部204と、印字部205と、頁捲り部206と、切り替えガイド部207とを動作させる。また、通帳処理ユニット200では、CPU111からの繰り越し処理のための制御信号に基づき、第1繰り出しローラ222,232,242,252と、第2繰り出しローラ224,244と、繰り出しベルト225,235,245,255とを回転させて、通帳の繰り越し処理を実行する。
図4は、実施の形態の自動取引装置が備える通帳処理ユニットの通帳繰り出し機構を示す図である。
なお、図5及び図6では、通帳繰り越し処理内の通帳搬出(繰り出し)動作のフローチャートに対して、通帳繰り越し処理内の通帳搬出(繰り出し)動作で実行される繰り出し時の各種ローラの回転条件を併記している。また、回転条件の上段は、各種ローラのモータ切り替え周波数(PPS)を、下段は、各種ローラのステップ数をそれぞれ表している。モータ切り替え周波数(PPS)が大きい程、各種ローラの回転速度が速いことを表す。ステップ数において、各種ローラを繰り出し方向側に回転させる場合を「(正)」と、繰り出し方向に対して逆方向側に回転させる場合を「(逆)」とそれぞれ表している。
図8は、実施の形態の自動取引装置が通帳処理ユニットで実行する通帳繰り出し処理における通帳繰り出し位置変更を示す図である。
自動取引装置100では、ユーザから表示ユニット120を介して、通帳繰り越し処理の要求の操作入力を受け付けると、制御ユニット110が、通帳処理ユニット200に対して、通帳繰り越し処理の制御信号を通知する。
なお、以下の処理では、通帳繰り出し機構220(格納部221側)で通帳繰り越し処理内の通帳搬出(繰り出し)動作が行われるまでを例に挙げて説明する。(通帳搬出後の印字や頁捲り動作等は省略する)
また、以下の処理は、通帳繰り出し機構220(格納部231側)、通帳繰り出し機構240でも同様に実行することができる。
また、この際、第1繰り出しローラ222は、2種類の回転をそれぞれ行って、これを1セットとする繰り出しを行う。具体的には、第1繰り出しローラ222は、モータ切り替え周波数が500(PPS)であり、そのステップ数が500(回)で繰り出し(正)方向に回転して(1種目)、さらに、モータ切り替え周波数が500(PPS)であり、そのステップ数が1500(回)で繰り出し(正)方向に回転する(2種目)。
次の処理は、通帳繰り出し位置変更エラーが生じた場合には、ステップS3の処理が実行され、通帳繰り出し位置変更エラーが生じずに適切に通帳繰り出し位置変更が行われた場合には、ステップS25の処理が実行される。
第1繰り出しローラ222で通帳P1を繰り出し方向(図4中下方向側)に繰り出す。この際、第1繰り出しローラ222は通帳P1を適切に繰り出すことができずに、例えば、図7に示されるように、通帳P1が、第2繰り出しローラ224と繰り出しベルト225との間に入って行けず、センサ226,227が通帳P1を検出することができない。この場合に、CPU260は、通帳繰り出し位置変更エラーと判断する。
次の処理は、通帳繰り出し位置変更エラーが生じた場合には、ステップS5の処理が実行され、通帳繰り出し位置変更エラーが生じずに適切に通帳繰り出し位置変更が行われた場合には、ステップS25の処理が実行される。
次の処理は、通帳繰り出し位置変更エラーが生じた場合には、ステップS7の処理が実行され、通帳繰り出し位置変更エラーが生じずに適切に通帳繰り出し位置変更が行われた場合には、ステップS25の処理が実行される。
[ステップS23] CPU260は、通帳繰り出し位置変更リトライ(11回目)として、第1繰り出しローラ222と、第2繰り出しローラ224(並びに繰り出しベルト225)とを回転させて、再び、通帳P1の繰り出し位置を下方向側(繰り出し方向)に移動(変更)させる。
次の処理は、通帳繰り出し位置変更エラーが生じた場合には、ステップS51の処理が実行され、通帳繰り出し位置変更エラーが生じずに適切に通帳繰り出し位置変更が行われた場合には、ステップS25の処理が実行される。
次の処理は、通帳の引き込みエラーが生じた場合には、ステップS27の処理が実行され、通帳の引き込みエラーが生じずに適切に通帳を繰り出し方向に引き込み、搬送路202に案内することができた場合には、通帳の繰り越し処理内の通帳搬出(繰り出し)動作が終了する。
次の処理は、通帳の引き込みエラーが生じた場合には、ステップS29の処理が実行され、通帳の引き込みエラーが生じずに適切に通帳を繰り出し方向に引き込み、搬送路202に案内することができた場合には、通帳の繰り越し処理内の通帳搬出(繰り出し)動作が終了する。
具体的には、第2繰り出しローラ224(並びに繰り出しベルト225)は、モータ切り替え周波数が2000(PPS)であってステップS25よりも速く、そのステップ数が60(回)で繰り出し方向の逆方向に回転する(1種目)。
さらに、第2繰り出しローラ224(並びに繰り出しベルト225)は、モータ切り替え周波数が2000(PPS)であり、そのステップ数が1000(回)で繰り出し(正)方向に回転する(2種目)。
次の処理は、通帳の引き込みエラーが生じた場合には、ステップS31の処理が実行され、通帳の引き込みエラーが生じずに適切に通帳を繰り出し方向に引き込み、搬送路202に案内することができた場合には、通帳の繰り越し処理内の通帳搬出(繰り出し)動作が終了する。
[ステップS49] CPU260は、通帳の引き込みリトライ(12回目)として、第2繰り出しローラ224(並びに繰り出しベルト225)を回転させて、再び、通帳P1の繰り出し方向に引き込み、搬送路202に案内する。
具体的には、第2繰り出しローラ224(並びに繰り出しベルト225)は、モータ切り替え周波数が2000(PPS)であってステップS25よりも速く、そのステップ数が60(回)で繰り出し方向の逆方向に回転する(1種目)。
次の処理は、通帳の引き込みエラーが生じた場合には、ステップS51の処理が実行され、通帳の引き込みエラーが生じずに適切に通帳を繰り出し方向に引き込み、搬送路202に案内することができた場合には、通帳の繰り越し処理内の通帳搬出(繰り出し)動作が終了する。
以上の処理により、ステップS26,S28,S30,S32,S34,S36,S38,S40,S42,S44,S46,S48,S50で通帳P1の引き込みエラーが無く、通帳P1が適切に引き込まれて、搬送路202に安定して案内されると、通帳P1は搬送路202を搬送ローラ210により搬送されて、印字処理等(詳細は省略)が行われ、通帳挿入/排出口201から通帳P1が排出されて、通帳繰り越し処理が終了する。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成及び応用例に限定されるものではない。
201 通帳挿入/排出口
202 搬送路
203 磁気処理部
204 光学読み取り部
205 印字部
206 頁捲り部
207 切り替えガイド部
208 通帳収容部
210 搬送ローラ
211 捲りローラ
220,240 通帳繰り出し機構
221,231,241,251 格納部
222,232,242,252 第1繰り出しローラ
223,233 移動部
224,244 第2繰り出しローラ
225,235,245,255 繰り出しベルト
225a,225b,235a,235b ローラ
226,236 センサ
Claims (7)
- 通帳を格納し、前記通帳を前記通帳の主面に対して垂直方向に移動させる移動部を含む格納部と、
前記主面に対向配置され、前記移動部により移動されて前記主面が押圧された前記通帳を、回転して繰り出し方向に繰り出す第1繰り出しローラと、
前記第1繰り出しローラから前記繰り出し方向側に離間して設けられ、前記第1繰り出しローラにより繰り出された前記通帳の前記主面を、回転して前記繰り出し方向に摩擦する第2繰り出しローラと、
一端部が、前記第1繰り出しローラにより繰り出された前記通帳を前記第2繰り出しローラと挟み込むように配置され、他端部が、前記繰り出し方向側に配置され、前記第2繰り出しローラにより摩擦される前記主面の裏面を、走行して前記繰り出し方向に摩擦して、前記通帳を前記繰り出し方向に案内する繰り出しベルトと、
前記第2繰り出しローラから前記繰り出し方向側に設けられ、前記繰り出しベルトにより案内された前記通帳を外部に搬送する搬送部と、
を有し、
前記通帳が前記繰り出し方向に繰り出されない繰り出しエラーが生じた際には、前記第1繰り出しローラと、前記第2繰り出しローラと、前記繰り出しベルトとにより、前記通帳を前記繰り出しエラーが生じた際よりも速く繰り出し方向に繰り出す、
ことを特徴とする自動取引装置。 - 前記通帳の前記繰り出しエラーが前記第2繰り出しローラと前記繰り出しベルトとの間で生じた際には、
前記第1繰り出しローラの回転速度を、前記繰り出しエラーが生じた際の前記第1繰り出しローラの回転速度よりも速くして、前記通帳の繰り出しを再び行う、
ことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 前記第1繰り出しローラを前記繰り出し方向の逆方向に回転させて、前記通帳を前記第2繰り出しローラと前記繰り出しベルト乃至その付近から分離させて、
再び、前記第1繰り出しローラを前記繰り出し方向に回転させて、前記通帳を前記第2繰り出しローラと前記繰り出しベルトとの間に繰り出す、
ことを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。 - 前記通帳の前記繰り出しエラーが前記第1繰り出しローラで生じた際には、
前記第2繰り出しローラと前記繰り出しベルトとの回転速度を、前記繰り出しエラーが生じた際の前記第2繰り出しローラと前記繰り出しベルトとの回転速度よりも速くして、前記通帳の繰り出しを再び行う、
ことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 前記第2繰り出しローラと前記繰り出しベルトとを、前記繰り出し方向の逆方向に回転させて、前記通帳を前記逆方向に移動させて、
再び、前記第2繰り出しローラと前記繰り出しベルトとを前記繰り出し方向に回転させて、前記通帳を移動させる、
ことを特徴とする請求項4記載の自動取引装置。 - 前記格納部から前記通帳を繰り出す前に、
前記第1繰り出しローラと、前記第2繰り出しローラと、前記繰り出しベルトとにより前記通帳を、前記繰り出し方向に繰り出して前記第1繰り出しローラから離れる位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動取引装置。 - 通帳を格納し、前記通帳を前記通帳の主面に対して垂直方向に移動させる移動部を含む格納部と、前記主面に対向配置され、前記移動部により移動されて前記主面が押圧された前記通帳を、回転して繰り出し方向に繰り出す第1繰り出しローラと、
前記第1繰り出しローラから前記繰り出し方向側に離間して設けられ、前記第1繰り出しローラにより繰り出された前記通帳の前記主面を、回転して前記繰り出し方向に摩擦する第2繰り出しローラと、一端部が、前記第1繰り出しローラにより繰り出された前記通帳を前記第2繰り出しローラと挟み込むように配置され、他端部が、前記繰り出し方向側に配置され、前記第2繰り出しローラにより摩擦される前記主面の裏面を、走行して前記繰り出し方向に摩擦して、前記通帳を前記繰り出し方向に案内する繰り出しベルトと、
前記第2繰り出しローラから前記繰り出し方向側に設けられ、前記繰り出しベルトにより案内された前記通帳を外部に搬送する搬送部と、を有する自動取引装置が、
前記通帳が前記繰り出し方向に繰り出されない繰り出しエラーが生じた際には、前記第1繰り出しローラと、前記第2繰り出しローラと、前記繰り出しベルトとにより、前記通帳を前記繰り出しエラーが生じた際よりも速く繰り出し方向に繰り出す、
ことを特徴とする自動取引装置の繰り出し方法。
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