JP4622377B2 - 紙幣入出金機 - Google Patents

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Description

本発明は、入金される紙幣を分離搬送して処理する紙幣入出金機に関する。
従来の紙幣入出金機は、紙幣投入部に投入された紙幣を搬送路により鑑別部へ搬送して紙幣の金種、真偽を鑑別し、鑑別された紙幣をその金種ごとに設定された金種別カセット部に集積している。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−82164号公報(第4頁右欄50行目−第5頁左欄2行目、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、投入された紙幣の状態に関わらず搬送路に繰出して搬送するため、例えば高い湿度を有する状態の紙幣が投入されて搬送されると、搬送中に紙幣ジャムや重送等の搬送異常が生じる要因となるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、状態の悪い紙幣が投入されたことで生ずる紙幣の搬送異常を防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、 投入された紙幣を収納する紙幣投入部を備える紙幣入出金機において、前記紙幣投入部に収納した紙幣を繰出すための分離ローラと、該分離ローラに紙幣を押付けるビルプレスと、紙幣表面の湿度を測定する湿度センサと、前記紙幣投入部内に向けて送風可能に配置したファンとを備え、前記ビルプレスによって紙幣を分離ローラに押付けた状態で前記湿度センサによって湿度を測定し、測定した湿度が判定値を超えているとき、前記ビルプレスを前記分離ローラから離れる方向に移動させて紙幣間に隙間を作り、前記ファンによって紙幣間に送風することを特徴とする。
これにより、本発明は、投入された紙幣の状態を測定し、その測定した紙幣の状態が取込不可状態のときに取引処理を中断して紙幣を返却するため、状態の悪い紙幣を搬送することで生じる紙幣の搬送異常を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙幣入出金機の実施例について説明する。
図1は実施例1の紙幣入出金機を示す斜視図、図2は実施例1の紙幣入出金機を示すブロック図、図3は実施例1の紙幣入出金機の内部を示す説明図である。
図1、図2および図3において1は紙幣入出金機であり、銀行等の金融機関の店舗に設置され顧客との取引を自動で行う。
2はLCD等の表示部であり、取引選択画面や各種の入力画面、顧客の処置を促す画面等を表示する。
3は入力部であり、テンキー等を備えており、顧客の暗証番号や入出金金額等の入力を受付ける。
4は、カード取扱部であり、挿入された顧客のキャッシュカード等の取引カードの磁気ストライプに記録されているカード情報を読み書きする機能を有すると共に取引明細票等を印刷する機能を有している。
5は通帳取扱部であり、挿入された顧客の通帳の磁気ストライプに記録されている通帳情報を読み書きする機能を有すると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有している。
紙幣投入部6は、顧客が投入した紙幣Pおよび出金取引で払出す紙幣Pを網目状に形成された収納底部6aの上に立てた状態で収納すると共に、紙幣Pに紛れて投入された硬貨やクリップ等の異物が網目の隙間から下方に設置されている異物収納部7に落ちるように構成されている。
8は紙幣投入口シャッタ部であり、紙幣入出金機1の筐体1a側に設けた筐体シャッタ9と、紙幣投入部6の上方に設けられ、紙幣投入部6に立てた状態で収納された紙幣Pの面の直交方向に開閉する両開きの扉10a、10bを有するスライド式の投入部シャッタ10により構成される。そして顧客により紙幣Pが投入されるとき、あるいは顧客へ紙幣Pを出金するとき図4に示すように筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を開いて、紙幣Pを搬送しているとき等は筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を閉じて取引処理中での顧客による不意の紙幣投入部6への手挿入等の事故を防ぐ。
11は検知センサであり、光学式等のセンサであって、紙幣投入部6内の紙幣Pの残留の有無を検知する。
12はビルプレスであり、紙幣Pの繰出時に紙幣投入部6内に収納された紙幣Pを押付ける。
13はビルプレス12と対向配置された分離ローラであり、搬送路14の最上流に配置されて図5に示すようにビルプレス12と分離ローラ13との間に収納された紙幣Pをビルプレス12により分離ローラ13に押付けて分離ローラ13を回転させることにより一枚づつ分離して搬送路14へ繰出す。
ビルプレス12、分離ローラ13およびこれらを作動させるための図示しない駆動源等により分離繰出し手段が構成される。
搬送路14は、対向配置されたローラあるいはベルト等により構成され、紙幣Pを挟持して搬送する。
15は鑑別部であり、紙幣投入部6から搬送路14により搬送された紙幣Pの真偽、正損、金種等を鑑別する。
16は一時保管部であり、鑑別部15にて鑑別された紙幣Pを一時的に保管する。
17はセレクタであり、一時保管部16から搬送路14により搬送された紙幣Pを金種別カセット部18に集積するときに、その搬送方向を切替える。
金種別カセット部18は、鑑別部15で鑑別された紙幣Pを設定された金種ごとに集積する。
20は制御部であり、紙幣入出金機1の各部の制御を行う。
21は記憶部であり、制御部20が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部20による処理結果等が格納されると共に、紙幣Pを安全に取込んで搬送するための湿度の判定値としての取込判定値を格納する。
23は紙幣状態測定センサとしての湿度センサであり、例えば静電容量式や抵抗式等のセンサであり、投入部シャッタ10の分離ローラ13から離れている側の扉10a、すなわちビルプレス12側に紙幣投入部6内に突出するように弾性体の支持シャフトを介して設置され、湿度測定回路24を介して制御部20に接続されている。
湿度センサ23は、図6に示すように投入部シャッタ10が閉まるときに扉10aの閉動作に伴って紙幣投入部6内に収納している紙幣Pの分離ローラ13から離れた位置の紙幣Pの長手方向中央部上端に接触してその湿度を測定する。
なお、本実施例では静電容量式の検知センサを用いる。
上記の紙幣入出金機1の記憶部21には、各種の取引処理業務を実行する機能を有する業務処理プログラムが格納されており、制御部20と業務処理プログラムとの各ステップにより本実施例のハードウェアとしての各種の機能手段が形成される。
上述した構成の作用について、図7に示す実施例1の紙幣入出金機の動作を示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って実施例1の紙幣入出金機の動作を説明する。
S1、制御部20は、表示部2に預入取引、振込取引および払出取引等の選択肢を表示した取引選択画面を表示して待機する。
本実施例では、顧客はテンキーにより預入取引の選択肢を選択する。
S2、預入取引を行うことを認識した制御部20は、表示部2に取引カードまたは通帳の挿入を促す文言を表示し、顧客が取引カードをカード取扱部4に挿入、または通帳を通帳取扱部5に挿入すると、制御部20は筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を開くと共に、表示部2に紙幣の投入を促す文言を表示する。そして顧客は紙幣Pを紙幣投入部6に投入する。
S3、顧客により紙幣Pが紙幣投入部6に投入されると、制御部20は検知センサ11が紙幣Pを検知したことにより紙幣投入部6に紙幣Pが投入されたことを認識する。
S4、制御部20は、タイマー機能により紙幣Pの投入を認識してから一定時間経過したことを認識すると、筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を閉じる。
S5、制御部20は、投入部シャッタ10の扉10aの閉動作に伴って湿度センサ23を紙幣Pの表面に接触させて投入された紙幣Pの表面湿度を測定する。
S6、紙幣Pの表面湿度を測定した制御部20は、記憶部21に格納されている取込判定値(例えば96%RH(Relative Humid))を読出して測定した湿度の値、つまり湿度測定値と比較し、湿度測定値が取込判定値を超えていた場合はステップS7に分岐し、湿度測定値が取込判定値以下の場合はステップS9に移行する。
S7、湿度測定値が取込判定値を超えていると判断した制御部20は、紙幣Pが取込不可状態だと認識して表示部2に図8に示す紙幣Pを返却することとその返却理由を記した文言、例えば「お客様の投入された紙幣は、大変湿っておりますのでお取り扱いできません。」等の文言を表示した返却理由説明メッセージを表示する。
S8、制御部20は、筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を開いて顧客に紙幣Pを返却し、顧客が紙幣Pを受取ったことにより検知センサ11が紙幣投入部6内の紙幣Pを検知しなくなって所定時間の経過後に、筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を閉じてステップS1に戻り表示部2に取引選択画面を表示して待機する。
S9、湿度測定値が取込判定値以下であると判断した制御部20は、紙幣Pをビルプレス12により押付けて分離ローラ13を回転させて一枚づつ分離して搬送路14へ繰出し、ステップS2で認識した預入取引処理に関する動作を通常通りに実行して預入取引処理を終了させる。そして制御部20は顧客が取引カードまたは通帳を抜き取るとステップS1に戻り表示部2に取引選択画面を表示して待機する。
このように、本実施例では預入取引等の顧客から紙幣Pが投入される取引において、投入部シャッタ10の扉10aの閉動作に伴って湿度センサ23を投入された紙幣Pの表面に接触させることにより紙幣Pの表面湿度を測定し、湿度測定値が取込判定値を超えているとき顧客が選択した取引処理を中断して紙幣Pを顧客に返却する。
以上説明したように、本実施例では、湿度センサにより顧客が投入した紙幣表面の湿度を測定し、湿度測定値が取込判定値を超えているときに取引処理を中断するため、高湿度の紙幣を搬送したときに生じる紙幣の搬送異常を防止することができる。
また、高い湿度の紙幣と共に湿気が紙幣入出金機内に侵入して紙幣入出金機内部に錆が生じてしまうことを防止することができる。
なお、本実施例において湿度測定値が取込判定値を超えていると認識したとき返却理由説明メッセージを表示して取引を中断するとして説明したが、湿度測定値が取込判定値を超えてもすぐに取引を中断しないようにしてもよい。そのような場合紙幣返却を伝える旨と新たに紙幣の投入を促す旨を伝える文言、例えば「お客様の投入された紙幣は大変湿っておりますのでお取扱できません。乾いた紙幣を投入してください」等の文言を表示部に表示し、筐体シャッタおよび投入部シャッタを開いて顧客が紙幣を受取ったことを検知センサにより確認したら表示部の画面を紙幣の投入を促す文言、例えば「紙幣を投入してください」等の文言を表示した画面に切替える。
そして、検知センサにより顧客による紙幣の投入の有無を判断して顧客が紙幣を投入しなかったときは取引を中断すると判断し、顧客が紙幣を投入したときは上記と同様にして投入された紙幣の表面湿度を測定し、その紙幣の湿度測定値と取込判定値とを比較してその結果に応じた処理を行うようにし、紙幣の再投入が所定の回数(例えば3回)行われた後に湿度測定値が取込判定値を超えていた場合は取引を中断するようにする。
また、表示部に紙幣返却を伝える旨と新たに紙幣の投入を促す旨を伝える文言を表示して紙幣を顧客に返却した後、顧客が紙幣の投入を行わなかったときに、表示部に窓口の利用を進める文言、例えば「窓口にてお預かり、または交換できます。」等の文言を表示すれば、紙幣入出金機で扱えない取引を窓口で行わせることができる。
図9は実施例2の異物収納部を示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9において、異物収納部7は、紙幣投入部6の収納底部6aの下方に設置される中箱30とそれが嵌め込まれる外箱32により構成されており、外箱32の対向する一対の内側面の底面から所定の高さにL字状の支持部を設け、中箱30を外箱32に嵌め込んだときにこの支持部により中箱30が支えられている。
中箱30の底面は硬貨やクリップ等の異物より小さい孔が複数設けられた異物収納面31が形成され、紙幣投入部6に投入された紙幣Pに紛れた異物を収納する。
外箱32はその1つの側面の略下半分が開口しており、開口している側面の外側で対向して外箱32内に風を送るファン33と、ファン33と外箱32の側面との間に発熱体34が設置されている。
ファン33により異物収納部7の外箱32内に送風する際、発熱体34に通電して発熱させると外箱32内に送られる風が熱風となり、その熱風が中箱30の異物収納面31の複数設けられた小さい孔を通り抜けて中箱30に送られていく。
そして、熱風が中箱30の上方の収納底部6aを通ることにより、紙幣投入部6に収納している紙幣Pに吹き付けられる。
本実施例の記憶部21には、上記実施例1で格納されているものに加えて紙幣Pに一定時間送風して乾燥させれば安全に取込んで搬送できる湿度の判定値としての乾燥判定値が格納されている。
上述した構成の作用について、図10に示す実施例2の紙幣入出金機の動作を示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って実施例2の紙幣入出金機の動作を説明する。
本実施例では顧客の紙幣Pを受入れる預入取引を行う場合、実施例1と同様にして投入された紙幣Pの表面湿度を測定するため、ステップSA1からステップSA5までの動作は上記実施例1のステップS1からステップS5までの動作と同様であるのでその説明を省略する。
SA6、顧客が投入した紙幣Pの表面湿度を測定した制御部20は、記憶部21に格納されている取込判定値(例えば96%RH)を読出して測定した湿度の値、つまり湿度測定値と比較し、湿度測定値が取込判定値以下の場合はステップSA7に分岐し、湿度測定値が取込判定値を超えていた場合はステップSA8に移行する。
SA7、湿度測定値が取込判定値以下と認識した制御部20は、紙幣Pをビルプレス12により押付けて分離ローラ13を回転させて一枚づつ分離して搬送路14へ繰出し、ステップSA2で認識した預入取引処理に関する動作を通常通り実行して預入取引処理を終了させる。そして制御部20は顧客が取引カードまたは通帳を抜き取るとステップSA1に戻り表示部2に取引選択画面を表示して待機する。
SA8、湿度測定値が取込判定値を超えていると判断した制御部20は、記憶部21に格納されている乾燥判定値(例えば98%RH)を読出して湿度測定値と比較し、湿度測定値が乾燥判定値を超えている場合はステップSA12に分岐し、湿度測定値が乾燥判定値以下の場合はステップSA9に移行する。
SA9、湿度測定値が乾燥判定値以下であると判断した制御部20は、発熱体34を発熱させてファン33を動かして熱風を発生させることにより、熱風を外箱32から中箱30を通じて紙幣投入部6内に送り、そこに収納されている紙幣Pに熱風を吹き付け、表示部2に図11に示す紙幣Pを乾燥中である旨の文言、例えば「お客様の投入された紙幣は、大変湿っておりますのでお取扱できません。ただいま乾燥させていますのでしばらくお待ちください。」等の文言と取引を中断するための選択肢、熱風を吹き付ける残り時間のカウントダウン等を表示した紙幣乾燥案内画面を表示する。
SA10、タイマー機能により一定時間、例えば30秒間熱風を吹き付けたことを認識した制御部20は、ファン33および発熱体34の作動を止めて紙幣Pの表面湿度を再測定する。
SA11、熱風により乾燥させた紙幣Pの表面湿度を再測定した制御部20は、記憶部21に格納されている取込判定値を読出して再測定した湿度の値、つまり湿度再測定値と比較し、湿度再測定値が取込判定値を超えている場合はステップSA12に分岐し、湿度再測定値が取込判定値以下の場合はステップSA7に移行する。
SA12、湿度測定値が乾燥判定値を超えている、あるいは湿度再測定値が取込判定値を超えていると判断した制御部20は、紙幣Pが取込不可状態だと認識して表示部2に上記実施例1のステップS7と同様の返却理由説明メッセージを表示する。
SA13、制御部20は、筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を開くことにより顧客に紙幣Pを返却し、顧客が紙幣Pを受取ったことにより検知センサ11が紙幣Pを検知しなくなって所定時間の経過後に、筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を閉じてステップSA1に戻り表示部2に取引選択画面を表示して待機する。
このように本実施例では投入された紙幣Pの表面湿度を測定し、湿度測定値が取込判定値を超えても、乾燥判定値以下であれば熱風を吹き付けて紙幣Pを乾燥させて湿度の再測定を行い、湿度再測定値が取込判定値以下となっていれば顧客の選択した取引処理を実行する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加え、湿度測定値が取込判定値を超えても、乾燥判定値以下であれば熱風を吹き付けて紙幣を乾燥させるので、湿度の高い紙幣を乾燥させて搬送することができるため湿度の状態による取引中断の割合を低減させることができる。
なお、上記実施例1、実施例2において、投入部シャッタの分離ローラから離れている側の扉に湿度センサを設置するとして説明したが、湿度センサを分離ローラから離れた位置にあるビルプレスに設置して紙幣が投入されたときビルプレスを動かして湿度センサを分離ローラから最も離れた位置の紙幣に接触させて紙幣の表面湿度を測定するようにしてもよい。このようにすれば紙幣投入口シャッタ部が1つのシャッタで構成されている紙幣入出金機にも本発明を適用することができる。
また、ビルプレスに湿度センサを設置すれば紙幣を乾燥させる際に、筐体シャッタを閉じて投入部シャッタを開放した状態のまま、熱風の吹き付けを行うことができるため、熱風の逃げ口を確保して乾燥効率を向上させることができる。
図12は実施例3の分離ローラと湿度センサとの位置関係を示す説明図、図13は実施例3の紙幣投入部を示す説明図である。
なお、上記実施例1および実施例2と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図12において、本実施例の湿度センサ23は分離ローラ13の近傍に設置され、顧客により投入された紙幣Pがビルプレス12により分離ローラ13の方に寄せられたときに分離ローラ13に最も近い位置の紙幣Pの長手方向中央部上端に接触してその湿度を測定する。
図13において、紙幣投入部6の網目状となっている収納底部6aは分離ローラ13の下方の位置まで形成され、その収納底部6aが形成されている範囲とほぼ同じ大きさで異物収納部7が形成されている。
上述した構成の作用について、図14に示す実施例3の紙幣入出金機の動作を示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って実施例3の紙幣入出金機の動作を説明する。
本実施例では顧客の紙幣を受入れる預入取引を行う場合、実施例2と同様にして投入された紙幣Pの表面湿度を測定するためステップSB1からステップSB4までの動作は上記実施例2のステップSA1からステップSA4までの動作と同様であるのでその説明を省略する。
SB5、制御部20は、紙幣Pをビルプレス12により押付けて湿度センサ23を紙幣Pの表面に接触させて表面湿度を測定する。
SB6、紙幣Pの表面湿度を測定した制御部20は、上記実施例2のステップSA6と同様に測定した湿度の値、つまり湿度測定値と取込判定値とを比較し、湿度測定値が取込判定値以下の場合はステップSB7に分岐し、湿度測定値が取込判定値を超えていた場合はステップSB8に移行する。
SB7、湿度測定値が取込判定値以下と判断した制御部20は、預入取引処理に関する動作を通常通り実行して預入取引処理を終了させる。そして制御部20は顧客が取引カードまたは通帳を抜き取るとステップSB1に戻り表示部2に取引選択画面を表示して待機する。
SB8、湿度測定値が取込判定値を超えていると判断した制御部20は、上記実施例2のステップSA8と同様に湿度測定値と乾燥判定値とを比較し、湿度測定値が乾燥判定値を超えている場合はステップSB12に分岐し、湿度測定値が乾燥判定値以下の場合はステップSB9に移行する。
SB9、湿度測定値が乾燥判定値以下であると判断した制御部20は、発熱体34を発熱させてファン33を動かして熱風を一定時間発生させることにより、熱風を外箱32から中箱30、収納底部6aを通じて紙幣投入部6内に送り、そこに収納されている紙幣Pに熱風を吹き付けると共に、表示部2に紙幣Pを乾燥中である旨の文言と熱風を吹き付ける残り時間、取引を中断するための「取消」キー等を表示した紙幣乾燥案内画面を表示する。
SB10、タイマー機能により一定時間紙幣Pに熱風を吹き付けたことを認識した制御部20は、ファン33および発熱体34の作動を止めて紙幣Pの表面湿度を再測定する。
SB11、熱風により乾燥させた紙幣Pの表面湿度を再測定した制御部20は、記憶部21に格納されている取込判定値を読出して再測定した湿度の値、つまり湿度再測定値と比較し、湿度再測定値が取込判定値を超えている場合にはステップSB12に分岐し、湿度再測定値が取込判定値以下の場合はステップSB7に移行する。
SB12、湿度測定値が乾燥判定値を超えている、あるいは湿度再測定値が取込判定値を超えていると判断した制御部20は、紙幣Pが取込不可状態だと認識して表示部2に上記実施例2のステップSA12と同様の返却理由メッセージを表示する。
SB13、制御部20は、ビルプレス12を元の位置に戻して筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を開いて顧客に紙幣Pを返却し、顧客が紙幣Pを受取ったことにより検知センサ11が紙幣Pを検知しなくなって所定時間の経過後に、筐体シャッタ9および投入部シャッタ10を閉じてステップSB1に戻り表示部2に取引選択画面を表示して待機する。
このように、本実施例では分離ローラ13の近傍に湿度センサ23を設置し、ビルプレスにより投入された紙幣Pを押圧したときに湿度センサ23が紙幣Pに触れて湿度を測定する。
なお、湿度測定のタイミングとしては、繰出す紙幣毎に行えばより良いことは言うまでもない。
以上説明したように、本実施例では、分離ローラの近傍に設置した湿度センサが、投入された紙幣をビルプレスにより押付けたときに紙幣表面に触れて湿度を測定するため、最初に繰出される紙幣表面の湿度を測定することができるので高い湿度の紙幣を搬送してしまうことを防止できる。
なお、本実施例において、湿度センサにより湿度の測定をしたままの状態、つまりビルプレスと分離ローラの間に紙幣を挟んだまま熱風を吹き付けるとして説明したが、熱風を吹き付ける前にビルプレスを紙幣から少し離せば複数枚の紙幣が投入された場合に紙幣と紙幣の間に隙間ができて熱風がその隙間に入ることにより紙幣の乾燥させる効率が向上する。
また、本実施例において、紙幣を乾燥させるときに熱風を一定時間発生させるとして説明したが、予め紙幣を乾燥させるために必要な熱風を発生させる時間を、ビルプレスと分離ローラとの間に紙幣を挟んだときのビルプレスの移動量から認識する紙幣枚数と測定した紙幣の湿度との組合せから算出した乾燥時間データテーブルを記憶部に格納しておき、ビルプレス移動の際に認識した紙幣枚数と測定した紙幣の湿度の組合せから乾燥時間データテーブルを参照することにより熱風を発生させる時間を読出し、その時間に従って熱風を発生させれば紙幣の乾燥を確実に行うことができる。
なお、上記各実施例において預入取引を行うとして説明したが顧客から紙幣を受付ける取引であればよいので、振込取引に適応しても前記と同様の効果を得ることができる。
また、上記各実施例において、紙幣の表面湿度を測定するとき筐体シャッタおよび投入部シャッタを閉じるようにしたが、紙幣の表面湿度を測定するときに投入部シャッタのみを閉めて紙幣を搬送路へ繰出す際に筐体シャッタを閉めるようにすれば、紙幣を返却するときに投入部シャッタだけを開けばよく、顧客へ紙幣を返却するときに時間を短縮することができる。
なお、上記実施例2および実施例3において、熱風を吹き付けた後の紙幣の表面湿度が取込判定値以下となれば紙幣を取引処理を実行するとして説明したが、熱風を吹き付けた場合は別の湿度の判定値として乾燥後湿度判定値(例えば90%RH)を設け、この乾燥後湿度判定値以下となった場合に取引処理を実行するようにすれば、さらに紙幣の搬送を安全に実行することができる。
また、上記実施例2、実施例3において、熱風を発生させるとして説明したが、湿度の低い乾燥空気を送風して紙幣を乾燥させるようにしても上記と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施例2、実施例3において、湿度センサにより測定した紙幣の湿度が低い場合(例えば20%RH)に熱風を吹き付けて紙幣投入部内の温度を上昇させて紙幣投入部内の湿度を上昇させれば、低い湿度の紙幣を搬送しているときに発生する静電気により紙幣入出金機の各部に異常が生じてしまうことを防止することができる。
さらに、上記各実施例において、紙幣状態測定センサとして湿度センサを用いるとして説明したが、紙幣の帯電電位を測定する静電気センサを用いてもよい。
この場合測定した紙幣の帯電電位が予め設定した判定値よりも高いときに取込不可状態と認識して顧客が選択した取引処理を中断するようにしてもよく、またファンと発熱体を備えている場合は紙幣投入部内の温度を上昇させることにより紙幣投入部内の湿度を上げて紙幣の帯電電位を下げてから取引処理を実行すればよい。
また、上記各実施例では紙幣入出金機を例に説明したが、例えば券売機や自動販売機等の顧客からの紙幣の受入れを行っている自動取引装置に適用すれば同様の効果を得ることができる。
実施例1の紙幣入出金機を示す斜視図 実施例1の紙幣入出金機を示すブロック図 実施例1の紙幣入出金機の内部を示す説明図 実施例1の紙幣投入時の紙幣投入部と紙幣投入口シャッタ部を示す説明図 実施例1の紙幣繰出時の紙幣投入部を示す説明図 実施例1の湿度測定時の紙幣投入部を示す説明図 実施例1の紙幣入出金機の動作を示すフローチャート 実施例1の返却理由説明メッセージ表示例 実施例2の異物収納部を示す説明図 実施例2の紙幣入出金機の動作を示すフローチャート 実施例2の紙幣乾燥案内画面表示例 実施例3の分離ローラと湿度センサとの位置関係を示す説明図 実施例3の紙幣投入部を示す説明図 実施例3の紙幣入出金機の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 紙幣入出金機
1a 筐体
2 表示部
3 入力部
4 カード取扱部
5 通帳取扱部
6 紙幣投入部
6a 収納底部
7 異物収納部
8 紙幣投入口シャッタ部
9 筐体シャッタ
10 投入部シャッタ
10a、10b 扉
11 検知センサ
12 ビルプレス
13 分離ローラ
14 搬送路
15 鑑別部
16 一時保管部
17 セレクタ
18 金種別カセット部
20 制御部
21 記憶部
23 湿度センサ
24 湿度測定回路
30 中箱
31 異物収納面
32 外箱
33 ファン
34 発熱体

Claims (3)

  1. 投入された紙幣を収納する紙幣投入部を備える紙幣入出金機において、
    前記紙幣投入部に収納した紙幣を繰出すための分離ローラと、該分離ローラに紙幣を押付けるビルプレスと、紙幣表面の湿度を測定する湿度センサと、前記紙幣投入部内に向けて送風可能に配置したファンとを備え、
    前記ビルプレスによって紙幣を分離ローラに押付けた状態で前記湿度センサによって湿度を測定し、測定した湿度が判定値を超えているとき、前記ビルプレスを前記分離ローラから離れる方向に移動させて紙幣間に隙間を作り、前記ファンによって紙幣間に送風することを特徴とする紙幣入出金機。
  2. 請求項1に記載の紙幣入出金機において、
    前記湿度センサは少なくとも前記分離ローラ側、または前記ビルプレス側に位置する紙幣表面の湿度を測定することを特徴とする紙幣入出金機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の紙幣入出金機において、
    開口する面を1つ有して前記紙幣投入部に投入された異物を収納する異物収納部を前記紙幣投入部の下方に設け、前記異物収納部の開口する面に前記ファンを対向させて配置し、
    前記異物収納部を介して前記ファンにより、紙幣間に送風することを特徴とする紙幣入出金機。
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