JP5056007B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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Description
図6において、100は自動取引装置であり、顧客の操作を受け付けて紙幣等の現金の入金取引および出金取引等の取引を行うものである。
101は紙幣受渡口であり、入金取引時に紙幣の投入を受付け、また出金取引時に顧客に払い出す紙幣を集積するものである。ここで、紙幣受渡口101は紙幣の短手方向を鉛直方向に、長手方向を水平方向にして投入または集積される。
103は紙幣シャッタ開検知手段であり、光学式センサ等により構成され、紙幣シャッタ102が開状態であることを検知するためのものである。
図1において、1は自動取引装置であり、銀行等の金融機関の店舗またはコンビニエンスストア等の店舗等に設置されるものである。この自動取引装置1は、通信回線に通信可能に接続され、顧客の操作により顧客の口座番号等の口座情報が記録(記憶)された磁気ストライプやICチップ付きのキャッシュカード等の挿入を受け付けて口座から現金を引出す出金取引や口座に現金を預け入れる入金取引等の取引を行うものである。
また、本人であることが認証できるとホストコンピュータは自動取引装置1との間で現金入金、現金出金等の取引電文の送受信を行い顧客の取引を成立させるか否かを判断するとともにその取引の処理を行う。
紙幣受渡口2に投入された紙幣は、図示しない分離ローラ等で1枚ずつ分離されて紙幣を搬送する紙幣搬送路へ送り出され、図示しない紙幣収納庫に収納される。また、紙幣収納庫から図示しない分離ローラ等で1枚ずつ分離して紙幣搬送路へ送り出された紙幣は、紙幣受渡口2に集積される。
3は紙幣シャッタであり、自動取引装置1の筐体側に開閉可能に備えられ、開状態にすると紙幣受渡口2の開口部側(本実施例では上方)を開口し、顧客の操作による紙幣受渡口2への紙幣の投入や紙幣受渡口2からの紙幣の受取りを可能とし、一方、閉状態にすると紙幣受渡口2の開口部側を閉口し、顧客の操作による紙幣受渡口2への紙幣の投入や受取りを不可能とするためのものである。
なお、本実施例において、紙幣シャッタ3は、その一の端部が自動取引装置1の筐体に回動自在に軸支され、回動する構成で説明したが、摺動して紙幣受渡口2の開口部を閉塞または解放する構成にしてもよい。
図2は実施例における自動取引装置の制御系の構成を示すブロック図である。
図2において、11は顧客操作表示部であり、タッチパネル等の操作部および液晶ディスプレイ等の表示部で構成されたものである。この顧客操作表示部11はCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示部上にタッチパネルを配置し顧客が入力操作等を行うものであり、また、取引選択画面、顧客が選択した取引に対して顧客の入力操作等の誘導を行う画面および入力された情報等を表示するものである。
なお、挿入されたキャッシュカードはカード排出口から排出して顧客に返却することができるようになっている。
15は明細票部であり、明細票印刷機構および明細票搬送機構等を備え、予め備えられた明細票に取引内容や取引後の口座残高等を印刷し、その明細票を顧客に発行するものである。
また、この記憶部16は、入金取引において顧客による紙幣の投入を受け付けるときの紙幣シャッタ3が回動する角度、すなわち紙幣シャッタ3が形成する開口量、を決定するための駆動手段の回転角情報(例えば、ステッピングモータに与えるパルスの数)等を予め記憶するものとする。
上述した構成の作用について説明する。
図3は実施例における入金取引の動作を示すフローチャートであり、図中Sで表わすステップにしたがって説明する。
顧客は、このキャッシュカード挿入誘導画面にしたがってキャッシュカードをカード挿入口に挿入するものとする。
S2:口座情報を読取ると制御部17の指示により顧客操作表示部11は現金の入金や出金等の取引を選択するための取引選択画面を表示する。この取引選択画面は「いらっしゃいませ ご希望のお取引を押してください」等の文言、および「お引き出し」、「残高照会」、「通帳記帳」、「お預け入れ」、「お振り替え」、ならびに「お振り込み」等の取引選択ボタン等で構成されたものである。
S4:「お預け入れ」取引選択ボタンの押下を受け付けると制御部17の指示によりシャッタ部14は記憶部16に予め記憶された回転角情報を読出し、その回転角情報に基づいて駆動手段で紙幣シャッタ3を回動させ、紙幣受渡口2の開口部側を開口させる。
S5:紙幣シャッタ3を回動させ、紙幣受渡口2の開口部側を開口させると制御部17の指示により顧客操作表示部11は現金の投入を誘導する現金投入誘導画面を表示する。顧客はこの現金投入誘導画面にしたがって図4に示すようにその開口から紙幣Pを図中矢印Aが示す方向に投入する。
S6:紙幣Pが紙幣受渡口2に投入されると制御部17の指示により入出金部13は入金処理を行い投入された紙幣Pを計数する。
S7:顧客は表示された現金の金額を確認し、「確認」操作ボタンを押下するものとする。「確認」操作ボタンの押下を検知した制御部17の指示により通信部は入金取引の電文をホストコンピュータへ送信して取引を成立させる。
S9:紙幣Pを紙幣収納庫に収納すると制御部17の指示により明細票部15は取引内容や口座の残高等を印刷した明細票を顧客に発行するとともにカードリーダ部12はカードを顧客に返却する。
上述したように入金取引において紙幣シャッタ3が形成する紙幣受渡口2の開口量を少なくなるようにしたが、出金取引では以下のように紙幣シャッタ3を動作させるようにする。
制御部17の指示により入出金部13が紙幣収納庫から繰出した紙幣Pを紙幣受渡口2に集積させると制御部17から指示を受けたシャッタ部14は紙幣シャッタ開検知手段4で紙幣シャッタ3が開状態であることを検知するまで駆動手段で紙幣シャッタ3を回動させ、紙幣受渡口2の開口部側を開口させる。
なお、シャッタ部14が記憶部16に記憶された回転角情報を読出し、その回転角情報に基づいて駆動手段で紙幣シャッタ3を回動させ、紙幣受渡口2の開口部側を開口させるようにしてもよい。
このようにしたことにより、紙幣受渡口2は紙幣シャッタ3に覆われることがなく、顧客は紙幣受渡口2の全体を見渡すことができるようになるので紙幣Pを取り易くするとともに取り忘れを防止することができる。
2 紙幣受渡口
3 紙幣シャッタ
4 紙幣シャッタ開検知手段
11 顧客操作表示部
12 カードリーダ部
13 入出金部
14 シャッタ部
15 明細票部
16 記憶部
17 制御部
Claims (4)
- 顧客の操作を受け付けて現金の入金取引や出金取引等の取引を行う自動取引装置において、
入金する紙幣の投入を受け付けるとともに出金する紙幣を顧客へ渡すために集積する紙幣受渡部と、
上端部が前記紙幣受渡部の開口部の上方で回動可能に軸支され、その回動により前記紙幣受渡部の開口部を閉口または開口させる紙幣シャッタと、
入金する紙幣の投入を受け付けるときの前記紙幣シャッタの開口量を予め記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された開口量にしたがって前記紙幣シャッタを移動させて前記紙幣受渡部の開口部を開口させる紙幣シャッタ開閉手段とを設け、
入金する紙幣の投入を受け付けるとき、前記紙幣受渡部の開口部を閉口させている前記紙幣シャッタを略鉛直線上に位置するまで回動させ、前記紙幣受渡部の開口量を制限して前記開口の奥行きを少なくし、紙幣が、その短手方向および長手方向を水平にして前記紙幣受渡部に投入されることを防止することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1の自動取引装置において、
前記記憶部に記憶する紙幣シャッタの開口量を、出金する紙幣を顧客へ渡すときの開口量より少なくなるようにしたことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項2の自動取引装置において、
前記出金する紙幣を顧客へ渡すときの開口量を、紙幣シャッタ開検知手段で検知するようにしたことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1または請求項2の自動取引装置において、
前記紙幣シャッタ開閉手段は、モータの回転角を変化させて前記紙幣受渡部の開口部の開口量を変化させるようにしたことを特徴とする自動取引装置。
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