JP2021140543A - 自動取引装置、取引処理方法および取引処理プログラム - Google Patents

自動取引装置、取引処理方法および取引処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】取引にかかる時間を短縮することができる自動取引装置を提供すること。【解決手段】自動取引装置1を、ICカード3に記憶された利用者の口座情報と、ICカード3とは別の取引カード4に互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取るカード情報読取部51と、カード情報読取部51にて読み取られた口座情報が示す口座に対し、カード情報読取部51にて読み取られた金額で、カード情報読取部51にて読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う取引処理部56と、を備える構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、自動取引装置、取引処理方法および取引処理プログラムに関する。
銀行等の金融機関の店舗やコンビニエンスストアの店舗等に設置されるATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)等の自動取引装置が知られている。例えば特許文献1に、この種の自動取引装置の具体的構成が記載されている。
利用者は、出金や入金等の各種取引を行うため、自動取引装置を操作する。例示的には、利用者は、キャッシュカードを自動取引装置に挿入した後、暗証番号を入力し、取引種別を選択し、金額を入力する。これにより、利用者は、入力した金額での取引を行うことができる。
特開2004−318414号公報
このように、自動取引装置での取引では、複数段階の操作が必要となっている。そのため、利用者によっては、自動取引装置の操作に時間がかかり、スムーズな取引が行えないことがある。利用者が多い時間帯では、個々の取引に時間がかかることの積み重ねの結果、自動取引装置の前に長い待ち行列ができることもある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、取引にかかる時間を短縮することができる自動取引装置、取引処理方法および取引処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る自動取引装置は、第1カードに記憶された利用者の口座情報と、前記第1カードとは別の第2カードに互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取る読取部と、前記読取部にて読み取られた口座情報が示す口座に対し、前記読取部にて読み取られた金額で、前記読取部にて読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う取引部と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る自動取引装置が実行する取引処理方法は、第1カードに記憶された利用者の口座情報と、前記第1カードとは別の第2カードに互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取り、前記読み取られた口座情報が示す口座に対し、前記読み取られた金額で、前記読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る自動取引装置が実行する取引処理プログラムは、第1カードに記憶された利用者の口座情報と、前記第1カードとは別の第2カードに互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取り、前記読み取られた口座情報が示す口座に対し、前記読み取られた金額で、前記読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う、ことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、取引にかかる時間を短縮することができる。
本実施形態に係る取引処理システム100の一例を示す図である。 ATM1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る取引処理システム100の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るATM制御部10により実行される、取引カード4を発行する発行処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態において、ATM制御部10により実行される、取引処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態において、表示部12に表示される取引画面の一例を示す図である。 変形例1において、ATM制御部10により実行される、取引処理の一例を示すフローチャートである。 変形例1にて用いられる取引カード4に記憶された取引データ1’〜4’を例示する図である。 図7の取引処理の実行時に表示部12に表示される取引選択画面の一例を示す図である。 変形例2において、ATM制御部10により実行される、取引処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかる取引処理システム100の一例を示す図である。図1に示すように、取引処理システム100は、ATM1とホストコンピュータ2を有する。ATM1とホストコンピュータ2は、専用線やVPN(Virtual Private Network)等の閉域網の通信回線(ネットワークN)を介して、互いに通信可能に接続される。取引処理システム100は、図1に示していない他の装置やサーバを備えていてもよい。
ATM1は、利用者により入力された暗証番号を用いて出金、入金、振替等の各種取引を実行する。ATM1は、暗証番号に代えて、利用者の生体情報を用いて各種取引を実行することもできる。なお、入金、振替等の取引時には暗証番号を用いなくてもよい。
ATM1は、現金自動預払機とも呼ばれる。なお、ATM1は自動取引装置の一例である。以下の説明においては、自動取引装置を代表してATM1を用いて説明を行う。
ATM1で使用されるカード(第1カード)は、一例として、利用者(顧客)の銀行口座に係る口座情報をICチップ30に記憶する銀行カード(以下、「ICカード3」と呼ぶ)である。ICチップ30に記憶された口座情報には、例えば、銀行コード、店番、科目、口座番号等が含まれる。なお、この種の銀行カードは、ICチップ30を搭載したICカード3に限らず、例えば利用者の口座情報を磁気ストライプに記憶したMS(Magnetic Stripe)カードであってもよい。この場合、銀行コード、店番、科目、口座番号等の口座情報は、磁気ストライプに記憶される。
ATM1で使用可能なカードには取引カード4(第2カード)もある。取引カード4は、振込先の情報を記憶した周知の振込カードと同様に、ICカード3とセットで使用することを前提としたカードである。取引カード4は、例えば磁気ストライプ40が貼付されたMSカードである。磁気ストライプ40には、取引データが記憶される。磁気ストライプ40に記憶される取引データについては後述する。
図2は、ATM1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ATM1は、ATM制御部10、記憶部11、表示部12、入力部13、通帳処理部14、カード処理部15、紙幣処理部16、硬貨処理部17、取引カード発行部18、レシート発行部19および通信部20を有する。ATM1は、図2に示していない他の回路構成を備えていてもよい。
ATM制御部10は、ATM1全体を統括的に制御するもので、プログラムを読込んで制御処理を実行するCPU(Central Processing Unit)(不図示)を有する。
記憶部11は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を有する。記憶部11は、ATM制御部10が実行するプログラム、表示画面データ、その他各種データを記憶する。また、記憶部11は、ATM制御部10がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。
表示部12は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であって、ATM制御部10の指示により、ATM1の利用者に対して操作画面、表示画面、メニュー画面あるいは操作指示用のガイド画面等を表示する。
入力部13は、表示部12と一体化したタッチパネルである。利用者は、入力部13を操作して、暗証番号、取引種別の選択、出金・入金の金額等を入力することができる。利用者により入力された情報は、ATM制御部10に通知される。
通帳処理部14は、通帳搬送部、通帳センサ、印字部およびMS記録再生部を有する。通帳搬送部は、ATM1の正面に設けられた通帳入出口に挿入された通帳をATM1の内部に搬送し、また、ATM1の内部に挿入された通帳を通帳入出口から排出する。通帳センサは、通帳入出口付近に設置されており、通帳入出口に対する通帳の挿入または排出を検知する。通帳処理部14は、通帳センサにより検知された通帳の挿入または排出をATM制御部10に通知する。印字部は、ATM1の内部に搬送された通帳に取引内容を印字する。MS記録再生部は、通帳に貼付された磁気ストライプのデータへの読み取りと書き込みを行う。
カード処理部15は、カード搬送部、カードセンサ、印字部、チップ記録再生部およびMS記録再生部を有する。カード搬送部は、ATM1の正面に設けられたカード入出口に挿入されたカードをATM1の内部に搬送し、また、ATM1の内部に挿入されたカードをカード入出口から排出する。カードセンサは、カード入出口付近に設置されており、カード入出口に対するカードの挿入または排出を検知する。カード処理部15は、カードセンサにより検知されたカードの挿入または排出をATM制御部10に通知する。印字部は、ATM1の内部に搬送されたカードに取引内容を印字する。なお、本実施形態では、印字部は、取引カード4の表面に取引内容を印字する。チップ記録再生部は、ICカード3のICチップ30への読み取りと書き込みを行う。MS記録再生部は、取引カード4の磁気ストライプ40のデータへの読み取りと書き込みを行う。本実施形態では、カード処理部15は、ICカード3と取引カード4に対する処理を行う。
紙幣処理部16は、紙幣を一時的に格納する一時保留部、紙幣の真偽等を鑑別する紙幣鑑別部、紙幣を種類別に格納する紙幣スタッカ、紙幣入出口のシャッタ解放後に取り忘れた紙幣を保管する紙幣取り忘れボックス、紙幣入出口と一時保留部と紙幣鑑別部や紙幣スタッカおよび紙幣取り忘れボックス間で紙幣を搬送する搬送路等を有する。紙幣処理部16は、紙幣スタッカ内の紙幣の量を検知する紙幣量センサを有する。紙幣処理部16は、紙幣量センサにより紙幣スタッカ内の紙幣の量を検知して、ATM制御部10に通知する。
硬貨処理部17は、硬貨の真偽等を鑑別する硬貨鑑別部、硬貨を種類別に格納する硬貨スタッカ、硬貨入出口のシャッタ解放後に取り忘れた硬貨を保管する硬貨取り忘れボックス、硬貨入出口と硬貨鑑別部や硬貨スタッカおよび硬貨取り忘れボックス間で硬貨を搬送する搬送路等を有する。硬貨処理部17は、硬貨スタッカ内の硬貨の量を検知する硬貨量センサを有する。硬貨処理部17は、硬貨量センサにより硬貨スタッカ内の硬貨の量を検知して、ATM制御部10に通知する。
出金処理時には、紙幣処理部16、硬貨処理部17は、それぞれ、ATM制御部10からの指示により、必要な紙幣、硬貨を計数して紙幣スタッカ、硬貨スタッカから取出し、紙幣入出口、硬貨入出口まで搬送し、搬送後に紙幣入出口のシャッタ、硬貨入出口のシャッタを開放する。
取引カード発行部18は、カードスタッカ、MS記録部、印字部およびカード搬送部を有する。カードスタッカは、複数のブランクカードを収容する。ブランクカードは、取引データが書き込まれる前の取引カード4である。MS記録部は、ブランクカードに貼付された磁気ストライプ40へ取引データの書き込みを行う。印字部は、ブランクカードの表面に取引内容を印字する。MS記録部による取引データの書き込みおよび印字部による取引内容の印字がなされた取引カード4は、カード搬送部によりカード入出口から排出される。
レシート発行部19は、レシート印刷機構およびレシート搬送機構を備え、利用者が行った取引内容を印刷したレシート媒体をレシート放出口から放出して利用者に発行する。
通信部20は、ネットワークNを通じてホストコンピュータ2とのデータ(電文)の授受を行う。
図3は、本実施形態に係る取引処理システム100の機能構成の一例を示す図である。なお、ホストコンピュータ2は、ATM1と通信する周知のホストコンピュータである。そのため、図3において、ホストコンピュータ2の具体的な機能構成の図示は省略する。
ATM1のATM制御部10は、少なくとも、カード情報読取部51、カード発行問合せ部52、回答受付部53、カード発行部54、取引内容表示部55、取引処理部56およびカード情報記憶部57を有する。ATM1は、図3に示していない他の機能構成を備えていてもよい。
ICカード3のICチップ30は、少なくとも、口座情報記憶領域31を有する。なお、口座情報記憶領域31は、MSカードの磁気ストライプに記憶されていてもよい。
取引カード4の磁気ストライプ40は、少なくとも、取引データ記憶領域41を有する。
図4は、ATM制御部10により実行される、取引カード4を発行する発行処理の一例を示すフローチャートである。図4の発行処理は、例えばATM1において従来の取引が行われたときに実行される。
本実施形態において、従来の取引とは、取引カード4を用いない取引である。従来の取引の一例として、ICカード3を用いた出金や入金、振替等がある。一例として、利用者がATM1のカード入出口へICカード3を挿入し、入力部13に対して暗証番号を入力し、取引種別を選択し、選択された種別の取引金額を入力し、ATM制御部10が入力された取引金額の入金や出金の完了を検知すると、図4の発行処理の実行が開始される。
ATM制御部10(カード情報読取部51)は、カード処理部15のチップ記録再生部を制御し、ICカード3のICチップ30の口座情報記憶領域31に記憶された口座情報を読み取る。また、カード情報読取部51は、カード処理部15のMS記録再生部を制御し、取引カード4の磁気ストライプ40の取引データ記憶領域41に記憶された取引データを読み取る。なお、銀行カードがMSカードである場合には、ATM制御部10(カード情報読取部51)は、カード処理部15のMS記録再生部を制御し、MSカードの磁気ストライプの口座情報記憶領域に記憶された口座情報を読み取ってもよい。
すなわち、カード情報読取部51は、第1カードに記憶された利用者の口座情報と、第1カードとは別の第2カードに互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取る読取部として動作する。
ATM制御部10(カード発行問合せ部52)は、カード情報読取部51にて取引カード4に記憶された取引データが読み取られることなく取引が行われると(言い換えると、取引カード4を用いない従来の取引が行われると)、取引カード4の発行の許否を利用者に問い合わせる問合せ画面を表示部12に表示させる(ステップS11)。この問合せ画面には、例えば、取引カード4の発行の許否を利用者に問い合わせるメッセージおよび「YES」と「NO」のアイコンが表示される。すなわち、カード発行問合せ部52は、読取部にて第2カードが読み取られることなく取引が行われると、第2カードの発行の許否を利用者に問い合わせる問合せ部として動作する。
ATM制御部10(回答受付部53)は、問合せ画面に表示された「YES」または「NO」のアイコンに対するタッチ操作を検知する(ステップS12)。すなわち、回答受付部53は、問合せ部による問合せに対する利用者の回答を受ける受付部として動作する。
回答受付部53により「YES」のアイコンに対するタッチ操作が検知される(言い換えると、取引カード4の発行を許可する回答を受ける)と(ステップS12:YES)、ATM制御部10(カード発行部54)は、取引カード4を発行する(ステップS13)。すなわち、カード発行部54は、取引カード4の発行を許可する回答を受けると、取引カード発行部18を制御し、ブランクカードに対する取引データの書き込みおよび印字部による取引内容の印字を行い、これによって得た取引カード4をカード入出口から排出する。
なお、ブランクカードには、図4の発行処理の実行開始のトリガーとなった従来の取引の内容が記憶されるとともに、この取引の内容が印字される。例えば従来の取引が10,000円を出金する取引である場合、取引種別「出金」と金額「10,000円」とを関連付けた取引データがブランクカードに記憶されるとともに、ブランクカードの表示に「出金 10,000円」の文字が印刷される。利用者は、取引カード4に印刷された文字を視認することにより、取引カード4を用いて行うことができる取引を把握することができる。
このように、カード発行部54は、受付部が第2カードの発行を許可する回答を受けると、第2カードを発行する発行部として動作する。
ATM制御部10は、回答受付部53により「NO」のアイコンに対するタッチ操作が検知される(言い換えると、取引カード4の発行を許可しない回答を受ける)と(ステップS12:NO)、または取引カード4をカード入出口から排出すると、カード処理部15を制御して、ICカード3をカード入出口から排出する(ステップS14)。これにより、図4の発行処理が終了する。また、問合せ画面に対するタッチ操作が一定時間ない場合、タイムアウトとなり、取引カード4が発行されることなく、ICカード3が排出されて、図4の発行処理が終了する。
図4の例では、利用者による取引の実施に続けて取引カード4の発行処理が行われたが、この発行処理は、利用者による取引の実施の有無に拘わらず行えるものであってもよい。一例として、「お預入れ(すなわち入金)」、「お引出し(すなわち出金)」、「お振替え」等のアイコンが表示された画面内に「発行」のアイコンを表示し、「発行」のアイコンがタッチ操作されたときに本発行処理の実行が開始されてもよい。なお、この場合、例えば、ブランクカードに記憶させたい取引種別と金額の入力を利用者に促す画面が表示される。ブランクカードには、この画面を通じて入力された取引種別と金額の取引データが記憶され、また、印字される。
取引カード4は、利用者が保有してもよく、また、取引カード4の利用時に限り店舗側(例えば行員)が貸し出すようにしてもよい。
図5は、ATM制御部10により実行される、取引処理の一例を示すフローチャートである。図6は、表示部12に表示される取引画面の一例を示す図である。図6(A)は、表示部12に表示される取引画面のうちメニュー画面の一例を示す図である。図6(B)および図6(C)は、表示部12に表示される取引画面のうち図5の取引処理の実行時に表示される操作画面の一例を示す図である。
利用者がATM1の前に立つと、例えば図示省略された人感センサにより利用者が検知される。ATM制御部10は、利用者を検知すると、図6(A)に例示されるメニュー画面を表示部12に表示させる。
図6(A)に示すように、メニュー画面には、「お引出し」、「お預入れ」、「お振込み」、「残高照会」、「お振替え」、「通帳記帳」、「マイメニュー取引」、「その他のお取引」の各アイコンが表示される。利用者により「マイメニュー取引」のアイコンがタッチ操作されると、図5の取引処理の実行が開始される。
ATM制御部10は、「マイメニュー取引」のアイコンがタッチ操作されると、表示部12の表示を、図6(B)に例示されるガイダンス画面へ遷移させる(ステップS21)。ICカード3は、原則、ATM1での取引に毎回使用されるが、取引カード4は、ATM1での取引に毎回使用されるわけではない。そのため、利用者が取引カード4を入れ忘れることが懸念される。そこで、このガイダンス画面には、「ICカード3に続けて取引カード4を挿入してください。」等のメッセージが表示される。
ATM制御部10は、取引の受け付け処理を行う(ステップS22)。具体的には、ATM制御部10は、カード処理部15のカードセンサによってカード入出口に対するICカード3の挿入が検知されると、カード処理部15を制御して、挿入が検知されたICカード3をATM1内の第1の所定位置へ搬送し、ICカード3のICチップ30の口座情報記憶領域31に記憶された口座情報を読み取る。
ATM制御部10は、例えばICカード3の挿入が一定時間検知されない場合には、図5の取引処理を終了し、表示部12の表示を、図6(A)に例示されるメニュー画面に戻す。
ATM制御部10は、取引カード4の挿入を検知する(ステップS23)。ATM制御部10は、取引カード4の挿入が検知されると(ステップS23:YES)、カード処理部15を制御して、挿入が検知された取引カード4をATM1内の第2の所定位置へ搬送し、取引カード4の磁気ストライプ40の取引データ記憶領域41に記憶された取引データを読み取る(ステップS24)。
ATM制御部10は、取引カード4の挿入が一定時間検知されない場合(ステップS23:NO)、図5の取引処理を終了し、表示部12の表示を図6(A)に例示されるメニュー画面に戻すとともに、ICカード3をカード入出口から排出する。
図3に、取引カード4の磁気ストライプ40の取引データ記憶領域41に記憶される取引データを例示する。この取引データは、少なくとも取引種別と金額とを関連付けたデータである。図3の例では、これに優先度の情報が関連付けられている。なお、図3に示す「取引データNo.」は便宜上付したものであり、取引データを構成する情報ではない。別の実施形態では、取引データを構成する情報として「取引データNo.」を含めてもよい。
取引データを構成する取引種別は、2桁(例えば十進数)のデータで構成される。取引データを構成する取引種別は、「出金」、「入金」、「振替」の何れかである。取引種別「01」、「02」、「03」は、それぞれ、「出金」、「入金」、「振替」を示す。
取引データを構成する金額は、7桁(例えば十進数)のデータで構成される。例えば、金額「0001000」は1,000円を示し、金額「0010000」は10,000円を示す。
取引データを構成する優先度は、2桁(例えば十進数)のデータで構成される。優先度の数値が小さい取引データほど、優先度の高い取引のデータである。図3の例では、優先度は、取引種別毎に設定される。例えば、取引データ1は、出金取引の中で最も優先度が高いため、優先度「01」が設定され、取引データ2は、出金取引の中で2番目に優先度が高いため、優先度「02」が設定され、取引データ3は、振替取引の中で最も優先度が高いため、優先度「01」が設定される。このように、本実施形態では、優先度は、取引種別毎に区別して設定されるが、別の実施形態では、取引種別を区別することなく設定されてもよい。この場合、全ての取引データに、それぞれ異なる数値の優先度が設定される。
なお、図3に例示される取引データ1〜3の内容は次のとおりである。
・取引データ1
10,000円を出金する取引(出金取引の中で最も優先度が高い取引)
・取引データ2
20,000円を出金する取引(出金取引の中で2番目に優先度が高い取引)
・取引データ3
10,000円の振替を行う取引(振替取引の中で最も優先度が高い取引)
ATM制御部10(取引内容表示部55)は、ステップS24にて取引データ記憶領域41に記憶された取引データを読み取ると、読み取った取引データのうち、高い優先度が設定された上位所定数(本実施形態では3つ)の取引データを選択し、選択された取引データの情報を表示する取引選択画面を生成し、表示部12の表示を、ガイダンス画面から、生成した取引選択画面へ遷移させる(ステップS25)。
図6(C)は、ステップS25にて表示部12に表示される取引選択画面の一例を示す。図6(C)に示すように、取引選択画面には、取引データ記憶領域41から読み取られた、高い優先度が設定された上位3つの取引データの情報が表示される。具体的には、取引データ記憶領域41に記憶された取引データ1〜3の情報が表示される。取引データ1〜3の情報は、それぞれ、「出金 1万円」、「出金 2万円」、「振替 1万円」のアイコンで表示される。
このように、取引内容表示部55は、読取部にて取引データが読み取られると、第2カードに記憶された取引データのうち、高い優先度が設定された上位所定数の取引データについて取引種別が示す取引の金額を利用者が選択可能に表示する表示部として動作する。
また、図6(C)の取引選択画面には、「直接入力」のアイコンも表示される。利用者は、「直接入力」のアイコンをタッチ操作することにより、例えば取引データ1〜3が示す取引以外の取引内容をタッチ操作で任意に入力することができる。
ATM制御部10(取引処理部56)は、表示部12に表示された取引選択画面に対して取引内容を指定する操作が行われると、指定された内容の取引を行ってよいか否かを利用者に確認する(ステップS26)。具体的には、取引処理部56は、指定された内容の取引を行ってよいか否かを確認するメッセージとともに「YES」と「NO」のアイコンを表示部12に表示させる。
取引処理部56は、「NO」のアイコンがタッチされると(ステップS26:NO)、表示部12の表示を取引選択画面に戻す(ステップS25)。取引処理部56は、「YES」のアイコンがタッチされると(ステップS26:YES)、指定された内容とICカード3から読み取った口座情報を含む通知(取引要求電文)をホストコンピュータ2へ送信して取引種別に対応する取引を要求する(ステップS27)。ここで、指定された内容とは、具体的には、取引選択画面にてタッチ操作された取引データの取引種別と金額、又は任意入力された取引種別と金額である。取引処理部56は、読取部にて読み取られた口座情報が示す口座に対し、読取部にて読み取られた金額で、読取部にて読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う取引部として動作する。なお、指定された取引種別が出金である場合には、取引処理部56は、利用者により受け付けた暗証番号を口座情報および指定された内容と共にホストコンピュータ2へ送信する。
カード情報記憶部57は、この通知(取引要求電文)を受けたホストコンピュータ2から取引を許可する通知(取引許可電文)を受けると、取引の内容を取引カード4に記憶させる(ステップS28)。例えば、図6(C)の取引選択画面にて「直接入力」のアイコンがタッチ操作されて取引内容が任意に入力され、かつ、この任意入力の取引内容が取引カード4に記憶された何れの取引データの取引とも異なる内容の場合を考える。この場合、ステップS27にて行われた取引の要求内容は、取引カード4に記憶されていない新規な内容である。そのため、カード情報記憶部57は、ステップS27にて要求が行われた取引の取引種別と金額を取引データとして取引カード4に記憶させる。
すなわち、カード情報記憶部57は、取引部にて行われた取引の取引種別と金額とを関連付けて、取引データとして第2カードに記憶させる記憶部として動作する。なお、カード情報記憶部57は、ホストコンピュータ2から取引を許可する通知(取引許可電文)を受けた場合のみ取引の内容を取引カード4に記憶してもよい。この場合、カード情報記憶部57は、ホストコンピュータ2から取引を許可しない通知(取引不許可電文)を受けた場合は、取引の内容を取引カード4に記憶しない。
また、図6(C)の取引選択画面にて取引データ1〜3のアイコンがタッチ操作された場合を考える。この場合、ステップS27にて行われた取引の要求内容は、取引カード4に既に記憶されたものと同じ(すなわち、取引データ1〜3の何れか)である。そのため、カード情報記憶部57は、ステップS27にて行われた取引の要求内容を取引カード4に記憶しない。
なお、取引カード4には、実際に取引を行った回数が取引データ毎に記憶されてもよい。例えば、取引カード4に記憶された取引データを用いた取引が行われる都度、当該取引データを用いた取引の回数が1インクリメントされて取引カード4に記憶される。
各取引データの優先度は、取引の回数に応じて設定されてもよい。一例として、カード情報記憶部57は、ステップS27にて取引の要求が行われると、当該取引が取引データを用いた取引である場合には、当該取引の回数を1インクリメントする。次いで、カード情報記憶部57は、各取引データの取引の回数を比較し、回数が多い取引データほど高い優先度を設定する(言い換えると、各取引データの取引回数の比較結果に基づき、必要に応じて各取引データの優先度を書き換える)。
ATM制御部10は、カード処理部15を制御して、取引カード4、ICカード3を順にカード入出口から排出する(ステップS29)。なお、ATM制御部10は、カード処理部15を制御して、ICカード3、取引カード4の順にカード入出口から排出してもよい。
要求を行った取引種別が出金である場合には、取引処理部56は、取引選択画面にて指定された金額に対応する現金を排出する現金排出処理を行う。一例として、取引処理部56は、図6(C)に示す「出金 1万円」のアイコンがタッチ操作され、ホストコンピュータ2から取引を許可する通知(取引許可電文)を受けると、取引カード4から読み取られた金額「1万円」を紙幣スタッカから搬送して紙幣入出口から排出する。これにより、図5の取引処理が終了する。
本実施形態では、利用者は、取引カード4を用いた場合、取引種別および金額を入力することなく、図6(C)に例示される取引選択画面上の取引データ1〜3を選択するという簡単な操作だけで取引を行うことができる。そのため、取引にかかる時間が短縮される。
2枚のカード(例えばキャッシュカードと振込カード)を読み込んで取引を行うという機能は、既存の自動取引装置に実装されている。取引カード4の読み込みは、この機能を利用して実行することができる。そのため、図5の取引処理は、既存の自動取引装置に対して大幅な変更を加えることなく(例えばGUI(Graphical User Interface)の変更とプログラムの僅かな変更を行うだけで)実行することができる。
取引カード4は、これ単体では個人を特定する情報を含まない。そのため、利用者が取引カード4を紛失した場合にも、例えば口座を利用停止する等の緊急措置を取る必要はない。
上記実施形態において、例えばステップS25において「入金 千円」のアイコンを含む取引選択画面が生成され表示部12に表示される場合を考える。この場合、利用者が「入金 千円」のアイコンをタッチ操作して10,000円を入金すると、1,000円が入金されるとともに9,000円(例えば千円札9枚)が返却される。すなわち、一万円札が、9枚ではあるが、千円札に崩される。このように、利用者は、自動取引装置1を用いて両替相当の取引を簡単な操作で行うことができる。
図5の取引処理は、「マイメニュー取引」のインタフェースが実装された自動取引装置1で実行可能な処理である。図7は、このインタフェースが実装されていない、より汎用的な自動取引装置1のATM制御部10により実行される、変形例1に係る取引処理を示すフローチャートである。図7のステップS21〜S29の処理は、図5のステップS21〜S29と略同様の処理であるため、同一のステップ番号を採用して簡略化して説明する。
図7の変形例1では、ATM制御部10は、利用者を検知すると、図6(A)に示すメニュー画面から「マイメニュー取引」のアイコンを無くしたメニュー画面を表示部12に表示させる。利用者により取引種別(例えば「お引出し」、「お預入れ」、「お振替え」)のアイコンがタッチ操作されると、図7の取引処理の実行が開始される。
ATM制御部10は、例えば「お引出し」のアイコンがタッチ操作されると、表示部12の表示をガイダンス画面へ遷移させ(ステップS21)、取引の受け付け処理を行い(ステップS22)、取引カード4の挿入を検知する(ステップS23)。ATM制御部10は、取引カード4の挿入が検知されると(ステップS23:YES)、取引カード4に記憶された取引データを読み取り(ステップS24)、読み取った取引データのうち、高い優先度が設定された上位所定数(本実施形態では3つ)の取引データを選択し、選択された取引データの情報を表示する取引選択画面を生成し、表示部12の表示を、ガイダンス画面から、生成した取引選択画面へ遷移させる(ステップS25)。
図8は、変形例1にて用いられる取引カード4に記憶された取引データ1’〜4’を例示する。図9は、変形例1にて表示部12に表示される取引選択画面を例示する。図9に示すように、変形例1では、「お引出し(すなわち出金)」が選択されることから、取引種別が出金の取引データのうち、優先度が高い上位3つの取引データ2’〜4’が選択され、選択された取引データ2’〜4の情報を列記する取引選択画面が表示部12に表示される。
ATM制御部10は、図9の取引選択画面に対して取引内容を指定する操作が行われると、指定された内容の取引を行ってよいか否かを利用者に確認し(ステップS26)、「YES」のアイコンがタッチされると(ステップS26:YES)、指定された内容とICカード3から読み取った口座情報を含む通知(取引要求電文)をホストコンピュータ2へ送信して取引種別に対応する取引を要求する(ステップS27)。
ATM制御部10は、取引カード4の挿入が一定時間検知されない場合(ステップS23:NO)、表示部12の表示を、取引種別と金額を任意入力させる入力画面に遷移させる(ステップS31)。ATM制御部10は、この入力画面にて取引種別と金額が利用者に入力されると、ステップS26と同様の確認処理を行う(ステップS32)。ATM制御部10は、この確認を行う画面にて「YES」のアイコンがタッチされると(ステップS32:YES)、指定された内容とICカード3から読み取った口座情報を含む通知(取引要求電文)をホストコンピュータ2へ送信して取引種別に対応する取引を要求する。
ATM制御部10は、この通知(取引要求電文)を受けたホストコンピュータ2から取引を許可する通知(取引許可電文)を受けると、ステップS27にて行われた取引の要求内容を取引カード4に記憶させ(ステップS28)、取引カード4、ICカード3を順にカード入出口から排出する(ステップS29)。要求を行った取引種別が出金である場合には、取引処理部56は、取引選択画面にて指定された金額に対応する現金を排出する現金排出処理を行う。これにより、図7の取引処理が終了する。
変形例1においても、利用者は、取引カード4を用いることにより、短い時間で取引を行うことができる。また、変形例1では、「マイメニュー取引」のインタフェースが不要である。そのため、既存の自動取引装置に対してより少ない変更を加えるだけで図7の取引処理を実行することができる。
図10は、ATM制御部10により実行される、変形例2に係る取引処理の一例を示すフローチャートである。図10のステップS21〜S24、S27〜S29、S31、S32の処理は、図7のステップS21〜S24、S27〜S29、S31、S32と略同様の処理であるため、同一のステップ番号を採用して簡略化して説明する。
図10の変形例2においても、ATM制御部10は、利用者を検知すると、図6(A)に示すメニュー画面から「マイメニュー取引」のアイコンを無くしたメニュー画面を表示部12に表示させる。利用者により取引種別(例えば「お引出し」、「お預入れ」、「お振替え」)のアイコンがタッチ操作されると、図10の取引処理の実行が開始される。
ATM制御部10は、例えば「お引出し」のアイコンがタッチ操作されると、表示部12の表示をガイダンス画面へ遷移させ(ステップS21)、取引の受け付け処理を行い(ステップS22)、取引カード4の挿入を検知する(ステップS23)。ATM制御部10は、取引カード4の挿入が検知されると(ステップS23:YES)、取引カード4に記憶された取引データを読み取り(ステップS24)、読み取った取引データのうち、最も高い優先度が設定された取引データを選択する(ステップS41)。図8の例では、取引種別が出金の取引データのうち、優先度が最も高い取引データ3’が選択される。
ATM制御部10は、選択された取引データが示す内容の取引を行ってよいか否かを利用者に確認し(ステップS42)、「YES」のアイコンがタッチされると(ステップS42:YES)、指定された内容とICカード3から読み取った口座情報を含む通知(取引要求電文)をホストコンピュータ2へ送信して取引種別に対応する取引を要求する。
ATM制御部10は、取引カード4の挿入が一定時間検知されない場合(ステップS23:NO)、取引種別と金額を任意入力させる入力画面を表示部12に表示させ(ステップS31)、この入力画面にて取引種別と金額が利用者に入力されると確認処理を行い(ステップS32)、この確認を行う画面にて「YES」のアイコンがタッチされると(ステップS32:YES)、指定された内容とICカード3から読み取った口座情報を含む通知(取引要求電文)をホストコンピュータ2へ送信して取引種別に対応する取引を要求する。
ATM制御部10は、この通知(取引許可電文)を受けたホストコンピュータ2から取引を許可する通知(取引許可電文)を受けると、ステップS27にて行われた取引の要求内容を取引カード4に記憶させ(ステップS28)、取引カード4、ICカード3を順にカード入出口から排出する(ステップS29)。要求を行った取引種別が出金である場合には、取引処理部56は、取引選択画面にて指定された金額に対応する現金を排出する現金排出処理を行う。これにより、図10の取引処理が終了する。
変形例2においても、利用者は、取引カード4を用いることにより、短い時間で取引を行うことができる。また、変形例2では、「マイメニュー取引」のインタフェースが不要になるだけでなく、優先度の高い上位所定数の取引データの選択処理およびこれら取引データの情報を列記する取引選択画面の生成処理並びに表示処理が不要である。そのため、既存の自動取引装置に対して更に少ない変更だけで図10の取引処理を実行することができる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能である。
例えば、各取引データの優先度は、取引が行われた時間に応じて設定されてもよい。一例として、カード情報記憶部57は、取引が行われると、当該取引が行われた時間情報(日時および時刻)を含む取引データを取引カード4に記憶させる。ATM制御部10は、例えば、図5のステップS24にて取引カード4の取引データ記憶領域41に記憶された取引データを読み取ると、各取引データに記憶された時間情報と、今日の日付および現在時刻とを比較し、比較結果に基づいて各取引データの優先度を設定する(言い換えると、各取引データの時間情報に基づき、必要に応じて各取引データの優先度を書き換える)。
例えば今日の日付が給料日の場合、ATM制御部10は、過去の給料日に多く行われた取引の取引データほど高い優先度を設定する。これにより、図5のステップS24にて、例えば給料日に行われる可能性の高い上位3つの取引データの情報を列記した取引選択画面を表示部12に表示させることができる。
例えば現在時刻が17:00以降の場合、ATM制御部10は、17:00以降に多く行われた取引の取引データほど高い優先度を設定する。これにより、図5のステップS24にて、例えば夕方以降(ここでは17:00以降)に行われる可能性の高い上位3つの取引データの情報を列記した取引選択画面を表示部12に表示させることができる。
すなわち、ATM制御部10は、読取部にて取引データが読み取られたとき、時間情報に基づいて優先度を設定する設定部として動作する。
例えば、各取引データの優先度は、取引が行われた場所に応じて設定されてもよい。一例として、カード情報記憶部57は、取引が行われると、当該取引が行われた場所情報(例えば取引を行った自動取引装置1の設定店舗)を含む取引データを取引カード4に記憶させる。ATM制御部10は、例えば、図5のステップS24にて取引カード4の取引データ記憶領域41に記憶された取引データを読み取ると、各取引データに記憶された自動取引装置1の設定店舗と、現在取引を行っている自動取引装置1の設定店舗とを比較し、比較結果に基づいて各取引データの優先度を設定する(言い換えると、各取引データの場所情報に基づき、必要に応じて各取引データの優先度を書き換える)。
例えば現在取引を行っている自動取引装置1の設定店舗が、各取引データに記憶された何れの設定店舗とも一致しない場合、利用者が普段来ない場所(例えば旅行先)にいる可能性がある。この場合、ATM制御部10は、金額が大きい出金取引の取引データほど高い優先度を設定する。これにより、利用者は、例えば、旅行先等の普段来ない場所でまとまった金額を簡単な操作で出金することができる。
すなわち、ATM制御部10は、読取部にて取引データが読み取られたとき、場所情報に基づいて優先度を設定する設定部として動作する。
N ネットワーク
1 ATM
2 ホストコンピュータ
3 ICカード
4 取引カード
10 ATM制御部
11 記憶部
12 表示部
13 入力部
14 通帳処理部
15 カード処理部
16 紙幣処理部
17 硬貨処理部
18 取引カード発行部
19 レシート発行部
20 通信部
30 ICチップ
31 口座情報記憶領域
40 磁気ストライプ
41 取引データ記憶領域
51 カード情報読取部
52 カード発行問合せ部
53 回答受付部
54 カード発行部
55 取引内容表示部
56 取引処理部
57 カード情報記憶部
100 取引処理システム

Claims (10)

  1. 第1カードに記憶された利用者の口座情報と、前記第1カードとは別の第2カードに互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取る読取部と、
    前記読取部にて読み取られた口座情報が示す口座に対し、前記読取部にて読み取られた金額で、前記読取部にて読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う取引部と、を備える
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記取引部にて要求が行われた取引の取引種別と金額とを関連付けて、前記取引データとして前記第2カードに記憶させる記憶部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記第2カードに、前記取引データが複数記憶され、
    複数の前記取引データの各々は、優先度の情報を含み、
    前記読取部にて前記取引データが読み取られると、前記第2カードに記憶された取引データのうち、高い前記優先度が設定された上位所定数の取引データについて前記取引種別が示す取引の金額を利用者が選択可能に表示する表示部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動取引装置。
  4. 前記優先度を設定する設定部を更に備え、
    前記記憶部は、前記取引部にて取引の要求が行われると、前記取引が行われた時間情報を含む取引データを前記第2カードに記憶させ、
    前記設定部は、前記読取部にて前記取引データが読み取られたとき、前記時間情報に基づいて前記優先度を設定し、
    前記取引部は、前記設定部にて設定された優先度に基づいて前記取引の要求を行う
    ことを特徴とする請求項2を引用する請求項3に記載の自動取引装置。
  5. 前記優先度を設定する設定部を更に備え、
    前記記憶部は、前記取引部にて取引の要求が行われると、前記取引が行われた場所情報を含む取引データを前記第2カードに記憶させ、
    前記設定部は、前記読取部にて前記取引データが読み取られたとき、前記場所情報に基づいて前記優先度を設定し、
    前記取引部は、前記設定部にて設定された優先度に基づいて前記取引の要求を行う
    ことを特徴とする請求項2を引用する請求項3に記載の自動取引装置。
  6. 前記取引部は、前記表示部に表示された前記取引の金額に対する選択が行われると、前記読取部にて読み取られた口座情報が示す口座に対し、前記選択された金額で、前記選択された取引種別が示す取引の要求を行う
    ことを特徴とする請求項2から請求項5の何れか一項に記載の自動取引装置。
  7. 前記読取部にて前記第2カードが読み取られることなく取引が行われると、前記第2カードの発行の許否を前記利用者に問い合わせる問合せ部と、
    前記問合せ部による問合せに対する前記利用者の回答を受ける受付部と、
    前記受付部が前記発行を許可する回答を受けると、前記第2カードを発行する発行部と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の自動取引装置。
  8. 前記取引種別が示す取引は、出金、入金または振替である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の自動取引装置。
  9. 自動取引装置が実行する取引処理方法において、
    第1カードに記憶された利用者の口座情報と、前記第1カードとは別の第2カードに互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取り、
    前記読み取られた口座情報が示す口座に対し、前記読み取られた金額で、前記読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う
    ことを特徴とする取引処理方法。
  10. 自動取引装置が実行する取引処理プログラムにおいて、
    第1カードに記憶された利用者の口座情報と、前記第1カードとは別の第2カードに互いに関連付けて記憶された取引種別と金額とを含む取引データを読み取り、
    前記読み取られた口座情報が示す口座に対し、前記読み取られた金額で、前記読み取られた取引種別が示す取引の要求を行う
    ことを特徴とする取引処理プログラム。
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