JP2000099795A - 紙幣入出金装置および紙葉類分離繰り出し機構 - Google Patents

紙幣入出金装置および紙葉類分離繰り出し機構

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JP2000099795A JP10263420A JP26342098A JP2000099795A JP 2000099795 A JP2000099795 A JP 2000099795A JP 10263420 A JP10263420 A JP 10263420A JP 26342098 A JP26342098 A JP 26342098A JP 2000099795 A JP2000099795 A JP 2000099795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズの異なる紙幣の投入/放出の際に、操
作性がよく、ジャムなどを起こしにくく信頼性の高い入
出金口を有する紙幣入出金機を提供すること。 【解決手段】 入出金口2が上方から一括して出し入れ
する直方体形状の紙幣収納部を有し、紙幣収納部が鉛直
方向に対して前方に傾き、前方下側に分離機構(206な
ど)、後方下側にスタック機構211を有する。また紙幣を
分離機構側へ移動させる中板203と後板205を具備し、入
金リジェクト紙幣および出金紙幣を中板203と後板205の
間に収納し、取り忘れ時は中板を分離機構上方に移動退
避し紙幣を後板によって分離機構側へ移動させて分離搬
送する。また、スタック時にスタック紙幣の枚数/厚み
に応じて中板を分離機構側に移動させ収納空間を規制し
たり紙幣が立位の状態となるように制御し、分離機構の
ローラの軸方向の配置幅を下流の搬送路などの配置幅よ
り狭くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の利用者がカ
ードや通帳などを使用して、現金を直接入出金する紙幣
入出金機(例えば、金融機関などで使用される現金自動
取引装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関などで使用される紙幣入
出金機は、利用者により投入された紙幣を繰り出し、ま
た利用者に放出する紙幣を収納する入出金口を具備して
いるが、その構成は様々な構成が提案されている。いず
れの構成においても、利用者が紙幣を投入し、また利用
者に紙幣を放出するための収納部と、利用者が投入した
紙幣を一枚ずつ繰出す分離機構と、利用者に放出する紙
幣を集積するスタック機構と、収納された紙幣束の前後
面にあって収納部を構成する前板、押板(分離機構側を
前板、反対側を押板と呼ぶ)を有している。
【0003】また、紙幣入出金機においては、入金取引
時、利用者が投入した紙幣を分離機構で1枚ずつ分離し
て搬送部を搬送し、紙幣判別部においてその紙幣の真偽
などを判別し、受け入れ不可と判別された紙幣をリジェ
クト紙幣として利用者に返却するため入出金口に集積す
る必要がある。その方法として、リジェクト紙幣格納部
を設け、リジェクト紙幣を一時格納しておき、すべての
紙幣の繰出し分離後に該格納していたリジェクト紙幣を
入出金口に集積する方法と、リジェクト紙幣格納部を特
別に設けることはせず、リジェクト紙幣を入出金口の収
納部に直接集積する方法が提案されている。さらに、入
出金口は、入金取引時のリジェクト紙幣や出金取引時の
紙幣などの収納部に集積された紙幣を利用者が取り忘れ
た場合、分離機構で再度一枚ずつ繰出し、取り忘れ回収
庫に収納する機能を有する。
【0004】例えば、特開平9−147193号公報記
載の例では、前述のように、収納部と、分離機構と、ス
タック機構と、収納部を構成する前板、押板を有し、入
金取引時のリジェクト紙幣は、リジェクト紙幣格納部を
別に設けず、入出金口の収納部に直接集積する方法を採
用し、さらに、入金リジェクト紙幣や出金紙幣の取り忘
れ紙幣を分離するために2個の押板を有し、集積時に
は、これらの紙幣を2個の押板の間の収納空間に集積
し、分離時には、一方の押板を下端を軸として回転して
収納部下方外側に退避させ、他方の押板の作用でこれら
の紙幣を分離機構側へ移動させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紙幣入金機の普及に伴
い、従来の機能や性能を確保しながら、小型、低コス
ト、使いやすさに対するニーズがますます高まってい
る。一方、取り扱う紙幣は、国内での外国紙幣の取り扱
いの増加や国外での紙幣入出金機のニーズの高まりに伴
い、日本円紙幣だけでなく、外国紙幣も取り扱える装置
が求められている。特に、欧米、東南アジア諸国で流通
している紙幣は、金種数が多いだけでなく、紙幣サイズ
が、金種によって、長手、短手方向とも大きく異なる場
合が多く、さらに、紙幣の折れや破れの度合いも、各国
の紙幣の流通事情から見ると、日本円よりも悪条件の紙
幣が多い。この種の装置は、金融機関の自動機コーナー
で終日無人で稼動し、利用者の現金の入出金の取引に対
し、高信頼な稼動を必要としており、国毎の紙幣の流通
事情に対応して紙幣ジャムなどの障害の少ない紙幣入出
金機の提供が望まれている。
【0006】上記従来の技術は、日本円紙幣の2〜3金
種の入出金を扱う目的で考案されたものであり、欧米、
東南アジア諸国のようなサイズの大きく異なる多数の金
種を扱うことは考慮されていなかった。例えば、上述し
た公報記載の例では、サイズの大きく異なる多数の金種
を扱う場合、収納部にサイズの小さい紙幣が集積される
と、紙幣は、収納部の下方にあるため利用者にとって見
えづらく、それゆえ、取り忘れの可能性が高くなる。さ
らに、取り忘れ紙幣を回収する際には、前述のごとく一
方の押板を下端を軸として回転して収納部下方外側に退
避し、他方の押板の作用で分離機構側へ移動させるよう
にしているが、紙幣のサイズが小さい場合には、収納部
に押板が下端を軸として回転する際に一旦広い空間がで
き紙幣が倒れてしまい正常に分離できない可能性があ
る。同様に、利用者が投入した紙幣や、利用者に放出す
る紙幣が、少数枚のサイズの小さい紙幣の場合には、収
納空間が広く倒れてしまい、分離時の動作異常になる可
能性がある。また、紙幣の長手方向の長さも大きく異な
るため、特に小さいサイズの紙幣が、一方に片寄って投
入された場合には、分離部でジャムが発生したり、搬送
路に残留する可能性がある。
【0007】本発明の目的は、利用者が紙幣を投入、放
出する際に、操作性がよく、信頼性の高い入出金口を有
する紙幣入出金機を提供することにある。本発明の他の
目的は、サイズの大きく異なる紙幣を取り扱う場合に、
利用者の操作性を確保するとともに、入金紙幣の分離時
のジャム、出金紙幣の集積時のジャム、さらには、入金
リジェクト紙幣の集積時のジャム、取り忘れ回収時のジ
ャムなどを防止できる信頼性の高い入出金口を有する紙
幣入出金機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の紙幣入出金機
は、上記目的を達成するために、入出金口が、上方から
一括して出し入れする直方体形状の紙幣収納部を有し、
紙幣収納部の壁面を形成する前板および後板と収納部を
2つに区切る中板を鉛直方向に対して前方に傾け、前方
下側に分離機構、後方下側にスタック機構を設け、中板
の前方で紙幣を分離機構に押し付けて分離し、中板と後
板の間にスタック機構で集積する紙幣を収納することを
特徴とする。さらに、上記他の目的を達成するために、
(1)スタック時、スタック紙幣の枚数もしくは厚みに
応じて中板を分離機構側に移動させ、中板と後板の間の
収納空間を規制したり紙幣が立位の状態となるように制
御すること、(2)分離機構のローラの軸方向の配置幅
を下流の搬送路、集積部のローラ、ベルトなどの配置幅
より狭くすること、(3)分離機構の出口に紙幣の搬送
状態を検知する手段、および逆転搬送力を有する搬送手
段を設け、搬送紙幣の滞留、受け入れ不可の紙幣サイズ
を検知し、分離動作を停止し、逆転搬送によって返却す
ること、などを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本発明を適用した現金自動
取引装置の外観を示す斜視図である。装置の本体筐体1
01の上部には、筐体101の上部正面板101bに設
けられたカードスロット102aと連通し利用者のカー
ドを処理し、取引明細票を印字して放出するカード・明
細票処理機構102と、通帳スロット103aと連通し
利用者の通帳を処理する通帳処理機構103とを備えて
いる。また、本体筐体101の下部には、紙幣を処理す
る紙幣入出金機構1を備えており、中間部には、取引の
内容を表示したり取引の際に必要なデータを入力する顧
客操作部105が設けられている。106は現金自動取
引装置全体の制御を司る本体制御部である。なお、10
7は入金、出金といった可能な取引種別を利用者に示す
取引表示器である。
【0010】図2は、本装置の制御関係を示すブロック
図である。前述のように、本体筐体101に納められた
カード・明細票処理機構102、通帳処理機構103、
紙幣入出金機構1および顧客操作部105は、バス10
6aを介して本体制御部106と接続されており、本体
制御部106の制御の下に必要な動作を行う。本体制御
部106は、上記の他に、インタフェース部106b、
係員操作部106c、外部記憶装置106dともバス1
06aで接続されており、必要なデータのやりとりを行
うが、本発明の特徴には直接関係がないので詳細な説明
は省略する。なお、101dは、上記各機構、構成部分
に電力を供給する電源部である。
【0011】図3は、図1の現金自動取引装置の中で、
本発明に関わる紙幣入出金機構1の構成を示す側面図で
ある。紙幣入出金機構1は、利用者が紙幣の投入・取り
出しを行う入出金口2と、紙幣の判別を行う紙幣判別部
3と、入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納する一
時保管庫4と、入金時取引が成立した紙幣を収納する1
ヶの入金庫6と、出金用の紙幣を収納する1ヶの出金庫
7と、入出金兼用の1ヶのリサイクル庫8と、入金庫に
収納しない入金紙幣や、出金庫から繰り出された紙幣の
うち出金しない紙幣を収納するリジェクト庫9(言い換
えれば判別部で判別不可能な紙幣を収納する収納庫)
と、リサイクル庫8に補充する紙幣や、リサイクル庫か
ら回収した紙幣を収納する装填・回収庫11と、紙幣判
別部3を通り、入出金口2,一時保管庫4,入金庫6,
出金庫7,リサイクル庫8,リジェクト庫9,装填・回
収庫11に対し紙幣を搬送する紙幣搬送路5と、制御部
10とから構成される。制御部10は、装置の本体制御
部106からの指令、および紙幣入出金機構1の状態検
出に応じて紙幣入出金機構1の制御を行い、また、紙幣
入出金機構1の状態を必要に応じて本体制御部106に
送る。
【0012】また、紙幣搬送路5は、紙幣判別部3を通
り、入出金口2への分岐点,リジェクト庫9,入金庫
6,出金庫7,リサイクル庫8,装填・回収庫11との
合流/分岐点,一時保管庫4との分岐/合流点を順に経
由して、再び紙幣判別部3に戻る501a〜501k
(図3で太実線矢印で示す)からなる単一の環状のメイ
ン紙幣搬送路501と、該メイン紙幣搬送路501と各
ユニットを接続するユニット搬送路251a,251
b,851a〜851e,451で構成される。
【0013】251aは、入出金口2から繰出された紙
幣をメイン紙幣搬送路501に搬送合流する入金ユニッ
ト搬送路、251bは、メイン紙幣搬送路501から入
出金口2に分岐搬送する出金ユニット搬送路、851a
から851eは、メイン搬送路501からリジェクト庫
9,入金庫6,リサイクル庫8,装填・回収庫11の各
カセットに分岐搬送するとともに、出金庫7,リサイク
ル庫8,装填・回収庫11から繰出された紙幣をメイン
紙幣搬送路501に搬送合流するカセットユニット搬送
路、451は、メイン紙幣搬送路501からは一時保管
庫4に分岐搬送するとともに、一時保管庫4から繰出さ
れた紙幣をメイン紙幣搬送路501に搬送合流する一時
保管庫ユニット搬送路である。さらに、メイン紙幣搬送
路501から各ユニット搬送路251a,251b,8
51a〜851e,451への分岐点には、切替えゲー
ト252,852a〜852e,452を設け、紙幣判
別部3からの判別結果に基づいて制御部10で搬送を制
御する。
【0014】制御部10は、図4に示すように、装置の
本体制御部106とバス106aを介して接続され、本
体制御部106からの指令および紙幣入出金機構1の状
態検出に応じて紙幣入出金機構1の制御を行い、また、
紙幣入出金機構1の状態を必要に応じて本体制御部10
6に送る。また、制御部10は、紙幣入出金機構1の中
では、各ユニット(入出金口2,紙幣判別部3,一時保
管庫4,紙幣搬送路5,入金庫6,出金庫7,リサイク
ル庫8,リジェクト庫9,装填・回収庫11)の駆動モ
ータや電磁ソレノイドやセンサと接続され、取引に応じ
て、センサで状態を監視しながら、アクチュエータを駆
動制御する。
【0015】また、本紙幣入出金機1は、日本円の千円
札,五千円札,万円札のような、搬送方向にあたる短手
寸法が同一で、直交する長手寸法が10mm程度しか異
ならない、ほぼ均一サイズの紙幣のみでなく、寸法の大
きく異なる外国紙幣も汎用的に扱える。入出金口2や、
各カセット5から8の収納部は、短手寸法約100m
m、長手寸法約200mmを確保し、最大サイズの紙幣
を収納、搬送するとともに、各ユニットの分離部,スタ
ック部,搬送路のローラやベルトは、最小サイズの紙幣
を確実に搬送できるような、搬送方向および直交する方
向のピッチに配置してある。また、スタック部には、各
種サイズの紙幣が整列して集積するような手段を設けて
ある。
【0016】次に、入出金口2の具体的構成例を図5か
ら図9を用いて詳細に説明する。図5は、入出金口2の
構造例を示す図である。同図に示すように、入出金口2
はシャッタ201を有し、シャッタ201を図示矢印2
02の方向にスライドさせて図示201aの状態に移動
し開閉し、利用者が出金時の紙幣を取り出したり入金時
の紙幣を投入できるようにする。紙幣210の収納空間
は、現金自動取引装置の前方である利用者側に配する前
板204と、利用者の反対側に配する後板205と、前
板204と後板205の中間に配する中板203と、両
側面に配する図示せぬ側板とでほぼ直方体形状で形成さ
れる。
【0017】収納空間下部の利用者側にフィードローラ
206とゲートローラ207からなる分離機構を配し、
収納空間に投入された紙幣210は、フィードローラ2
06の回転動作により送り出し、繰り出し方向には回転
しないゲートローラ207で2枚送りを防止する。こう
して、入出金口2の紙幣210は矢印208方向へ繰り
出され、入金ユニット搬送路251aを経てメイン紙幣
搬送路501に合流して装置内に取り込まれる。また、
収納空間下部の利用者側と反対側の遠い側にスタックロ
ーラ211とバックアップローラ213とブラシローラ
212からなる紙幣を集積するスタック機構を配し、こ
のスタック機構により、装置内から出金される紙幣や、
入金時紙幣判別できないなどの理由でリジェクトされる
紙幣を収納空間内に集積する。なお、240はスタック
センサである。
【0018】図6は、前板204と後板205と中板2
03の駆動手段を説明するための図である。同図に示す
ように、前板204と後板205は、矢印227方向に
スライドするよう支持され、前板204は、図示せぬば
ねで矢印225方向に、後板205は、図示せぬばねで
矢印226方向に付勢される。さらに、図示せぬ第一の
ステップモータと連結された前板後板駆動ベルト228
に固定された前板駆動部材229と、後板駆動部材23
0により、前板204は、図示前板204で示された入
出金位置と分離位置204aの間を、後板205は、ス
タック位置205a、図示後板205で示された入出金
位置、分離位置205bの間を、それぞれ移動制御され
る。なお、204,204aは前板そのものまたは前板
の位置を表し、205,205a,205bは後板その
ものまたは後板の位置を表している。
【0019】中板203は、矢印227方向にスライド
するよう支持され、図示せぬばねで矢印226方向に付
勢される。さらに、図示せぬ第二のステップモータと連
結された中板駆動ベルト231に固定された中板駆動部
材232により、図示中板203で示される入金時の位
置,噛み込み戻し位置203b,分離位置203a,回
収位置203gの間を移動制御される。さらに、スタッ
ク初期位置203d,スタック第二位置203e,スタ
ック第三位置203fにも移動制御される。特に、回収
位置203gに移動制御されるときには、矢印227方
向のスライドを規制しているスライド板233が、中板
駆動ベルト231と連動して、図示233aのように回
転し、中板203gは、フィードローラ206の上方に
退避するよう移動する。
【0020】図7は、この原理を説明するための図であ
り、中板203と中板駆動ベルト231とスライド板2
33の関連構成を示している。同図に示すように、中板
駆動ベルト231を回転させるプーリには中心をはずれ
た部分に突起Aが設けてあり、回転につれてこの突起A
がくの字型のスライダ板233の一方の端の溝部に当接
して押し付けられるので、スライダ板233をその支点
Bを中心にして233aの位置に回転させる。この回転
に伴って中板は203gの位置(回収位置)に移動させ
られる。なお、203,203a,203b,203
c,203d,203e,203f,203gなどは中
板そのものまたは中板の位置を表している。
【0021】なお、上記実施例では、前板204と後板
205は前板後板駆動ベルト228に固定された前板駆
動部材229と後板駆動部材230により連動して移動
するように構成され、中板203だけが前板204と後
板205と独立して移動可能になっているが、前板20
4と後板205も別々の駆動ベルトによって独立して移
動制御することによって、前板204,後板205,中
板203全てを独立に移動制御するようにすることも可
能である。
【0022】図8は、分離機構部の側面図と正面図であ
る。同図を用いて、分離動作を詳細に説明する。入出金
口2に投入された紙幣210は、フィードローラ206
とゲートローラ207によって1枚ずつ分離して繰り出
され、フィードローラ206に圧接するピンチローラ2
17、フィードローラ206と連動する駆動ローラ21
8、駆動ローラ218に圧接するバックアップローラ2
19によって順次、下流に搬送される。前板204は、
正面図に示すように、フィードローラ206を除く紙幣
収納空間の前面を形成するよう配し、分離する紙幣のガ
イド面となって、各種サイズの紙幣が安定して繰り出さ
れるよう補助している。フィードローラ206および駆
動ローラ218は、下流の搬送路とは別の駆動源で駆動
され、正転,停止,逆転を随時行うことができる。
【0023】3ケの分離センサ220は、1枚ずつ分離
された紙幣の送り方向の長さ、紙幣の送り方向の傾き
(スキュー)、送り方向と直交する方向の紙幣のずれ
(シフト)などを検知するセンサである。紙幣の分離中
にスキュー異常や、長すぎ異常や、短すぎ異常や、シフ
ト異常をこれらの分離センサ220で検知した場合、分
離異常紙幣検出として、分離動作を停止し、逆転により
収納部に返却できる。これにより、装置をダウンさせる
ことなく、復旧に時間を要する装置内でのジャムなどを
未然に防ぐことができる。
【0024】また、フィードローラ206は、図示正面
図に示すように下流の搬送ローラ221やベルト222
より狭い幅で配置してある。この配置により、半分に折
れた紙幣210aや小さく破れた紙幣210bが、下流
の搬送路で挟持、搬送が不可能な、左右いずれかに偏っ
た位置に投入された場合でも、紙幣収納部からその紙幣
を繰り出さず、収納部に残すことができ、下流の搬送路
での滞留やジャムを防止することが可能になる。
【0025】さらに、2つの駆動ローラ218aと21
8bを下流の搬送ローラ221やベルト222より狭い
位置に配置し、その両外側に駆動ローラ218cと21
8dを配置する。また、駆動ローラ218aおよび21
8bと対向するバックアップローラ219aおよび21
9bを常に圧接した状態で設け、駆動ローラ218cお
よび218dと対向するバックアップローラ219cお
よび219dを圧接した状態と退避した状態に、図示せ
ぬ駆動源によって切り替え可能なように独立して設け、
正転による分離中は退避状態、逆転による返却時は圧接
状態とするように制御する。
【0026】これにより、半分に折れた紙幣210aや
小さい紙幣210bが他の紙幣を分離搬送する際に連れ
出されても、バックアップローラ219cおよび219
dが退避しているので、駆動ローラ218aおよび21
8bの搬送力は紙幣210aや210bに付与されず、
下流に搬送されないため、分離センサ220によって紙
幣210aおよび210bが滞留していることを検知可
能となる。検知後、フィードローラ206および駆動ロ
ーラ218を停止し、さらにバックアップローラ219
cおよび219dを駆動ローラ218cおよび218d
に圧接させ、逆転駆動することによって、正転時には搬
送不可能で滞留した小さいサイズの紙幣210aや21
0bを逆転時には搬送して収納部に返却することを可能
にしている。
【0027】図9は、スタック機構部の側面図と正面図
である。同図を用いて、スタック動作を詳細に説明す
る。装置内から出金される紙幣や、入金時紙幣判別でき
ないなどの理由でリジェクトされた入金リジェクト紙幣
は、メイン紙幣搬送路501から分岐され、出金ユニッ
ト搬送路251bを経て矢印209方向に搬送され、回
転するスタックローラ211とバックアップローラ21
3の間に送り込まれる。ブラシローラ212は、バック
アップローラ213と同一軸上にあって、弾性部材21
2aが図示のように放射状に配置してあり、図示せぬ駆
動源により、バックアップローラ213とは独立して回
転する。スタックローラ211とバックアップローラ2
13の間に送り込まれた紙幣は、停止したブラシローラ
212の弾性部材212aに接触し、弾性部材212a
の弾性変形力により、スタックガイド214との間で、
摩擦抵抗力を受けなら通過し、スタックローラ211と
バックアップローラ213による挟持搬送力がなくなる
図示215で示す紙幣位置で一旦停止し、その直後に、
ブラシローラ212を回転し、後板205aと中板20
3の間の収納空間に集積する。これにより、紙幣は、収
納空間内で、上方向に飛び出すことなく停止し、ブラシ
ローラ212により水平方向に掻き出すことで、連続し
て搬送される紙幣同士が干渉することなく、上下の不整
列が少なく集積される。
【0028】さらに、後板205aの後方に、イオン化
されたエアを送風する除電ファン216を設けることで
堆積紙幣210aの後板205aの方向への静電気によ
る倒れ、張り付きを防止し、風力による中板203方向
への押しつけ力も加わり、整列性を向上することもでき
る。
【0029】本実施例の入出金口2の紙幣収納空間2a
は、ほぼ直方体形状をなし、底面を水平面に対して図5
に示すように約20度利用者側に傾いている。これは、
投入、放出する利用者にとって収納部の奥まで見やすい
角度であるとともに、前板204と中板203の間に投
入された紙幣や、中板203と後板205の間にスタッ
クされた紙幣が、それぞれ利用者側の前板204あるい
は中板203側に、もたれかかることによって転倒しに
くい状態を維持し、かつ投入した多数枚の紙幣や、スタ
ックした紙幣は、重力の作用で底板200側に下端を整
列した状態に保持される。この効果は、特に前述のよう
にサイズの大きく異なる紙幣のうち、サイズの小さい紙
幣を扱う場合に有効である。
【0030】このように、収納空間を前方に傾けること
による効果は、見やすさや転倒しにくさの点では、より
傾けた方が有利であるが、重力作用による整列性の面で
は、より垂直にした方が有利である。これを考慮し、各
種の紙幣で、新券や流通券などの紙質、枚数を変えた評
価によれば、傾きは、本実施例のような20度程度が最
適であるが、例えば、10度から45度であっても、同
様な効果を期待できる。また、本実施例では、概直方体
形状の収納空間が、床面ともに傾けてあるが、床面は、
水平で、前板204、後板205、中板203のみ傾け
ても、同様な効果が得られる。
【0031】さらに、紙幣を投入,放出する利用者にと
って、見やすさ,操作性に関わる最適な傾き角度は、利
用者の目の高さと入出金口の高さの関係で変わる。本実
施例のように、約20度傾いた入出金口の場合は、一般
的に人の腰の高さ程度以下、すなわち、地面から約90
0mm程度以下に入出金口が配置された装置に最適であ
る。さらに高い位置に入出金口を配置する装置では、さ
らに傾いた入出金口とする方がよい。例えば、胸の高さ
程度の、地面から1200mm程度の位置に入出金口を
配置する装置では、入出金口を60度傾けるのが、見や
すさ,操作性の上で最適である。この場合、前述の集積
した紙幣の転倒しにくさの点では効果が増すが、重力作
用による整列性の面で効果は少し低下する。整列性を向
上させるめに、例えば、利用者が投入した紙幣を、その
まま中板203に押し付けて分離動作を開始するのでな
く、60度程度傾いて投入された紙幣を一旦20度程度
に立てる機構を追加したり、さらにその状態で紙幣に振
動を加え、重力作用とともに整列させる機構を追加する
とよい。
【0032】上述したような収納空間内の紙幣の見やす
さ、転倒しにくさ、整列性確保などの効果は、収納空間
を前方に傾けることだけではなく、分離機構を前方下
部、スタック機構を後方下部に配していることが、効果
を高めている。例えば、スタック機構を前方下部に配し
ている場合には、収納空間を本実施例のように傾ける
と、スタック済みの紙幣は、スタック中の紙幣の方にも
たれかかり、スタック中の紙幣により、スタック済み紙
幣の整列が乱れたり、紙幣干渉によるジャムの危険が有
り、性能面で十分でないことは、明らかである。
【0033】次に、入出金口2の動作の詳細について、
入金取引、出金取引における動作の制御フローチャート
に従い、順に説明する。図10は、紙幣入出金機全体の
制御の流れのうち入金取引についてのフローチャートで
あり、図11は、同じく出金取引についてのフローチャ
ートである。図10および図11で太枠の処理は、入出
金口2の動作を伴う処理であり、その詳細動作について
は、後述する。
【0034】入金取引時には、入金準備処理(ステップ
S1;図12参照)の後、ガイダンス表示(ステップS
2)により顧客操作部105に入金限度枚数などを表示
する。例えば“1回の入金で200枚まで取引可能で
す。”などのガイダンスを出してもよい。次に、シャッ
タ開処理(ステップS3)によりシャッタ201を開
け、ステップS4で入出金口2に入金紙幣がセットされ
るのを待つ。入出金口2に紙幣が投入されると、シャッ
タ閉処理(ステップS5)によりシャッタ201を閉
じ、入金紙幣を計数する入金計数処理(ステップS6;
図13参照)を行う。
【0035】ステップS6において、入出金口2に投入
された紙幣は、一枚ずつに分離して、入金ユニット搬送
路251aを通り紙幣判別部3へ搬送され、紙幣の真偽
などの判別を行い、紙幣判別部3で入金可能な紙幣と判
別された紙幣についてはメイン搬送路501a〜501
hを搬送し切替ゲート452を制御して一時保管庫4に
一旦収納する。ステップS6では、入金紙幣が、すべて
入金可能な紙幣と判別され一時保管庫4に一旦収納され
る正常な動作以外に、紙幣判別部3で判別できなかった
り傾きや紙幣同士の間隔の異常となったりして、入金リ
ジェクトが発生して、切り替えゲート252を切り替
え、入出金口2に収納する場合や、入金紙幣の分離中
に、前述した異常紙幣検出により、入金紙幣を入出金口
2に残したまま、入金計数途中の異常停止となる場合が
ある(ステップS7:Y)。
【0036】入金計数途中の異常停止がない場合で(ス
テップS7:N)、入金リジェクトが発生した場合(ス
テップS8:Y)、入金リジェクトであることを利用者
に知らせるガイダンスを顧客操作部105に表示し(ス
テップS14)、入金リジェクト返却処理(ステップS
15;図14参照)の後、シャッタ開処理を行い(ステ
ップS20)、紙幣が抜き取られることを確認した後
(ステップS21:Y)、シャッタ閉処理を行い(ステ
ップS22)、利用者に入金リジェクト紙幣を返却す
る。
【0037】入金計数途中の異常停止が発生した場合
(ステップS7:Y)、入金リジェクトの有無の判定
(ステップS13)結果と合せて、入金紙幣に異常があ
ることや、入金リジェクトがあることを利用者に知らせ
るガイダンスを顧客操作部105に表示し(ステップS
16、ステップS18)、入金異常紙幣返却処理(ステ
ップS17;図15参照)、あるいは、入金リジェクト
有異常紙幣返却処理(ステップS19;図16参照)の
後、シャッタ開処理を行い(ステップS20)、紙幣が
抜き取られることを確認した後(ステップS21:
Y)、シャッタ閉処理を行い(ステップS22)利用者
に紙幣を返却する。
【0038】ステップS14およびステップS16のガ
イダンスとしては、例えば、“異常紙幣があります。セ
ットし直して下さい。”などを表示する。また、ステッ
プS18のガイダンスとしては、入出金口2に返却され
たどの紙幣が取り込めなかったのかが利用者に分かるよ
うに、例えば“手前○枚、後ろXX枚が異常の紙幣で
す。”などのガイダンスを表示してもよい。また、紙幣
を入出金口2にセットするときの状態が悪くて搬送状態
が悪くなりリジェクトされた紙幣の場合は“セットし直
して下さい。”とガイダンス表示を出したり、金種の取
り扱えない紙幣などであった場合は“お取り扱いできな
い紙幣です。”などのガイダンス表示を出すことも可能
である。
【0039】入金リジェクト紙幣などを返却した後に、
再度入金計数処理を受け付ける場合は(ステップS2
3:Y)、ステップS1の入金準備処理へ戻り、入金計
数処理を受け付けない場合は(ステップS23:N)、
ステップS9のガイダンス処理へ進む。
【0040】ステップS6の入金計数処理で入金計数途
中の異常停止がなく(ステップS7:N)、入金リジェ
クトなどが発生しなかった場合(ステップS8:N)、
ステップS9で入金計数処理(ステップS6)で計数し
た紙幣の枚数などのガイダンスを顧客操作部105に表
示する。入金額を了承する利用者の確認があると(ステ
ップS10:Y)、センタ交信(ステップS11)を行
い、入金取引が成立し入金収納処理(ステップS12)
を行い入金取引を終了する。入金収納処理(ステップS
12)では、一時保管庫4の紙幣はメイン紙幣搬送路5
01jに送出され、再度紙幣判別部3で金種情報などが
判別され、入金庫6,リサイクル庫8,リジェクト庫9
のいずれかに収納する処理を行う。
【0041】利用者が入金額を了承する確認を行わず
(ステップS10:N)、かつ入金の取消を選択した場
合は(ステップS26:Y)、一時保管庫4の紙幣はメ
イン紙幣搬送路501jに送出され、入出金口2に収納
する取消返却処理(ステップS27;図17参照)を行
う。その後、シャッタ開処理を行い(ステップS2
8)、紙幣が抜き取られることを確認したら(ステップ
S29:Y)、シャッタ閉処理を行うことにより(ステ
ップS30)、利用者に入金紙幣を返却する。再投入を
許可する場合は(ステップS31:Y)、ステップS1
の入金準備処理に戻り、再投入を許可しない場合は(ス
テップS31:N)、入金取引を終了する。
【0042】入金リジェクト紙幣などの返却や取消返却
などで、利用者が紙幣を所定時間以上抜取しなかった場
合には(ステップS24およびS32:Y)、取り忘れ
と判定し、次の取引を継続するために、取り忘れ紙幣を
リジェクト庫9に収納するための取忘回収処理(ステッ
プS25およびS33;図18参照)を行う。
【0043】図11は出金取引処理を示すフローチャー
トである。出金取引時には、ガイダンス表示(ステップ
S51)により、暗証番号や出金金額などの入力を利用
者に指示し、センタ交信(ステップS52)により、入
力内容の取引の実行の指示を受け、紙幣入出金機1は、
出金処理(ステップS53;図17参照)を開始する。
金種毎に、所定の出金庫7やリサイクル庫8から、所定
枚数ずつ繰り出した紙幣を、紙幣判別部3で金種を判定
し、入出金口2に一括して収納する。出金リジェクトが
発生した場合には、その紙幣は、リジェクト庫9に収納
され、不足分の紙幣が追加して繰り出される。出金処理
(ステップS53)が終了すると、シャッタ開処理(ス
テップS54)を行い、紙幣が抜き取られることを確認
したら(ステップS55:Y)、シャッタ閉処理(ステ
ップS56)を行う。利用者が紙幣を所定時間以上抜取
しなかった場合には(ステップS55:N,ステップS
57:Y)、取り忘れと判定し、次の取引を継続するた
めに、取り忘れ紙幣を、リジェクト庫9に収納するため
の、取忘回収処理(ステップS58;図18参照)を行
う。
【0044】上述した入金取引処理(図10)および出
金取引処理(図11)における入出金口2の詳細動作に
ついて、図12から図18の動作フローチャートおよ
び、図19から図27の状態図を用いて詳細に説明す
る。入金準備処理を図12のフローチャートおよび図1
9の状態図を用いて説明する。図12は、図10のステ
ップS1の入金準備処理の詳細を示すフローチャートで
ある。入金準備処理では、図12のフローチャートに示
すように、中板を入金位置203に、前板を入出金位置
204に、後板を入出金位置205にそれぞれ移動し
(ステップS101)、フィードローラ206とブラシ
ローラ212を初期位相に回転し(ステップS102、
S103)、図19の状態図に示すように、入金紙幣を
投入できる状態にする。この時、中板203と後板20
5は、面一になり、確実に、中板203と前板204の
間の収納空間に紙幣を投入できるようにする。
【0045】入金計数処理を図13のフローチャートと
図20および図21の状態図を用いて詳細に説明する。
図13は、図10のステップS6の入金計数処理の詳細
を示すフローチャートである。図19に示すように入金
紙幣が投入された後の入金計数処理では、図13のフロ
ーチャートに示すように、中板を分離位置203aに、
前板を分離位置204aに、後板をスタック位置205
aにそれぞれ移動し(ステップS111)、スタックロ
ーラ211のスタック準備起動(ステップS112)を
行った後、フィードローラ206の分離起動を行い(ス
テップS113)、図20に示すように、入金紙幣の分
離を開始する。紙幣の分離中、分離センサ220により
分離異常紙幣を検出せず(ステップS114:N),ス
タックセンサ240により入金リジェクト紙幣を検出せ
ず(ステップS115:N),入金紙幣が空になった場
合(ステップS116:Y)、フィードローラ206に
よる分離を停止し(ステップS117)、スタックロー
ラ211を停止し(ステップS118)、処理を終了す
る。
【0046】途中、入金リジェクト紙幣が発生した場合
(ステップS115:Y)は、図21に示す状態にな
り、所定時間後、ブラシローラ212を所定回転して
(ステップS119)スタック動作を実行する。この
時、入金リジェクト紙幣は、スタック位置にある後板2
05aと、分離位置にある中板203aの間の広い収納
空間の間に収納され、特にサイズの小さい紙幣は収納空
間内で倒れる危険があるが、本実施例では、前述したよ
うに収納空間が傾いていることにより、重力で中板20
3a側にもたれかかり、紙幣の倒れを防止できる。ま
た、前述の分離センサ220により分離異常紙幣を検出
した場合には(ステップS114:Y)、分離動作を中
止し、フィードローラ206による分離を停止し(ステ
ップS117)、スタックローラ211を停止し(S1
18)、処理を終了する。
【0047】入金リジェクト返却処理を図14のフロー
チャートと図22の状態図を用いて詳細に説明する。図
14は、図10のステップS15の入金リジェクト返却
処理の詳細を示すフローチャートである。図21に示す
ように入金リジェクト紙幣が発生した後、入金リジェク
ト返却処理(図10のステップS15)では、図14の
フローチャートに示し、図22に示すように、中板を出
金位置203cに、前板を入出金位置204に、後板を
入出金位置205にそれぞれ移動し(ステップS12
1)、利用者に返却できる状態にする(図22参照)。
【0048】入金異常紙幣返却処理を図15のフローチ
ャートと図23の状態図を用いて詳細に説明する。図1
5は、図10のステップS17の入金異常紙幣返却処理
の詳細を示すフローチャートである。図20に示す入金
の分離動作中に異常紙幣を検出して異常停止した後、入
金異常紙幣返却処理(図10のステップS17)では、
図15のフローチャートに示すように、まず中板を噛み
込み戻し位置203bに移動し(ステップS131)、
フィードローラ206を逆転し、分離途中の紙幣を収納
空間内に戻し(ステップS132)、中板を入金位置2
03に、前板を分離位置204aに、後板を入出金位置
205にそれぞれ移動し(ステップS133)、図23
の状態にして、利用者に返却できる状態にする。
【0049】入金リジェクト有異常返却処理を図16の
フローチャートと図24の状態図を用いて詳細に説明す
る。図16は、図10のステップS19の入金リジェク
ト有異常返却処理の詳細を示すフローチャートである。
図21に示す入金の分離動作中に入金リジェクトが発生
した後、異常紙幣を検出して異常停止した場合の入金リ
ジェクト有異常紙幣返却処理(図10のステップS1
9)では、図16のフローチャートに示すように、中板
を噛み込み戻し位置203bに移動し(ステップS14
1)、フィードローラ206を逆転し、分離途中の紙幣
を収納空間内に戻し(ステップS142)、前板を入出
金位置204に、後板を入出金位置205にそれぞれ移
動し(ステップS143)、図24の状態にして、利用
者に返却できる状態にする。図23の入金リジェクトが
無い場合と比較し、中板203の位置が異なる。これに
より、利用者が紙幣を取出す際、中板203bにより区
切られた2つの収納空間のそれぞれの紙幣の有無によ
り、最も取出しやすい状態を実現できる。
【0050】出金処理および取消返却処理を図17のフ
ローチャートと図25および26の状態図を用いて詳細
に説明する。図17は、図10のステップS27の取消
返却処理および図11のステップS53の出金処理の詳
細を示すフローチャートである。出金処理(図11のス
テップS53)および取消返却処理(図10のステップ
S27)では、図17のフローチャートに示すように、
中板をスタック初期位置203dに、前板を分離位置2
04aに、後板をスタック位置205aにそれぞれ移動
し(ステップS151)、スタックローラ211のスタ
ック準備起動する(ステップS152)。ステップS1
53で、スタック紙幣の監視を行い、1枚毎にステップ
159のスタック動作を起動する。途中、スタック枚数
が50枚、100枚に達したとき、中板203を、ステ
ップS160およびS161で、それぞれスタック第二
位置203eおよびスタック第三位置203fに移動
し、図25に示すように、収納空間を順次拡大する。ス
タック停止指示があると(ステップS156:Y)、ス
テップS157でスタック停止し、中板を出金位置20
3cに、前板を入出金位置204に、後板を入出金位置
205にそれぞれ移動し(ステップS158)、図26
に示すように、利用者に放出できる状態にする。
【0051】上述のように、スタック途中で、中板20
3を、枚数に応じて、順次移動することにより、収納空
間に集積された紙幣は、常時ブラシローラ212の弾性
部材212aと中板203の間に挟まれた状態にでき
る。これにより、前述のような収納空間が前方に傾いて
いることによる、紙幣の倒れ防止効果や、スタック紙幣
の整列性をさらに高めることができる。本実施例では、
出金紙幣の枚数に応じて3段階に中板203を移動させ
ているが、さらに小刻みに移動させてもよいし、もしく
は、厚みを検出する手段を設け、スタックした紙幣の厚
みに応じて移動させるようにしてもよい。
【0052】また、ステップ158で、利用者が出金紙
幣の取り出しが容易な位置に、後板205によって紙幣
を押し出す際、中板203とブラシローラ212によっ
て挟まれた状態の堆積紙幣210に後板205が当接す
る位置まで後板205を停止させ、その後、堆積紙幣2
10の枚数、もしくは厚みに応じて空間を規制しなが
ら、中板203と後板205をaを連動して移動させる
ことによって、小さい紙幣も堆積状態をくずすことなく
移動させることができる。
【0053】さらに、ステップ158で、中板203
は、図26に示す出金位置203cにあるが、例えば、
出金紙幣の枚数に応じて、枚数が少ないときには、紙幣
が倒れにくくするために、破線で示す第二の出金位置2
03hの位置にするよう制御すれば、堆積紙幣210が
前板204に隠れることなく利用者から見やすい状態と
なり、かつ、堆積紙幣210と前板204の間に空間を
もうけられるので手の挿入が容易になり、取り忘れの発
生を最小限とすることができる。
【0054】次に、取忘回収処理を図18のフローチャ
ートと図27の状態図を用いて詳細に説明する。図18
は、図10のステップS25,S33、および図11の
ステップS58の取忘回収処理の詳細を示すフローチャ
ートである。取忘回収処理(図10のステップS25、
S33および図11のステップS58)では、図18の
フローチャートに示すように、中板を回収位置203g
に、前板を分離位置204aに、後板をスタック位置2
05aにそれぞれ移動し(ステップS171)、フィー
ドローラ206の分離起動し(ステップS172)、図
27に示すように、取り忘れ紙幣の分離を開始し、空を
検知したら(ステップS174:Y)終了する。ステッ
プS171で、中板203が、回収位置203gに移動
するとき、後板205も同時に分離位置205bに移動
することにより、回収紙幣が少数枚であっても、また、
小さいサイズの紙幣であっても、収納空間内での紙幣の
倒れを防止でき、安定した分離性能を確保できる。
【0055】以上述べた如く、本実施例に示す入出金口
2を入金紙幣判別部3,一時保管庫4,紙幣搬送路5,
入金庫6,出金庫7,リサイクル庫8,リジェクト庫
9,装填・回収庫11からなる各ユニットをメイン紙幣
搬送路501と、ユニット搬送路251a,251b,
851aから851e,451とからなる紙幣搬送路5
で接続することにより、入金取引、出金取引などの各動
作を成立させるだけではなく、装置全体の操作性の向
上、信頼性の向上、高速化、汎用性向上、小型化、簡素
化が可能になる。
【0056】本実施例は、サイズの大きく異なる紙幣を
扱うが、当然、日本円のみを扱う装置においても同様に
利用者の操作性の向上が図れ、それに伴い、紙幣のセッ
ト状態、整列状態が安定し、分離動作の信頼性の向上,
取り忘れの頻度の低減により、装置の障害が低減でき
る。また、上述の実施例では紙幣を扱っているが、同様
に小切手などの有価証券やその他の伝票などの紙葉類も
扱うことができ、これらも「紙幣」という用語に含まれ
ている。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、小型で簡素な構成で、
サイズの大きく異なる紙幣を取り扱う場合にも利用者の
操作性のよい入出金口を有する紙幣入出金装置が得られ
る。さらに、入金紙幣の繰り出し分離時のジャム、出金
紙幣の集積時のジャム、さらには、入金リジェクト紙幣
の集積時のジャム、取り忘れ回収時のジャムなどを防止
できる高信頼な紙幣入出金装置を提供することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した現金自動取引装置の一実施例
の外観を示す斜視図である。
【図2】図1における現金自動取引装置の制御関係を示
すブロック図である。
【図3】紙幣入出金機構の一実施例を示す側面図であ
る。
【図4】紙幣入出金機構の制御関係を示すブロック図で
ある。
【図5】入出金口の側面図である。
【図6】入出金口の前板、中板、後板の動作を説明する
側面図である。
【図7】中板と中板駆動ベルトとスライド板の関連構成
を示す図である。
【図8】入出金口の分離機構部を説明する側面図と正面
図である。
【図9】入出金口のスタック機構部を説明する側面図と
正面図である。
【図10】入金取引時の制御の流れを示すフローチャー
トである。
【図11】出金取引時の制御の流れを示すフローチャー
トである。
【図12】入金準備処理時の入出金口動作の制御の流れ
を示すフローチャートである。
【図13】入金計数処理時の入出金口動作の制御の流れ
を示すフローチャートである。
【図14】入金リジェクト返却処理時の入出金口動作の
制御の流れを示すフローチャートである。
【図15】入金異常紙幣返却処理時の入出金口動作の制
御の流れを示すフローチャートである。
【図16】入金リジェクト有異常紙幣返却処理時の入出
金口動作の制御の流れを示すフローチャートである。
【図17】出金処理および取消返却処理時の入出金口動
作の制御の流れを示すフローチャートである。
【図18】取忘回収処理時の入出金口動作の制御の流れ
を示すフローチャートである。
【図19】入金紙幣を投入するときの状態図である。
【図20】入金紙幣を分離開始したときの状態図であ
る。
【図21】入金紙幣を分離開始し、入金リジェクトが1
枚発生したときの状態図である。
【図22】入金リジェクトを返却するときの状態図であ
る。
【図23】入金紙幣を分離開始し、途中で異常紙幣を検
出し、入金紙幣を返却するときの状態図である。
【図24】入金紙幣を分離開始し、途中で異常紙幣を検
出し、入金紙幣と入金リジェクト紙幣を一緒に返却する
ときの状態図である。
【図25】出金紙幣または取り消し返却紙幣をスタック
する途中の状態図である。
【図26】出金紙幣または取り消し返却紙幣を放出する
時の状態図である。
【図27】出金紙幣または入金リジェクト紙幣を取り忘
れ回収する時の状態図である。
【符号の説明】
1:紙幣入出金機構、2:入出金口、2a:入出金口収
納空間、3:紙幣判別部、4:一時保管庫、5:紙幣搬
送路、6:入金庫、7:出金庫、8:リサイクル庫、
9:リジェクト庫、10:制御部、11:装填・回収
庫、101:現金自動取引装置本体(筐体)、102:
明細票処理機構、103:通帳処理機構、105:顧客
操作部、106:本体制御部、107:取引表示器、2
00:底板、201,201a:シャッタ、203a,
203b,203c,203d,203e:中板(また
はその位置)、204,204a:前板(またはその位
置)、205,205a,205b:後板(またはその
位置)、206:フィードローラ、207:ゲートロー
ラ、210,210a,210b,210c,215:
紙幣、211:スタックローラ、212:ブラシロー
ラ、213:バックアップローラ、214:スタックガ
イド、216:除電ファン、217:ピンチローラ、2
18,218a,218b,218c,218d:駆動
ローラ、219,219a,219b,219c,21
9d:バックアップローラ、220:分離センサ、22
1:搬送ローラ、222:搬送ベルト、240:スタッ
クセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 邦尚 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 3E040 AA01 BA06 FA04 FG11 FG13 3F343 FA04 FB07 FC01 FC03 GA04 GB01 GC01 GD02 HA12 HA33 HD08 HD09 JA01 JD03 JD09 JD34 LA04 LA16 LC22 MA03 MA15 MA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣収納部と、該紙幣収納部から紙幣を
    繰り出す分離機構と、前記紙幣収納部へ紙幣を集積する
    スタック機構とが一体となった入出金口を備える紙幣入
    出金装置において、 前記紙幣収納部はその上方から紙幣を一括して出し入れ
    可能な開口を有し、前記紙幣収納部の紙幣入出金装置の
    前方である利用者側に近い側の壁面を形成する前板と、
    利用者側から遠い側の壁面を形成する後板と、前記紙幣
    収納部を2つに区切る中板が、鉛直方向に対して前方に
    傾斜して設けられ、前記紙幣収納部の前方下側に前記分
    離機構、前記紙幣収納部の後方下側に前記スタック機構
    を有し、前記中板の前方の面で紙幣を前記分離機構に押
    し付け分離し、中板の後方の面にスタック機構で集積し
    た紙幣を積層することを特徴とする紙幣入出金装置。
  2. 【請求項2】 紙幣収納部と、該紙幣収納部から紙幣を
    繰り出す分離機構を有する入金部と、前記紙幣収納部へ
    紙幣を集積するスタック機構を有する出金部が一体とな
    った入出金口を有する紙幣入出金装置において、 前記紙幣収納部はその上方から紙幣を一括して出し入れ
    可能な開口を有し、前記紙幣収納部の紙幣入出金装置の
    前方である利用者側に近い側の壁面を形成する前板と、
    利用者側から遠い側の壁面を形成する後板と、前記紙幣
    収納部を2つに区切る中板を有し、 前記スタック機構で紙幣を集積するとき、紙幣の枚数も
    しくは厚みに応じて中板を前記分離機構側に移動させ、
    収納空間を規制または紙幣が立位の状態となるように制
    御することを特徴とする紙幣入出金装置。
  3. 【請求項3】 紙幣収納部と、該紙幣収納部から紙幣を
    紙幣搬送路に繰り出す分離機構を有する入金部と、前記
    紙幣搬送路から紙幣収納部へ紙幣を集積するスタック機
    構を有する出金部が一体となった入出金口を有する紙幣
    入出金装置において、 前記分離機構,前記スタック機構,および前記紙幣搬送
    路を高摩擦係数部材からなるローラとベルトで構成し、
    前記分離機構のローラの回転軸方向の配置幅を前記紙幣
    搬送路、前記スタック機構のローラとベルトの配置幅よ
    り狭くしたことを特徴とする紙幣入出金装置。
  4. 【請求項4】 前記紙幣搬送路直前の紙幣の搬送状態を
    検知する手段と逆転搬送力のみを有する搬送手段を、前
    記分離機構の出口の前記分離機構のローラの回転軸方向
    の配置幅より外側部分に設け、前記分離機構から繰り出
    された紙幣の滞留検出または受け入れ不可の紙幣サイズ
    の検出時、分離動作を停止し、前記逆転搬送力のみ有す
    る搬送手段によって前記紙幣収納部に返却することを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の紙幣入出金装置。
  5. 【請求項5】 紙葉類収納部に積層して収納された紙葉
    類を1枚ずつ分離して繰り出す紙葉類分離機構におい
    て、 紙葉類収納部の分離機構側の壁面を形成する前板と、分
    離機構の反対側の壁面を形成するとともに紙葉類収納部
    内の紙葉類を分離機構側へ移動させる中板および後板を
    有し、分離機構と中板の間に第1の収納空間、中板と後
    板の間に第2の収納空間を形成することを可能にし、第
    1の収納空間の紙葉類を分離繰り出し後、中板を収納空
    間内の所定の位置に退避させ、第2の収納空間内の紙葉
    類を分離繰り出すことを特徴とする紙葉類分離繰り出し
    機構。
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