JP6225738B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6225738B2
JP6225738B2 JP2014026159A JP2014026159A JP6225738B2 JP 6225738 B2 JP6225738 B2 JP 6225738B2 JP 2014026159 A JP2014026159 A JP 2014026159A JP 2014026159 A JP2014026159 A JP 2014026159A JP 6225738 B2 JP6225738 B2 JP 6225738B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
magnetic card
magnetic
predetermined
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014026159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015153132A (ja
Inventor
和則 横山
和則 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2014026159A priority Critical patent/JP6225738B2/ja
Priority to PCT/JP2014/076608 priority patent/WO2015122048A1/ja
Publication of JP2015153132A publication Critical patent/JP2015153132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6225738B2 publication Critical patent/JP6225738B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F7/00Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus
    • G07F7/08Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by coded identity card or credit card or other personal identification means
    • G07F7/0873Details of the card reader

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、自動取引装置に関するものである。
従来、自動取引装置においては、カード挿入口付近に配置された挿入検知センサにより磁気カードが挿入されたことが検知されると搬送ローラにより磁気カードを装置内部へ引き込み、装置内部に配置される磁気ヘッドにより磁気カードからデータの読み取りが行われる。取引終了後は、搬送ローラにより顧客が受け取り可能な位置まで磁気カードを排出する処理が行われる。
ここで、磁気カードから不正にデータを読み取ることを目的として、カード挿入口付近に磁気ヘッドや読み取り装置が取り付けられる場合がある。そこで、磁気カードからの不正なデータの読み取りを防止する技術が開示されている。例えば、カード搬送の途中において、磁気カードを一時停止させたり、磁気カードを逆転搬送させたり、磁気カードの搬送速度を変動させたりするようなカード搬送制御が行われる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−171205号公報
しかしながら、磁気カードからの不正なデータの読み取りを行う技術は、今後ますます巧妙化していくことも予想される。そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、磁気カードからの不正なデータの読み取りをより確実に防止する技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、磁気カードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達したときに前記磁気カードが所定の第1の動きを開始するように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達したときに前記磁気カードが所定の第2の動きを開始するように前記搬送ローラを制御する制御部と、を備える、自動取引装置が提供される。
前記制御部は、前記カード吸入動作時には第1のセンサによる前記磁気カードの検出に基づいて前記磁気カードが前記所定の位置に到達したことを判断し、前記第1のセンサは、前記カード挿入口に最も近い第1の搬送ローラと搬送方向に同じ位置に設けられてよい。
前記所定の位置は、前記磁気カードの少なくとも一部が前記カード挿入口の外部に存在する位置であってよい。
前記所定の第1の動きは、一時停止、逆転搬送および搬送速度変動のうち少なくとも何れか一つを含んでよい。
本発明の他の観点によれば、磁気カードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第1の動きを示すように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第2の動きを示すように前記搬送ローラを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記カード吸入動作時には第1のセンサによる前記磁気カードの検出に基づいて前記磁気カードが前記所定の位置に到達したことを判断し、前記カード排出動作時には第2のセンサによる前記磁気カードの検出に基づいて前記磁気カードが前記所定の位置に到達したことを判断し、前記第2のセンサは、前記第1のセンサを基準として前記カード挿入口とは搬送方向に反対側に設けられる、自動取引装置が提供される。
前記第1のセンサと前記第2のセンサとは、前記磁気カードの幅方向における位置が同一となるように設けられてよい。
本発明の他の観点によれば、磁気カードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第1の動きを示すように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第2の動きを示すように前記搬送ローラを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前回の取引時と今回の取引時とにおいて前記所定の位置が異なるように前記所定の位置を制御する、自動取引装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、磁気カードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第1の動きを示すように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第2の動きを示すように前記搬送ローラを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記所定の第1の動きが前記所定の位置ごとに異なるように前記所定の第1の動きを制御する、自動取引装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、磁気カードからの不正なデータの読み取りをより確実に防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係る自動取引装置の外観を示す図である。 自動取引装置の機能構成例を示すブロック図である。 カード取扱部の機能詳細を示す図である。 カード取扱部の構成例を示す側面図である。 カード取扱部の構成例を示す上面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置のカード吸入動作の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る自動取引装置のカード排出動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置によって使用されるテーブルの構成例を示す図である。 同実施形態に係る自動取引装置のカード吸入動作の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る自動取引装置のカード排出動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置のカード吸入動作の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る自動取引装置のカード排出動作の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
まず、本発明の実施形態に係る自動取引装置11の全体構成の例について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る自動取引装置11の外観を示す図である。図2は、自動取引装置11の機能構成例を示すブロック図である。図1および図2に示すように、本発明の実施形態に係る自動取引装置11は、制御部12と、カード・明細票取扱部13と、通帳取扱部14と、紙幣取扱部15と、硬貨取扱部16と、表示・入力部17と、電源部18とを備える。
制御部12は、自動取引装置11の動作全体を制御する機能を有する。例えば、制御部12は、取引に際して必要に応じてホストコンピュータ19との間でデータの送受信を行ってよい。カード・明細票取扱部13は、明細票の印字、発行、回収、用紙自動補充機能などを有する。また、カード・明細票取扱部13は、磁気カード、IC(integrated circuit)カードおよび振込カードそれぞれに対するデータ読み取り、データ書き込みなどを行う機能を有する。
カード・明細票取扱部13は、ICカードに対するアクセス、印字、発行、回収などの機能を備える。通帳取扱部14は、通帳に対するデータ読み取り、データ書き込み、印字などを行う機能を有する。紙幣取扱部15は、紙幣の預け入れ、払い出し、計数、真偽認識、回収などを行う機能を有する。硬貨取扱部16は、硬貨の預け入れ、払い出し、計数、真偽認識、回収などを行う機能を有する。
表示・入力部17は、顧客に対して取引に関する情報を表示する表示機能、入力操作を受け入れる入力機能などを有する。表示機能は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイにより実現されてよい。また、入力機能は、タッチパネルなどの入力装置により実現されてよい。電源部18は、電源20から供給される電力を自動取引装置11の各部に提供する。
以上、本発明の実施形態に係る自動取引装置11の全体構成の例について説明した。続いて、カード・明細票取扱部13の機能詳細について説明する。図3は、カード・明細票取扱部13の機能詳細を示す図である。図3に示すように、カード・明細票取扱部13は、カード取扱部21と、カード印字部22と、カード発行部23と、カード取込部24と、明細票印字部25と、明細票供給部26と、明細票取込部27と、制御部28とを備える。
カード取扱部21は、自動取引装置11の内部に吸入した磁気カードに対するデータの読み取り/書き込み、ICカードに対するデータの読み取り/書き込み、カード表面のエンボスなどのイメージ読み取りなどを実施する。カード印字部22は、振込カードの券面に印字を行う。カード発行部23は、カードを装填部から繰り出して発行する。カード取込部24は、顧客が取り忘れたカードなどを収納する。
明細票印字部25は、明細票の印字、用紙の切断などを実施する。明細票供給部26は、明細票の用紙を供給する。明細票取込部27は、受け取りタイムアウトになった明細票、自動取引装置11の障害情報、精査票、保守履歴票などを回収する。制御部28は、カード・明細票取扱部13の動作全体を制御する機能を有する。
以上、カード・明細票取扱部13の機能詳細について説明した。続いて、カード取扱部21の構成例について説明する。図4は、カード取扱部21の構成例を示す側面図である。また、図5は、カード取扱部21の構成例を示す上面図である。図4および図5に示すように、カード取扱部21は、カード挿入口30と、センサ31〜35と、搬送ローラ対36〜38と、シャッタ39と、磁気ヘッド対40とを備える。カード挿入口30は、磁気カード41の挿入口である。図4および図5には、磁気カード41の搬送方向がx軸によって示されている。
センサ31は、磁気カード41の挿入を検知するための挿入検知センサとして機能し得る。また、センサ32〜35は、磁気カード41を検出する。センサ32〜35による磁気カード41の検出は、磁気カード41の位置を算出するために用いられ得る。なお、本明細書においては、磁気カード41の先端位置tが検出される場合を主に説明するが、位置が検出される箇所は、磁気カード41の先端に限定されず、磁気カード41の後端であってもよいし、磁気カード41の他の箇所であってもよい。また、センサ31〜35の種類は、磁気カード41を検出することが可能なセンサであれば特に限定されないが、例えば、フォトカプラであってもよい。
例えば、カード挿入口30から磁気ヘッド対40に向かう方向(以下、単に「吸入方向」とも言う。)に磁気カード41が搬送されている場合、制御部28は、磁気カード41による遮光開始を検出したセンサの位置に磁気カード41の先端位置tが到達したと判断することが可能である。一方、例えば、磁気ヘッド対40からカード挿入口30に向かう方向(以下、単に「排出方向」とも言う。)に磁気カード41が搬送されている場合、制御部28は、磁気カード41による遮光終了を検出したセンサの位置に磁気カード41の先端位置tが到達したと判断することが可能である。
搬送ローラ対36〜38は、カード挿入口30から挿入された磁気カード41を搬送する。図4に示すように、磁気カード41の搬送には、対向して当接する複数のローラの間に磁気カード41を挟んで送出する機構が用いられてよい。搬送ローラ対36〜38は、駆動モータによって駆動され得る。例えば、駆動モータは、DCサーボモータまたはパルスモータによって構成されており、かかるモータの回転により搬送ローラ対36〜38を駆動してよい。例えば、駆動モータは、制御部28による制御に従って、搬送ローラ対36〜38を駆動してよい。
最初に、カード取扱部21の基本的な機能について説明する。まず、カード挿入口30からカード取扱部21の内部に磁気カード41が挿入される。カード挿入口30から挿入された磁気カード41の先端位置tがセンサ31によって検知されると、制御部28は、シャッタ39を開けるとともに吸入方向に磁気カード41が搬送されるように搬送ローラ対36〜38の回転を開始させる(カード吸入動作が開始される)。磁気カード41がシャッタ閉位置に到達すると、制御部28はシャッタ39を閉じる。シャッタ閉位置は特に限定されない。また、磁気カード41が吸入完了位置に到達すると、制御部28は搬送ローラ対36〜38を停止させる(カード吸入動作が完了される)。吸入完了位置は特に限定されない。
シャッタ39が閉じられてから搬送ローラ対36〜38が停止されるまでの間には、磁気ヘッド対40によって磁気カード41からのデータの読み出しが行われる。また、磁気カード41からエンボスイメージの読み取りがなされてもよい。磁気カード41に対するデータの読み出しがなされた場合、磁気カード41から読み出されたデータに基づいて自動取引装置11において取引がなされてよい。なお、磁気カード41からのデータ読み出しの代わりに、磁気ヘッド対40によって磁気カード41へのデータの書き込みがなされてもよい。
続いて、自動取引装置11による取引が終了すると、制御部28は、排出方向に磁気カード41が搬送されるように搬送ローラ対36〜38の回転を開始させる(カード排出動作が開始される)。磁気カード41がシャッタ開位置に到達すると、制御部28はシャッタ39を開ける。シャッタ開位置は特に限定されない。また、磁気カード41が排出完了位置に到達すると、制御部28は搬送ローラ対36〜38を停止させる。排出完了位置は特に限定されない。制御部28は、磁気カード41の受け取りがなされたことを確認した場合には、シャッタ39を閉じる。例えば、磁気カード41の受け取りは、センサ31による磁気カード41の先端の検知によって確認されてよい。
以上、カード取扱部21の基本的な機能について説明した。ここで、磁気カード41から不正にデータを読み取ることを目的として、カード挿入口30の付近に磁気ヘッドや読み取り装置が取り付けられる場合がある。そして、磁気カード41からの不正なデータの読み取りを行う技術は、今後ますます巧妙化していくことも予想される。そこで、本明細書においては、磁気カード41からの不正なデータの読み取りをより確実に防止する技術を提案する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。本発明の第1の実施形態において、図4に示したように、所定の位置(以下、「目標位置」とも言う。)があらかじめ設定される。そして、制御部28は、カード吸入動作時には磁気カード41の先端位置tが目標位置iに到達した場合に磁気カード41が所定の第1の動き(以下、「カード吸入動作時における不正読み取り防止動作」とも言う。)を示すように搬送ローラ対36を制御する。また、制御部28は、カード排出動作時には磁気カード41の先端位置tが目標位置iと同一の位置に到達した場合に磁気カード41が所定の第2の動き(以下、「カード排出動作時における不正読み取り防止動作」とも言う。)を示すように搬送ローラ対36を制御する。
かかる構成によれば、カード吸入動作時とカード排出動作時との双方において不正に磁気カード41からデータが読み取られたとしても、何れの動作時においても読み取りが行われない位置を確保することができる。したがって、カード吸入動作時に不正に読み取られたデータとカード排出動作時に不正に読み取られたデータとを突き合わせたとしても、復元できないデータ(補完できないデータ)を設けることが可能になるため、磁気カード41からの不正なデータの読み取りをより確実に防止することが可能となる。
カード吸入動作時における不正読み取り防止動作は特に限定されないが、一時停止、逆転搬送および搬送速度変動のうち少なくとも何れか一つを含んでよい。また、カード排出動作時における不正読み取り防止動作は特に限定されないが、一時停止、逆転搬送および搬送速度変動のうち少なくとも何れか一つを含んでよい。例えば、一時停止は、磁気カード41を一時的に停止させてから再度移動させることであってよい。また、例えば、逆転搬送は、磁気カード41の搬送方向を一時的に逆方向にしてから搬送方向を元に戻すことであってよい。また、例えば、搬送速度変動は、磁気カード41の搬送速度を変動させることであってよい。なお、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作とカード排出動作時における不正読み取り防止動作とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、目標位置iは特に限定されないが、磁気カード41の少なくとも一部がカード挿入口30の外部に存在する位置であるとよい。カード挿入口30の付近に磁気ヘッドや読み取り装置が取り付けられる可能性があることを考慮すると、磁気カード41の少なくとも一部がカード挿入口30の外部に存在する場合に、磁気カード41からデータが不正に読み取られる可能性があるからである。なお、カード挿入口30の外部に存在する部分は、磁気カード41のうちデータが記録されている部分であればよい。
磁気カード41の先端位置tが目標位置iに到達したことの判断は特に限定されない。例えば、制御部28は、カード吸入動作時にはセンサ32による磁気カード41の先端位置tの検出に基づいて磁気カード41の先端位置tが目標位置iに到達したことを判断してよい。例えば、センサ32から所定の長さ(以下、「長さA」とも示す。)だけ吸入方向にシフトした位置が目標位置iとして設定されている場合を想定する。
かかる場合、制御部28は、駆動モータの一回転当たりの搬送距離で長さAを除して長さAに相当する回転数を算出し、先端位置tがセンサ32によって検出されてから当該回転数だけ吸入方向に駆動モータを回転させたときに、磁気カード41の先端位置tが目標位置iに到達したことを判断してよい。なお、長さAに相当する回転数があらかじめ算出されている場合には、制御部28は、あらかじめ算出されている回転数を取得すればよいため、制御部28による回転数の算出は省略されてよい。
センサ32が設けられる位置は特に限定されない。しかし、センサ32は、カード挿入口30に最も近い搬送ローラ対36と搬送方向に同じ位置に設けられるとよい。カード挿入口30から挿入された磁気カード41が少なくともカード挿入口30に最も近い搬送ローラ対36に到達した後でなければ、磁気カード41の動きを制御することができないからである。図4に示した例では、センサ32は、カード挿入口30に最も近い搬送ローラ対36と磁気カード41の搬送方向に対して同じ位置に設けられている。
また、例えば、制御部28は、カード排出動作時にはセンサ33による磁気カード41の先端位置tの検出に基づいて磁気カード41の先端位置tが目標位置iに到達したことを判断してよい。例えば、センサ33から所定の長さ(以下、「長さA#」とも示す。)だけ排出方向にシフトした位置が目標位置iとして設定されている場合を想定する。
かかる場合、制御部28は、駆動モータの一回転当たりの搬送距離で長さA#を除して得られる回転数を算出し、先端位置tがセンサ33によって検出されてから当該回転数だけ排出方向に駆動モータを回転させたときに、磁気カード41の先端位置tが目標位置iに到達したことを判断してよい。制御部28は、センサ33の位置とセンサ32の位置との距離から上記の長さAを減じることによって長さA#を算出してもよい。なお、長さA#に相当する回転数があらかじめ算出されている場合には、制御部28は、あらかじめ算出されている回転数を取得すればよいため、制御部28による回転数の算出は省略されてよい。
センサ33が設けられる位置は特に限定されない。しかし、センサ33は、カード挿入口30に最も近い搬送ローラ対36を基準としてカード挿入口30とは搬送方向に反対側に設けられるとよい。上記したように、カード挿入口30から挿入された磁気カード41が少なくともカード挿入口30に最も近い搬送ローラ対36に到達した後でなければ、磁気カード41の動きを制御することができないからである。図4に示した例では、センサ33は、カード挿入口30に最も近い搬送ローラ対36を基準としてカード挿入口30とは搬送方向に反対側であり、かつ、センサ32に最も近い位置に設けられている。
センサ32とセンサ33との位置関係は限定されないが、例えば、センサ32とセンサ33とは、同列の位置に設けられていてもよい。すなわち、センサ32とセンサ33とは、搬送方向に対して平行な関係となるように並べられていてもよい。図5を参照すると、磁気カード41の幅方向に沿ってy軸が示されている。図5に示すように、センサ32とセンサ33とは、磁気カード41の幅方向における位置が同一となるように設けられていてもよい。
以上、カード取扱部21の構成例について説明した。続いて、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れを示すフローチャートである。なお、図6に示した例は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れの一例に過ぎない。したがって、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れは、図6に示した例に限定されない。
図6に示すように、制御部28は、磁気カード41のカード挿入口30への挿入が検知されない場合には(ステップS1において「No」)、ステップS1を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41のカード挿入口30への挿入が検知された場合には(ステップS1において「Yes」)、シャッタ39を開ける(ステップS2)。上記したように、磁気カード41のカード挿入口30への挿入の検知は、センサ31による磁気カード41の先端の検知によってなされてよい。
続いて、制御部28は、搬送ローラ対36〜38の吸入方向への回転を開始する。具体的には、制御部28は、駆動モータを制御することによって搬送ローラ対36〜38の吸入方向への回転を開始する(ステップS3)。磁気カード41は、搬送ローラ対36に到達すると、搬送ローラ対36の吸入方向への回転により吸入方向に搬送され、自動取引装置11の内部に引き込まれる。
続いて、制御部28は、センサ32によって磁気カード41の先端の通過が検出されない場合には(ステップS4において「No」)、ステップS4を再度実行する。一方、制御部28は、センサ32によって磁気カード41の先端の通過が検出された場合には(ステップS4において「Yes」)、ステップS5に進む。上記したように、制御部28は、センサ32による検知に基づいて、磁気カード41の先端が目標位置に到達したか否かを判断することができる。
続いて、制御部28は、磁気カード41の先端が目標位置に到達しない場合には(ステップS5において「Yes」)、ステップS5を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41の先端が目標位置に到達した場合には(ステップS5において「No」)、磁気カード41がカード吸入動作時における不正読み取り防止動作(例えば、一時停止、逆転搬送、搬送速度変動など)を示すように搬送ローラ対36を制御する(ステップS6)。
搬送ローラ対36をこのように制御した後は、磁気カード41が所定速度で吸入方向に搬送される。制御部28は、磁気カード41の先端がシャッタ閉位置に到達しない場合には(ステップS7において「No」)、ステップS7を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41の先端がシャッタ閉位置に到達した場合には(ステップS7において「Yes」)、シャッタ39を閉じる(ステップS8)。
制御部28は、磁気カード41の先端が吸入完了位置に到達しない場合には(ステップS9において「No」)、ステップS9を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41の先端が吸入完了位置に到達した場合には(ステップS9において「Yes」)、搬送ローラ対36〜38を停止させる(ステップS10)。シャッタ39が閉じられてから搬送ローラ対36〜38が停止されるまでの間には、磁気カード41からのデータの読み出しが磁気ヘッド対40によって行われる。また、磁気カード41からエンボスイメージの読み取りがなされてもよい。
以上、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて説明した。続いて、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れを示すフローチャートである。なお、図7に示した例は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れの一例に過ぎない。したがって、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れは、図7に示した例に限定されない。
図7に示すように、制御部28は、取引が終了すると、搬送ローラ対36〜38の排出方向への回転を開始する(ステップS11)。磁気カード41は排出方向に搬送される。制御部28は、磁気カード41の先端がシャッタ開位置に到達しない場合には(ステップS12において「No」)、ステップS12を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41の先端がシャッタ開位置に到達した場合には(ステップS12において「Yes」)、シャッタ39を開ける(ステップS13)。
続いて、制御部28は、センサ33によって磁気カード41の先端の通過が検出されない場合には(ステップS14において「No」)、ステップS14を再度実行する。一方、制御部28は、センサ33によって磁気カード41の先端の通過が検出された場合には(ステップS14において「Yes」)、ステップS15に進む。上記したように、制御部28は、センサ33による検知に基づいて、磁気カード41の先端が目標位置に到達したか否かを判断することができる。
続いて、制御部28は、磁気カード41の先端が目標位置に到達しない場合には(ステップS15において「Yes」)、ステップS15を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41の先端が目標位置に到達した場合には(ステップS15において「No」)、磁気カード41がカード排出動作時における不正読み取り防止動作(例えば、一時停止、逆転搬送、搬送速度変動など)を示すように搬送ローラ対36を制御する(ステップS16)。
搬送ローラ対36をこのように制御した後は、磁気カード41が所定速度で排出方向に搬送される。制御部28は、磁気カード41の先端が排出完了位置に到達しない場合には(ステップS17において「No」)、ステップS17を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41の先端が排出完了位置に到達した場合には(ステップS17において「Yes」)、搬送ローラ対36〜38を停止させる(ステップS18)。搬送ローラ対36〜38が停止された後は、磁気カード41の受け取り待ちの状態となる。
制御部28は、磁気カード41の受け取り待ちの状態において、磁気カード41の受け取りがなされたことを確認しない場合には(ステップS19において「No」)、ステップS19を再度実行する。一方、制御部28は、磁気カード41の受け取りがなされたことを確認した場合には(ステップS19において「Yes」)、シャッタ39を閉じる(ステップS20)。例えば、磁気カード41の受け取りは、センサ31による磁気カード41の先端の検知によって確認されてよい。
以上、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて説明した。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態において本発明の第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。本発明の第2の実施形態においては、制御部28は、前回の取引時と今回の取引時とにおいて目標位置が異なるように目標位置を制御する。かかる構成によれば、前回の取引時と今回の取引時とにおいて不正読み取り動作がなされる磁気カード41の位置が異なるため、磁気カード41からの不正なデータの読み取りをさらに確実に防止することが可能となる。
また、制御部28は、前回の取引時と今回の取引時とにおいてカード吸入動作時における不正読み取り防止動作を異ならせてもよい。あるいは、制御部28は、前回の取引時と今回の取引時とにおいてカード排出動作時における不正読み取り防止動作を異ならせてもよい。かかる構成によれば、前回の取引時と今回の取引時とにおいて磁気カード41の動きが異なるため、磁気カード41からの不正なデータの読み取りをさらに確実に防止することが可能となる。
また、制御部28は、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作が目標位置ごとに異なるようにカード吸入動作時における不正読み取り防止動作を制御してもよい。また、制御部28は、カード排出動作時における不正読み取り防止動作が目標位置ごとに異なるようにカード排出動作時における不正読み取り防止動作を制御してもよい。かかる構成によれば、前回の取引時と今回の取引時とにおいて目標位置を異なれば不正読み取り動作も異なるようになるため、磁気カード41からの不正なデータの読み取りをさらに確実に防止することが可能となる。
具体的な手法としては、制御部28は、前回の取引時と今回の取引時とにおいて異なるデータをテーブルから取得し、取得したデータに基づいて目標位置を決定してもよいし、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作を決定してもよいし、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作を決定してもよい。図8は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11によって使用されるテーブルの構成例を示す図である。図8を参照すると、目標位置の異なるデータが100件登録されているが、データの件数は特に限定されない。
例えば、制御部28は、取引が変わる度に次のデータをテーブルから取得し、取得したデータによって目標位置を決定すればよい。そうすれば、制御部28は、前回の取引時と今回の取引時とにおいて目標位置が異なるように目標位置を制御することが可能となる。なお、図8を参照すると、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作とカード排出動作時における不正読み取り防止動作とは同一となっているが、異なっていてもよい。また、図8に示したテーブルにおいては、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作とカード排出動作時における不正読み取り防止動作とは、一時停止、逆転搬送および搬送速度変動をすべて含んでいるが、特に限定されない。
以上、カード取扱部21の構成例について説明した。続いて、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れを示すフローチャートである。なお、図9に示した例は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れの一例に過ぎない。したがって、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れは、図9に示した例に限定されない。
ここでは、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて、図6を参照しながら説明した本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れと異なる点を主に説明する。まず、制御部28は、テーブルからデータ(カード吸入動作時)を取得する(ステップS21)。ここで、制御部28によって取得されるデータは、前回取引時に取得されたデータとは異なるデータであり、前回取引時に取得されたデータの次のデータであってもよい。続いて、本発明の第1の実施形態と同様にステップS1以降の動作が実行される。
以上、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて説明した。続いて、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れを示すフローチャートである。なお、図10に示した例は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れの一例に過ぎない。したがって、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れは、図10に示した例に限定されない。
ここでは、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて、図7を参照しながら説明した本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れと異なる点を主に説明する。まず、制御部28は、テーブルからカード吸入動作時に取得したデータに対応するカード排出動作時のデータを取得する(ステップS22)。続いて、本発明の第1の実施形態と同様にステップS11以降の動作が実行される。
以上、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて説明した。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。本発明の第3の実施形態において本発明の第1の実施形態および本発明の第2の実施形態と同様の構成については説明を省略する。本発明の第3の実施形態においては、制御部28は、ランダムに目標位置を決定する。かかる構成によれば、不正読み取り動作がなされる磁気カード41の位置がランダムに決定されるため、磁気カード41からの不正なデータの読み取りをさらに確実に防止することが可能となる。
また、制御部28は、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作をランダムに決定してもよい。あるいは、制御部28は、カード排出動作時における不正読み取り防止動作をランダムに決定してもよい。かかる構成によれば、磁気カード41の動きがランダムに決定されるため、磁気カード41からの不正なデータの読み取りをさらに確実に防止することが可能となる。
具体的な手法としては、制御部28は、テーブルからランダムにデータを取得し、取得したデータに基づいて目標位置を決定してもよいし、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作を決定してもよいし、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作を決定してもよい。例えば、制御部28は、取引ごとにランダムにテーブルからデータを取得し、取得したデータによって目標位置を決定すればよい。そうすれば、制御部28は、取引ごとにランダムに目標位置を決定することが可能となる。
テーブルから取得されるデータをランダムに決定する手法は特に限定されない。例えば、制御部28は、カード挿入口30から挿入された磁気カード41の先端位置tがセンサ31によって検知された時刻に基づいて、テーブルから取得されるデータを決定してもよい。また、制御部28は、カード挿入口30から挿入された磁気カード41の先端位置tがセンサ31によって検知された時刻に基づいてテーブル内のデータを並び替えてからデータを取得するようにしてもよい。
以上、カード取扱部21の構成例について説明した。続いて、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて説明する。図11は、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れを示すフローチャートである。なお、図11に示した例は、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れの一例に過ぎない。したがって、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れは、図11に示した例に限定されない。
ここでは、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて、図6を参照しながら説明した本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れと異なる点を主に説明する。まず、制御部28は、テーブルからランダムにデータ(カード吸入動作時)を取得する(ステップS25)。テーブルから取得されるデータをランダムに決定する手法は特に限定されない。続いて、本発明の第1の実施形態と同様にステップS1以降の動作が実行される。
以上、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード吸入動作の流れについて説明した。続いて、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて説明する。図12は、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れを示すフローチャートである。なお、図12に示した例は、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れの一例に過ぎない。したがって、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れは、図12に示した例に限定されない。
ここでは、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて、図7を参照しながら説明した本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れと異なる点を主に説明する。まず、制御部28は、テーブルからカード吸入動作時に取得したデータに対応するカード排出動作時のデータを取得する(ステップS26)。続いて、本発明の第1の実施形態と同様にステップS11以降の動作が実行される。
以上、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置11のカード排出動作の流れについて説明した。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、自動取引装置11の動作全体を制御するための制御部12は、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、自動取引装置11に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。
また、制御部28は、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、自動取引装置11に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。
また、上記においては、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作とカード排出動作時における不正読み取り防止動作とが1取引当たり1回ずつ行われる例を説明した。しかし、カード吸入動作時における不正読み取り防止動作とカード排出動作時における不正読み取り防止動作とが行われる回数は1取引当たり1回ずつでない場合であってもよい。かかる場合であっても、本発明の実施形態は、少なくともカード吸入動作時における不正読み取り防止動作1回とカード排出動作時における不正読み取り防止動作1回との組み合わせに対して有効に適用され得る。
11 自動取引装置
12 制御部
13 カード・明細票取扱部
14 通帳取扱部
15 紙幣取扱部
16 硬貨取扱部
17 表示・入力部
18 電源部
19 ホストコンピュータ
20 電源
21 カード取扱部
22 カード印字部
23 カード発行部
24 カード取込部
25 明細票印字部
26 明細票供給部
27 明細票取込部
28 制御部
30 カード挿入口
31〜33 センサ
36 搬送ローラ対
39 シャッタ
40 磁気ヘッド対
41 磁気カード
t 先端位置
i 目標位置

Claims (8)

  1. 磁気カードが挿入されるカード挿入口と、
    前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、
    カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達したときに前記磁気カードが所定の第1の動きを開始するように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達したときに前記磁気カードが所定の第2の動きを開始するように前記搬送ローラを制御する制御部と、
    を備える、自動取引装置。
  2. 前記制御部は、前記カード吸入動作時には第1のセンサによる前記磁気カードの検出に基づいて前記磁気カードが前記所定の位置に到達したことを判断し、
    前記第1のセンサは、前記カード挿入口に最も近い第1の搬送ローラと搬送方向に同じ位置に設けられる、
    請求項に記載の自動取引装置。
  3. 前記所定の位置は、前記磁気カードの少なくとも一部が前記カード挿入口の外部に存在する位置である、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  4. 前記所定の第1の動きは、一時停止、逆転搬送および搬送速度変動のうち少なくとも何れか一つを含む、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  5. 磁気カードが挿入されるカード挿入口と、
    前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、
    カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第1の動きを示すように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第2の動きを示すように前記搬送ローラを制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記カード吸入動作時には第1のセンサによる前記磁気カードの検出に基づいて前記磁気カードが前記所定の位置に到達したことを判断し、前記カード排出動作時には第2のセンサによる前記磁気カードの検出に基づいて前記磁気カードが前記所定の位置に到達したことを判断し、
    前記第2のセンサは、前記第1のセンサを基準として前記カード挿入口とは搬送方向に反対側に設けられる、
    自動取引装置。
  6. 前記第1のセンサと前記第2のセンサとは、前記磁気カードの幅方向における位置が同一となるように設けられている
    請求項5に記載の自動取引装置。
  7. 磁気カードが挿入されるカード挿入口と、
    前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、
    カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第1の動きを示すように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第2の動きを示すように前記搬送ローラを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前回の取引時と今回の取引時とにおいて前記所定の位置が異なるように前記所定の位置を制御する
    動取引装置。
  8. 磁気カードが挿入されるカード挿入口と、
    前記カード挿入口から挿入された前記磁気カードを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラにより搬送された前記磁気カードからのデータの読み出しを行う磁気ヘッドと、
    カード吸入動作時には前記磁気カードが所定の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第1の動きを示すように前記搬送ローラを制御し、カード排出動作時には前記磁気カードが前記所定の位置と同一の位置に到達した場合に前記磁気カードが所定の第2の動きを示すように前記搬送ローラを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記所定の第1の動きが前記所定の位置ごとに異なるように前記所定の第1の動きを制御する
    動取引装置。
JP2014026159A 2014-02-14 2014-02-14 自動取引装置 Active JP6225738B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026159A JP6225738B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 自動取引装置
PCT/JP2014/076608 WO2015122048A1 (ja) 2014-02-14 2014-10-03 自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026159A JP6225738B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 自動取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015153132A JP2015153132A (ja) 2015-08-24
JP6225738B2 true JP6225738B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=53799804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014026159A Active JP6225738B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 自動取引装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6225738B2 (ja)
WO (1) WO2015122048A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6820786B2 (ja) * 2017-03-31 2021-01-27 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード処理装置、自動取引装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3801976B2 (ja) * 2002-11-19 2006-07-26 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード処理装置
JP4522072B2 (ja) * 2003-10-22 2010-08-11 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード処理装置
JP2005309861A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 磁気カード処理装置
JP2005309857A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 磁気カード処理装置
JP4680048B2 (ja) * 2005-12-13 2011-05-11 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード処理装置
JP4778368B2 (ja) * 2006-07-04 2011-09-21 エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 カードリーダライタ、カードリーダライタの不正読出防止方法、atm装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015122048A1 (ja) 2015-08-20
JP2015153132A (ja) 2015-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5008997B2 (ja) 記録媒体の受付装置と搬送方法
TWI390469B (zh) Recording medium processing device
JP4927096B2 (ja) 紙幣処理装置
JP3952635B2 (ja) 自動取引装置
JP6225738B2 (ja) 自動取引装置
WO2015019696A1 (ja) 紙葉類取扱装置
JP5142740B2 (ja) 自動取引装置
WO2016009697A1 (ja) 自動取引装置
JP7374073B2 (ja) 冊子類搬送装置、冊子類搬送方法及び冊子類搬送プログラム
JP2011145939A (ja) 紙幣収納装置および自動取引装置
JP2010033416A (ja) 自動取引装置
JP6584140B2 (ja) 貨幣処理装置および貨幣処理システム
JP5770076B2 (ja) 冊子状媒体処理装置
JP7175687B2 (ja) 紙幣入出金装置、現金自動取引処理装置
JP6467335B2 (ja) 自動取引装置、自動取引装置におけるインク転写防止方法及びインク転写防止プログラム
JP2013149078A (ja) 記録媒体読取装置およびそれを用いた現金自動取引装置
JP5190321B2 (ja) 紙葉類取扱い装置
JP6812000B2 (ja) 紙葉類取扱装置、及び、紙葉類搬送方法
JP5058650B2 (ja) 券類供給装置
JP2011105443A (ja) 紙葉類排出装置
JP5320830B2 (ja) 自動取引装置
JP6495159B2 (ja) 媒体識別装置
JP4620382B2 (ja) シャッタ機構および該機構を具備する自動取引装置
JP6561561B2 (ja) 自動取引装置
JP2005173947A (ja) カード取扱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6225738

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150