JP5190321B2 - 紙葉類取扱い装置 - Google Patents
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て簡素な機構で安定した動作を確保することのできる紙葉類取扱い装置を提供することを目的とする。
図1は、紙葉類取扱い装置としての現金自動預金支払機(Automated Teller Machine、以下、「ATM」という)10の外観図である。
顧客が入金取引を選択した場合、カード投入口14にカードが挿入されると、カードリーダ部はカードを取り込む。そして、カードに磁気記録された情報を不図示の磁気ヘッドにより読み取る。この情報に基づき、ホストコンピュータと交信してカードの正当性をチェックする。
更に、紙幣の出し入れを行う収納部のシャッタ(図示せず)をオープンして、紙幣の投入を可能とする。
紙幣の取り込みが終了すると、取引結果を内蔵プリンタで印字し、レシートをカードとともにカード投入口14から排出する。これにより入金取引を終了する。
顧客が出金取引を選択した場合、カラーディスプレイにキャッシュカードを挿入する案内が表示される。顧客がキャッシュカードをカード投入口14から挿入すると、カードリーダ部はカードを取り込み、キャッシュカードに磁気記録されている店番号、口座番号等の顧客情報を読み取る。
操作部12のカラーディスプレイには、出金金額の入力を促す案内等が表示される。これに従い、顧客は、タッチキーに表示された数字に対応する位置に触れ、出金金額を入力する。出金金額が操作部12より入力され、暗証番号の照合の結果が正常であれば、出金動作が開始される。
顧客が、カード、レシート、及び紙幣を抜き取ると紙幣収納部のシャッタをクローズして、出金取引を終了する。
ATM10は、顧客が紙幣を出し入れする第1の収納部16と、紙幣を1枚ずつ分離して繰り出す繰出し部17と、破線で示す搬送路18に沿って搬送されている紙幣の鑑別を行う鑑別部20と、第1の収納部16から繰り出されて鑑別が行われた紙幣を一時的に収納する入金プール部22と、返却予定の紙幣を一時的に収納する第2の収納部19と、第2の収納部19に収納された紙葉を第1の収納部16に残された紙葉と合流させて一括返却する返却機構部21と、を備えている。
また、ATM10は、紙幣を補充するために用いられる係員カセット24と、係員カセット24に収納された紙幣が搬送される複数のスタッカ26と、スタッカ26から繰り出された紙幣のなかで不適切なものを収納するリジェクトボックス28と、第1の収納部16に取り忘れられた紙幣を収納する取り忘れボックス30と、第1の収納部16から投入された紙幣のなかで偽の紙幣(偽造紙幣)と判別したものを収納する偽造紙幣ボックス32と、挿入されたカードの読み取りや顧客に渡す取引明細書への印字を行うCIP(Card reader/Imprinter/Printer)34と、通帳への記帳を行う通帳プリンタ部36と、を備えている。
詳しくは、第1の収納部16、繰出し部17、第2の収納部19、及び返却機構部21の断面側面図を示している。
間に挟持して第2の収納部19の近傍に移動自在な第1の移動機構67と、仕切り板61を第2の収納部19と第1の収納部16との間で移動自在で、かつ可動板41を境界と退避位置との間で移動自在な第2の移動機構68と、載置板60を境界と同一位置に移動自在な第3の移動機構69と、を有している。
この図4〜図6において、カム75には凹部76と凸部91が形成され、ギヤ77には凸部92が形成されている。一方、仕切り板61の中途部には突出片80が突出されていて、その先端にローラ79が取付けられている。このローラ79がカム75の凹部76に係合している。そして、カム75が矢印A方向に回転すると、仕切り板61はガイド部材81にガイドされながら上昇移動する。
この図7及び図8において、可動板41は、幅方向に延びる2本の支持軸881,882と、この支持軸881,882に取り付けられた複数の棒状部材87とを有している。この棒状部材87は、所定の長さで可動板41の移動方向と平行に延び、かつ夫々が所定間隔で平行に配置されている。
この図9及び図10に示すように、仕切り板61は、所定の長さで幅方向に延びる支持部材90と、この支持部材90に固定され、この支持部材90から可動板41の移動方向と直交方向に延びる複数の棒状部材89とを有している。この棒状部材89は所定間隔で平行に配置されている。なお、図示しないが、載置板60にも可動板41の移動方向と平行に延びる複数の棒状部材を有し、この複数の棒状部材が所定間隔で平行に配置されている。
前述した図3は、紙幣47の第1の収納部16への挿入待ちの状態を示している。
このとき、天井板39及び床板40は、夫々アクセプトポジション(アクセプト),(アクセプト)に移動している。また、天井板39と床板40との間には、開口部49から紙幣47を挿入可能な空間が形成されている。可動板41は、第1の収納部16と第2の収納部19との境界を開閉可能に位置している。また、仕切り板61及び載置板60は第2の収納部19に配置されている。
すなわち、図11は、ATM10の要部である第1の収納部16、繰出し部17、第2の収納部19、及び返却機構部21の断面側面図を示している。以下に示す、図12〜図18も同様である。
この繰出し動作では、天井板39と床板40との間に挟持した紙幣47を繰出し口48に移動させる。このとき、天井板39と床板40の駆動用モータを同時に励磁して両者を一体的に移動させる。こうして、天井板39をフィードポジション(フィード)にまで移動させ、床板40を所定のプレス検知位置(プレス検知)に移動させる。
次いで、セパレータ52を駆動させて紙幣47を繰出し口48から1枚ずつ繰り出す。さらに、繰出ローラ51,51’により、繰出された紙幣47を搬送路18に向けて送り出す。この場合、紙幣47を1枚ずつ繰り出すために、繰出ローラ51とセパレータ52とを同方向に回転させている。なお、紙幣47が繰出し口48側に移動して繰出しを開始すると、第2の収納部19側のローラ57も同時に回転を開始する。
すなわち、繰り出し位置の付近で紙幣47のジャム(紙詰まり)が発生した場合の逆転搬送の動作を示している。
すなわち、入金一次の繰り出しでリジェクト紙幣(破損紙幣、折れた紙幣等)47’があった場合の動作状態を示す。
すなわち、第1の収納部16からの紙幣47の繰出しでジャムが発生したり、入金枚数オーバーがあり、又はリジェクト紙幣47’(破損や折れ)があった場合の総返却の動作を示している。
すなわち、返却後に顧客が紙幣を取り忘れた場合の取忘れ取込みの動作を示している。
この場合は、第1の収納部16に取り忘れた紙幣47を、天井板39と床板40との間に挟持して、再度、フィードポジション(フィード)にまで移動させ、床板40を所定のプレス検知位置(プレス検知)に移動させる。さらに、この紙幣47を第1の収納部16の繰出し口48から1枚ずつ繰出して機内に取り込む。
この場合は、入金プール部22又はスタッカ26内に収納された紙幣を、鑑別部20と繰出しローラ51等を通って第1の収納部16に出金する。なお、スタッカ26からの出金時に受け入れられない紙幣47’があった場合は、その紙幣47’はリジェクトボックス28(図2参照)に収納される。
この場合、天井板39と床板40との間に紙幣を挟持して、天井板39はディスペンスポジション(ディスペンス)に移動し、床板40はアクセプトポジション(アクセプト)に移動する。
次に、図19〜図23に基づき、第1の収納部16の紙幣47と第2の収納部19の紙幣47’とを一括して総返却する場合の各部の動作を詳細に説明する。
例えば、入金一次(顧客が入金を確定させる前の状態)の不良券(入金に適さない紙幣)を入れた場合は、その不良券を一時的に第2の収納部19に収納してから顧客に返却する。また、入金一次で入金キャンセルがあった場合にも、その入金した券を一時的に第2の収納部19に収納してから顧客に返却する。
最後に、顧客は第1の収納部16の開口部49のシャッタ(図示せず)を開けて返却紙幣47,47’を一括して取り出すことができる。
また、本実施形態によれば、第1の移動機構67の天井板39と床板40、第2の移動機構68の可動板41と仕切り板61、及び第3の移動機構69の載置板60の夫々の動作を全て往復動作のみの単純動作として、簡潔で安定した動作を確保することができる。
12 操作部
14 カード投入口
16 第1の収納部
17 繰出し部
18 搬送路
19 第2の収納部
20 鑑別部
21 返却機構部
22 入金プール部
24 係員カセット
26 スタッカ
28 リジェクトボックス
30 取り忘れボックス
32 偽造紙幣収納ボックス
34 CIP
36 通帳プリンタ部
38 機体フレーム
39 天井板
40 床板
41 可動板
42 ガイドローラ
43 長穴
44 搬送ベルト
45 ガイドローラ
46 搬送ベルト
47 紙幣
47’ リジェクト紙幣
48 繰出し口
49 開口部
51 繰出しローラ
51’ 繰出しローラ
52 セパレータ
53 ゲート
54 搬送ローラ
55 搬送ローラ
56 ガイドアーム
57 ローラ
58 繰込み口
59 収納空間
60 載置板
61 仕切り板
62 ガイドローラ
63 長穴
64 搬送ベルト
65 支点
66 プランジャソレノイド
67 第1の移動機構
68 第2の移動機構
69 第3の移動機構
70 回転軸
71 駆動ローラ
72 従動ローラ
73 駆動ローラ
74 従動ローラ
75 カム
76 凹部
77 ギヤ
78 ラックギヤ
79 ローラ
80 突出片
81 ガイド部材
82 ガイドローラ
83 ガイドローラ
84 ガイドレール
85 駆動ローラ
86 従動ローラ
87 棒状部材
88 支持軸
89 棒状部材
90 支持部材
91 凸部
92 凸部
Claims (5)
- 紙幣等の紙葉類の収納空間を形成する後面板、前面板、及び可動底板を有する第1の収納部と、
当該第1の収納部から紙葉類を1枚ずつ分離して繰り出す繰出し部と、
当該繰出し部で繰り出された紙葉類を鑑別する鑑別部と、を有する紙葉類取扱い装置において、
前記可動底板を境界として前記第1の収納部に隣接配置され、前記鑑別部にて鑑別された受け入れに適さない返却予定の紙葉類を一時的に収納する第2の収納部と、
当該第2の収納部に収納された紙葉類を前記第1の収納部に残された紙葉類と合流させて一括返却可能な返却機構部と、を有する
ことを特徴とする紙葉類取扱い装置。 - 前記第2の収納部に配置され、
前記第1の収納部内に移動して当該第1の収納部に残された紙葉類を押圧可能な仕切り板と、
前記第2の収納部に収納された紙葉類を載置して前記第1の収納部内に移送可能な載置板と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類取扱い装置。 - 前記返却機構部は、
前記第1の収納部に収納された紙葉類を前記後面板及び前記前面板間に挟持して前記第2の収納部の近傍に移動自在な第1の移動機構と、
前記仕切り板を前記第2の収納部と前記第1の収納部との間で移動自在で、かつ前記可動底板を前記境界と当該境界から離間した退避位置との間で移動自在な第2の移動機構と、
前記載置板を前記境界と同一位置に移動自在な第3の移動機構と、を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の紙葉類取扱い装置。 - 前記可動底板はその移動方向と平行に延びる複数の棒状部材を有し、当該複数の棒状部材が所定間隔で平行に配置されている
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の紙葉類取扱い装置。 - 前記仕切り板はその移動方向と平行に延びる複数の棒状部材を有し、当該複数の棒状部材が所定間隔で平行に配置され、
前記載置板は前記可動底板の移動方向と平行に延びる複数の棒状部材を有し、当該複数の棒状部材が所定間隔で平行に配置され、
前記仕切り板及び前記載置板の前記棒状部材は前記可動底板の前記棒状部材と干渉しないように偏倚している
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の紙葉類取扱い装置。
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