JPH0863637A - 自動取引装置 - Google Patents
自動取引装置Info
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- JPH0863637A JPH0863637A JP6201802A JP20180294A JPH0863637A JP H0863637 A JPH0863637 A JP H0863637A JP 6201802 A JP6201802 A JP 6201802A JP 20180294 A JP20180294 A JP 20180294A JP H0863637 A JPH0863637 A JP H0863637A
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- Japan
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- card
- automatic transaction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 取引媒体のカ−ドのひび割れなどの異常を検
知しカ−ドのジャムや読取りエラ−防止に好適な自動取
引装置を提供する。 【構成】 挿入されたカ−ド3の長手方向、幅方向に所
定の押圧力を付加する損傷検知部4A、4Bにより、カ
ード3に発生する曲げ応力や歪から、割れ、ひび、反り
などの異常を検知し、ジャムの発生や読取りエラ−の恐
れのあるカード3は、表示部画面や音声により顧客に知
らせる。
知しカ−ドのジャムや読取りエラ−防止に好適な自動取
引装置を提供する。 【構成】 挿入されたカ−ド3の長手方向、幅方向に所
定の押圧力を付加する損傷検知部4A、4Bにより、カ
ード3に発生する曲げ応力や歪から、割れ、ひび、反り
などの異常を検知し、ジャムの発生や読取りエラ−の恐
れのあるカード3は、表示部画面や音声により顧客に知
らせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行を始め金融機関そ
の他で顕著に普及されているカ−ドを媒体とする自動取
引装置に係り、特にカ−ドのジャム防止対策に好適な自
動取引装置に関するものである。
の他で顕著に普及されているカ−ドを媒体とする自動取
引装置に係り、特にカ−ドのジャム防止対策に好適な自
動取引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動取引装置は、カ−ドの変形、
折れ曲がり、損傷などの異常状態を光学的に検知するも
のが主流となっている。
折れ曲がり、損傷などの異常状態を光学的に検知するも
のが主流となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、自
動取引装置に挿入されたカ−ドは、プラスチック製のも
のが多く、長期使用で脆化したカードやひびや割れの生
じたカードなどは、検出することができずに、自動取引
装置中でジャムの発生や読取りエラ−を起こす恐れがあ
った。本発明は上記の異常カードを事前に検出するに好
適な自動取引装置を提供することにある。
動取引装置に挿入されたカ−ドは、プラスチック製のも
のが多く、長期使用で脆化したカードやひびや割れの生
じたカードなどは、検出することができずに、自動取引
装置中でジャムの発生や読取りエラ−を起こす恐れがあ
った。本発明は上記の異常カードを事前に検出するに好
適な自動取引装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、まず自動取引装置に挿入されたカ−ドに対し、カ−
ドを挟んで長手方向、幅方向の上下から所定の力で押圧
する機構を設け、この押圧力に対して生起したカ−ドの
変化具合を検定し、流通させたときに、ジャムの発生や
読取りエラ−を起こす恐れのある異常カ−ドについて
は、表示部の画面や音声によりガイダンスしたり、放出
する明細票に印字して、顧客に警告するようにしたもの
である。すなわち本発明は、特許請求の範囲に記載され
ているように、カ−ドを媒体として入出金取引を行なう
自動取引装置において、前記カードをカード挿入口から
前記自動取引装置内に搬送する手段と、前記搬送する手
段の搬送路の中間に設けられ、前記カ−ドに所定の外力
を付加し前記カードに生じた反力または歪を検出する損
傷検知部と、前記検出した反力または歪と、所定の標準
値との比較により、異常か否を判定する制御部と、前記
制御部からの指令により情報を画面表示する表示部とを
有し、前記制御部は、前記標準値との比較判定による異
常判定時には、少なくとも前記表示部に警報する制御手
段を有することを特徴とする自動取引装置である。
に、まず自動取引装置に挿入されたカ−ドに対し、カ−
ドを挟んで長手方向、幅方向の上下から所定の力で押圧
する機構を設け、この押圧力に対して生起したカ−ドの
変化具合を検定し、流通させたときに、ジャムの発生や
読取りエラ−を起こす恐れのある異常カ−ドについて
は、表示部の画面や音声によりガイダンスしたり、放出
する明細票に印字して、顧客に警告するようにしたもの
である。すなわち本発明は、特許請求の範囲に記載され
ているように、カ−ドを媒体として入出金取引を行なう
自動取引装置において、前記カードをカード挿入口から
前記自動取引装置内に搬送する手段と、前記搬送する手
段の搬送路の中間に設けられ、前記カ−ドに所定の外力
を付加し前記カードに生じた反力または歪を検出する損
傷検知部と、前記検出した反力または歪と、所定の標準
値との比較により、異常か否を判定する制御部と、前記
制御部からの指令により情報を画面表示する表示部とを
有し、前記制御部は、前記標準値との比較判定による異
常判定時には、少なくとも前記表示部に警報する制御手
段を有することを特徴とする自動取引装置である。
【0005】
【作用】自動取引装置内へ流通させる、とジャムの発生
や読取りエラ−を起こす恐れのある変形カードをはじめ
とし、ひびや割れの生じた異常カ−ドを持参した顧客は
上記警告により、新規のカ−ドに交換することにより、
流通するカ−ドを一定品質以上に維持することが可能と
なり、自動取引装置の取引中止などの事故を未然に防止
する保全機能を備えることになり、自動取引装置の運用
効率の向上と完全な無人化への移行が容易となる。
や読取りエラ−を起こす恐れのある変形カードをはじめ
とし、ひびや割れの生じた異常カ−ドを持参した顧客は
上記警告により、新規のカ−ドに交換することにより、
流通するカ−ドを一定品質以上に維持することが可能と
なり、自動取引装置の取引中止などの事故を未然に防止
する保全機能を備えることになり、自動取引装置の運用
効率の向上と完全な無人化への移行が容易となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1により説明す
る。図1は本発明による自動取引装置の実施例の構成を
示すブロック図である。MCRW(磁気カード読取り書
込み機構)2は、カ−ド挿入口に差込まれた磁気カ−ド
(以下カードと略記する)3を自動取引装置内部に取込
み、カ−ド3の磁気ストライプに記録された店番、口座
番号、残高などのデ−タの読取りや、書込みを行なう機
能を有する。損傷検知部4は、自動取引装置1に挿入さ
れたカ−ド3の長手方向、幅方向の上下から押圧力を加
える機構で、所定の押圧力に対しカ−ド3に生起する異
常の度合いを検知する機能を有する。エンボス読取部5
は、カ−ド3の表面に形成された模様、エンボスによる
イメ−ジ情報を光学的に読取る機能を有する。操作部6
には、表示画面にテンキーを備えた表示部7が配設さ
れ、取引に必要な顧客操作を誘導するガイダンスや取引
内容の選択を行なう。紙幣入出金部8は、取引内容に従
って紙幣の預入や支払など現金処理を行なう。顧客が通
帳を挿入したときには通帳取扱部9において、銀行保管
用のジャ−ナル用紙にはジャ−ナルプリンタ10で、そ
れぞれ前記預入や支払などの取引内容が印字出力され
る。制御部11は、損傷検知部4で検知された損傷状態
を示す出力信号を供給される。また、制御部11は、上
記構成各部の動作を制御する信号の出力と、デ−タの送
受信を行なうと共に、センタとの交信により顧客取引デ
−タの更新を行なう。次に、上記構成の自動取引装置1
におけるカ−ド3の異常検出の実施例を図2〜図9を用
いて説明する。
る。図1は本発明による自動取引装置の実施例の構成を
示すブロック図である。MCRW(磁気カード読取り書
込み機構)2は、カ−ド挿入口に差込まれた磁気カ−ド
(以下カードと略記する)3を自動取引装置内部に取込
み、カ−ド3の磁気ストライプに記録された店番、口座
番号、残高などのデ−タの読取りや、書込みを行なう機
能を有する。損傷検知部4は、自動取引装置1に挿入さ
れたカ−ド3の長手方向、幅方向の上下から押圧力を加
える機構で、所定の押圧力に対しカ−ド3に生起する異
常の度合いを検知する機能を有する。エンボス読取部5
は、カ−ド3の表面に形成された模様、エンボスによる
イメ−ジ情報を光学的に読取る機能を有する。操作部6
には、表示画面にテンキーを備えた表示部7が配設さ
れ、取引に必要な顧客操作を誘導するガイダンスや取引
内容の選択を行なう。紙幣入出金部8は、取引内容に従
って紙幣の預入や支払など現金処理を行なう。顧客が通
帳を挿入したときには通帳取扱部9において、銀行保管
用のジャ−ナル用紙にはジャ−ナルプリンタ10で、そ
れぞれ前記預入や支払などの取引内容が印字出力され
る。制御部11は、損傷検知部4で検知された損傷状態
を示す出力信号を供給される。また、制御部11は、上
記構成各部の動作を制御する信号の出力と、デ−タの送
受信を行なうと共に、センタとの交信により顧客取引デ
−タの更新を行なう。次に、上記構成の自動取引装置1
におけるカ−ド3の異常検出の実施例を図2〜図9を用
いて説明する。
【0007】〈実施例1〉実施例1は、ロ−ラによって
搬送されるカードの異常検出を行なう実施例である。図
2は、本発明の実施例1のカードの処理手順を示すフロ
−図である。図3は実施例1のカ−ド処理機構を示す側
面図である。以下、実施例1を図2、図3を用いて説明
する。 S100:先ずカ−ド3を挿入口12に挿入したとき、
カ−ド3はロ−ラ14A、14Bに当接して挟持固定さ
れる。このとき、ロ−ラ14A、14Bの直前にある通
過検知センサ13により、カ−ド3の挿入が検知される
と、ロ−ラ14A、14Bが駆動し、次に通過検知セン
サ15によりカ−ド3が検知されるまでロ−ラ14A、
14Bによる搬送動作が継続される。このステップにお
ける各部の相互位置関係は図4(a)、図5(a)に示
されている。
搬送されるカードの異常検出を行なう実施例である。図
2は、本発明の実施例1のカードの処理手順を示すフロ
−図である。図3は実施例1のカ−ド処理機構を示す側
面図である。以下、実施例1を図2、図3を用いて説明
する。 S100:先ずカ−ド3を挿入口12に挿入したとき、
カ−ド3はロ−ラ14A、14Bに当接して挟持固定さ
れる。このとき、ロ−ラ14A、14Bの直前にある通
過検知センサ13により、カ−ド3の挿入が検知される
と、ロ−ラ14A、14Bが駆動し、次に通過検知セン
サ15によりカ−ド3が検知されるまでロ−ラ14A、
14Bによる搬送動作が継続される。このステップにお
ける各部の相互位置関係は図4(a)、図5(a)に示
されている。
【0008】S110:損傷検知部4Aを駆動する。損
傷検知部4Aによる検知の後、次に損傷検知部4Bを駆
動する。損傷検知部4Bにて検知後、ロ−ラ14A、1
4Bを所定時間駆動しカ−ド3を所定長だけ搬送する。
このときカ−ド3の搬送長は検知の精度により決定され
る。次に、損傷検知部4A、4Bにより交互に検知を行
なう。このように何回かの検知を行った後、通過検知セ
ンサ13がカ−ド3を検知しなくなるとき、ロ−ラ14
Aが上昇、ロ−ラ14Bが下降し、ロ−ラ16Aが下
降、ロ−ラ16Bが上昇する。以上のステップにおける
各部の相互位置関係は図4(b)、図5(b)に示され
ている。 以後の検知に伴うカ−ド3の搬送動作はロ−ラ16A、
16Bにより行なわれる。何回かの検知を行なった後、
通過検知センサ17によりカ−ド3を検知しなくなる
と、ロ−ラ14Aが下降、ロ−ラ14Bが上昇し、ロ−
ラ16Aが上昇、ロ−ラ16Bが下降し、検知内容によ
り、カ−ド3の搬送を要する場合、ロ−ラ18Aが駆動
しカ−ド3を搬送する。以上のステップにおける各部の
相互位置関係は図4(c)、(d)、図5(c)、
(d)に示されている。
傷検知部4Aによる検知の後、次に損傷検知部4Bを駆
動する。損傷検知部4Bにて検知後、ロ−ラ14A、1
4Bを所定時間駆動しカ−ド3を所定長だけ搬送する。
このときカ−ド3の搬送長は検知の精度により決定され
る。次に、損傷検知部4A、4Bにより交互に検知を行
なう。このように何回かの検知を行った後、通過検知セ
ンサ13がカ−ド3を検知しなくなるとき、ロ−ラ14
Aが上昇、ロ−ラ14Bが下降し、ロ−ラ16Aが下
降、ロ−ラ16Bが上昇する。以上のステップにおける
各部の相互位置関係は図4(b)、図5(b)に示され
ている。 以後の検知に伴うカ−ド3の搬送動作はロ−ラ16A、
16Bにより行なわれる。何回かの検知を行なった後、
通過検知センサ17によりカ−ド3を検知しなくなる
と、ロ−ラ14Aが下降、ロ−ラ14Bが上昇し、ロ−
ラ16Aが上昇、ロ−ラ16Bが下降し、検知内容によ
り、カ−ド3の搬送を要する場合、ロ−ラ18Aが駆動
しカ−ド3を搬送する。以上のステップにおける各部の
相互位置関係は図4(c)、(d)、図5(c)、
(d)に示されている。
【0009】図6は、損傷検知部4A、4Bの機構部1
9とカードの異常検出状態を示す図である。図示するよ
うに、損傷検知部4A、4Bは、カ−ド3に押圧力を加
える機構部19と、異常の度合いを検知するセンサ部2
0を備えている。損傷検知部4A、4Bでは、機構部1
9の変位量をセンサ部20によって検知する。本実施例
は、バネ31による所定の押圧力をカード3に加え、機
構部19の歪、すなわち変位量をセンサ部20が検知す
る。この変位量の検知は、光センサの発光部と受光部と
の間が遮蔽されたか否かによりなされる。カード3の異
常状態は、図6(a)〜(e)のような変化が考えら
れ、図6(a)はカ−ド3の2枚挿入、図6(b)は薄
手カ−ドの検出、図6(c)は割れ、ひびの検出、図6
(d)は上反り、図6(e)は下反りを検出を行なう状態
を示している。
9とカードの異常検出状態を示す図である。図示するよ
うに、損傷検知部4A、4Bは、カ−ド3に押圧力を加
える機構部19と、異常の度合いを検知するセンサ部2
0を備えている。損傷検知部4A、4Bでは、機構部1
9の変位量をセンサ部20によって検知する。本実施例
は、バネ31による所定の押圧力をカード3に加え、機
構部19の歪、すなわち変位量をセンサ部20が検知す
る。この変位量の検知は、光センサの発光部と受光部と
の間が遮蔽されたか否かによりなされる。カード3の異
常状態は、図6(a)〜(e)のような変化が考えら
れ、図6(a)はカ−ド3の2枚挿入、図6(b)は薄
手カ−ドの検出、図6(c)は割れ、ひびの検出、図6
(d)は上反り、図6(e)は下反りを検出を行なう状態
を示している。
【0010】カ−ド3が正常の状態においては、カ−ド
3の反力または歪が、所定標準値を示し、これを検知す
ることにより判定ができる。割れ、ひびの発生している
カ−ド3については、カ−ド3の反力が低下しているか
ら容易に判定できる。また、二枚挿入では、カ−ド3の
歪、すなわち変位量が異常に大きくなるため容易に判定
できる。薄手カ−ド、例えば、誤って挿入されたプリペ
イドカードでは、カ−ドの変位量が極度に大きくなって
いるため容易に判定できる。反りカ−ドの場合は、検知
開始位置が上下方向にずれているため検知が可能であ
る。損傷検知部4A、4Bの配置については、種々の変
化に対応したものが考えられる。図7は実施例1の応用
実施例を示す図である。図7(a)に示すものは、カー
ド3の長手方向、幅方向に関する上下位置をずらし、損
傷検知部の数、検知個所の選定は、所要の検知精度によ
り変化させるものである。また、図7(b)に示すもの
は、損傷検知部4A、4Bの機構部19の先端に駆動ロ
−ラ22を付設し、カード3の搬送を兼ねるようにした
ものである。このため、カ−ド3を固定するための補助
としてストッパ21を付加している。
3の反力または歪が、所定標準値を示し、これを検知す
ることにより判定ができる。割れ、ひびの発生している
カ−ド3については、カ−ド3の反力が低下しているか
ら容易に判定できる。また、二枚挿入では、カ−ド3の
歪、すなわち変位量が異常に大きくなるため容易に判定
できる。薄手カ−ド、例えば、誤って挿入されたプリペ
イドカードでは、カ−ドの変位量が極度に大きくなって
いるため容易に判定できる。反りカ−ドの場合は、検知
開始位置が上下方向にずれているため検知が可能であ
る。損傷検知部4A、4Bの配置については、種々の変
化に対応したものが考えられる。図7は実施例1の応用
実施例を示す図である。図7(a)に示すものは、カー
ド3の長手方向、幅方向に関する上下位置をずらし、損
傷検知部の数、検知個所の選定は、所要の検知精度によ
り変化させるものである。また、図7(b)に示すもの
は、損傷検知部4A、4Bの機構部19の先端に駆動ロ
−ラ22を付設し、カード3の搬送を兼ねるようにした
ものである。このため、カ−ド3を固定するための補助
としてストッパ21を付加している。
【0011】カード3の検知手順は、通過検知センサ1
3によりカ−ドを検知したとき、ロ−ラ14A、14B
の駆動によりカード3を搬送し、通過検知センサ15が
カ−ド3を検知したとき、搬送路下方からカード3を検
知をし、次にロ−ラ22によりカ−ド3を所定量搬送の
後、前記検知位置と異なる位置にある搬送路上方からカ
ード3の検知を行なう。次に搬送路下方、搬送路上方の
カード3の検知を交互に行なう。通過検知センサ15で
カ−ド3を検知しなくなったとき、検知結果により搬送
に支障がないとする場合は、ロ−ラ18Aによりカ−ド
3を搬送する。本実施例はカード3を少量づつ前進させ
ながら異常検知を実行するものである。
3によりカ−ドを検知したとき、ロ−ラ14A、14B
の駆動によりカード3を搬送し、通過検知センサ15が
カ−ド3を検知したとき、搬送路下方からカード3を検
知をし、次にロ−ラ22によりカ−ド3を所定量搬送の
後、前記検知位置と異なる位置にある搬送路上方からカ
ード3の検知を行なう。次に搬送路下方、搬送路上方の
カード3の検知を交互に行なう。通過検知センサ15で
カ−ド3を検知しなくなったとき、検知結果により搬送
に支障がないとする場合は、ロ−ラ18Aによりカ−ド
3を搬送する。本実施例はカード3を少量づつ前進させ
ながら異常検知を実行するものである。
【0012】次に、カード3に対する異常検知後の処理
手順を図2により説明する。 S130、S131:S110、S110のステップ
で、損傷検知部4A、損傷検知部4Bによりカ−ド3に
異常があり、このままカ−ド3を搬送するとジャムにな
ると判断されるとき、カ−ド3を取込まずにそのまま返
却する。 S121:しかし、カ−ド3を搬送してもジャムが発生
するほど損傷が大きくないと判断されるときは、表示部
28にその旨ガイダンス表示を行なう。 S111:S110のステップで損傷がないと判断した
場合、検知正常、損傷有りとしてガイダンス表示後を契
機にカ−ド3を搬送する。次に磁気ヘッド18上を通過
する時、カ−ド3からの再生出力の大きさとバラツキと
から、磁気ストライプの劣化など電気的損傷をチェック
し(S113)記憶デ−タを読取る。 S112:読取りデ−タが正常であれば、カ−ド3をイ
メ−ジリ−ダ部まで搬送し、カ−ド3のエンボス文字な
どイメ−ジ情報を光学的に読取る。 S150、S151:カ−ド3に所定限界を超えた損傷
があり(S113)、取引不可能な大きな電気的損傷と
判断されたとき(S140)、カ−ドを取込まずにその
まま返却する。 S141:電気的損傷は大きくなく、取引可能な程度で
あると判断したとき、表示部28にガイダンスを表示す
る。 S114、115:損傷程度が取引に支障がないとき
は、選択した取引内容に従って紙幣の入出金処理を行な
った上で、挿入口からカ−ド3を放出し、取引は終了す
る。
手順を図2により説明する。 S130、S131:S110、S110のステップ
で、損傷検知部4A、損傷検知部4Bによりカ−ド3に
異常があり、このままカ−ド3を搬送するとジャムにな
ると判断されるとき、カ−ド3を取込まずにそのまま返
却する。 S121:しかし、カ−ド3を搬送してもジャムが発生
するほど損傷が大きくないと判断されるときは、表示部
28にその旨ガイダンス表示を行なう。 S111:S110のステップで損傷がないと判断した
場合、検知正常、損傷有りとしてガイダンス表示後を契
機にカ−ド3を搬送する。次に磁気ヘッド18上を通過
する時、カ−ド3からの再生出力の大きさとバラツキと
から、磁気ストライプの劣化など電気的損傷をチェック
し(S113)記憶デ−タを読取る。 S112:読取りデ−タが正常であれば、カ−ド3をイ
メ−ジリ−ダ部まで搬送し、カ−ド3のエンボス文字な
どイメ−ジ情報を光学的に読取る。 S150、S151:カ−ド3に所定限界を超えた損傷
があり(S113)、取引不可能な大きな電気的損傷と
判断されたとき(S140)、カ−ドを取込まずにその
まま返却する。 S141:電気的損傷は大きくなく、取引可能な程度で
あると判断したとき、表示部28にガイダンスを表示す
る。 S114、115:損傷程度が取引に支障がないとき
は、選択した取引内容に従って紙幣の入出金処理を行な
った上で、挿入口からカ−ド3を放出し、取引は終了す
る。
【0013】〈実施例2〉実施例2は、トレイによって
搬送されるカードの異常検出を行なう実施例である。図
8は、実施例2のカ−ド処理機構を示す側面図、図9
は、実施例2のカード3の保持機構を示す斜視図であ
る。図8において、利用者がカード3を挿入口12に挿
入すると、通過検知センサ13がカード3の通過を検知
する。1対のローラ14の駆動により、カード3はトレ
イ30内に取込まれる。その所定位置に固定された横爪
24、前爪25と、カード3の取込み後にカード3の矢
印C方向に移動してカード3の後端を固定する後爪26
を備えている。また、トレイ30は矢印A、B方向に移
動するトレイ搬送コンベア32上に組付けられている。
図9(a)は、カード3がローラ14によってトレイ3
0上に導入された状態を示し、図9(b)は、カード3
が横爪24を経て前爪25の位置まで進行し、損傷検知
部4Cの後爪26がカ−ド3を挟むようにして完全に固
定した状態を示している。固定後に損傷検知部4Cが動
作する。図10に示すように、実施例2による損傷検知
は、モ−タ27A、Bの回転によって機構部19を上下
方向に駆動し、横爪24、後爪26によってカード3の
端部に所定の押圧力を付加したとき、カード3の曲げ反
力によって、損傷検知部4Cの駆動歯車29が回転停止
する負荷状態を検知して行なう。図10は損傷検知部4
Cによる機構部19の動作の4態を示し、図10(a)
は、カード3を挿入し機構部19が駆動する前の状態、
図10(b)は、カ−ド3を下方向に変位させた状態、
図10(c)カ−ド3を上方向に変位させた状態を示す
図、また、図10(d)は、横爪24、後爪26のうち
一方の爪の位置での検知時に、他方の爪を固定したとき
の機構を示す図である。本実施例における機構部19の
駆動手段は、モータ27によって駆動される駆動歯車2
9aとラック29bの係合を例示したが、チェーンとチ
ェーン車による駆動も考えられ実施例に限定されるもの
ではない。
搬送されるカードの異常検出を行なう実施例である。図
8は、実施例2のカ−ド処理機構を示す側面図、図9
は、実施例2のカード3の保持機構を示す斜視図であ
る。図8において、利用者がカード3を挿入口12に挿
入すると、通過検知センサ13がカード3の通過を検知
する。1対のローラ14の駆動により、カード3はトレ
イ30内に取込まれる。その所定位置に固定された横爪
24、前爪25と、カード3の取込み後にカード3の矢
印C方向に移動してカード3の後端を固定する後爪26
を備えている。また、トレイ30は矢印A、B方向に移
動するトレイ搬送コンベア32上に組付けられている。
図9(a)は、カード3がローラ14によってトレイ3
0上に導入された状態を示し、図9(b)は、カード3
が横爪24を経て前爪25の位置まで進行し、損傷検知
部4Cの後爪26がカ−ド3を挟むようにして完全に固
定した状態を示している。固定後に損傷検知部4Cが動
作する。図10に示すように、実施例2による損傷検知
は、モ−タ27A、Bの回転によって機構部19を上下
方向に駆動し、横爪24、後爪26によってカード3の
端部に所定の押圧力を付加したとき、カード3の曲げ反
力によって、損傷検知部4Cの駆動歯車29が回転停止
する負荷状態を検知して行なう。図10は損傷検知部4
Cによる機構部19の動作の4態を示し、図10(a)
は、カード3を挿入し機構部19が駆動する前の状態、
図10(b)は、カ−ド3を下方向に変位させた状態、
図10(c)カ−ド3を上方向に変位させた状態を示す
図、また、図10(d)は、横爪24、後爪26のうち
一方の爪の位置での検知時に、他方の爪を固定したとき
の機構を示す図である。本実施例における機構部19の
駆動手段は、モータ27によって駆動される駆動歯車2
9aとラック29bの係合を例示したが、チェーンとチ
ェーン車による駆動も考えられ実施例に限定されるもの
ではない。
【0014】図11は、実施例2における図10と対応
する損傷検知のタイムチャ−ト図である。図10の
(a)、(b)、(c)と図11の(a)、(b)、
(c)とは互いに対応する関係を示している。図11に
おいて、横爪24による検知時には後爪固定機構28B
が後爪26を固定し、後爪26による検知時には、横爪
固定機構28Aが横爪24を固定するようになってい
る。すなわち図12(b)、(c)に示すように後爪2
6を固定位置に固定し、横爪24を上下方向に変位させ
てカード3の幅方向に発生した割れ、ひび、反りなどの
損傷検知を行なう。同様に横爪24を固定位置に固定
し、後爪26を上下方向に変位させてカード3の長手方
向に発生した割れ、ひび、反りなどの損傷検知を行な
う。損傷検知後の処理はロ−ラ搬送式と同じである。
する損傷検知のタイムチャ−ト図である。図10の
(a)、(b)、(c)と図11の(a)、(b)、
(c)とは互いに対応する関係を示している。図11に
おいて、横爪24による検知時には後爪固定機構28B
が後爪26を固定し、後爪26による検知時には、横爪
固定機構28Aが横爪24を固定するようになってい
る。すなわち図12(b)、(c)に示すように後爪2
6を固定位置に固定し、横爪24を上下方向に変位させ
てカード3の幅方向に発生した割れ、ひび、反りなどの
損傷検知を行なう。同様に横爪24を固定位置に固定
し、後爪26を上下方向に変位させてカード3の長手方
向に発生した割れ、ひび、反りなどの損傷検知を行な
う。損傷検知後の処理はロ−ラ搬送式と同じである。
【0015】上記実施例1、実施例2におけるセンサ部
20は、カード3に付加される押圧力、または外力によ
るカード3に生ずる歪、すなわち、変位量を検知するよ
う記載されているが、カード3に生ずる反力を検出して
も同等の効果が得られることは当然である。
20は、カード3に付加される押圧力、または外力によ
るカード3に生ずる歪、すなわち、変位量を検知するよ
う記載されているが、カード3に生ずる反力を検出して
も同等の効果が得られることは当然である。
【0016】
【発明の効果】本発明の実施により、媒体カ−ドの変
形、折れ曲がり、損傷などの異常状態を検出して媒体カ
ードの利用品質を一定以上に維持することができ、自動
取引装置のカ−ドジャムなどの障害を未然に防止するこ
とができ、自動取引装置の信頼性と無人化運用時の稼働
率の向上に寄与するところ大である。
形、折れ曲がり、損傷などの異常状態を検出して媒体カ
ードの利用品質を一定以上に維持することができ、自動
取引装置のカ−ドジャムなどの障害を未然に防止するこ
とができ、自動取引装置の信頼性と無人化運用時の稼働
率の向上に寄与するところ大である。
【図1】本発明による自動取引装置の実施例の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1の処理手順を示すフロ−図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例1のカ−ド処理機構を示す側面
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例1の処理手順ステップにおける
各部の相互位置関係を示す図である。
各部の相互位置関係を示す図である。
【図5】図4に対応するタイミングチャート図である。
【図6】本発明の実施例1におけるカードの異常検出状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図7】本発明の実施例1の応用実施例を示す図であ
る。
る。
【図8】本発明の実施例2のカ−ド処理機構を示す側面
図である。
図である。
【図9】本発明の実施例2のカード保持機構を示す斜視
図である。
図である。
【図10】本発明の実施例2のカードに対する押圧力の
付加機構を示す図である。
付加機構を示す図である。
【図11】図10に対応するタイミングチャ−ト図であ
る。
る。
1…自動取引装置 2…MCR
W 3… カ−ド 4、4A、4B、4C……損
傷検知部 5…エンボス読取部 6…操作部 7…表示部 8…紙幣入
出金部 9…通帳取扱部 10…ジャ−
ナルプリンタ 11…制御部 12…挿入
口 13、15、17…通過検知センサ 14A、14B、16A、16B、22、23…駆動ロ
−ラ 18…磁気ヘッド 19…機構
部 20…センサ部 21…スト
ッパ 24…横爪(検知用) 25…前爪
(固定用) 26……後爪(検知用) 27、27A、27B…モ−
タ 28、28A、28B……固定機構 29…駆動
歯車 30…トレイ 31…バネ 32…トレイ搬送コンベア
W 3… カ−ド 4、4A、4B、4C……損
傷検知部 5…エンボス読取部 6…操作部 7…表示部 8…紙幣入
出金部 9…通帳取扱部 10…ジャ−
ナルプリンタ 11…制御部 12…挿入
口 13、15、17…通過検知センサ 14A、14B、16A、16B、22、23…駆動ロ
−ラ 18…磁気ヘッド 19…機構
部 20…センサ部 21…スト
ッパ 24…横爪(検知用) 25…前爪
(固定用) 26……後爪(検知用) 27、27A、27B…モ−
タ 28、28A、28B……固定機構 29…駆動
歯車 30…トレイ 31…バネ 32…トレイ搬送コンベア
Claims (3)
- 【請求項1】カ−ドを媒体として入出金取引を行なう自
動取引装置において、 前記カードをカード挿入口から前記自動取引装置内に搬
送する手段と、 前記搬送する手段の搬送路の中間に設けられ、前記カ−
ドに所定の外力を付加し前記カードに生じた反力または
歪を検出する損傷検知部と、 前記検出した反力または歪と、所定の標準値との比較に
より、異常か否を判定する制御部と、 前記制御部からの指令により情報を画面表示する表示部
とを有し、 前記制御部は、前記標準値との比較判定による異常判定
時には、少なくとも前記表示部に警報する制御手段を有
することを特徴とする自動取引装置。 - 【請求項2】前記損傷検知部は、 前記カード面を挟んでこのカード面と垂直の方向に所定
の押圧力を付加する機構部と、 前記押圧力付加による前記カードの変位量を検知する変
位センサを有することを特徴とする請求項1記載の自動
取引装置。 - 【請求項3】前記損傷検知部は、 前記カードの複数の外縁部を把持する複数の把持手段
と、 前記外縁部の一端に前記カード面と垂直の方向に所定の
外力を付加する機構部と、 前記外縁部の一端を除く他端の把持状態を固定する固定
機構と、 前記外力付加に伴う前記カードの変位量を検知する変位
センサを有することを特徴とする請求項1記載の自動取
引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201802A JPH0863637A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201802A JPH0863637A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 自動取引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0863637A true JPH0863637A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16447173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6201802A Pending JPH0863637A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 自動取引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0863637A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010015625A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Nec Computertechno Ltd | 磁気カード読み取り装置、磁気カード不良検出方法 |
WO2014020646A1 (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | カード処理装置 |
CN111289534A (zh) * | 2020-03-19 | 2020-06-16 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 架空导线老化检测装置及方法 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP6201802A patent/JPH0863637A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010015625A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Nec Computertechno Ltd | 磁気カード読み取り装置、磁気カード不良検出方法 |
WO2014020646A1 (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | カード処理装置 |
CN111289534A (zh) * | 2020-03-19 | 2020-06-16 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 架空导线老化检测装置及方法 |
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