JPH0719236U - 搬送装置 - Google Patents
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- JPH0719236U JPH0719236U JP008421U JP842194U JPH0719236U JP H0719236 U JPH0719236 U JP H0719236U JP 008421 U JP008421 U JP 008421U JP 842194 U JP842194 U JP 842194U JP H0719236 U JPH0719236 U JP H0719236U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 搬送路に沿って移動する搬送体1の下部に、
両側方向に移動可能な移動枠3を設ける。この搬送体1
の両側部にそれぞれ2つ以上(2+2n 、n=1,2,3 …)のベ
ルト掛回し部材4を配設する。移動枠3にベルト掛回し
部材4の総数よりも2本少ない本数(2n)のローラ5を軸
支する。搬送体1の上部に両側方向を搬送方向とする支
持ベルト6の中間部を配設し、この支持ベルト6の両端
部を、それぞれ両側のベルト掛回し部材4とローラ5と
に交互に掛回した後、移動枠3に固定する。この移動枠
3の下部にコロ7を突設する。搬送路上に、コロ7を案
内する複数列の案内レールと、コロ7に当接して一の案
内レールから他の案内レールにコロ7を移動する回動可
能の切換えレールとを設ける。コロ7の両側方向の移動
により、移動枠3を側方に移動して、支持ベルト6を駆
動する。 【効果】 品物Wを側方に確実に搬出できる。構造を簡
単にできる。
両側方向に移動可能な移動枠3を設ける。この搬送体1
の両側部にそれぞれ2つ以上(2+2n 、n=1,2,3 …)のベ
ルト掛回し部材4を配設する。移動枠3にベルト掛回し
部材4の総数よりも2本少ない本数(2n)のローラ5を軸
支する。搬送体1の上部に両側方向を搬送方向とする支
持ベルト6の中間部を配設し、この支持ベルト6の両端
部を、それぞれ両側のベルト掛回し部材4とローラ5と
に交互に掛回した後、移動枠3に固定する。この移動枠
3の下部にコロ7を突設する。搬送路上に、コロ7を案
内する複数列の案内レールと、コロ7に当接して一の案
内レールから他の案内レールにコロ7を移動する回動可
能の切換えレールとを設ける。コロ7の両側方向の移動
により、移動枠3を側方に移動して、支持ベルト6を駆
動する。 【効果】 品物Wを側方に確実に搬出できる。構造を簡
単にできる。
Description
【0001】
本考案は、品物を搬送路に沿って搬送し、かつ、搬送路の側方に搬出すること のできる搬送装置に関する。
【0002】
従来、たとえば、品物を搬送路に沿って搬送し、この搬送路の複数か所におい て、品物を品種別や発送先別に選択的に搬送路の側方に搬出するようにした搬送 仕分け装置と呼ばれる搬送装置が知られている。そして、この種の搬送装置とし ては、搬送路を構成するコンベヤ上の品物をスクレーパやプッシャで側方に押出 す方式のものや、搬送路に沿って走行する台車やスラットを側方に傾斜させてそ の上の品物を重力により側方に落下させる方式のもの等があるが、仕分けする品 物に限定があり、小物、ばら物、軽量物、薄物、底面状態の悪い物等のように、 ベルトコンベヤでしか搬送できないような品物の仕分けには無理がある。
【0003】 この点、例えば、このような小物などの品物の搬送仕分けに適用し得る搬送装 置として、特開昭62―74823号公報に記載された搬送装置が知られている 。この搬送装置は、基本的には、搬送路(案内レール)に沿って移動する搬送体 (搬送用トレイユニット)に、搬送体の移動方向と交差する搬送方向性を有する 品物支持用のベルトを設け、この搬送体側のベルトを駆動する作動機構(トレイ ユニット仕分作動装置)を搬送路側に設けた構造で、具体的には、搬送体に、こ の搬送体の移動方向と交差する搬送方向性を有する無端状のベルトを両側一対の プーリを介して架設し、このベルトに複数のガイドホイールを取付け、この搬送 体側のガイドホイールと係合する両側一対の直線トラックを搬送路に沿って設け るとともに、この両側の直線トラックをX字状に連結する傾斜トラックを搬送路 に設け、さらに、この直線トラック及び傾斜トラックの交点にゲートを上下動可 能に設けた構成で、搬送路側のゲートの切換えにより、移動中の搬送体側のガイ ドホイールを、順次に一方の直線トラックから傾斜トラックを介して他方の直線 トラックに案内し、これによって、移動中の搬送体の無端状のベルトを搬送路の 側方に向かって駆動し、このベルト上の品物を搬送路の側方に搬出するようにし ている。
【0004】 また、例えば、実開昭62−164237号公報に記載された仕分装置が知ら れている。
【0005】 この仕分装置は、搬送体に、この搬送体の移動方向と交差する搬送方向性を有 する品物支持用のベルトを備え、このベルトを、搬送体と搬送路とに対をなして 設けられたリニアモータ装置により駆動している。
【0006】
しかしながら、上記特開昭62―74823号公報記載の搬送装置では、搬送 路側に設けた作動機構(直線トラック、傾斜トラック及びゲート等から成るトレ イユニット仕分作動装置)によって、搬送体側の被作動部材(ガイトホイール) を搬送路と交差する方向に移動し、この被作動部材(ガイトホイール)とともに ベルトを移動するが、搬送体側において、ベルトの移動距離と被作動部材(ガイ ドホイール)の移動距離が同一のため、ベルト上の品物を完全に搬出するには、 搬送体側の被作動部材(ガイドホイール)の作動ストロークを搬送体の横幅以上 に取らなければならないという問題があり、このため、搬送体側のベルトに複数 の被作動部材(ガイドホイール)を所定の間隔をおいて設け、この複数の被作動 部材(ガイドホイール)を、搬送路側の作動機構(トレイユニット仕分作動装置 )によって順送りで2回以上作動しなければならない。
【0007】 また、上記実開昭62−164237号公報記載の仕分装置では、リニアモー タ装置を搬送体と搬送路とに対をなして設けなければならないため、構造が複雑 になるとともに、品物を側方に移動させるベルトの動作が不確実であるとの問題 を有している。
【0008】 本考案は、このような点に鑑みなされたもので、搬送路を移動する搬送体に、 この搬送体の移動方向と交差する搬送方向性を有する支持ベルトを設け、この支 持ベルトを搬送路側に設けた作動機構により駆動する搬送装置において、短い作 動ストロークで、搬送体側の支持ベルトを長くストローク駆動させ、搬送される 品物を搬送体の移動方向と交差する方向に確実に移動させるとともに、構造も簡 易な搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
本考案の搬送装置は、搬送路2に沿って移動する搬送体1の下部にこの搬送体 1の移動方向と交差する両側方向に移動可能な移動枠3を設け、上記搬送体1の 両側部にそれぞれ2つ以上(1+n、n=1,2,3…)のベルト掛回し部材4 ,51を配設するとともに、上記移動枠3に上記ベルト掛回し部材4,51の総数よ りも2本少ない本数(2n)のローラ5を各ベルト掛回し部材4,51に対応させ て軸支し、上記搬送体1の上部にこの搬送体1の移動方向と交差する搬送方向性 を有する支持ベルト6の中間部を配設するとともに、この支持ベルト6の両端部 を、それぞれ、上記両側のベルト掛回し部材4,51とこのベルト掛回し部材4, 51に対応したローラ5とに交互に折返し状に掛回した後、上記移動枠3に固定し 、上記移動枠3の下部にコロ7を突設し、さらに、これらのコロ7に当接して案 内する案内レール41,42を上記搬送路2上に搬送体1の移動方向に沿って複数設 けるとともに、上記コロ7に当接して一の案内レール41,42から他の案内レール 41,42に上記コロ7を移動させる水平方向回動可能の切換えレール43を設け、上 記コロ7の一の案内レール41,42から他の案内レール41,42への移動により上記 移動枠3を側方に移動して上記支持ベルト6を駆動するものである。
【0010】
本考案の搬送装置では、移動枠3の下部に突設したコロ7を水平方向回動可能 な切換えレール43に当接して移動枠3を移動させることにより支持ベルト6を駆 動し、この際に、支持ベルト6の掛回し方及び支持ベルト6の固定位置によって 、支持ベルト6の中間部つまり品物Wを支持する部分が、移動枠3の移動ストロ ークの3倍,5倍,7倍…の奇数(1+2n)倍ストローク移動する。
【0011】
以下、本考案の搬送装置の一実施例の構成を図面を参照して説明する。
【0012】 始めに、図1により原理を説明した後、詳細を説明する。
【0013】 1は搬送体で、この搬送体1は後述する搬送路2に沿って図示前後の方向に移 動するようになっており、この搬送体1の下部に搬送体1の移動方向と交差する 図示左右の両側方向に移動可能な移動枠3を設けてある。
【0014】 そして、上記搬送体1の両側部に、それぞれ2本以上(1+n、n=1,2, 3…)、ここでは(n=1で)それぞれ2本のベルト掛回し部材としてのローラ 4を、上下2段に配してかつ上下左右で互いに平行に配して、軸支してあるとと もに、上記移動枠3に上記ローラ4の総数(2+2n、n=1)の4本よりも2 本少ない2本(2n)のローラ5を上記各ローラ4の上下の間隙に対応して軸支 してある。
【0015】 そして、上記搬送体1の上部に、この搬送体1の移動方向と交差する両側方向 の搬送方向性を有する平ベルトから成る支持ベルト6の中間部を配置してあると ともに、この支持ベルト6の両端部を、それぞれ、上記両側のローラ4とこのロ ーラ4に対応した中間のローラ5とに交互に折返し状に掛回した後、上記移動枠 3に固定してある。
【0016】 この構成において、移動枠3を、たとえば移動枠3の下部に軸支したコロ7等 を押すことによって、両側方向に移動すると、ローラ4が定滑車、ローラ5が動 滑車のように作用し、滑車の原理にしたがって、搬送体1の上部にある支持ベル ト6の中間部が、移動枠3の移動方向と反対の方向に向かって、移動枠3の移動 ストロークSの奇数(1+2n)倍、ここでは(n=1で)3倍のストローク3 S移動する。
【0017】 したがって、搬送体1上部の支持ベルト6中間部の上に品物Wを支持すると、 この品物Wを、搬送体1の移動によって搬送路2に沿って搬送することができ、 そして、この品物Wを、移動枠3の移動によって搬送体1が移動する搬送路2の 側方に搬出することができ、(A) に示すように、移動枠3が搬送体1の中央部に 位置した状態で、搬送体1上部の支持ベルト6中間部に品物Wを支持し、この(A ) に示す状態から、(B) に示すように、移動枠3を搬送体1内で左側に移動する と、品物Wを完全に右側に搬出することができ、逆に、(A)に示す状態から、(C ) に示すように、移動枠3を搬送体1内で右側に移動すると、品物Wを完全に左 側に搬出することができる。
【0018】 なお、(n=2として)搬送体1両側のローラ4を、片側3本(1+n)、総 数6本(2+2n)とし、移動枠3のローラ5を4本(2n)とし、上下に配し て支持ベルト6を掛回すと、搬送体1の上部にある支持ベルト6の中間部が移動 枠3の5倍(1+2n)のストローク移動し、同様に(n=3,4…として)各 ローラ4,5を増やすと、支持ベルト6の中間部が移動枠3の7倍,9倍…の奇 数倍のストローク移動する。
【0019】 図2ないし図4は上記搬送体1の詳細を示すものである。
【0020】 搬送体1は、その両側下部に複数の水平及び垂直の車輪11を有し、この複数の 車輪11を介して上記搬送路2を構成する両側一対の走行レール12に移動自在に支 持されるようになっており、同様に、移動枠3も、複数の水平及び垂直の車輪13 を有し、この複数の車輪13を介して搬送体1に移動自在に支持されており、搬送 体1の上部にある支持ベルト6の中間部、つまり、品物Wを支持する部分は搬送 体1に設けられた支持板14上に支持されている。
【0021】 図5は上記搬送体1を搬送仕分け装置に用いた場合のレイアウトの一例を示す ものである。
【0022】 上記搬送路2は無端状に形成されており、この搬送路2を構成する上記走行レ ール12に、多数の搬送体1が、それぞれ、その車輪11を介して移動自在に支持さ れ、この搬送路2上で多数の搬送体1が無端状にチェーンのように連結され、搬 送路2の適所に設けられた図示しない駆動機構により、1個ないし数個の搬送体 1を駆動することにより、搬送路2上の多数の搬送体1が全体的に図示時計方向 に循環移動するようになっている。
【0023】 そして、この搬送路2には、1か所の搬入位置21と、複数か所の搬出仕分け位 置22と、1か所の搬出キャンセル位置23が搬送体1の移動方向に沿って順番に設 定され、搬入位置21の一側部には搬入コンベヤ24が接続され、複数か所の搬出仕 分け位置22のそれぞれの両側部または一側部には下降傾斜状の搬出シュート25が 接続され、搬出キャンセル位置23の一側部には下降傾斜状の搬出シュート26が接 続され、この搬出シュート26には返送コンベヤ27が接続されている。
【0024】 ここで、上記搬入位置21に接続した搬入コンベヤ24は、搬送路2を移動してい る搬送体1の上部にある支持ベルト6の中間部に品物Wを搬入するもので、図6 にも示すように、無端状の平ベルト31の搬送側の上側回行部31a と復帰側の下側 回行部31b とが連結した両端部を、それぞれ上下一対の摺接ロッド32に掛回して 、上側回行部31a と下側回行部31b との間に、全体として平面視Z字状となるよ うに斜めに折返し、この両端の折返した部分の内側にそれぞれ駆動プーリ33を一 直線上に配し、この2つのプーリ33を同じ駆動軸34に固定し、この駆動軸34をモ ータ35で駆動することにより、平ベルト31を駆動回行するようにしてあり、品物 Wを支持して搬送する平ベルト31の上側回行部31a を、平行四辺形として、搬送 体に対して斜めに接続することができ、搬送体1を停止させることなく、移動中 の搬送体1上部の支持ベルト6に対し、品物Wを円滑に搬入することができ、さ らに、平ベルト31が摺動する摺接ロッド32の径は小さいので、平ベルト31の両端 の搬送面からの窪みを小さくでき、しかも、搬入コンベヤ24の高さもあまり高く ならない。
【0025】 そして、上記複数か所の搬出仕分け位置22には、図7にも示すように、その両 側部または一側部の搬出シュート25に対応して、上記搬送体1の移動枠3下部の コロ7を搬送路2の中央部の一対の案内レール41間から搬送路2の両側部または 一側部の一対の案内レール42間に選択的に移動させる水平方向回動可能の可動式 の切換えレール43及び固定式の切換えレール44が設けられており、各搬出仕分け 位置22において、可動式の切換えレール43が切換え動作を行なって、この切換え レール43がその上流側の案内レール41に隣接した案内レール41とその下流側の固 定式の切換えレール44を斜めに連結している状態では、搬送体1の移動枠3下部 のコロ7は、搬送体1の移動とともに、上流側中央部の案内レール41間から、切 換え動作を行なった切換えレール43及び固定式の切換えレール44を介して、下流 側の側部の案内レール42間に案内され、これによって、コロ7とともに移動枠3 が搬送体1の中央部から側部に移動し、搬送体1の上部にある支持ベルト6の中 間部がコロ7の移動方向と反対の搬出シュート25に向かって駆動回行され、また 、可動式の切換えレール43が切換え動作を行なわずに、この切換えレール43がそ の上流側の案内レール41とその下流側の案内レール41を真直ぐに連結している状 態では、搬送体1の移動枠3下部のコロ7は、搬送体1の移動とともに、上流側 中央部の案内レール41間からそのまま下流側中央部の案内レール41間に案内され 、これによって、コロ7とともに移動枠3が搬送体1の中央部に位置した状態を 維持する。
【0026】 そして、上記搬出キャンセル位置23にも、その一側部の搬出シュート26に対応 して、上記搬送体1の移動枠3下部のコロ7を搬送路2の中央部から搬送路2の 他側部に選択的に移動させる水平方向回動可能の可動式の切換えレール45及び固 定式の切換えレール46が設けられており、可動式の切換えレール45が切換え動作 を行なって、この切換えレール45がその上流側の案内レール41に隣接した案内レ ール41とその下流側の固定式の切換えレール46を斜めに連結している(この実施 例では切換えレール43を介して連結している)状態では、搬送体1の移動枠3下 部のコロ7は、搬送体1の移動とともに、上流側中央部から、切換え動作を行な った切換えレール45及び固定式の切換えレール46を介して、下流側他側部に案内 され、これによって、コロ7とともに移動枠3が搬送体1の中央部から他側部に 移動し、搬送体1の上部にある支持ベルト6の中間部がコロ7の移動方向と反対 の搬出シュート26に向かって駆動回行され、また、可動式の切換えレール45が切 換え動作を行なわずに、この切換えレール45がその上流側の案内レール41とその 下流側の案内レール41を真直ぐに連結している状態では、搬送体1の移動枠3下 部のコロ7は、搬送体1の移動とともに、上流側中央部からそのまま下流側中央 部の案内レール41間に案内され、これによって、コロ7とともに移動枠3が搬送 体1の中央部に位置した状態を維持する。
【0027】 なお、上記搬出キャンセル位置23の下流側には、搬出キャンセル位置23から上 記搬入位置21に移動する上記搬送体1の移動枠3下部のコロ7を搬送路2の両側 部から搬送路2の中央部に移動させる固定式の切換えレール47が設けられており 、搬送体1の移動枠3下部のコロ7は、搬送体1の移動とともに、中央部の案内 レール41間に案内される。
【0028】 そうして、この図5の搬送仕分け装置では、多数の搬送体1を搬送路2に沿っ て時計方向に循環移動し、この状態で、搬入位置21を移動する搬送体1の上部に ある支持ベルト6の中間部に、搬入コンベヤ24により品物Wを搬入し、この品物 Wを搬送体1の移動により、搬出仕分け位置22に搬送する。
【0029】 そして、各搬出仕分け位置22において、搬出仕分けを行なう品物Wを乗せた搬 送体1が到着した場合には、品物Wを搬出する搬出シュート25と反対側の可動式 の切換えレール43に切換え動作を行なわせて、搬送体1の移動枠3下部のコロ7 を、搬送体1の移動とともに、上流側中央部の案内レール41間から、切換え動作 を行なった切換えレール43及び固定式の切換えレール44を介して、下流側の側部 の案内レール42間に案内し、これによって、コロ7とともに移動枠3を搬送体1 の中央部から側部に移動し、搬送体1の上部にある支持ベルト6の中間部をコロ 7の移動方向と反対の搬出シュート25に向かって駆動回行し、支持ベルト6上の 品物Wを搬出シュート25に搬出する。
【0030】 また、各搬出仕分け位置22において、搬出仕分けを行なわない品物Wを乗せた 搬送体1が到着した場合には、可動式の切換えレール43に切換え動作を行なわせ ずに、搬送体1の移動枠3下部のコロ7を、そのまま、搬送体1の移動とともに 、上流側中央部の案内レール41間から下流側中央部の案内レール41間に案内し、 これによって、コロ7とともに移動枠3を搬送体1の中央部に位置した状態に保 持し、搬送体1の支持ベルト6を駆動させずに、搬送体1を次の搬出仕分け位置 22に移動させる。
【0031】 このような動作を各搬出仕分け位置22で行なうことによって、搬入位置21で搬 送体1の支持ベルト6上に搬入した品物Wを、品種毎や出荷先毎に所定の搬出シ ュート25に仕分けする。
【0032】 そして、何等かの事情、たとえば、搬出すべき搬出シュート25の前方にすでに 搬出された品物Wが詰まっているなどの事情により、どの搬出シュート25にも搬 出仕分けされなかった品物Wがある場合、この品物Wをそのまま搬送体1ととも に搬送路2を移動させ、次の搬出仕分けの機会まで循環させてもよいが、この実 施例では、搬出キャンセル位置23において、可動式の切換えレール45に切換え動 作を行なわせて、搬送体1の移動枠3下部のコロ7を、搬送体1の移動とともに 、上流側中央部から、切換え動作を行なった切換えレール45及び固定式の切換え レール46を介して、下流側の側部に案内し、これによって、コロ7とともに移動 枠3を搬送体1の中央部から他側部に移動し、搬送体1の上部にある支持ベルト 6の中間部をコロ7の移動方向と反対の搬出シュート26に向かって駆動回行し、 支持ベルト6上の品物Wを搬出シュート26に搬出し、この品物Wを搬出シュート 26から返送コンベヤ27を介して搬入位置21の近くに返送することができる。
【0033】 また、品物Wを搬出した搬送体1の移動枠3下部のコロ7は、搬出キャンセル 位置23を通過した後、切換えレール47によって搬送路2の中央部に移動し、その 後に搬入位置21において支持ベルト6上に乗せられる品物Wをどの方向にも搬出 できるようになる。
【0034】 なお、この実施例では、図1ないし図4に示したように、搬送体1の両側部に 設けるベルト掛回し部材としてローラ4を用いたが、図8に示すように、支持ベ ルト6を支持する支持板14の両端部に、支持ベルト6が摺動する小さい曲率の彎 曲部51を設け、この彎曲部51をローラ4の代わりにベルト掛回し部材として用い ることができ、このようにすると、支持ベルト6の両端の搬送面からの窪みを小 さくでき、しかも、搬送体1の高さも低くできる。
【0035】 また、この実施例では、図5及び図7に示したように、各搬出仕分け位置22の 可動式の切換えレール43及び固定式の切換えレール44、搬出キャンセル位置23の 可動式の切換えレール45及び固定式の切換えレール46、その下流側の切換えレー ル47を直線状としたが、図9に示すように(搬出仕分け位置22の可動式の切換え レール43及び固定式の切換えレール44のみを示す)、これらを正弦曲線状に形成 してもよく、このようにすると、搬送体1の移動枠3下部のコロ7を搬送路2の 中央部から側部あるいは側部から中央部に案内する際に、コロ7の移動が、始め はゆっくりで、次第に速くなった後、再びゆっくりとなるので、コロ7の移動が 円滑に行なわれ、支持ベルト6もこれと同期するので、品物Wの搬出が円滑かつ 確実に行なわれ、各切換えレール43,44,45,46,47に加わる負荷も軽減できる 。
【0036】 また、この図9で説明するが、搬送体1の移動枠3下部のコロ7に対する搬送 路2側部の一対の案内レール42(図5及び図7に示した)について、最外側の案 内レール41は、搬送体1の車輪11に対する走行レール12(図3及び図8に示した )と兼用することができ、また、その内側の案内レール42は省略することもでき る。
【0037】 なお、図9において、55は可動式の切換えレール43を回動するエアシリンダで ある。
【0038】 さらに、図5の搬送仕分け装置のレイアウトでは、搬入位置21において、搬入 コンベヤ24により、移動する搬送体1の上部にある支持ベルト6に品物Wを搬入 する際に、搬送体1の支持ベルト6が停止していることになるが、図10に示す レイアウトのように、搬出仕分け位置22から搬入位置21に戻る搬送体1の移動枠 3下部のコロ7を搬送路2の一側部から他側部の一対の案内レール42間に移動さ せる固定式の切換えレール61、水平方向回動可能の可動式の切換えレール62及び 固定式の切換えレール63を設け、このレイアウトでは2か所に設けられた搬入位 置21のそれぞれの一側部の搬入コンベヤ24に対応して、上記搬送体1の移動枠3 下部のコロ7を搬送路2の他側部の一対の案内レール42間から搬送路2の中央部 の一対の案内レール41間に選択的に移動させる水平方向回動可能の可動式の切換 えレール64及び固定式の切換えレール65,66を設けると、各搬入位置21において 、搬入コンベヤ24により、移動する搬送体1上部の支持ベルト6に品物Wを搬入 する際に、搬入コンベヤ24の平ベルト31によって送込まれる品物Wを搬送体1の 支持ベルト6で引込むことができる。
【0039】 すなわち、搬送体1が搬出仕分け位置22から搬入位置21に戻る際に、品物Wを 乗せていない搬送体1の移動枠3下部のコロ7を、切換えレール61、切換え動作 を行なわせた可動式の切換えレール62及び固定式の切換えレール63によって、搬 送路2の他側部の一対の案内レール42間に移動させておき、上流側の搬入位置21 において、搬入コンベヤ24により、搬送体1上部の支持ベルト6に品物Wを搬入 する際には、可動式の切換えレール64に切換え動作を行なわせて、搬送体1の移 動枠3下部のコロ7を、上流側他側部の案内レール42間から、切換え動作を行な った切換えレール64及び固定式の切換えレール65を介して、下流側の中央部の案 内レール41間に案内し、これによって、上流側の搬入位置21において、コロ7と ともに移動枠3が搬送体1の他側部から中央部に移動し、搬送体1上部の支持ベ ルト6の中間部をコロ7の移動方向と反対の方向つまり搬入コンベヤ24からの品 物Wを引込む方向に駆動することができ、また、下流側の搬入位置21において、 搬入コンベヤ24により、搬送体1上部の支持ベルト6に品物Wを搬入する際には 、可動式の切換えレール64に切換え動作を行なわせず、搬送体1の移動枠3下部 のコロ7を、上流側他側部の案内レール42間から、固定式の切換えレール66を介 して、下流側の中央部の案内レール41間に案内し、これによって、下流側の搬入 位置21において、コロ7とともに移動枠3が搬送体1の他側部から中央部に移動 し、搬送体1上部の支持ベルト6の中間部をコロ7の移動方向と反対の方向つま り搬入コンベヤ24からの品物Wを引込む方向に駆動することができる。
【0040】 なお、この図10に示すレイアウトでは、図5に示したレイアウトにある搬出 キャンセル位置23が設定されていないので、何等かの事情、たとえば、搬出すべ き搬出シュート25の前方にすでに搬出された品物Wが詰まっているなどの事情に より、どの搬出シュート25にも搬出仕分けされなかった品物Wがある場合、この 品物Wをそのまま搬送体1とともに搬送路2を移動させ、次の搬出仕分けの機会 まで循環させる必要があるが、この際には、搬送体1が搬出仕分け位置22から搬 入位置21に戻る際に、可動式の切換えレール62に切換え動作を行なわせず、品物 Wを乗せていない搬送体1の移動枠3下部のコロ7を、そのまま、搬送体1の移 動とともに、上流側中央部の案内レール41間から下流側中央部の案内レール41間 に案内し、これによって、コロ7とともに移動枠3を搬送体1の中央部に位置し た状態に保持し、搬送体1の支持ベルト6を駆動させずに、搬送体1を循環移動 させる。
【0041】 すなわち、上記の実施例は、 (1)搬送路に沿って移動する搬送体の下部にこの搬送体の移動方向と交差す る両側方向に移動可能な移動枠を設け、上記搬送体の両側部にそれぞれ2つ以上 (1+n、n=1,2,3…)のベルト掛回し部材を配設するとともに、上記移 動枠に上記ベルト掛回し部材の総数よりも2本少ない本数(2n)のローラを各 ベルト掛回し部材に対応させて軸支し、上記搬送体の上部にこの搬送体の移動方 向と交差する搬送方向性を有する支持ベルトの中間部を配設するとともに、この 支持ベルトの両端部を、それぞれ、上記両側のベルト掛回し部材とこのベルト掛 回し部材に対応したローラとに交互に折返し状に掛回した後、上記移動枠に固定 し、上記移動枠の下部にコロを突設し、さらに、これらのコロに当接して案内す る案内レールを上記搬送路上に搬送体の移動方向に沿って複数設けるとともに、 上記コロに当接して一の案内レールから他の案内レールに上記コロを移動させる 水平方向回動可能の切換えレールを設け、上記コロの一の案内レールから他の案 内レールへの移動により上記移動枠を側方に移動して上記支持ベルトを駆動する ことを特徴とする搬送装置であり、 (2) 上記ベルト掛回し部材はローラであることを特徴とする(1)記載の 搬送装置でもよく、 (3) 上記ベルト掛回し部材は上記支持ベルトが摺動する小さい曲率の彎曲 部であることを特徴とする(2)記載の搬送装置でもよい。
【0042】 つぎに、他の実施例を説明する。
【0043】 なお、この実施例の説明に際しては、先に図1ないし図10で説明した実施例 と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
【0044】 始めに、図11により原理を説明した後、詳細を説明する。
【0045】 1は搬送体で、この搬送体1は後述する搬送路2に沿って図示前後の方向に移 動するようになっており、この搬送体1の下部に搬送体1の移動方向と交差する 図示左右の両側方向に移動可能な移動枠3を設けてある。
【0046】 そして、上記搬送体1の両側部に、それぞれ1本以上(n=1,2,3…)、 ここでは(n=1で)それぞれ1本のベルト掛回し部材としてのローラ4を、互 いに平行に配して、軸支してあるとともに、上記移動枠3に上記ローラ4の総数 (2n、n=1)と同じ2本のローラ5を上記各ローラ4に対応して軸支してあ る。
【0047】 そして、上記搬送体1の上部に、この搬送体1の移動方向と交差する両側方向 の搬送方向性を有する平ベルトから成る支持ベルト6の中間部を配置してあると ともに、この支持ベルト6の両端部を、それぞれ、上記両側のローラ4とこのロ ーラ4に対応した中間のローラ5とに交互に折返し状に掛回した後、上記搬送体 1の両側部に固定してある。
【0048】 この構成において、移動枠3を、たとえば移動枠3の下部に軸支したコロ7等 を押すことによって、両側方向に移動すると、ローラ4が定滑車、ローラ5が動 滑車のように作用し、滑車の原理にしたがって、搬送体1の上部にある支持ベル ト6の中間部が、移動枠3の移動方向と反対の方向に向かって、移動枠3の移動 ストロークSの偶数(2n)倍、ここでは(n=1で)2倍のストローク2S移 動する。
【0049】 したがって、搬送体1上部の支持ベルト6中間部の上に品物Wを支持すると、 この品物Wを、搬送体1の移動によって搬送路2に沿って搬送することができ、 そして、この品物Wを、移動枠3の移動によって搬送体1が移動する搬送路2の 側方に搬出することができ、(A) に示すように、移動枠3が搬送体1の一側部に 位置した状態で、搬送体1上部の支持ベルト6中間部に品物Wを支持し、この(A ) に示す状態から、(B) に示す状態を経て、(C) に示すように、移動枠3を搬送 体1内で他側部まで移動すると、品物Wを完全に一側部に搬出することができる 。
【0050】 なお、(n=2として)搬送体1両側のローラ4を、片側2本(n)、総数4 本(2n)とし、移動枠3のローラ5を4本(2n)とし、上下に配して支持ベ ルト6を掛回すと、搬送体1の上部にある支持ベルト6の中間部が移動枠3の4 倍(2n)のストローク移動し、同様に(n=3,4…として)各ローラ4,5 を増やすと、支持ベルト6の中間部が移動枠3の6倍,8倍…の偶数倍のストロ ーク移動する。
【0051】 図12ないし図14は上記搬送体1の詳細を示すものである。
【0052】 搬送体1は、その両側下部に複数の水平及び垂直の車輪11を有し、この複数の 車輪11を介して上記搬送路2を構成する両側一対の走行レール12に移動自在に支 持されるようになっており、同様に、移動枠3も、複数の水平及び垂直の車輪13 を有し、この複数の車輪13を介して搬送体1に移動自在に支持されており、搬送 体1の上部にある支持ベルト6の中間部、つまり、品物Wを支持する部分は搬送 体1に設けられた支持板14上に支持されている。
【0053】 図15は上記搬送体1を搬送仕分け装置に用いた場合のレイアウトの一部を示 すものである。
【0054】 図示しないが、このレイアウトも、図5に示したものと同様に、搬送路2は無 端状に形成されており、この搬送路2を構成する上記走行レール12に、多数の搬 送体1が、それぞれ、その車輪11を介して移動自在に支持され、この搬送路2上 で多数の搬送体1が無端状にチェーンのように連結され、搬送路2の適所に設け られた駆動機構により、1個ないし数個の搬送体1を駆動することにより、搬送 路2上の多数の搬送体1が全体的に図示左方向に循環移動するようになっている 。
【0055】 そして、この搬送路2にも、図5に示したものと同様に、少なくとも、1か所 の搬入位置と、複数か所の搬出仕分け位置22が搬送体1の移動方向に沿って順番 に設定され、搬入位置の一側部には搬入コンベヤが接続され、複数か所の搬出仕 分け位置22のそれぞれの一側部には下降傾斜状の搬出シュート25が接続されてい る。
【0056】 そして、上記複数か所の搬出仕分け位置22には、その一側部の搬出シュート25 に対応して、上記搬送体1の移動枠3下部のコロ7を搬送路2の一側部の一対の 案内レール71間から搬送路2の他側部の一対の案内レール72間に選択的に移動さ せる水平方向回動可能の可動式の切換えレール73及び固定式の切換えレール74が 設けられており、各搬出仕分け位置22において、可動式の切換えレール73が切換 え動作を行なって、この切換えレール73がその上流側の案内レール71に隣接した 案内レール71とその下流側の固定式の切換えレール74を斜めに連結している状態 では、搬送体1の移動枠3下部のコロ7は、搬送体1の移動とともに、上流側一 側部の案内レール71間から、切換え動作を行なった切換えレール73及び固定式の 切換えレール74を介して、下流側他側部の案内レール72間に案内され、これによ って、コロ7とともに移動枠3が搬送体1の一側部から他側部に移動し、搬送体 1の上部にある支持ベルト6の中間部がコロ7の移動方向と反対の搬出シュート 25に向かって駆動回行され、また、可動式の切換えレール73が切換え動作を行な わずに、この切換えレール73がその上流側の案内レール71とその下流側の案内レ ール71を真直ぐに連結している状態では、搬送体1の移動枠3下部のコロ7は、 搬送体1の移動とともに、上流側一側部の案内レール71間からそのまま下流側一 側部の案内レール71間に案内され、これによって、コロ7とともに移動枠3が搬 送体1の一側部に位置した状態を維持する。
【0057】 そうして、この図15の搬送仕分け装置も、多数の搬送体1を搬送路2に沿っ て循環移動し、この状態で、搬入位置を移動する搬送体1の上部にある支持ベル ト6の中間部に、搬入コンベヤにより品物Wを搬入し、この品物Wを搬送体1の 移動により、搬出仕分け位置22に搬送し、各搬出仕分け位置22において、搬出仕 分けを行なう品物Wを乗せた搬送体1が到着した場合には、可動式の切換えレー ル73に切換え動作を行なわせて、搬送体1の移動枠3下部のコロ7を、搬送体1 の移動とともに、上流側一側部の案内レール71間から、切換え動作を行なった切 換えレール73及び固定式の切換えレール74を介して、下流側の他側部の案内レー ル72間に案内し、これによって、コロ7とともに移動枠3を搬送体1の一側部か ら他側部に移動し、搬送体1の上部にある支持ベルト6の中間部をコロ7の移動 方向と反対の搬出シュート25に向かって駆動回行し、支持ベルト6上の品物Wを 搬出シュート25に搬出する。
【0058】 また、各搬出仕分け位置22において、搬出仕分けを行なわない品物Wを乗せた 搬送体1が到着した場合には、可動式の切換えレール73に切換え動作を行なわせ ずに、搬送体1の移動枠3下部のコロ7を、そのまま、搬送体1の移動とともに 、上流側一側部の案内レール71間から下流側一側部の案内レール71間に案内し、 これによって、コロ7とともに移動枠3を搬送体1の一側部に位置した状態に保 持し、搬送体1の支持ベルト6を駆動させずに、搬送体1を次の搬出仕分け位置 22に移動させる。
【0059】 このような動作を各搬出仕分け位置22で行なうことによって、搬入位置で搬送 体1の支持ベルト6上に搬入した品物Wを、品種毎や出荷先毎に所定の搬出シュ ート25に仕分けする。
【0060】 なお、この実施例では、図11ないし図14に示したように、搬送体1の両側 部に設けるベルト掛回し部材としてローラ4を用いたが、図16に示すように、 支持ベルト6を支持する支持板14の両端部に、支持ベルト6が摺動する小さい曲 率の彎曲部51を設け、この彎曲部51をローラ4の代わりにベルト掛回し部材とし て用いることができ、このようにすると、支持ベルト6の両端の搬送面からの窪 みを小さくでき、しかも、搬送体1の高さも低くできる。
【0061】 すなわち、この実施例は、 (1) 搬送路に沿って移動する搬送体の下部にこの搬送体の移動方向と交差 する両側方向に移動可能な移動枠を設け、上記搬送体の両側部にそれぞれ1つ以 上(n=1,2,3…)のベルト掛回し部材を配設するとともに、上記移動枠に 上記ベルト掛回し部材の総数と同じ本数(2n)のローラを各ベルト掛回し部材 に対応させて軸支し、上記搬送体の上部にこの搬送体の移動方向と交差する搬送 方向性を有する支持ベルトの中間部を配設するとともに、この支持ベルトの両端 部を、それぞれ、上記両側のベルト掛回し部材とこのベルト掛回し部材に対応し たローラとに交互に折返し状に掛回した後、上記搬送体の両側部に固定し、上記 移動枠の下部にコロを突設し、さらに、これらのコロに当接して案内する案内レ ールを上記搬送路上に搬送体の移動方向に沿って複数設けるとともに、上記コロ に当接して一の案内レールから他の案内レールに上記コロを移動させる水平方向 回動可能の切換えレールを設け、上記コロの一の案内レールから他の案内レール への移動により上記移動枠を側方に移動して上記支持ベルトを駆動することを特 徴とする搬送装置で、 (2) 上記ベルト掛回し部材はローラであることを特徴とする(1)記載の 搬送装置でもよく、 (3) 上記ベルト掛回し部材は上記支持ベルトが摺動する小さい曲率の彎曲 部であることを特徴とする(1)記載の搬送装置でもよい。
【0062】 そして、この実施例の搬送装置では、移動枠3の下部に突設したコロ7を水平 方向回動可能な切換えレール43に当接して移動枠3を移動させることにより支持 ベルト6を駆動し、この際に、支持ベルト6の掛回し方及び支持ベルト6の固定 位置によって、支持ベルト6の中間部つまり品物Wを支持する部分を、移動枠3 の移動ストロークの2倍,4倍,6倍…の偶数(2n)倍ストローク移動する。 このように、この実施例の搬送装置によれば、搬送路を移動する搬送体に、こ の搬送体と交差する搬送方向性を有する支持ベルトを設け、この支持ベルトを搬 送路側に設けた作動機構により駆動する搬送装置において、短いストローク動作 で、2倍、4倍、6倍、…の偶数倍というように長くストロークさせ、搬送され る品物を容易かつ確実に側方に搬送できる。また、支持ベルトを駆動する移動枠 は、下部に突設したコロを案内レール41,42に当接することにより案内されて位 置が保持され、水平方向回動可能の切換えレールに当接することにより移動され るため、支持ベルトを確実に案内し駆動して搬送される品物を確実に側方に搬送 できるとともに、搬送路および搬送体の双方の構造を簡易にできる。さらに、品 物を搬送する支持ベルトは、両端部を搬送体あるいは移動枠に固定されているた め、支持ベルトに蛇行が生じることを完全に防止することができる。
【0063】
【考案の効果】 本考案の搬送装置によれば、搬送路を移動する搬送体に、この搬送体と交差す る搬送方向性を有する支持ベルトを設け、この支持ベルトを搬送路側に設けた作 動機構により駆動する搬送装置において、短いストローク動作で、3倍、5倍、 7倍、…の奇数倍というように長くストロークさせ、搬送される品物を容易かつ 確実に側方に搬送できる。また、支持ベルトを駆動する移動枠は、下部に突設し たコロを案内レール41,42に当接することにより案内されて位置が保持され、水 平方向回動可能の切換えレールに当接することにより移動されるため、支持ベル トを確実に案内し駆動して搬送される品物を確実に側方に搬送できるとともに、 搬送路および搬送体の双方の構造を簡易にできる。さらに、品物を搬送する支持 ベルトは、両端部を搬送体あるいは移動枠に固定されているため、支持ベルトに 蛇行が生じることを完全に防止できる。
【図1】本考案の搬送装置の一実施例を示す原理説明図
である。
である。
【図2】同上搬送体の一部を切欠した平面図である。
【図3】同上搬送体の一部を切欠した正面図である。
【図4】同上搬送体の一部を切欠した側面図である。
【図5】同上搬送装置を適用した搬送仕分け装置のレイ
アウトを示す平面図である。
アウトを示す平面図である。
【図6】同上搬送路の搬入位置に設けられる搬入コンベ
ヤの斜視図である。
ヤの斜視図である。
【図7】同上搬送路の搬出位置部分の平面図である。
【図8】同上搬送体のベルト掛回し部材の変形例を示す
一部を切欠した正面図である。
一部を切欠した正面図である。
【図9】同上搬送路の搬出位置部分に設けられる切換え
レールの変形例を示す平面図である。
レールの変形例を示す平面図である。
【図10】同上搬送仕分け装置のレイアウトの変形例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図11】搬送装置の他の実施例を示す原理説明図であ
る。
る。
【図12】同上搬送体の一部を切欠した平面図である。
【図13】同上搬送体の一部を切欠した正面図である。
【図14】同上搬送体の一部を切欠した側面図である。
【図15】同上搬送装置を適用した搬送仕分け装置の搬
送路の搬出位置部分の平面図である。
送路の搬出位置部分の平面図である。
【図16】同上搬送体のベルト掛回し部材の変形例を示
す一部を切欠した正面図である。
す一部を切欠した正面図である。
1 搬送体 2 搬送路 3 移動枠 4 ベルト掛回し部材としてのローラ 5 ローラ 6 支持ベルト 7 コロ 41,42 案内レール 43 切換えレール 51 ベルト掛回し部材としての彎曲部
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送路に沿って移動する搬送体の下部に
この搬送体の移動方向と交差する両側方向に移動可能な
移動枠を設け、上記搬送体の両側部にそれぞれ2つ以上
(1+n、n=1,2,3…)のベルト掛回し部材を配
設するとともに、上記移動枠に上記ベルト掛回し部材の
総数よりも2本少ない本数(2n)のローラを各ベルト
掛回し部材に対応させて軸支し、上記搬送体の上部にこ
の搬送体の移動方向と交差する搬送方向性を有する支持
ベルトの中間部を配設するとともに、この支持ベルトの
両端部を、それぞれ、上記両側のベルト掛回し部材とこ
のベルト掛回し部材に対応したローラとに交互に折返し
状に掛回した後、上記移動枠に固定し、上記移動枠の下
部にコロを突設し、さらに、これらのコロに当接して案
内する案内レールを上記搬送路上に搬送体の移動方向に
沿って複数設けるとともに、上記コロに当接して一の案
内レールから他の案内レールに上記コロを移動させる水
平方向回動可能の切換えレールを設け、上記コロの一の
案内レールから他の案内レールへの移動により上記移動
枠を側方に移動して上記支持ベルトを駆動することを特
徴とする搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP008421U JPH0719236U (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP008421U JPH0719236U (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719236U true JPH0719236U (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=18528496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP008421U Pending JPH0719236U (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719236U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009113934A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Yanmar Co Ltd | 物品の仕分装置 |
JP2016025344A (ja) * | 2014-07-24 | 2016-02-08 | 三星ダイヤモンド工業株式会社 | 基板移送装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6150861A (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-13 | Nippon Denso Co Ltd | アンチスキツド制御装置用液圧制御装置 |
JPS6274823A (ja) * | 1985-09-25 | 1987-04-06 | Toyo Kanetsu Kk | 自動仕分け装置 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP008421U patent/JPH0719236U/ja active Pending
Patent Citations (2)
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