JPH07181377A - 内視鏡用対物レンズ - Google Patents
内視鏡用対物レンズInfo
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- JPH07181377A JPH07181377A JP5345942A JP34594293A JPH07181377A JP H07181377 A JPH07181377 A JP H07181377A JP 5345942 A JP5345942 A JP 5345942A JP 34594293 A JP34594293 A JP 34594293A JP H07181377 A JPH07181377 A JP H07181377A
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Abstract
おいて部品の加工精度や組立誤差等による画角のばらつ
きを調整することが容易な内視鏡対物レンズを提供する
ことにある。 【構成】 本発明の内視鏡対物レンズは、物体側よ
り、負の第1レンズ群と明るさ絞りと正の第2レンズ群
とよりなり、前記第1レンズ群を負の第1−1レンズ群
と第2レンズ群とにて構成し、第1−2レンズ群と第2
レンズ群の一部のレンズ成分とを一体に光軸上を移動さ
せて全系の近点距離を可変にしたものである。
Description
野で広く用いられる内視鏡用対物レンズで、特に広範囲
の観察、検査が可能な内視鏡用対物レンズに関するもの
である。
察する場合でも、より拡大して観察する場合や、広い範
囲を一度に観察する場合等がある。そのため、通常複数
の内視鏡を用意して、その都度交換して観察を行なう。
しかし、複数の内視鏡を用意して使い分けることは、術
者にとって手間や時間がかかり好ましくない。また医療
用の場合は、患者にとっても苦痛であり好ましくない。
変焦点の内視鏡いわゆるズーム内視鏡を用いることが考
えられ、それによれば一つの内視鏡で狭角にして拡大し
て観察したり、広角にして広い範囲を観察することが出
来る。
得るものは、倍率が変わってもピント位置がずれないこ
とが必要である。そのためカメラ等に用いるズームレン
ズは、バリエーターやコンペンセーター等の複数のレン
ズ群を移動させている。しかし複数のレンズ群を移動さ
せるとレンズ系が複雑になるだけでなく、枠構造なども
複雑になる。そのためこのようなズームレンズをそのま
ま内視鏡対物レンズに適用すると、内視鏡の先端部が長
く又太くなる。工業用内視鏡のように大きさ等に制限が
ない場合を除けば内視鏡の先端部が大型になることは望
ましくなく、特に医療用内視鏡においては、望ましくな
い。
一つのレンズ群の移動により変倍を行なうようにした内
視鏡対物レンズがある。それは、特公昭61−4428
3号に記載された対物レンズで、図17に示すように
正,負,正(図において、GP,GN,GP)の3群構
成で、負の第2群のみを、図18の(A),(B)のよ
うに光軸上を移動させて変倍と合焦とを同時に行なうよ
うにしている。
型の内視鏡用対物レンズを前記のような構成にした場
合、レンズの枚数を多くせざるを得ず全長が長くなり、
コンパクトになし得ない。しかも倍率比がさほど大きく
なくても前記のような構成にしなければならず、一層小
型な構成で所望の倍率が得られる対物レンズが望まれ
る。
物レンズとして特開平1−279219号に記載された
レンズ系がある。それは、図19に示すような正,負
(GN,GP)の2群構成で、第2群を移動させて変倍
と合焦を同時に行なっている。このレンズ系も、前記従
来例と移動群が負か正かの違いがあるが、変倍と合焦と
を同時に行なっている点では同じである。
の正のレンズ群を移動させ或いは絞りと前記正のレンズ
群とを一体に移動させて変倍比が2程度にしている。し
かし変倍範囲は、通常の観察状態(画角90°〜120
°程度)およびより高倍率状態(狭角状態)の範囲で比
較的画角が小さい。
レンズを通過する光線の高さは小さく、又変倍比もあま
り大きくないので、通常観察状態から高倍率状態へ変化
させても性能は低下しない。しかし逆に通常観察状態か
ら広角にしようとした場合、図19のレンズ系のように
絞りの前に負レンズのみしか配置されていないと、第1
群と第2群との間隔を大にしなければならず、第1群に
おける光線高が高くなる。そのため第1群にて光線が大
きく曲げられ、コマ収差特に下側コマが大きくプラスに
発生する。更にこの負の第1群により倍率の色収差も発
生し性能が低下し、良好な画像を得ることが出来ない。
特に超広角の状態を含んだ変倍レンズ系を達成すること
はできなかった。
や組立誤差等により画角のばらつき量が多くなる。これ
はズームレンズに限らず固定焦点レンズも同様である
が、特に広角なズームレンズの場合、各状態ごとにばら
つきを補正する必要がある。
は、実用上影響がないが、特に画角が140°を越える
ような超広角では、これらのばらつきにより画角が18
0°を越え周辺画像が暗くなるおそれがある。そのため
に、この画角のばらつきを抑えるために部品公差を厳し
くしたり、各部品の精度をもとにその組合わせを決めて
組立てを行なっていた。しかし、これではレンズ系の組
立てに手間がかかり、又完全な調整は出来ず、画角の調
整法としては現実的ではない。したがって、実際には画
角のばらつきの調整は行なわれていなかった。
焦点レンズと同程度のレンズ構成で、全長が短く、外径
が小さいコンパクトなレンズ系で、通常観察およびより
広範囲な観察が可能で、焦点距離を変化し得る内視鏡用
対物レンズを提供することを目的としている。
おいて、部品の加工精度や組立て誤差等による画角のば
らつきの調整が容易な内視鏡用対物レンズを提供するこ
とを目的としている。
ンズは、物体側から順に、負のパワーを持ち、物体側の
負の第1−1レンズ群と像側の第1−2レンズ群とから
なる第1レンズ群と、明るさ絞りと、正のパワーの第2
レンズ群とを備え、前記第1−1レンズ群と第2レンズ
群の物体側の少なくとも一部のレンズ群とを一体として
光軸上を移動させることにより全系の焦点距離を可変と
したことを特徴とするものである。
断面図である。上記のように、本発明のレンズ系は負の
パワーの第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパ
ワーの第2レンズ群G2とを備えている。そして、第1
レンズ群は負のパワーの第1−1レンズ群G11と正のパ
ワーの第1−2レンズ群G12とに分かれており、第1−
2レンズ群G12と第2レンズ群G2とが一体となってレ
ンズ群GMが光軸上を移動する。
あり、この例ではフィルタFも移動レンズ群と共に移動
する構成となっている。
つき説明する。
す図で、GNは上記負の第1−1レンズ群のパワー、GM
は移動レンズ群のパワーを薄肉レンズとして表わしたも
のである。ここで、この負レンズ群の焦点距離をfn、
移動レンズ群の倍率をβmとするとき、全系の焦点距離
fは、次の式にて与えられる。
変化させればよく、その値に依存して変化する。この倍
率βm は、移動レンズ群GMを移動させることにより変
えることが出来る。ここで移動レンズ群GMを物体側へ
移動させればβm が大になり、逆に像側に移動させれば
小になる。また、移動レンズ群GMの焦点距離をfm と
すると、負レンズ成分GNから像面までの距離Dは、次
の式で表わせる。
尚、本願における説明では簡略化のため倍率については
符号を付けず大きさのみを示すものとする。
までの距離IOは次の式で表わされる。
は、移動レンズ群GMの結像倍率βm によって変化する
ことがわかる。そしてその変化量がピントのずれ量を表
わしている。
(1/βm )]の変化をグラフに示したものが図16で
ある。この図16より明らかなように、βm =1の近傍
にβm の範囲を定めれば、ピントのずれ量が小さい。逆
にピントのずれ量を小さくするためには、なるべくβm
=1にすればよいことがわかる。例えば変倍比をZとし
た時、倍率βm を下記の範囲内に設定すればよい。これ
はズームレンズの場合の他、2焦点切り換えのレンズ系
でも同様である。
1/2 ところで、移動レンズ群GMよりも物体側に配置した負
のレンズ成分GNの焦点距離をfn、移動レンズ群の倍
率をβm 、移動レンズ群より像側のレンズ群の結像倍率
をβとする時、全系の焦点距離fは下記の式にて表わさ
れる。
分がなく又平行平面板のみ配置されている場合は、β=
1である。又結像倍率は、いずれも物点が無限遠の場合
である。
れば、上記の式より負レンズ成分GNの焦点距離f
nは、全系の焦点距離fにほぼ等しくなる。ここで移動
レンズ群の結像倍率βm を1より大きくすると、移動レ
ンズ群を物体側に寄せることになるためレンズ間隔が小
になり余裕がなくなる。また倍率を大にすると特に倍率
の色収差が発生する。そのために結像倍率βm は、やや
小さく設定した方が好ましく、下記の範囲内にするのが
よい。
時、変倍時にピントずれを生ずるがそのずれ量ΔP が次
の範囲内であれば問題はない。
る。
めに被写界深度が深い。その上、本発明のような超広角
の場合は、一層被写界深度が深い。そのため、多少ピン
トがずれても被写界深度即ち観察範囲に差はほとんど生
じない。しかし、前記条件(3)の範囲を越えるとピン
トずれによって変倍したときの観察範囲が変わるので好
ましくない。むろん各状態において必ずしも観察範囲を
一致させる必要はないので、場合によっては、上記の設
定にこだわらなくともよい。
群GMとの間隔dは、移動レンズ群から像面までの距離
をSB とすると各々次の式で表わすことが出来る。
ある程度大きくなければならない。特にSB は赤外カッ
トフィルターなどの光学補正フィルターを配置したり、
組立時に行なうピント調整のための移動レンズ群の移動
量よりも大きな値にする必要がある。
に述べる画角のばらつきを調整するためにも余裕を持た
せる必要がある。
は、前述の理由によりβm がある程度決まってしまうた
めに、fm の値を大きくする必要がある。しかし、fm
の値をあまり大きくしすぎると、レンズ系の全長が長く
なり、又光線高も高くなってレンズ外径を大にしなけれ
ばならず好ましくない。逆にfm の値が小さすぎるとレ
ンズ間隔が小さくなり、移動のためのスペースを十分と
ることが出来ず、移動レンズ群を構成する各レンズの焦
点距離が小になるためレンズの加工性が悪くなる。
内であることが望ましい。
次の理由から或る範囲内の値に決まってしまう。
離をf、半画角をθ、像高をhとすると、h=fsin θ
の関係が成立つ。しかし、画角がより広くなるとh=f
sin θの関係から外れ、h=fsin θとh=f・θとの
間の関数にて表わされる関係を有するようになる。つま
り下記のようになる。
ものであるため、これにより対物レンズの焦点距離は、
ほぼ決まる。
fW 、倍率をβW 、半画角をθW、又テレ状態における
全系の焦点距離をfT 、倍率をβT 、半画角をθT とす
ると、変倍比Zは次の式で表わすことが出来、又、下記
範囲内であることが好ましい。
と、変倍比は次の範囲になる。
れば、fnの値も決まり、fnは下記の範囲内が好まし
い。
倍率が大になり、物点側にレンズ群を移動させるための
間隔が足りなくなり、又倍率が大になることにより特に
倍率の色収差が大になり性能が低下する。逆に上限の
1.35を越えると変倍に伴うピントずれ量が大きくな
る。
由により、下記条件の範囲が望ましい。
は、空気換算長に置換えるものとする。又、移動レンズ
群の後ろ側に平行平面板しか配置しない場合は、SB は
移動レンズ群の後側最終面から像面までの空気換算長で
ある。移動レンズ群の後ろ側に固定レンズ成分が配置さ
れている場合は、SB は、移動レンズ群の最終面から、
固定レンズ成分の物体側の面までの空気換算長である。
の0.3を越えると移動レンズ群とその前側に配置され
たレンズとが衝き当る。また画角調整のための間隔がな
くなる。上限の2を越えると、移動レンズ群とその前の
レンズとの間隔が大になりすぎレンズ系の全長が長くな
り、又特に第1レンズ群における光線高が高くなりレン
ズ外径を大きくしなければならない。
を越えると移動レンズ群とその後ろ側のレンズ成分とが
ぶつかり、又赤外カットフィルター等の光学補正フィル
ターを配置できなくなる。又ピント調整のための間隔も
得られなくなる。逆に上限の4を越えると、移動レンズ
群とその後ろ側のレンズ成分の間隔が大になる等、レン
ズ系の全長が長くなる。
の最も物体側に配置した負レンズの光線高が高くなり、
負レンズにより光線が強く曲げられるために、特にコマ
収差の発生が顕著になる。そのため負レンズの像側に正
レンズを配置して、明るさ絞りに対する非対称性を緩和
して、コマ収差を補正する必要がある。また負レンズの
像側に正レンズを配置すれば、コマ収差のみでなく、倍
率の色収差の補正も可能になる。
持つ第1レンズ群G1中の像側に配置したレンズ成分を
一体に移動させることによって、より広角にての変倍を
可能とし、又特に広角において問題となる、製作誤差等
による画角のばらつきの調整を移動レンズ群の少ない移
動により可能にしている。次にこの点に関しての詳細な
説明を行なう。
精度によって、実際の内視鏡に組込まれた対物レンズは
設計値と異なり画角が変わってしまう。そのため、従来
は部品の加工精度を厳しくしたり、使用する部品の組合
わせを変えて調整を行なっていたが、多少のばらつきは
許容していた。しかし、狭角の場合に比べ超広角になる
と画角のばらつきが大きく、調整がむづかしく、すぐに
画角が180°を越えるようになり、前記の従来の調整
方法では対処できない。
パワーにより決まるが、この負レンズ成分の後側の間隔
の変化が画角の変化に大きく影響を及ぼす。そのため、
この間隔が変わると画角が大きくばらつくことになる。
むろん、この間隔の変化だけにより画角がばらつくので
はなく、この間隔公差だけを厳しくしても画角のばらつ
きは生ずるが、特に超広角になるとこの間隔の誤差が画
角のばらつきに与える影響が大きく、この間隔の精度を
厳しくする必要がある。
には限界があり、公差を0にして画角のばらつきをなく
すことは出来ない。
影響を及ぼす間隔の公差を厳しくすることなく、この間
隔を調整することにより画角の調整を行なうようにし
た。
に説明する。ここでは、物体像を受ける手段としてCC
Dイメージセンサ等の固定撮像素子を用いた場合につい
て述べる。
動レンズ群を動かして画角が設計値になるように調整
し、その位置で移動レンズ群を固定する。この時、CC
Dの位置は画像におよそピントがあっていれば良い。そ
の状態で、次にCCDのピント出し調整を行ない、レン
ズとCCDとの距離を固定する。これで調整が終わるの
で、移動群の固定を解除し、移動群が変倍のために移動
できるようにする。
公差が積算された結果生ずるもので、画角のばらつき量
はワイド、テレ等の状態によって変化する。しかし、同
時に移動レンズ群を移動させた際の補正量も状態に応じ
て変化し、両者の変化の傾向が同じであるため、一つの
状態で画角の調整を行なえば全ての状態において実質上
問題ないレベルの調整が可能である。
あるいは特に厳密な調整が必要な場合等には、ワイド、
テレの両端において調整することが望ましい。両端での
調整が困難である場合には、ワイド側に重点をおいて調
整することが望ましい。画角調整のための移動レンズ群
の倍率βの値が1に近ければ、画角調整をしてもピント
位置は殆ど変わらない。
レンズ群を画角調整にも利用するものであるから、調整
だけのために移動間隔を設ける必要がなく、構成の簡略
化やコンパクト化の面で好ましい。
るさ絞りより像側のレンズ群のみを移動させて画角の調
整を行なうと、調整後も各変倍状態にてある程度のばら
つき、つまり設計値と実際の画角との差が大きい。又絞
りより像側のレンズ群による調整では、画角調整のため
の移動量による画角への影響が小さいため移動量が大に
なるか、調整のための可変間隔が多くなり、レンズ系の
全長が長くなる。また移動量が大であるため、移動によ
って、レンズ系の明るさ絞りに対する対称性が大きく崩
れ、コマ収差や非点収差等が著しく発生し、画質の低下
をまねく。
後のレンズ群又はレンズ成分を一体に、特に明るさ絞り
を含めて一体に移動させれば、明るさ絞りに対する対称
性を保持しつつかつレンズ群やレンズ成分(移動レンズ
群)の移動量が少なくてすみ、レンズ系全体のバランス
を保つことが出来る。したがって変倍を行なってもレン
ズ系の性能の低下が少なくてすむ。
レンズ成分の像側の間隔のみを変化させたと同じ作用に
より画角を調整し得ることが一つの特徴である。それ
は、対物レンズの全長つまり対物レンズの第1面から像
面までの長さは、倍率の変化や画角の調整の際に不変で
ある。そして移動レンズ群の移動によりこのレンズ群の
前後の間隔が変化し、一方が広くなれば他方は狭くな
り、これらの間隔の変化に伴う画角のばらつきへの影響
度が重要である。例えば、両間隔共にその変化の画角の
ばらつきに対する調整に有効に作用する時は、互いの効
果が打ち消し合うため注意する必要がある。そのため、
明るさ絞りより像側に配置したレンズ群(レンズ成分)
のうち画角ばらつき等の光学系の性能にあまり影響を与
えない間隔が可変となるように移動レンズ群をえらべば
よい。
されているレンズ群(レンズ成分)のすべてを移動させ
るか、後の実施例7のようにフィールドレンズを除くレ
ンズ成分を移動させればよい。
調整は、変倍光学系に限ることなく、固定焦点の対物レ
ンズに対しても適用し得ることは言うまでもない。
移動量Dm と半画角当りの画角の変化量Δωとが次の関
係を満足することが望ましい。
件の下限の35fW を越えると、調整間隔が多く必要に
なりレンズ系の全長が大になる。また収差が悪化し、画
質が低下する。逆に上限の120fW を越えると僅かな
移動量ですぐに画角がばらつき微妙な調整を行ないにく
い。
は、移動されるレンズ群のレンズ成分間に明るさ絞りが
位置することになる。この明るさ絞りを固定しその前後
のレンズ成分を互いに相関を持たせて精度よく移動させ
ることは難しく、内視鏡用対物レンズのような微小レン
ズ系においては一層困難になる。そのためにも、明るさ
絞りは、移動レンズ群と一体に移動させることが必要で
ある。又このように明るさ絞りを移動させることによ
り、変倍を行なってもFナンバーの変化が少なくてすむ
と言う利点がある。
を示す。 実施例1 f=1.143 (テレ)〜1.000 (ワイド),NA=-0.008,像高=1.179 2ω=129.296 °(テレ)〜168.49°(ワイド),物体距離=-9.167 r1 =16.5891 d1 =0.5348 n1 =1.88300 ν1 =40.78 r2 =0.9956 d2 =D1 (可変) r3 =∞ d3 =0.8046 n2 =1.84666 ν2 =23.78 r4 =-2.8985 d4 =0.2143 r5 =∞(絞り) d5 =0.5959 r6 =-5.9461 d6 =0.6259 n3 =1.69680 ν3 =55.52 r7 =-1.5934 d7 =0.1495 r8 =8.4589 d8 =1.0863 n4 =1.72916 ν4 =54.68 r9 =-1.1436 d9 =0.4345 n5 =1.84666 ν5 =23.78 r10=-4.6622 d10=0.0764 r11=∞ d11=0.3056 n6 =1.52287 ν6 =59.89 r12=∞ d12=0.0229 r13=∞ d13=0.4736 n7 =1.52000 ν7 =74.00 r14=∞ d14=0.0229 r15=∞ d15=0.3056 n8 =1.52287 ν8 =59.89 r16=∞ d16=D2 (可変) r17=∞ d17=0.7639 n9 =1.51633 ν9 =64.15 r18=∞ f 1.143 1.000 D1 0.828 1.104 D2 0.714 0.438 fm =1.802 ,fn =-1.219,d=0.828 〜1.104 ,SB =1.829 〜2.073 ΔW /Dm =71.00 ,ΔW =19.597,Dm =0.276 ,ΔP =0.032 fT /fW =1.143 ,Z=1.15
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・
は各レンズのアッベ数である。
乃至図7に示すレンズ構成である。これら図において上
段はいずれもテレ状態、下段はワイド状態である。又ワ
イド状態にのみ示してあるG1 ,G2 は夫々第1レンズ
群,第2レンズ群、GM は移動レンズ群、Sは明るさ絞
り、Fは赤外カットフィルター,YAGカットフィルタ
ー,水晶フィルター等の光学補正フィルター、CはCC
D等の撮像素子の前のカバーガラスである。
の負のレンズ成分を除く全レンズ成分が明るさ絞りSと
共に一体に移動可能にした移動レンズ群GM で、光学補
正フィルターFも移動可能にした。又ピント調整は像面
位置に配置したCCDなどの固体撮像素子を移動させる
ことにより可能である。
の移動幅を制限すれば、変倍に際して常に適正な画角範
囲とすることが出来る。このとき、移動幅を前後の両端
で制限出来ない場合は、特にけられ等の心配のある広角
側のみ制限すればよい。
くの光学補正フィルターFを配置するためにレンズ系の
バックフォーカスを少し長くしている。そのために発生
する倍率の色収差の補正のために、第1レンズ群G1 の
正のレンズ成分を接合レンズにした。この接合レンズ
は、屈折率差が大きいと接合面の曲率が小になり又屈折
率差が小さいと接合面の曲率が大になりレンズ加工性が
悪くなるので、屈折率差は0.07〜0.13程度が好
ましい。
ンズ群G1 の正の接合レンズ成分の負レンズと正レンズ
を分離したものである。
分離した正のレンズ成分の各レンズの負,正を逆にして
正レンズと負レンズの順に配置したものである。
ンズ群G2 の物体側の正レンズ成分を接合レンズとし、
第2レンズ群G2 を二つの接合レンズ成分にて構成した
ものである。
ドレンズLF を配置することによって、撮像面にほぼ垂
直に光線が入射するようにしたものである。これによ
り、この実施例では、変倍を行なっても撮像面への光線
の入射角が数度程度に収っている。第2レンズ群G2
は、このフィールドレンズLF を除いて移動可能であ
る。このフィールドレンズLF は、撮像面と一体になっ
ているが、別体にしてもよい。
負レンズ成分,負レンズ成分,正レンズ成分にて構成
し、又第2レンズ群G2 を正の接合レンズ成分と夫々負
の単レンズおよび正の単レンズの二つのレンズ成分より
なる三つのレンズ成分にて構成したものである。この実
施例では、第1レンズ群G1 の物体側の二つのレンズ成
分を固定し、第1レンズ群G1 の像側の正のレンズ成分
以降を移動レンズ群にしている。
例5は、いずれも第1レンズ群G1 の最も物体側の負レ
ンズ成分を固定し、他は移動レンズ群にしている。又実
施例6,実施例7は、第1レンズ群G1 の最も物体側の
負のレンズ成分以外にも固定のレンズ成分(実施例6は
フィールドレンズLF 、実施例7は第1レンズ群G1 中
の2番目の負のレンズ成分)を有しているが、他の実施
例と同等の効果が得られる。
凸面を向けた負のメニスカスレンズであるが、物体側が
平面の平凹レンズにしてもよい。特に画角が大きい場
合、第1面に曲率をもたせ凸面にすれば、画角の割に第
1面へ入射する光線の入射角を小さく出来るので、光線
の表面反射による損失を低減させることが出来る。又反
射防止のためのコーティングを行なえば、反射損失を低
減することが出来る。しかし、第1面の曲率をあまり大
にすると、第1面へ入射する光線の入射角は小さく出来
るが、レンズ系の第1面の中央が出っ張るため、レンズ
表面がよごれやすくなり、表面の洗浄を行ないにくくな
るおそれがある。そのために、第1面は適正な曲率の凸
面にすることが好ましい。ここでレンズの外径をDと
し、第1面の曲率半径をRとすると、第1面の出っ張り
量Δは、下記の通りである。
下記の通りである。
あり、およそ0.08〜0.12である。
合を意味し、平面の場合反射による損失は比較的大であ
るが、洗浄性はよい。しかし下限を越えると凹面になり
洗浄性も悪くなる。又上限を越えると反射による損失は
少ないが、第1面が出っ張っているためレンズに傷がつ
きやすく、洗浄性も悪くなる。
ィルター等の光学補正フィルターを移動レンズ群GM と
一体に移動させているが、これらフィルター群を固定し
てもよい。又実施例7のように、レンズ系の間(レンズ
成分間)に配置してもよく、複数の光学補正フィルター
を分散させて配置してもよい。特に、この光学補正フィ
ルターを、像面側に固定配置すれば、移動レンズ群の移
動によりごみ等が落ちても、光学補正フィルター表面で
は、光束径が太いので画像への影響は少ない。又第1レ
ンズ群G1 の最も物体側の負のレンズ成分と移動レンズ
群GM との間に平行平面板を配置して、前記の第1の負
のレンズ成分を確実に封止すればレンズ表面が曇るのを
抑えることが出来る。又これにより、この負のレンズ成
分の表面は、光束径が細いが、移動レンズ群を動かして
もごみ等がレンズ表面には落ちないので画像への影響を
低減出来る。
用いた内視鏡に限らず、他の撮像素子やイメージガイド
ファイバーを用いた内視鏡にも適用できる。
夫々図8〜図14に示す通りで、図1〜図9の断面図と
同様上段がテレ、下段がワイドである。
物レンズは、従来の固定焦点レンズと同程度のレンズ構
成で、全長が短く外径の小さいコンパクトなレンズ系
で、通常観察およびより広範囲な観察が可能な焦点が可
変なレンズ系である。又、特に超広角な内視鏡用対物レ
ンズで、加工精度や組立誤差等による画角の調整を容易
に行ない得るレンズ系である。
率と物点と物点の間の距離との関係を示すグラフ
図
Claims (1)
- 【請求項1】物体側から順に、負のパワーを持つ第1レ
ンズ群と、明るさ絞りと、正のパワーを持つ第2レンズ
群とを備えた内視鏡用対物レンズにおいて、前記第1レ
ンズ群を物体側の負の第1−1レンズ群と像側の第1−
2レンズ群とにより構成し、該第1−2レンズ群と前記
第2レンズ群の物体側の少なくとも1部のレンズ成分と
を一体として光軸上を移動させることにより、全系の焦
点距離を可変としたことを特徴とする内視鏡対物レン
ズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34594293A JP3765500B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 内視鏡用対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
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