JPH07180374A - 車庫付き建物 - Google Patents

車庫付き建物

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JPH07180374A
JPH07180374A JP5324593A JP32459393A JPH07180374A JP H07180374 A JPH07180374 A JP H07180374A JP 5324593 A JP5324593 A JP 5324593A JP 32459393 A JP32459393 A JP 32459393A JP H07180374 A JPH07180374 A JP H07180374A
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JP
Japan
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garage
entrance
section
road
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP5324593A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamamoto
篤志 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車庫区画の車の出入り口から道路までの距離
を十分に短くして、積雪地域における除雪にかかる費用
を可能な限り低減すると共に、敷地の有効利用を図れる
ようにし、さらに車庫区画と玄関との間の通行に際して
の積雪による影響を小さくして居住性の向上をも図れる
ようにした車庫付き建物を提供する。 【構成】 本発明の車庫付き建物1は、屋根2を有する
建物本体3内に、居住区画4と車庫区画5が一体に設け
られ、居住区画4の一階1Fには道路D1に面する側に
玄関6が設けられ、かつ、この車庫区画5部分のうち、
その車庫区画5への車の出入り口5a側が玄関6及び居
住区画4の一階の外壁面9aよりも道路D1側に向いて
突出する形態で設けられた構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車庫付き建物に係わ
り、特に、建物本体内に車庫を設けた車庫付き建物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、車の普及が一般化して
いることから、住宅等の敷地内にも可能な限り車庫スペ
ースを確保するようにしている。
【0003】このような、例えば一般的な戸建住宅の車
庫としては、その住宅の敷地に接する道路に面する部分
に、住宅としての建物本体とは別途に、屋根付きの車庫
を設けるのが普通であるが、中には敷地内に車庫スペー
スのみを確保し、これを屋根無しの車庫として利用して
いる場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の住宅
においては、地価高騰に伴う敷地の狭小化や敷地に対す
る建物本体の占有面積の大小、あるいは敷地内の車庫や
造作物を含む建物の全体的な景観、さらには経済性や居
住性などとの関係において、敷地内に車庫を建物本体と
は別途に設けることができなかったり、不都合が生じた
りする場合があるといった問題を抱えている。
【0005】しかしながら、例えば積雪地帯に建設され
る、いわゆる寒冷地住宅においては、屋根付きの車庫は
必須であり、しかも車庫の屋根を積雪重量に耐え得る構
造とすることが要求される。さらに、積雪の多い地域で
は、建物本体の屋根の除雪に加え、車庫の屋根の除雪、
あるいは居住者または来訪者の玄関への通路や車路の除
雪などを必要とするため、その分、除雪費用が嵩むとい
う経済的な問題もある。特に、車庫前の積雪は車の利用
そのものに支障をきたすため、除雪費用の点だけでなく
ライフサイクル全体としての住宅の居住性にまで悪影響
を及ぼすという重要な問題を生じる。また、
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、建物本体内の車庫区画を居住区画より
も相対的に道路側に突出する形態となるように工夫した
区画構造とすることにより、車庫区画の車の出入り口か
ら道路までの距離を十分に短くして、積雪地域における
除雪にかかる費用を可能な限り低減すると共に、敷地の
有効利用を図れるようにし、さらに車庫区画と玄関との
間の通行に際しての積雪による影響を小さくして居住性
の向上をも図れるようにした車庫付き建物を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明では、建物本体内に居住区
画と車庫区画とを一体に設けた車庫付き建物において、
前記居住区画の一階に、建物本体の敷地に接する道路に
面する側に玄関を設け、前記車庫区画を、前記玄関に隣
接する一階部分に設けかつ、この車庫区画部分のうち、
車庫区画内への車の出入り口側を、前記玄関及び居住区
画の一階の壁面よりも前記道路側に突出する形態で設け
たことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の車庫付き建物では、車庫区画部
分のうち、車庫区画内への車の出入り口側を、玄関及び
居住区画の一階の壁面よりも道路側に突出する形態で設
けたことにより、車庫区画の車の出入り口から道路まで
の距離が短くなる。したがって、敷地内におけるこの車
の出入りのための車路となる部分への積雪量も距離が短
くなった分だけ少なくなる。これにより除雪費用が低減
される。また、車庫区画を玄関に隣接する一階部分に設
けたことにより、車庫区画と玄関との間の通行に際して
の積雪による影響が小さくなり、結果的に居住性が向上
する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図中1は、本実施例に係わる車庫付き建
物を示し、この車庫付き建物1は、屋根2を有する建物
本体3内に、居住区画4と車庫区画5が一体に設けら
れ、居住区画4の一階1Fには道路D1に面する側に玄
関6が設けられ、かつ、この車庫区画5部分のうち、そ
の車庫区画5への車の出入り口5a側が玄関6及び居住
区画4の一階の外壁面9aよりも道路D1側に向いて突
出する形態で設けられた概略構成となっている。
【0010】ついで、これらの詳細について説明する
と、前記建物1は、本実施例では、一階1Fと二階2F
との間に蔵階KFを有するパネル組立型の二階建て住宅
を例示してあり、その1階1F部分には、図3に示すよ
うに、居住区画4と車庫区画5が設けられ、また一階1
Fには、その機能上、玄関6、ポーチ7、ホール8、居
間9、食堂10、台所11、洗面および風呂場12、階
段13等が設けられている。
【0011】また、二階部分には、図4に示すように、
蔵型収納室15の直上に位置する洋間17、この洋間1
7に対して階段13を挟んだ反対側に位置する和室1
8、及び子供部屋として利用した場合に好適な簡易間仕
切り施工予定型の洋間19、中央の二階ホール20、バ
ルコニー21等が設けられている。
【0012】前記車庫区画5は、図1及び図3に示すよ
うに、玄関6及びポーチ7に隣接する一階部分に設けら
れ、しかも、この車庫区画5部分のうち、車庫区画5へ
の車の出入り口5a側が、玄関6の玄関扉6a、及び玄
関5に隣接する居間9の道路D1側の外壁面9aよりも
道路D1側に比較的長い奥行き寸法L1(実施例では1
間〜1間半程度)で突出するように設けられている。こ
れにより、建物1の敷地内には、車庫区画5の出入り口
5aと道路D1との間に、敷地内での短い奥行き寸法と
なる出入り車路D2が設けられ、また、玄関6に連なる
ポーチ7の前と居間9の前には、道路D1との間に奥雪
寸法L3を持つ庭22が設けられている。
【0013】また、車庫区画5には、正面の出入り口5
aの他に、ポーチ7と車庫区画5との間を通り抜けする
ための開口5b、ポーチ7の前の庭22と車庫区画5と
の間を通り抜けるための開口5c、及び車庫区画5にお
けるポーチ7とは反対側に設けられた比較的大きめの開
口5dがそれぞれ設けられている。なお、車庫区画5の
出入り口5aと道路D1との間の短い出入り車路D2部
分には、融雪ヒータHが埋設されている。なお、図にお
いて符号D3は敷地境界線を示している。
【0014】このように構成された車庫付き建物1にお
いては、車庫区画5部分のうち、車庫区画5内への車の
出入り口5a側を、居住区画4の玄関6、及び一階の居
間9の道路D1側になる外壁面9aよりも道路側に奥行
き寸法L1だけ突出する形態で設けたことにより、車庫
区画5の車の出入り口5aから道路D1までの距離L2
が、即ち、出入り車路D2が短くなる。したがって、敷
地内におけるこの車の出入りのための車路d2となる部
分への積雪量も距離が短くなった分だけ少なくなる。こ
れにより、出入り車路D2が長い場合に比べて実質的な
除雪費用が低減される。この場合、特に、実施例のよう
に出入り車路D2部分へ融雪ヒータHを設けるにして
も、出入り車路D2が短い分だけ小さな融雪ヒータで済
み、したがって、設備費用の点においても経済的なもの
となる。
【0015】また、車庫区画5を玄関6に隣接する一階
部分に設けたことにより、即ち、車庫区画5と玄関6を
一階部分に隣り合わせで設けたことにより、車庫区画5
と玄関6との間の通行に際しての積雪による影響が小さ
くなり、結果的に居住性が向上する。実施例において
は、車庫区画5のポーチ7側に開口5b、5cが設けら
れているので、ポーチ6から直接、車庫区画5へあるい
は車庫区画5からポーチ7へと移動することができるの
で、移動に際しての積雪による影響をさらに受けにくい
構造となる。
【0016】また、車庫区画5は道路D1側へ突出さ
せ、居住区画4は逆に敷地の奥行き方向に寸法L3だけ
引っ込めてあるので、狭い敷地であっても、玄関6や居
間9の前に奥行きのある庭22を設けることができ、こ
れにより敷地の有効利用を図ることができる。
【0017】さらに、車庫区画5を建物本体と一体に設
けたことにより、敷地の有効利用が図れるのに加え、図
1に示すように車庫4及び造作物等を含む建物1の全体
的な景観の向上も併せて図ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車庫
付き建物によれば、建物本体内の車庫区画を居住区画よ
りも相対的に道路側に突出する形態となるように工夫し
た区画構造としたから、車庫区画の車の出入り口から道
路までの距離を十分に短くして、積雪地域における除雪
にかかる費用を可能なかぎり低減することができると共
に、敷地の有効利用を図れるようにし、さらに車庫区画
と玄関とを隣接して設けた構造としたので、それら車庫
区画と玄関との間の通行に際しての積雪による影響を小
さくして居住性の向上をも併せて図ることができるとい
う優れた効果を奏する。また、車庫区画は道路側へ突出
させ、居住区画は逆に敷地の奥行き方向に引っ込めてあ
るので、狭い敷地であっても、玄関や居間の前に奥行き
のある庭を設けることができ、これにより敷地の有効利
用をさらに図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す建物の正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す建物の右側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す一階部分の平面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す二階部分の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 建物 2 屋根 3 建物本体 4 居住区画 5 車庫区画 5a 出入り口 6 玄関 9a 外壁面 D1 道路 D2 出入り車路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体内に居住区画と車庫区画とが一
    体に設けられた車庫付き建物であって、前記居住区画の
    一階には、建物本体の敷地に接する道路に面する側に玄
    関が設けられ、前記車庫区画は、前記玄関に隣接する一
    階部分に設けられかつ、この車庫区画部分のうち、車庫
    区画内への車の出入り口側が、前記玄関及び居住区画の
    一階の壁面よりも前記道路側に突出する形態で設けられ
    ていることを特徴とする車庫付き建物。
JP5324593A 1993-12-22 1993-12-22 車庫付き建物 Pending JPH07180374A (ja)

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JP5324593A JPH07180374A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 車庫付き建物

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JP5324593A JPH07180374A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 車庫付き建物

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ID=18167552

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JP5324593A Pending JPH07180374A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 車庫付き建物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019049108A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 トヨタホーム株式会社 住宅

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