JP2000096850A - 二階建て共同住宅 - Google Patents

二階建て共同住宅

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JP2000096850A
JP2000096850A JP10266275A JP26627598A JP2000096850A JP 2000096850 A JP2000096850 A JP 2000096850A JP 10266275 A JP10266275 A JP 10266275A JP 26627598 A JP26627598 A JP 26627598A JP 2000096850 A JP2000096850 A JP 2000096850A
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JP
Japan
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house
apartment house
fence
floor
story apartment
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JP10266275A
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English (en)
Inventor
Shima Jinno
史麻 神野
Hirotaka Sakamoto
博孝 坂本
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テラス住宅と呼ばれる二階建て共同住宅にお
いて、敷地の左右幅が狭く、各戸毎に広い庭が取れない
場合に、建物の前面に前庭を構成可能とする。 【解決手段】 二階建て住宅を界壁により仕切って複数
世帯が入居可能とした共同住宅において、一戸分の住居
を構成する一階と二階の両方に連通した突出部Uを設
け、該突出部Uの部分の前面に、フェンス5により囲っ
た前庭Tを設け、該フェンス5の上部を二階のバルコニ
ー2に構成した。また、突出部Uの側面に、玄関を配置
した凹部よりなる中庭Sを構成した。また、フェンス5
とバルコニー2は、共に網状の支持材であるグレーティ
ング板により構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テラス住宅と呼ば
れる二階建て共同住宅において、敷地の左右幅が狭く、
各戸毎に広い庭が取れない場合に、各戸の前面部分に前
庭を確保する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、テラスハウスと呼ばれる二階
建て共同住宅は存在したのである。しかし、従来のテラ
スハウスは、殆どが直方体状の一棟を界壁により仕切っ
ただけで、前面から見ても凹凸のない単純なアパート形
式に構成されていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、近年
は、工場で量産された構造躯体を利用して、スタンダー
ドな設計案に、施工主の要望を加えて、具体的な設計仕
様を変更したテラスハウスが多くなったのである。この
場合には、基本的な構造躯体は同じ部品を使用したとし
ても、突出部の形状や、妻壁の形状等で正面のデザイン
を変更することにより、施工主の多様な要望に対応で
き、かつ建築予定敷地の面積に応じて、ハラエティーに
富んだ外観を持った二階建て共同住宅とすることが出来
るのである。本発明は、このような二階建て共同住宅の
設計において、特に、左右の幅が狭く、各戸毎に庭を広
くとることができない場合に、各戸毎に前面に前庭を設
けることができるようにし、ゆとりのある二階建て共同
住宅を提供できるようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、二階建て住宅
を界壁により仕切って複数世帯が入居可能とした共同住
宅において、一戸分の住居を構成する一階と二階の両方
に連通した突出部Uを設け、該突出部Uの部分の前面に
フェンス5により囲った前庭Tを設け、前記フェンス5
の上部を二階のバルコニー2に構成したものである。請
求項2においては、請求項1記載の二階建て共同住宅に
おいて、突出部Uの側面に、玄関を配置した凹部よりな
る中庭Sを構成したものである。請求項3においては、
請求項1記載の二階建て共同住宅において、フェンス5
とバルコニー2は、共に網状の支持材であるグレーティ
ング板により構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は左右幅の狭い敷地に建てる二階建て共同住
宅の実施例を示す斜視図、図2は同じく平面略図、図3
は上部に設けた破風8のデザインが異なる妻壁1を示す
斜視図、図4は建物本体Pに対して突出部をユニット化
し、突出部ごとに変更可能とした構成を示す平面図、図
5は突出ユニットWの屋根形状のバリエーションを示す
斜視図、図6は二階建て共同住宅の各戸において、その
一戸を三つのブロックに分けた構成を示す図面、図7は
一階と二階の構成を示す平面図である。
【0006】図1においては、一棟を構成する建物本体
Pを界壁Aにより三戸に分割した二階建て共同住宅を図
示している。このように、一棟が界壁Aで三戸に区切ら
れて、三戸が居住可能とされている場合において、従来
は全ての居住空間の外観が同じように構成されており、
住む人にとっても、自分の居住区画に誇りを持つことが
出来ない二階建て共同住宅となってしまうのである。本
発明においては、共同住宅でありながら、外観的にはフ
ェンス、前庭や中庭等を設けて、該部分の植え込みや庭
園構造を変えることにより、それぞれが異なる住宅とし
て、それぞれの居住空間に住む人が、自分の住宅に誇り
を持つことが出来るように構成したものである。
【0007】図1・図2に示す二階建て共同住宅におい
ては、建物本体Pより突出部Uを突出し、各戸を平面視
L字型に構成し、それらを連続的に並設することにより
一棟としている。前記突出部Uは、建物本体Pと一体的
に構成されたものであり、該建物本体Pを配置する為の
敷地の左右の幅が狭い場合には、中庭Sを大きく取るこ
とが出来ないのである。本発明においては、該敷地の左
右の幅が狭く、中庭Sを広く取ることが出来ない二階建
て共同住宅において、突出部Uの前面にフェンス5によ
り区切った前庭Tを構成している。
【0008】また、前記フェンス5の上部は、二階の窓
から出入りできるバルコニー2に構成している。前記フ
ェンス5により、突出部Uの前面を区切って、前庭Tと
バルコニー2を構成し、図6に示す如く、パラディッソ
と呼ばれる外部空間Rとしている。前記突出部Uと前庭
Tの側面には、玄関Gを配置した中庭Sを設けており、
最外側面(図1の紙面右側面)には、側壁4を立設し
て、中庭Sの部分を区切っている。前記フェンス5とバ
ルコニー2を構成する板材は、網板状のグレーティング
板により構成しており、前庭Tの位置する正面側の一部
分を開口面と閉鎖面とし、各戸に隣接する側面の部分も
閉鎖面としている。図1に示す如く、隣接するフェンス
5とフェンス5、及びフェンス5と側壁4との間には、
梁架構3が設けられており、該梁架構3は、一戸毎に赤
・青・黄の如く別々の色に着色を変更することにより、
各戸毎の見分けを容易にするように構成している。
【0009】グレーティング板によりフェンス5とバル
コニー2を構成するのは、網目状構造支持部材であるグ
レーティング板である為に、外部から内部へ風や光がグ
レーティング板を通して通過可能となるからである。グ
レーティング板とは、道路と地下空間との間を閉鎖する
為に配置されるような車両が通過しても支持力を維持で
き、かつ網目状にした格子枠状の網支持板である。ま
た、バルコニー2を構成するフェンス5の部分もグレー
ティング板により構成して、光と風と雨が通過可能な構
成としている。
【0010】前記突出部Uの屋根の形状としては、切妻
状に構成しており、該切妻状の屋根の前面の妻壁1の部
分を、変更可能なバリエーションに構成している。図1
の二階建て共同住宅においては、妻壁1の上に5寸破風
8aを設けたタイプにて構成している。前記妻壁1は、
アタッチメントウォールとしており、外観が異なる複数
のバリエーションを用意し、正面から見た外観を変更可
能な構成としている。前記妻壁1のアタッチメントウォ
ールは、妻壁1の幅方向を突出部Uの幅よりも広くし、
妻壁1の上の破風8を突設して屋根の先端より高く伸ば
した構成としている。
【0011】図3においては、前記妻壁1のアタッチメ
ントウォールのバリエーションを例示しており、妻壁1
の上部に5寸破風8aを立設したもの、9寸破風8bを
立設したもの、妻壁1cは半円破風8cを立設したもの
等である。また、前記妻壁1の前面のデザインを変更す
ることによっても、多数のバリエーションを構成するこ
とができる。例えば、妻壁1の材質や柄、明かり取り窓
の形状や配置、妻壁1の色使い、デザイン部材である化
粧材の配置等を変更する如くである。
【0012】図4・図5に示す二階建て共同住宅は、建
物本体Pからの突出部をユニット化し、屋根形状の異な
る突出ユニットWを別体として配置可能としたものであ
る。前記突出ユニットWは、図5に示す如く、片流れ状
屋根W1や、半ヴォールトモデル屋根W2や、切妻状屋
根W3等のバリエーションがあり、突出部の屋根形状を
色々変更することにより、2階建て住宅の前面のデザイ
ンを簡単に変更可能としている。また、前記突出ユニッ
トWの前面のデザインを変更することによっても、多数
のバリエーションを構成することができる。例えば、妻
壁1の材質や柄、明かり取り窓の形状や配置、妻壁1の
色使い、デザイン部材である化粧材の配置等を変更する
如くである。
【0013】このような、建物本体Pの前面に突出ユニ
ットWを付設する場合においても、この突出ユニットW
の前面をフェンス5にて囲み、その部分にバルコニー2
と前庭Tを設け、梁架構3を設けた構成は、前述のアタ
ッチメントウォール・タイプの二階建て共同住宅と同じ
である。なお、建物本体Pからの突出部をユニット化し
て突出ユニット・タイプとし、突出部の屋根形状を変更
可能としたことにより、内部空間も屋根の形状に合わせ
て少し変化させることも可能である。
【0014】次に、図6・図7において、二階建て共同
住宅の平面視における内部の間取りや外部空間の構成に
ついて説明する。なお、上記アタッチメントウォール・
タイプのものも、突出ユニット・タイプのものも、内部
の間取りや外部空間の構成ついては略同じである。二階
建て共同住宅の各戸において、図6に示す如く、その一
戸を三つのブロックに分けた構成としている。即ち、玄
関Gを配置した部分をコアゾーンCとし、突出部を有す
る部分をライブゾーンBとし、該ライブゾーンBの前面
部分をパラディッソと呼ぶ外部空間Rとしている。
【0015】前記コアゾーンCは、動線空間や機能空間
を集約したブロックであり、図7に示す如く、一階部分
において、土間、階段、トイレ、洗面台、浴室10が配
置され、二階部分において、書斎12、納戸11が配置
されている。前記ライブゾーンBは、風邪の通る空間
で、居室となるブロックであり、一階において、リビン
グ・ダイニング7、ボーナスゾーン15が配置され、二
階において、ベッドゾーン14やプレイゾーン13が配
置されている。前記パラディッソと呼ぶ外部空間Rは、
地面又はフローティングデッキの外部空間であり、前記
ライブゾーンB、コアゾーンCはパラディッソを中心に
オープンに有機的につながるものであり、1階部分にお
いて、前庭Tが構成され、二階部分において、バルコニ
ー2が構成されている。
【0016】左右幅の狭い敷地に建設する二階建て共同
住宅において、もし前庭Tの部分にも居住部を構成した
場合には、その横の玄関Gの前面部分のスペースが細長
い形状となるので、そのスペースを有効に利用すること
ができない。そこで、スペースの有効利用を図るべく、
前庭Tを前面に設け、それをフェンス5にて囲い、該フ
ェンス5を利用してバルコニー2を構成し、パラディッ
ソと呼ばれる外部空間Rを構成したものである。なお、
本実施例の二階建て共同住宅は、三戸により構成されて
いるが、特に限定するものではなく、二戸、四戸等の複
数戸であればよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。請求項1の如く、二階
建て住宅を界壁により仕切って複数世帯が入居可能とし
た共同住宅において、一戸分の住居を構成する一階と二
階の両方に連通した突出部Uを設け、該突出部Uの部分
の前面にフェンス5により囲った前庭Tを設け、前記フ
ェンス5の上部を二階のバルコニー2に構成したので、
敷地の左右の幅が狭くて、中庭Sを広く取ることが出来
ない場合に、突出部の前の空間を、フェンス5により区
切って、前庭Tとすることにより、各戸毎の庭園空間を
広く取ることが出来て、ゆとりのある二階建て共同住宅
とすることが出来たものである。
【0018】請求項2の如く、突出部Uの側面に、玄関
を配置した凹部よりなる中庭Sを構成したので、該部分
は玄関Gの為に入り込む凹部とすることが可能であり、
建物に凹凸が出来て、深みのある共同住宅を構成とする
ことが出来たのである。これにより、二階建て共同住宅
の分譲を早くし、賃貸の場合には、入居を早くすること
が出来たのである。
【0019】請求項3の如く、フェンス5とバルコニー
2は、共に網状の支持材であるグレーティング板により
構成したので、実際には、バルコニー2とフェンス5に
より、突出部Uの全部を仕切ったのであるが、グレーテ
ィング板であれば、光と風と雨を通過させるので、内側
から見た場合に、閉塞感がなく、外側から見た場合に
は、遮蔽感を増すことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】左右幅の狭い敷地に建てる二階建て共同住宅の
実施例を示す斜視図。
【図2】同じく平面略図。
【図3】上部に設けた破風8のデザインが異なる妻壁1
を示す斜視図。
【図4】建物本体Pに対して突出部をユニット化し、突
出部ごとに変更可能とした構成を示す平面図。
【図5】突出ユニットWの屋根形状のバリエーションを
示す斜視図。
【図6】二階建て共同住宅の各戸において、その一戸を
三つのブロックに分けた構成を示す図面。
【図7】一階と二階の構成を示す平面図。
【符号の説明】
P 建物本体 T 前庭 S 中庭 U 突出部 W 突出ユニット 1 妻壁 2 バルコニー 5 フェンス 8 破風

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二階建て住宅を界壁により仕切って複数
    世帯が入居可能とした共同住宅において、一戸分の住居
    を構成する一階と二階の両方に連通した突出部Uを設
    け、該突出部Uの部分の前面にフェンス5により囲った
    前庭Tを設け、前記フェンス5の上部を二階のバルコニ
    ー2に構成したことを特徴とする二階建て共同住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二階建て共同住宅におい
    て、突出部Uの側面に、玄関Gを配置した凹部よりなる
    中庭Sを構成したことを特徴とする二階建て共同住宅。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の二階建て共同住宅におい
    て、フェンス5とバルコニー2は、共に網状の支持材で
    あるグレーティング板により構成したことを特徴とする
    二階建て共同住宅。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011026785A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
WO2018209730A1 (zh) * 2017-05-19 2018-11-22 施生亮 别墅叠拼、复式住宅改良构造

Cited By (2)

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JP2011026785A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
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Effective date: 20050517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050927