JPH0988356A - 住宅の間取り構造 - Google Patents
住宅の間取り構造Info
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- JPH0988356A JPH0988356A JP24927095A JP24927095A JPH0988356A JP H0988356 A JPH0988356 A JP H0988356A JP 24927095 A JP24927095 A JP 24927095A JP 24927095 A JP24927095 A JP 24927095A JP H0988356 A JPH0988356 A JP H0988356A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 法律上２階建てであり、それにもかかわらず
実質的に３階建てになり、ユーザの希望する空間部や各
室を十分に確保できるようになる住宅の間取り構造を提
供すること。 【解決手段】 住宅１には水平方向に対向配設された第
１領域部Ａと第２領域部Ｂとが設けられ、第１領域部Ａ
は、高天井空間部であるカーポート３と、高さが２階分
になった吹き抜け室である居間９とで構成され、第２領
域部Ｂは、低天井空間部である収納室４と、それぞれが
１階分の高さである寝室１３，子供室２９による上下室
とで構成され、カーポート３の高さＨ１は法律上１階分
の高さであり、収納室４の高さＨ２は法律上１階分の高
さに満たず、これにより、両方の領域部Ａ，Ｂは法律上
２階建てになる。
実質的に３階建てになり、ユーザの希望する空間部や各
室を十分に確保できるようになる住宅の間取り構造を提
供すること。 【解決手段】 住宅１には水平方向に対向配設された第
１領域部Ａと第２領域部Ｂとが設けられ、第１領域部Ａ
は、高天井空間部であるカーポート３と、高さが２階分
になった吹き抜け室である居間９とで構成され、第２領
域部Ｂは、低天井空間部である収納室４と、それぞれが
１階分の高さである寝室１３，子供室２９による上下室
とで構成され、カーポート３の高さＨ１は法律上１階分
の高さであり、収納室４の高さＨ２は法律上１階分の高
さに満たず、これにより、両方の領域部Ａ，Ｂは法律上
２階建てになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の間取り構造
に係り、ユニット式住宅、パネル式住宅、軸組み式住宅
等の各種住宅に利用できるものである。
に係り、ユニット式住宅、パネル式住宅、軸組み式住宅
等の各種住宅に利用できるものである。
【０００２】
【背景技術】住宅の間取り設計はユーザの良好な住み心
地性、利便性を得られるように行われ、そのために、敷
地の大きさ、形状等を考慮して各種の間取りが案出され
ている。
地性、利便性を得られるように行われ、そのために、敷
地の大きさ、形状等を考慮して各種の間取りが案出され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、住宅を建てるた
めの敷地は小さくなる傾向にあり、特に、市街地の敷地
は一般的に小さい。このような小面積の敷地であって
も、住宅のユーザはカーポート、収納室等の生活上必要
とされる空間部が設けられた間取りを求めている。小面
積の敷地に建てられる住宅をこのようなユーザの希望に
応え得る間取りを備えたものにしようとすると、その住
宅は一般的に３階建てになってしまい、法律上の２階建
てにして間取り設計することは難しい。
めの敷地は小さくなる傾向にあり、特に、市街地の敷地
は一般的に小さい。このような小面積の敷地であって
も、住宅のユーザはカーポート、収納室等の生活上必要
とされる空間部が設けられた間取りを求めている。小面
積の敷地に建てられる住宅をこのようなユーザの希望に
応え得る間取りを備えたものにしようとすると、その住
宅は一般的に３階建てになってしまい、法律上の２階建
てにして間取り設計することは難しい。
【０００４】本発明の目的は、法律上２階建てになり、
それにもかかわらず実質的に３階建てであり、ユーザが
希望する空間部や各室を十分に確保できるようになる住
宅の間取り構造を提供するところにある。
それにもかかわらず実質的に３階建てであり、ユーザが
希望する空間部や各室を十分に確保できるようになる住
宅の間取り構造を提供するところにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる住宅の間
取り構造は、図面を参照して説明すると、水平方向に対
向配設された第１領域部Ａと第２領域部Ｂとを有し、第
１領域部は、法律上１階分の高さになった高天井空間部
３と、高さが２階分になった吹き抜け室９とが上下に設
けられて構成され、第２領域部Ｂは、法律上１階分の高
さに満たない低天井空間部４と、それぞれが１階分の高
さになっている上下室１３，２８〜３０とが上下に設け
られて構成されていることを特徴とするものである。
取り構造は、図面を参照して説明すると、水平方向に対
向配設された第１領域部Ａと第２領域部Ｂとを有し、第
１領域部は、法律上１階分の高さになった高天井空間部
３と、高さが２階分になった吹き抜け室９とが上下に設
けられて構成され、第２領域部Ｂは、法律上１階分の高
さに満たない低天井空間部４と、それぞれが１階分の高
さになっている上下室１３，２８〜３０とが上下に設け
られて構成されていることを特徴とするものである。
【０００６】以上において、高天井空間部３および低天
井空間部４の用途は任意であり、例えば高天井空間部３
はカーポートでもよく、また一般的な居室でもよく、低
天井空間部４は収納室でもよく、またカーポートでもよ
い。
井空間部４の用途は任意であり、例えば高天井空間部３
はカーポートでもよく、また一般的な居室でもよく、低
天井空間部４は収納室でもよく、またカーポートでもよ
い。
【０００７】また、本発明に係る住宅はユニット工法に
よるもの、パネル工法によるもの、軸組み工法によるも
ののいずれでも建設可能であり、住宅の種類は限定され
ない。
よるもの、パネル工法によるもの、軸組み工法によるも
ののいずれでも建設可能であり、住宅の種類は限定され
ない。
【０００８】本発明では、第１領域部Ａは高天井空間部
３と吹き抜け室９とにより、第２領域部Ｂは低天井空間
部４と上下室１３，２８〜３０とによりそれぞれ法律上
２階建てとなり、それにもかかわらずこれらの領域部は
実質的に３階建てであり、このため、ユーザの希望する
空間部や各室を十分に確保できるようになり、小面積の
敷地に建てられる住宅であってもユーザの満足する間取
り設計を実現できる。
３と吹き抜け室９とにより、第２領域部Ｂは低天井空間
部４と上下室１３，２８〜３０とによりそれぞれ法律上
２階建てとなり、それにもかかわらずこれらの領域部は
実質的に３階建てであり、このため、ユーザの希望する
空間部や各室を十分に確保できるようになり、小面積の
敷地に建てられる住宅であってもユーザの満足する間取
り設計を実現できる。
【０００９】高天井空間部３がカーポートであって低天
井空間部４が収納室である場合には、これらのカーポー
ト３と収納室４とを連通させ、これにより収納室４に生
活用具だけではなく自動車に関する備品、道具類等も収
納できるようにすることが望ましい。また、カーポート
３の天井３Ｂと収納室４の天井４Ｂとが同じ高さレベル
になっていて、これらの床３Ａ，４Ａに上下の段差があ
る場合には、カーポート３と収納室４の境界部にカーポ
ート３の床面より高く収納室の床面より低いステップ部
３４を設け、このステップ部３４によりカーポート３と
収納室４の間での往き来を容易にすることが望ましい。
井空間部４が収納室である場合には、これらのカーポー
ト３と収納室４とを連通させ、これにより収納室４に生
活用具だけではなく自動車に関する備品、道具類等も収
納できるようにすることが望ましい。また、カーポート
３の天井３Ｂと収納室４の天井４Ｂとが同じ高さレベル
になっていて、これらの床３Ａ，４Ａに上下の段差があ
る場合には、カーポート３と収納室４の境界部にカーポ
ート３の床面より高く収納室の床面より低いステップ部
３４を設け、このステップ部３４によりカーポート３と
収納室４の間での往き来を容易にすることが望ましい。
【００１０】住宅全体のうち、少なくとも第１領域部Ａ
における高天井空間部３と第２領域部Ｂにおける低天井
空間部４は建物ユニット４１，４２により形成してもよ
いが、これらの高天井空間部３と低天井空間部４を現場
打ちコンクリート４３により形成してもよい。
における高天井空間部３と第２領域部Ｂにおける低天井
空間部４は建物ユニット４１，４２により形成してもよ
いが、これらの高天井空間部３と低天井空間部４を現場
打ちコンクリート４３により形成してもよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図１は、本実施形態にかかわる間取
り構造になっている住宅１の全体を示す正面図であり、
図２はその側面図であって、図３は正面から見た縦断面
図である。この住宅１は、後述する通り、法律上２階建
てであって実質的には３階建てであり、図４，図５，図
６はその１階部分，２階部分，３階部分の平断面図であ
る。
基づいて説明する。図１は、本実施形態にかかわる間取
り構造になっている住宅１の全体を示す正面図であり、
図２はその側面図であって、図３は正面から見た縦断面
図である。この住宅１は、後述する通り、法律上２階建
てであって実質的には３階建てであり、図４，図５，図
６はその１階部分，２階部分，３階部分の平断面図であ
る。
【００１２】図３に示す通り、基礎２上の１階部分には
カーポート３と収納室４とが設けられ、カーポート３の
床（土間コンクリート）３Ａよりも収納室４の床４Ａは
基礎２の立上部２Ａの高さ分だけ高い位置にあり、カー
ポート３の天井３Ｂと収納室４の天井４Ｂは同じ高さレ
ベルとなっている。図２に示す通り、本実施形態ではカ
ーポート３の収納室４とは反対側の外壁部分に柱５〜８
が立設され、これらの柱５〜８により２階部分以上を支
持するようになっている。
カーポート３と収納室４とが設けられ、カーポート３の
床（土間コンクリート）３Ａよりも収納室４の床４Ａは
基礎２の立上部２Ａの高さ分だけ高い位置にあり、カー
ポート３の天井３Ｂと収納室４の天井４Ｂは同じ高さレ
ベルとなっている。図２に示す通り、本実施形態ではカ
ーポート３の収納室４とは反対側の外壁部分に柱５〜８
が立設され、これらの柱５〜８により２階部分以上を支
持するようになっている。
【００１３】なお、柱５〜８に代えてこの部分を外壁に
してもよく、また開口部付きの外壁にしてもよく、更
に、柱と外壁を併設してもよい。
してもよく、また開口部付きの外壁にしてもよく、更
に、柱と外壁を併設してもよい。
【００１４】図３に示す通り、カーポート３の上は二階
分の高さになっている吹き抜け室であり、この吹き抜け
室は本実施形態では居間９である。図５に示されている
通り、居間９の前部と側部にはバルコニ１０，１１が設
けられており、図２から明らかな通り、前部のバルコニ
１０は、２台の自動車１２を直列状態にして収納した場
合に前側の自動車の一部が突出してしまう前記カーポー
ト３の庇を兼ねるものとなっている。
分の高さになっている吹き抜け室であり、この吹き抜け
室は本実施形態では居間９である。図５に示されている
通り、居間９の前部と側部にはバルコニ１０，１１が設
けられており、図２から明らかな通り、前部のバルコニ
１０は、２台の自動車１２を直列状態にして収納した場
合に前側の自動車の一部が突出してしまう前記カーポー
ト３の庇を兼ねるものとなっている。
【００１５】図３の通り、収納室４の真上には寝室１３
が設けられ、この寝室１３の床には蓋１４で開閉可能な
開口部１５が形成され、階段１６により収納室４と寝室
１３との間を往き来できるようになっている。図５に示
す通り、居間９と寝室１３との間は玄関ポーチ１７，玄
関１８，玄関土間１９になっており、玄関ポーチ１７に
は図１，図２，図４でも示されている外階段２０が接続
され、この外階段２０を上って収納室４の上にある玄関
１８に行かれるようになっている。
が設けられ、この寝室１３の床には蓋１４で開閉可能な
開口部１５が形成され、階段１６により収納室４と寝室
１３との間を往き来できるようになっている。図５に示
す通り、居間９と寝室１３との間は玄関ポーチ１７，玄
関１８，玄関土間１９になっており、玄関ポーチ１７に
は図１，図２，図４でも示されている外階段２０が接続
され、この外階段２０を上って収納室４の上にある玄関
１８に行かれるようになっている。
【００１６】図５の通り、玄関土間１９の奥は廊下２１
になっており、この廊下２１を通って寝室１３の背後に
設けられたトイレ２２，洗面所２３，洗濯機置き場２
４，バス２５に行かれる。なお、居間９の奥にはキッチ
ンカウンタ２６が配置され、このため、居間９はダイニ
ングリビングルームになっている。
になっており、この廊下２１を通って寝室１３の背後に
設けられたトイレ２２，洗面所２３，洗濯機置き場２
４，バス２５に行かれる。なお、居間９の奥にはキッチ
ンカウンタ２６が配置され、このため、居間９はダイニ
ングリビングルームになっている。
【００１７】以上の居間９と寝室１３等で構成される２
階部分は、廊下２１の奥に設けられた階段２７を介して
図６で示した３階部分と接続され、この３階部分には２
個の子供室２８，２９と納戸３０が設けられている。
階部分は、廊下２１の奥に設けられた階段２７を介して
図６で示した３階部分と接続され、この３階部分には２
個の子供室２８，２９と納戸３０が設けられている。
【００１８】図３に示す通り、カーポート３の高さはＨ
１であり、このＨ１は法律上１階分の高さとされるもの
であり、例えば１８０センチメートルである。また、収
納室４の高さはＨ２であり、このＨ２は法律上１階分の
高さに満たないとされるものであり、例えば１４０セン
チメートル以下である。このため、カーポート３は高天
井空間部になっており、収納室４は低天井空間部になっ
ている。
１であり、このＨ１は法律上１階分の高さとされるもの
であり、例えば１８０センチメートルである。また、収
納室４の高さはＨ２であり、このＨ２は法律上１階分の
高さに満たないとされるものであり、例えば１４０セン
チメートル以下である。このため、カーポート３は高天
井空間部になっており、収納室４は低天井空間部になっ
ている。
【００１９】高さがＨ１のカーポート３と、その上の居
室９とにより、第１領域部Ａが構成され、居室９は２階
分の高さを有するものとなっているが、その高さ途中に
床のない吹き抜け室になっているため、この第１領域部
Ａは法律上２階建てとなる。また、高さがＨ２の収納室
４と、その上の寝室１３，更にその上の子供室２９等と
により、第２領域部Ｂが構成され、この第２領域部Ｂの
最下階室である収納室４の高さＨ２は法律上１階分の高
さに満たないものであるため、収納室４の上に上下室と
なって寝室１３と子供室２９等が配置されてこれらの上
下室がそれぞれ１階分の高さになっていても、第２領域
部Ｂは法律上２階建てとなる。本実施形態にかかわる住
宅１はこのような第１領域部Ａと第２領域部Ｂとが水平
方向に対向配設されたものとなっている。
室９とにより、第１領域部Ａが構成され、居室９は２階
分の高さを有するものとなっているが、その高さ途中に
床のない吹き抜け室になっているため、この第１領域部
Ａは法律上２階建てとなる。また、高さがＨ２の収納室
４と、その上の寝室１３，更にその上の子供室２９等と
により、第２領域部Ｂが構成され、この第２領域部Ｂの
最下階室である収納室４の高さＨ２は法律上１階分の高
さに満たないものであるため、収納室４の上に上下室と
なって寝室１３と子供室２９等が配置されてこれらの上
下室がそれぞれ１階分の高さになっていても、第２領域
部Ｂは法律上２階建てとなる。本実施形態にかかわる住
宅１はこのような第１領域部Ａと第２領域部Ｂとが水平
方向に対向配設されたものとなっている。
【００２０】カーポート３と収納室４との間には連通部
３１が設けられ、このためカーポート３と収納室４は連
通している。図４に示されている通り、本実施形態では
カーポート３と収納室４との間に柱３２，３３だけが設
けられ、これ以外が連通部３１となっているが、カーポ
ート３と収納室４との間に間仕切り壁を設け、この間仕
切り壁にドアや障子で開閉される連通部としての開口部
を形成するようにしてもよい。
３１が設けられ、このためカーポート３と収納室４は連
通している。図４に示されている通り、本実施形態では
カーポート３と収納室４との間に柱３２，３３だけが設
けられ、これ以外が連通部３１となっているが、カーポ
ート３と収納室４との間に間仕切り壁を設け、この間仕
切り壁にドアや障子で開閉される連通部としての開口部
を形成するようにしてもよい。
【００２１】図３に示されている通り、カーポート３と
収納室４との境界部、言い換えると、連通部３１にはス
テップ部３４が設けられており、このステップ部３４
は、カーポート３の床３Ａのレベルよりも高く、収納室
４の床４Ａのレベルよりも低い。
収納室４との境界部、言い換えると、連通部３１にはス
テップ部３４が設けられており、このステップ部３４
は、カーポート３の床３Ａのレベルよりも高く、収納室
４の床４Ａのレベルよりも低い。
【００２２】以上説明した本実施形態によると、高天井
空間部になっているカーポート３を含んで構成された第
１領域部Ａと、低天井空間部になっている収納室４を含
んで構成された第２領域部Ｂとの両方が法律上２階建て
となり、それにもかかわらずこれらの領域部Ａ，Ｂを有
する住宅１は実質的に３階建てであり、このため、一般
の２階建て住宅では確保できない空間部や各室、さらに
は吹き抜け室を備えた間取り設計を行えるようになり、
このため、住宅１のユーザが求める多くの室等を取り入
れた間取りを実現できる。
空間部になっているカーポート３を含んで構成された第
１領域部Ａと、低天井空間部になっている収納室４を含
んで構成された第２領域部Ｂとの両方が法律上２階建て
となり、それにもかかわらずこれらの領域部Ａ，Ｂを有
する住宅１は実質的に３階建てであり、このため、一般
の２階建て住宅では確保できない空間部や各室、さらに
は吹き抜け室を備えた間取り設計を行えるようになり、
このため、住宅１のユーザが求める多くの室等を取り入
れた間取りを実現できる。
【００２３】また、カーポート３と収納室４は連通して
いるため、収納室４に寝室１３や子供室２８，２９で使
用する生活一般用具を収納できるとともに、カーポート
３に入れた自動車１２に関する備品や道具類等も連通部
３１を通って直ちに収納でき、また、必要に応じてこれ
らの備品・道具類等をカーポート３に持ち込むことがで
き、その搬入・搬出作業を容易に行える。
いるため、収納室４に寝室１３や子供室２８，２９で使
用する生活一般用具を収納できるとともに、カーポート
３に入れた自動車１２に関する備品や道具類等も連通部
３１を通って直ちに収納でき、また、必要に応じてこれ
らの備品・道具類等をカーポート３に持ち込むことがで
き、その搬入・搬出作業を容易に行える。
【００２４】更に、カーポート３と収納室４との境界部
には、カーポート３の床３Ａのレベルよりも高く、収納
室４の床４Ａのレベルよりも低いステップ部３４が設け
られているため、カーポート３の床３Ａと収納室４の床
４Ａとの間に大きな上下の段差があっても、このステッ
プ部３４によりカーポート３と収納室４との間の往き来
を容易に行える。また、本実施形態では収納室４とその
上の寝室１３との間には階段１６が設けられ、寝室１３
の床には蓋１４で開閉される開口部１５が設けられてい
るため、収納室４と寝室１３との間の往き来を開口部１
５と階段１６を使用することにより行え、収納室４に入
るためにいったん住宅１の外に出る必要はない。
には、カーポート３の床３Ａのレベルよりも高く、収納
室４の床４Ａのレベルよりも低いステップ部３４が設け
られているため、カーポート３の床３Ａと収納室４の床
４Ａとの間に大きな上下の段差があっても、このステッ
プ部３４によりカーポート３と収納室４との間の往き来
を容易に行える。また、本実施形態では収納室４とその
上の寝室１３との間には階段１６が設けられ、寝室１３
の床には蓋１４で開閉される開口部１５が設けられてい
るため、収納室４と寝室１３との間の往き来を開口部１
５と階段１６を使用することにより行え、収納室４に入
るためにいったん住宅１の外に出る必要はない。
【００２５】図７，図８は本発明に係る別実施形態を示
す。図７で示された実施形態では、少なくともカーポー
ト３と収納室４は建物ユニット４１，４２で形成されて
いる。建て物ユニット４１，４２は柱，梁で骨組みが形
成された直方体状である。建物ユニットはこれに限定さ
れず、木製パネルを複数組み合わせたいわゆる壁式ユニ
ットでもよい。カーポート３，収納室４の上の各室は建
物ユニットにより形成してもよく、またパネル工法で形
成してもよく、更に軸組み工法で形成してもよい。この
図７の実施形態によると、特別の天井高さを有するカー
ポート３，収納室４を工場生産される建物ユニット４
１，４２で形成できるため、カーポート３，収納室４に
関する現場で行う施工作業を少なくできるという利点を
得られる。
す。図７で示された実施形態では、少なくともカーポー
ト３と収納室４は建物ユニット４１，４２で形成されて
いる。建て物ユニット４１，４２は柱，梁で骨組みが形
成された直方体状である。建物ユニットはこれに限定さ
れず、木製パネルを複数組み合わせたいわゆる壁式ユニ
ットでもよい。カーポート３，収納室４の上の各室は建
物ユニットにより形成してもよく、またパネル工法で形
成してもよく、更に軸組み工法で形成してもよい。この
図７の実施形態によると、特別の天井高さを有するカー
ポート３，収納室４を工場生産される建物ユニット４
１，４２で形成できるため、カーポート３，収納室４に
関する現場で行う施工作業を少なくできるという利点を
得られる。
【００２６】図８で示した実施形態では、少なくともカ
ーポート３と収納室４が現場打ちコンクリート４３で形
成され、収納室４の床は木製パネルやＡＬＣによる面状
部材４４で形成されている。カーポート３，収納室４の
上の各室はユニット工法，パネル工法，軸組み工法のい
ずれによるものでもよい。この図８の実施形態による
と、カーポート３，収納室４は現場打ちコンクリートで
形成されているため、現場打ちコンクリートで造られる
基礎２の施工時にカーポート３，収納室４を同時に施工
できるという利点を得られる。
ーポート３と収納室４が現場打ちコンクリート４３で形
成され、収納室４の床は木製パネルやＡＬＣによる面状
部材４４で形成されている。カーポート３，収納室４の
上の各室はユニット工法，パネル工法，軸組み工法のい
ずれによるものでもよい。この図８の実施形態による
と、カーポート３，収納室４は現場打ちコンクリートで
形成されているため、現場打ちコンクリートで造られる
基礎２の施工時にカーポート３，収納室４を同時に施工
できるという利点を得られる。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、法律上２階建てにな
り、それにもかかわらず実質的に３階建てになるため、
一般の２階建て住宅では確保することが困難な空間部や
各室を十分に得られるようになり、ユーザが希望する間
取り設計が可能となる。
り、それにもかかわらず実質的に３階建てになるため、
一般の２階建て住宅では確保することが困難な空間部や
各室を十分に得られるようになり、ユーザが希望する間
取り設計が可能となる。
【図１】本発明の一実施形態にかかわる住宅の全体を示
す正面図である。
す正面図である。
【図２】同側面図である。
【図３】同縦断面図である。
【図４】図１〜図３で示された住宅の実質的１階部分を
示す平断面図である。
示す平断面図である。
【図５】同２階部分を示す平断面図である。
【図６】同３階部分を示す平断面図である。
【図７】高天井空間部であるカーポートと低天井空間部
である収納室が建物ユニットで形成された実施形態を示
す縦断面図である。
である収納室が建物ユニットで形成された実施形態を示
す縦断面図である。
【図８】図７で示された部分が現場打ちコンクリートで
形成された実施形態を示す縦断面図である。
形成された実施形態を示す縦断面図である。
１ 住宅 ３ 高天井空間部であるカーポート ４ 低天井空間部である収納室 ９ 吹き抜け室である居間 １３ 寝室 １８ 玄関 ２０ 外廊下 ２８，２９ 子供室 ３１ 連通部 ３４ ステップ部 Ａ 第１領域部 Ｂ 第２領域部
Claims (7)
- 【請求項１】 水平方向に対向配設された第１領域部と
第２領域部とを有し、第１領域部は、法律上１階分の高
さになった高天井空間部と、高さが２階分になった吹き
抜け室とが上下に設けられて構成され、第２領域部は、
法律上１階分の高さに満たない低天井空間部と、それぞ
れが１階分の高さになっている上下室とが上下に設けら
れて構成されていることを特徴とする住宅の間取り構
造。 - 【請求項２】 請求項１に記載の住宅の間取り構造にお
いて、前記高天井空間部はカーポートであることを特徴
とする住宅の間取り構造。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の住宅の間取り
構造において、前記低天井空間部は収納室であることを
特徴とする住宅の間取り構造。 - 【請求項４】 請求項１に記載の住宅の間取り構造にお
いて、前記高天井空間部はカーポートであるとともに、
前記低天井空間部は収納室であり、これらのカーポート
と収納室は連通していることを特徴とする住宅の間取り
構造。 - 【請求項５】 請求項４に記載の住宅の間取り構造にお
いて、前記カーポートの天井と前記収納室の天井とは同
じ高さレベルであり、これらのカーポートと収納室との
境界部にはカーポートの床面よりも高く収納室の床面よ
りも低いステップ部が設けられていることを特徴とする
住宅の間取り構造。 - 【請求項６】 請求項１〜５のいずれかに記載の住宅の
間取り構造において、少なくとも前記高天井空間部と前
記低天井空間部は建物ユニットにより形成されているこ
とを特徴とする住宅の間取り構造。 - 【請求項７】 請求項１〜５のいずれかに記載の住宅の
間取り構造において、少なくとも前記高天井空間部と前
記低天井空間部は現場打ちコンクリートにより形成され
ていることを特徴とする住宅の間取り構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-09-27 JP JP7249270A patent/JP3012498B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2014084586A (ja) * | 2012-10-19 | 2014-05-12 | Sekisui House Ltd | 住宅 |
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