JPH0717937Y2 - 横型焼却炉の火格子構造 - Google Patents
横型焼却炉の火格子構造Info
- Publication number
- JPH0717937Y2 JPH0717937Y2 JP1990052232U JP5223290U JPH0717937Y2 JP H0717937 Y2 JPH0717937 Y2 JP H0717937Y2 JP 1990052232 U JP1990052232 U JP 1990052232U JP 5223290 U JP5223290 U JP 5223290U JP H0717937 Y2 JPH0717937 Y2 JP H0717937Y2
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- JP
- Japan
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- grate
- row
- shaft
- bearing member
- movable
- Prior art date
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23H—GRATES; CLEANING OR RAKING GRATES
- F23H9/00—Revolving-grates; Rocking or shaking grates
- F23H9/08—Revolving-grates; Rocking or shaking grates the bars being rocked about their longitudinal axes
- F23H9/10—Revolving-grates; Rocking or shaking grates the bars being rocked about their longitudinal axes and modified to move fuel along the grate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23H—GRATES; CLEANING OR RAKING GRATES
- F23H3/00—Grates with hollow bars
- F23H3/02—Grates with hollow bars internally cooled
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23H—GRATES; CLEANING OR RAKING GRATES
- F23H17/00—Details of grates
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23H—GRATES; CLEANING OR RAKING GRATES
- F23H7/00—Inclined or stepped grates
- F23H7/06—Inclined or stepped grates with movable bars disposed parallel to direction of fuel feeding
- F23H7/08—Inclined or stepped grates with movable bars disposed parallel to direction of fuel feeding reciprocating along their axes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はごみ焼却炉等の横型焼却炉の火格子構造に関す
るものである。
るものである。
従来、この種の焼却炉としては、横型炉内に炉の長手方
向に配された複数の火格子を有して成る火格子列を炉幅
方向に複数列備えているものが知られている。この焼却
炉では、各列の火格子列の火格子は、炉幅方向において
は全列の火格子をその一端部で軸体上で回動自在に支持
し、炉の長手方向では同一列の火格子の他端部が隣接せ
る火格子上に載置支持されている。各火格子は上記一端
部において、下方に開放された溝にて上記軸体上に載か
れていて、各火格子が独立して回動可能となっている。
向に配された複数の火格子を有して成る火格子列を炉幅
方向に複数列備えているものが知られている。この焼却
炉では、各列の火格子列の火格子は、炉幅方向において
は全列の火格子をその一端部で軸体上で回動自在に支持
し、炉の長手方向では同一列の火格子の他端部が隣接せ
る火格子上に載置支持されている。各火格子は上記一端
部において、下方に開放された溝にて上記軸体上に載か
れていて、各火格子が独立して回動可能となっている。
各火格子列は、一列をなす複数の火格子のうちいくつか
が、炉の長手方向に固定火格子上を摺動可能であり、そ
の動きによって被焼却物を焼却炉の入口側から出口側へ
と順次送るようになっている。
が、炉の長手方向に固定火格子上を摺動可能であり、そ
の動きによって被焼却物を焼却炉の入口側から出口側へ
と順次送るようになっている。
また、各火格子にはその下面と側面に開口せる風箱と称
される中空孔が形成されていて、下方からの燃焼空気を
受け入れて火格子の冷却を行うようになっている。該中
空孔は、内部が複数の仕切壁によって折返して連続する
一つの長い流路空間として形成されている。
される中空孔が形成されていて、下方からの燃焼空気を
受け入れて火格子の冷却を行うようになっている。該中
空孔は、内部が複数の仕切壁によって折返して連続する
一つの長い流路空間として形成されている。
かかる構造の従来装置にあっては、火格子の摺動面での
摩耗あるいは溶融金属等の付着物による上下動を上記軸
体での回動により吸収し、またその上下動が許容値以上
となったときには、もち上げることにより簡単に軸体か
ら取外して新たな火格子と交換できる。
摩耗あるいは溶融金属等の付着物による上下動を上記軸
体での回動により吸収し、またその上下動が許容値以上
となったときには、もち上げることにより簡単に軸体か
ら取外して新たな火格子と交換できる。
また、火格子の冷却に関しては、下方から供給される燃
焼空気が、下面の開口にて取り入れられ中空孔を貫流し
て側面の開口から流出するようになっており、これによ
り冷却がなされる。
焼空気が、下面の開口にて取り入れられ中空孔を貫流し
て側面の開口から流出するようになっており、これによ
り冷却がなされる。
しかしながら、上記の従来の焼却炉の火格子構造にあっ
ては、炉幅方向に対して複数列に設けられた火格子が駆
動用の軸体上に直接に互に独立して配列されるので、火
格子の摺動動作時に、火格子摺動面の摩耗及び溶融金属
等の付着物に起因する上下動は各火格子によって差が生
じやすく、軸体の摩耗状態も不均一となり易い。したが
って、火格子の傾きのみならず段差も生じ易く、その結
果、火格子間に隙間が生じ、しかも、その隙間が火格子
によってばらつきがあるために適正な燃焼状態が得られ
なくなるという問題がある。
ては、炉幅方向に対して複数列に設けられた火格子が駆
動用の軸体上に直接に互に独立して配列されるので、火
格子の摺動動作時に、火格子摺動面の摩耗及び溶融金属
等の付着物に起因する上下動は各火格子によって差が生
じやすく、軸体の摩耗状態も不均一となり易い。したが
って、火格子の傾きのみならず段差も生じ易く、その結
果、火格子間に隙間が生じ、しかも、その隙間が火格子
によってばらつきがあるために適正な燃焼状態が得られ
なくなるという問題がある。
また、火格子の摺動動作の際、付着物における火格子へ
の反力が大きくなると、該付着物の位置を支点として火
格子を軸体から浮き上がる方向のモーメントが生ずる。
したがって、上記の反力に起因するモーメントにより火
格子が簡単には浮き上がらないように、該火格子は通
常、大寸法で重量が大きく設計されている。そのため
に、付着物に起因して火格子の交換を頻繁に行わねばな
らないとすると、交換時の作業が困難になるとともにコ
ストアップにつながるという問題がある。
の反力が大きくなると、該付着物の位置を支点として火
格子を軸体から浮き上がる方向のモーメントが生ずる。
したがって、上記の反力に起因するモーメントにより火
格子が簡単には浮き上がらないように、該火格子は通
常、大寸法で重量が大きく設計されている。そのため
に、付着物に起因して火格子の交換を頻繁に行わねばな
らないとすると、交換時の作業が困難になるとともにコ
ストアップにつながるという問題がある。
上記火格子の冷却は、空気の流路が長いので冷却効果が
高いが、炉幅方向に対し折返しの流路にて構成している
ため、付着物の付着位置たる火格子先端部への空気の流
入は幅方向に対し一部分からの流入になるため、火格子
温度の最も高くなる前面への冷却が不足する。その結
果、火格子動作上最も疎外される上記火格子先端部での
溶融金属の付着あるいは火格子の焼損を引き起こし、火
格子の機能低下による燃焼状態がさらに悪くなるという
問題がある。
高いが、炉幅方向に対し折返しの流路にて構成している
ため、付着物の付着位置たる火格子先端部への空気の流
入は幅方向に対し一部分からの流入になるため、火格子
温度の最も高くなる前面への冷却が不足する。その結
果、火格子動作上最も疎外される上記火格子先端部での
溶融金属の付着あるいは火格子の焼損を引き起こし、火
格子の機能低下による燃焼状態がさらに悪くなるという
問題がある。
本考案は、かかる諸問題を解決するためになされたもの
で、長期運転においても付着物に起因する火格子の損傷
及び火格子間の間隔を生ずることもなく均一で安定した
燃焼空気を供給できるとともに、火格子の外れの防止を
可能とし、さらには付着物の生成を抑制する。焼却炉の
火格子構造を提供することを目的とする。
で、長期運転においても付着物に起因する火格子の損傷
及び火格子間の間隔を生ずることもなく均一で安定した
燃焼空気を供給できるとともに、火格子の外れの防止を
可能とし、さらには付着物の生成を抑制する。焼却炉の
火格子構造を提供することを目的とする。
本考案によれば、上記目的は、 XY水平面のＸ方向に延びる横型焼却炉内にて上記Ｘ方向
に直列に配列された複数の火格子から成る火格子列をＹ
方向に複数並列に有し、各列の各火格子はそのＸ方向の
一端部の下面で下方に開放された溝にて、Ｙ方向に延び
各列に共通な軸体上で回動自在に支えられ、かつ他端部
がＸ方向にて隣接せる火格子上で当接支持され、各火格
子列はその複数の火格子のうち適宜数のものが軸体から
の押圧力を受けて上記隣接せる火格子の面上でＸ方向に
可動となっているものにおいて、 火格子と軸体との間には、一つの軸体上にある各列の火
格子に対して共通な一つの軸受部材が多角形面をもって
係合するように介在し、上記押圧力を伝達するための、
軸受部材と火格子との接触面が、火格子を下方に押す成
分力を生ずる傾角をもっている、 ことにより達成される。
に直列に配列された複数の火格子から成る火格子列をＹ
方向に複数並列に有し、各列の各火格子はそのＸ方向の
一端部の下面で下方に開放された溝にて、Ｙ方向に延び
各列に共通な軸体上で回動自在に支えられ、かつ他端部
がＸ方向にて隣接せる火格子上で当接支持され、各火格
子列はその複数の火格子のうち適宜数のものが軸体から
の押圧力を受けて上記隣接せる火格子の面上でＸ方向に
可動となっているものにおいて、 火格子と軸体との間には、一つの軸体上にある各列の火
格子に対して共通な一つの軸受部材が多角形面をもって
係合するように介在し、上記押圧力を伝達するための、
軸受部材と火格子との接触面が、火格子を下方に押す成
分力を生ずる傾角をもっている、 ことにより達成される。
ごみの焼却中に、可動火格子を前後させることにより、
ごみを炉内にて前方の火格子へと送り出す。その際、可
動火格子の前面が火格子面上の溶着物に突き当たりこれ
を乗り越えても浮き上がろうとする軸体まわりのモーメ
ントを生ずる。さらには、可動火格子を前方に送り出す
力が可動火格子に上記前端を支点として、該可動火格子
の後部をもち上げるような前端まわりのモーメントを生
じせしめる。本考案では、上記浮き上がりを生じようと
する軸体まわりのモーメントを軸受部材がその多角形上
面にて受ける。しかし、該軸受部材はＹ方向に長く延び
ていて他列の火格子をも支えているためにそれらの自重
が上記軸体まわりのモーメントに対抗するので、火格子
はその前端が浮き上がらない。また、前端まわりのモー
メントについては、軸受部材が火格子を前方に押す際
に、両者の当接面に傾角が設けられているので、押出力
が火格子の下方向成分を生じせしめ、これにより前端ま
わりモーメントに対抗し後部の浮き上がりが防止され
る。
ごみを炉内にて前方の火格子へと送り出す。その際、可
動火格子の前面が火格子面上の溶着物に突き当たりこれ
を乗り越えても浮き上がろうとする軸体まわりのモーメ
ントを生ずる。さらには、可動火格子を前方に送り出す
力が可動火格子に上記前端を支点として、該可動火格子
の後部をもち上げるような前端まわりのモーメントを生
じせしめる。本考案では、上記浮き上がりを生じようと
する軸体まわりのモーメントを軸受部材がその多角形上
面にて受ける。しかし、該軸受部材はＹ方向に長く延び
ていて他列の火格子をも支えているためにそれらの自重
が上記軸体まわりのモーメントに対抗するので、火格子
はその前端が浮き上がらない。また、前端まわりのモー
メントについては、軸受部材が火格子を前方に押す際
に、両者の当接面に傾角が設けられているので、押出力
が火格子の下方向成分を生じせしめ、これにより前端ま
わりモーメントに対抗し後部の浮き上がりが防止され
る。
以下、添付図面にもどついて本考案の実施例を説明す
る。
る。
第１図は本実施例の焼却炉の火格子の正面図である。
第１図において、１は横型の炉本体に対し不動位置にあ
る支持部材で、上記炉本体内でその長手方向たるＸ方向
に延びて設けられている。該支持部材１上には、Ｘ方向
の複数位置に所定間隔を置いて火格子２が軸体３まわり
に回動自在に取りつけられている。
る支持部材で、上記炉本体内でその長手方向たるＸ方向
に延びて設けられている。該支持部材１上には、Ｘ方向
の複数位置に所定間隔を置いて火格子２が軸体３まわり
に回動自在に取りつけられている。
また、上記支持部材１に対してＹ方向で隣接して可動支
持部材４が設けられている。該可動支持部材４は鋸歯形
状をなし全体として上記Ｘ方向に延びており、その各鋸
歯の頂部に軸体５まわりに回動自在に可動火格子６が設
けられている。上記可動支持部材４はローラ7,7に支持
され、駆動部材８によって火格子６を一定ストロークで
前後に往復動させるようになっている。
持部材４が設けられている。該可動支持部材４は鋸歯形
状をなし全体として上記Ｘ方向に延びており、その各鋸
歯の頂部に軸体５まわりに回動自在に可動火格子６が設
けられている。上記可動支持部材４はローラ7,7に支持
され、駆動部材８によって火格子６を一定ストロークで
前後に往復動させるようになっている。
上記支持部材１上に設けられた火格子２と可動支持部材
４に設けられた可動火格子６とはＸ方向で交互に配置さ
れており、各火格子2,6は、自由端部が隣接せる火格子
の面上に載かれて所定の傾角θをもって支持されてい
る。かくして、Ｘ方向に配列された複数の火格子2,6を
有して一つの火格子列が構成されており、炉本体内には
Ｙ方向（第１図にて紙面に直角方向）に、上記火格子列
が複数列設けられている。各火格子列の火格子2,6はそ
れぞれ共通な軸体3,5上で回動自在となっている。
４に設けられた可動火格子６とはＸ方向で交互に配置さ
れており、各火格子2,6は、自由端部が隣接せる火格子
の面上に載かれて所定の傾角θをもって支持されてい
る。かくして、Ｘ方向に配列された複数の火格子2,6を
有して一つの火格子列が構成されており、炉本体内には
Ｙ方向（第１図にて紙面に直角方向）に、上記火格子列
が複数列設けられている。各火格子列の火格子2,6はそ
れぞれ共通な軸体3,5上で回動自在となっている。
第２図において、10は取付孔11にてボルトにより第１図
における可動支持部材４に取りつけられる支持台であ
る。該支持台10の上部には軸体５を支持する支持孔12が
穿設されている。
における可動支持部材４に取りつけられる支持台であ
る。該支持台10の上部には軸体５を支持する支持孔12が
穿設されている。
該支持孔12には各火格子列に共通な軸体５が貫通してい
る。そして該軸体５に各列の火格子６のための個々の軸
受部材13が載置されている。
る。そして該軸体５に各列の火格子６のための個々の軸
受部材13が載置されている。
上記軸受部材13は、下方に解放された逆Ｕ字状の溝14が
形成されて上記軸体５上に載っている。またその溝14は
Ｙ方向端部では支持台にも係合するように同方向で段を
もった逆Ｕ字状となっている。上記軸受部材13の脚部に
は軸体５の直下位置でボルト15が取りつけることが可能
となっている。
形成されて上記軸体５上に載っている。またその溝14は
Ｙ方向端部では支持台にも係合するように同方向で段を
もった逆Ｕ字状となっている。上記軸受部材13の脚部に
は軸体５の直下位置でボルト15が取りつけることが可能
となっている。
上記軸受部材13には、下面に二つの突部6Aと6Bで形成さ
れる凹部6Cをもつ火格子６が載置されている。そして、
上記軸受部材13と火格子（凹部）とは多角形をなす面で
係合している。上記突部6Aと6Bの内面は、火格子面の方
向Ｘ′に対して直角な面に対し時計回りの方向に傾角θ
だけ傾いており、特に後方の突部6Bの内面には突起6B′
が、軸受部材13の後面に形成された凹部13Aと係合可能
に設けられている。
れる凹部6Cをもつ火格子６が載置されている。そして、
上記軸受部材13と火格子（凹部）とは多角形をなす面で
係合している。上記突部6Aと6Bの内面は、火格子面の方
向Ｘ′に対して直角な面に対し時計回りの方向に傾角θ
だけ傾いており、特に後方の突部6Bの内面には突起6B′
が、軸受部材13の後面に形成された凹部13Aと係合可能
に設けられている。
かかる火格子６の下面には、第３図（Ａ）〜（Ｃ）に示
されているように、空冷用流路をなす中空孔16が形成さ
れている。該中空孔16は下面に後部開口16Aと側部に前
部開口16Bを有しており、その中間部16Cが前後に延びる
仕切壁17により複数の空間に区分されている。したがっ
て、流路としては、一つの後部開口16Aから平行な複数
の空間たる中間部16Cを経て一つの前部開口16Bに至って
いる。
されているように、空冷用流路をなす中空孔16が形成さ
れている。該中空孔16は下面に後部開口16Aと側部に前
部開口16Bを有しており、その中間部16Cが前後に延びる
仕切壁17により複数の空間に区分されている。したがっ
て、流路としては、一つの後部開口16Aから平行な複数
の空間たる中間部16Cを経て一つの前部開口16Bに至って
いる。
次に、かかる構成の本実施例装置の作動について説明す
る。
る。
ごみの焼却中に、駆動部材８を作動させ可動火格子６を
前後させることにより、ごみを炉内にて前方の火格子へ
と送り出す。その際、可動火格子６はその前端下面が位
置固定の火格子２面上を摺動する。そのとき、火格子２
面上に溶着物が付着していると、可動火格子６の前面が
上記溶着物に突き当たりこれを乗り越えても浮き上がろ
うとする軸体５まわりのモーメントを生ずる。さらに
は、上記前端を支点として駆動部材８からの力が可動火
格子６に、該可動火格子６の後部（軸受部材13上の部
分）をもち上げるような前端まわりのモーメントを生じ
せしめる。従来の火格子にあっては、これによって火格
子はその前端がもち上がったりその後部が上記軸受部材
から浮き上がってしまった。しかし、本実施例では、上
記浮き上がりを生じようとする軸体５まわりのモーメン
トを軸受部材13がその多角形上面にて受ける。しかし、
該軸受部材13はＹ方向に長く延びていて他列の火格子を
も支えているためにそれらの自重が上記軸体５まわりの
モーメントに対抗するので、火格子６はその前端が浮き
上がらない。また、前端まわりのモーメントについて
は、軸受部材13が火格子６を前方に押す際に、両者の当
接面に傾角θが設けられているので、押出力が火格子６
の下方向成分を生じせしめ、これにより前端まわりモー
メントに対抗し後部の浮き上がりが防止される。また、
火格子６の突起6B′と軸受部材の凹部13Aとの係合によ
っても後退時の浮き上がりが防止される。
前後させることにより、ごみを炉内にて前方の火格子へ
と送り出す。その際、可動火格子６はその前端下面が位
置固定の火格子２面上を摺動する。そのとき、火格子２
面上に溶着物が付着していると、可動火格子６の前面が
上記溶着物に突き当たりこれを乗り越えても浮き上がろ
うとする軸体５まわりのモーメントを生ずる。さらに
は、上記前端を支点として駆動部材８からの力が可動火
格子６に、該可動火格子６の後部（軸受部材13上の部
分）をもち上げるような前端まわりのモーメントを生じ
せしめる。従来の火格子にあっては、これによって火格
子はその前端がもち上がったりその後部が上記軸受部材
から浮き上がってしまった。しかし、本実施例では、上
記浮き上がりを生じようとする軸体５まわりのモーメン
トを軸受部材13がその多角形上面にて受ける。しかし、
該軸受部材13はＹ方向に長く延びていて他列の火格子を
も支えているためにそれらの自重が上記軸体５まわりの
モーメントに対抗するので、火格子６はその前端が浮き
上がらない。また、前端まわりのモーメントについて
は、軸受部材13が火格子６を前方に押す際に、両者の当
接面に傾角θが設けられているので、押出力が火格子６
の下方向成分を生じせしめ、これにより前端まわりモー
メントに対抗し後部の浮き上がりが防止される。また、
火格子６の突起6B′と軸受部材の凹部13Aとの係合によ
っても後退時の浮き上がりが防止される。
また、火格子2,6の下方からの燃焼用空気が供給される
が、該空気が火格子の後部開口16Aから中空孔16内に流
入し、複数に区分された平行な流路を前方に流れて前端
部にまで達し、しかる後、前部開口16Bから流出する。
したがって、火格子前端部は幅方向に均一かつ十分に冷
却され、溶着物等の付着が生じにくい。
が、該空気が火格子の後部開口16Aから中空孔16内に流
入し、複数に区分された平行な流路を前方に流れて前端
部にまで達し、しかる後、前部開口16Bから流出する。
したがって、火格子前端部は幅方向に均一かつ十分に冷
却され、溶着物等の付着が生じにくい。
本考案は、以上のように、可動火格子の前後動の際に付
着物に起因して前端あるいは後端部がもち上がりあるい
は浮き上がりが生じようとしても、これが阻止されるの
で、火格子間の隙間が均一に保たれ正常な燃焼が維持さ
れる。したがって、火格子の交換等の保守のインターバ
ルを長くすることが可能となる。さらに、火格子が前端
部まで冷却されるので、付着物が生じにくくなり、火格
子のもちあがりや浮き上がりの原因自体を少なくするこ
とができるようになる。
着物に起因して前端あるいは後端部がもち上がりあるい
は浮き上がりが生じようとしても、これが阻止されるの
で、火格子間の隙間が均一に保たれ正常な燃焼が維持さ
れる。したがって、火格子の交換等の保守のインターバ
ルを長くすることが可能となる。さらに、火格子が前端
部まで冷却されるので、付着物が生じにくくなり、火格
子のもちあがりや浮き上がりの原因自体を少なくするこ
とができるようになる。
第１図は本考案の一実施例の火格子装置の正面図、第２
図は第１図の火格子の軸受部材及びその周辺を示す拡大
一部破断正面図、第３図（Ａ）は第１図の火格子の断面
図、第３図（Ｂ）は底面図、第３図（Ｃ）は第３図
（Ａ）のＣ−Ｃ断面図である。 2,6……火格子 3,5……軸体 13……軸受部材 θ……傾角
図は第１図の火格子の軸受部材及びその周辺を示す拡大
一部破断正面図、第３図（Ａ）は第１図の火格子の断面
図、第３図（Ｂ）は底面図、第３図（Ｃ）は第３図
（Ａ）のＣ−Ｃ断面図である。 2,6……火格子 3,5……軸体 13……軸受部材 θ……傾角
Claims (2)
- 【請求項１】XY水平面のＸ方向に延びる横型焼却炉内に
て上記Ｘ方向に直列に配列された複数の火格子から成る
火格子列をＹ方向に複数並列に有し、各列の各火格子は
そのＸ方向の一端部の下面で下方に開放された溝にて、
Ｙ方向に延び各列に共通な軸体上で回動自在に支えら
れ、かつ他端部がＸ方向にて隣接せる火格子上で当接支
持され、各火格子列はその複数の火格子のうち適宜数の
ものが軸体からの押圧力を受けて上記隣接せる火格子の
面上でＸ方向に可動となっているものにおいて、 火格子と軸体との間には、一つの軸体上にある各列の火
格子に対して共通な一つの軸受部材が多角形面をもって
係合するように介在し、上記押圧力を伝達するための、
軸受部材と火格子との接触面が、火格子を下方に押す成
分力を生ずる傾角をもっている、 ことを特徴とする横型焼却炉の火格子構造。 - 【請求項２】火格子はＸ方向の一端部下面及び他端部側
面に開口する中空孔が他端部の近傍にまで延びて形成さ
れ、該中空孔のＸ方向中間部には該中空孔をＹ方向にて
複数に区分するＸ方向に延びる仕切壁が設けられている
こととする請求項１に記載の横型焼却炉の火格子構造。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990052232U JPH0717937Y2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 横型焼却炉の火格子構造 |
| US07/683,433 US5197397A (en) | 1990-05-21 | 1991-04-11 | Grate structure for a horizontal type incinerator |
| CA002040508A CA2040508A1 (en) | 1990-05-21 | 1991-04-15 | Grate structure for a horizontal type incinerator |
| KR1019910006332A KR950012567B1 (ko) | 1990-05-21 | 1991-04-19 | 수평형 소각로용 그레이트 구조물 |
| EP19910107192 EP0458108A3 (en) | 1990-05-21 | 1991-05-03 | Grate structure for a horizontal type incineator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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