JPH07179186A - 自動車の後部構造 - Google Patents

自動車の後部構造

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JPH07179186A
JPH07179186A JP32734693A JP32734693A JPH07179186A JP H07179186 A JPH07179186 A JP H07179186A JP 32734693 A JP32734693 A JP 32734693A JP 32734693 A JP32734693 A JP 32734693A JP H07179186 A JPH07179186 A JP H07179186A
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雅弘 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体後部において車幅方向に所定間隔を置い
て配設される左右のフレームの間に、車載部品収納用の
収納部が形成される自動車の後部構造において、収納部
の幅を長くできるようにする。 【構成】 左右のフレーム13L,13Rを車室内に突出す
るようにフロアパネル11の上面に接合し、この左右のフ
レーム13L,13Rの間の空間を収納部15とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載部品収納用の収納
部を備えた自動車の後部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平1-111071号公報に開示され
ているように、自動車の車体後部において車体前後方向
に延設される左右のフレームは、フロアパネルの下面に
接合されるのが従来一般的である。
【0003】また、フロアパネルの、左右のフレームの
間に位置する部分を下方に陥入させ、この陥入させた部
分を車載部品収納用の収納部として利用することも、従
来一般的に行われている。このような収納部を備えた従
来の自動車の後部構造を図9に示す。図9は従来の自動
車の後部構造の一例を示す、車体を車幅方向に沿って切
断した断面図である。図示した従来構造では、車体前後
方向(紙面と垂直な方向)に延びる左右のフレーム2
が、フロアパネル4の下面に接合されており、またフロ
アパネル4の、左右のフレーム2の間に位置する部分が
下方に陥入されて、この陥入によって形成された空間が
車載部品収納用の収納部6とされている。
【0004】図示した収納部6は、車載部品としてスペ
アタイヤを収納するものであるが、近年、車室の後部に
起伏可能に構成されたシートを設け、上述したような収
納部を、シート伏倒時の収納スペースとして利用するこ
とも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した収
納部の車幅方向の長さ(以下、単に幅ということがあ
る)を長くできれば、それだけ大きな車載部品を収納で
きることになり便利である。例えば、収納部を上述した
シートの伏倒時の収納スペースとして利用する場合、収
納部の幅を長くできれば、その分、収納するシートの車
幅方向の長さ(幅)も長くすることが可能となる。
【0006】左右のフレームの間隔を広げるのは車体構
造上困難であるので、従来構造において収納部の幅を長
くするためには、フロアパネルを左右のフレームのすぐ
近くから下方に陥入させることが必要となってくる。し
かし、従来構造においては、フレームと収納部との間
に、フレームとフロアパネルとを接合するために用いる
溶接ガンを進入させるスペース等を確保することが必要
であった。このためフロアパネルを左右のフレームのす
ぐ近くから下方に陥入させることはできず、したがって
収納部の幅を長くすることにも限界があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、車載部品収納用の収納部の幅を従来構
造に比べ長くすることが可能な自動車の後部構造を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による請求項1記載の自動車の後部構造は、車体
後部において、車幅方向に互いに所定間隔を置いて車体
前後方向に延びる左右のフレームと、該左右のフレーム
が接合されるフロアパネルとを備えた自動車の後部構造
において、前記左右のフレームは、車室内に突出するよ
うに前記フロアパネルの上面に接合され、該車室内に突
出した該左右のリヤフレームの間の空間が、車載部品収
納用の収納部の少なくとも一部とされていることを特徴
とする。
【0009】リヤフロアパネルの上面とは、リヤフロア
パネルの、車室側を向いた面をいう。
【0010】車室内に突出した左右のリヤフレームの間
の空間とは、詳しくは左右のリヤフレームの間にあっ
て、かつ左右のリヤフレームの高さ(上下方向の長さ)
の領域内にある空間のことである。
【0011】請求項2記載の自動車の後部構造は、請求
項1記載の自動車の後部構造において、前記収納部の近
傍に起伏可能に構成されたシートが設けられ、前記収納
部は、伏倒したときの該シートを収納するように構成さ
れていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の自動車の後部構造は、請求
項1記載の自動車の後部構造において、前記収納部が、
前記車室内に突出した前記左右のフレームの間の前記空
間を含む上段収納部と、前記左右のフレームの間に位置
する前記フロアパネルを前記上段の収納部よりも下方に
陥入させてなる少なくとも1個の下段収納部とから構成
されていることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の自動車の後部構造は、請求
項3記載の自動車の後部構造において、前記収納部の近
傍に、起伏可能に構成されたシートが設けられ、前記上
段収納部は、該シートが伏倒したときに該シートを収納
するように構成されていることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の自動車の後部構造は、請求
項3記載の自動車の後部構造において、前記下段収納部
の車幅方向外方かつ前記フレームの下方に、下回り部品
が配設されていることを特徴とする。
【0015】下回り部品とは、排気管やサイレンサなど
の排気系部品や、プロペラシャフトなどの動力系部品等
の、フロアパネルの下方に配設される部品を意味する。
【0016】請求項6記載の自動車の後部構造は、請求
項1記載の自動車の後部構造において、前記フロアパネ
ルの前端縁から車体前方に向けて斜め上方に延びる傾斜
フロアパネルと、該傾斜フロアパネルの上端縁から車体
前方に向けて前記フロアパネルよりも高い位置を延びる
前方上段フロアパネルと、該前方上段フロアパネルの下
面に接合された、車幅方向に互いに所定間隔を置いて車
体前後方向に延びる左右の前方フレームとが設けられ、
該左右の前方フレームの後端と前記左右のフレームの前
端とが前記傾斜フロアパネルを介して接合されているこ
とを特徴とする。
【0017】
【作用および発明の効果】本発明による請求項1記載の
自動車の後部構造によれば、車室内に突出するようにフ
ロアパネルの上面に接合した左右のフレームの間の空間
を、車載部品収納用の収納部としたことにより、収納部
の幅を左右のフレーム間の幅一杯まで長くすることが可
能となる。
【0018】フロアパネルの、左右のフレームの間に位
置する部分は、左右のフレームが接合される部分と同じ
高さとしてもよいし、左右のフレームが接合される部分
よりも低くなるように下方に陥入させて、陥入させた部
分も収納部として利用するようにしてもよい。陥入させ
る場合においても、左右のフレームがフロアパネルの上
面に接合されていることから、従来構造のように溶接ガ
ン進入のためのスペースを確保するといった問題は起こ
らず、フロアパネルを左右のフレームのすぐ近くから下
方に陥入させることが可能である。
【0019】請求項2記載の自動車の後部構造によれ
ば、収納部が伏倒時のシートを収納するように構成され
ているので、収納部の幅を左右のフレーム間の幅一杯ま
で長くすることによって、その長くした分、収納するシ
ートの幅を長くすることが可能となる。
【0020】請求項3記載の自動車の後部構造によれ
ば、収納部を、上段収納部と少なくとも1個の下段収納
部とからなるようにしたので、収納部を多目的に利用す
ることが可能となる。例えば、上段収納部を上述したシ
ートの伏倒時の収納用として、下段収納部をスペヤタイ
ヤ収納用として利用することなどが可能となる。
【0021】上記フロアパネルの下方には、通常、排気
管、サイレンサ等の下回り部品が配設される。フロアパ
ネルを下方に陥入させて収納部を形成した場合、車体の
最低地上高を確保するため、下回り部品は、収納部の下
方ではなく収納部の車幅方向外方かつフレームの下方に
配設されることが多くなる。
【0022】請求項5記載の自動車の後部構造は、下回
り部品を配設する場合の態様を示すものである。従来構
造では左右のフレームがフロアパネルの下面に接合され
ていたため、フレームの下に十分な空間を確保すること
が困難であり、このため下回り部品のレイアウトに関し
ても制約を受けていた。これに対し、請求項5記載の自
動車の後部構造によれば、左右のフレームがフロアパネ
ルの上面に接合されていることにより従来構造に比べ、
左右のフレームの下方により大きな空間を確保できるの
で、この空間内において下回り部品のレイアウトを比較
的自由に行うことが可能となる。
【0023】上記左右のフレームは、通常、車体前部ま
で連続して延設されるものである。左右のフレームを車
体前部まで延設する場合、左右のフレームを、フロアパ
ネルの車体前後方向の全長に亘って、フロアパネルの上
面に接合するようにしてもよいし、途中からはフロアパ
ネルの下面に接合するようにしてもよい。左右のフレー
ムを途中からフロアパネルの下面に接合する場合、左右
のフレームを途中で下方に一旦折り曲げ、そこから車体
前方に延びるように形成し、折り曲げた部分の後方はフ
ロアパネルの上面に、前方はフロアパネルの下面に接合
するようにしてもよいが、フロアパネルの上面に接合す
る部分と下面に接合する部分とを直線的に繋げたい場合
もある。
【0024】請求項6記載の自動車の後部構造は、左右
のフレームを途中からフロアパネルの下面に接合する場
合の態様を示すものである。請求項6記載の自動車の後
部構造によれば、フロアパネルの上面に接合した左右の
フレームと、フロアパネルの下面に接合した左右の前方
フレームとを直線的に繋ぐことが可能となる。また、左
右のフレームの前端と左右の前方フレームの後端とを傾
斜パネルを介して接合しているので、フロアパネルを垂
直に折り曲げてその垂直に折り曲げた部分で左右のフレ
ームと左右の前方フレームとを接合する場合に比べて、
接合部分の長さを長くとることができ、これによって接
合部分の強度を高めることが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例による自動車の後
部構造の概略構成を示す斜視図、図2は図1における、
II-II 線断面図、図3は図1におけるIII-III 線断面図
である。
【0027】図1および図2に示すように、車体の後部
に設けられたフロアパネル11の上面左右両端部には、車
体前後方向(図2において紙面と垂直な方向)に延びる
左右のフレーム13L,13Rが、車室内に突出するように
接合されている。そして、車室内に突出した左右のフレ
ーム13L,13R間の空間が本発明でいう上段収納部15と
されている。さらに、フロアパネル11の、左右のフレー
ム13L,13Rの間に位置する部分の一部が、左右のフレ
ーム13L,13Rが接合された部分よりも下方に陥入され
ており、この陥入によって形成された空間が、本発明で
いう下段収納部17とされている。
【0028】図2に示すように上段収納部15と下段収納
部17とは、取り外し可能に設けられた仕切板19によって
仕切られ、それぞれ別目的で使用できるようになってい
る(なお、図2以外では仕切板19の図示は略してあ
る)。本実施例では下段収納部17を、スペヤタイヤ21の
収納用として利用している。また下段収納部17は、左右
のフレーム13L,13Rの両方から等距離の位置には設け
られておらず、左のフレーム13Lの方に偏倚するように
設けられている。そして、下段収納部17を偏倚させるこ
とによって確保された、下段収納部17の車体右側外方か
つ右のフレーム13Rの下方の空間に、下回り部品として
の、サイレンサ23および図示せぬ排気管を配設するよう
にしてある。
【0029】図1に示すようにフロアパネル11の車体前
方には、フロアパネル11の前端縁から車体前方に向けて
斜め上方に延びる、フロアパネル11と一体に形成された
傾斜フロアパネル25と、この傾斜フロアパネル25の上端
縁から車体前方に向けて上記フロアパネル11よりも高い
位置を延びる、傾斜フロアパネル25と一体に形成された
前方上段フロアパネル27とが設けられている。また、前
方上段フロアパネル27の下面左右両端部には、車体前後
方向に延びる左右の前方フレーム29L,29Rが接合され
ている。
【0030】図3に示すように左のフレーム13Rの前端
部と右の前方フレーム29Rの後端部とは、傾斜フロアパ
ネル25を介して、フレーム13Rと前方フレーム29Rとが
直線的に繋がるように互いに接合されている。フレーム
13の前端部と前方フレーム29Rの後端部とを傾斜パネル
25を介して接合したことによって、例えば両者を上下方
向に延びるようなパネルを介して接合した場合よりもそ
の接合部分の長さを長くすることが可能となり、これに
よって両者の接合部分の接合強度を高めることが可能と
なっている。なお、左のフレーム13Lと左の前方フレー
ム29Lとの関係についても、上述した、右のフレーム13
Rと右の前方フレーム29Rとの関係と同様である。
【0031】一方、本実施例では図4乃至図6に示すよ
うにフロアパネル11の近傍に起伏可能に構成されたシー
ト31が取り付けられるようになっており、上述した上段
収納部11はシート31が伏倒したときの収納用として利用
されるようになっている。図4は起立状態のシート31が
取り付けられた状態を示す斜視図、図5はシート31を収
納する手順を示す斜視図、図6はシート31が収納された
ときの状態を示す斜視図である。
【0032】図4に示すように、左右のフレーム13L,
13Rの上面には左右の支持ブラケット33L,33Rが固定
される。シート31は、左右の支持ブラケット33L,33R
に起伏回動可能に取り付けられた左右の回動ブラケット
35L,35Rと、左右の回動ブラケット35L,35Rを連結
する背板37と、左右の回動ブラケット35L,35Rに回動
可能に取り付けられた、シートバック39およびシートク
ッション41とからなる。シート31は、使用される場合に
は図示せぬ固定手段によって図4に示す起立状態に保持
され、使用されずに収納される場合には図5に示すよう
にシートバック39およびシートクッション41が回動さ
れ、さらに図示せぬ固定手段が解除された後、図6に示
すように上段収納部15に収納されるように構成されてい
る。収納されたシート31を使用する場合には、上述した
手順を逆に行い、シート31を図4に示す起立状態にすれ
ばよい。
【0033】図6に示すようにシート31のシートバック
39およびシートクッション41は、上段収納部15に収納さ
れたときにその背面が左右のフレーム13L,13Rの上面
と略面一となるように構成されている。またシートバッ
ク39およびシートクッション41は、上段収納部15に丁度
収まる大きさに形成されている。したがってシートバッ
ク39およびシートバック41の幅は、左右のフレーム13
L,13R間の幅と略同じ長さとなっている。シートバッ
ク39およびシートクッション41の幅を左右のフレーム13
L,13R間の幅と略同じ長さとできるのは、左右のフレ
ーム13L,13Rがフロアパネル11の上面に接合され、車
室内に突出した左右のフレーム13L,13Rの間の空間が
シート31収納用として利用されているからである。左右
のフレーム13L,13Rがフロアパネル11の下面に接合さ
れる従来構造では、収納部の大きさが制限されるため、
本実施例のようにはシートバック39およびシートクッシ
ョン41の幅を長くすることはできない。
【0034】ここで、図7に基づいて本実施例が奏する
効果について、従来構造と比較しながら説明する。図7
(a) は図2を簡略化した図、図7(b) は従来構造を示す
図である。比較のため同図(a) と(b) とにおいて、左右
のフレーム13L,13Rの間隔は同じとしてある。
【0035】図7(b) に示す従来構造では、左右のフレ
ーム13L,13Rはフロアパネル11の下面に接合されてい
る。フロアパネル11の左右のフレーム13L,13Rの間に
位置する部分は下方に2段に陥入され、上段の陥入によ
って形成された空間がシート(図示略)を収納する上段
収納部15Aに、下段の陥入によって形成された空間がス
ペアタイヤ(図示略)を収納する下段収納部17Aにされ
ている。本実施例との比較のため下段収納部17Aの幅は
本実施例の下段収納部17の幅と同じとされている。
【0036】図7(b) に示すように従来構造では、左右
のフレーム13L,13Rとフロアパネル11とを接合するた
めの溶接ガン進入用のスペースを確保する必要があるこ
とから、フロアパネル11を左右のフレーム13L,13Rの
直近から陥入させることができず、上段収納部15Aの幅
は左右のフレーム13L,13R間の幅よりもかなり短くな
らざるをえない。したがって、上段収納部15Aに収納す
るシートの幅も短くせざるをえないことになる。これに
対し本実施例では、上述したように上段収納部15の幅が
左右のフレーム13L,13R間の幅と略同じ長さになって
おり、シートの幅もこれに応じて長くすることが可能と
なっている。
【0037】また上述したように本実施例では、下段収
納部17を左のフレーム13L側に偏倚させて設けることに
よって、右のフレーム13Rの下方に、サイレンサ23等を
配設するための充分なスペースを確保することが可能と
なっている。従来構造では、図7(b) に示すように2段
に収納部を形成する場合、下段収納部17Aを本実施例の
ようには左のフレーム13L側に偏倚させることができ
ず、このため右のフレー13Rの下方に十分なスペースを
確保することが困難となる。このように本実施例による
態様では、下回り部品を配設するスペースを十分に確保
できるという効果も奏される。
【0038】以上、本発明による自動車の後部構造の実
施例を説明したが、本発明による自動車の後部構造は、
かかる実施例の具体的態様に限定されるものではなく、
種々の変更を行うことが可能である。
【0039】例えば前記実施例では、車室内に突出した
左右のフレームの間の空間が上段収納部の略全体を形成
しているが、上記空間が上段収納部の一部を形成するよ
うにしてもよい。このような変形例を図8に示す。図8
に示す態様では、フロアパネル11の、左右のフレーム13
L,13R間に位置する部分が下方に2段に陥入されてい
る。上段の陥入は左右のフレーム13L,13Rの内側面に
沿うように形成され、この陥入によって形成された空間
と、左右のフレーム13L,13R間の空間とで上段収納部
15が形成されている。本例の場合、前記実施例の場合よ
りも上段収納部15を深くすることが可能となる。
【0040】また、前記実施例では下段収納部を1個設
けているが、下段収納部は設けなくてもよいし、あるい
は複数個設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車の後部構造の概
略構成を示す斜視図
【図2】図1におけるII-II 線断面図
【図3】図1におけるIII-III 線断面図
【図4】起立状態のシートが取り付けられた状態を示す
斜視図
【図5】シートを収納する手順を示す斜視図
【図6】シートが収納されたときの状態を示す斜視図
【図7】図1に示す構造の効果を従来構造と比較して示
す図
【図8】図1に示す構造の変形例を示す断面図
【図9】従来構造の一例を示す断面図
【符号の説明】
2,13L,13R フレーム 4,11 フロアパネル 15 上段収納部 17 下段収納部 21 スペアタイヤ 25 傾斜フロアパネル 27 前方上段フロアパネル 29L,29R 前方フレーム 31 シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部において、車幅方向に互いに所
    定間隔を置いて車体前後方向に延びる左右のフレーム
    と、該左右のフレームが接合されるフロアパネルとを備
    えた自動車の後部構造において、 前記左右のフレームは、車室内に突出するように前記フ
    ロアパネルの上面に接合され、該車室内に突出した該左
    右のリヤフレームの間の空間が、車載部品収納用の収納
    部の少なくとも一部とされていることを特徴とする自動
    車の後部構造。
  2. 【請求項2】 前記収納部の近傍に起伏可能に構成され
    たシートが設けられ、前記収納部は、伏倒したときの該
    シートを収納するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の自動車の後部構造。
  3. 【請求項3】 前記収納部が、前記車室内に突出した前
    記左右のフレームの間の前記空間を含む上段収納部と、
    前記左右のフレームの間に位置する前記フロアパネルを
    前記上段の収納部よりも下方に陥入させてなる少なくと
    も1個の下段収納部とから構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の自動車の後部構造。
  4. 【請求項4】 前記収納部の近傍に、起伏可能に構成さ
    れたシートが設けられ、前記上段収納部は、該シートが
    伏倒したときに該シートを収納するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の自動車の後部構造。
  5. 【請求項5】 前記下段収納部の車幅方向外方かつ前記
    フレームの下方に、下回り部品が配設されていることを
    特徴とする請求項3記載の自動車の後部構造。
  6. 【請求項6】 前記フロアパネルの前端縁から車体前方
    に向けて斜め上方に延びる傾斜フロアパネルと、該傾斜
    フロアパネルの上端縁から車体前方に向けて前記フロア
    パネルよりも高い位置を延びる前方上段フロアパネル
    と、該前方上段フロアパネルの下面に接合された、車幅
    方向に互いに所定間隔を置いて車体前後方向に延びる左
    右の前方フレームとが設けられ、該左右の前方フレーム
    の後端と前記左右のフレームの前端とが前記傾斜フロア
    パネルを介して接合されていることを特徴とする請求項
    1記載の自動車の後部構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000016337A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Suzuki Motor Corp リヤサスペンションの配設構造
GB2419569A (en) * 2004-10-29 2006-05-03 Ford Global Tech Llc A rear load floor for a motor vehicle
JP2014097699A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Honda Motor Co Ltd 車体後部構造
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