JP3924768B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両の後部車体構造に関し、特に、車体後部のフロア面下方に延びる大容量の格納スペースを備えた車両の後部車体構造に関する。
【0002】
【本発明の背景】
車両の後部車体構造において、フロア面から下方の広がる格納パンを備えたものが知られている。このような格納パンを備えた車両において、格納パンの容量を極力効率的に大きくするように工夫された構造が実開平6−27453号公報に開示されている。また、実開平5−40029号公報には、格納パンの容量を大きくとって、シートを格納できるようにした車両が開示されている。
上記の公報に開示された車両のように格納パンを大きくすることによって、車室空間の利便性を向上させることができる。たとえば、後部シート等の特定のシートを格納パン内に収納することを可能にして、状況に応じて、シートを格納パンに収納した状態で車室を使用するようにすれば、シート格納状態では、通常の使用態様に比べて、車室を広く使うことができる。このように大容量の格納パンを構成することによって、活用スペースを増大させることができるという利点がある反面、格納パンの支持構造あるいは車体構造に対しては、格納パンを大きくするのに相応して、スペース上の制約は増大することとなる。また、支持構造のレイアウトの自由度は低下することとなり、従来の比較的狭い格納パンの支持構造と同じように構成すること困難となり、したがって、所望の支持強度あるいは衝突特性を与えることが困難となる。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような観点でなされたものであって、車体後部車体構造の強度あるいは望ましい衝突特性などを維持しつつ、車体後部に大容量の格納スペースを確保することができる車両の後部車体構造を提供することを目的とする。
この本発明の目的は、以下の特徴を有する後部車体構造によって達成することができる。すなわち、本発明は、
車室の後部においてフロア面から下方に広がる格納スペースを有する格納パンを備えた車両の後部車体構造において、
少なくとも、前記格納パンの両側部が車体の閉断面パネル構造を有する側端側フレーム部材に接合されているとともに、
前記格納パンの後端部はほぼ車幅方向に延びる閉断面パネル構造を有する後端側フレーム部材に接合されており、更に、前記格納パンの前端部は、車両の後方からの衝撃力を吸収できるボックス型の閉断面構造で構成される接合部材に接合され、前記接合部材を介して前記格納パンの前端部は、車体の車幅方向に延びる閉断面パネル構造を有する前端側フレーム部材が前記格納パンの前方に位置し、前記前端側フレーム部材の後面に前記接合部材が結合されていることを特徴とする。
【0004】
上記前端側フレーム部材は、好ましくは、格納パンの前端よりも前に位置し、且つ該前端に最も近いクロスメンバである。
そして、このクロスメンバに上記接合部材が結合されており、格納パン前端はこの接合部材に接合されることによって支持される。
また、このクロスメンバには、いずれかのシートに対応して設けられるシートベルトアンカーを固定するための閉断面構造のアンカー支持ブラケットが取付られており、このアンカーブラケットに上記接合部材が取付られる。
この接合部材は、好ましくは、閉断面パネル構造で構成されており、これに対して格納パンの前端部が取付られるようになっている。
【0005】
格納パンの前端側が、閉断面パネル構造で構成されている接合部材を介して、構造部材であるクロスメンバに接続されていることにより、車両の後方から衝撃力が格納パンに入力された場合であって、その内部にシート等の比較的剛性の高い格納物が収容されている場合には、衝撃力は、格納物を介して格納パンの前端側に伝達される。そして、この衝撃力はさらに、上記閉断面パネル構造の接合部材に伝達され、この接合部材は、変形しつつ衝撃エネルギーを吸収する。
この結果、後方から格納パンに入力される衝撃力は、格納パンの前端側の接合部材によって効果的に吸収されるため、格納パンが内部の格納物とともに、クロスメンバに衝撃力を伝達し、悪影響を及ぼすといった事態を解消することができる。
【0006】
この場合、前記側端側フレーム部材と前記格納パンは、前端側から後方かつ外方に向かって斜めに延びる接合部を備えている。
さらに、好ましい態様では、前記側端側フレーム部材と前記格納パンとの接合部を補強する補強手段が設けられる。
この補強手段にはさまざまな態様が考えられる、フレーム部材の板圧を増大させることによって補強を行うこともできるし、接合部に別のパネル部材を結合して、補強することもできる。また、フレーム部材の内部に補強構造を付加することもできる。
いずれにしても、フレーム部材と格納パンとの接合部への応力集中を緩和することができ、応力値を均等化できる構造ならば本発明の補強手段として有効である。
【0007】
また、好ましくは、前記側端側フレーム部材が車体の側部に配置されるリヤサイドフレームを含んで構成されており、
前記後端側フレーム部材が車体の後端部に配置されるリヤエンドクロスメンバを含んで構成されており、
前記格納パンは車幅方向に前記リヤサイドフレームまで延びているとともに、前後方向に関し、前端は、最後部クロスメンバ近傍まで延び、後端は、前記リヤエンドクロスメンバまで延びており、前記格納パンは、シートを格納できるようになっている。
リヤサイドフレームは本発明では、車両の後部で且つ両側部に配置される。車体側部構造において車体パネルに最も近い構造部材である。また、リヤエンドクロスメンバは、車体の後端の外板と一体化された閉断面構造部材として構成されるのが普通である。本発明の構造では、格納パンの後端側がこのリヤエンドクロスメンバに結合されることによって一体化されている。
【0008】
このように構成することによって、本発明においては、前後方向には、格納パンの前端に最も近いクロスメンバから、リヤエンドクロスメンバにわたる範囲でかつ車幅方向は、後輪付近から後方の後部車体構造において最も側端側の部材であるリヤサイドフレームの内端を結ぶ範囲をカバーする平面視で前端側がわずかに内方に狭まったほぼ台形あるいは矩形の前側の両角部を切り取った形状のほぼ六角形をなす形状の格納パンが形成される。すなわち、本発明の格納パンでは、車幅方向かつ前後方向に延びる斜めの辺が前端から両側部にかけて形成される事になる。
本発明のように構成することにより、十分な強度および望ましい後突特性を有するとともに、大容量の格納パンを備えた車両の後部車体構造を提供することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用することができる車両のフロアパネル下面側の構造を示したものであり、図2は、該車両の内部構造の概略を示す立面図である。
図1および図2を参照すると、車両1の前部には、エンジン2が配置されるエンジンルーム3が設けられる。エンジンルーム3はカウルパネル4およびダッシュパネル5によって車室6の空間と仕切られている。本例の車両1は、いわゆる1ボックスカーに分類される形式の車両1であって車室6のほぼ全体にわたってフラットなフロア面を形成するフロアパネル7を備えている。車室空間において、前部に運転手用シートと助手用シートからなる前列シート8が設けられ、運転手シートに対応してハンドル9が位置している。
【0010】
前列シート8の後方には、中央列シート10が配置されている。本例の中央列シート10は、それぞれ独立して前後および左右に移動することができるようになった一対のシート10が左右に並んで配置されている。さらに、この中央列シート10の後方には、後列シート11が配置される。本例では、後列シート11は二人用のベンチシートで構成されている。
フロアパネル7の下部構造について説明すると、エンジン2は、前輪12間に配置されており、エンジン2の後端からは車両の中央部をプロペラシャフト13が後方に延びている。プロペラシャフト13の後端は、後輪14のデファレンシャル装置15に接続されている。デファレンシャル装置15は、エンジン2からプロペラシャフト13に伝達されたエンジン動力を分配し、後輪アクスル16を介して後輪14に伝達するようになっている。車両の側部には、前後方向に延びる一対のサイドフレーム17が設けられる。
【0011】
そして、前後輪12、14のホイールベース間には、一方の側部に近接してスペアタイヤ格納装置18が設けられるとともに、前後方向に関してほぼ並んだ位置において、他方の側部には、燃料タンク19が配置される。この配置では、スペアタイヤ格納装置18と燃料タンク19との間をプロペラシャフト13が前後方向に延びる関係になっている。この場合プロペラシャフト13はほぼ真っ直ぐに後方に延びている。エンジン2の後端からはさらに排気管20が延びている。排気管20は、スペアタイヤの前方に排気を浄化するための触媒コンバータ21を備えるとともに、湾曲部の後方に第2の大径部であるサイレンサ22および開放端の直前に設けられるサブサイレンサ23を備えている。
サイドフレーム17の前端は、エンジンルーム3の前端部のバンパー24のすぐ後方に位置しており、この位置からほぼやや内方にかつ後方に延びており、前輪の後端側において最も接近しその後はわずかに外方にかつ後方に延びる。そして、スペアタイヤ格納装置18の後端部の位置において真っ直ぐ後方の延びるように位置している。そして、後輪の前方ににおいてやや内側に屈折し後輪の内側の位置を通り、後輪の後端側の位置において、わずかに外方の屈折して延び、その後後輪の後方位置において後方に向けて真っ直ぐ延びている。一対のサイドフレーム17間は、少なくとも車室下方の付近において車幅方向に延びる複数のクロスメンバ25〜31によって結合されている。
【0012】
本例においては、クロスメンバ25は、前列シート8の前方に位置し、クロスメンバ26および27は、前列シート8の下方に位置し、クロスメンバ28、29は、中央列シートの下方に位置し、クロスメンバ30および31は、ほぼ後列シート11の下方に位置している。
また、本例では、クロスメンバ26および27のサイドフレーム17の外側には、さらに車幅方向外方に向けて延びる連結部材26a、27aが設けられており、この連結部材は、車体の側端部に前後方向に延びるように配置される配置される一対のサイドシル32にそれぞれ連結されている。
この場合、サイドフレーム17の前端は、上記したように、バンパー24の後方に対応するレベルであり、その位置からほぼ水平方向に真っ直ぐ後方に延びている。そして、サイドフレーム17は前輪12をほぼ過ぎた位置において下方に湾曲し、前輪の後方位置において再び水平方向に延びる。その後は、ほぼそのレベルを保った状態で真っ直ぐ後方に延びている。
【0013】
前列シート8の両側にフロントドア33が設けられるとともに、少なくとも助手席側の側部にサイドドア34が設けられる。本例においてスペアタイヤ格納装置18は、サイドドア34のステップの位置に対応するフロア面7の下部に設けられる。
なお、それぞれのシート8、10、11はシートクッション35と該シートクッション35に対して回動自在に取付られ所定の角度位置で停止できるようになっているとともに完全フラットおよび完全折り畳み状態などの形態をとることができるようになったシートバック36を備えている。さらに各シートには、乗員に対応して取り外し可能なヘッドレスト37が設けられる。
車両1の後部には、後列シート11を格納することができるようになった、フロア面から下方に広がるように形成された格納パン38が形成されている。この格納パン38の左右方向は、後列シート14を収容するのに十分な幅を有しているとともに後列シート11を折り畳んだ状態で収容できるだけの十分な深さを有している。そして、後列シート11を格納した状態で、その格納パン38の上部開口は、フロアパネル7と面一になる面が形成されることによって塞がれるようになっている。
【0014】
本例の構造では、前列シート8は前後方向にスライド移動できるようになっているとともに、中央列シート10は前後および左右にスライド移動できるようになっている。
クロスメンバ28、29に対応する位置において、サイドフレーム17の外側に外端がサイドシル32に結合される連結部材28a、29aがそれぞれ配置されるので、サイドフレーム17がやや内側に配置されていることことによる剛性低下の問題を解消することができる。
本例の車両の後部車体構造について説明する。
上記したように、サイドフレーム17は後輪の前方ににおいてやや内側に屈折し後輪の内側の位置を通り、後輪の内側において、わずかに外方の屈折して延びて、その後後輪の後方位置において後方に向けて真っ直ぐ延びておりリヤサイドフレームを構成する。そして、このリヤサイドフレーム45の後端は、車体構造の最も後端に配置される構造部材としてのリヤエンドクロスメンバ46の両端に接続されている。
【0015】
リヤエンドクロスメンバ46の中央部上端には、バックドアのフック(図示せず)と係合するストライカ53が取付られている。格納パン38の前端部は、接合部材44を介して車体の車幅方向に延びるフロアパネル7と閉断面パネル構造を形成するクロスメンバ31に結合されている。該クロスメンバ31は、格納パン38の前方に位置し、かつ格納パン38の前端に最も近い位置に配置されている。
図3に示すように、このクロスメンバ31に上記接合部材44が結合されており、格納パン前端はこの接合部材に接合されることによって支持されている。
また、このクロスメンバ31には、いずれかのシートに対応して設けられるシートベルトアンカーを固定するための閉断面構造のアンカー支持ブラケット50、51が取付られており、このアンカーブラケット50、51に上記接合部材44が取付られる。
【0016】
この接合部材44は、図5に示すように頂部にボス部43を取り付けたボックス型の閉断面構造を構成する。これに対して格納パン38の前端部が取付られるようになっている。そして、クロスメンバ31の後面に接合される一対の接合部44aとクロスメンバ31の下面に接合される接合部44bとを備えている。
格納パン38を形成するパネル部材38aの形状はほぼ図4に示す形状を成している。即ち、前端側から側部にかけて縦壁が形成される。前端壁の中央部は高くなっており、上端でフロアパネル7の下面に接合されるようになっている。前端壁は途中で上記接合部材44の頂部のボス部43に結合されるようになっている。格納パンパネル38aの前端壁の両側部は、直角に切り欠かれた形状になっており、この部分にリヤサイドフレーム45が接合されるようになっている。また、格納パンパネル38aの側部上端部は、後述するようにリヤサイドフレーム45に接合される。
【0017】
中央の後端側には、牽引用のタイダウンフック47を取り付けるためのレインフォースメントすなわち補強部材48が結合されている。
格納パン38は、前端側から湾曲しつつ後方かつ外方に向かって斜めに延びる縦壁38bを備えている。
図6に示すようにリヤサイドフレーム45は格納パンパネル38aとは上端部に内端側とが重なり合って結合される。図7および図8に示すように格納パン38の前端においては、フロアパネル7が位置しており、リヤサイドフレーム45の上方を覆ってリヤサイドフレーム45と閉断面構造を構成する。また、側端側においてはフロアサイドパネル49が設けられリヤサイドフレーム45および格納パンの側上端部と重なり合って係合されることによって閉断面構造を構成している。
【0018】
図3に示すようにリヤサイドフレーム45と前記格納パン38との接合部を補強する補強パネル52が設けられる。
本例の補強パネルは、クロスメンバ31とリヤサイドフレーム45との結合部を覆うようにフロアパネル7に重なって取付られている。
これによって、リヤサイドフレーム45と格納パン38との接合部への応力集中を緩和することができ、応力値を均等化できる。
本例の構成では、格納パン38は車幅方向に前記リヤサイドフレーム45まで延びているとともに、前後方向に関し、前端は、最後部クロスメンバ31近傍まで延び、後端は、前記リヤエンドクロスメンバ46まで延びており、前記格納パン38は、シートを格納できるようになっている。
【0019】
リヤサイドフレーム45は本発明では、車両の後部で且つ両側部に配置される。車体側部構造において車体パネルに最も近い構造部材である。また、リヤエンドクロスメンバ46は、車体の後端の外板と一体化された閉断面構造部材として構成されるのが普通である。本発明の構造では、格納パンの後端側がこのリヤエンドクロスメンバ46に結合されることによって一体化されている。
このように構成することによって、本発明においては、前後方向には、格納パンの前端に最も近いクロスメンバ31から、リヤエンドクロスメンバ46にわたる範囲でかつ車幅方向は、後輪付近から後方の後部車体構造において最も側端側の部材であるリヤサイドフレームの内端を結ぶ範囲をカバーする平面視で前端側がわずかに内方に狭まったほぼ台形あるいは矩形の前側の両角部を切り取った形状のほぼ六角形をなす形状の格納パンが形成される。すなわち、本発明の格納パンでは、車幅方向かつ前後方向に延びる斜めの辺が前端から両側部にかけて形成される事になる。このように斜めの接合部が格納パンとリヤサイドフレーム45との間で形成されるように構成することによって、後方から衝撃力が車両にさようした場合には、クロスメンバ31だけでなく、リヤサイドフレーム45あるいはサイドフレーム17にも作用力を伝達することができ、応力集中を回避することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明のように構成することにより、十分な強度および望ましい後突特性を有するとともに、大容量の格納パンを備えた車両の後部車体構造を提供することができる。特に、本発明によれば、左右両側部および後部が直接車体の構造部材に接合されており、前部は、構造部材から一定の距離をおきかつエネルギー吸収可能な構造の接合部材を介して格納パンが支持されている。これによって、後方から衝撃力が伝達された場合には、格納パン、場合によっては、格納パンと内部の格納物の両方を介して前方に衝撃力が伝達される。この場合、前端側は、エネルギー吸収部材を介して構造部材に支持されているので、エネルギー吸収部材によって有効に衝撃エネルギーを吸収することができ、周囲に衝撃力が伝達されることによる悪影響を極力減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用することができる車両の車体構造のフロアの下面側の平面図、
【図2】図1の車両の車室内部および車体下部の構造を示す立面図である。
【図3】車両の後部車体構造の平面図、
【図4】格納パンを構成するパネル部材の概略形状を示す斜視図、
【図5】接合部材の分解斜視図、
【図6】格納パン用パネルとフロアパネル補強パネル、リヤサイドフレーム等との係合状態を示す斜視図、
【図7】図6におけるA−A断面図、
【図8】図6におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
1 車両
2 エンジン
3 エンジンルーム
4 カウルパネル
6 車室
7 フロアパネル
8 前列シート
10 中央列シート
11 後列シート
20 排気管
25〜31 クロスメンバ
38 格納パン。
45 リヤサイドフレーム
46 リヤエンドクロスメンバ。

Claims (4)

  1. 車室の後部においてフロア面から下方に広がる格納スペースを有する格納パンを備えた車両の後部車体構造において、
    少なくとも、前記格納パンの両側部が車体の閉断面パネル構造を有する側端側フレーム部材に接合されているとともに、
    前記格納パンの後端部はほぼ車幅方向に延びる閉断面パネル構造を有する後端側フレーム部材に接合され、更に、前記格納パンの前端部は、車両の後方からの衝撃力を吸収できるボックス型の閉断面構造で構成される接合部材に接合され、前記接合部材を介して前記格納パンの前端部は、車体の車幅方向に延びる閉断面パネル構造を有する前端側フレーム部材が前記格納パンの前方に位置し、前記前端側フレーム部材の後面に前記接合部材が結合されていることを特徴とする車両の後部車体構造。
  2. 請求項1において、前記側端側フレーム部材と前記格納パンは、前端側から後方かつ外方に向かって斜めに延びる接合部を備えていることを特徴とする車両の後部車体構造。
  3. 請求項2において、前記側端側フレーム部材と前記格納パンとの接合部を補強する補強手段が設けられたことを特徴とする車両の後部車体構造。
  4. 請求項1において、前記側端側フレーム部材が車体の側部に配置されるリヤサイドフレームを含んで構成されており、
    前記後端側フレーム部材が車体の後端部に配置されるリヤエンドクロスメンバを含んで構成されており、
    前記格納パンは車幅方向に前記リヤサイドフレームまで延びているとともに、前後方向に関し、前端は、最後部クロスメンバ近傍まで延び、後端は、前記リヤエンドクロスメンバまで延びており、前記格納パンは、シートを格納できるようになっていることを特徴とする車両の後部車体構造。
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