JPH0717847Y2 - ガタ無しロック構造 - Google Patents

ガタ無しロック構造

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JPH0717847Y2
JPH0717847Y2 JP5411090U JP5411090U JPH0717847Y2 JP H0717847 Y2 JPH0717847 Y2 JP H0717847Y2 JP 5411090 U JP5411090 U JP 5411090U JP 5411090 U JP5411090 U JP 5411090U JP H0717847 Y2 JPH0717847 Y2 JP H0717847Y2
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tapered
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JP5411090U
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高橋　　毅
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボックスとカバーまたは一対のコネクタハウ
ジング等の如くに相互に結合、解離される二部品間にお
けるロック構造に関する。
〔従来の技術〕
第６図は自動車の電装回路に設けられるヒューズボック
スであり、合成樹脂製の本体ボックスａに対して合成樹
脂製カバーｂが着脱自在に設けられると共にロック手段
ｃを有する。
即ち、本体ボックスａの上端には係止段部d1を有する係
止突起ｄが突設され、カバーｂの下端には自由端部に係
止突起e1を有する可撓ロック片ｅが設けられている。
ロック係合動作時において、片持ち構造の可撓ロック片
ｅの係止突起e1は、円弧軌跡をもって作動するので、ロ
ック結合時において係止段部d1と係止突起e1間には間隙
ｆが必然的に存在することとなり（第７図）、これが製
品のガタつきの原因となって自動車走行時における異音
の発生源となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記クリアランスによる製品のガタつきをロッ
ク構造自体によって阻止することを意図するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案においては、相互に
結合される二部品の一方に設けた可撓ロックアームと他
方に設けた係止部との間で主ロック部と副ロック部を並
設し、該主ロック部において該可撓ロックアームの係止
突起を該係止部の係止段部に対向させ、該副ロック部に
おいて該可撓ロックアームのテーパ状係合面を該係止部
のテーパ状係止段部に当接させる構成を採用した。
〔実施例〕
第１図は従来例と同様な合成樹脂製ヒューズボックスで
あり、本体ボックスａとカバーｂとよりなる。
本体ボックスａの上端にはアームによる固定係止部１が
設けられ、カバーｂの下端には可撓ロックアーム２が設
けられる。固定係止部１と可撓ロックアーム２により中
央の主ロック部Ａとその両側における副ロック部B,Bを
構成する。
主ロック部Ａにおいて、アームに設けた固定係止部１に
は切欠部３により係止段部４が設けられ、可撓ロックア
ーム２には係止突起５が設けられ、ロック結合時に係止
段部４と係止突起５間には前記同様にして隙間ｌが存在
する。
副ロック部Ｂにおいて、可撓ロックアーム２には回動軌
跡の外側へ逃げる態様のテーパ状係合面6aを有する係止
突起６が設けられ、固定係止部１には凹部７によりテー
パ状係合面6aに対応したテーパ状係止段部８が形成さ
れ、ロック結合時にテーパ状係合面6aはテーパ状係止段
部に当接する。
副ロック部Ｂの嵌合シロl1は、主ロック部Ａの嵌合シロ
l2より小さく設計してあり、ロック結合時においては
主，副ロック部A,Bが同時に係合関係となり、ロック解
除時においては先づ副ロック部Ｂが外れてから主ロック
部Ａが外れる。
上記実施例においては、主ロック部Ａの両側に副ロック
部Ｂを設けて副ロック部Ｂの係合巾を主ロック部Ａの係
合巾の約２倍とし、副ロック部Ｂの係止作用を強化して
いる。
また、固定側の係止段部は切欠部により形成されている
が、突起部の一側面に形成してもよい。
第５図の実施例においては、上記構造の固定係止部１と
可撓ロックアーム２は、雌，雄一対のコネクタハウジン
グａ′,b′に設けられている。
上記構成において、副ロック部Ｂは主ロック部Ａの間隙
ｌによるガタつきを阻止し、副ロック部Ｂが外れようと
しても本ロック部Ａにより二部品における離脱が完全に
阻止される。
〔考案の効果〕
本考案は上記した如くに、相互に結合される二部品の一
方に設けた可撓ロックアームと他方に設けた係止部との
間で主ロック部と副ロック部を並設し、該主ロック部に
おいて該可撓ロックアームの係止突起を該係止部の係止
段部に対向させ、該副ロック部において該可撓ロックア
ームのテーパ状係合面を該係止部のテーパ状係止段部に
当接して成るものであるから、主ロック部の欠点を副ロ
ック部が補完し、完全なロック機能を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の一実施例についての全体の斜視図、 第２図は同上の要部の正面図、 第３図は第２図のIII−III線断面図、 第４図は第２図のIV−IV線断面図、 第５図は他の実施例の斜視図、 第６図は従来例の斜視図、 第７図は同上の要部の断面図である。 Ａ……主ロック部、Ｂ……副ロック部、１……係止部、
２……可撓ロックアーム、４……係止段部、５……係止
突起、6a……テーパ状係合面、８……テーパ状係止段
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】相互に結合される二部品の一方に設けた可
    撓ロックアームと他方に設けた係止部との間で主ロック
    部と副ロック部を並設し、該主ロック部において該可撓
    ロックアームの係止突起を該係止部の係止段部に対向さ
    せ、該副ロック部において該可撓ロックアームのテーパ
    状係合面を該係止部のテーパ状係止段部に当接させるこ
    とを特徴とするガタ無しロック構造。
JP5411090U 1990-05-25 1990-05-25 ガタ無しロック構造 Expired - Lifetime JPH0717847Y2 (ja)

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JPH0413807U JPH0413807U (ja) 1992-02-04
JPH0717847Y2 true JPH0717847Y2 (ja) 1995-04-26

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