JP2595965Y2 - 保護カバー - Google Patents

保護カバー

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JP2595965Y2
JP2595965Y2 JP1991098852U JP9885291U JP2595965Y2 JP 2595965 Y2 JP2595965 Y2 JP 2595965Y2 JP 1991098852 U JP1991098852 U JP 1991098852U JP 9885291 U JP9885291 U JP 9885291U JP 2595965 Y2 JP2595965 Y2 JP 2595965Y2
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▲隆▼ 石井
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Yazaki Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばワイヤハーネ
スに組み込まれたコネクタのハウジング開口に取り付け
車両に組み付けるまでの間、ハウジング内部の端子を塵
埃等から保護するため等に用いる保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保護カバーとしては、例えば、図
5に示すものがある。この図5は保護カバー1を雌型コ
ネクタ3との関係で示している。前記保護カバー1は樹
脂等によって一体成形されており、嵌合部5、フランジ
部7、リブ9、凸部11を備えている。前記嵌合部5
は、多数の端子13a、13bを収容した雌型コネクタ
3のハウジング15のフード部17における開口19の
内周囲に嵌合するものである。嵌合部5の外側面左右両
側、すなわち開口内側の対向面に係合突起21a、21
bがそれぞれ設けられ、フード部17の開口部内側面左
右両側、すなわち係止部に対応する位置に前記係合突起
21a、21bを係止する係止部23a、23bがそれ
ぞれ設けられている。
【0003】前記リブ9は樹脂で成形された保護カバー
1の剛性を保つものである。凸部11は保護カバー1を
開口19に取り付ける時、作業者がこれを指で把持する
部分であると共に、ハウジング15内の筒部25に嵌合
するものである。前記フランジ部7は嵌合部5が開口1
9の内周囲に嵌合した時、開口19に当接するものであ
る。
【0004】そして、前記雌型コネクタ3は図示しない
ワイヤハーネスに組み付けられており、このワイヤハー
ネスを車両の艤装ラインまで運ぶ際に、フード部17の
開口19に保護カバー1を取り付けるものである。
【0005】図6、図7の略図を用いて更に説明する
と、保護カバー1の嵌合部5を雌型コネクタ3の開口1
9に対向させそのまま押し込めると、嵌合部5の弾性変
形を介して係合突起21a、21bが係止部23a、2
3bに係止され、フランジ部7が開口19に当接して保
護カバー1の取り付けが完了する。
【0006】このような保護カバー1によって、ワイヤ
ハーネスを自動車の艤装ラインまで運ぶ際に、ハウジン
グ15内の端子13a、13b等を塵埃、その他障害物
等から保護することができるのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、開口19に
対する保護カバー1の係止力は図6の寸法差b=L1−
L2にほぼ比例することが知られている。即ち、bは係
合突起21a、21bの先端間の幅寸法L1と開口19
の幅寸法L2とのずれ幅であり、このずれ幅bが設計通
りになっていれば、保護カバー1を所定の力で開口19
に係止させることができるのである。
【0008】しかしながら、保護カバー1は樹脂によっ
て比較的薄肉に成型さえるため、製造上の寸法のばらつ
きや反りが発生し、ずれ幅bのばらつきが増大し、ずれ
幅bが大きくなると係止力が過大となり、ずれ幅bが小
さいと十分な係止力が得られない恐れがある。このた
め、過大な係止力によって保護カバー1の着脱作業が煩
雑となったり、係止力が足らずに保護カバー1がワイヤ
ハーネスの移送中に脱落する恐れがあった。
【0009】そこでこの考案は、十分な係止力を得るこ
とができながら着脱作業の容易な保護カバーの提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの考案は、端子を収容したハウジングの開口内周囲
に嵌合する嵌合部がカバー本体の中心部から突設した凸
部の周囲に設けられ、前記開口を閉塞する保護カバーに
おいて、前記開口への前記カバー本体の押し込み時及び
前記カバー本体の前記開口からの引き抜き時に前記カバ
ー本体の両側が折り曲げられて外側面両側の幅方向を小
さくさせる可撓部を前記凸部の両側の嵌合部に設け、
記ハウジングの開口内側の対向面にそれぞれ設けた係止
部に係止されて、前記カバー本体を前記開口に保特する
よう、前記係止部に対応する前記嵌合部の外側面両側に
係合突起を設けると共に、前記係合突起は、前記カバー
本体の前記押し込み時に前記開口の縁部から反力を受
け、引き抜き時に前記係止部から反力を受けて、カバー
本体の両側を前記可撓部から折り曲げるように作用する
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】保護カバーをハウジングの開口に取り付ける際
には、嵌合部を開口に対向させ、そのまま押し込める
と、嵌合部の外側面両側の係合突起がハウジングの開口
部内側面両側の係止部から力を受け、カバー本体が可撓
部によって外側面両側の幅を小さくするように折り曲げ
られる。カバー本体を開口へ更に押し込めると、係合突
起が係止部に係止してカバー本体の折曲力がなくなり、
可撓部の自己復元力によってカバー本体は復元し、係合
突起が所定の係止力によって係止部に係止される。保護
カバーを取り外す時には、ハウジングの開口から保護カ
バーを引き抜くようにすれば、係合突起が係止部から力
を受け、カバー本体が可撓部によって上記とは逆に折れ
曲がり、係止部への係合突起の係止状態が解除され、保
護カバーの取り外しを行うことができる。
【0012】
【実施例】以下この考案の実施例を説明する。
【0013】図1は一実施例に係る保護カバー1を雌型
コネクタ3と共に示す斜視図であり、図5と同様な状態
を示している。従って、同一構成部分には同符号を付し
て重複した説明は省略する。
【0014】一方、この考案の一実施例では、凸部11
の左右両側においてフランジ部7から嵌合部5の一部に
かけてスリット31a、31b、31c、31dが設け
られている。スリット31a、31bは凸部11の左右
一方側においては上下に対向して設けられ、スリット3
1c、31dは他方側において上下に対向して設けられ
ている。
【0015】従って、スリット31a、31bとスリッ
ト31c、31dとによってカバー本体4は凸部11の
左右両側において可撓部33a、33bを有しており、
これら可撓部33a、33bによって嵌合部5の外側面
左右両側の幅を小さくするようにカバー本体4を折り曲
げ可能とし、且つ規定の自己復元力を備えている。
【0016】保護カバー1を雌型コネクタ3の開口19
に取り付けるに際しては、作業者は凸部11をもって嵌
合部5を開口19に対向させ、そのまま所定の加重で押
し込める。すると、嵌合部5の左右両側の係合突起21
a、21bが開口19の左右両側(主に係止部23a、
23bの開口側)から反力を受け、可撓部33a、33
bによってカバー本体4は外側面左右両側の幅、即ち、
係合突起21a、21bの先端間の幅を小さくするよう
図2のように折れ曲り、嵌合部5を開口19の内周囲に
そのまま小さな力で押し込めることができる。この押し
込めによって係合突起21a、21bが係止部23a、
23bに係止されると、カバー本体4を折り曲げようと
する力が解除され、可撓部33a、33bの自己復元力
によって図3の状態となり係合突起21a、21bは係
止部23a、23bに規定の係止力によって係止される
こととなる。
【0017】また、保護カバー1を取り外す時には、凸
部11を把持しこれを引き抜けば左右の係合突起21
a、21bが係止部23a、23bから反力を受け、カ
バー本体4は可撓部33a、33bを介して図2とは逆
の方向に若干折れ曲り、容易に取り外すことができる。
【0018】このように、可撓部33a、33bを設け
ることにより係合突起21a、21bの先端間の幅と開
口19の左右幅との差で示されるずれ幅が可変となり、
着脱時に、ずれ幅を小さくし、係止時に、ずれ幅を大き
くするため着脱作業が容易であり、保護カバー1等に製
造上の寸法のばらつきがあっても係合突起21a、21
bと係止部23a、23bとの間の係止力への影響を緩
和することができる。したがって、確実な係止によって
ワイヤハーネス移送中の脱落を防止し雌型コネクタ3の
端子13a、13bを塵埃その他の障害物から確実に保
護することができるものである。
【0019】図4は、他の実施例に係る保護カバー41
を他の形状の雌型コネクタ43と共に示した斜視図であ
る。この実施例では雌型コネクタ43が図1の雌型コネ
クタ3に比較して若干扁平形状であるため、これに合わ
せて保護カバー41も扁平形状とし、かつ可撓部45
a、45bの構造を異ならせたものである。
【0020】他の構成は図1のものとほぼ同様であるた
め同符号を付して重複した説明は省略する。
【0021】即ち、この実施例では凸部11の左右両側
において、嵌合部5にその厚み方向の全体にわたるよう
に凹部47a、47b、47c、47dが形成され、フ
ランジ部7に各凹部47a、47b、47c、47dに
対応したスリット49a、49b、49c、49dが設
けられたものである。そして、凹部47a、47b、ス
リット49a、49bによって一方の可撓部45aが構
成され、凹部47c,47d、スリット49c、49b
によって他方の可撓部45bが構成されている。
【0022】従って、この実施例においても上記実施例
と同様の作用効果を奏する他、嵌合部5にはスリットを
設けず、凹部47a〜47dを設ける構成であるため耐
久性が向上する。
【0023】なお、上記実施例では雌型コネクタに保護
カバーを取り付ける場合について説明したが、ワイヤハ
ーネスに組み付けられた雄型コネクタに取り付ける保護
カバーとして構成することもできる。また、ワイヤハー
ネスのコネクタに結合する車体側のコネクタに保護カバ
ーを取り付け、ワイヤハーネスを組み付けるまでの間、
コネクタ内への塵埃等の入り込みを防止することができ
る。
【0024】
【考案の効果】以上より明らかなように、この考案の構
成によれば、保護カバー等の製造上の寸法のばらつき等
の影響を受けずに、係合突起と係止部との規定の係止力
を得ることができ、しかも可撓部を介した折り曲げによ
って容易に着脱することができ着脱作業が極めて容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る保護カバーを雌型コ
ネクタと共に示す斜視図である。
【図2】保護カバーの装着途中の状態を示す概略断面図
である。
【図3】保護カバーの装着完了状態を示す概略断面図で
ある。
【図4】他の実施例に係る保護カバーを雌型コネクタと
共に示す斜視図である。
【図5】従来例の保護カバーを雌型コネクタと共に示す
斜視図である。
【図6】従来の保護カバーの装着を説明する概略断面図
である。
【図7】従来の保護カバーの装着完了状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 保護カバー 4 カバー本体 5 嵌合部 13a 端子 13b 端子 15 ハウジング 19 開口 21a 係合突起 21b 係合突起 23a 係止部 23b 係止部 33a 可撓部 33b 可撓部 41 保護カバー 45a 可撓部 45b 可撓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/52 H01R 13/516 H01R 13/639

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を収容したハウジングの開口内周囲
    に嵌合する嵌合部がカバー本体の中心部から突設した凸
    部の周囲に設けられ、前記開口を閉塞する保護カバーに
    おいて、 前記開口への前記カバー本体の押し込み時及び前記カバ
    ー本体の前記開口からの引き抜き時に前記カバー本体の
    両側が折り曲げられて外側面両側の幅方向を小さくさせ
    る可撓部を前記凸部の両側の嵌合部に設け、前記ハウジングの開口内側の対向面にそれぞれ設けた係
    止部に係止されて、前記カバー本体を前記開口に保持す
    るよう、前記係止部に対応する前記嵌合部の外側面両側
    に係合突起を設けると共に、前記係合突起は、前記カバ
    ー本体の前記押し込み時に前記開口の縁部から反力を受
    け、引き抜き時に前記係止部から反力を受けて、カバー
    本体の両側を前記可撓部から折り曲げるように作用する
    ことを特徴とする保護カバー。
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JPH0548244U JPH0548244U (ja) 1993-06-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918825Y2 (ja) * 1980-03-14 1984-05-31 トヨタ自動車株式会社 ふたを備える分岐接続箱
JPH02107212U (ja) * 1989-02-14 1990-08-27

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