JP4167139B2 - シート状態検出装置及び保護カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状態検出装置及び保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車などの車両において、乗員を保護するためのエアバッグ装置を備えたものがある。この乗員保護に際してエアバッグを一定の作動力で展開させたとき、例えばシート位置(即ち乗員の位置)などのシート状態によっては好適な効果が得られないことがある。そこで、シート状態に応じてエアバッグを展開させるときの作動力を切り替えることも提案されており、このためにシート状態を検出するシート状態検出装置を備えた車両用シートも知られている。
【0003】
こうしたシート状態検出装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このシート状態検出装置は、シートスライド部を構成する固定レールに支持部材を介して取り付けられた磁気式センサと、同じくシートスライド部を構成する可動レールに取り付けられた被検出板(フランジ)とを備えている。そして、磁気式センサによる被検出板の収容状態は、シート位置(即ち可動レールの位置)に応じて段階的に切り替わるようになっている。磁気式センサは、この被検出板の収容状態に応じて異なる信号をシート位置検出信号として生成する。シート状態検出装置は、磁気式センサによるこのシート位置検出信号に基づきシート位置を検出する。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6053529号明細書
【特許文献2】
特開2002−200933号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1のシート状態検出装置では、磁気式センサを固定レールに取り付けるための支持部材及び被検出板を別途設ける必要がある。また、磁気式センサ(支持部材)及び被検出板により固定レール及び可動レールに沿って形成される空間がデッドスペースとなって著しくその搭載性を悪くしている。
【0006】
こうした、部品点数の増加を抑制し、搭載性を向上させたシート状態検出装置として、例えば特許文献2に記載されたものも知られている。このシート状態検出装置は、アッパーレール(可動レール)に磁気式センサを設け、この磁気式センサにてロアレール(固定レール)自体を検出してシート位置を検出するものである。
【0007】
しかしながら、これら特許文献1及び特許文献2のいずれのシート状態検出装置にしても、磁気式センサに対する鉄板等の磁性体(被検出板若しくは固定レール)の近接によってシート位置を検出するものである。このため、例えばユーザが車両に持ち込んだ鉄片・磁石等の磁性体異物が磁気式センサに付着した場合には、その検出性能を劣化させることがある。
【0008】
本発明の目的は、磁気式センサへの磁性体異物の付着による検出性能の劣化を防止することができるシート状態検出装置及び保護カバーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートスライド部に設けられてシート状態を検出する磁気式センサを備えたシート状態検出装置において、前記磁気式センサに取り付けられて該磁気式センサを包囲する保護カバーを備え、前記磁気式センサは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側にも取付可能になるように対称構造を有して形成され、前記保護カバーは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側に取り付けられた前記磁気式センサにも取付可能になるように対称構造を有して形成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシート状態検出装置において、前記磁気式センサは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側にも挿入可能になるように一対の位置決めピンを備え、該位置決めピンのいずれか一方が前記シートスライド部に挿入されて該シートスライド部に対して位置決めされ、前記保護カバーは、前記シートスライド部に挿入されないいずれか他方の前記位置決めピンが挿入される係止孔を備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のシート状態検出装置において、前記保護カバーは、前記磁気式センサの上方に第1の所定距離だけ離隔されて位置決めされる第1壁部と、該磁気式センサの側方に第2の所定距離だけ離隔されて位置決めされ該磁気式センサよりも下方に延出する第2壁部とを備え、前記保護カバーは、前記第1及び第2壁部により前記磁気式センサを包囲することを要旨とする。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート状態検出装置において、前記保護カバーは、前記磁気式センサの外形と嵌合する嵌合部を備え、前記保護カバーは、前記磁気式センサの外形との圧接によって弾性変形しながら、前記嵌合部が該磁気式センサの外形に嵌合するように弾性復帰して該磁気式センサに保持されることを要旨とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のシート状態検出装置において、前記保護カバーは、前記シートスライド部及び前記磁気式センサ間に形成された間隙に挿入されて該シートスライド部及び該磁気式センサと圧接する係合爪を備えたことを要旨とする。
【0016】
請求項に記載の発明は、シートスライド部に設けられてシート状態を検出する磁気式センサに取り付けられ、該磁気式センサを包囲する保護カバーであって、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側にも取付可能になるように対称構造を有して形成されて該シートスライド部の一側及び他側のいずれの側に取り付けられた前記磁気式センサにも取付可能になるように対称構造を有して形成されていることを要旨とする。
【0017】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、保護カバーにより包囲することで磁気式センサ及びその近傍に鉄片、磁石などの磁性体異物が付着してその検出性能を劣化させることが防止される。また、保護カバーは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側に取り付けられた前記磁気式センサにも取付可能になるように対称構造を有している。従って、前記磁気式センサが前記シートスライド部に取り付けられる側にそれぞれ対応すべく個別に保護カバーを設計する必要がなく、その汎用性が増大される。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、保護カバーは、シートスライド部に対する磁気式センサの位置決めに利用されない余剰の位置決めピンを利用してこれが係止孔に挿入・係止されることで磁気式センサに保持される。
請求項3に記載の発明によれば、磁気式センサを包囲する第1壁部は、磁気式センサの上方に第1の所定距離だけ離隔される。従って、例えば第1壁部に鉄片、磁石などの磁性体異物が載っても上記第1の所定距離の分、磁気式センサへの影響が緩和される。また、磁気式センサを包囲する第2壁部は、磁気式センサの側方に第2の所定距離だけ離隔されるため、例えば第2壁部に磁性体異物が付着しても上記第2の所定距離の分、同様に磁気式センサへの影響が緩和される。
【0019】
さらに、第2壁部は、磁気式センサよりも下方に延出するため、例えば床面から跳ね返った磁性体異物が磁気式センサ側に侵入することが第2壁部によって抑制される。
【0020】
請求項に記載の発明によれば、保護カバーは、前記磁気式センサの外形との圧接によって弾性変形しながら、前記嵌合部が該磁気式センサの外形に嵌合するように弾性復帰して該磁気式センサに保持される。従って、保護カバーは、これを磁気式センサの外形に押しつけて弾性変形させながら嵌合部と磁気式センサの外形とを嵌合させる簡易な作業で磁気式センサに取り付けられる。そして、例えば磁気式センサへの取り付けのために別途、締結部材(ボルト・ナットなど)などの部品を追加したり、カシメなどの追加作業を行ったりする必要がなくなる。
【0021】
請求項に記載の発明によれば、保護カバーは、前記シートスライド部及び前記磁気式センサ間に形成された間隙に挿入された係合爪が該シートスライド部及び該磁気式センサと圧接することで生じる反力及び摩擦力によって保持される。
【0025】
請求項に記載の発明によれば、保護カバーにより包囲することで磁気式センサ及びその近傍に鉄片、磁石などの磁性体異物が付着してその検出性能を劣化させることが防止される。また、保護カバーは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側に取り付けられた前記磁気式センサにも取付可能になるように対称構造を有している。従って、前記磁気式センサが前記シートスライド部に取り付けられる側にそれぞれ対応すべく個別に保護カバーを設計する必要がなく、その汎用性が増大される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1は、車両用シートの特にシートスライド部を示し、図1(a)はその側面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図である。このシートスライド部は、シート位置を車両の前後方向で調整するためのもので、車両用シートの左右に対をなして配設される。以下では、一方のシートスライド部について説明し、対称な他方のシートスライド部についてはその説明を割愛する。
【0027】
図1に示されるように、車両用シートのシートスライド部には、断面略U字状の支持フレーム11が図示しない車両フロアーに対して車両前後方向に沿って固定されている。そして、この支持フレーム11に対して鉄板製のロアレール12が支持フレーム11に沿って支持固定されている。このロアレール12は、支持フレーム11の内壁面に略沿う外壁面を有して断面略U字状に形成されている。そして、支持フレーム11の各側壁部に沿って立設されたロアレール12の各側壁部12aの先端は、互いに対向する内側に向かって滑らかに曲成された曲成部12bを介して側壁部12aと略平行に折り返されている。なお、この折り返された折り返し部12cの先端には、ゴム体13が装着されている。
【0028】
そして、このロアレール12に対して車両前後方向に移動可能となるように鉄板製のアッパーレール14が設けられている。詳述すると、このアッパーレール14は、ロアレール12の側壁部12aと略平行に伸びる接合された2枚のフレーム15,16が先端側で分岐する形状を有している。各フレーム15,16の先端は、上記ロアレール12(折り返し部12c)に装着されたゴム体13を囲うように互いに相反する外側で折り返されている。また、アッパーレール14の各フレーム15,16は、ゴム体13に対向してロアレール12の底壁部に固定された支持台17に対して摺動自在に支持されている。以上により、アッパーレール14は、各フレーム15,16の先端部においてゴム体13に案内される態様でロアレール12に対し移動可能となっている。
【0029】
上記アッパーレール14には、車両の前後方向におけるシート位置を検出するための磁気式センサとしてのシートスライドセンサ21が設けられている。このシートスライドセンサ21は、正面から見てその下面がロアレール12の曲成部12b上方に所定距離だけ離隔されて配置される態様でアッパーレール14に搭載されている。ただし、シートスライドセンサ21は、ここで説明した対称な一方のシートスライド部にのみ設けれるもので、他方のシートスライド部には設けられていない。
【0030】
このシートスライドセンサ21の外形は樹脂材にて一体形成されており、後述する磁力検出部を収容するホルダ部22と、ホルダ部22の一側(図1(a)の右側)に連続形成されたコネクタ部23と、ホルダ部22の他側(図1(a)の左側)に連続形成されたセンサ取付部24とを備えている。図1(b)に示されるように、このシートスライドセンサ21は、幅方向(図1(b)の左右方向)で略対称構造を有している。これは、対称ないずれのシートスライド部(アッパーレール14)にもシートスライドセンサ21を取り付け可能にするためである。
【0031】
詳述すると、図2(a)にシートスライドセンサ21の平面図を示すように、ホルダ部22は、各傾斜面22aを介してセンサ取付部24に対し徐々に縮幅されており、長手方向(図2(a)の上下方向)中間部には、一側(図1の上側)において各幅方向(図2の左右方向)に略円柱状に隆起する台座部22bがそれぞれ形成されている。これら台座部22bの先端面間の幅W1は、センサ取付部24の幅W2と同等に設定されている。そして、各台座部22bの中央部には、幅方向(図2の左右方向)に突設された位置決めピン22cがそれぞれ形成されている。これら左右対称の位置決めピン22cは、シートスライドセンサ21の左右いずれかに選択的に配置されるアッパーレール14に対してシートスライドセンサ21を位置決めするためのものである。
【0032】
すなわち、アッパーレール14には、シートスライドセンサ21の位置決めピン22cに対応して位置決め穴14aが形成されている。シートスライドセンサ21は、センサ取付部24の側面及び台座部22bの先端面がアッパーレール14の対向面に当接するまで位置決めピン22cを位置決め穴14aに挿入することでアッパーレール14に対し所定の取付位置に位置決めされる。なお、図2(a)に示すように、アッパーレール14に位置決めされた状態においてホルダ部22は、台座部22bを挟む長手方向両側においてその側面とアッパーレール14の対向面との間に幅W3の間隙C1を形成する。
【0033】
さらに、図2(b)にシートスライドセンサ21の正面図を示すように、ホルダ部22は、他側(図2(b)の下側)において段部22dを介して各幅方向(図の左右方向)に更に縮幅されている。換言すると、ホルダ部22の他側に対して一側(図2(b)の上側)は、その上面に沿って幅方向に帯状に隆起するランド部22eとなっている。そして、段部22dを挟んだホルダ部22の一側及び他側(図2(b)の上側及び下側)の側面と、幅方向の対称線L1との各幅W4,W5は、W4>W5の関係を有している。
【0034】
図2(b)に示すように、コネクタ部23は、磁力検出部から延出された接続端子25,26を包囲しており、シートスライドセンサ21と接続される外部コネクタが装着されるようになっている。
【0035】
図1(a)及び図2(a)に示すように、上記センサ取付部24には、上下方向に長い断面略扁平円形のボルト挿通孔23aが形成されている。このボルト挿通孔23aには、ブッシュ23bが装着されている。一方、アッパーレール14にはボルト挿通孔23aに対応してレール側ボルト挿通孔14bが形成されている。そして、アッパーレール14には、シートスライドセンサ21の反対側においてレール側ボルト挿通孔14bと同心円上にウェルドナット(図示略)が溶着されている。シートスライドセンサ21は、上記ボルト挿通孔23a及びレール側ボルト挿通孔14bに挿通されたボルト(図示略)が、ウェルドナットに締め付けられることでアッパーレール14に対して固定されるようになっている。なお、ボルト挿通孔23aが上下方向に長い断面略扁平円形に形成されているのは、製品ばらつきを吸収すべく位置決めピン22cを中心に取付位置を調整するためである。なお、ボルトをウェルドナットに締め付ける際、シートスライドセンサ21は位置決め穴14aに挿通された位置決めピン22cにより連れ回りが防止される。
【0036】
既述のように、シートスライドセンサ21は、左右対称の構造を有している。従って、図2に示すように、一側(図2の右側)の位置決めピン22cによってアッパーレール14に対する位置決めがなされているとき、他側(図2の左側)の位置決めピン22cは幅方向に突出した状態となっている。なお、他側(図2の左側)の位置決めピン22cによってアッパーレール14に対する位置決めがなされているとき、これらの関係が逆になることはいうまでもない。
【0037】
図1に示すように、アッパーレール14に取り付けられたシートスライドセンサ21には、主としてホルダ部22に対応してその上面及びアッパーレール14と反対側の外側面を覆う樹脂材からなる保護カバー31が装着されている。
【0038】
詳述すると、図3(a)(b)にその平面図及び正面図を示すように、保護カバー31は、天板部32と、同天板部32に連続して斜めに傾斜する斜板部33と、同斜板部33に連続して更に斜めに傾斜し天板部32に対して略直交する方向に延びる側壁部34とを有して略L字状に形成されている。図1(a)及び図3(a)に示されるように、この保護カバー31は、長手方向(図1(a)の左右方向、図3(a)の上下方向)で略対称構造を有している。これは、対称ないずれのシートスライド部(アッパーレール14)に取り付けられたシートスライドセンサ21にも保護カバー31を装着可能にするためである。
【0039】
図3(a)に示すように、天板部32は、長手方向(図3(a)の上下方向)においてシートスライドセンサ21のホルダ部22よりも若干長くなるように形成されており、その先端側(図3(a)の右側)は段部32aを介して縮幅されている。そして、図1(b)に示すように、この縮幅部32bの先端には、これに略直交する方向(側壁部34と略平行になる方向)に延びる複数(本実施形態では2本)の係合爪35が所定間隔をおいて形成されている。
【0040】
これら係合爪35は、アッパーレール14に取り付けられたシートスライドセンサ21に保護カバー31を装着するとき、前記台座部22bの両側に形成される各間隙C1(図2(a)参照)にそれぞれ対応して配置されるようになっている。図3(b)に示すように、各係合爪35は、前記側壁部34と略平行に延びる腕部35aと、腕部35aの先端から斜め外側に屈曲して延びる爪部35bとを有している。そして、保護カバー31をシートスライドセンサ21に装着したときに前記対称線L1が保護カバー31を通過する直線をカバー側の基準線L2で表すと、同基準線L2から腕部35aの内側端面までの幅W6は、前記ホルダ部22の一側(図2(b)の上側)の幅W4よりも若干大きく設定されている。また、腕部35aの内側端面及び外側端面間の幅W7は、前記間隙C1の幅W3よりも若干小さく設定されている。
【0041】
さらに、腕部35aの外側端面には、線状の突起35cが形成されている。そして、前記基準線L2から突起35cの先端面までの幅W8は、前記対称線L1からホルダ部22の台座部22b先端面(即ち、アッパーレール14に取り付けた状態での対向面)までの幅(W1/2)よりも若干大きく設定されている。
【0042】
従って、保護カバー31のシートスライドセンサ21への装着に際して係合爪35が上記間隙C1に挿入されると、これに伴い突起35cが押しつぶされることで腕部35aの外側端面及びアッパーレール14の対向面間の隙間が埋められ、がたつきが抑制される。この際、保護カバー31は、腕部35aに対してアッパーレール14側に傾斜する爪部35bがアッパーレール14及びシートスライドセンサ21と圧接することで保持される。
【0043】
また、図3(a)に示すように、上記縮幅部32bの先端側の両角部には、外側(アッパーレール14側)に突出する突起36が形成されている。そして、前記基準線L2から突起36の先端までの幅W9は、前記対称線L1からホルダ部22の台座部22b先端面までの幅(W1/2)よりも若干大きく設定されている。従って、保護カバー31のシートスライドセンサ21への装着に際して係合爪35が上記間隙C1に挿入されると、これに伴い突起36が押しつぶされることで天板部32(縮幅部32b)の先端面及びアッパーレール14の対向面間の隙間が埋められ、がたつきが抑制される。
【0044】
縮幅部32bの内壁面と上記係合爪35の腕部35aの内側端面との間には、第1ストッパ壁37が形成されている。この第1ストッパ壁37は、段部37aを介して斜板部33側に湾出しており、上記天板部32の上面からこの第1ストッパ壁37の下面(段部37a)までは所定の高さH1に設定されている。第1ストッパ壁37は、保護カバー31のシートスライドセンサ21への装着に際して段部37aがホルダ部22の上面に当接することで高さ方向の位置決めをする。
【0045】
一方、上記斜板部33には、複数(本実施形態では3つ)の第2ストッパ壁38が所定間隔をおいて形成されている。図4(a)に裏側から見た側面図を示すように、これら第2ストッパ壁38は、係合爪35を挟むようにこれに互い違いに配置されている。図3(b)に示すように、この第2ストッパ壁38は、段部38aを介して係合爪35側(第1ストッパ壁37側)に湾出しており、上記天板部32の上面からこの第2ストッパ壁38の下面(段部38a)までは上記高さH1に設定されている。第2ストッパ壁38も、保護カバー31のシートスライドセンサ21への装着に際して段部38aがホルダ部22の上面に当接することで高さ方向の位置決めをする。
【0046】
従って、保護カバー31は、第1及び第2ストッパ壁37,38の各段部37a,38aがそれぞれホルダ部22の上面に当接することで、上記天板部32の上面及びホルダ部22の上面までの間で高さH1を確保してシートスライドセンサ21に位置決めされる。この高さH1は、天板部32に仮に異物が載ったとしてもシートスライドセンサ21の検出性能に影響を及ぼさない好適な値に設定されている。
【0047】
前記基準線L2から側壁部34の内壁面までの幅W10は、前記対称線L1から前記ホルダ部22の台座部22b先端面までの幅(W1/2)よりも若干大きく設定されている。
【0048】
上記側壁部34には、複数(本実施形態では2つ)の係合壁39が所定間隔をおいて形成されている。図4(a)に示すように、これら係合壁39は、両係合爪35を挟むように両側の第2ストッパ壁38の下方に配置されている。いうまでもなく、各係合壁39は両係合爪35の更に外側に配置されているため、保護カバー31をシートスライドセンサ21に装着する際に係合壁39が台座部22b及び位置決めピン22cと干渉することはない。
【0049】
図3(b)に示すように、この係合壁39は、基端側から第1段部39a及び第2段部39bを介して係合爪35側に段付き状に突出している。そして、前記基準線L2から第1及び第2段部39a,39bの境界部までは前記幅W6に設定されている。換言すると、前記係合爪35の腕部35aの内側端面と、第1及び第2段部39a,39bの境界部との中心は、前記基準線L2に一致している。また、第1及び第2段部39a,39bの境界部から側壁部34の外壁面間は所定の幅W11に設定されている。さらに、前記基準線L2から係合壁39の先端面までの幅W12は、前記ホルダ部22の他側(図2(b)の下側)の幅W5よりも若干大きく設定されている。さらにまた、上記第2ストッパ壁38の下面(段部38a)からこの係合壁39の第2段部39bまでは所定の高さH2に設定されている。この高さH2は、ホルダ部22の上面から段部22dまでの高さH3(図2(b)参照)よりも若干大きく設定されている。
【0050】
保護カバー31は、シートスライドセンサ21への装着に際して係合壁39の第2段部39bがホルダ部22のランド部22e(段部22d)に係止されることで抜け止めされるようになっている。この際、保護カバー31は、上記側壁部34の外壁面及びランド部22eの先端面までの間で上記幅W11を確保してシートスライドセンサ21に位置決めされる。この幅W11は、側壁部34に仮に磁性体異物が付着したとしてもシートスライドセンサ21の検出性能に影響を及ぼさない好適な値に設定されている。
【0051】
上記側壁部34には、各係合壁39の下方において係合爪35側に板状に突出する複数(本実施形態では2つ)の第3ストッパー壁40が形成されている(図4(a)参照)。そして、図3(b)に示すように、前記基準線L2から第3ストッパー壁40の先端面までの幅W13は、前記ホルダ部22の他側(図2(b)の下側)の幅W5よりも小さく設定されている。また、上記第2ストッパ壁38の下面(段部38a)からこの第3ストッパー壁40の上面までの高さH4は、ホルダ部22の上面から下面までの高さH5(図2(b)参照)よりも若干大きく設定されている。保護カバー31は、シートスライドセンサ21への装着に際してホルダ部22の下面まで突出する第3ストッパー壁40によって抜け止めされるようになっている。
【0052】
なお、上記第3ストッパー壁40の上面から側壁部34の下端までは所定の高さH6に設定されている。従って、保護カバー31が装着されたシートスライドセンサ21は、ホルダ部22の下面から上記高さH6の分だけ下方に延びる側壁部34によって外側から覆われている。この高さH6は、落下した異物が車両フロアに跳ね返されて斜め下方からシートスライドセンサ21側に侵入すること、特にシートスライドセンサ21の下面に付着することを抑制する好適な値に設定されている。
【0053】
以上により、保護カバー31は、その係合爪35、第1ストッパ壁37(段部37a)、第2ストッパ壁38(段部38a)、係合壁39及び第3ストッパー壁40によりホルダ部22の角部を包囲してこれと嵌合する態様で位置決め・抜け止めされる。このとき、保護カバー31は、第2ストッパ壁38(段部38a)及び係合壁39によりホルダ部22のランド部22eと嵌合する態様で第2段部39bがランド部22e(段部22d)に係止され、抜け止めされる。
【0054】
図4に示すように、側壁部34の斜板部33側には、保護カバー31をシートスライドセンサ21に装着したときの前記位置決めピン22cに対応して貫通する係止孔41が形成されている。保護カバー31は、この係止孔41にアッパーレール14に対する位置決めに供されない位置決めピン22cが挿入されることでシートスライドセンサ21に対し位置決め・保持される。
【0055】
また、側壁部34には、係止孔41の下方に延びる第1凹部42と、同第1凹部42の下方側で連続する第2凹部43とが形成されている。図4(b)に図4(a)のB−B線に沿った断面図を示すように、この第1凹部42の内壁面は、下方に向かうに従い外側に傾斜するガイド面42aを形成している。この第1凹部42は、保護カバー31をシートスライドセンサ21に装着する際に、係止孔41を位置決めピン22cへと案内するためのものである。すなわち、図5(a)(b)に示すように、保護カバー31を下方に移動させてシートスライドセンサ21に装着するとき、側壁部34の内壁面は位置決めピン22cと干渉するため、保護カバー31は位置決めピン22cによって押し開かれるように弾性変形する。このとき、シートスライドセンサ21への装着に伴い保護カバー31は、ガイド面42aに当接する位置決めピン22cによって押し開かれながら係止孔41が位置決めピン22cへと案内される。このとき、第1凹部42の内壁面が位置決めピン22cと干渉することで位置ずれが修正されるのはいうまでもない。そして、保護カバー31は、位置決めピン22cへと案内された係止孔41にこれが挿入されて係止され、シートスライドセンサ21に保持される。
【0056】
また、図4(a)に示すように、上記第2凹部43は、下方に向かうに従い拡幅される断面略三角形に形成されている。この第2凹部43は、保護カバー31をシートスライドセンサ21に仮組した際、第1凹部42が位置決めピン22cに対して長手方向(図4(a)の左右方向)にずれていても、これを第1凹部42へと案内するためのものである。すなわち、図4(a)に併せ示すように、仮組おいて第1凹部42が位置決めピン22cに対して上記長手方向にずれているとき、第2凹部43の内壁面が位置決めピン22cと干渉することで装着に伴い徐々に第1凹部42が位置決めピン22cへと案内される。なお、図4(a)では、保護カバー31(第2凹部43)を基準に位置決めピン22cが第1凹部42へと案内される態様を示しているが、実際には位置決めピン22cを基準に保護カバー31の第1凹部42が位置決めピン22cへと案内される。
【0057】
ここで、保護カバー31のシートスライドセンサ21への装着態様について総括的に説明する。まず、アッパーレール14に搭載されたシートスライドセンサ21の上方に保護カバー31を配置し、台座部22bを挟んでその両側に形成された前記間隙C1に、保護カバー31の各係合爪35をその先端側(爪部35b)から挿入する。この際、保護カバー31を外側に開くように弾性変形させて上記第2凹部43内に外側の位置決めピン22cを配置する。この状態で係合爪35を奥へと挿入していくと、保護カバー31は第2凹部43の内壁面が位置決めピン22cと圧接することによって押し開かれながら、第1凹部42が位置決めピン22cへと案内される。そして、係合爪35を更に奥へと挿入していくと、保護カバー31は、第1凹部42(ガイド面42a)が位置決めピン22cと圧接することによって徐々に押し開かれながら、係止孔41が位置決めピン22cへと案内されてこれに位置決めピン22cが挿入される。このとき、位置決めピン22cによる第1凹部42への押圧力が解放され、保護カバー31は本来のL字形状へと弾性復帰する。
【0058】
そして、保護カバー31は、係止孔41に位置決めピン22cが挿入され、係合爪35、第1ストッパ壁37(段部37a)、第2ストッパ壁38(段部38a)、係合壁39及び第3ストッパー壁40によりホルダ部22の角部を包囲してこれと嵌合する態様でシートスライドセンサ21に保持される。また、保護カバー31は、第2ストッパ壁38(段部38a)及び係合壁39によりホルダ部22のランド部22eと嵌合する態様で第2段部39bがランド部22e(段部22d)に係止され、抜け止め・保持される。
【0059】
このとき、保護カバー31は、間隙C1に挿入された係合爪35の爪部35bがアッパーレール14及びシートスライドセンサ21と圧接することで生じる反力及び摩擦力によっても抜け止め・保持される。
【0060】
また、この際、保護カバー31は、アッパーレール14との当接により前記突起35c,36を押しつぶしながらシートスライドセンサ21に装着されるため、アッパーレール14の対向面間の隙間が埋められ、がたつきが抑制される。
【0061】
さらに、保護カバー31がシートスライドセンサ21に装着された状態では、上記天板部32の上面及び第2ストッパ壁38の下面、即ちシートスライドセンサ21の上面との間が高さH1だけ離隔される。これにより、天板部32に磁性体異物が載っても、シートスライドセンサ21の性能劣化が抑制される。また、側壁部34の外壁面と第1及び第2段部39a,39bの境界部、即ちシートスライドセンサ21の外側面との間が幅W11だけ離隔される、これにより、側壁部34に磁性体異物が付着しても、シートスライドセンサ21の性能劣化が抑制される。
【0062】
次に、シートスライドセンサ21(ホルダ部22)に収容される磁力検出部及びシート位置の検出原理について図6及び図7に基づき説明する。なお、図6は、ホルダ部22内に形成される磁気回路を示す説明図であり、図7は図6の磁気回路に対応するアッパーレール14の配置を示す模式図である。
【0063】
図6に示されるように、上記ホルダ部22の一側(コネクタ部23側)には、略ブロック状の第1ヨーク51が収容されている。一方、上記ホルダ部22の他側(センサ取付部24側)には、略ブロック状の磁石体52が収容されている。この磁石体52は、第1ヨーク51に向かって中心部を貫通する第2ヨーク53と、第2ヨーク53を挟む上下に2分された第1磁石54及び第2磁石55とを備えている。第1及び第2磁石54,55は、磁石54,55、第2ヨーク53を重ね合わせる面と垂直な方向に、同一着磁方向で着磁されている。
【0064】
また、上記第1ヨーク51及び第2ヨーク53間に形成された間隙には、磁電変換素子56が配置されている。この磁電変換素子56は、図示しない素子基板を介して前記接続端子25,26に接続されている。磁電変換素子56は、これに作用する磁力に応じた電流を素子基板を介して生成して接続端子25,26から出力するようになっている。
【0065】
詳述すると、図7(a)に示すようにアッパーレール14がロアレール12に対して一側(図7(a)の左側)に突出配置され、シートスライドセンサ21の下方にロアレール12が配置されていないとする。この状態は、例えばロアレール12に対してアッパーレール14が車両前側にスライド移動され、シート位置が車両の前寄りに配置されている状態に相当する。図6(a)に示されるように、この状態に対応する磁気回路は、第1及び第2磁石54,55の極性を除いて上下に対称に形成されるため、これら第1及び第2磁石54,55によって形成される各磁界も互いに逆方向になることを除いて上下に対称となる。そして、第2ヨーク53に対応して磁石体52の中心部に配置された磁電変換素子56には、互いに相殺された零の磁力が作用する。なお、N極及びS極の磁力が均衡(相殺)して磁力が零になる点を特にNull点ともいう。従って、磁電変換素子56に作用する零の磁力に応じた電流が素子基板を介して生成・出力される。
【0066】
次に、図7(b)に示すようにアッパーレール14がロアレール12側である他側(図7(b)の左側)に引き込み配置され、シートスライドセンサ21の下方にロアレール12が配置されているとする。この状態は、例えばロアレール12に対してアッパーレール14が車両後側にスライド移動され、シート位置が車両の後寄りに配置されている状態に相当する。図6(b)に示されるように、この状態に対応する磁気回路では、第1ヨーク51及び磁石体52の下方に鉄板(ロアレール12)が配置されることで上記磁力の均衡が崩れる。そして、上記磁電変換素子56には、均衡のずれに応じた大きさを有する磁力が作用する。従って、磁電変換素子56に作用する磁力に応じた電流が素子基板を介して生成・出力される。
【0067】
なお、素子基板から出力された電流が、図示しないコントローラにおいて読み込まれ、ロアレール12に対するアッパーレール14(シートスライドセンサ21)の配置、すなわちシート位置が検出されるようになっている。なお、このコントローラは、シート位置を前寄りか後寄りかの2つの状態で検出するようになっている。このシート位置の状態は、図示しないエアバッグ装置へと送信され、例えばエアバッグを展開させるときの作動力の切り替えに供される。
【0068】
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、保護カバー31により包囲することでシートスライドセンサ21及びその近傍に鉄片、磁石などの磁性体異物が付着してその検出性能を劣化させることを防止することができる。
【0069】
(2)本実施形態では、シートスライドセンサ21を包囲する天板部32は、シートスライドセンサ21(ホルダ部22)の上方に高さH1(第1の所定距離)だけ離隔される。従って、例えば天板部32に鉄片、磁石などの磁性体異物が載っても上記高さH1の分、シートスライドセンサ21への影響を緩和することができる。また、シートスライドセンサ21を包囲する側壁部34は、シートスライドセンサ21(ランド部22e)の側方に幅W11(第2の所定距離)だけ離隔されるため、例えば側壁部34に磁性体異物が付着しても上記幅W11の分、同様にシートスライドセンサ21への影響を緩和することができる。
【0070】
さらに、側壁部34は、シートスライドセンサ21よりも下方に高さH6だけ延出するため、例えば床面から跳ね返った磁性体異物がシートスライドセンサ21側に侵入することを側壁部34によって抑制することができる。
【0071】
(3)本実施形態では、保護カバー31は、シートスライドセンサ21の外形(位置決めピン22c)との圧接によって弾性変形しながら、嵌合部を構成する係合爪35、第1ストッパ壁37(段部37a)、第2ストッパ壁38(段部38a)、係合壁39及び第3ストッパー壁40によりホルダ部22の角部と嵌合するように、また、同じく嵌合部を構成する第2ストッパ壁38(段部38a)及び係合壁39によりホルダ部22のランド部22eと嵌合するように弾性復帰してシートスライドセンサ21に保持される。従って、保護カバー31は、これをシートスライドセンサ21の外形に押しつけて弾性変形させながら上記嵌合部とシートスライドセンサ21の外形とを嵌合させる簡易な作業でシートスライドセンサ21に取り付けられる。そして、例えばシートスライドセンサ21への取り付けのために別途、締結部材(ボルト・ナットなど)などの部品を追加したり、カシメなどの追加作業を行ったりする必要がなくなる。
【0072】
(4)本実施形態では、前記間隙C1に挿入された係合爪35がアッパーレール14及びシートスライドセンサ21と圧接することで生じる反力及び摩擦力によって保護カバー31を保持することができる。
【0073】
(5)本実施形態では、保護カバー31は、前記シートスライド部(アッパーレール14)の一側及び他側のいずれの側に取り付けられたシートスライドセンサ21にも取付可能になるように対称構造を有している。従って、シートスライドセンサ21がシートスライド部に取り付けられる側にそれぞれ対応すべく個別に保護カバー31を設計する必要がなく、その汎用性を増大することができる。
【0074】
(6)本実施形態では、シートスライド部(アッパーレール14)に対するシートスライドセンサ21の位置決めに利用されない余剰の位置決めピン22cを利用してこれを係止孔41に挿入・係止させることで、保護カバー31をシートスライドセンサ21に保持することができる。
【0075】
(7)本実施形態では、シートスライド部(アッパーレール14)にシートスライドセンサ21を搭載した状態での後付けで保護カバー31を装着することができる。また、弾性を有する嵌合構造、位置決めピン22c及び係止孔41間の係止構造、並びに間隙C1内における係合爪35の圧接構造の併用によって保護カバー31を堅固にシートスライドセンサ21に装着することができる。
【0076】
(8)本実施形態では、シートスライドセンサ21は、第1、第2磁石54,55及び磁電変換素子56の間にロアレール12を挟むことなくこれを検出する。従って、これら第1、第2磁石54,55及び磁電変換素子56の間にロアレール12を挟むように配置すべくシートスライドセンサ21を張り出したりする必要がないため、その搭載性を向上できる。
【0077】
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・前記実施形態においては、シートスライドセンサ21を保護するために別途、保護カバー31を設けた。これに対し、図8に示されるように、車両用シートのシートクッション側部の意匠部品である既存のシールドカバー61によって外側が覆われる領域S内にシートスライドセンサ21を配置・搭載するようにしてもよい。このように変更しても、シールドカバー61により包囲することでシートスライドセンサ21及びその近傍に鉄片、磁石などの磁性体異物が付着してその検出性能を劣化させることを防止することができる。
【0078】
このとき、シートスライドセンサ21(ホルダ部22)の下面からシールドカバー61の下端まで所定の高さH7が確保されるようにシートスライドセンサ21を配置・搭載する。これにより、シートスライドセンサ21は、ホルダ部22の下面から上記高さH7の分だけ下方に延びるシールドカバー61によって外側から覆われる。この高さH7は、落下した磁性体異物が車両フロアに跳ね返されて斜め下方からシートスライドセンサ21側に侵入すること、特にシートスライドセンサ21の下面に付着することを抑制する好適な値に設定されている。なお、シートスライドセンサ21の性能確保のために元来のシールドカバー61によって形成される上記領域S内への配置・搭載が困難である場合には、その分、シールドカバー61を下方に延出させるように設計変更してもよい。
【0079】
・前記実施形態において、係合爪35の本数は一例であって1本でも3本以上であってもよい。また、係合爪35の本数に合わせて第1ストッパ壁37を増減させてもよく、あるいは複数の係合爪35のいずれかに選択的に第1ストッパ壁を設けてもよい。
【0080】
・前記実施形態においては、係合爪35及び第1ストッパ壁37を連続的に形成したが、これらは互いに異なる位置に分離して形成してもよい。
・前記実施形態において、第2ストッパ壁38の個数は一例であって1つ又は2つでも4つ以上であってもよい。
【0081】
・前記実施形態において、係合壁39の個数は一例であって1つでも3つ以上であってもよい。
・前記実施形態において、第3ストッパー壁40の個数は一例であって1つでも3つ以上であってもよい。
【0082】
・前記実施形態においては、樹脂材にて保護カバー31を形成したが、強磁性材でなければその他の材料を採用してもよい。
・前記実施形態においては、シートスライドセンサ21をアッパーレール14に締結したが、例えばシートスライドセンサ21をアッパーレール14に嵌合させたりカシメたりしてこれらを結合してもよい。
【0083】
・前記実施形態においては、アッパーレール14にシートスライドセンサ21を設けてロアレール12を検出させたが、ロアレール12にシートスライドセンサ21を設けてアッパーレール14を検出させてもよい。また、シートスライドセンサ21によって直にロアレール12若しくはアッパーレール14を検出する構成に限定されるものではなく、例えばシートスライドセンサによって検出側のレールに設けられた被検出板を検出させるようにしてもよい。さらに、シートスライドセンサは、別部品である支持部材を介して搭載側のレールに設けてもよい。
【0084】
・前記実施形態において採用した磁気回路の構成は一例であって、その他の構成を採用してもよい。
・前記実施形態においては、直線方向に相対移動するシートスライド部に本発明を適用したが、曲線方向に回転移動する、いわゆる回転対座シートのシートスライド部に本発明を適用してもよい。
【0085】
・前記実施形態においては、シート状態として乗員の位置検出に供されるシート位置を検出する装置について説明したが、例えば乗員の体重検出に供しうるシート荷重を検出する装置であってもよい。要は、所要のシート状態を検出するための磁気式センサを備えたシート状態検出装置であればよい。なお、こうした所要のシート状態を検出するための磁気式センサを搭載するために、便宜的にシートスライド部の一部(アッパーレール14)を更に上下に分割するなどの変更を加えたとしても、本発明を何ら逸脱するものではない。
【0086】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1乃至に記載の発明によれば、磁気式センサへの磁性体異物の付着による検出性能の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図。
【図2】シートスライドセンサの搭載状態を示し、(a)(b)はそれぞれその平面図及び正面図。
【図3】保護カバーを示し、(a)(b)はそれぞれその平面図及び正面図。
【図4】保護カバーを示し、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図。
【図5】(a)(b)は保護カバーの装着態様を示す部分断面図。
【図6】(a)(b)は同実施形態の原理図。
【図7】(a)(b)は同実施形態の原理を示す説明図。
【図8】同実施形態の別例を示す断面図。
【符号の説明】
14 シートスライド部を構成するアッパーレール
21 磁気式センサとしてのシートスライドセンサ
22c 位置決めピン
31 保護カバー
32 第1壁部としての天板部
34 第2壁部としての側壁部
35 係合爪
35a 嵌合部を構成する腕部
37 嵌合部を構成する第1ストッパ壁
38 嵌合部を構成する第2ストッパ壁
39 嵌合部を構成する係合壁
41 係止孔
61 シールドカバー

Claims (6)

  1. シートスライド部に設けられてシート状態を検出する磁気式センサを備えたシート状態検出装置において、
    前記磁気式センサに取り付けられて該磁気式センサを包囲する保護カバーを備え
    前記磁気式センサは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側にも取付可能になるように対称構造を有して形成され、
    前記保護カバーは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側に取り付けられた前記磁気式センサにも取付可能になるように対称構造を有して形成されていることを特徴とするシート状態検出装置。
  2. 請求項1に記載のシート状態検出装置において、
    前記磁気式センサは、前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側にも挿入可能になるように一対の位置決めピンを備え、該位置決めピンのいずれか一方が前記シートスライド部に挿入されて該シートスライド部に対して位置決めされ、
    前記保護カバーは、前記シートスライド部に挿入されないいずれか他方の前記位置決めピンが挿入される係止孔を備えたことを特徴とするシート状態検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシート状態検出装置において、
    前記保護カバーは、前記磁気式センサの上方に第1の所定距離だけ離隔されて位置決めされる第1壁部と、該磁気式センサの側方に第2の所定距離だけ離隔されて位置決めされ該磁気式センサよりも下方に延出する第2壁部とを備え、
    前記保護カバーは、前記第1及び第2壁部により前記磁気式センサを包囲することを特徴とするシート状態検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート状態検出装置において、
    前記保護カバーは、前記磁気式センサの外形と嵌合する嵌合部を備え、
    前記保護カバーは、前記磁気式センサの外形との圧接によって弾性変形しながら、前記嵌合部が該磁気式センサの外形に嵌合するように弾性復帰して該磁気式センサに保持されることを特徴とするシート状態検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート状態検出装置において、
    前記保護カバーは、前記シートスライド部及び前記磁気式センサ間に形成された間隙に挿入されて該シートスライド部及び該磁気式センサと圧接する係合爪を備えたことを特徴とするシート状態検出装置。
  6. シートスライド部に設けられてシート状態を検出する磁気式センサに取り付けられ、該磁気式センサを包囲する保護カバーであって、
    前記シートスライド部の一側及び他側のいずれの側にも取付可能になるように対称構造を有して形成されて該シートスライド部の一側及び他側のいずれの側に取り付けられた前記磁気式センサにも取付可能になるように対称構造を有して形成されていることを特徴とする保護カバー。
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