JP2003019051A - シート位置調整装置 - Google Patents

シート位置調整装置

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JP2003019051A
JP2003019051A JP2001209358A JP2001209358A JP2003019051A JP 2003019051 A JP2003019051 A JP 2003019051A JP 2001209358 A JP2001209358 A JP 2001209358A JP 2001209358 A JP2001209358 A JP 2001209358A JP 2003019051 A JP2003019051 A JP 2003019051A
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Japan
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movable
seat
rails
detecting means
sensor
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JP2001209358A
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English (en)
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Hirofumi Endo
裕文 遠藤
Yasuaki Suzuki
康明 鈴木
Satoshi Tagawa
聡 田川
Hidetoshi Yada
英利 矢田
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁力センサとセンサフランジの破損を防止
すると共に、磁力センサの可動レールへの組み付け性を
向上させること。 【解決手段】 取付面3に固定して取り付けられる一対
の固定レール20と、固定レール20に対して移動可能
な一対の可動レール30と、固定レール20の一方の所
定位置に設けられた位置指示手段60と、可動レール3
0の一方に取り付けられ、位置指示手段の可動レールに
対する位置を検出する位置検出手段50とを備えてな
り、位置検出手段50は磁電変換素子51と、磁電変換
素子から所定距離離隔して対向配置される磁石52とを
備え、位置指示手段60が磁電変換素子51と磁石52
との間で挿通可能に配置されるシート位置調整装置2に
おいて、位置検出手段50に位置指示手段60が挿通さ
れる部分は一方および他方の可動レール30の間に配置
されると共に、位置検出手段50は取付面3に対して直
角方向から可動レール30に取り付けられるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートの位置を調整
する装置に関するものであり、特に自動車用のシート位
置を調整する装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来のシート位置調整装置として、米国
特許6053529号に開示されているものが知られて
いる。この装置は、シートに固定される一対の可動レー
ルと、フロアに固定される一対の固定レールと、固定レ
ールに取り付けられる磁力センサと、可動レールに取り
付けられるセンサフランジとで構成され、磁力センサと
センサフランジはシート位置調整装置の外方に配置され
ている。
【0003】そして、シート位置調整装置はシートに取
り付けられた後に車両へ搭載される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁力セ
ンサとセンサフランジがシート位置調整装置の外方に配
置されていると、特に車両へのシートの搭載時に磁力セ
ンサおよびセンサフランジを車両の周囲に配置されてい
る部品に衝突させやすい。センサは強度が強くない部品
であり、他部品へのちょっとした衝突でもセンサの破損
や測定精度の悪化等を発生させる恐れがある。このた
め、その取り扱いを慎重に行う必要があるが、シートは
重く、体積の大きな部品であるので、車両への取り付け
の際にシートの下方に取り付けられているセンサ(とセ
ンサフランジ)に注意を払うことは限界がある。
【0005】それゆえ、本発明は、磁力センサとセンサ
フランジの破損を防止すると共に、磁力センサの可動レ
ールへの組み付け性を向上させること、をその課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1の発明にて講じた技術的手段は、取付面
に固定して取り付けられる一対の固定レールと、該固定
レールに対して移動可能な一対の可動レールと、該固定
レールの一方の所定位置に設けられた位置指示手段と、
前記可動レールの一方に取り付けられ、前記位置指示手
段の前記可動レールに対する位置を検出する位置検出手
段とを備えてなり、前記位置検出手段は磁電変換素子
と、該磁電変換素子から所定距離離隔して対向配置され
る磁石とを備え、前記位置指示手段が前記磁電変換素子
と前記磁石との間で挿通可能に配置されるシート位置調
整装置において、前記位置検出手段に前記位置指示手段
が挿通される部分は一方および他方の可動レールの間に
配置されると共に、前記取付面に対して直角方向から前
記可動レールに取り付けられるようにしたことである。
【0007】上記した手段によれば、位置検出手段に位
置指示手段が挿通される部分は一方および他方の可動レ
ールの間に配置したことによって、位置検出手段および
位置指示手段をシート位置調整装置の内方に配置するこ
とができる。
【0008】また、上記した課題を解決するために請求
項2の発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の
発明に加えて、前記可動レールは固定手段により前記位
置検出手段を取り付ける取付部を備え、前記位置検出手
段または前記取付部の一方には第1突出部が設けられる
と共に、前記取付部または前記位置検出手段の他方には
前記第1突出部に係合可能な凹部が設けられていること
である。
【0009】上記した手段によれば、第1突出部と凹部
とを設けたことにより、位置検出手段の取り付け時に取
付部に対する位置検出手段の位置を所定の位置に保持す
ることができる。
【0010】また、上記した課題を解決するために請求
項3の発明にて講じた技術的手段は、請求項1または2
に記載の発明に加えて、前記位置検出手段の上面にフッ
ク部が設けられていることである。
【0011】上記した手段によれば、位置検出手段の組
み付け時にフック部により位置検出手段を取付部に保持
し、仮組体とすることができる。
【0012】また、上記した課題を解決するために請求
項4の発明にて講じた技術的手段は、請求項3に記載の
発明に加えて、前記フック部の上面に第2突出部が設け
られていることである。
【0013】上記した手段によれば、位置検出手段を取
付部の所定の位置以外に組み付けようとした場合にも容
易に異なる位置であることを判別することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に従った実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態は、本発明を自動車用
のシート位置調整装置に用いたときを示すものである。
【0015】図1は、本発明の全体図である。
【0016】図1に示すように、シート位置調整装置2
は、シート本体1の下側と、車両のフロア(取付面)3
の間に配置される。シート位置調整装置2は、シート本
体1の左右に一対で取り付けられる。左右のシート位置
調整装置2は基本的にシート中央に対して対称に構成さ
れているので、以下ではその一方側についてその構成を
説明する。このシート位置調整装置2は手動式の装置と
して図示されているが、本発明に関わる構成は手動式の
装置に限定されるものではなく、所謂パワースライドと
しての電動式の装置にも適用可能である。
【0017】シート位置調整装置2の固定レール20
は、図2に示されるように、その長手方向に直角の断面
で示されるように、略U字状の断面を呈している。そし
て、略U字状の両側縦壁部23の上先端は、内側に屈曲
し、さらに下方に垂下して鉤状の係止部24が形成され
ている。
【0018】図1および図2に示されるように、固定レ
ール20の長手方向で、その前端部の下面には、前側の
取り付けブラケット41が、そして後端部の下面には、
後側の取付ブラケット42が取り付けられている。固定
レール20と各取付ブラケット41、42はU字形状を
した固定レール20の底平面部25(図3)に強固に結
合されている。
【0019】前後の各取付ブラケットには固定レールに
取り付けられる取付部(図示せず)と、脚部とを有し、
脚部41a、42aが車両のフロア3上にボルト(図示せ
ず)によって取り付けられている。
【0020】図2に示すように、可動レール30は固定
レール20のU字形状の内側に配置され、下方に開放し
た逆向きU字形状を呈している。断面形状の両側縦壁部
33の下端は外方向に屈曲して、前記固定レール20の
係止部24に、シュー38を介して結合される鉤形状を
した被係止部34が形成されている。また、被係止部3
4の下端面と、固定レール20の底平面部25の間には
ローラ39が挿入され、可動レール30は固定レール2
0に対して円滑な前後移動が可能とされている。
【0021】また、固定レール20の底平面部25には
シート1の中心方向に向かって断面L字状のセンサフラ
ンジ60(位置指示手段)が設けられている。このセン
サフランジ60は鋼板のような磁性体材料にて構成さ
れ、その一面をフロア3に対し水平に、他面をフロア3
に対し直角にした状態で固定レール20に溶接にて固定
されている。この際、センサフランジ60と底平面部2
5とが溶接される部分60aは固定レール20の中心付
近、すなわちローラ39が配置されていないところに配
置されている。この溶接部分60aが固定レール20の
中心付近に配置されていることにより、溶接痕により、
ローラ39の回転が損なわれることがなく、可動レール
30の固定レール20に対する移動を円滑に行うことが
できる。
【0022】可動レール30には、長手方向に沿って上
部縦壁部36が一体に形成され、この上部縦壁部36に
は、前側および後側ブラケット82、83が取り付けら
れている。図1に示すようにシート1の座面となるクッ
ション8の内方には、その骨組みとして機能するロアア
ーム81が配置され、上部縦壁部36に取り付けられた
前側および後側ブラケット82、83を介して可動レー
ル30の上部縦壁部36に取り付けられる。これによ
り、ロアアーム81およびクッション8は可動レール3
0と共に固定レール20に対して前後方向に移動可能と
なる。
【0023】さらに、可動レール30に一体に形成され
た上部縦壁部36には、シート1の中心に向かって水平
な板状の部材で構成される取付部37が取り付けられて
いる。この取付部37は、図7に示すように、後述する
取付ボルトを挿通する挿通孔37aと、挿通孔37aの
中心に対して同一中心を有するように取付部37の上面
に配置され、取付部37に一体に溶接されたウェルドナ
ット37bと、取付部37の可動レール30長手方向の
一端の中心付近を切り取った凹部37cとを有してい
る。
【0024】図4および図5に示すように位置検出セン
サ50(位置検出手段)は、磁電変換素子としてのホー
ル素子51と、ホール素子51に対向して配置された永
久磁石52と、ホール素子51に電気的に結線されたコ
ネクタケース53に覆われたコネクタ(図示せず)とか
ら構成される。図4に示すように、ホール素子51と永
久磁石52との間は、所定量離隔して配置され、これら
はパッケージ54により一体化されている。その形状は
略逆U字形状である。また、図4および5に示すよう
に、パッケージ54の上方、すなわちU字形状の底面の
外方にはL字状のフック部55が設けられている。フッ
ク部55はその一面がパッケージ54に一体化されて所
定量図示上方に伸び、その後直角に屈曲して形成されて
いる。あるいは図9に示すように、パッケージ54の一
面に開口する空洞を設け、コネクタ(図示せず)とホー
ル素子51と結線57とをあらかじめ電気的に接続した
ホール素子ユニット90を、コネクタケース53と開口
を覆うカバー53aと、カバー53aの図示上方向に延
在して一体形成されたフック部55とを有するように構
成してもよい。この場合、ホール素子ユニットをパッケ
ージ54の空洞に収め、スクリュ58によりパッケージ
54に取り付け、固定することで、フック部を構成する
ことができる。
【0025】また、パッケージ54の上面にはフック部
55の屈曲方向と同じ方向に延伸した矩形部56が設け
られている。この矩形部56は、その上面がパッケージ
54の上面と同一の平面となるようパッケージ54を延
伸することで形成されている。さらに、矩形部56には
後述するスクリュを挿通する挿通孔56aが設けられて
いる。この矩形部56は上記した取付部37に位置検知
センサ50を取り付けるために用いられる。
【0026】また、パッケージ54の上面には第1突出
部59が設けられている。第1突出部59は、L字状の
フック部55の下面とパッケージ54の上面との間に配
置されている。この第1突出部59は取付部37の凹部
37cに挿入可能に形成されている。この第1突出部5
9が凹部37cに挿入された際には図4の左右方向にて
第1突出部56は移動不能となる寸法、すなわち図4の
寸法Aおよび図3の寸法Bが略一致していることが望ま
しい。また、図7に示すように位置検知センサ50が取
付部37に取り付けられた際には、図5に示す第1突出
部59の端面59aと、図3に示す取付面37の凹部3
7cの端面37dとが当接することが望ましい。また、
端面56aと端面37dが当接したときに、取付部37
のウェルドナット37bの中心位置と、挿通孔56aの
中心位置とが略一致するようにこれらの位置関係が設定
されていることが望ましい。
【0027】また、図4または図5に示すように、フッ
ク部55にはその上面から図示上方に向かって突出する
第2突出部55aが設けられている。この第2突出部5
5aは、取付部37の下面に位置検出センサ50が取り
付けられようとした際に、図8に示すようにウェルドナ
ット37bと挿通孔56aとの中心位置がずれ、ボルト
を挿入不能とするように形成されている。
【0028】次に、上記した構成を有するシート位置調
整装置の位置検知センサの取付方法について詳述する。
【0029】図6および図7に示すように、シート位置
調整装置2を組み付ける作業者は、可動レール30の上
部縦壁部に設けられた取付部37の凹部37cの開口
と、位置検知センサ50の第1突出部59とが対向する
位置となるように位置検知センサ50を配置する。次
に、図6の矢印の方向に位置検知センサ50を移動さ
せ、凹部37cに第1突出部56を挿入する。このと
き、図2に示すように、固定レール20に取り付けられ
ているL字状のセンサフランジ60のフロア3に対して
直角に配置された一面はホール素子51と永久磁石52
の間に配置される。さらに、可動レール30の移動に伴
ってセンサフランジ60が可動レール30の移動方向に
対して移動可能となるように配置される。そして、手を
離し、フック部55にて位置検知センサ50を取付部3
7の上面に引っ掛ける。その後、図示しない取付ボルト
を図示下方から挿通孔56a、ウェルドナット37bに
挿通し、締め付ける。
【0030】次に、上記したシート位置調整装置2の作
動について説明する。
【0031】シート位置調整装置2の位置検出センサ5
0であるホール素子51は、ホール効果を用いて磁界の
強さを電気信号として取り出すものである。位置検出セ
ンサ50には、ホール素子51と永久磁石52とが対向
して所定量離れて配置されている。通常はこの永久磁石
52の磁力により形成される磁界の強さをホール素子5
1は検出している。一方、固定レール20の所定の位置
にはL字状のセンサフランジ60が配置されている。上
述したように、可動レール30が移動して可動レール3
0に対する固定レール20の位置が所定の位置にきたと
きに、L字状のセンサフランジ60の一面は位置検出セ
ンサ50のホール素子51と永久磁石52との間に配置
される。このとき(位置検出センサ50のホール素子5
1と永久磁石52との間にセンサフランジ60が位置し
たとき)、永久磁石52の磁力による磁界はセンサフラ
ンジ60によりその強さが変化する。これにより、ホー
ル素子51は通常の磁界の強さとは異なる磁界の強さを
検出する。この磁界の強さの変化により、可動レール3
0が固定レール20に対して所定の位置にあるかどうか
を判断することができる。本実施形態においては、セン
サフランジ60は所定位置から固定レール20の長手方
向に向かって、車両の前側に延在しているので、可動レ
ール30の位置が所定の位置よりも前にある、すなわ
ち、シート1(クッション8)の位置が所定の位置より
前にあることを感知することができる。このようなシー
ト位置の検出はたとえば、エアバックを装着した車両に
おいて、シート位置に応じてエアバックの膨張量を変化
させるように制御する際に使用される。
【0032】上記したように、本発明においては、位置
検出センサ50にセンサフランジ60が挿通される部分
を一方および他方の可動レールの間に配置したことによ
って、位置検出センサ50およびセンサフランジ60を
シート位置調整装置2の内方に配置することができる。
【0033】これにより、位置検出センサ50およびセ
ンサフランジ60がシート位置調整装置2の外方に配置
されている場合と比較して、他の部品と衝突する可能性
を著しく低減することができる。このため、位置検出セ
ンサ50およびセンサフランジ60の破損を防止でき
る。また、破損にまで至らず、位置検出センサ50の取
付位置がずれたり、センサフランジ60が曲がったりし
て固定レール20に対する可動レール30の位置を正確
に検出できなくなることを防止できる。さらに、取付位
置のずれや部材の折れ曲がりにより、逆U字状に形成さ
れた位置検出センサ50内(ホール素子51と永久磁石
52との間に形成される空間)をセンサフランジが挿通
できなくなったり、その空間内での移動が不可能になっ
たりする不具合を防止することができる。
【0034】位置検出センサ50はほとんどの場合、ボ
ルト等の締結部材により取付部に取り付けられる。この
ため、締結部材の締め付け作業スペースや工具のスペー
ス等を確保する必要がある。上記したように、一対の固
定レール20および可動レール30はそれぞれ対向して
配置されているため、作業スペースや工具のスペースを
フロア3に対し水平方向に確保することは非常に困難で
ある。本発明によれば、位置検出センサ50の取付部を
フロア3に対して直角となるように配置したので、スペ
ースの確保が容易に行える。
【0035】さらに、位置検出センサ50は磁気検出方
式であるため磁性体異物がセンサに付着するとセンサの
誤作動を発生させる恐れがある、特に、センサがシート
位置調整装置2の外方に配置されていると、センサが外
部に露出していることになり、ユーザーが車両に持ち込
む異物を付着しやすい環境となる。上記したように位置
検出センサ50を内方に配置したことにより、センサへ
の異物の付着の可能性を低減することができ、誤作動の
発生を低減させることができる。
【0036】また、位置検出センサ50に第1突出部5
9を、取付部37に凹部37cをそれぞれ設けたことに
より、位置検出センサ50の取り付け時に、凹部37c
に第1突出部59を挿入するだけで位置検出センサ50
を所定の位置に配置することができる。位置検出センサ
50は可動レール30に対して精度よく組み付ける必要
があるが、本発明によればその位置決めを容易に行え
る。さらに、位置検出センサ50をボルトにて取付部3
7のウェルドナット37bに螺合にて固定する際に矩形
に構成された第1突出部59の一面が、同様に矩形に形
成された凹部37cの一面に当接して回り止めとして機
能する。これら効果により、位置検出センサ50の位置
を精度よく配置するあるいは、締結部材の締め付け作業
時に位置検出センサ50を(回転しないように)押さえ
るといった作業がなくなるので、組み付け作業性を向上
させることができ、組み付けのための工数を低減してコ
スト低減を図ることができる。
【0037】また、位置検出センサ50の上面にフック
部55を設けたことにより、位置検出センサ50を取付
部37へ組み付ける際にフック部55により位置検出セ
ンサ50を取付部37にぶら下げて、仮組体とすること
ができる。これにより、所定の位置に配置した位置検出
センサ50を作業者が支え続ける、という作業を行う必
要がなく、その作業性をさらに向上させることができ
る。
【0038】また、フック部55の上面には第2突出部
55aが設けられていることにより、位置検出センサ5
0を取付部37の所定の位置以外に組み付けようとして
も容易に異なる位置であることを判別することができ、
図8に示すような誤組付の発生を防止することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、請求項1の発明によれば、
位置検出手段に位置指示手段が挿通される部分は一方お
よび他方の可動レールの間に配置したことによって、位
置検出手段および位置指示手段をシート位置調整装置の
内方に配置することができる。
【0040】また、請求項2の発明によれば、請求項1
に記載の発明に加えて、第1突出部と凹部とを設けたこ
とにより、位置検出手段の取り付け時に取付部に対する
位置検出手段の位置を所定の位置に保持することができ
る。
【0041】また、請求項3の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明に加えて、位置検出手段の上面に
フック部が設けたことにより、位置検出手段の組み付け
時にフック部により位置検出手段を取付部に保持し、仮
組体とすることができる。
【0042】また、請求項4の発明によれば、請求項3
に記載の発明に加えて、前記フック部の上面に第2突出
部が設けられていることにより、位置検出手段を取付部
の所定の位置以外に組み付けようとした場合にも容易に
異なる位置であることを判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート位置調整装置の組み付け状態を
示す斜視図である。
【図2】本発明のシート位置調整装置の部分断面図であ
る。
【図3】図2のA矢視である。
【図4】本発明の位置検出センサを示す拡大図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】本発明の位置検出センサの取り付け方法を示す
図である。
【図7】本発明の位置検出センサの取り付け途中の状態
を示す図である。
【図8】本発明の位置検出センサが所定の位置以外の位
置に組み付けられた状態を示す図である。
【図9】本発明の位置検出センサの構成例を示す図面で
ある。
【符号の説明】
2 シート位置調整装置 3 取付面 20 固定レール 30 可動レール 37 取付部 37c 凹部 50 位置検出手段 51 ホール素子(磁電変換素子) 52 永久磁石(磁石) 55 フック部 55a 第2突出部 59 第1突出部 60 センサフランジ(位置指示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢田 英利 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA02 BA00 DA01 DD03 GA52 KA02 3B087 BB03 DE08 DE09 DE10 3B099 AA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に固定して取り付けられる一対の
    固定レールと、 該固定レールに対して移動可能な一対の可動レールと、 該固定レールの一方の所定位置に設けられた位置指示手
    段と、 前記可動レールの一方に取り付けられ、前記位置指示手
    段の前記可動レールに対する位置を検出する位置検出手
    段とを備えてなり、 前記位置検出手段は磁電変換素子と、 該磁電変換素子から所定距離離隔して対向配置される磁
    石とを備え、 前記位置指示手段が前記磁電変換素子と前記磁石との間
    で挿通可能に配置されるシート位置調整装置において、 前記位置検出手段に前記位置指示手段が挿通される部分
    が他方の可動レールに向かって配置されると共に、前記
    位置検出手段は前記取付面に対して直角方向から前記可
    動レールに取り付けられるようにしたことを特徴とする
    シート位置調整装置。
  2. 【請求項2】 前記可動レールは前記位置検出手段を固
    定手段により取り付ける取付部を備え、 前記位置検出手段または前記取付部の一方には第1突出
    部が設けられると共に、 前記取付部または前記位置検出手段の他方には前記第1
    突出部に係合可能な凹部が設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載のシート位置調整装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段の上面にフック部が設
    けられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    のシート位置調整装置。
  4. 【請求項4】 前記フック部の上面に第2突出部が設け
    られていることを特徴とする請求項3に記載のシート位
    置調整装置。
  5. 【請求項5】 前記位置指示手段は前記固定レールに溶
    接にて固定され、その溶接位置を前記固定レールの中心
    付近としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1つに記載のシート位置調整装置。
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