JPH11139222A - 車両のスイッチ取付構造 - Google Patents
車両のスイッチ取付構造Info
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- JPH11139222A JPH11139222A JP9311815A JP31181597A JPH11139222A JP H11139222 A JPH11139222 A JP H11139222A JP 9311815 A JP9311815 A JP 9311815A JP 31181597 A JP31181597 A JP 31181597A JP H11139222 A JPH11139222 A JP H11139222A
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- switch mounting
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/0076—Switches therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両のルーフに設けたスイッチに衝撃が加わ
った場合の損傷を最小限に抑えるとともに、ルーフライ
ニングの開口とスイッチ取付ブラケットとの位置合わせ
を容易にする。 【解決手段】 底板９と、一対の脚部１０と、一対のフ
ランジ１１とを備えたスイッチ取付ブラケット８を、前
記一対のフランジ１１をルーフライニング１の上面に接
着１５することにより、ルーフパネル３の下面とルーフ
ライニング１の上面との間の空間７に収納する。ルーフ
ライニング１の開口１1 からスイッチ取付ブラケット８
の内部に挿入されたスイッチ２は、そのフランジ１８に
設けた係止爪１８1 をスイッチ取付ブラケット８のフラ
ンジ１１に設けた係止孔１１1 に係合させることにより
固定される。
った場合の損傷を最小限に抑えるとともに、ルーフライ
ニングの開口とスイッチ取付ブラケットとの位置合わせ
を容易にする。 【解決手段】 底板９と、一対の脚部１０と、一対のフ
ランジ１１とを備えたスイッチ取付ブラケット８を、前
記一対のフランジ１１をルーフライニング１の上面に接
着１５することにより、ルーフパネル３の下面とルーフ
ライニング１の上面との間の空間７に収納する。ルーフ
ライニング１の開口１1 からスイッチ取付ブラケット８
の内部に挿入されたスイッチ２は、そのフランジ１８に
設けた係止爪１８1 をスイッチ取付ブラケット８のフラ
ンジ１１に設けた係止孔１１1 に係合させることにより
固定される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レクリェーショナ
ルビークル等の車両のルーフにスイッチを取り付けるた
めの構造に関する。
ルビークル等の車両のルーフにスイッチを取り付けるた
めの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来のスイッチ取付構造を示すも
のである。車両のルーフパネル０１の下面に断面コ字状
のスイッチ取付ブラケット０２を溶接０３，０３により
固定し、このスイッチ取付ブラケット０２の底板０４の
下面にルーフライニング０５の上面を重ね合わせた状態
で、ルーフライニング０５の開口０５1 およびスイッチ
取付ブラケット０２の底板０４の開口０４1 を介してス
イッチ取付ブラケット０２の内部にスイッチ０６を挿入
する。そしてスイッチ０６に設けた係止爪０６1…を前
記底板０４に設けた係止孔０４2 …に係合させることに
より、スイッチ０６がスイッチ取付ブラケット０２に支
持される。
のである。車両のルーフパネル０１の下面に断面コ字状
のスイッチ取付ブラケット０２を溶接０３，０３により
固定し、このスイッチ取付ブラケット０２の底板０４の
下面にルーフライニング０５の上面を重ね合わせた状態
で、ルーフライニング０５の開口０５1 およびスイッチ
取付ブラケット０２の底板０４の開口０４1 を介してス
イッチ取付ブラケット０２の内部にスイッチ０６を挿入
する。そしてスイッチ０６に設けた係止爪０６1…を前
記底板０４に設けた係止孔０４2 …に係合させることに
より、スイッチ０６がスイッチ取付ブラケット０２に支
持される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスイ
ッチ取付構造は、スイッチ取付ブラケット０２がルーフ
パネル０１に強固に固定されており、しかもスイッチ取
付ブラケット０２自体が変形し難い高剛性の構造である
ため、車室内の荷物等がスイッチ０６に衝突したような
場合に該スイッチ０６に大きな衝撃が加わる可能性があ
る。またルーフパネル０１の下面にルーフライニング０
５を装着するとき、ルーフパネル０１に固定したスイッ
チ取付ブラケット０２とルーフライニング０５の開口０
５1 との間にずれが発生し易く、そのためにスイッチ０
６を体裁良く取り付けられなくなる可能性がある。
ッチ取付構造は、スイッチ取付ブラケット０２がルーフ
パネル０１に強固に固定されており、しかもスイッチ取
付ブラケット０２自体が変形し難い高剛性の構造である
ため、車室内の荷物等がスイッチ０６に衝突したような
場合に該スイッチ０６に大きな衝撃が加わる可能性があ
る。またルーフパネル０１の下面にルーフライニング０
５を装着するとき、ルーフパネル０１に固定したスイッ
チ取付ブラケット０２とルーフライニング０５の開口０
５1 との間にずれが発生し易く、そのためにスイッチ０
６を体裁良く取り付けられなくなる可能性がある。
【０００４】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、スイッチに衝撃が加わった場合の損傷を最小限に抑
えるとともに、ルーフライニングの開口とスイッチ取付
ブラケットとの位置合わせを容易にすることを目的とす
る。
で、スイッチに衝撃が加わった場合の損傷を最小限に抑
えるとともに、ルーフライニングの開口とスイッチ取付
ブラケットとの位置合わせを容易にすることを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載された発明は、車両のルーフパネル
の下面に沿って延びるルーフライニングにスイッチ取付
ブラケットを固定することにより、該スイッチ取付ブラ
ケットをルーフパネルおよびルーフライニングに挟まれ
た空間に収納し、ルーフライニングに形成した開口から
挿入したスイッチを前記スイッチ取付ブラケットに支持
することを特徴とする。
に、請求項１に記載された発明は、車両のルーフパネル
の下面に沿って延びるルーフライニングにスイッチ取付
ブラケットを固定することにより、該スイッチ取付ブラ
ケットをルーフパネルおよびルーフライニングに挟まれ
た空間に収納し、ルーフライニングに形成した開口から
挿入したスイッチを前記スイッチ取付ブラケットに支持
することを特徴とする。
【０００６】上記構成によれば、スイッチを支持したス
イッチ取付ブラケットは、ルーフライニングに固定され
た状態でルーフパネルおよびルーフライニングに挟まれ
た空間に収納されるので、車室側からスイッチに衝撃が
加わったときに該スイッチはルーフライニングを変形さ
せながら前記空間内で移動することが可能となり、前記
衝撃によるスイッチの損傷が最小限に抑えられる。また
スイッチ取付ブラケットをルーフパネルに固定すると、
そのスイッチ取付ブラケットとルーフライニングの開口
とを位置合わせするのが難しくなるが、ルーフライニン
グにスイッチ取付ブラケットを固定することにより、ス
イッチ取付ブラケットと前記開口とを容易に位置合わせ
することができる。
イッチ取付ブラケットは、ルーフライニングに固定され
た状態でルーフパネルおよびルーフライニングに挟まれ
た空間に収納されるので、車室側からスイッチに衝撃が
加わったときに該スイッチはルーフライニングを変形さ
せながら前記空間内で移動することが可能となり、前記
衝撃によるスイッチの損傷が最小限に抑えられる。また
スイッチ取付ブラケットをルーフパネルに固定すると、
そのスイッチ取付ブラケットとルーフライニングの開口
とを位置合わせするのが難しくなるが、ルーフライニン
グにスイッチ取付ブラケットを固定することにより、ス
イッチ取付ブラケットと前記開口とを容易に位置合わせ
することができる。
【０００７】また請求項２に記載された発明は、請求項
１の構成に加えて、前記スイッチ取付ブラケットは、底
板と、この底板の両端から同方向に立ち上がる一対の脚
部と、これら一対の脚部の先端を前記底板と略平行に折
り曲げて形成した一対のフランジとを備えて成り、その
一対のフランジをルーフライニングの上面に固定すると
ともに、該一対のフランジにスイッチを固定することを
特徴とする。
１の構成に加えて、前記スイッチ取付ブラケットは、底
板と、この底板の両端から同方向に立ち上がる一対の脚
部と、これら一対の脚部の先端を前記底板と略平行に折
り曲げて形成した一対のフランジとを備えて成り、その
一対のフランジをルーフライニングの上面に固定すると
ともに、該一対のフランジにスイッチを固定することを
特徴とする。
【０００８】上記構成によれば、スイッチに大きな衝撃
が加わってスイッチ取付ブラケットの底板がルーフパネ
ルに当接したとき、スイッチ取付ブラケットのフランジ
から一対の脚部に伝達された前記衝撃により該脚部が底
板に対して折れ曲がるように変形するため、スイッチが
スイッチ取付ブラケットに対して更に移動可能になって
一層の衝撃吸収効果が発揮される。
が加わってスイッチ取付ブラケットの底板がルーフパネ
ルに当接したとき、スイッチ取付ブラケットのフランジ
から一対の脚部に伝達された前記衝撃により該脚部が底
板に対して折れ曲がるように変形するため、スイッチが
スイッチ取付ブラケットに対して更に移動可能になって
一層の衝撃吸収効果が発揮される。
【０００９】また請求項３に記載された発明は、請求項
２の構成に加えて、スイッチに設けた係止爪をスイッチ
取付ブラケットのフランジに設けた係止孔に係合させる
ことにより、スイッチをスイッチ取付ブラケットに固定
することを特徴とする。
２の構成に加えて、スイッチに設けた係止爪をスイッチ
取付ブラケットのフランジに設けた係止孔に係合させる
ことにより、スイッチをスイッチ取付ブラケットに固定
することを特徴とする。
【００１０】上記構成によれば、スイッチをスイッチ取
付ブラケットに取り付けるとき、一対の脚部が弾性変形
してフランジが相互に接近・離間するので、スイッチに
設けた係止爪を前記フランジに設けた係止孔に係合させ
る作業が容易になる。
付ブラケットに取り付けるとき、一対の脚部が弾性変形
してフランジが相互に接近・離間するので、スイッチに
設けた係止爪を前記フランジに設けた係止孔に係合させ
る作業が容易になる。
【００１１】また請求項４に記載された発明は、請求項
２の構成に加えて、前記スイッチ取付ブラケットのフラ
ンジをルーフライニングの上面に接着により固定するこ
とを特徴とする。
２の構成に加えて、前記スイッチ取付ブラケットのフラ
ンジをルーフライニングの上面に接着により固定するこ
とを特徴とする。
【００１２】上記構成によれば、スイッチに加わる衝撃
で接着が外れてスイッチ取付ブラケットのフランジがル
ーフライニングから分離するので、脚部が底板に対して
容易に折れ曲がるようになって衝撃吸収効果が一層向上
する。
で接着が外れてスイッチ取付ブラケットのフランジがル
ーフライニングから分離するので、脚部が底板に対して
容易に折れ曲がるようになって衝撃吸収効果が一層向上
する。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【００１４】図１〜図４は本発明の一実施例を示すもの
で、図１は車両の車室の内部を示す斜視図、図２は図１
の２−２線拡大断面図、図３は図２の３−３線断面図、
図４はスイッチおよびスイッチ取付ブラケットの斜視図
である。
で、図１は車両の車室の内部を示す斜視図、図２は図１
の２−２線拡大断面図、図３は図２の３−３線断面図、
図４はスイッチおよびスイッチ取付ブラケットの斜視図
である。
【００１５】図１はレクリェーショナルビークルの車室
の内部を示すもので、そのルーフライニング１に形成さ
れた段部に、後席の乗員がエアコンを操作するためのエ
アコンスイッチユニット２が装着される。
の内部を示すもので、そのルーフライニング１に形成さ
れた段部に、後席の乗員がエアコンを操作するためのエ
アコンスイッチユニット２が装着される。
【００１６】図２および図３から明らかように、車両の
ルーフパネル３は車室の上面を覆うルーフトップパネル
４と、その左右の側部下面に溶接されたルーフサイドパ
ネル５とから構成されており、ルーフサイドパネル５の
下面に支持部材６を介して前記ルーフライニング１が支
持される。従って、ルーフライニング１とルーフパネル
３との間には、所定の空間７が形成される。
ルーフパネル３は車室の上面を覆うルーフトップパネル
４と、その左右の側部下面に溶接されたルーフサイドパ
ネル５とから構成されており、ルーフサイドパネル５の
下面に支持部材６を介して前記ルーフライニング１が支
持される。従って、ルーフライニング１とルーフパネル
３との間には、所定の空間７が形成される。
【００１７】図４を併せて参照すると明らかなように、
スイッチ取付ブラケット８は金属板をプレス加工したも
ので、概略矩形状の底板９と、底板９の長辺方向両端を
直角に折り曲げてなる一対の第１脚部１０，１０と、第
１脚部１０，１０の先端を直角に折り曲げてなる一対の
第１フランジ１１，１１と、底板９の短辺方向両端を直
角に折り曲げてなる一対の第２脚部１２，１２と、第２
脚部１２，１２の先端を直角に折り曲げてなる一対の第
２フランジ１３，１３とを一体に備える。各第１フラン
ジ１１には２個の係止孔１１1 ，１１1 が形成されると
ともに、一方の第２脚部１２にはコネクタ１４を挿通す
るための開口部１２1 が形成される。
スイッチ取付ブラケット８は金属板をプレス加工したも
ので、概略矩形状の底板９と、底板９の長辺方向両端を
直角に折り曲げてなる一対の第１脚部１０，１０と、第
１脚部１０，１０の先端を直角に折り曲げてなる一対の
第１フランジ１１，１１と、底板９の短辺方向両端を直
角に折り曲げてなる一対の第２脚部１２，１２と、第２
脚部１２，１２の先端を直角に折り曲げてなる一対の第
２フランジ１３，１３とを一体に備える。各第１フラン
ジ１１には２個の係止孔１１1 ，１１1 が形成されると
ともに、一方の第２脚部１２にはコネクタ１４を挿通す
るための開口部１２1 が形成される。
【００１８】第１脚部１０，１０および第２脚部１２，
１２は各々独立していて相互に連結されていないため、
底板９との接続部から遠い第１フランジ１１，１１ある
いは第２フランジ１３，１３に荷重が加わると容易に変
形することができる。
１２は各々独立していて相互に連結されていないため、
底板９との接続部から遠い第１フランジ１１，１１ある
いは第２フランジ１３，１３に荷重が加わると容易に変
形することができる。
【００１９】スイッチ取付ブラケット８は、底板９およ
び４個の脚部１０，１０，１２，１２により囲まれた容
器状をなしており、その下面開口を囲む４個のフランジ
１１，１１，１３，１３は同一平面上に位置している。
そしてルーフライニング１に形成した矩形状のスイッチ
取付開口１1 の上面外周に、スイッチ取付ブラケット８
の４個のフランジ１１，１１，１３，１３が接着１５
（図３参照）により固定される。この状態で、スイッチ
取付ブラケット８の底板９はルーフライニング１のスイ
ッチ取付開口１1 に対向している。
び４個の脚部１０，１０，１２，１２により囲まれた容
器状をなしており、その下面開口を囲む４個のフランジ
１１，１１，１３，１３は同一平面上に位置している。
そしてルーフライニング１に形成した矩形状のスイッチ
取付開口１1 の上面外周に、スイッチ取付ブラケット８
の４個のフランジ１１，１１，１３，１３が接着１５
（図３参照）により固定される。この状態で、スイッチ
取付ブラケット８の底板９はルーフライニング１のスイ
ッチ取付開口１1 に対向している。
【００２０】エアコンスイッチユニット２は、直方体状
のスイッチ本体部１６と、このスイッチ本体部１６の一
側面を構成するスイッチパネル１７と、このスイッチパ
ネル１７の外周から外側に張り出すフランジ１８と、ス
イッチパネル１７に支持された温度調整ノブ１９および
風量調整ノブ２０とを備える。エアコンスイッチユニッ
ト２のスイッチ本体部１６をルーフライニング１のスイ
ッチ取付開口１1 から挿入すると、そのスイッチ本体部
１６はスイッチ取付ブラケット８の内部空間に収納さ
れ、これと同時にフランジ１８の裏面に突設した４個の
係止爪１８2 …がスイッチ取付ブラケット８の第１フラ
ンジ１１，１１に形成した４個の係止孔１１1 …に係合
するこにより、エアコンスイッチユニット２がスイッチ
取付ブラケット８に支持される。
のスイッチ本体部１６と、このスイッチ本体部１６の一
側面を構成するスイッチパネル１７と、このスイッチパ
ネル１７の外周から外側に張り出すフランジ１８と、ス
イッチパネル１７に支持された温度調整ノブ１９および
風量調整ノブ２０とを備える。エアコンスイッチユニッ
ト２のスイッチ本体部１６をルーフライニング１のスイ
ッチ取付開口１1 から挿入すると、そのスイッチ本体部
１６はスイッチ取付ブラケット８の内部空間に収納さ
れ、これと同時にフランジ１８の裏面に突設した４個の
係止爪１８2 …がスイッチ取付ブラケット８の第１フラ
ンジ１１，１１に形成した４個の係止孔１１1 …に係合
するこにより、エアコンスイッチユニット２がスイッチ
取付ブラケット８に支持される。
【００２１】エアコンスイッチユニット２がスイッチ取
付ブラケット８に支持された状態では、ルーフライニン
グ１のスイッチ取付開口１1 の周縁がスイッチ取付ブラ
ケット８の４個のフランジ１１，１１，１３，１３とエ
アコンスイッチユニット２のフランジ１８との間に挟持
されるため、前記スイッチ取付開口１1 が目視不能にな
って外観が向上する。またスイッチ取付ブラケット８の
底板９とルーフパネル３のルーフサイドパネル５との間
には隙間αが形成され、エアコンスイッチユニット２と
ルーフサイドパネル５との間には前記隙間αよりも更に
大きい隙間βが形成される（図３参照）。
付ブラケット８に支持された状態では、ルーフライニン
グ１のスイッチ取付開口１1 の周縁がスイッチ取付ブラ
ケット８の４個のフランジ１１，１１，１３，１３とエ
アコンスイッチユニット２のフランジ１８との間に挟持
されるため、前記スイッチ取付開口１1 が目視不能にな
って外観が向上する。またスイッチ取付ブラケット８の
底板９とルーフパネル３のルーフサイドパネル５との間
には隙間αが形成され、エアコンスイッチユニット２と
ルーフサイドパネル５との間には前記隙間αよりも更に
大きい隙間βが形成される（図３参照）。
【００２２】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【００２３】エアコンスイッチユニット２を支持するス
イッチ取付ブラケット８は、剛体であるルーフパネル３
には支持されておらず、ルーフパネル３に比べると遙に
容易に変形し得るルーフライニング１に支持されてい
る。従って、車室内に搭載した大型の荷物や長尺の荷物
がエアコンスイッチユニット２に衝突して衝撃が加わっ
たとき、エアコンスイッチユニット２はスイッチ取付ブ
ラケット８の底板９がルーフパネル３の下面に当接する
まで、即ち図３に隙間αで示す範囲内で移動することが
できるため、前記衝撃が緩衝されてエアコンスイッチユ
ニット２の損傷が防止される。
イッチ取付ブラケット８は、剛体であるルーフパネル３
には支持されておらず、ルーフパネル３に比べると遙に
容易に変形し得るルーフライニング１に支持されてい
る。従って、車室内に搭載した大型の荷物や長尺の荷物
がエアコンスイッチユニット２に衝突して衝撃が加わっ
たとき、エアコンスイッチユニット２はスイッチ取付ブ
ラケット８の底板９がルーフパネル３の下面に当接する
まで、即ち図３に隙間αで示す範囲内で移動することが
できるため、前記衝撃が緩衝されてエアコンスイッチユ
ニット２の損傷が防止される。
【００２４】より大きな衝撃が加わってスイッチ取付ブ
ラケット８の底板９がルーフパネル３の下面に当接した
ような場合には、ルーフライニング１に対して接着１５
されたスイッチ取付ブラケット８のフランジ１１，１
１，１３，１３が該ルーフライニング１から分離し、エ
アコンスイッチユニット２のフランジ１８から伝達され
る荷重でスイッチ取付ブラケット８の脚部１０，１０，
１２，１２が変形することにより、更なる衝撃吸収効果
が発揮される。この場合、エアコンスイッチユニット２
とルーフパネル３との間には隙間βに相当する充分に大
きい衝撃吸収ストロークが確保される。
ラケット８の底板９がルーフパネル３の下面に当接した
ような場合には、ルーフライニング１に対して接着１５
されたスイッチ取付ブラケット８のフランジ１１，１
１，１３，１３が該ルーフライニング１から分離し、エ
アコンスイッチユニット２のフランジ１８から伝達され
る荷重でスイッチ取付ブラケット８の脚部１０，１０，
１２，１２が変形することにより、更なる衝撃吸収効果
が発揮される。この場合、エアコンスイッチユニット２
とルーフパネル３との間には隙間βに相当する充分に大
きい衝撃吸収ストロークが確保される。
【００２５】このように、スイッチ取付ブラケット８を
変形可能なルーフライニング１に支持し、更にスイッチ
取付ブラケット８の脚部１０，１０，１２，１２を荷重
により容易に変形し得る構造としたことにより、エアコ
ンスイッチユニット２に加わる衝撃を緩衝して該エアコ
ンスイッチユニット２の損傷を回避することが可能とな
る。
変形可能なルーフライニング１に支持し、更にスイッチ
取付ブラケット８の脚部１０，１０，１２，１２を荷重
により容易に変形し得る構造としたことにより、エアコ
ンスイッチユニット２に加わる衝撃を緩衝して該エアコ
ンスイッチユニット２の損傷を回避することが可能とな
る。
【００２６】またルーフパネル３にスイッチ取付ブラケ
ット８を固定したと仮定すると、その固定位置の誤差等
により該スイッチ取付ブラケット８とルーフライニング
１のスイッチ取付開口１1 との間に位置ずれが発生し、
前記スイッチ取付開口１1 にエアコンスイッチユニット
２を取り付ける際に支障を来す虞がある。しかしなが
ら、本実施例によればルーフライニング１のスイッチ取
付開口１1 に沿ってスイッチ取付ブラケット８を直接固
定するので、前記スイッチ取付開口１1 に対してスイッ
チ取付ブラケット８が位置ずれする虞は全く無い。
ット８を固定したと仮定すると、その固定位置の誤差等
により該スイッチ取付ブラケット８とルーフライニング
１のスイッチ取付開口１1 との間に位置ずれが発生し、
前記スイッチ取付開口１1 にエアコンスイッチユニット
２を取り付ける際に支障を来す虞がある。しかしなが
ら、本実施例によればルーフライニング１のスイッチ取
付開口１1 に沿ってスイッチ取付ブラケット８を直接固
定するので、前記スイッチ取付開口１1 に対してスイッ
チ取付ブラケット８が位置ずれする虞は全く無い。
【００２７】更に、係止孔１１1 …が一対の第１脚部１
０，１０の先端の第１フランジ１１，１１に形成されて
いるので、前記係止孔１１1 …にエアコンスイッチユニ
ット２の係止爪１８1 …を係合させるとき、一対の第１
脚部１０，１０が相互に接近・離間する方向に弾性変形
して前記係合作業を容易に行うことができる。
０，１０の先端の第１フランジ１１，１１に形成されて
いるので、前記係止孔１１1 …にエアコンスイッチユニ
ット２の係止爪１８1 …を係合させるとき、一対の第１
脚部１０，１０が相互に接近・離間する方向に弾性変形
して前記係合作業を容易に行うことができる。
【００２８】更にまた、スイッチ取付ブラケット８のフ
ランジ１１，１１，１３，１３とルーフライニング１と
を接着１５により固定したので、衝撃が作用したときに
スイッチ取付ブラケット８をルーフライニング１から確
実に分離することができる。しかも前記フランジ１１，
１１，１３，１３をカシメてルーフライニング１に固定
する場合に比べて、その固定部をコンパクトにすること
ができるため、前記固定部を覆い隠すためにエアコンス
イッチユニット２のフランジ１８を大型化する必要がな
くなり、エアコンスイッチユニット２の小型化に寄与す
ることができる。
ランジ１１，１１，１３，１３とルーフライニング１と
を接着１５により固定したので、衝撃が作用したときに
スイッチ取付ブラケット８をルーフライニング１から確
実に分離することができる。しかも前記フランジ１１，
１１，１３，１３をカシメてルーフライニング１に固定
する場合に比べて、その固定部をコンパクトにすること
ができるため、前記固定部を覆い隠すためにエアコンス
イッチユニット２のフランジ１８を大型化する必要がな
くなり、エアコンスイッチユニット２の小型化に寄与す
ることができる。
【００２９】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【００３０】例えば、スイッチ取付ブラケット８の第１
脚部１０，１０および第２脚部１２，１２のうち、エア
コンスイッチユニット２を直接支持していない第２脚部
１２，１２は省略可能である。また実施例ではエアコン
スイッチユニット２を例示したが、本発明は他の任意の
スイッチに対して適用することができる。
脚部１０，１０および第２脚部１２，１２のうち、エア
コンスイッチユニット２を直接支持していない第２脚部
１２，１２は省略可能である。また実施例ではエアコン
スイッチユニット２を例示したが、本発明は他の任意の
スイッチに対して適用することができる。
【００３１】
【発明の効果】以上のように請求項１に記載された発明
によれば、スイッチを支持したスイッチ取付ブラケット
は、ルーフライニングに固定された状態でルーフパネル
およびルーフライニングに挟まれた空間に収納されるの
で、車室側からスイッチに衝撃が加わったときに該スイ
ッチはルーフライニングを変形させながら前記空間内で
移動することが可能となり、前記衝撃によるスイッチの
損傷が最小限に抑えられる。またスイッチ取付ブラケッ
トをルーフパネルに固定すると、そのスイッチ取付ブラ
ケットとルーフライニングの開口とを位置合わせするの
が難しくなるが、ルーフライニングにスイッチ取付ブラ
ケットを固定することにより、スイッチ取付ブラケット
と前記開口とを容易に位置合わせすることができる。
によれば、スイッチを支持したスイッチ取付ブラケット
は、ルーフライニングに固定された状態でルーフパネル
およびルーフライニングに挟まれた空間に収納されるの
で、車室側からスイッチに衝撃が加わったときに該スイ
ッチはルーフライニングを変形させながら前記空間内で
移動することが可能となり、前記衝撃によるスイッチの
損傷が最小限に抑えられる。またスイッチ取付ブラケッ
トをルーフパネルに固定すると、そのスイッチ取付ブラ
ケットとルーフライニングの開口とを位置合わせするの
が難しくなるが、ルーフライニングにスイッチ取付ブラ
ケットを固定することにより、スイッチ取付ブラケット
と前記開口とを容易に位置合わせすることができる。
【００３２】また請求項２に記載された発明によれば、
スイッチに大きな衝撃が加わってスイッチ取付ブラケッ
トの底板がルーフパネルに当接したとき、スイッチ取付
ブラケットのフランジから一対の脚部に伝達された前記
衝撃により該脚部が底板に対して折れ曲がるように変形
するため、スイッチがスイッチ取付ブラケットに対して
更に移動可能になって一層の衝撃吸収効果が発揮され
る。
スイッチに大きな衝撃が加わってスイッチ取付ブラケッ
トの底板がルーフパネルに当接したとき、スイッチ取付
ブラケットのフランジから一対の脚部に伝達された前記
衝撃により該脚部が底板に対して折れ曲がるように変形
するため、スイッチがスイッチ取付ブラケットに対して
更に移動可能になって一層の衝撃吸収効果が発揮され
る。
【００３３】また請求項３に記載された発明によれば、
スイッチをスイッチ取付ブラケットに取り付けるとき、
一対の脚部が弾性変形してフランジが相互に接近・離間
するので、スイッチに設けた係止爪を前記フランジに設
けた係止孔に係合させる作業が容易になる。
スイッチをスイッチ取付ブラケットに取り付けるとき、
一対の脚部が弾性変形してフランジが相互に接近・離間
するので、スイッチに設けた係止爪を前記フランジに設
けた係止孔に係合させる作業が容易になる。
【００３４】また請求項４に記載された発明によれば、
スイッチに加わる衝撃で接着が外れてスイッチ取付ブラ
ケットのフランジがルーフライニングから分離するの
で、脚部が底板に対して容易に折れ曲がるようになって
衝撃吸収効果が一層向上する。
スイッチに加わる衝撃で接着が外れてスイッチ取付ブラ
ケットのフランジがルーフライニングから分離するの
で、脚部が底板に対して容易に折れ曲がるようになって
衝撃吸収効果が一層向上する。
【図１】車両の車室の内部を示す斜視図
【図２】図１の２−２線拡大断面図
【図３】図２の３−３線断面図
【図４】スイッチおよびスイッチ取付ブラケットの斜視
図
図
【図５】従来のスイッチ取付構造を示す、前記図３に対
応する図
応する図
１ ルーフライニング １1 スイッチ取付開口（開口） ２ エアコンスイッチユニット（スイッチ） ３ ルーフパネル ７ 接着 ８ スイッチ取付ブラケット ９ 底板 １０ 第１脚部（脚部） １１ 第１フランジ１１（フランジ） １１1 係止孔 １５ 接着 １８ フランジ １８1 係止爪
Claims (4)
- 【請求項１】 車両のルーフパネル（３）の下面に沿っ
て延びるルーフライニング（１）にスイッチ取付ブラケ
ット（８）を固定することにより、該スイッチ取付ブラ
ケット（８）をルーフパネル（３）およびルーフライニ
ング（１）に挟まれた空間（７）に収納し、ルーフライ
ニング（１）に形成した開口（１1 ）から挿入したスイ
ッチ（２）を前記スイッチ取付ブラケット（８）に支持
することを特徴とする車両のスイッチ取付構造。 - 【請求項２】 前記スイッチ取付ブラケット（８）は、
底板（９）と、この底板（９）の両端から同方向に立ち
上がる一対の脚部（１０）と、これら一対の脚部（１
０）の先端を前記底板（９）と略平行に折り曲げて形成
した一対のフランジ（１１）とを備えて成り、その一対
のフランジ（１１）をルーフライニング（１）の上面に
固定するとともに、該一対のフランジ（１１）にスイッ
チ（２）を固定することを特徴とする、請求項１に車両
のスイッチ取付構造。 - 【請求項３】 スイッチ（２）に設けた係止爪（１
８1 ）をスイッチ取付ブラケット（８）のフランジ（１
１）に設けた係止孔（１１1 ）に係合させることによ
り、スイッチ（２）をスイッチ取付ブラケット（８）に
固定することを特徴とする、請求項２に車両のスイッチ
取付構造。 - 【請求項４】 前記スイッチ取付ブラケット（８）のフ
ランジ（１１）をルーフライニング（１）の上面に接着
（１５）により固定することを特徴とする、請求項２に
車両のスイッチ取付構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31181597A JP3569617B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 車両のスイッチ取付構造 |
| CA002253149A CA2253149C (en) | 1997-11-13 | 1998-11-06 | Switch mounting structure in a vehicle |
| US09/190,479 US6158802A (en) | 1997-11-13 | 1998-11-12 | Switch mounting structure in a vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31181597A JP3569617B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 車両のスイッチ取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11139222A true JPH11139222A (ja) | 1999-05-25 |
| JP3569617B2 JP3569617B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=18021751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31181597A Expired - Lifetime JP3569617B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 車両のスイッチ取付構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6158802A (ja) |
| JP (1) | JP3569617B2 (ja) |
| CA (1) | CA2253149C (ja) |
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| CN110920532A (zh) * | 2018-09-20 | 2020-03-27 | 丰田自动车株式会社 | 车辆车顶结构 |
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- 1998-11-06 CA CA002253149A patent/CA2253149C/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-11-12 US US09/190,479 patent/US6158802A/en not_active Expired - Lifetime
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