JPH0717844U - マンホール蓋の施錠装置 - Google Patents

マンホール蓋の施錠装置

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JPH0717844U
JPH0717844U JP4932793U JP4932793U JPH0717844U JP H0717844 U JPH0717844 U JP H0717844U JP 4932793 U JP4932793 U JP 4932793U JP 4932793 U JP4932793 U JP 4932793U JP H0717844 U JPH0717844 U JP H0717844U
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lid
peripheral surface
frame
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latch member
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Application number
JP4932793U
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English (en)
Inventor
稔 高草木
Original Assignee
桐生機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 錠機構を小型化し、解錠時における枠体内方
への突起物をなくす。 【構成】 枠体2に支持ボルト8を挿入し、この支持ボ
ルト8にラッチプレート12を固定してラッチ部材7を
形成する。蓋体3の外周面3aに溝部14を形成し、ラ
ッチ部材7の回転操作によりそのラッチプレート12と
溝部14とを係合離脱させることによって、施錠,解錠
を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上下水道の公共桝等で使用されるマンホール蓋の施錠装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
この種の施錠装置として、相互に嵌合される枠体と蓋体のうち枠体側に錠機構 を付帯させたものが実公昭60−20674号公報として知られている。この従 来の施錠装置は、枠体の縦壁部を貫通して鉤止体を配設するとともに、この鉤止 体を水平な軸を回転中心として回動可能に軸支持させる一方、前記鉤止体のうち 軸支点よりも外方に錘部を、また軸支点よりも内方に鉤部をそれぞれ形成し、前 記蓋体の周縁部の内側に鉤部と係合する段部を形成したものである。
【0003】 そして、蓋体の上面に開口形成した鍵孔から手かぎを挿入して回転させること により、鉤部を錘部の荷重に抗して内方に後退させ鉤部と段部との係合を外すこ とで、開蓋が可能となる。
【0004】 また、逆に蓋体を枠体に嵌合させれば上記の鉤部と段部とが係合してその施錠 が自動的になされるほか、錠機構自体が蓋体側でなく枠体側に付帯しているため に、錠機構がない場合と同様に蓋体を取り扱うことができ、錠機構の破損や故障 を未然に防止できる利点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の施錠装置においては、施錠状態であるか解 錠状態であるかにかかわらず鉤止体が枠体の内方に常時突出しているため、マン ホール内に作業者が出入りする際に衣服の一部が引っ掛かるなどして作業の邪魔 になりやすい。
【0006】 また、前記鉤止体は鉤部および錘部と一体に形成されていて枠体をその径方向 に貫通していることから、錠機構全体が大型化してその占有スペースが大きくな り、枠体そのものの造型上の制約を与える結果となって好ましくない。
【0007】 本考案は以上のような課題に着目してなされたもので、錠機構そのものの小型 化を図ることによってマンホールに作業者が出入りする際の障害とならないよう にし、併せて錠機構が枠体に及ぼす造型上の制約を緩和した構造を提供しようと するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、下方に向かって縮径するテーパ状の内周面が形成された枠体と、こ の枠体側の内周面に対応するテーパ状の外周面が形成された蓋体とをテーパ接触 により嵌合させた上で、前記枠体に対して蓋体を施錠するようにしたマンホール 蓋の施錠装置において、前記枠体に、操作端部が枠体上面に露出するとともに垂 直軸回りに回転操作することにより係合端部が前記内周面から出没するラッチ部 材を回転可能に設け、前記蓋体の外周面には、ラッチ部材の回転操作に応じてそ の係合端部と係合離脱する溝部を形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
この構造によると、ラッチ部材を正逆転動作させることによってそのラッチ部 材の係合端部が枠体の内周面から出没して、結果的には蓋体の外周面の溝部に対 してラッチ部材が係合もしくは離脱して、施錠,解錠動作が行われる。
【0010】 そして、上記の解錠状態ではラッチ部材が枠体内に完全におさまっていて、枠 体の内周面側に突出することはない。
【0011】
【実施例】
図2,3は本考案の一実施例を示す図で、コンクリート製の桝枠1の上部に鋳 鉄製の枠体2が埋設固定されており、この枠体2の内周面2aは下方に向かって 次第に縮径するテーパ状のものとして形成されている。一方、鋳鉄製の蓋体3は その外周面3aが枠体2側の内周面2aに対応するテーパ状のものとして形成さ れており、前記枠体2および蓋体3の内外周面2a,3a同士をテーパ接触させ ながら相互に嵌合させることで閉蓋される。
【0012】 なお、前記蓋体3の上面3bは所定の浮き出し模様等で加飾される。また、前 記枠体2と蓋体3とは後述するようにチェーン4で相互に連結されていて、開蓋 状態での蓋体3の移動範囲を必要最小限に制限することにより、盗難防止等を図 っている。
【0013】 前記枠体2の一部には図1にも示すようにリブ5で挾まれた空隙部6が設けら れていて、この空隙部6にラッチ部材7が設けられている。ラッチ部材7は、操 作端部としての頭部8aが五角形に形成されて、且つ枠体2の上面側より挿入さ れた支持ボルト8と、この支持ボルト8にスペーサ9および皿ばね10とともに 挿入されてナット11により共締め固定された略矩形状のラッチプレート12と から構成されている。そして、前記ラッチプレート12は、枠体2に形成された 窓部13を通して枠体2の内周面2a側に臨ませてあり、前記支持ボルト8の頭 部8aを操作部として回転操作することにより、ラッチプレート12が枠体2の 内周面2a側に出没するようになっている。
【0014】 一方、前記蓋体3の外周面3aのうちラッチプレート12と対応する部分には 該ラッチプレート12を受容し得る溝部14が形成される。
【0015】 したがって、ラッチプレート12を回転操作して、係合端部であるラッチプレ ート12の先端部12aを内周面2aより突出させて蓋体3の外周面3a側の溝 部14に係合させることにより蓋体3が施錠され、逆にラッチプレート12の先 端部12aを枠体2の内周面2aよりも外方に引っ込めることにより蓋体3が解 錠されることになる。
【0016】 前記蓋体3の内周面側には、図2,4に示すように局部的に下方に突出する特 突起15が形成されていて、他方、枠体2の内周面2a側には、図2,5に示す ように段状部19が形成されているとともに、この段状部19には前記突起15 と係合する係合溝16が形成されている。したがって、これら突起15と係合溝 16との係合により、閉蓋時における枠体2と蓋体3との円周方向の相対位置決 めがなされるようになっている。そして、前記段状部19には図5に示すように 穴20が形成されていて、上記のように蓋体3側に連結されたチェーン4の端部 がその穴20に連結されている。
【0017】 また、前記枠体2には図3,6に示すように切欠溝17が形成されている一方 、蓋体3側には切欠溝17と連続する開口部18が形成されている。これらの切 欠溝17および開口部18は、後述するように蓋体3をこじあける際にバール等 を差し込むために設けられているものである。
【0018】 以上のように構成されたマンホール蓋の施錠装置においては、図1,2に示す 施錠状態ではラッチプレート12が蓋体3側の溝部14に係合していることから 、仮に切欠部17および開口部18にバール等を差し込んだとしても蓋体3の開 蓋が不能となっている。
【0019】 一方、解錠時には、図示外のレンチ等の専用の工具を支持ボルト8の頭部8a に嵌合させて約90度回転させる。これにより、支持ボルト8とともにラッチプ レート12が回転して、ラッチプレート12の先端部12aが溝部14から離脱 することで解錠される。
【0020】 こののち、前記切欠部17から開口部18側に図示外のバール等を差し込んで 蓋体3をこじあけた上、さらにこの蓋体3を起こしながら移動させることで開蓋 される。ただし、この場合、蓋体3の移動可能範囲はチェーン4の長さによって 制限される。
【0021】 また、上記と逆に閉蓋する際には、枠体2側の係合溝16と蓋体3側の突起1 5とを合致させながら双方の内外周面2a,3a同士をテーパ接触により嵌合さ せた上、ラッチプレート12を上記と逆方向に施錠位置まで回転させてそのラッ チプレート12と溝部14と係合させればよいことになる。
【0022】 ここで、前記支持ボルト8の頭部8aの形状は必ずしも五角形である必要はな い。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、施錠装置の中心となるラッチ部材を枠体側に設 けるとともに、このラッチ部材と係合離脱する溝部を蓋体側に設けたことにより 、解錠状態ではラッチ部材が枠体内に完全におさまって枠体の内方に突出するこ とがないため、マンホール内に作業者が出入りする際にも作業の障害となること がない。
【0024】 また、ラッチ部材を垂直軸回りに回転させる構造としたことにより、従来のも のよりも小型化されてその占有スペースを小さくでき、錠機構が枠体あるいは蓋 体に及ぼす造型上の制約を緩和できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図で図2の要部拡大
図。
【図2】本考案の一実施例を示す全断面図。
【図3】図2の要部平面説明図。
【図4】図2のa方向矢視図。
【図5】図2に示す枠体の要部平面説明図。
【図6】図3のb−b線に沿う断面図。
【符号の説明】
2…枠体 2a…内周面 3…蓋体 3a…外周面 7…ラッチ部材 8…支持ボルト 8a…頭部(操作端部) 12…ラッチプレート 12a…先端部(係合端部) 14…溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に向かって縮径するテーパ状の内周
    面が形成された枠体と、この枠体側の内周面に対応する
    テーパ状の外周面が形成された蓋体とをテーパ接触によ
    り嵌合させた上で、前記枠体に対して蓋体を施錠するよ
    うにしたマンホール蓋の施錠装置において、 前記枠体に、操作端部が枠体上面に露出するとともに垂
    直軸回りに回転操作することにより係合端部が前記内周
    面から出没するラッチ部材を回転可能に設け、 前記蓋体の外周面には、ラッチ部材の回転操作に応じて
    その係合端部と係合離脱する溝部を形成したことを特徴
    とするマンホール蓋の施錠装置。
JP4932793U 1993-09-10 1993-09-10 マンホール蓋の施錠装置 Pending JPH0717844U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289255U (ja) * 1975-12-26 1977-07-04

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58170050A (ja) * 1982-03-31 1983-10-06 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPS62147452A (ja) * 1985-12-17 1987-07-01 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション フオトレジスト組成物

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