JPH0810146Y2 - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JPH0810146Y2
JPH0810146Y2 JP146790U JP146790U JPH0810146Y2 JP H0810146 Y2 JPH0810146 Y2 JP H0810146Y2 JP 146790 U JP146790 U JP 146790U JP 146790 U JP146790 U JP 146790U JP H0810146 Y2 JPH0810146 Y2 JP H0810146Y2
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JP
Japan
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latch
engaging portion
roller
pole
engaged
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JP146790U
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English (en)
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JPH0392280U (ja
Inventor
誠 竹原
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば自動車のドアロック装置、フードロ
ック装置、トランクロック装置等として用いられるロッ
ク装置に関する。
従来の技術 従来の自動車のドアロック装置として用いられている
ロック装置には、例えば第4図及び第5図に示すような
ものがある。
1は、自動車の車体(図示略)に固着されたストライ
カ、2は、ストライカ1に対応するように、開閉体であ
るドア(図示略)の端部に設けられたロック本体で、こ
のロック本体2内には、ラッチ3とポール4とが、軸5,
6をもってそれぞれ枢着されている。
ラッチ3は、ストライカ1と係合しうるほぼU字状の
係合溝3aを備え、常時は、第4図に示すように、この係
合溝3aが、ロック本体2に形成されたストライカ進入溝
7の開口部に向かって開口する開放位置に停止している
が、ドアを閉じた際には、ストライカ進入溝7内に進入
してきたストライカ1が係合溝3aに係合して、第5図に
示すような係止位置まで回動させられるようになってい
る。
8は、ラッチ3を開放位置に向かって付勢する復帰用
のばねである。
ポール4は、ラッチ3が係止位置に達したとき、ラッ
チ3の外周縁の要所に形成した山形の第1被係合部3bと
係合して、ラッチ3の開放位置方向への復帰回動を阻止
するようにした係合部4aを備えている。
この係合部4aは、ラッチ3が開放位置から係止位置ま
での途中の予め定めたハーフラッチ位置に達したときに
は、ラッチ3の外周縁の要所に形成した、上記被係合部
3bと同様な山形の第2被係合部3cと係合して、ラッチ3
のその位置から開放位置方向への復帰回動を阻止するよ
うになっている。
9は、ポール4を、ラッチ3と係合する方向、すなわ
ち第4図及び第5図における時計方向に付勢するばねで
ある。
10は、ロック本体2に枢着されたオープンレバー(そ
の一端の断面のみを図示する)で、その一端で、第5図
に想像線で示すように、ポール4における係合部4aと反
対側の端部を押し下げることにより、ポール4を、その
係合部4aがラッチ3の第1被係合部3b(又は第2被係合
部3c)から離脱する解除方向、すなわち第4図及び第5
図における反時計方向に回動させ、ラッチ3の拘束を解
除して、ドアを開扉しうるようになっている。
このオープンレバー10は、図示を省略した旋解錠レバ
ーを介して、ドアのアウトサイドハンドル及びインサイ
ドハンドル等の解除操作手段(いずれも図示略)に連係
され、旋解錠レバーが解錠位置のときは、それらの解除
操作手段の操作により、一端が上述のように押し下げら
れてドアを開くことができ、また旋解錠レバーが旋錠位
置のときは、いずれの解除操作手段を操作しても、回動
させられず、ドアを開くことができないようになってい
る。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来のロック装置においては、ラッチ3
が係止位置又はハーフラッチ位置のとき、ラッチ3の第
1被係合部3b又は第2被係合部3cとポール4の係合部4a
とは互いに面接触し、かつその接触面には、ラッチ3の
復帰用のばね8の付勢力や、ドアのシール反力等が掛っ
ているため、ポール4の係合部4aをそれらの被係合部3
b,3cから離脱させる際に、大きな摩擦抵抗が発生する。
そのため、ポール4の係合部4aがラッチ3の第1又は
第2の被係合部3b,3cから容易に離脱しにくく、解除操
作手段を操作するのに大きな操作力を必要とするという
問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決したロック装置を
提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案のロック装置は、車
体と開閉体とのいずれか一方にストライカを、かつ他方
にロック本体をそれぞれ設け、前記ロック本体には、開
閉体が閉じることによりストライカと係合して係止位置
まで移動させられるようにしたラッチと、該ラッチが係
止位置に達したとき、前記ラッチの被係合部と係合し
て、ラッチの移動を拘束しうる係合部を有し、かつ適宜
の解除操作手段の操作により、前記係合部がラッチの被
係合部より離脱する解除方向に移動させられるようにし
たポールとを設けたロック装置において、前記ポールの
係合部に、前記ラッチの被係合部に当接してラッチを拘
束しうるローラを、外周に円筒状の弾性体を外嵌した軸
をもって、かつ前記ローラの外周面が前記弾性体の圧縮
代より小さい距離だけ係合部の端面より突出させて回転
自在に枢着したことを特徴としている。
作用 平常時には、ポールに枢着したローラがラッチの被係
合部ところがり接触をもって係合したり、離脱したりす
るので、従来のような大きな摩擦抵抗が発生することは
なく、軽力で解除操作手段を操作するだけで、簡単にポ
ールを解除方向に移動させることができる。
ローラに、予め設定した以上の大きな負荷が掛った場
合は、ローラの軸まわりに設けた弾性体が圧縮されて、
ローラはポールの係合部の端面とほぼ等高となるまでポ
ール内に押し込まれ、ポールの係合部の端面が直接ラッ
チの被係合部と接触して、設定値以上の負荷をポールで
直接受け止めることができ、ローラやその軸の破損等を
未然に防止することができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を、第1図から第3図までを
参照して説明する。なお、第4図及び第5図に示す従来
のものと同一の構成部材には、同一の符号を付して、そ
の詳細な説明は省略する。
この実施例においては、ポール4の係合部4aの角部a
における板厚方向の中央に、凹部11を形成し、この凹部
11内に、公知のニードルベアリングとしたローラ12を、
外周に円筒状のゴム等よりなる弾性体13を外嵌した軸14
をもって回転自在に枢着してある。
12aは、ローラ12をなすニードルベアリングの外レー
ス、12bは同じく内レース、12cは同じく両レース12a,12
b間に転動自在に配設されたニードルである。
ポール4の係合部4aの角部aは、ローラ12の半径r1よ
り小さな半径r2の弧状とし、かつローラ12は、この角部
aを挟む係合部4aの両端面b,cより、弾性体13の最大圧
縮代d0より小さい予め定めた距離d1だけそれぞれ突出す
るようにしてある。
この距離d1は、ローラ12であるニードルベアリングの
耐久限度を越える荷重が掛る以前に、弾性体13が距離d1
だけ圧縮され、ローラ12の外周面が端面b又はcと等高
となるまでローラ12が凹部11内に押し込まれるように設
定しておくのがよい。
その他の構成は、第4図及び第5図に示す従来のもの
と同一としてよい。
この実施例のような構成とすると、平常時、すなわ
ち、上述のように設定した大きな負荷がローラ12に掛ら
ない場合は、ポール4に枢着したローラ12がラッチの第
1被係合部4b及び第2被係合部4cところがり接触をもっ
て係合したり、離脱したりするので、ポール4とラッチ
3との間に、従来のような大きな摩擦抵抗が発生したり
することはなくなり、軽力で解除操作手段を操作するだ
けで、簡単にポール4を解除方向に移動させることがで
きる。
そして、例えば、自動車の衝突事故時等において、ロ
ーラ12に、上述のように設定した以上の大きな負荷が掛
った場合には、弾性体13が負荷の掛った方向(主に端面
bと直交する方向)に距離d1だけ圧縮され、ローラ12
は、その外周面が端面bと等高となるまで凹部11内に押
し込まれ、ポール4の係合部4aの端面bが直接ラッチ3
の第1被係合部3b又は第2被係合部3cと接触して、設定
値以上の負荷を直接ポール4自体で受け止めることがで
きる。
したがって万一の衝突事故時等においても、ローラ12
やその軸14等が破損するのを防止できるとともに、ラッ
チ3の拘束を確実なものとし、安全性を向上することが
できる。
その他の全体の作用は、従来のものと同一であるので
説明を省略する。
なお、上述の実施例は、本考案を自動車のドアロック
装置に適用した場合のものであるが、本考案は、例えば
フードロック装置やトランクロック装置又はラッチとポ
ールとを備えるその他の開閉体用のロック装置に広く適
用することができる。
また、上述の実施例においては、ラッチ3が第1及び
第2の2個の被係合部を有するものとしたが、例えばト
ランクロック装置のように、ラッチに1個の被係合部し
か設けないものにも適用できる。
さらに、フードロック装置のように、ロック本体を車
体側に設け、ストライカを開閉体側に設けて実施しても
よい。
考案の効果 以上から明らかなように、本考案によると、ポールの
係合部にローラを設けたことにより、従来のポールとラ
ッチとの摩擦接触をころがり接触に変更し、ポールとラ
ッチとの離脱時の抵抗力を著しく低減でき、わずかの操
作力で解除操作手段を操作することができる。
また、ローラに大きな負荷が掛ったときには、ローラ
がポール内に押し込まれ、ポールが直接ラッチに当接し
て、大きな負荷をポールが直接受け止めるようにしたの
で、ローラやその軸等が破損するのを未然に防止でき、
安全性及び耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の要部の縦断正面図、第2
図は、第1図のA−A線に沿う拡大断面図、第3図は、
第2図のB−B線に沿う断面図、第4図及び第5図は、
従来のロック装置の一例を示すもので、第4図は、ラッ
チが開放位置に位置しているときの要部の縦断正面図、
第5図は、ラッチが係止位置に位置しているときの縦断
正面図である。 1……ストライカ、2……ロック本体、3……ラッチ、
3a……係合溝、3b……第1被係合部、3c……第2被係合
部、4……ポール、4a……係合部、5,6……軸、7……
ストライカ進入溝、8……ばね、9……ばね、10……オ
ープンレバー、11……凹部、12……ローラ、12a……外
レース、12b……内レース、12c……ニードル、13……弾
性体、14……軸、a……角部、b,c……端面、r1……ロ
ーラ12の外径、r2……係合部4aの角部aの半径、d0……
弾性体13の最大圧縮代、d1……距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体と開閉体とのいずれか一方にストライ
    カを、かつ他方にロック本体をそれぞれ設け、前記ロッ
    ク本体には、開閉体が閉じることによりストライカと係
    合して係止位置まで移動させられるようにしたラッチ
    と、該ラッチが係止位置に達したとき、前記ラッチの被
    係合部と係合して、ラッチの移動を拘束しうる係合部を
    有し、かつ適宜の解除操作手段の操作により、前記係合
    部がラッチの被係合部より離脱する解除方向に移動させ
    られるようにしたポールとを設けたロック装置におい
    て、前記ポールの係合部に、前記ラッチの被係合部に当
    接してラッチを拘束しうるローラを、外周に円筒状の弾
    性体を外嵌した軸をもって、かつ前記ローラの外周面が
    前記弾性体の圧縮代より小さい距離だけ係合部の端面よ
    り突出させて回転自在に枢着したことを特徴とするロッ
    ク装置。
JP146790U 1990-01-11 1990-01-11 ロック装置 Expired - Lifetime JPH0810146Y2 (ja)

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JPH0392280U JPH0392280U (ja) 1991-09-19
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