JPH0218207Y2 - - Google Patents

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JPH0218207Y2
JPH0218207Y2 JP1982189947U JP18994782U JPH0218207Y2 JP H0218207 Y2 JPH0218207 Y2 JP H0218207Y2 JP 1982189947 U JP1982189947 U JP 1982189947U JP 18994782 U JP18994782 U JP 18994782U JP H0218207 Y2 JPH0218207 Y2 JP H0218207Y2
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JP
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door
knob
lower spring
spring receiver
locking member
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JP1982189947U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用ドアにおいて、操作ノブを
押し引きすることにより、ドアロツク装置を施解
錠しうるようにした施錠装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、実開昭57−155261号公報には、自動車
から降りる際に、キーをキースイツチに差込んだ
ままドアを施錠してしまうおそれを防止するた
め、キーをキースイツチに差込んだまま、ドアを
開くと、ドアの内側に配設された操作ノブの解錠
位置から施錠位置の方向への移動が、係止部材に
より阻止され、操作ノブによる施錠が不能となる
ようにしたものが開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来のものにおいては、キーをキ
ースイツチに差込んだままドアを開いた状態で、
いわゆるキーレスロツク操作をしようとして、操
作ノブを無理に押し込むと、操作ノブと係止部材
との係合部分やその他の部分が破損するおそれが
ある。
また、上述のような操作ノブの係止機能がある
ことを知らない者が、上記のような状態で、操作
ノブを施錠操作する場合、操作ノブは当然押し下
げ可能あると考えて、操作ノブを押し込むので、
このとき操作ノブが係止部材により係止され、押
し下げ不能となつていると、操作ノブの押し下げ
時の力の入れ方によつては、手指を損傷するおそ
れがある。
さらに、上述の従来の装置においては、キーが
キースイツチに差込まれているか否かを検知する
手段や、その検知信号に基づいて係止部材を移動
させるソレノイド等の駆動手段を設けなければな
らないので、構造が複雑で高価となる欠点があ
る。
本考案は、上述のような従来の問題点をすべて
解決しうるとともに、車内にキーを置き忘れたま
まドアを施錠するという事態を防止しうるように
した自動車用ドアの施錠装置を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の自動車用ド
アの施錠装置は、ドアロツク装置の施解錠レバー
にノブロツドを介して連結された操作ノブを押し
引きすることにより、ドアロツク装置を施解錠し
うるようにした自動車用ドアの施錠装置におい
て、前記ノブロツドの中間部に突設した上下1対
の突起間に、上下1対のばね受けを、軸線方向に
摺動可能として嵌合するとともに、両ばね受け間
に、前記ノブロツドを施錠位置から解錠位置まで
押し上げるのに十分な復元力と圧縮代とを有する
圧縮ばねを縮設し、かつドア内に、ドアの開閉に
連動し、開扉時に、解錠位置にあるノブロツドの
下方のばね受けの下面に係合して、該ばね受けの
下降を阻止しうる位置に移動し、かつ閉扉時に、
前記下方のばね受けの移動軌跡から側方に離れた
位置に移動して、前記下方のばね受けの下降を可
能にするようにした係止部材を設けたことを特徴
としている。
〔作用〕
ドアを開くと、係止部材は、ドアの開動作に連
動して、下方のばね受けの下面に係合する位置ま
で移動させられる。
この状態で、操作ノブを押し込むと、下方のば
ね受けが係止部材に当接し、かつ圧縮ばねが圧縮
させられて、操作ノブ及びノブロツドは、いつた
ん施錠位置に達する。
しかし、その後、操作ノブを押しつけていた手
指から力を抜くと、圧縮ばねの復元力により、ノ
ブロツド及び操作ノブは解錠位置に復帰させられ
るとともに、操作ノブにより手指が押し返され
る。
したがつて、このときの操作ノブの復帰作用に
より、そのドアがキーレスロツク不能であること
を知ることができるとともに、その後にドアを閉
じたときは、必ず解錠状態となり、車内へのキー
の閉じ込みを防止することができる。
ドアを閉じているときは、係止部材は、下方の
ばね受けの移動軌跡から側方に外れた位置に移動
させられているので、この状態で操作ノブを施錠
位置に移動させると、上下のばね受けと、その間
の圧縮ばねとは、ノブロツドと一体となつて下降
し、上述のような操作ノブ等を解錠位置に復帰さ
せる作用は生じない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づい
て説明する。
第1図において、1は自動車のドアで、このド
ア1の後端における端板1a前面には、キーレス
ロツク機構を備えるドアロツク装置2が適宜ねじ
止めされている。
ドアロツク装置2自体は公知のもので、その構
成は特に説明しないが、基板2aに枢着された施
解錠レバー2bを上下方向に回動させることによ
り解錠又は施錠状態にすることができ、この施解
錠レバー2bには、ドア1のインナーパネル1b
の内側に沿つてドア1の車室内に延出し、その先
端に操作ノブ3を設けたノブロツド4の下端が掛
止され、操作ノブ3を上下動させることにより、
ノブロツド4を介して施解錠レバー2bを上下方
向に回動させることができるように構成されてい
る。
ノブロツド4の中間部には、上下1対のばね受
け5,6が上下方向に摺動自在に嵌合され、この
上下のばね受け5,6間には、ノブロツド4を、
ドアロツク装置2を施錠状態とする施錠位置か
ら、同じく解錠状態とする解錠位置まで押し上げ
るのに十分な復元力と圧縮代とを有する圧縮コイ
ルばね7が縮設されている。
上方のばね受け5の上方への移動を阻止するた
め、ノブロツド4の要所外周面には、突起8が突
設され、また下方のばね受け6の下方への移動を
阻止するため、ノブロツド4の要所外周面には、
上記突起8と同様の突起(図示略)が突設されて
いる。
9は、ドア1の開閉に連動して変位するように
設けた係止部材で、この係止部材9の前端部に
は、上記ノブロツド3の径よりやや大きい幅でU
字状をなす切欠部9aが、ドア1の外方を向いて
形成されている。
係止部材9は、インナーパネル1bの凹部10
の内側にねじ止めされた上下1対のL字片11,
12の対向面間に装架した軸13によつて、上記
操作ノブ3及びノブロツド4を解錠状態としたと
きの下方のばね受け6の直下の水平面内で回動可
能に軸止されている。この係止部材9が回動する
水平面に対応して、ドア1の端板1aにスリツト
14が形成され、第2図に示すように、係止部材
9の後端部9bは、このスリツト14から端板1
a外方に延出するように設けられる。
また、この係止部材9には、軸13に巻回され
たばね15の一端が軸止部よりやや後端寄りの外
側部に係止され、ばね15の他端はインナーパネ
ル1bと当接している。
しかして、係止部材9は、軸13を中心にして
常時、第2図における時計方向に向けて付勢さ
れ、その前端部の切欠部9aがノブロツド4と下
方のばね受け6の直下で係合するようにしてあ
る。
この実施例は上述のような構成をなすもので、
ドア1が開扉状態にあるときは、ばね15の付勢
力によつて、係止部材9の前端部の切欠部9aが
ノブロツド4とばね受け6の直下で係合する。
この状態では、操作ノブ3を押し下げると、ば
ね受け6が係止部材9の上面に当接し、圧縮コイ
ルばね7が圧縮され、操作ノブ3及びノブロツド
4は、いつたん施錠位置に達するが、その後、操
作ノブ3を押しつけていた手指から力を抜くと、
圧縮コイルばね7の復元力により、ノブロツド4
及び操作ノブ3は、もとの解錠位置まで復帰させ
られるとともに、操作ノブ3により、手指は上方
に押し返される。
したがつて、結局ドアロツク装置2を施錠状態
とすることができず、また手指が押し返されるこ
とにより、操作ノブ3が解錠位置に復帰させられ
たこと、及びそのドアがキーレスロツク不能であ
ることを知ることができる。
ドア1が開いているとき、係止部材9の後端部
9bは、端板1aのスリツト14からドア1外方
に突出しており、その後、ドア1を閉じるとき、
係止部材9の後端部9bが自動車のセンターピラ
ー等車体16の一部に当接して、スリツト14内
に押し込まれるように回動し、その結果、軸13
を中心に反時計方向に若干回動した係止部材9
は、第2図に想像線で示すように、その切欠部9
aが下方のばね受け6の移動軌跡から側方に離れ
た位置に位置させられる。
この状態で、操作ノブ3を施錠位置まで押し込
むと、上下のばね受け5,6と、圧縮コイルばね
7とは、係止部材9により下降を妨げられること
なく、ノブロツド4と一体となつて下降し、ドア
ロツク装置2を施錠することができる。
このときは、下方のばね受け6と係止部材9と
は互いに離れているので、上述のような圧縮コイ
ルばね7により操作ノブ3等を解錠位置に復帰さ
せる作用は生じない。
また、この状態で、操作ノブ3を引き上げるこ
とにより、ドアロツク装置2を解錠することがで
きる。
なお、ドア1を開いた状態で、係止部材9の後
端部9bをスリツト14内に押し込んだ後、操作
ノブ3を施錠位置まで押し込むことにより、一時
的にキーレスロツクを行なうことができるととも
に、端板1aのスリツト14を止栓(図示略)等
で閉塞することにより、キーレスロツク機能を回
復させることもできる。
〔考案の効果〕
本考案によると、次のような効果を奏すること
ができる。
(1) キーを車内に置き忘れて、ドアを開き、その
状態で操作ノブを施錠位置まで押し込んで、い
わゆるキーレスロツクを行なおうとしても、操
作ノブが即座に解錠位置まで押し返されるの
で、車内にキーを置き忘れたまま、ドアを施錠
するおそれを防止することができる。
(2) キーレスロツクができないことを知らない者
が、ドアを開いた状態で、操作ノブを無理に押
し込んだとしても、操作ノブはいつたん施錠位
置まで押し込まれ、その後即座に解錠位置まで
押し返されるので、従来のように、操作ノブと
係止部材との係合部分が破損したり、又は手指
を損傷したりするおそれはなく、また手指が押
し返されることにより、操作ノブが解錠位置に
復帰させられたこと、及びそのドアが通常のキ
ーレスロツク操作ができないものであること等
を容易に知ることができ、その後の誤操作を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を備える自動車の
ドアの要部の分解斜視図、第2図は、同実施例で
施錠操作を不能とした状態を示す横断平面図であ
る。 1……ドア、2……ドアロツク装置、2b……
施解錠レバー、3……操作ノブ、4……ノブロツ
ド、5,6……ばね受け、7……圧縮コイルばね
(圧縮ばね)、8……突起、9……係止部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアロツク装置の施解錠レバーにノブロツドを
    介して連結された操作ノブを押し引きすることに
    より、ドアロツク装置を施解錠しうるようにした
    自動車用ドアの施錠装置において、前記ノブロツ
    ドの中間部に突設した上下1対の突起間に、上下
    1対のばね受けを、軸線方向に摺動可能として嵌
    合するとともに、両ばね受け間に、前記ノブロツ
    ドを施錠位置から解錠位置まで押し上げるのに十
    分な復元力と圧縮代とを有する圧縮ばねを縮設
    し、かつドア内に、ドアの開閉に連動し、開扉時
    に、解錠位置にあるノブロツドの下方のばね受け
    の下面に係合して、該ばね受けの下降を阻止しう
    る位置に移動し、かつ閉扉時に、前記下方のばね
    受けの移動軌跡から側方に離れた位置に移動し
    て、前記下方のばね受けの下降を可能にするよう
    にした係止部材を設けたことを特徴とする自動車
    用ドアの施錠装置。
JP1982189947U 1982-12-17 1982-12-17 自動車用ドアの施錠装置 Granted JPS5994561U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982189947U JPS5994561U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 自動車用ドアの施錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982189947U JPS5994561U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 自動車用ドアの施錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5994561U JPS5994561U (ja) 1984-06-27
JPH0218207Y2 true JPH0218207Y2 (ja) 1990-05-22

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ID=30409401

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JP1982189947U Granted JPS5994561U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 自動車用ドアの施錠装置

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JP (1) JPS5994561U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57155261U (ja) * 1981-03-26 1982-09-29

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JPS5994561U (ja) 1984-06-27

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