JPH0717556Y2 - 幌付きトラック - Google Patents

幌付きトラック

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JPH0717556Y2
JPH0717556Y2 JP2898389U JP2898389U JPH0717556Y2 JP H0717556 Y2 JPH0717556 Y2 JP H0717556Y2 JP 2898389 U JP2898389 U JP 2898389U JP 2898389 U JP2898389 U JP 2898389U JP H0717556 Y2 JPH0717556 Y2 JP H0717556Y2
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春夫 北浦
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、幌付きトラックに関し、特に幌台の開閉構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
荷台に積載した品物を風雨から守るために、荷台を幌で
覆った幌付きトラックがある。この幌付きトラックは、
第1図及び第2図を参考にして説明すると、荷台1の前
後に門形の支柱2、3を設け、その支柱2、3の間に、
複数の骨材7、8を組み合せて箱形の幌台4を形成し、
その幌台4の外側に幌シート9を被せて荷台1を覆うよ
うにしたものである。
ところで、上記のような幌付きトラックにおいては、荷
台1に品物を積み卸しする際に、幌台4が固定のままで
あると荷台の横方向からの積み卸しができないため、作
業性が著しく悪くなる不具合がある。
このため、従来幌台4を開閉できるようにした構造のも
のが提案されている。第11図は、このような開閉構造を
備えた幌付きトラックを示しており、このものは、幌台
4を天井部分41と両側面部分42、42とに分割し、その側
面部分42、42を荷台1から分離可能とすると共に、側面
部分42、42の上端を天井部分41に回転自在に連結したも
のである。
上記の構造では、各側面部分42、42を上向きに回動させ
ることにより、荷台1の横方向からの積み卸しができ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記の提案構造では、荷台1の上部に幌台4
の天井部分41が張り出しているために、積み卸しする際
に品物がその天井部分41と干渉しやすい欠点がある。特
に、フォークリフト等を用いて積み卸しする場合、リフ
トは品物を上方に持ち上げて支持する必要があるため、
品物と天井部分41との干渉が生じ易く、リフト等の使用
が制限される問題がある。
また、幌台4を天井部分41と両側面部分42、42の3つの
部分に分割し、そのそれぞれの連結部に側面部分42、42
を回動自在に連結するための回転軸や連結機構が必要に
なるため、幌台の構造が複雑になり、コスト高になると
いう欠点もある。
〔考案の目的〕
この考案は、上記の欠点に鑑みてなされたもので、構造
が簡単で、積み卸しの際品物との干渉が無いように幌台
を大きく開放させることができる幌付きトラックを提供
することを目的としている。
〔目的を達成するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案は、荷台の前後に
門形の支柱を設け、その両支柱の間に複数の骨材を組み
合せて荷台上を覆う幌台を形成し、その幌台の外側に幌
シートを被せる幌付きトラックにおいて、幌台を荷台の
幅方向の中心線より左右に分割すると共に、その各分割
幌台の荷台に接地する下辺を荷台に対して分離可能と
し、その各分割幌台を、上記両支柱の上部間に上記中心
線に沿ってかけ渡した回転軸に、回転軸にそれぞれ回転
自在に嵌合した連結環を介して連結し、上記回転軸と各
連結環の間に、両分割幌台の下辺が荷台に接地した位置
を境いにして、回転軸の円周上の一方の180°範囲で回
転軸の回転力を一方の連結環に伝達すると共に他方の連
結環と回転軸を空回りさせ、円周上の他方の180°範囲
で回転軸の回転力を他方の連結環に伝達すると共に一方
の連結環と回転軸を空回りさせる回転伝達機構を設けた
構成としたのである。
〔作用〕
上記構成で成る幌付きトラックにあっては、回転軸を一
方向に回転させると、回転伝達機構において回転軸の回
転力が一方の連結環に伝達され、その連結環と連結した
一方の分割幌台が回転軸を支点として上向きに回動す
る。
この場合、回転軸と他方の連結環は空回りするため、他
方の分割幌台は回動しない。この他方の分割幌台を回動
させるには、回転軸を逆方向に回転させればよい。
上記の構造では、各分割幌台が荷台の幅方向の中心線か
ら上向きに回動して、荷台の半分が上方まで開放される
ので、品物と幌台との干渉が防止される。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
トラック車体の後部に設けられる荷台1は、底板1aの周
囲に側板1b、1bと後板1cを立設して成っており、両側板
1b、1bの上部に、手摺り台20が取付けてある。上記の両
側板1b、1bと後板1cは、品物の積卸し時には下向に回動
して、底板1aへの出し入れを容易にするようになってい
る。
荷台1の底板1aの前後端には、それぞれ門形の支柱2、
3が取付けてあり、その両支柱2、3の上部の間に、軸
受21、21を介して回転軸10がかけ渡してある。この回転
軸10は、荷台1の幅方向の中心線に沿って取付けてあ
り、その回転軸10の左右両側に幌台4を構造する分割幌
台5、6が設けられている。
この各分割幌台5、6は、前後方向に所定間隔で配置し
たL字状骨材7と前後方向に延びる骨材8を縦横に組み
合せて形成されており、この両分割幌台5、6を合わせ
ることにより、荷台1の上部を覆う箱状の幌台4が形成
される。
上記各分割幌台5、6は、下辺が荷台1の手摺り台20に
対して分離可能になっており、それぞれ上部の骨材8の
前後端が両支柱2、3の上部に載って支持されている。
また、各分割幌台5、6から回転軸10に向かって複数の
ビーム材13、14が延びており、その各ビーム材13、14の
先端に連結した連結環11、12が回転軸10に回転自在に嵌
め込まれている。
上記連結環11、12のうち、一方の連結環11は2つの環体
11a、11bに分割され、その各環体11a、11bが2叉部を介
して左側の分割幌台6から延びるビーム材14に連結して
おり、その各環体11a、11bの間に、右側分割幌台5のビ
ーム材13に連結した連結環12が嵌め込まれている。
上記連結環11、12と回転軸10の間には、回転軸10の回転
力を連結環11、12に伝達する回転伝達機構15が設けられ
ている。すなわち、回転軸10には、左右の分割幌台5、
6の下辺が荷台1の手摺り台20に接地する状態(これを
以下静止状態という)で、下向きに突出する突起16、17
が並べて設けてあり、一方の連結環11には、第7図に示
すように、静止状態で回転軸10の円周左側の180°の角
度範囲で突起16が空回りする切欠き溝18が形成されてい
る。また、他方の連結環12には、第8図に示すように、
静止状態で回転軸の円周上右側の180°範囲で突起17が
空回りする切欠き溝19が形成されている。
上記構造において、第7図及び第8図の状態から回転軸
10が右回りに回転すると、突起17と連結環12の溝面19a
とが係合し、連結環12は回転軸10と一体に回転するが、
突起16は連結環11の切欠き溝18内を空回りして、連結環
11は回転しない。
一方、回転軸10が静止状態から左回りに回転すると、今
度は突起16と連結環11の溝面18aが係合して連結環11は
回転するが、突起17は切欠き溝19を空回りして連結環12
は回転しない。したがって、静止状態から回転軸10を左
右どちらかに回転させることにより、連結環11、12の一
方を静止位置においたままで、もう一方を回転させるこ
とができる。
なお、上記切欠き溝18、19の他方の溝面18b、19bは、回
転軸10を回転させた場合にそれぞれ突起17、16と当接し
て、それ以上の回転を止めるストッパ面として作用す
る。
上記回転軸10には、所定間隔をおいて両端部が両分割幌
台5、6の骨材8下側に弾力をもって当接するコイルバ
ネ22が取付けてあり、このコイルバネ22は、両分割幌台
5、6を上向きに付勢して、それらを上向きに回動させ
る方向の回転力を与えている。
また、回転軸10の後端部には、第5図に示すように口金
23が取付けてあり、挺子レバー24を挿入するための差込
み口25が形成されている。
一方、第9図(a)、(b)に示すように、荷台1の手
摺り台20の内面には、各分割幌台5、6の下端部が当接
する当り板26が取付けられ、その当り板26と両分割幌台
5、6の下辺に取付けた板材27との間に所定間隔で設け
た貫通孔28に、一端に操作レバー29を備えたフック軸30
が回転自在に取付けられている。また、当り板26の内面
には、フック軸30のフック31が係合する係合片32が設け
られており、フック軸30を回してフック31と係合片32を
係合させると、分割幌台5、6が手摺り台20に固定され
るようになっている。
なお、図中33は幌台4の後部開口を塞ぐ幌シート9′の
取付棒、34は幌シート9を左右に張らせるためのスプリ
ングである。
この実施例は、上記のような構造で成っており、次にそ
の作用を説明する。
幌台4に幌シート9を被せる場合は、両分割幌台5、6
の下側辺をフック軸30により手摺り台20に固定し、その
状態で幌台4の外側に幌シート9を取付ける。この幌シ
ート9の固縛は、シート9下端と荷台1の下側に設けた
鉤フック35をロープ36で掛け合せて行なう。
一方、荷台1に品物を積み卸しする場合は、幌台4から
幌シート9を取外し、フック軸30の係合を外して各分割
幌台5、6と手摺り台20とを分離させる。
この状態から荷台1の左側を開放させるには、第10図に
示すように回転軸10後端の差込み口25に挺子レバー24を
差し込み、回転軸10を左回りに回転させる。これによ
り、回転軸10の突起16と連結環11の溝面18aが係合し
て、左側の分割幌台6が回転軸10を支点に上向きに回動
し、荷台1の左側方を開放する。このとき、回転軸10の
突起17は、連結環12の切欠き溝19内を空回りするので、
右側の分割幌台5は回動しない。
回転軸10の回転は、突起17が連結環12の溝面19bに当接
して止まり、この状態で左側の分割幌台6は第4図に破
線で示すように上向きに大きく回動し、荷台1の左側半
分を開放する。この状態で左側の分割幌台6の動きを固
定するには、挺子レバー24をロープ等により荷台1や車
体に固定して行なう。
一方、荷台1の右側を開放させる場合は、挺子レバー24
を反対側に回して回転軸10を右回りに回転させる。これ
により、回転軸10の突起17と連結環12の溝面19aが係合
して右側の分割幌台5が回転軸10を支点に上向きに回動
する。
なお、上記実施例では、回転軸10の回転操作を挺子レバ
ー24を用いて手動で行なうようにしたが、油圧モータや
電動機等の機械力を利用して回転軸10を回転させるよう
にしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、幌台を荷台の幅方向
の中心線から分割し、各分割幌台をその中心線から上向
きに回動させるようにしたので、荷台の側方を上部まで
大きく開放させることができ、品物と幌台との干渉がな
くなって積卸し作業を能率良く行なえる効果がある。
また、各分割幌台の回動を1本の回転軸の回転操作で行
なえるようにしたので、従来のように幌台を3分割した
ものに比べて、構造が簡単になり、製造コストを安くで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の幌付きトラックを示す一部破断側面
図、第2図は同上の一部破断平面図、第3図は同上の一
部破断後面図、第4図は幌台後面を示す断面図、第5図
は幌台の後部を示す一部破断斜視図、第6図は実施例の
要部を示す斜視図、第7図及び第8図は回転伝達機構を
示す断面図、第9図(a)は幌台と手すり台との連結部
を示す一部縦断側面図、第9図(b)はその背面図、第
10図は挺子レバーの操作を示す図、第11図は従来構造を
示す縦断側面図である。 1……荷台、2、3……支柱、4……幌台、5、6……
分割幌台、7、8……骨材、9……幌シート、10……回
転軸、11、12……連結環、15……回転伝達機構、16、17
……突起、18、19……切欠き溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台の前後に門形の支柱を設け、その両支
    柱の間に複数の骨材を組み合せて荷台上を覆う幌台を形
    成し、その幌台の外側に幌シートを被せて成る幌付きト
    ラックにおいて、上記幌台を荷台の幅方向の中心線より
    左右に分割すると共に、その各分割幌台の荷台に接地す
    る下辺を荷台に対して分離可能とし、その各分割幌台
    を、上記両支柱の上部間に上記中心線に沿ってかけ渡し
    た回転軸に、回転軸にそれぞれ回転自在に嵌合した連結
    環を介して連結し、上記回転軸と各連結環の間に、両分
    割幌台の下辺が荷台に接地した位置を境いにして、回転
    軸の円周上の一方の180°範囲で回転軸の回転力を一方
    の連結環に伝達すると共に他方の連結環と回転軸を空回
    りさせ、円周上の他方の180°範囲で回転軸の回転力を
    他方の連結環に伝達すると共に一方の連結環と回転軸を
    空回りさせる回転伝達機構を設けたことを特徴とする幌
    付きトラック。
JP2898389U 1989-03-13 1989-03-13 幌付きトラック Expired - Lifetime JPH0717556Y2 (ja)

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JPH02121318U JPH02121318U (ja) 1990-10-02
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