JPH074437U - 荷役パレット用ターンテーブル - Google Patents
荷役パレット用ターンテーブルInfo
- Publication number
- JPH074437U JPH074437U JP4071493U JP4071493U JPH074437U JP H074437 U JPH074437 U JP H074437U JP 4071493 U JP4071493 U JP 4071493U JP 4071493 U JP4071493 U JP 4071493U JP H074437 U JPH074437 U JP H074437U
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- ring
- turntable
- vertical wall
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- Specific Conveyance Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 環状のアンダーリング2と該アンダーリング
2上に配置された環状のアッパーリング3とよりなり、
そのアンダーリング2とアッパーリング3とを複数のベ
アリング4で相互に回転可能に支持したターンテーブル
1において、前記アンダーリング2をその一部において
底板6a を除いて除去すると共に、アッパーリング3を
その一部において当該アッパーリング3が形成する環を
切除し、フォークリフトのフォーク17を挿入する切込
み16を形成する。 【効果】 フォークリフト又はハンドフォークリフトを
使用して、物品を載置したパレット5をターンテーブル
1上に載置したり、またターンテーブル1上のパレット
5を他所に移動することができる。
2上に配置された環状のアッパーリング3とよりなり、
そのアンダーリング2とアッパーリング3とを複数のベ
アリング4で相互に回転可能に支持したターンテーブル
1において、前記アンダーリング2をその一部において
底板6a を除いて除去すると共に、アッパーリング3を
その一部において当該アッパーリング3が形成する環を
切除し、フォークリフトのフォーク17を挿入する切込
み16を形成する。 【効果】 フォークリフト又はハンドフォークリフトを
使用して、物品を載置したパレット5をターンテーブル
1上に載置したり、またターンテーブル1上のパレット
5を他所に移動することができる。
Description
【0001】
本考案は荷役パレットを載置して、水平面内で回転させるためのターンテーブ ルに関するものである。
【0002】
従来から、荷役用パレット上に各種の物品を載置したり、それをパレットから 他の位置に移動したりする際に、そのパレットを回転させることが好ましい場合 が多い。
【0003】 このためにパレットの下に配置されるターンテーブルとして、実公昭62−2 178号公報に記載されたものが知られている。
【0004】 このものは断面L字状の環状アンダーリングにベアリングを取付け、該アンダ ーリング上にアッパーリングを載置してベアリングで支持し、アンダーリングに 対してアッパーリングを回転自在としたものである。
【0005】
しかしながらこの種のターンテーブルにおいては、物品を載置したパレットを ターンテーブル上に載置したり、ターンテーブル上から物品を載置したパレット を移動したりするのが困難である。
【0006】 一般にパレットの移動にはフォークリフトまたはハンドフォークリフトが使用 され、当該フォークリフトなどのフォークをパレットの下に差込んでパレットを 持上げたり、所定の位置に下したりすることが行われる。
【0007】 板状のパレットの場合にはそのパレットの下に角材を噛ませることにより、フ ォークを差込む隙間を形成し、フォークリフトによる荷役を容易ならしめている が、前記ターンテーブルを使用する場合には角材を噛ませると安定性が損われる ので、ターンテーブル上に直接パレットを載置する。
【0008】 然るにターンテーブル上に直接パレットを載置すると、パレットとターンテー ブルとの間にフォークを差込む隙間がなくなるため、フォークリフトによる荷役 が困難となるのである。
【0009】 またボックス型のパレットであれば動力式のフォークリフトでは容易に取扱い 得るが、ハンドフォークリフトで取扱うのが困難である。ハンドフォークリフト はそのフォークの先端に設けられた車輪をパレットの下方に突出させてパレット を持上げ、その状態でパレットを移動させるのであるが、その車輪がターンテー ブルの外周壁を乗越えることができない。
【0010】 本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、フォークリフトなどによる パレットの取扱いが可能な、新規なターンテーブルを提供することを目的とする ものである。
【0011】
而して本考案は、環状のアンダーリングと該アンダーリング上に配置された環 状のアッパーリングとよりなり、そのアンダーリングとアッパーリングとを複数 のベアリングで相互に回転可能に支持したターンテーブルにおいて、前記アンダ ーリングをその一部において底部を除いて除去すると共に、アッパーリングをそ の一部において当該アッパーリングが形成する環を切除したことを特徴とする、 ものである。
【0012】 本考案のさらに具体的な考案は、前記考案において、前記アンダーリングが垂 直壁とその垂直壁の下縁に形成された底板とよりなる断面略L字状のフレームを 有し、そのフレームの一部において前記垂直壁を切除すると共に前記底板を幅広 となし、前記垂直壁に前記複数のベアリングを取付け、前記アッパーリングが垂 直壁とその垂直壁の上縁に形成された上板とよりなる断面略L字状で一部が切除 された環状のフレームを有し、当該フレームの前記上板が前記アンダーリングの ベアリング上に支持されると共に、前記切除部に近い垂直壁にベアリングを取付 け、当該ベアリングを介して前記アンダーリングの底板の幅広部に支持可能とし たことを特徴とするものである。
【0013】 この考案においては、前記アッパーリングの上板の下面における内周縁又は外 周縁の少くともいずれか一方に、突条を形成するのが好ましい。
【0014】
以下本考案の実施例を図面に従って説明する。図面は本考案のターンテーブル 1の一実施例を示すものであって、アンダーリング2とアッパーリング3とより なり、アンダーリング2に取付けたベアリング4によりアッパーリング3をアン ダーリング2に対して回転自在に支持している。5はアッパーリング3上に載置 された荷役パレット5である。
【0015】 アンダーリング2は、底板6a と該底板6a の外縁に曲げ起して立設した垂直 壁6b とよりなる断面略L字状の環状のフレーム6を有している。そしてその環 状のフレーム6の一部において、前記垂直壁6b が除去されており、且つ底板6 a が内方に張出して幅広部7が形成されている。
【0016】 そしてそのフレーム6の垂直壁6b の上端部内面には、内方に突出する複数の 支持軸8が植設され、該支持軸8にベアリング4の内環4a が嵌合されて取付け られている。
【0017】 次にアッパーリング3も上板9a と該上板9a の内縁に曲げ起して垂設された 垂直壁9b とよりなる断面略L字状のフレーム9を有しており、当該フレーム9 はその一部において環が切除されている。
【0018】 またフレーム9の上板9a の上面には表板10が取付けられており、当該表板 10は前記フレーム9の切除部に開いた略U字状の切込み11が形成され、該切 込み11の裏面は補強板12で補強されている。
【0019】 而してこのアッパーリング3をアンダーリング2に載置し、上板9a の下面が ベアリング4の外環4b に載置されて支持されている。
【0020】 またこの上板9a の外周縁及び垂直壁9b との角部内側には、前記ベアリング 4が当接する位置を挾んで丸棒13が固着されて突条を形成しており、アッパー リング3の半径方向の位置のずれを抑制している。
【0021】 なお丸棒13は、上記のように上板9a の内周縁及び外周縁にそれぞれ設けら れるのが好ましいが、その一方のみに形成されていてもよい。また丸棒に限らず 、他の手段で突条を形成することもできる。
【0022】 またアッパーリング3の切除部の近傍における垂直壁9b の下端部内面には、 内方に突出する支持軸14が植設されており、該支持軸14にベアリング15の 内環15a が嵌合されて取付けられており、その部分がアッパーリング3の回転 によりアンダーリング2の垂直壁6b の切除部に来たとき、ベアリング15を介 して幅広部7上に支えられるようになっている。
【0023】 またこのベアリング15は、アッパーリング3における切除部の近傍に一つだ け設けられていてもよいが、図面に示すようにアッパーリング3の両側部の相当 の範囲に亙って複数設けるのが好ましい。またアッパーリング3の全体に亙って 設けられていても差支えない。
【0024】
本考案においては、アンダーリング2がその一部において垂直壁6b を除去し ており、またアッパーリング3がその一部においてフレーム9が切除されている ので、アンダーリング2の垂直壁6b を除去した部分をアッパーリング3の切除 部に合わせることにより、ターンテーブル1の外周に開いた切込み16が形成さ れる。
【0025】 そしてその切込み16を通してフォークリフトなどのフォーク17を差込むこ とができ、フォークリフトなどでパレット5をターンテーブル1上に載置するこ とができ、またターンテーブル1上のパレット5をフォークリフトなどで他所に 移動することもできる。
【0026】 そしてパレット5を載置した状態で、アッパーリング3をアンダーリング2に 対して回転させることにより、パレット5を回転させて物品の向きをかえること ができる。
【0027】 アッパーリング3を回転させると、上板9a の下面がベアリング4を転動させ 、小さい力で回転させることができる。
【0028】 アンダーリング2の垂直壁6b を除去した部分にはベアリング4が無いので、 アッパーリング3におけるフレーム9の端部がこの部分に来ると、フレーム9は 片持ちの状態となる。
【0029】 しかしながら請求項2によればアッパーリング3のフレーム9の端部にベアリ ング15が設けられているので、当該ベアリング15がアンダーリング2の幅広 部7の上面を転動することにより重量を支え、フレーム9が過度に撓んだり回転 不良を起すようなことはない。
【0030】 またパレット5に側方からの力がかかり、アッパーリング3にアンダーリング 2に対するずれが生じたような場合には、請求項3によれば丸棒13がベアリン グ4の外環4b の側面に当接し、側方からの荷重を支えると共に、その状態で丸 棒13と上板3a の下面とが協動してベアリング4を転動させるので、ターンテ ーブル1はスムーズに回転することができる。
【0031】
従って本考案によれば、パレット5上に物品を載置したりその物品を他の位置 に移動したりする際には、アッパーリング3を回転させることによりパレット5 を所望の位置に回転させることができる。
【0032】 また物品を載置したパレット5をターンテーブル1上に載置したり、またター ンテーブル1上において物品を載置したパレット5を他所に移動したりする際に は、ターンテーブル1の切込み16を通してフォーク17を抜き差しし、フォー クリフトなどで容易にパレット5を取扱うことができる。
【0033】 特に狭隘な場所において作業をする場合などにおいて、ハンドフォークリフト を使用して荷役作業を行う場合にも、ハンドフォークリフトのフォークの先端の 車輪は前記切込み16を通してターンテーブル1から出入れすることができ、パ レットの出入れ作業が容易である。
【0034】 また請求項2によればアッパーリング3の切除部の近傍がアンダーリング2の 垂直壁6b が無い部分にあるときも、アッパーリング3が撓んだり過度の変形を 生じたりすることがなく、スムーズな回転が確保される。
【0035】 さらに請求項3によれば、パレット5上に物品を載置したり移動したりする際 にパレット5に横方向の力がかかったような場合にも、アッパーリング3がアン ダーリング2に対してずることがなく、またベアリング4の回転が阻害されるこ ともなく、スムーズな回転が確保される。
【図1】 本考案のターンテーブルの一実施例の斜視図
【図2】 図1の実施例の一部の拡大断面図
【図3】 本考案の実施例におけるアンダーリング2の
平面図
平面図
【図4】 本考案の実施例におけるアッパーリング3の
底面図
底面図
1 ターンテーブル 2 アンダーリング 3 アッパーリング 4 ベアリング 6 アンダーリング2のフレーム 6a 底板 6b 垂直壁 7 丸棒(環状突条) 9 アッパーリング3のフレーム 9a 上板 9b 垂直壁 13 丸棒(突条) 15 ベアリング
Claims (3)
- 【請求項1】 環状のアンダーリング(2)と該アンダ
ーリング(2)上に配置された環状のアッパーリング
(3)とよりなり、そのアンダーリング(2)とアッパ
ーリング(3)とを複数のベアリング(4)で相互に回
転可能に支持したターンテーブル(1)において、前記
アンダーリング(2)をその一部において底板(6a )
を除いて除去すると共に、アッパーリング(3)をその
一部において当該アッパーリング(3)が形成する環を
切除したことを特徴とする、荷役パレット用ターンテー
ブル - 【請求項2】 前記アンダーリング(2)が、垂直壁
(6b )とその垂直壁(6b )の下縁に形成された底板
(6a )とよりなる断面略L字状のフレーム(6)を有
し、そのフレーム(6)の一部において前記垂直壁(6
b )を切除すると共に前記底板(6a )に幅広部(7)
を形成し、前記垂直壁(6b )に前記複数のベアリング
(4)を取付け、前記アッパーリング(3)が、垂直壁
(9b )とその垂直壁(9b )の上縁に形成された上板
(9a )とよりなる断面略L字状で一部が切除された環
状のフレーム(9)を有し、当該フレーム(9)の前記
上板(9a )が前記アンダーリング(2)のベアリング
(4)上に支持されると共に、前記切除部に近い垂直壁
(9b )にベアリング(15)を取付け、当該ベアリン
グ(15)を介して前記アンダーリング(2)の底板
(6a )の幅広部(7)に支持可能としたことを特徴と
する、請求項1に記載の荷役パレット用ターンテーブル - 【請求項3】 前記アッパーリング(3)の上板の下面
における内周縁又は外周縁の少くともいずれか一方に、
突条を形成したことを特徴とする、請求項2に記載の荷
役パレット用ターンテーブル
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993040714U JP2508939Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 荷役パレット用タ―ンテ―ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993040714U JP2508939Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 荷役パレット用タ―ンテ―ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074437U true JPH074437U (ja) | 1995-01-24 |
JP2508939Y2 JP2508939Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=12588256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993040714U Expired - Lifetime JP2508939Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 荷役パレット用タ―ンテ―ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508939Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56114690U (ja) * | 1979-08-02 | 1981-09-03 | ||
JPH0623489U (ja) * | 1992-07-11 | 1994-03-29 | 株式会社リヤテック | 糸こんにゃく等の製造器 |
JP2009196430A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | ターンテーブル装置 |
WO2011025159A3 (ko) * | 2009-08-25 | 2011-06-23 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 팰리트 이송장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622178U (ja) * | 1985-06-20 | 1987-01-08 | ||
JPS63288805A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-25 | Hitachi Ltd | 荷の並べ換え装置 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP1993040714U patent/JP2508939Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS622178U (ja) * | 1985-06-20 | 1987-01-08 | ||
JPS63288805A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-25 | Hitachi Ltd | 荷の並べ換え装置 |
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JPH0623489U (ja) * | 1992-07-11 | 1994-03-29 | 株式会社リヤテック | 糸こんにゃく等の製造器 |
JP2009196430A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | ターンテーブル装置 |
WO2011025159A3 (ko) * | 2009-08-25 | 2011-06-23 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 팰리트 이송장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2508939Y2 (ja) | 1996-08-28 |
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