JP4064171B2 - 梱包装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置等の機器、製品を積載輸送するための梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
画像形成装置等を積載輸送するための梱包装置に関しては、機器をパレット上へ積載するために傾斜部材を用いる例がいくつか提案されている。その例としては、たとえば実開平5−3129号公報に開示されている中重量物の梱包箱、特開2001−278375号公報に開示されているキャスタを有する機器の梱包装置、特開2001−315777号公報に開示されている物品運搬保管装置等がある。
【0003】
これら従来の技術のうち、実開平5−3129号及び特開2001−278375号公報において開示されている技術では、機器をパレット上へ積載することを容易にするために傾斜部材を用いている方式であるが、いずれの技術も一方向からの積載についてのみ考慮しているものであり、機器積載時に積載し易い位置にパレットを配置するには、パレットの向きを最大で180°回転させなければならないという問題があり、作業性が悪く、また狭い場所での積載がし難いという問題がある。
【0004】
また実開平5−3129号公報に開示の技術においては、キャスタを有する中重量機器の梱包装置として記載されているが、梱包外装箱が傾斜部材を兼ねており、梱包装置自体が重く、梱包及び開梱作業に人手と手間が掛かるという問題がある。またパレットに積載された機器を固定させるために傾斜部材を兼ねた梱包外装箱とは別に固定材を必要とするという問題もある。
【0005】
さらに、特開2001−278375号公報開示の技術においては、傾斜部材を固定材として使用するが、パレットと固定材をねじで固定する方法となっている。そのため、固定するためには工具、ねじ等を準備しなければならず、外したねじ等を紛失しないように気を付けなければならないという面倒さがある。
【0006】
さらに上述した従来の例では、傾斜部材が平板形状であることから、積載時に機器のキャスタの向きによっては傾斜部材の側縁からキャスタが外れて機器が落下する恐れもあった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点ならびに傾斜部材として使用する場合に傾斜部材の端部に設けた突部をパレットとの嵌合に用いるだけであり、固定部材とした場合の用途についての考慮がなされていない点にかんがみ、パレット上への積載機器の位置合わせを効率的に行え、省資源に貢献でき、さらには積載機器の落下と破損防止及び作業者の安全性に貢献できる梱包装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る梱包装置は、上記目的を達成するために、キャスタを有し、該キャスタにより移動可能な機器を運搬等するための梱包装置において、積載する略平板状のパレットと該パレットの対向縁部あるいはその近傍部位に立設する少なくとも二体の支柱部材を含み、各支柱部材は、一端側を上記パレット上に位置させ、他端側を上記パレット外に置いて上記パレット上への上記機器の積み降ろしに用いる積載用傾斜部材とし、上記支柱部材が、長手方向両縁に上記機器の積み降ろし時の落下防止用の立壁部を有することを特徴とする。
【0009】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、キャスタを有し、該キャスタにより移動可能な機器を運搬等するための梱包装置において、積載する略平板状のパレットと該パレットの対向縁部あるいはその近傍部位に立設する少なくとも二体の支柱部材を含み、各支柱部材は、一端側を上記パレット上に位置させ、他端側を上記パレット外に置いて上記パレット上への上記機器の積み降ろしに用いる積載用傾斜部材とし、上記支柱部材が、互いに対向する方向へ向けて傾斜させ得るとともに、長手方向両縁に上記機器の積み降ろし時の落下防止用の立壁部を有することを特徴とする。
【0010】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の梱包装置において、上記立壁部は、上記キャスタが乗り越えられない高さの壁部分を有することを特徴とする。
【0011】
同請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1ないし3のいずれかの梱包装置において、上記支柱部材の端部に段差解消用の斜面部を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお以下に説明する本発明の実施形態は、画像形成装置の回収時に画像形成装置を運搬、移動するために用いる装置であるが、本発明は画像形成装置の運搬用には限定されない。
【0013】
図1は本発明に係る梱包装置の一実施形態を示す斜視図である。本実施形態の梱包装置は、積載対象物である画像形成装置1を積載固定するためのパレット2と、4本の支柱部材3・・・と、上蓋4とから構成してある。
【0014】
図2はパレット2の平面図で、このパレット2は図1からもわかるように略平板状で、一対のまたは四隅ごとの脚部5を備え、脚部5と床面との間に隙間sを形成して、例えばフォークリフトなどによる運搬を可能にしてある。また図示のように、平面上には四隅の縁近傍に略L字状の溝6・・・が形成してあり、ここに支柱部材3の下端を嵌め込んで立設できるようにしてある。また中央部分には4個の溝7・・・が形成してある。これら溝7は、画像形成装置1を積載したときの受け部となる。
【0015】
支柱部材3は溝6と対応する断面形状を有する柱材であり、図3(A)、(B)に示すようにパレット2から取り外して一端をパレット2の縁に乗せ、画像形成装置1をパレット上に載せ、あるいはパレット2上から下ろすための傾斜路を構成する部材として用い得るようになっている。傾斜路として用いる場合の支柱部材3の配置形態は、図3(B)に示すように、二対の支柱部材を互いに反対方向に向けて対向させた状態で配置し、2方向から画像形成装置1を積み降ろし得るようにしてある。もちろん、一方側に一対の支柱部材3を配置するだけの状態でも使用できる。
【0016】
図4は支柱部材3の断面構造と、支柱部材を傾斜路として用いた状態の拡大断面図である。各支柱部材3は、画像形成装置1が底面に有する4個のキャスタ8(図では2個のみを示すが図の紙面垂直方向にもう一対有する)を乗せる中央の通路部分3aと、その両脇に位置してキャスタ8が外れないようにする落下防止壁部分3b、3cとから構成してある。
【0017】
なお外側の落下防止壁部分3bの壁高さはキャスタ8が乗り越えられない寸法とし、内側の落下防止壁部分3cの壁高さは移動する画像形成装置1の底面に当たらず、かつキャスタ8が簡単には乗り越えられない寸法とする。また通路部分3aの幅寸法は、もちろんキャスタ8の幅寸法以上である必要がある。すなわち、画像形成装置1等を積載する際にキャスタ8の向きが積載方向になっていない場合、落下防止壁部分3b、3cに接触して移動が停止することで、いったん通路部分3aに乗ってから落下することはない。また通路部分3aに乗ったキャスタ8が落下防止壁部分3b、3cに接触した場合、キャスタ8の向きが矯正され、積載のための正しい方向を向く。
【0018】
図5は、支柱部材3をパレット2の溝6に嵌め込み、四隅に支柱として立設し、積載物である画像形成装置1を搭載し、支柱部材3と画像形成装置1の間に緩衝材9をセットして固定した状態の平面図(A)とその一部の拡大側面図(B)である。支柱部材3の下端には突部10が設けてあり、溝6内に嵌め込めるようになっている。そして、積載した画像形成装置1と支柱部材3の間に緩衝材9をセットすることにより支柱部材3が外側に押され、突部10が溝6に嵌め込まれた状態で外側に押されることにより、支柱部材3はパレット2から外れなくなる。この状態で図1で示すように支柱部材3の上端に上蓋4を使用することで、支柱部材3の上、下端を止め、支柱部材3の位置をしっかりと固定する。なお上蓋4には、パレット2の溝6と略同形状で支柱部材3の上端を嵌め込める溝開口11・・・が設けてある。
【0019】
図6は、支柱部材3の端部形状の傾斜部材として使用する場合に好適な例を示す斜視図である。図示のように支柱部材3の一側端部に段差解消用の斜面部12を設ければ、画像形成装置1のキャスタ8が支柱部材3の端部を通過する際に段差で移動を妨げられることがなく、スムーズに動けるようになる。
【0020】
【発明の効果】
請求項1に係る梱包装置は、以上説明してきたように、2方向のいずれからでも積載機器を積み降ろし可能とすることができ、画像形成装置等の積載物を積載する場合にパレットを回転させて位置合わせをする必要がほとんどなく、作業状態の設定に要する時間、労力を半減させ、作業効率を高め、ひいては省エネエネルギーにもつながり、環境保全に貢献できるという効果がある。
【0021】
請求項2に係る梱包装置は、以上説明してきたように、支柱部材を取り外して積載用傾斜部材として使用することから、上記共通の効果に加え、さらに効率的に無駄無く作業できるという効果がある。
【0022】
請求項3に係る梱包装置は、以上説明してきたように、突部を用いて支柱部材がパレットから外れないようにすることができ、別部材を支柱部材の固定用として備える必要が無い、上記共通の効果に加え、さらに省資源化を図れ、別部材を取り付ける作業が不要なのでさらに作業効率を高め得るという効果がある。
【0023】
請求項4に係る梱包装置は、以上説明してきたように、支柱部材に落下防止用に設けた立壁を設けることにより、上記共通の効果に加え、キャスタの向きが積載方向になっていない場合の接触、停止、落下防止、キャスタの向きの矯正を行え、積載機器の落下による破損防止、作業者の安全性を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の実施形態のパレットの平面図である。
【図3】図1の実施形態の支柱部材の使用状態の平面図(A)と側面図(B)である。
【図4】図1の実施形態の支柱部材の断面構造と、支柱部材を傾斜路として用いた状態の拡大断面図である。
【図5】図1の実施形態において支柱部材をパレットに嵌め込んで緩衝材をセットした状態の平面図(A)とその一部の拡大側面図(B)である。
【図6】図1の実施形態の支柱部材の端部形状の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 パレット
3 支柱部材
3a 通路部分
3b、3c 落下防止壁部分
4 上蓋
5 脚部
6、7 溝
8 キャスタ
9 緩衝材
10 支柱部材の突部
11 溝開口
12 段差解消用の斜面部
s 隙間
Claims (4)
- キャスタを有し、該キャスタにより移動可能な機器を運搬等するための梱包装置において、積載する略平板状のパレットと該パレットの対向縁部あるいはその近傍部位に立設する少なくとも二体の支柱部材を含み、各支柱部材は、一端側を上記パレット上に位置させ、他端側を上記パレット外に置いて上記パレット上への上記機器の積み降ろしに用いる積載用傾斜部材とし、上記支柱部材が、長手方向両縁に上記機器の積み降ろし時の落下防止用の立壁部を有することを特徴とする梱包装置。
- キャスタを有し、該キャスタにより移動可能な機器を運搬等するための梱包装置において、積載する略平板状のパレットと該パレットの対向縁部あるいはその近傍部位に立設する少なくとも二体の支柱部材を含み、各支柱部材は、一端側を上記パレット上に位置させ、他端側を上記パレット外に置いて上記パレット上への上記機器の積み降ろしに用いる積載用傾斜部材とし、上記支柱部材が、互いに対向する方向へ向けて傾斜させ得るとともに、長手方向両縁に上記機器の積み降ろし時の落下防止用の立壁部を有することを特徴とする梱包装置。
- 請求項1または2の梱包装置において、上記立壁部は、上記キャスタが乗り越えられない高さの壁部分を有することを特徴とする梱包装置。
- 請求項1ないし3のいずれかの梱包装置において、上記支柱部材の端部に段差解消用の斜面部を設けたことを特徴とする梱包装置。
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