JPH1111516A - 荷造り用品 - Google Patents

荷造り用品

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JPH1111516A
JPH1111516A JP18593997A JP18593997A JPH1111516A JP H1111516 A JPH1111516 A JP H1111516A JP 18593997 A JP18593997 A JP 18593997A JP 18593997 A JP18593997 A JP 18593997A JP H1111516 A JPH1111516 A JP H1111516A
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Hiroto Otsuki
浩人 大槻
Masashi Ikeda
雅志 池田
Masaharu Shimada
正春 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷造り作業を簡単にする。 【解決手段】 荷造り用品は、両側に支持座15と前後
に開口12a、13aのある縁を持つトレイ状の台枠
1、中間支持座21及び穴22を持つ中間台2、側面パ
ネル3及び天井パネル4で形成されている。 【効果】 中間台2の中間支持座21に製品100を載
せ、穴22にフォークリフトのフォークを入れてこれら
を持ち上げ、台枠1内に入れて製品の両側を支持座15
で支持させ、前縁12を立て、パネル3、4を含めて全
体を一体化することにより、支持台と梱包を兼ねた輸送
体を形成できる。輸送体の輸送は、開口12aから穴2
2を介してフォークリフトのフォークを入れ、全体を吊
り上げる。荷造りにパレットやスペーサが不要になり、
輸送作業が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトを
用いて物品を輸送するための荷造り用品に関し、例えば
恒温恒湿槽等の製品の輸送に好都合に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、物品として例えば環境試験装置の
ような角形で相当の重量を持つ製品の輸送には、例えば
図7に示すような荷造り用品としてのパレット及び輸送
補助機械としてのフォークリフトを一般的に使用し、次
のような方法及び順序で陸、海、空の輸送手段への製品
の積み込み/積み下ろし作業を行っていた。
【0003】積み込み時: 1)製品Wをフォークリフトで持ち上げて矢印A方向か
らパレットP上まで運ぶ。 2)パレットPと製品Wとの間にフォークが十分入る高
さのスペーサSを置き、その上に製品を乗せてフォーク
を抜く。 3)矢印B方向から製品とパレットとの間にフォークの
先端を入れて製品を少し持ち上げ、その反対側端をパレ
ット上に付けてスペーサをフリーにする。 4)スペーサを抜いて製品をパレット上に乗せる。 5)フォークの端をB方向又はその反対方向から製品の
下に先端だけ少し突っ込み、パレット上の製品の位置ズ
レを修正する。 6)製品をボルトでパレットのボルト穴hに固定する。 7)矢印A方向からフォークリフトでパレットに固定さ
れた製品をパレットと共にトラック等の輸送手段に積み
込み、パレットを床面に下ろす。
【0004】なお、従来のパレットは、図示の如く角材
の上下に平板材を井桁に組み、平板の厚みがフォークリ
フトのフォークの先端部分の厚みより少し大きい程度の
寸法になるように形成されている。この厚みを角材の厚
み程度まで厚くすれば、平板上に製品を乗せたときに、
根元側の厚みが厚くなっているフォークを十分奥まで入
れて製品を吊り上げ/吊り下ろしできるが、そのように
すると、パレットの全体厚み(高さ)が厚くなり、荷造
り時の製品全体の高さが高くなり、パレット自体の価額
も上昇する。又、製品を固定するために長いボルトを必
要とし、ボルト閉め作業も困難になる。そのため、パレ
ット上にスペーサーを置いてフォーク全体の挿抜による
製品の吊り下ろし及び吊り上げを可能にすると共に、輸
送時にはスペーサーを抜き、製品全体の高さを低くする
という上記のような荷造り方法を採用し、その結果とし
て複雑なフォークリフトの操作が必要になっている。
【0005】なお、製品が製品支持用の足やキャスター
等を備えている場合でも、製品輸送時には、静荷重に加
えて振動、動揺、加速度等に伴う動荷重が発生するの
で、通常これらは使用されず、図においてはパレットの
上板の間隔内に落ち込んでいて、製品はその底部又はこ
れに固定された支持ビームによってパレット上に支持さ
れている。
【0006】積み下ろし時: 1)矢印A方向からフォークを入れ、製品及びパレット
をフォークリフトで運搬して地上の所定位置に下ろす。 2)パレットと製品を固定しているボルトを外す。 3)矢印B方向から製品の下にフォークの先端を入れて
製品を少し傾けて製品とパレットとの間にフォークが十
分入る高さのスペーサを挿入し、その上に製品を乗せ
る。この場合には、パレット上に既に製品があるので、
スペーサが入りにくいため図7のスペーサSを2分割し
た程度のスペーサを入れる。 4)従って、矢印Bの反対方向からも同様にしてスペー
サを入れる。 5)矢印A方向からフォークを入れて製品だけを地上に
下ろす。
【0007】このような従来のパレットを用いた荷造り
方法は、次のような諸問題を有する。 1)フォークの先端だけを入れ、製品の片側だけを少し
持ち上げるという微妙なリフト調整を必要とするので、
難度の高い作業になり、十分な経験のある作業者を必要
とする。 2)積み込み時及び積み下ろし時の全体のリフト使用回
数が8回又はそれ以上にもなり、作業時間も長くかか
る。又、製品のパレット上における横ずれ防止のために
製品をボルトで固定するため、その作業時間も必要とな
る。 3)リフトの運転とスペーサーの着脱のために少なくと
も2名の作業者が必要になる。 4)少なくともA、B及びBの反対方向の3方向からリ
フトを使用しなければならず、広い作業スペースを必要
とする。 5)大型構造体であるパレットを用いるので、繰り返し
使用する必要があり、その運搬や管理が面倒である。 6)ボルトで固定するため、物品自体にもボルト穴のあ
る支持部を設ける必要があり、製造上余分な手間がかか
る。 7)パレットは大型構造物であるため通常木製となり、
材料のリサイクルが図れない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術に於
ける上記問題を解決し、経験の浅い一人の作業者でも短
時間で荷造りや積み込み及び積み下ろし作業ができ、作
業スペースを節約でき、再使用のための運搬や管理が不
要で、物品自体の構造も簡素化され、材料のリサイクリ
も可能にすることができる荷造り用品を提供することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、フォークリフトを用い
て物品を輸送するための荷造り用品において、底と該底
から連続した前後縁であって前縁が前記底から倒立可能
な前後縁及び両側縁と該両側縁の位置で前記底上に形成
され前記物品の両側を支持できる両側支持部とフォーク
リフトのフォークが通過可能なように前記前縁に開けら
れた開口とを備えたトレイ状の第1支持体と、前記両側
支持部の間の中間部分に入る大きさになっていて前記物
品の前記中間部分を支持できる中間支持部と該中間支持
部の下にあって前後方向にフォークリフトのフォークが
通過可能な穴とを備えたパレット状の第2支持体と、を
有することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、上記に加えて、前記第
1支持体の内側に立設可能で前記物品と同程度の高さを
持つ側面体と該側面体及び前記物品の上部を覆う上部体
とを有することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明の特徴
に加えて、前記第1支持体と第2支持体とは段ボール材
で形成されていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項2の発明の特徴
に加えて、前記側面体と前記上部体とは段ボール材で形
成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した荷造り用
品の全体を用いて荷造りするときの状態を示し、図2及
び図3は荷造り用品の一部分の構造を示す。又、図4は
荷造り用品を組立てた状態を示す。図1を中心として説
明し、他の図を参照するときにはその図面番号を示す。
荷造り用品は、物品の一例である恒温恒湿槽等の製品1
00を出荷等の目的でフォークリフトを用いて輸送する
ためのもので、トレイ状の第1支持体としての台枠1、
パレット状の第2支持体としての中間台2、側面体とし
ての側面パネル3、上部体としての天井パネル4等によ
って構成されている。これらは全て段ボール製にするこ
とが望ましい。
【0014】台枠1は、底11、これから連続した前後
縁12、13、両側縁14、両側支持部としての両側支
持座15、前縁12にあけられた開口12a等を備えて
いる。前縁12は、底11から倒立可能なように折り曲
げ容易になっている。他の縁13、14は、最初から図
1に示す状態に製作されていてもよいが、輸送や保管に
便利なように、本例では前縁12と同様にそれぞれの間
が分離していて、底から連続していて折り曲げ可能に形
成されている。
【0015】両側支持座15は、両側縁14の位置で底
11の上に形成されていて、製品100の両側を支持で
きる。製品100の底部の被支持面の形状にもよるが、
両側支持座15は、通常図示の如く前後及び側端部分か
ら段落ち状に形成される。開口12aは、フォークリフ
トのフォーク200(図4)が通過可能な大きさであ
る。なお、両側支持部15は、製作された時から底11
又は両側縁14と一体化されていてもよいし、保管等に
便利なように製作時にはこれらと別体になっていて、製
品輸送前に接着や金具等によってこれらと結合されるよ
うになっていてもよい。
【0016】中間台2には、両側支持座15の間の中間
部分に入る寸法になっていて製品100を支持できる中
間支持部としての中間支持座21及びその下で前後方向
にフォークリフトのフォーク200が通過可能な穴22
が形成されている(図4)。この穴22と開口12aと
は、台枠1に中間台2が組み合わされたときに共にフォ
ークを通過させる必要があるため、本例ではいずれも大
き目のサイズに形成されていて、図4では開口12aを
少し大きく図示している。なお、本例ではフォークが抜
けられるように台枠1の後縁13にも開口13aを設け
ている。
【0017】中間台2は、製品輸送時には台枠1と共に
製品重量を支えるが、中間台自体でも製品を支持できる
だけの強度を持つように作られる。中間支持座21は、
通常両側支持座15と同じ高さに形成されるが、製品の
被支持面の形状によって両支持座の高さを変える必要が
あれば、そのようにすることができる。なお、本例では
中間支持座21の前側に製品止め部23が形成されてい
る。
【0018】側面パネル3は、製品100と同程度の高
さで台枠1の内側で縁12〜14に沿って立設可能にな
っていて、本例では側面全体及び前後面の一部分を覆う
側面31及び折り曲げ面32を持つ3面形状である。天
井パネル4は側面パネル3及び製品100の上部を覆う
ように形成されている。
【0019】図5及び図6は、本例の荷造り用品を用い
た製品100の荷造り、積み込み及び積み下ろし作業時
の状態を示す。荷造り及び積み込み作業は図5に示す如
く次のように行われる。 1)工場で完成し設置面300上の適当な支持台301
に載せられた製品100の下に中間台2を挿入し、中間
台2の穴22内にフォークリフトのフォーク200を挿
入し、中間台2と共に製品100をリフトアップする
(図5(a)〜(c))。
【0020】2)後縁及び両側縁14を底11から起こ
してこれらを粘着テープ等で相互に結合すると共に、設
置面300上に底11と同一平面状に前縁を倒した状態
に予め台枠を形成しておき、前縁側から中間台2及び製
品100を台枠の両側支持座15上に載せてフォーク2
00を引き抜く((d))。この状態で、製品100は
それぞれ台枠の両側支持座15及び中間台2で支持さ
れ、安定した支持状態になる。
【0021】3)前縁12を起こしてその両端を両側縁
14と結合し、製品100と縁12〜14との間に側面
パネル3を挿入し、これらの上部に天井パネル4を被
せ、適当な位置を図示しないが荷造りバンドで十分結束
して全体を一体化する((e)〜(f))。このような
作業は全て設置面300上で行えるので、安全且つ容易
な作業である。これをフォークリフトでリフトアップし
てトラック等の輸送手段まで運搬して積み込む
((g))。この場合、台枠1の前縁12に開口12a
が開けられているので、この開口及び中間台2の穴22
にフォーク200を入れることができる。
【0022】このような荷造り及び積み込み作業によれ
ば、フォークリフトを使用したリフトアップ回数は
(c)及び(d)に示すように2回だけである。又、従
来のパレットのように製品全体より大きなサイズにする
ことなく、パレット機能を台枠1及び中間台2に分割し
て分担させているので、荷造り時のスペーサの使用が全
く不要になる。従って、従来のように一人がフォークリ
フトを操作しつつ他の一人がスペーサを挿抜するような
高度且つ二人の協同作業がなくなり、一人作業が可能に
なる。更に、パレットに製品をボルト締めするような面
倒な作業もなくなる。その結果、本発明の荷造り用品を
採用することにより、一人の作業者で短時間に容易且つ
安全に製品の荷造り及び積み込み作業を行うことができ
る。
【0023】積み下ろし及び荷造り解体作業は図6に示
す如く次のように行われる。 1)トラック等から荷造りされた製品100をフォーク
リフトで運搬して開梱できる所で設置面上に下ろし、荷
造りバンド、天井パネル4及び側面パネル3を取り外
し、台枠1の前縁12を倒して製品100及び中間台2
を外面に出す(図6(a)乃至(c))。
【0024】2)フォークリフトのフォーク200を中
間台の穴22に入れ、中間台2と共に製品100をリフ
トアップして設置場所や格納場所等の支持台301上に
載せ、中間台2及びフォーク200を引き抜く((d)
乃至(f))。
【0025】このように、(a)及び(d)に示す如
く、製品の積み下ろしにも積み込み時と同様にフォーク
リフトを2回だけ使用し、スペーサを使用することなく
極めて簡単に作業を行うことができる。なお、設置面が
平坦面であるときにも、製品の両側の被支持面がフリー
であるため、(d)の状態から中間台2及び製品を設置
面に下ろしてフォークを抜き、製品の両側をフォークで
支持して中間台2を抜き、製品を設置面上に移すことが
できる。
【0026】なお、以上のような荷造り用品は、製品が
キャスターやアジャスターフット付きのものにも適用す
ることができる。その場合には、キャスター等は台枠1
の両側支持座15の内側に入り込むことになる。そし
て、製品の積み下ろし時には、キャスター等の高さを調
整することにより、作業が一層容易になる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば次のような作用
効果が得られる。トレイ状の第1支持体のトレイ部分
は、底とこれから連続した前後縁及び両側縁で構成され
ているので、これらは分離しないように一体化されてい
る。両側支持部は、底の上で両側縁の位置に形成されて
いるので、トレイ部分の両側に嵌め込まれれた形にな
り、第1支持体は全体的に一体化されている。この両側
支持部は物品の両側を支持できるので、この上に物品が
載せられると、物品の安定した両側支持状態が形成され
る。
【0028】第2支持体は、第1支持体の両側支持部の
間の中間部分に入る大きさになっていて物品の中間部分
を支持できる中間支持部備えているので、第2支持体を
第1支持体の中に入れることができる。これにより、両
側支持部と共に中間支持部によって物品を支持すること
ができる。その結果、物品は両端及び中間の3位置で支
持され、従来のパレットの場合と同様に、物品を積載し
て輸送できるだけの十分安定した支持状態が得られる。
【0029】第2支持体の中間支持部の下には、前後方
向にフォークリフトのフォークが通過可能な穴が設けら
れているので、この穴により、中間支持部上に物品を載
せて物品及び中間支持部をリフトアップし、第1支持体
の位置まで運搬し、物品の両側部分を第1支持部に載せ
ることができる。このとき、上記の如く第2支持体が第
1支持体の両側支持部の中間部分に入る大きさであるた
め、物品の両側の被支持部は第2支持体で支持されるこ
となくその外側にフリーな状態で存在することと、及
び、第1支持体の前縁が倒立可能であるためこれを倒し
ておくことにより、従来のパレットの場合のようにスペ
ーサを用いることなく、単にリフトダウンするだけで、
従来のパレットへの物品搭載状態と同じ状態を実現する
ことができる。即ち、前記の如く輸送に耐えられる製品
の両側及び中間の安定した3位置支持状態を得ることが
できる。
【0030】次に、前縁を起こして他の縁と適当な方法
で結合することにより、従来のパレットと同様に全体が
完全に一体化された輸送可能な支持状態になる。このと
き、従来のパレットの場合のように、製品とパレットと
をボルトで結合する面倒な作業が不要になる。一方、前
縁と他の縁との結合は、粘着テープによる接着や金具止
め等によって極めて簡単に行える。
【0031】このように物品と第1及び第2支持体とが
組合せられると、第1支持体の前後及び左右縁から上に
露出した部分を段ボール等の材料を用いて梱包すること
により、輸送手段で輸送できる輸送体になる。ここで、
前縁がフォークリフトのフォークの通過可能な開口を備
えているので、この開口と、同様にフォークの通過可能
な第2支持体の穴とにより、従来のパレットと同様に輸
送体をリフトアップして輸送手段に搭載することができ
る。このとき、第2支持体の穴が中間支持面の下に位置
するので、中間支持面だけを介して輸送体を安定して支
持・運搬することができる。
【0032】輸送手段によって輸送体が目的地に到着す
ると、上記とほぼ反対の動作によって物品を荷造り用品
から取り出すことができる。即ち、輸送体を一体として
リフトアップして解体可能な場所に下ろし、梱包材料を
取り除き、前縁を倒し、第2支持体と共に物品をリフト
アップして取り出し、物品の恒久的設置台又は倉庫等の
仮置台の上に物品だけを載せ、第2支持体を取り除き、
積み下ろし及び設置を完了する。この場合、第2支持体
上の物品両側の被支持面がフリーになっているため、こ
の部分を設置台上に載せるのに極めて都合がよい。その
結果、従来のように、スペーサを使用してパレット上か
ら物品だけをリフトアップするような必要性が全くなく
なる。
【0033】以上のように、請求項1の発明によれば、
従来のパレット機能を第1支持体及び第2支持体に分割
し、第1支持体をトレイ状の一体的構造物として第2支
持体と組合せて取扱い可能にすることにより、物品輸送
時に必要とされる支持特性を備えた上で、従来のパレッ
トよりも輸送のための作業を大幅に容易化することがで
きる。即ち、物品の積み込み及び積み下ろし時における
リフトアップの回数を従来の8回以上から4回に減ら
し、輸送作業の時間を大幅に短縮し、スペーサの着脱及
びリフト操作の同時作業を解消し、荷造り作業を容易且
つ安全なものにすると共に、一人作業を可能にし、更に
スペーサ等の補助部材の調達を不要にすることができ
る。
【0034】請求項2の発明によれば、上記に加えて、
荷造り用品として第1支持体の内側に立設可能で物品と
同程度の高さを持つ側面体及び物品の上部を覆う上部体
を設けるので、第1支持体を利用して極めて容易に物品
を梱包することができる。その結果、物品の輸送のため
の全ての準備作業を容易且つ迅速に行うことができる。
更に、第1支持体と側面体と上部体とを相互に結合した
状態にすることにより、全体としての輸送体の一体性を
強化し、輸送上の安全・確実性を一層向上させることが
できる。又、輸送体を全体として小型化でき、輸送効率
を良くすることができる。
【0035】請求項3の発明によれば、第1支持体及び
第2支持体を段ボール材にするので、材料をリサイクル
させ、環境保護に寄与することができる。又、材料自体
が安価であることと、支持体の製造が容易になるため、
荷造り用品のコストを低減することができる。更に、従
来のようにパレットの保管や循環が不要になり、その管
理面の費用が不要になり、この点でも輸送コストの低減
が図られる。請求項4の発明によれば、側面体及び上面
体を段ボール材にするので、請求項3の発明と同様の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用することができる荷造り用品の全
体構成の一例を示す斜視図である。
【図2】上記荷造り用品のうちの両側支持座部分の構造
を示す縦断面図である。
【図3】上記荷造り用品のうちの両側支持座部分の構造
を示す平面図である。
【図4】上記荷造り用品と製品とを組み立てた全体形状
を示す正面図である。
【図5】(a)乃至(g)は製品積み込み時の荷造り作
業の説明図である。
【図6】(a)乃至(f)は製品積み下ろし時の荷造り
作業の説明図である。
【図7】従来のパレットの構造例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 台枠(第1支持体) 2 中間台(第2支持体) 3 側面パネル(側面体) 4 天井パネル(上部体) 11 底 12 前縁 12a 開口 13 後縁 14 両側縁 15 両側支持座(両側支持座) 21 中間支持座(中間支持部) 22 穴 100 製品(物品) 200 フォーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトを用いて物品を輸送する
    ための荷造り用品において、 底と該底から連続した前後縁であって前縁が前記底から
    倒立可能な前後縁及び両側縁と該両側縁の位置で前記底
    上に形成され前記物品の両側を支持できる両側支持部と
    フォークリフトのフォークが通過可能なように前記前縁
    に開けられた開口とを備えたトレイ状の第1支持体と、 前記両側支持部の間の中間部分に入る大きさになってい
    て前記物品の前記中間部分を支持できる中間支持部と該
    中間支持部の下にあって前後方向にフォークリフトのフ
    ォークが通過可能な穴とを備えたパレット状の第2支持
    体と、 を有することを特徴とする荷造り用品。
  2. 【請求項2】 前記第1支持体の内側に立設可能で前記
    物品と同程度の高さを持つ側面体と該側面体及び前記物
    品の上部を覆う上部体とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の荷造り用品。
  3. 【請求項3】 前記第1支持体と第2支持体とは段ボー
    ル材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の荷造り用品。
  4. 【請求項4】 前記側面体と前記上部体とは段ボール材
    で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の荷
    造り用品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274560A (ja) * 2001-03-13 2002-09-25 Nec Saitama Ltd 筺体梱包用部材及び筺体梱包方法
JP2012066841A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Dainippon Printing Co Ltd 飛行機搬送用のアウターケース
CN103935609A (zh) * 2014-04-03 2014-07-23 安徽省嘉信包装印务有限公司 一种防护件结构

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