JP2501155Y2 - パレットの整列枠 - Google Patents

パレットの整列枠

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JP2501155Y2
JP2501155Y2 JP199492U JP199492U JP2501155Y2 JP 2501155 Y2 JP2501155 Y2 JP 2501155Y2 JP 199492 U JP199492 U JP 199492U JP 199492 U JP199492 U JP 199492U JP 2501155 Y2 JP2501155 Y2 JP 2501155Y2
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pallet
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JP199492U
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JPH0561029U (ja
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敏久 鈴木
二郎 上川内
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パレットの整列枠に係
り、特に小物品を輸送する際に使用する空パレットをト
ラック等の荷台に荷積みする場合に適用されるパレット
の整列枠に関する。
【0002】
【背景技術】一般に、小口の物品を輸送するには、トラ
ック等への荷積みのし易さ、物品の整理のし易さ等を考
慮して、いわゆるパレット上に物品を載置し、このパレ
ットを直接荷台に積み込んで輸送が行われる。また、近
年の物流形態の変遷に伴い、小口物品がパレットに載置
されたまま輸送基地へ送られたり、目的地へ輸送される
場合が増えてきている。このため、パレットの取り扱い
量は益々増加の一途をたどっている。一方、物品輸送後
の空パレットは、輸送の一次基地に返却されて繰り返し
使用されるが、空パレットをトラック等の荷台に積み込
む際には、空パレットの四隅同士がきちんと重なり合っ
た整列された状態での荷積みが要求される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような空
パレットの整列作業は、従来、トラック1台分(210
枚/1ロット)を2名で行った場合で約3時間を要し、
積み込み完了までだと4時間余りかかっていた。このた
め、荷積み作業に時間がかかり、輸送効率の悪化を招く
という欠点がある。
【0004】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、複数の空パレットをトラック等の荷台に積層
して積み込む場合に、空パレットの四隅同士をきちんと
揃えることができ、且つ、荷積み作業の迅速化及び省力
化が可能なパレットの整列枠を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、積層された複
数のパレットをパレット運搬用車両を用いて整列する際
に用いられるパレットの整列枠であって、床面に載置さ
れる基台と、前記基台の両側に前記パレットの幅寸法よ
りも若干大きな幅寸法隔てて立設され、その上部に上方
にいくに従って外向きに延出するテーパ部を有する少な
くとも一対の側面規制部材と、前記基台の後端部に立設
され前記パレットの奥行き方向の位置を規制する背面規
制部材と、前記パレット運搬用車両が乗り入れ可能な大
きさを有し、前記基台の前端部に前記背面規制部材と反
対方向に延出して取付けられた踏み板とを含むことを特
徴としている。
【0006】
【作用】本考案では、基台の両側にパレットの幅寸法よ
りも若干大きな幅寸法だけ隔てて側面規制部材を立設す
るとともに、その上部に上方にいくに従って外向きに延
出するテーパ部を形成している。従って、パレット運搬
用車両に載置されている複数の積層されたパレットを上
方から徐々に両側の側面規制部材との間に下降させてい
くと、パレットの側面がテーパ部に当接して案内されな
がら最下層のパレットから順に徐々に所定のおさまり位
置に導かれていき、最上部のパレットが側面規制部材の
間に位置することにより、パレット相互間の幅方向のず
れが揃えられる。また、基台の後端部には、パレットの
奥行き方向の位置を規制する背面規制部材を設けている
ので、奥行き方向のずれは、パレット運搬用車両を前進
させてパレットの背面をこの背面規制部材に当接させる
ことにより揃えられる。このとき、パレット運搬用車両
は、基台の前端部に一体に取付けられた踏み板に乗り上
げた状態なので、整列枠が当接時の衝撃によって移動す
るのを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に従って、本考案に係るパレ
ットの整列枠を詳説する。
【0008】図1は、一実施例に係るパレットの整列枠
の斜視図、図2は、図1のパレットの整列枠の正面図、
図3は、図1のパレットの整列枠の側面図、図4は、輸
送時に使用するパレットの概略斜視図である。
【0009】図1の輸送用パレットの整列枠11は、基
台10、側面規制部材12、背面規制部材14、踏み板
16等より構成される。床面に載置される基台10は、
H形鋼によって形成され、基台10の両側には、計4本
のコ形鋼よりなる側面規制部材12が立設されている。
図2に示すように、対向する側面規制部材12間の内面
寸法Wは、図4のパレット18の幅寸法W1よりも若干
大きく、側面規制部材12間にはパレット18を上方及
び前方の開口から挿入することができる。また、側面規
制部材12の上部には、互いに外向きに且つ斜め上方に
折曲げられたテーパ部12Aが形成されている。従っ
て、テーパ部12A間の距離は、上方にいくに従って拡
幅した状態となる。一方、テーパ部12Aの開きは、不
揃いのパレット18がスムーズに下方へ入る程度で適宜
きめてよいが、5〜30°が好ましい。
【0010】また、基台10の後端部には、H形鋼の2
本の背面規制部材14が基台10に対し直交して立設さ
れている。側面規制部材12と背面規制部材14との間
は、コ形鋼の補強部材20,22によって連結され、こ
れにより、側面規制部材12及び背面規制部材14を補
強している。更に、基台10の前端部には、背面規制部
材14の反対方向に延出する踏み板16が基台10と一
体に取付けられている。踏み板16は後述するフォーク
リフトが乗り入れ可能な幅及び全長を有し、2本のL形
鋼16Aとの間に平板16Bを取付けて形成されてい
る。
【0011】次いで、図1の実施例に係るパレットの整
列枠の作用を図5に沿って説明する。図5は、パレット
運搬用車両であるフォークリフト24を使用して、トラ
ック等の荷台に複数のパレット18を積層した状態で荷
積みする場合を示した説明図である。図5に示すよう
に、フォークリフト24のフォーク24Aには、整列前
の空パレット18が8個、積層載置されているが、積層
された複数の空パレット18相互間には、奥行き方向及
び幅方向(幅方向のずれは図示せず)にずれが生じてい
る。この場合に、これらの空パレット18間に生じたず
れは以下のように揃えられる。
【0012】先ず、図5に示すように、フォークリフト
24のフォーク24Aを、空パレット18を載置したま
ま側面規制部材12のテーパ部12Aの上方となる位置
まで上昇させ、この状態でフォークリフト24を踏み板
16に乗り上げるとともに、空パレット18の背面が背
面規制部材14にぶつからない位置までフォークリフト
24を前進させる。その後、フォーク24Aを徐々に下
降させ、両側の側面規制部材12間に空パレット18を
上方から挿入していく。そうすると、フォーク24Aに
載置されたパレット18の側面がテーパ部12Aと当接
して最下層のパレットから順に所定のおさまり位置まで
徐々に導かれていき、フォーク24Aが最下部まで下降
したときにすべてのパレットが側面規制部材12間に導
かれる。これにより、パレット18相互間に生じている
幅方向のずれを揃えることができる。
【0013】一方、この状態では、空パレット18に
は、まだ奥行き方向にずれが生じているが、奥行き方向
のずれについては、フォークリフト24を前進させて空
パレット18の背面を背面規制部材14に当接させるこ
とにより、奥行き方向のずれを揃えることができる。こ
のとき、フォークリフト24は、踏み板16に乗り上げ
た状態なので、フォークリフト24の自重によって整列
枠11全体がおさえられ、空パレット18と背面規制部
材14との当接時の衝撃により整列枠11が移動するの
を防止している。そして、整列後の空パレット18を整
列枠11から移動して図示しないトラックの荷台に荷積
みすることにより荷積み作業が終了する。
【0014】このように、本実施例によれば、パレット
18相互間に生じている幅方向のずれをパレット18の
側面を側面規制部材12に当接させて揃えるとともに、
奥行き方向のずれをフォークリフト24を前進させてパ
レット18の背面を背面規制部材14に当接させて揃え
るようにしている。このため、積層された空パレットの
四隅同士をきちんと揃えることができる。これにより、
従来人手に頼らざるを得なかった空パレットの整列作業
を迅速に行うことができ、トラック等の荷台への積み作
業も迅速化される。また、整列枠11は、自由に他の場
所に移動することができるので、荷積み作業を行う場所
が限定されない。また、構造が簡略化されているので、
その製作コストが安価である利点がある。
【0015】図6は、他の実施例に係るパレットの整列
枠の正面図である。ここで、前述した図1の実施例と同
一の部材については同一の符号を付し、その詳しい説明
を省略する。
【0016】図6のパレットの整列枠25は、二つの整
列枠26,28を並列配置して構成されており、各々の
側面規制枠12は、対向する側面規制部材12間の内面
寸法がそれぞれW2,W3となるように基台30に立設
されている。従って、幅寸法の異なる2種類の空パレッ
トが輸送現場に混在する場合でも一方の整列枠を選択す
ることにより、空パレットの整列積層が可能となる。
【0017】尚、本実施例では、踏み板16を基台10
に取付けることにより一体化しているが、これに限ら
ず、予め基台と踏み板とを一体化しておいてもよい。ま
た、踏み板をヒンジを介して基台10に取付けて踏み板
を折り畳み式としたり、着脱式にする等、使用時に基台
10と連結されていればその形態は問わない。更に、基
台10の形状は、側面規制部材12、背面規制部材1
4、踏み板16をそれぞれ取付けることができれば、平
板状、又は枠状にする等その形状は問わない。加えて、
本実施例では、トラック等の荷台に空パレットを荷積み
する場合について説明したが、これに限らず、空パレッ
トを倉庫等に貯蔵・保管する場合にも適用することがで
きる。これによれば、空パレットを整然と揃えられた状
態で積層載置することができ、倉庫内の環境整備を迅速
に行うことができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
パレット運搬用車両に積層載置された複数のパレットを
パレットの整列枠の上方から挿入するとともに、パレッ
ト運搬用車両を前進させることにより、パレット相互間
に生じている幅方向及び奥行き方向のずれを揃えるよう
にしている。このため、パレットの整列作業が迅速化さ
れ、パレットの四隅同士がきちんと揃った整列状態で積
層することができる。これにより、パレットの整列作業
の省力化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係るパレットの整列枠の斜視図であ
る。
【図2】図1のパレットの整列枠の正面図である。
【図3】図1のパレットの整列枠の側面図である。
【図4】輸送時に使用するパレットの概略斜視図であ
る。
【図5】パレット運搬用車両を使用して複数の空パレッ
トを整列する場合を示した説明図である。
【図6】他の実施例に係るパレットの整列枠の正面図で
ある。
【符号の説明】
10 30 基台 11 25 パレットの整列枠 12 側面規制部材 12A テーパ部 14 背面規制部材 16 踏み板 18 パレット 24 フォークリフト(パレット運搬用車両)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された複数のパレットをパレット運
    搬用車両を用いて整列する際に用いられるパレットの整
    列枠であって、 床面に載置される基台と、 前記基台の両側に前記パレットの幅寸法よりも若干大き
    な幅寸法隔てて立設され、その上部に上方にいくに従っ
    て外向きに延出するテーパ部を有する少なくとも一対の
    側面規制部材と、 前記基台の後端部に立設され前記パレットの奥行き方向
    の位置を規制する背面規制部材と、 前記パレット運搬用車両が乗り入れ可能な大きさを有
    し、前記基台の前端部に前記背面規制部材と反対方向に
    延出して取付けられた踏み板とを含むことを特徴とする
    パレットの整列枠。
JP199492U 1992-01-23 1992-01-23 パレットの整列枠 Expired - Lifetime JP2501155Y2 (ja)

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JPH0561029U JPH0561029U (ja) 1993-08-10
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