JP3254534B2 - ガス容器用パレット - Google Patents
ガス容器用パレットInfo
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- JP3254534B2 JP3254534B2 JP00771693A JP771693A JP3254534B2 JP 3254534 B2 JP3254534 B2 JP 3254534B2 JP 00771693 A JP00771693 A JP 00771693A JP 771693 A JP771693 A JP 771693A JP 3254534 B2 JP3254534 B2 JP 3254534B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス容器用パレットに
関し、特に、多数のガス容器に各種ガスを充填するガス
充填工場において、ガス容器を搬送・保管するために用
いるパレットに関する。
関し、特に、多数のガス容器に各種ガスを充填するガス
充填工場において、ガス容器を搬送・保管するために用
いるパレットに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
ガス充填工場では、トラック等で搬送されてきた空のガ
ス容器の搬送・保管、ガス充填場への搬送、充填済みガ
ス容器の搬送・保管等を、ガス容器１本１本について作
業者が取扱っているため、作業効率が悪く、また、重い
ガス容器を搬送するため、重労働でもあった。さらに、
ガス充填前、ガス充填後の容器の保管も作業員の手作業
によって行っており、安全管理上にも問題があった。
ガス充填工場では、トラック等で搬送されてきた空のガ
ス容器の搬送・保管、ガス充填場への搬送、充填済みガ
ス容器の搬送・保管等を、ガス容器１本１本について作
業者が取扱っているため、作業効率が悪く、また、重い
ガス容器を搬送するため、重労働でもあった。さらに、
ガス充填前、ガス充填後の容器の保管も作業員の手作業
によって行っており、安全管理上にも問題があった。
【０００３】そこで本発明は、ガス充填工場等の多数の
ガス容器を取扱う場所でのガス容器の搬送を容易に行え
るようにし、さらにガス容器の保管・管理も容易に行う
ことができるガス容器用パレットを提供することを目的
としている。
ガス容器を取扱う場所でのガス容器の搬送を容易に行え
るようにし、さらにガス容器の保管・管理も容易に行う
ことができるガス容器用パレットを提供することを目的
としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明のガス容器用パレットは、複数のガス容器
を寝かせた状態で平行に並べて載置するガス容器用パレ
ットであって、該ガス容器用パレットは、横幅が載置可
能本数のガス容器を並べられる大きさで、縦寸法がガス
容器の高さより大きな枠組み構造に形成されており、該
枠組み構造は、四方組された４本の外枠及び該４本の外
枠のうち、相対向する２本の外枠間に架設された補強用
の中骨とからなる枠体部と、前記中骨のうち、相対向す
る左右の外枠間に架設された少なくとも２本の中骨の正
面側に突設されて、ガス容器の胴部を受けて複数のガス
容器を互いに平行状態に保持する胴部保持部材と、前記
外枠のうち、載置されたガス容器の底部側に当たる外枠
から正面方向に突設されて、パレットを起立させた際に
ガス容器の底部を受ける底部支持部材と、ガス容器の肩
部に対応して相対向する左右の外枠間に架設され、載置
されたガス容器の頭部方向の移動を規制する上部規制凸
条と、前記枠体部のガス容器頭部側及び底部側の背面と
底部支持部材の両側部に設けられた補強板とから構成さ
れ、正面側がガス容器載置側であり、背面側が接地側で
あることを特徴とし、さらに、前記枠体部の正面側に、
パレット積層時の上段パレットの背面側を受ける積層用
支持部材を突設したことを特徴としている。
ため、本発明のガス容器用パレットは、複数のガス容器
を寝かせた状態で平行に並べて載置するガス容器用パレ
ットであって、該ガス容器用パレットは、横幅が載置可
能本数のガス容器を並べられる大きさで、縦寸法がガス
容器の高さより大きな枠組み構造に形成されており、該
枠組み構造は、四方組された４本の外枠及び該４本の外
枠のうち、相対向する２本の外枠間に架設された補強用
の中骨とからなる枠体部と、前記中骨のうち、相対向す
る左右の外枠間に架設された少なくとも２本の中骨の正
面側に突設されて、ガス容器の胴部を受けて複数のガス
容器を互いに平行状態に保持する胴部保持部材と、前記
外枠のうち、載置されたガス容器の底部側に当たる外枠
から正面方向に突設されて、パレットを起立させた際に
ガス容器の底部を受ける底部支持部材と、ガス容器の肩
部に対応して相対向する左右の外枠間に架設され、載置
されたガス容器の頭部方向の移動を規制する上部規制凸
条と、前記枠体部のガス容器頭部側及び底部側の背面と
底部支持部材の両側部に設けられた補強板とから構成さ
れ、正面側がガス容器載置側であり、背面側が接地側で
あることを特徴とし、さらに、前記枠体部の正面側に、
パレット積層時の上段パレットの背面側を受ける積層用
支持部材を突設したことを特徴としている。
【０００５】
【作 用】上記構成によれば、複数のガス容器をパレッ
トに載置した状態でフォークリフトやクレーン等の搬送
手段により搬送でき、保管もパレットごとに行うことが
できる。また、パレットにガス容器を積み卸しする際に
は、パレットを底部支持部材を下にして略直立させた状
態で行えば、従来のガス容器の搬送と同じ操作で行うこ
とができ、トラック等の輸送手段との入出庫部の近傍に
パレットを前記直立状態と寝かせた状態に転回させる装
置を設けておくことにより、ガス容器の積み卸しも簡単
に行うことができる。
トに載置した状態でフォークリフトやクレーン等の搬送
手段により搬送でき、保管もパレットごとに行うことが
できる。また、パレットにガス容器を積み卸しする際に
は、パレットを底部支持部材を下にして略直立させた状
態で行えば、従来のガス容器の搬送と同じ操作で行うこ
とができ、トラック等の輸送手段との入出庫部の近傍に
パレットを前記直立状態と寝かせた状態に転回させる装
置を設けておくことにより、ガス容器の積み卸しも簡単
に行うことができる。
【０００６】特に上記構造のパレットは、パレット自体
を外枠及び中骨からなる枠組み構造で形成したので、ガ
ス漏れが生じてもパレット上にガスが滞留することがな
く、安全性の面でも優れている。
を外枠及び中骨からなる枠組み構造で形成したので、ガ
ス漏れが生じてもパレット上にガスが滞留することがな
く、安全性の面でも優れている。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１乃至図３は、１０本のガス容器を載置する
パレットを示すもので、図１はパレットの平面図、図２
は正面図、図３はガス容器頭部側から見た側面図であ
る。
明する。図１乃至図３は、１０本のガス容器を載置する
パレットを示すもので、図１はパレットの平面図、図２
は正面図、図３はガス容器頭部側から見た側面図であ
る。
【０００８】本実施例に示すパレット１は、その横幅が
載置可能本数、例えば１０本のガス容器Ｂを並べられる
大きさで、縦寸法がガス容器Ｂの高さより大きな枠組み
構造に形成されたものであり、四方組された４本の外枠
２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ及び相対向する外枠２ｃ，２ｄ
間に架設された補強用の中骨３ａ，３ｂ並びに相対向す
る外枠２ａ，２ｂ間に架設された補強用の中骨からなる
枠体部４と、中骨３ａ，３ｂの正面側に突設されて、ガ
ス容器Ｂの胴部を受けて複数のガス容器を互いに平行状
態に保持するガス容器保持板（胴部保持部材）５，５
と、載置されたガス容器Ｂの底部側に当たる外枠２ｂか
ら正面方向に突設されて、パレットを起立させた際にガ
ス容器Ｂの底部を受ける底部支持板（底部支持部材）６
と、ガス容器の肩部に対応して外枠２ｃ，２ｄ間に架設
され、載置されたガス容器Ｂの頭部方向の移動を規制す
る上部規制凸条７と、枠体部４のガス容器Ｂの頭部側及
び底部側の背面と底部支持部材の両側部に設けられた枠
体部４の背面上下及び底部支持板６の両側部に設けられ
た補強板８，８とから構成され、この枠組み構造は、枠
組み構造は、正面側がガス容器載置側となり、背面側面
が接地側となる。
載置可能本数、例えば１０本のガス容器Ｂを並べられる
大きさで、縦寸法がガス容器Ｂの高さより大きな枠組み
構造に形成されたものであり、四方組された４本の外枠
２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ及び相対向する外枠２ｃ，２ｄ
間に架設された補強用の中骨３ａ，３ｂ並びに相対向す
る外枠２ａ，２ｂ間に架設された補強用の中骨からなる
枠体部４と、中骨３ａ，３ｂの正面側に突設されて、ガ
ス容器Ｂの胴部を受けて複数のガス容器を互いに平行状
態に保持するガス容器保持板（胴部保持部材）５，５
と、載置されたガス容器Ｂの底部側に当たる外枠２ｂか
ら正面方向に突設されて、パレットを起立させた際にガ
ス容器Ｂの底部を受ける底部支持板（底部支持部材）６
と、ガス容器の肩部に対応して外枠２ｃ，２ｄ間に架設
され、載置されたガス容器Ｂの頭部方向の移動を規制す
る上部規制凸条７と、枠体部４のガス容器Ｂの頭部側及
び底部側の背面と底部支持部材の両側部に設けられた枠
体部４の背面上下及び底部支持板６の両側部に設けられ
た補強板８，８とから構成され、この枠組み構造は、枠
組み構造は、正面側がガス容器載置側となり、背面側面
が接地側となる。
【０００９】上記ガス容器保持板５は、ガス容器Ｂの横
方向への転動を防止するためのものであり、また、上部
規制凸条７は、ガス容器Ｂが頭部方向に移動するのを規
制するためのものである。そして、底部支持板６は、パ
レット１を起立させた際にガス容器Ｂの底部を支持する
ために設けられたもので、パレット１上にガス容器Ｂを
載置する際に、該底部支持板６を下方にしてパレット１
を起立させ、ガス容器Ｂを通常の手作業による搬送で底
部支持板６上に載せることにより、パレット１へのガス
容器Ｂの積み卸しを行えるようにしたものである。すな
わち、ガス容器Ｂを壁に立て掛けるのと同じ要領で、底
部支持板６上にガス容器Ｂを載置するだけでガス容器の
移載を行えるようにしたものである。
方向への転動を防止するためのものであり、また、上部
規制凸条７は、ガス容器Ｂが頭部方向に移動するのを規
制するためのものである。そして、底部支持板６は、パ
レット１を起立させた際にガス容器Ｂの底部を支持する
ために設けられたもので、パレット１上にガス容器Ｂを
載置する際に、該底部支持板６を下方にしてパレット１
を起立させ、ガス容器Ｂを通常の手作業による搬送で底
部支持板６上に載せることにより、パレット１へのガス
容器Ｂの積み卸しを行えるようにしたものである。すな
わち、ガス容器Ｂを壁に立て掛けるのと同じ要領で、底
部支持板６上にガス容器Ｂを載置するだけでガス容器の
移載を行えるようにしたものである。
【００１０】このように複数本のガス容器を載置したパ
レット１は、クレーンやフォークリフト等のパレット搬
送手段で搬送して収納部やガスの充填設備に搬送し、パ
レット１に載置したままガス容器Ｂの保管やガスの充填
を行うことができる。
レット１は、クレーンやフォークリフト等のパレット搬
送手段で搬送して収納部やガスの充填設備に搬送し、パ
レット１に載置したままガス容器Ｂの保管やガスの充填
を行うことができる。
【００１１】図４は、上記構成のパレット１を用いたガ
ス充填設備の一例を示すものである。このガス充填設備
は、鉄骨等を適宜組合わせて組み立てられたパレット収
納ラック１１と、該パレット収納ラック１１に付設され
た２組のガス容器入出庫部１２ａ，１２ｂ及びガス容器
Ｂにガスを充填するガス充填部１３と、パレット収納ラ
ック１１，ガス容器入出庫部１２ａ，１２ｂ及びガス充
填部１３にパレット１を搬送する搬送装置となるクレー
ン１４及びローラーコンベア１５，１５とを備え、ガス
容器入出庫部１２ａ，１２ｂから受け入れた空のガス容
器Ｂをガス充填部１３でガスを充填し、再びガス容器入
出庫部１２ａ，１２ｂから出庫するように構成されたも
のであり、多数のガス容器Ｂの搬送及び保管を、上記パ
レット１に載せた状態で行うものである。
ス充填設備の一例を示すものである。このガス充填設備
は、鉄骨等を適宜組合わせて組み立てられたパレット収
納ラック１１と、該パレット収納ラック１１に付設され
た２組のガス容器入出庫部１２ａ，１２ｂ及びガス容器
Ｂにガスを充填するガス充填部１３と、パレット収納ラ
ック１１，ガス容器入出庫部１２ａ，１２ｂ及びガス充
填部１３にパレット１を搬送する搬送装置となるクレー
ン１４及びローラーコンベア１５，１５とを備え、ガス
容器入出庫部１２ａ，１２ｂから受け入れた空のガス容
器Ｂをガス充填部１３でガスを充填し、再びガス容器入
出庫部１２ａ，１２ｂから出庫するように構成されたも
のであり、多数のガス容器Ｂの搬送及び保管を、上記パ
レット１に載せた状態で行うものである。
【００１２】上記ガス容器入出庫部１２ａ，１２ｂに
は、パレット１を略９０度回動させて、ガス容器Ｂを寝
かせた収納状態と略直立させた入出庫状態とにするため
のパレット起伏装置１６が設けられている。このパレッ
ト起伏装置１６は、ローラーコンベア１５に接続するロ
ーラーコンベア付きの転回台１７と、該転回台１７を回
動させるための図示しない油圧シリンダ等の駆動装置と
により構成されており、転回台１７を回動させてガス容
器Ｂを直立状態としたときに、ガス容器の底部Ｂと床面
とが略同一高さになるように形成されている。
は、パレット１を略９０度回動させて、ガス容器Ｂを寝
かせた収納状態と略直立させた入出庫状態とにするため
のパレット起伏装置１６が設けられている。このパレッ
ト起伏装置１６は、ローラーコンベア１５に接続するロ
ーラーコンベア付きの転回台１７と、該転回台１７を回
動させるための図示しない油圧シリンダ等の駆動装置と
により構成されており、転回台１７を回動させてガス容
器Ｂを直立状態としたときに、ガス容器の底部Ｂと床面
とが略同一高さになるように形成されている。
【００１３】このような構成のガス充填設備で前記構成
のパレット１を用いることにより、多数のガス容器Ｂを
容易にかつ確実に搬送・保管することが可能となり、従
来のように手作業でガス容器Ｂを搬送して保管していた
ときに比べて大幅な改善が図れる。
のパレット１を用いることにより、多数のガス容器Ｂを
容易にかつ確実に搬送・保管することが可能となり、従
来のように手作業でガス容器Ｂを搬送して保管していた
ときに比べて大幅な改善が図れる。
【００１４】特に、前記構成のパレット１は、枠組み構
造に形成されているために、パレット１内にガスが滞留
することがなく安全性も十分であり、また、ガス容器の
頭部側には余計な突出物が設けられていないのでガスの
充填作業も容易に行うことができる。
造に形成されているために、パレット１内にガスが滞留
することがなく安全性も十分であり、また、ガス容器の
頭部側には余計な突出物が設けられていないのでガスの
充填作業も容易に行うことができる。
【００１５】また、一側に底部支持板６を設けたので、
ガス容器の入出庫を行う場所に、上記のようにパレット
１を起立させるパレット起伏装置１６を設置することに
より、パレット１へのガス容器Ｂの積み卸しを容易に行
うことができる。
ガス容器の入出庫を行う場所に、上記のようにパレット
１を起立させるパレット起伏装置１６を設置することに
より、パレット１へのガス容器Ｂの積み卸しを容易に行
うことができる。
【００１６】さらに、複数のガス容器Ｂをパレット１に
載置する際に、ガス容器Ｂの種類や番号とパレット１の
番号等をコンピューターに登録することにより、ガス容
器Ｂの管理をパレット１単位で行うことができるので、
容易かつ正確な管理を行うことができる。
載置する際に、ガス容器Ｂの種類や番号とパレット１の
番号等をコンピューターに登録することにより、ガス容
器Ｂの管理をパレット１単位で行うことができるので、
容易かつ正確な管理を行うことができる。
【００１７】また、パレット１の下方が開放されている
ので、図５に示すようにガス容器回転用のローラー２０
を用いてガス容器Ｂを回転させることも可能である。す
なわち、ガス容器内に複数のガスを充填して所定濃度の
混合ガスを製造する際には、ガス充填後にガス容器Ｂを
回転させるなどの方法で、従来から容器内のガスの均一
化を図ることが行われているが、上記パレット１を用い
た場合には、下方からローラー２０をパレット１内に挿
入して回転させるだけでよく、ガス容器１本１本を回転
装置に移載する必要がなくなる。さらに、図６に示すよ
うに、パレット１の上部に回転洗浄ブラシ２２を配設
し、該ブラシ２２を回転させながらローラー２０でガス
容器Ｂを回転させることにより、容器外面の洗浄を行う
ことができる。なお、この場合は、補強用の中骨３ａ，
３ｂ，３ｃや外枠２ｃ，２ｄにローラー２０が当たらな
いように、パレット１の形状あるいはローラー２０の配
置を考慮する必要がある。
ので、図５に示すようにガス容器回転用のローラー２０
を用いてガス容器Ｂを回転させることも可能である。す
なわち、ガス容器内に複数のガスを充填して所定濃度の
混合ガスを製造する際には、ガス充填後にガス容器Ｂを
回転させるなどの方法で、従来から容器内のガスの均一
化を図ることが行われているが、上記パレット１を用い
た場合には、下方からローラー２０をパレット１内に挿
入して回転させるだけでよく、ガス容器１本１本を回転
装置に移載する必要がなくなる。さらに、図６に示すよ
うに、パレット１の上部に回転洗浄ブラシ２２を配設
し、該ブラシ２２を回転させながらローラー２０でガス
容器Ｂを回転させることにより、容器外面の洗浄を行う
ことができる。なお、この場合は、補強用の中骨３ａ，
３ｂ，３ｃや外枠２ｃ，２ｄにローラー２０が当たらな
いように、パレット１の形状あるいはローラー２０の配
置を考慮する必要がある。
【００１８】例えば、図５に示すように、パレット１の
端部には外枠２ｄが存在するため、該外枠２ｄが邪魔に
なってローラー２０をガス容器Ｂ部分まで挿入すること
が困難であるが、このような場合に、パレット１の両側
方に、あらかじめ支持用のローラー２１を設けて両端の
ガス容器Ｂを回転可能に支持するように形成し、１本目
と２本目との間に挿入されるローラー２０と、この支持
用のローラー２１とでガス容器を支持して回転させるよ
うにすることもできる。
端部には外枠２ｄが存在するため、該外枠２ｄが邪魔に
なってローラー２０をガス容器Ｂ部分まで挿入すること
が困難であるが、このような場合に、パレット１の両側
方に、あらかじめ支持用のローラー２１を設けて両端の
ガス容器Ｂを回転可能に支持するように形成し、１本目
と２本目との間に挿入されるローラー２０と、この支持
用のローラー２１とでガス容器を支持して回転させるよ
うにすることもできる。
【００１９】また、図７は、パレットを多段に積載でき
るように形成した例を示すものである。このパレット３
１は、上記同様に形成されたパレットの上面に、他のパ
レットを積層したときに、上段のパレットの底部を受け
る積層用支持部材３２を突設したものである。積層用支
持部材３２の形状は任意であり、例えば枠体部４の四隅
に柱状に設けてもよく、両側に壁状に設けてもよい。さ
らに、パレット３１の底面に、上記積層用支持部材３２
に係合する係合部を設けて、積層状態の安定化を図るこ
ともできる。
るように形成した例を示すものである。このパレット３
１は、上記同様に形成されたパレットの上面に、他のパ
レットを積層したときに、上段のパレットの底部を受け
る積層用支持部材３２を突設したものである。積層用支
持部材３２の形状は任意であり、例えば枠体部４の四隅
に柱状に設けてもよく、両側に壁状に設けてもよい。さ
らに、パレット３１の底面に、上記積層用支持部材３２
に係合する係合部を設けて、積層状態の安定化を図るこ
ともできる。
【００２０】このように積層用支持部材３２を設けてお
くことにより、例えば、フォークリフト等を使用するこ
とにより、トラックの荷台に複数のパレットを多段に積
層して積載することが可能となり、多数のガス容器を容
易に搬送することができる。
くことにより、例えば、フォークリフト等を使用するこ
とにより、トラックの荷台に複数のパレットを多段に積
層して積載することが可能となり、多数のガス容器を容
易に搬送することができる。
【００２１】なお、パレット各部の形状は任意に設定す
ることができ、例えば、ガス容器の転動を防止するガス
容器保持板は、ガス容器の外面形状に合わせる必要はな
く、単なる突起や角型の凹凸でもよい。
ることができ、例えば、ガス容器の転動を防止するガス
容器保持板は、ガス容器の外面形状に合わせる必要はな
く、単なる突起や角型の凹凸でもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガス容器
用パレットは、周囲を開放した枠組構造で形成されてい
るので、ガス漏れが生じてもパレット上にガスが滞留す
ることがなく、安全にガス容器の搬送や保管を行うこと
ができる。また、ガス容器の底部を支持する底部支持部
材を設けたので、パレット起伏装置を併用することによ
り、ガス容器の積み卸しも容易に行うことができる。
用パレットは、周囲を開放した枠組構造で形成されてい
るので、ガス漏れが生じてもパレット上にガスが滞留す
ることがなく、安全にガス容器の搬送や保管を行うこと
ができる。また、ガス容器の底部を支持する底部支持部
材を設けたので、パレット起伏装置を併用することによ
り、ガス容器の積み卸しも容易に行うことができる。
【００２３】したがって、本発明のパレットを用いるこ
とにより、寝かせた状態の多数のガス容器を容易に搬送
・保管することが可能となり、ガス充填工場等での作業
性を大幅に改善することが可能になる。
とにより、寝かせた状態の多数のガス容器を容易に搬送
・保管することが可能となり、ガス充填工場等での作業
性を大幅に改善することが可能になる。
【図１】 本発明の一実施例を示すパレットの平面図で
ある。
ある。
【図２】 同じく正面図である。
【図３】 同じくガス容器頭部側から見た側面図であ
る。
る。
【図４】 本発明のパレットを用いたガス充填設備の一
例を示す概略斜視図である。
例を示す概略斜視図である。
【図５】 ガス容器を回転させる際の説明図である。
【図６】 ガス容器外面を洗浄する際の説明図である。
【図７】 パレットの他の実施例を示す側面図である。
１…パレット、２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ…外枠、３ａ，
３ｂ，３ｃ…中骨、４…枠体部、５…ガス容器保持板、
６…底部支持板、７…上部規制凸条、８…補強板
３ｂ，３ｃ…中骨、４…枠体部、５…ガス容器保持板、
６…底部支持板、７…上部規制凸条、８…補強板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤沼 清 神奈川県川崎市幸区塚越４−320 日本 酸素株式会社内 (72)発明者 國枝 一郎 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川 島播磨重工業株式会社 江東事務所内 (72)発明者 里谷 省僖 東京都千代田区大手町二丁目２番１号 石川島播磨重工業株式会社 本社内 (56)参考文献 実開 昭54−60722（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−142784（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭35−20118（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 19/44 B65D 85/30
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のガス容器を寝かせた状態で平行に
並べて載置するガス容器用パレットであって、該ガス容
器用パレットは、横幅が載置可能本数のガス容器を並べ
られる大きさで、縦寸法がガス容器の高さより大きな枠
組み構造に形成されており、該枠組み構造は、四方組さ
れた４本の外枠及び該４本の外枠のうち、相対向する２
本の外枠間に架設された補強用の中骨とからなる枠体部
と、前記中骨のうち、相対向する左右の外枠間に架設さ
れた少なくとも２本の中骨の正面側に突設されて、ガス
容器の胴部を受けて複数のガス容器を互いに平行状態に
保持する胴部保持部材と、前記外枠のうち、載置された
ガス容器の底部側に当たる外枠から正面方向に突設され
て、パレットを起立させた際にガス容器の底部を受ける
底部支持部材と、ガス容器の肩部に対応して相対向する
左右の外枠間に架設され、載置されたガス容器の頭部方
向の移動を規制する上部規制凸条と、前記枠体部のガス
容器頭部側及び底部側の背面と底部支持部材の両側部に
設けられた補強板とから構成され、正面側がガス容器載
置側であり、背面側が接地側であることを特徴とするガ
ス容器用パレット。 - 【請求項２】 前記枠体部の正面側に、パレット積層時
の上段パレットの背面側を受ける積層用支持部材を突設
したことを特徴とする請求項１記載のガス容器用パレッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00771693A JP3254534B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ガス容器用パレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00771693A JP3254534B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ガス容器用パレット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06219450A JPH06219450A (ja) | 1994-08-09 |
| JP3254534B2 true JP3254534B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=11673465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00771693A Expired - Fee Related JP3254534B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | ガス容器用パレット |
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| JP5503226B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-05-28 | 昭和電工株式会社 | テーブル状治具 |
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1993
- 1993-01-20 JP JP00771693A patent/JP3254534B2/ja not_active Expired - Fee Related
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