JP5503226B2 - テーブル状治具 - Google Patents

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Description

本発明はテーブル状治具に関する。
従来、小型のガス容器の収納庫への搬入、搬出については、作業効率化のために同時に複数のガス容器を搬送することが求められ、その収納方法の開発が行われている。たとえば、ガス容器を倉庫に搬入するためのものとしては、ガス容器の底部を支持する底部支持部材を設けたパレットが知られている。(特許文献1)これにより、ガス容器が転がることを防ぎ、かつ、リフトを用いて多数のガス容器を容易に搬送・保管することが可能となる。
また、その他の方法としては、ガス容器を収納する棚が多段に設けられた立体式保管庫が知られている。これにより、複数のガス容器をパレット等に載せて収納管理することが可能となる(特許文献2、3)。
特開平06-219450号公報 実開昭59-128000号公報 特開平05-229612号公報
しかし、高圧ガス容器(約500リットル、約1000リットル等)については、その大きさと重さのため、従来の方法は用いることができなかった。そのため、収納庫及び輸送コンテナ内に直に横に並べて置く平置きが一般的であり、収納庫内に無駄な空間が大きく存在することとなった。特に輸送用コンテナにおいては、輸送用コンテナの耐重量のはるかに低い重量のガス容器しか搭載することができず、搬送するガス容器の数に対し、高い輸送コスト及び二酸化炭素排出の増大といった問題が生じていた。
また、高圧ガス容器は通常は架台に搭載したまま搬送するため、従来技術のラックのように、枠がある構成のものに搭載することは困難であった。また、テーブル状のものに搭載すると、その脚柱に重量が集中してかかってしまい、脚柱や輸送用コンテナ内部に不良が発生しやすいという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、輸送用コンテナ内に高圧ガス容器を多段に積載するための治具であって、4本以上8本以下の脚柱と、前記脚柱の下端にそれぞれ設けられたフランジと、を具備してなることを特徴とするテーブル状治具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 輸送用コンテナ内に高圧ガス容器を横向き多段に積載するための治具であって、外形が平面視略矩形状である枠状のフレーム体と、前記フレーム体上に設けられた平面視略矩形状の載置板と、前記フレーム体の内側に配設された中空部を有する梁体と、前記フレーム体から下方に伸び、前記フレーム体の下方に前記高圧ガス容器を横向きに設置可能とする長さを有する4本以上8本以下の脚柱と、前記脚柱の下端にそれぞれ設けられたフランジと、を具備し、前記フレーム体の外周の一部分あるいは全部に位置ずれ防止体が設けられ、前記フレーム体の上方に向けて突出されており、前記各フランジは上面矢視において、前記フレーム体からいずれの方向にもはみ出さないように設けられ、前記載置板には、前記フレーム体を露出させる切込み部が設けられ、前記切込み部は、前記フランジの位置に対応し、前記フランジの接地部より大きく、かつ重なるように形成されていることを特徴とするテーブル状治具。
〔2〕 前記フレーム体に、複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載のテーブル状治具。
〔3〕 前記脚柱及び前記脚柱の下部が輸送用コンテナ床面に接する面積が、1つの脚柱あたり50cm以上400cm以下である、〔1〕又は〔2〕に記載のテーブル状治具。
〔4〕 前記梁体が前記フレーム体の幅高さ位置より下にはみ出さずに、互いに交差する部分が連結されて、かつ、前記梁体のすべてが前記載置板と接している構造を有する〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のテーブル状治具。
〕 前記フレーム部の前記一対の貫通孔の下部には、補強体が設けられていることを特徴とする〔1〕に記載のテーブル状治具。
〕 前記フレーム体の相互に対向する一対の外周には、ショ−リング材用リングが少なくとも二つ設けられていることを特徴とする〔1〕に記載のテーブル状治具。
〕 前記フレーム体と前記脚柱との間に筋交を複数有し、一方の前記筋交と対向する他方の前記筋交との距離が前記フレーム体上の接合部分において100cm以上であることを特徴とする〔1〕に記載のテーブル状治具。
〕 テーブル状治具が、縦270〜290cm×横210〜228cm×載置板高さ100〜135cm、もしくは、縦270〜290cm×横105〜114cm×載置板高さ100〜135cmの大きさで構成されていることを特徴とする〔1〕に記載のテーブル状治具。
上記テーブル状治具を用いることにより、高圧ガス容器を輸送コンテナ内に段積みすることが可能となる。そのため、従来の方法よりも多くの高圧ガス容器を一度に搬送でき、搬送において発生する輸送コスト及び二酸化炭素を低減することができる。
また、脚柱の下端にフランジを設けることにより、テーブル状治具の接地面積を大きくすることができ、重量の負荷を分散することができる。そのため、脚柱や、輸送用コンテナ内部の脚柱の接地部に不良が生じることを防ぐことができる。
本発明の実施形態を示すテーブル状治具をA−A′面から見た側面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具をD−D′面から見た側面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具の上面から見た平面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具の下面から見た平面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具をB−B′面から見た側面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具をC−C′面から見た側面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具の梁部の斜視図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具をA−A′面から見た側面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具のショ−リング材用リングの側面図及び断面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具の位置ずれ防止体の断面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具の補強体の断面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具に高圧ガス容器を搭載した状態を示す側面図である。 本発明の実施形態を示すテーブル状治具に高圧ガス容器を搭載した状態を示す側面図である。
図を用いて、本実施形態のテーブル状治具50を詳細に説明する。
テーブル状治具50は、フレーム体1と、載置板3aと、梁体(第一の梁体5、第二の梁体4)と、脚柱2aとから概略構成されている。以下それぞれの構成について図を用いながら説明する。
<フレーム体1>
フレーム体1は、図1,2,4に示すとおり、二本ずつの第一のフレーム部7及び第二のフレーム部9が環状に結合されてなり、その外形は平面視略矩形状の枠状に構成されている。また、フレーム体1の内側には第一の縦梁6(6a、6b)及び第一の横梁8(8a、8b)が配設されており、フレーム体1の側面には複数の貫通孔(第一の貫通孔15、第二の貫通孔14)、補強体(第一の補強体25、第二の補強体24)、位置ずれ防止体(第一の位置ずれ防止体10a、第二の位置ずれ防止体10b)、ショ−リング材用リング11が設けられている。以下それぞれの構成について詳細に説明する。
(第一のフレーム部7)
図2、4に示すとおり、2本の第一のフレーム部7は、例えば幅100mm×長さ2060mm×厚さ100mm程度の部材から構成され、それぞれ対向するようにして、載置板3aの裏面に配置されている。また、第一のフレーム部7の両端は、第二のフレーム部9と直交するようにして、第二のフレーム部9の両端に接合されている。
(第二のフレーム部9)
図1、4に示すとおり、2本の第二のフレーム部9は、例えば幅100mm×長さ2840mm×厚さ100mm程度の部材から構成され、それぞれ対向するようにして、載置板3aの裏面に配置されている。ま第二のフレーム部9の両端には、第一のフレーム部7の両端が直交するようにして接合されている。
この構成により、第一のフレーム部7と第二のフレーム部9とは環状に結合し、その外形は平面視略矩形状の枠状となる。また、これにより、第一のフレーム部7と第二のフレーム部9からなるフレーム体1は、載置板3aの裏面の外周部を支持する構成となる。
(第一の縦梁6)
図4に示すとおり、2本の第一の縦梁6(6a、6b)は、例えば、幅100mm×長さ2060mm×厚さ100mm程度の部材から構成され、フレーム体1の内側に平行配置されている。また、第一の縦梁6は、フレーム体1の幅高さ位置より下にはみ出さないような厚さで構成されている。
また、第一の縦梁6は、それぞれ交差する2本の第一の梁体5によって、2本の第一の縦梁6aと、1本の第一の縦梁6bに分断されている。第一の縦梁6aは一端が第二のフレーム部9と連結され、他端が第一の梁体5と連結する構成となっている。また、第一の縦梁6bはその両端が第一の梁体5と連結する構成となっている。また、これら第一の縦梁6は上側の全ての面が載置板3aと接しており、この構成により載置板3aは支持されている。
(第一の横梁8)
6本の第一の横梁8は、例えば、幅100mm×長さ815mm×厚さ100mm程度の部材から構成され、それぞれの第一の縦梁6a及び第一の縦梁6bから、第一のフレーム部7にわたって直角方向となるよう配置されている。また、第一の横梁8の一端は第一のフレーム部7に、他端は第一の縦梁6aまたは第一の縦梁6bに接合され、これにより、載置板3aを支持する構成となっている。また、第一の横梁8は、フレーム体1の幅高さ位置より下にはみ出さないような厚さで構成されている。また、これら第一の横梁8は上側の全ての面が載置板3aと接している。
(貫通孔)
図2、4、5に示すように、一対の第一のフレーム部7および、または第二のフレーム部9の一方には、フレーム1の外周から内周にかけて貫通する、一対の貫通孔(第一の貫通孔15、第二の貫通孔14)が設けられている。また、貫通孔(第一の貫通孔15、第二の貫通孔14)は、後述する各梁体の前記中空部の一方の開口部(第一の開口部15a、第二の開口部14a)にそれぞれ連通されている。この構成により、例えばリフトのフォーク等を差込むことが可能となり、リフトを用いてテーブル状治具50を運搬することが可能となる。
(第一の補強体25、第二の補強体24)
図2、4、5、7、11に示すように、補強体(第一の補強体25、第二の補強体24)は、フレーム部(第一のフレーム部7、第二のフレーム部9)の一対の貫通孔(第一の貫通孔15、第二の貫通孔14)の下部に設けられている。
図2に示すように、2枚の第一の補強体25は、例えば、幅50mm×長さ850mm×厚さ19mm程度の板状の部材から構成され、第一のフレーム部7内の第一の貫通孔15の下部に、2枚平行に並ぶように設けられている。
同様に、図5に示すように、2枚の第二の補強体24は、例えば、幅50mm×長さ850mm×厚さ19mm程度の板状の部材から構成され、第二のフレーム部9内の第二の貫通孔14の下部に、2枚平行に並ぶように設けられている。
この構成より、第一の貫通孔15の周辺部を第一の補強体25で支持することができ、また、第二の貫通孔14の周辺部を第二の補強体24で支持することができる。そのため、リフトのフォークを第一の貫通孔15もしくは第二の貫通孔14に差し込んで、テーブル状治具50を搬送する際に、テーブル状治具50の重みによる第一の貫通孔15または第二の貫通孔14の損傷を防ぐことができる。
(第一の位置ずれ防止体10a、第二の位置ずれ防止体10b)
図1、2、3、4、6に示すように、位置ずれ防止体(第一の位置ずれ防止体10a、第二の位置ずれ防止体10b)は、フレーム体1の外周の一部分あるいは全部に形成されている。また、位置ずれ防止体(第一の位置ずれ防止体10a、第二の位置ずれ防止体10b)は、フレーム体1の上方に向けて突出部16bが突出した構成となっている。
また、テーブル状治具50を段積みする場合は、位置ずれ防止体(第一の位置ずれ防止体10a、第二の位置ずれ防止体10b)は、少なくともフレーム体1の外周の四隅に設けられていることが望ましい。段積みの際に、脚柱2a及びフランジ2bが載置板3a上から外側へずれるのを防ぐためである。
たとえば、図3、4、図6に示すように第一の位置ずれ防止体10aが、一方の第一のフレーム部7の外周部全体と、隣接する第二のフレーム部9の一部を覆うように構成されていても構わない。このように構成することで、輸送用コンテナ内部にテーブル状治具50を2以上並べて設置した際に、隣接するテーブル状治具50に搭載した高圧ガス容器が動くことを防ぐことができる。
また、図10に示すように、位置ずれ防止体(第一の位置ずれ防止体10a、第二の位置ずれ防止体10b)は、突出部16bと、突出部16bの基端側の張出部16aにおいて、フレーム体1に向けて折曲された構成となり、張出部16aはフレーム体1から離間される。そのため、切込み部3c上に別のテーブル状治具50の脚柱2a及びフランジ2bが搭載されても、突出部16bと、別のテーブル状治具50の脚柱2a及びフランジ2bとの干渉を防ぐことができる。
また、このような構成をとることにより、切込み部3c上に別のテーブル状治具50を搭載しても、別のテーブル状治具50の脚柱2a及びフランジ2bは、第一の位置ずれ防止体10aまたは第二の位置ずれ防止体10bにより滑止される。そのため、別のテーブル状治具50の脚柱2a及びフランジ2bが切込み部3cから外側にずれることを防ぐことができ、安定して別テーブル状治具50を搭載することが可能となる。
(ショ−リング材用リング11)
図1、3、4、5、9に示すように、ラッシングベルト、ロープ、テープ等のようなショーリング材を使って固定するためのショ−リング材用リング11は、相互に対向する一対のフレーム部(第一のフレーム部7、第二のフレーム部9)の外周に、それぞれ少なくとも二つずつ設けられている
ショ−リング材用リング11は、例えば、縦135mm×横120mm×厚さ9mmの略四角形の板状構造であり、その上方には、ショ−リング材用リング11を貫通する、例えば、縦20mm×横50mmの長孔11aが設けられている。
図1、図5、図9に示すように、ショ−リング材用リング11は、第一の位置ずれ防止体10aまたは第二の位置ずれ防止体10bから間を空けた位置に、長孔11aの下方が第二のフレーム部9の側面に固着するように設けられる。それにより、ショ−リング材用リング11の上方は第二のフレーム部9の表面から突出した構成となる。
このような構成により、載置板3a上に高圧ガス容器を搭載する際に、ベルトを長孔11aに通して高圧ガス容器上に掛け渡すことができる。そのため、載置板3a上に高圧ガス容器を搭載しても、載置板3a上から高圧ガス容器が載置板3a外へ動くことを防ぐことができる。
<載置板3a>
図3、4に示すとおり、載置板3aは例えば、縦2230mm×横2810mm×厚さ100mmの平面視略矩形状の部材から構成され、フレーム体1上に配置されている。また、載置板3aのコーナー部には、フレーム体1の角部を露出させる切込み部3cが設けられている。
また、載置板3aの上部表面には、錆止め下地塗装が塗られており、更にその上には銀色塗装が施されている。また、載置板3aの表面には、滑り止めのために細かい凹凸を設けても良い。銀色塗装の表面には図示しない直線状の黄色線が2本、載置板3aの横幅を3等分するように引かれている。なお、この置き場目印は黄色線でなくとも、高圧ガス容器搭載時に認識可能なものであれば、別の色の線でも、載置板3aに目印となる立体形状を設けたものでもかまわない。これにより、高圧ガス容器の置き場目印を設けることにより、高圧ガス容器の搭載を容易に行うことができる。
また、切込み部3cは、後述するフランジ2bの位置に対応する位置とする。また、その大きさは、脚柱2a及びフランジ2bの接地部(第一の接地部位13a及び第二の接地部位13b)より大きく、かつ重なるようにする。これにより、別のテーブル状治具50を切込み部3c上に段積みした際に、別のテーブル状治具50の脚柱2a及びフランジ2bが傾くことが防がれる。
また、図3、4に示すように、載置板3aの表面には載置板3aを貫通する、直径10mmの開孔3bが、5〜20箇所設けられている。これにより、載置板3aに雨水などの液体が溜まることを防ぐことができる。この場合、開孔3bの数は、5未満であると、載置板3aに溜まる液体を十分に排出することができず、20を超えると、載置板3aの強度に影響が出る。そのため、開孔3bの数は、5〜20箇所の範囲内とすることが望ましい。
<梁体(第一の梁体5、第二の梁体4)>
図4に示すように、梁体(第一の梁体5、第二の梁体4)は中空状の部材からなり、二本ずつの第一の梁体5及び第二の梁体4から構成されている。以下、それぞれの構成について詳細を説明する。
(第一の梁体5)
図4に示すとおり、2本の第一の梁体5は中空状の部材からなり、例えば、幅150mm×長さ2640mm×厚さ100mm程度の大きさで構成されている。
また、第一の梁体5は、一対の第一のフレーム部7の間に掛け渡され、その両端は第一のフレーム部7に直角方向となるよう接合されている。
2本の第一の梁体5の中空部の一方はそれぞれ開口しており、2つの第一の開口部15aが設けられている。また、この第一の開口部15aには、一方の第一のフレーム部7の第一の貫通孔15がそれぞれ連通されている。また、第一の梁体5の中空部の他方は、他方の第一のフレーム部7により閉塞された構成となっている。
この構成により、第一の貫通孔15から第一の梁体5の中空部へ、リフト用のフォークなどを差し込むことができるため、テーブル状治具50をリフトなどで搬送することが可能となる。
(第二の梁体4)
図4に示すとおり、2本の第二の梁体4は中空状の部材からなり、例えば、幅150mm×長さ2160mm×厚さ100mm程度の大きさで構成されている。
また、第二の梁体4は、一対の第二のフレーム部9の間に掛け渡され、その両端は第二のフレーム部9に直角方向となるよう接合されている。
2本の第二の梁体4の中空部の一方はそれぞれ開口しており、2つの第二の開口部14aが設けられている。また、この第二の開口部14aには、一方の第二のフレーム部9の第二の貫通孔14がそれぞれ連通されている。また、第二の梁体4の中空部の他方は、他方の第二のフレーム部9により閉塞された構成となっている。
この構成により、第二の貫通孔14から第二の梁体4の中空部へ、リフト用のフォークなどを差し込むことができるため、テーブル状治具50をリフトなどにより搬送することが可能となる。
図4,8に示すように、2本の第二の梁体4は、2本の第一の梁体5とそれぞれ交差する構成となっている。この、第一の梁体5によって3つに分断される第二の梁体4を、それぞれ部材4a、4b、4cとする。
部材4aは例えば、幅150mm×長さ780mm×厚さ100mmの大きさで構成され、一端は第二の貫通孔14となり、他端の第一の開口4dは、第一の梁体5の第二の開口5aと接合される。
部材4bは例えば、幅150mm×長さ400mm×厚さ100mmの大きさで構成され、両端の第一の開口4eは、第一の梁体5の第二の開口部5aと接合される。
部材4cは例えば、幅150mm×長さ680mm×厚さ100mmの大きさで構成され、一端は第二のフレーム部9と接合して閉口され、他端は第一の梁体5の第二の開口部5aと接合される。
これにより、第二の梁体4(部材4a、4b、4c)の中空部は、第一の梁体5の中空部と連通する構成となる。そのため、第二の貫通孔14から、リフト用のフォークなどを差し込むことができるため、テーブル状治具50をリフトなどにより搬送することが可能となる。
<脚柱2a>
図1,2,5,6に示すように、脚柱2aは、たとえば縦140mm、横50mm、高さ1250mmの部材からなり、フレーム体1から下方に4本以上8本以下設けられている。また、各脚柱2aの下端にはフランジ2bがそれぞれ設けられている。
図1,2,5,6に示すように、フランジ2bは、たとえば、厚さ4.5mm、縦横50mm、長さ260mmの部材からなり、それぞれの脚柱2aの先端に、それぞれ脚柱2aと直角方向で接合されている。また、各フランジ2bは全て同一の方向に沿って延在し、かつ、テーブル状治具50を上から見た際に、フレーム体1からいずれの方向にもはみ出ないように構成することが望ましい。フレーム体1の外側にフランジ2bがはみ出すことによる、輸送用コンテナ内へのテーブル状治具50の搭載数減少、および、フレーム体1の内側にフランジ2bがはみ出すことによる、テーブル状治具50下への高圧ガス容器の搭載数減少を防ぐためである。
この構成により、図1に示すように、脚柱2aの第一の接地部位13aと、フランジ2bの側面の第二の接地部位13bとで、テーブル状治具50の重量を支えることができる。そのため、高圧ガス容器をテーブル状治具50上に搭載しても、重量の集中による不良発生を防ぐことができる。
また、このフランジ2bの長さは適宜変更しても構わないが、重量の集中を防ぐためには、脚柱2a及びフランジ2bの、輸送用コンテナ床面との設置面積は、一つの脚柱2aあたり、50cm以上400cm以下とすることが望ましい。
脚柱2a及びフランジ2bと、輸送用コンテナ床面との設置面積が50cm未満であると、テーブル状治具50と高圧ガス容器の重量の分散が不十分となり、脚柱2aとフランジ2b及びコンテナ床面の接地部に不良が発生しやすい。また、輸送用コンテナ床面との設置面積が400cmを超えると、フランジ2bが大きくなりすぎ、テーブル状治具50の下への高圧ガス容器の載置が困難になるためである。
<筋交19>
図1,2,5,6に示すように、筋交19は、複数の第一の筋交19a及び第二の筋交19bから構成されている。
第一の筋交19aは例えば、縦100mm、横50mm、長さ937.8mmの部材からなり、第二のフレーム部9の端から例えば、805mmの部分から脚柱2aの高さ485mmの部分にかけて、第二のフレーム部9の直下に角度45°で掛け渡されている。
また、第一の筋交19aと脚柱2aは、第一の接面12aで接面され、同様に、第一の筋交19aと第二のフレーム部9は、第二の接面12bで接面されている。
第二の筋交19bは例えば、縦100mm、横50mm、長さ840.9mmの部材からなり、第一のフレーム部7の端から例えば、505mmの部分から脚柱2aの高さ442.7mmの部分にかけて掛け渡されている。
また、第二の筋交19bは、第三の接面12cで接面され、同様に、第一の筋交19aと第一のフレーム部7とは第四の接面12dで接面されている。
対向する第一の筋交19a同士は、それぞれ第二のフレーム部9との接合部である第二の接面12bにおいて、100cm以上の間隔を保持することが望ましい。載置板3aの下部に高圧ガス容器を出し入れするために必要な間隔を保つためである。同様に、第二の筋交19b同士も、それぞれ第一のフレーム部7との接合部である第四の接面12dにおいて、100cm以上の間隔を保持することが望ましい。
これらの構成により、載置板3a上に高圧ガス容器を搭載した際に、載置板3aが下方に撓むことを防止し、かつ、載置板3a下に高圧ガス容器を配置することができる。そのため、載置板3a上及び載置板3a下に複数の高圧ガス容器を安定して配置することが可能となる。
以上においてテーブル状治具50の構成を説明したが、テーブル状治具50全体の大きさは、縦270〜290cm×横210〜228cm×載置板高さ100〜135cm、もしくは、縦270〜290cm×横105〜114cm×載置板高さ100〜135cmの大きさで構成することが好ましい。後者の小型の方は、2つを組み合わせて使用することで、分割構造の形でコンテナ内に設置することができる。
この縦横の大きさの範囲内でテーブル状治具50を構成することにより、輸送用コンテナ内への搬入に影響を与えない程度で、輸送用コンテナ内の面積を最大限、テーブル状治具50で占めることができる。
また、この載置板高さの範囲内でテーブル状治具50を構成することにより、輸送用コンテナ内のテーブル状治具50の上下に、高圧ガス容器を搭載することができる。
図12,13に、輸送用コンテナ内にテーブル状治具50と高圧ガス容器を搭載した状態を示す。
図に示すように、20フィート輸送用コンテナであれば、テーブル状治具50を縦に2台並べて設置可能であり、また、40フィート輸送用コンテナの場合は、4台並べて設置可能となる。また、テーブル状治具50の幅は、輸送用コンテナの幅に合わせて構成することにより、Yシリンダーのみなら横に3本、トンコンなら2本ずつを、テーブル状治具50の下、あるいは載置板3a上に設置することができる。
また、テーブル状治具50は輸送用コンテナ内であれば二段重ねで積載することが可能である。
本実施形態により、輸送用コンテナ内の空間を最大限活用した、高圧ガス容器の搭載が可能となる。そのため、従来の方法であれば搬送に二つの輸送用コンテナを必要とする数の高圧ガス容器を、一つの輸送用コンテナを用いて搬送することができる。これにより、高圧ガス容器の輸送が効率化され、輸送コストと二酸化炭素の削減を図ることが可能となる。
また、船での輸送など、揺れが懸念される輸送方法であっても、第一の位置ずれ防止体10aと第二の位置ずれ防止体10b、及ショ−リング材用リング11を、載置板3aの側面に取り付けることにより、揺れによる高圧ガス容器の落下を防ぐことができる。
また、フレーム体1に、貫通孔(第一の貫通孔15、第二の貫通孔14)が設けられているため、フォークリフトなどによる搬送が可能となる。また、補強体(第一の補強体25、第二の補強体24)を設けることにより、フォークリフトなどによる搬送を安定して行うことができる。
また、フランジ2bを設けて、第一の接地部位13a及び第二の接地部位13bの接地部面積(第一の接地部位13a、第二の接地部位13b)を大きくすることにより、テーブル状治具50及びテーブル状治具50上の重量物の、重量の負荷を分散することができる。そのため、脚柱2aや、輸送用コンテナ内部の脚柱2aの接地部に不良が生じることを防ぐことができる。
1…フレーム体、2a…脚柱、2b…フランジ、3a…載置板、3c…切込み部、4…第二の梁体、4d…第一の開口部、4e…第一の開口部、5…第一の梁体、5a…第二の開口部、7…第一のフレーム部、9…第二のフレーム部、10a…第一の位置ずれ防止体、10b…第二の位置ずれ防止体、11…ショ−リング材用リング、13a…第一の接地部位、13b…第二の接地部位、14…第二の貫通孔、14a…第二の開口部、15…第一の貫通孔、15a…第一の開口部、25…第一の補強体、24…第二の補強体、50…テーブル状治具

Claims (8)

  1. 輸送用コンテナ内に高圧ガス容器を横向き多段に積載するための治具であって、
    外形が平面視略矩形状である枠状のフレーム体と、
    前記フレーム体上に設けられた平面視略矩形状の載置板と、
    前記フレーム体の内側に配設された中空部を有する梁体と、
    前記フレーム体から下方に伸び、前記フレーム体の下方に前記高圧ガス容器を横向きに設置可能とする長さを有する4本以上8本以下の脚柱と、
    前記脚柱の下端にそれぞれ設けられたフランジと、を具備し
    前記フレーム体の外周の一部分あるいは全部に位置ずれ防止体が設けられ、前記フレーム体の上方に向けて突出されており、
    前記各フランジは上面矢視において、前記フレーム体からいずれの方向にもはみ出さないように設けられ、
    前記載置板には、前記フレーム体を露出させる切込み部が設けられ、
    前記切込み部は、前記フランジの位置に対応し、前記フランジの接地部より大きく、かつ重なるように形成されていることを特徴とするテーブル状治具。
  2. 前記フレーム体に、複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のテーブル状治具。
  3. 前記脚柱及び前記脚柱の下部が輸送用コンテナ床面に接する面積が、1つの脚柱あたり50cm以上400cm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のテーブル状治具。
  4. 前記梁体が前記フレーム体の幅高さ位置より下にはみ出さずに、互いに交差する部分が連結されて、かつ、前記梁体のすべてが前記載置板と接している構造を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のテーブル状治具。
  5. 前記フレーム部の前記一対の貫通孔の下部には、補強体が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル状治具。
  6. 前記フレーム体の相互に対向する一対の外周には、ショ−リング材用リングが少なくとも二つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル状治具。
  7. 前記フレーム体と前記脚柱との間に筋交を複数有し、一方の前記筋交と対向する他方の前記筋交との距離が前記フレーム体上の接合部分において100cm以上であることを特徴とする請求項1に記載のテーブル状治具。
  8. テーブル状治具が、縦270〜290cm×横210〜228cm×載置板高さ100〜135cm、もしくは、縦270〜290cm×横105〜114cm×載置板高さ100〜135cmの大きさで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル状治具。
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