JP2005291334A - 搬送用治具及び高圧ガス容器の搬送方法 - Google Patents

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正憲 猪子
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Abstract


【課題】 円筒形の高圧ガス容器をフォークリフトにより搬送する際に、簡単かつ安全に搬送することのできる搬送用治具及び搬送方法を提供すること。
【解決手段】 円筒形横置きの高圧ガス容器の周胴部を例えば位置決め部により下方側から位置決めした状態で支持する容器支持部と、フォークリフトの有する昇降自在な爪部の表面に支持されるフォーク支持面とを備えた搬送用治具を高圧ガス容器に装着してフォークリフトで搬送する構成とする。この場合、高圧ガス容器をフォークリフトが簡単に搬送することができ、また高圧ガス容器が転げ落ちることが少ないので安全である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば高圧ガスが充填された高圧ガス容器に装着される搬送用治具及びこの搬送用治具が装着された高圧ガス容器を搬送する方法に関する。
従来、高圧ガスの製造メーカにより製造された高圧ガスは、高圧ガス容器例えばボンベに充填され、このボンベをユーザーのもとに搬送している。そしてユーザーがボンベから高圧ガスを抜き出して使用し、空になったボンベは元の製造メーカへと戻され、再び高圧ガスが充填されてユーザーに再度送られる、といったように製造メーカとユーザーとの間でボンベを循環させて使用している。
前記ボンベは、例えばその容量及び充填されるガスの種類などに応じて種々の形状及び材質が選択されるが、その充填容量が例えば900リットルの大型のボンベにあっては、例えば図13に示すように、横置きの円筒形状に形成され材質には金属が選択されている。図中10はボンベの本体部であり、その両端部にはスカートと呼ばれる環状部材11が周方向に沿って設けられている。更に本体部10の一方の側端面には、高圧ガスを充填又は抜き出しするための開口部12が2箇所形成されており、これら開口部12には開閉バルブである容器弁13及び当該容器弁13を保護するためのキャップ14が着脱自在に設けられている。更に各開口部12には本体部10の内部に設けられた内挿管15の基端側が夫々接続されており、これら内挿管15の先端は本体部10の内壁面に沿ってその周胴部付近まで伸びている。更に、これら内挿管15は本体部10の中心を挟んで上下に対象に配置されており、例えば当該ボンベ1に高圧ガスを液化して充填した場合には、下方側の内挿管15に対応する容器弁13を開いて液体状態で中の高圧ガスを抜き出すこともでき、あるいは上方側の内挿管15に対応する容器弁13を開いて気体状態で高圧ガスを抜き出すこともできるように構成されている。
上記ボンベ1は、一例を挙げると例えば15MPa以上の液化された高圧ガスが充填されるため、壁面を肉厚の金属で形成することによりその耐圧性を確保している。そのため空の状態であってもかなりの重量があり作業員が持ち上げて運ぶのが困難である。そして更に液化した高圧ガスが充填された場合には、その密度にもよるが、全体の重量は例えば500kgを越える場合がある。そのため当該ボンベ1を搬送車例えばトラックによりユーザのもとへ搬送する場合、図14(a)に示すように、両端の環状部材11を支持可能なクレーン16によりボンベ1を吊り上げてトラック17の荷台に積みこんでいる。そして搬送先のユーザにおいても、例えばプラットホームと呼ばれる荷卸場所でクレーン16によりボンベ1を吊り上げてトラック17から荷卸し、例えば高圧ガスを消費する設備が設けられたヤードの所定の場所に移動させて例えばボンベ1の重量を計測することで残量を把握するための計りの上に載置する。この場合、例えば所定の場所とプラットホームとが離れている場合には、図14(b)に示すように、作業員がボンベ1を前転させることにより移動させている。
一方、例えばボンベ1を海上輸送する場合には、例えば図15に示すように、ボンベ1は図示しない輸送船の船内に設けられた箱状のコンテナ18内に横に並べて収納される。例えば海外のユーザの元にボンベ1を輸出する場合、ISOにより規格化されたコンテナに収納しなければ輸出が許可されない場合がある。このコンテナ18にボンベ1を収納するためには、例えばトラック17によりコンテナ18の近くまでボンベ1を搬送しておき、このトラック17からクレーン16により荷卸したボンベ1をコンテナ18の例えば幅方向の側面に設けられた開閉機構を備えた開口部19を介して作業員がボンベ1を前転させて搬入している。
ここで例えば容量50リットル程度の小さい小型のボンベを移動させるための移動具2としては、例えば図16に示すように、横置きにしたボンベ20の周胴部を下方側から支持する当て板21と、この当て板21に設けられた車輪22と、当て板21にボンベ1を固定するための止め具23とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、移動具2が取り付けられたボンベ20は、その先端に取り付けた紐24を介して作業員がボンベ20を引っ張るようにして移動させる。
特開平9−315313号公報(第4図)
しかしながら上述の搬送手法では以下の問題がある。即ち、トラック17でボンベ1を搬送させる場合には、このトラック17へのボンベ1の積み込み作業、トラック17からの荷卸し作業を行うためにクレーン16が必要であり、これらの作業を行える領域はクレーン16の移動可能範囲内に制限されてしまう。一方例えば前記した所定の場所まで作業員がボンベ1を転がして移動させる場合には、転がせる方向はボンベ1の回転方向に限られてしまい、また作業員の労力が大きい。特許文献1の移動具では小型のボンベ2に対しては有効であると考えられるが、大型のボンベ1の場合には作業員の労力の大幅な軽減は期待できず、また上下方向にボンベ1を移動させることができない。
この対策として、例えば図17に示すように、フォークリフト3に設けられた昇降自在な2本の爪部31によりボンベ1を下方側から持ち上げて、このフォークリフト3によりトラック17へのボンベ1の積み込み、及び荷卸しをする方法も検討されている。しかしながら、フォークリフト3によりボンベ1を搬送する場合は、熟練した作業者でなければ爪部31からボンベ1が転がり落ちないようにして運ぶのが困難な場合がある。またボンベ1を落下させてしまうとその衝撃で環状部材11が変形して容器弁13の開閉ができなくなる懸念がある。更に容器弁13を破損させて高圧ガスが吹き出すと、作業者にとって危険な場合がある。
他の問題として、コンテナ18内にボンベ1を搬入するときに、ボンベ1を転がしてコンテナ18内を移動させるため、このコンテナ1内には作業員が入り込めるだけの縦の空間領域が必要になる。そのため、現実にはコンテナ18内の底部に一列にボンベ1を並べるのが限界であり、そのためコンテナ18内にはこれら並べられたボンベ1の上方側にボンベ1の置かれない空間を残してしまう場合がある。即ち、一つのコンテナに収納されるボンベ1の数が少ない。
本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、円筒形の高圧ガス容器をフォークリフトにより搬送する際に、簡単かつ安全に搬送することのできる搬送用治具及び搬送方法を提供することにある。また他の目的は、コンテナ内の無駄な空間を少なくしてより多くの高圧ガス容器を収納することにある。
本発明の搬送用治具は、円筒形横置きの高圧ガス容器をフォークリフトにより搬送する際に、当該高圧ガス容器に装着される搬送用治具において、
前記高圧ガス容器の周胴部を下方側から位置決めした状態で支持する容器支持部と、
フォークリフトの有する昇降自在な爪部の表面に支持されるフォーク支持面と、を備えたことを特徴とする。
前記容器支持部には高圧ガス容器の中心を挟んで周胴部を前後方向から支持する一対の位置決め部を設けるようにしてもよく、更にこの場合前記位置決め部は、高圧ガス容器の周胴部と当接する傾斜面を備えた構成であってもよい。また前記容器支持部には高圧ガス容器が載置される弾性部材が設けられた構成であってもよい。更に、前記フォーク支持面は、容器支持部に支持された高圧ガス容器の長さ方向及び幅方向に形成されていてもよい。
更にまた、前記位置決め部には、高圧ガス容器を支持すると共にこの高圧ガス容器を前転又は後転させるための回転機構が設けられた構成であってもよく、この場合、当該回転機構は高圧ガス容器の長さ方向に伸びる回転軸と、この回転軸を支持する軸受け部と、を備えた構成であってもよい。
本発明の高圧ガス容器の搬送方法は、円筒形横置きの高圧ガス容器をフォークリフトにより搬送する高圧ガス容器の搬送方法において、
前記高圧ガス容器に装着された上述の搬送用治具をフォークリフトの爪部で支持して搬送することを特徴とする。このフォークリフトにより搬送される搬送用治具が装着された高圧ガス容器は、箱状のコンテナに搬入され、このコンテナ内に並べられて搬送されるようにしてもよい。
本発明によれば、円筒形の高圧ガス容器に搬送用治具を装着し、この搬送用治具をフォークリフトで支持して搬送する構成とすることにより、フォークリフトの移動可能な広範囲の領域に高圧ガス容器を搬送することができ、更に例えばトラックへの積み込み作業及び荷卸し作業を簡単に行うことができる。また更に搬送用治具のフォーク支持面をフォークリフトの爪部が支持するので円筒形の高圧ガス容器であっても搬送時に落下させてしまうことが極めて少なく、作業者にとって安全である。即ち、円筒形の高圧ガス容器をフォークリフトで簡単かつ安全に搬送することができる。
更に本発明によれば、搬送用治具が装着された高圧ガス容器をフォークリフトによりコンテナに収納する構成とすることにより、作業員が入り込む空間をコンテナ内に必要としない。このためコンテナ内に高圧ガス容器を例えば2段積みにすることができるので、当該コンテナ内に高圧ガス容器の置かれない無駄な空間を残すことが少ない。その結果、一つのコンテナでより多くの高圧ガス容器を運ぶことができる。
本発明の実施の形態にかかる搬送用治具について、図1及び図2を参照しながら説明する。図中40は、搬送用治具4の本体部をなす例えば上方からみてボンベ1の投影領域と略同じ大きさの容器支持部である容器支持台である。例えばその容量が900リットルのボンベ1に対しては、例えば長さが2200mm、幅が1070mmに設定される。また材質は特に限定されないが、例えばアルミニウム、鉄、ステンレスの中から選択される材質で構成するのが好ましい。
この容器支持台40の表面の互いに対向する長さ方向の外周縁の例えば中央部には、ボンベ1の周胴部を前後から支持する一対の位置決め部41が設けられている。この位置決め部41は、容器支持台40の外周縁の縁線に沿って起立する垂直片42と、この垂直片42の内側の面、即ち一方の位置決め部41の垂直片42と他方の位置決め部41の垂直片42とが互いに向かい合う側面に、当該側面に直交して設けられた容器支持板43とを備えている。当該容器支持板43は垂直片42の長さ方向に隙間をあけて例えば2枚並んで設けられている。更に容器支持板43の各々の内端面は内側下方側に傾斜する傾斜面に形成されており、この傾斜面はボンベ1の周胴部を前後方向から支持するように構成されている。
また図中44は、その弾性作用によりボンベ1の下方面に密着して当該ボンベ1を支持する弾性部材例えばゴムシートであり、更にこのゴムシート44はボンベ1を容器支持台40に載せる際の衝突による衝撃を和らげる機能を有している。更に、図中45は、容器支持台40の重量を減らして小型のフォークリフト3でも昇降可能なようにするために形成された開口部である。なお、容器支持板43は、必ずしも垂直片42の長さ方向に並んで2枚設ける必要はなく、例えば厚みを大きく設定して1枚にしてもよく、反対に3枚以上設けるようにしてもよい。
更に前記垂直片42の表面には、ボンベ1を容器支持台40に固定するための固定部例えばバンド5が着脱自在に接続される開口部47が形成されている。当該バンド5は、帯状体51と、この帯状体51の両端の夫々に設けられたフック部52と、帯状体51の長さを調節するための長さ調節部53とを備えている。そして、一方の垂直片42に形成された開口部47に一端側のフック部52を接続し、更に位置決め部41に支持されたボンベ1の周胴部上方側を跨いで他方の垂直片42の開口部47に他端側のフック部52を接続した後、長さ調節部53により帯状体51の長さを短くしてボンベ1を上方側から押圧することにより、ボンベ1が容器支持台40に固定されるように構成されている。
また容器支持台40の内部には、当該容器支持台40の長さ方向に直線状に伸びると共に、この長さ方向の互いに対向する側面に亘って連通する2本の矩形状の開口部6a、6bが形成されている。これら開口部6a、6bは、幅方向の中心線を挟んで例えば当該中心線から等間隔に設けられており、いずれかの一側端面に形成された開口部6a、6bに例えば既述の図17に記載したフォークリフト3の2本の爪部31が挿入され、当該爪部31を上昇させることにより、開口部6a、6bの内側上端面が爪部31の表面に支持されて当該容器支持台40を昇降可能なように構成されている。即ち、開口部6a、6bの内側上端面はフォーク支持面を構成する。更に容器支持台40の幅方向にも、前記した長さ方向の開口部6a、6bと同様に2本の開口部6c、6dが形成されている。つまり当該容器支持台40は、いずれの側端面からもフォークリフト3の爪部31を挿入可能であり、これによりボンベ1の長さ方向、幅方向のいずれの向き(姿勢)であっても支持可能なように構成されている。
続いて、上述の搬送用治具4をボンベ1に装着する手法について図3を参照しながら説明する。先ず、2本の挿入管15が上下位置になるように所定の姿勢にされた空のボンベ1を例えばクレーン16により吊り上げ、そして容器支持台40の上方位置まで案内する。そしてボンベ1を下降させて容器支持台40のゴムシート44上に載置する。このときボンベ1の周胴部と容器支持板43の傾斜面とが当接し、これによりボンベ1が位置決めされた状態で支持されることで転がり(転動)が防止される。そして各垂直片42の開口部47にバンド5のフック部52を取り付け、更に長さ調節部53により帯状体51の長さを短くしてボンベ1を容器支持台40に固定する。ボンベ1が複数ある場合にも各々のボンベ1に同様にして搬送用治具4を装着する。なお、搬送用治具4はボンベ1に装着されると、例えばボンベ1の定期的な精密検査を行う場合、例えばユーザーの希望により取り外す場合を除いて当該ボンベ1と一体となった状態で使用される。
上述のようにしてボンベ1に搬送用治具4が装着されると、ボンベ1は所定の待機場所(保管場所)にて待機されるか、あるいは続いて高圧ガスが充填される。ここでボンベ1に高圧ガス例えば液化された高圧ガス(以下、液化高圧ガスと呼ぶ)を充填する手法について簡単述べておくと、先ず容器弁13に真空ポンプを接続してボンベ1内の圧力が例えば真空状態になるまで減圧排気し、そして容器弁13を閉じて真空ポンプを外した後に、高圧ガス製造設備にその他端が接続された供給路例えば配管の一端を上下の容器弁13のうち下側に位置する容器弁13の接続口に接続する。その一方で例えばエジェクターなどの排気手段にその他端が接続された排気路例えば配管の一端を上側に位置する容器弁13の接続口に接続する。しかる後、供給路から例えば塩化水素などの液化高圧ガスをボンベ1内に供給する一方で、排気路からボンベ1内の雰囲気を排気する。所定量の液化高圧ガスがボンベ1内に充填されると各容器弁13を閉じて供給路及び排気路を取り外してからキャップ14を取り付ける。これによりボンベ1に液化高圧ガスが充填される。
液化高圧ガスが充填されたボンベ1は所定の待機場所(保管場所)に戻されるか、あるいは続いてトラック17への積み込み作業が行われる。トラック17へ積み込む場合、先ずフォークリフト3の爪部31を例えば長さ方向にある一側端面に設けられた開口部6c、6dに挿入し、当該爪部31を上昇させることにより、例えば図4(a)に示すように、ボンベ1を幅方向に支持した状態で搬送用治具4を支持する。そしてフォークリフト3を作業員の運転により移動させてトラック17の荷台の上方にボンベ1を案内し、下降させて荷台上に載せてから、爪部31を開口部6c、6dから抜き出すことによりボンベ1がトラック17に積み込まれる。しかる後、トラック17によりボンベ1がユーザの元に搬送されると、前記した場合と反対の順序でボンベ1がフォークリフト3により荷卸しされ、そして当該フォークリフト3によりボンベ1は所定の場所に設けられた例えば計りの上に搬送用治具4と共に載せられる。なお、例えば図4(b)に示すように、開口部6a、6bに爪部31を挿入してボンベ1を長さ方向に支持した状態で支持することもある。
前記計りの上にボンベ1が載せられると、高圧ガスを消費する設備に一端が接続された配管の他端を容器弁13の接続口に接続する。このとき前記配管は、高圧ガスを液体状で抜き出す場合には下側に位置する容器弁13に接続され、気体状で高圧ガスを抜き出す場合には上側に位置する容器弁13に配管を接続される。ついで容器弁13を開いて、例えば計りの指示値によりガス残量を把握しながら高圧ガスをボンベ1から抜き出して消費設備で使用する。例えば予め決められた所定量の高圧ガスが抜き出されると容器弁13に接続された配管が外され、そしてボンベ1は上述の場合と同様にしてフォークリフト3によりトラック17へ積み込まれ、製造メーカに送り返されて待機場所に置かれるか、あるいは再度高圧ガスが充填されてユーザのもとに送られる。
続いて、例えば海外輸出するためのコンテナにボンベ1を収納する手法について、例えば図5の模式図を参照しながら説明する。先ず、本発明の搬送用治具4が装着されたボンベ1を収納する箱状のコンテナ7について説明しておくと、コンテナ7の中段部には内部空間を上下に区画する仕切り板71が設けられており、更にこのコンテナ7内にボンベ1を搬入するための開閉機構を備えた開口部72がその長さ方向の側面に形成されている。例えばトラック17にて搬送されてきた複数のボンベ1は、フォークリフト3により長さ方向に支持された状態で移動され(図4(b)参照)、開口部72を介してコンテナ7内に搬入され、そしてコンテナ7の長さ方向に順次並べられて収納される。なお、必ずしも長さ方向に並べなくともよく、例えばフォークリフト3により幅方向に支持された状態でボンベ1を移動させ(図4(a)参照)、例えば図6に模式的に示すように、コンテナ7の幅方向に並べて収納するようにしてもよい。
上述の実施の形態によれば、ボンベ1に搬送用治具4を装着し、この搬送用治具4をフォークリフト3で支持して搬送する構成とすることにより、フォークリフト3の移動可能な広範囲の領域にボンベ1を搬送することができ、トラック17への積み込み作業及び荷卸し作業をフォークリフト3で簡単に行うことができる。更に位置決め部41でボンベ1を支持してバンド5で締め付けるだけなので、搬送用治具4をボンベ1に簡単に装着することができる。また搬送用治具4の平坦な支持面(開口部6の上面)をフォークリフト3の爪部31が支持するので爪部31からボンベ1を落としてしまうことが極めて少なく、作業者にとって安全である。即ち、例えば900リットル又はそれ以上の大型の円筒形の高圧ガス容器であってもフォークリフト3で簡単かつ安全に搬送することができる。
更に上述の実施の形態によれば、容器支持板43の傾斜面によりボンベ1を支持する構成とすることにより、例えば互いに直径の異なる種々のボンベ1に対して位置決した状態で支持することができるので、これら直径の異なる種々のボンベ1に対して共通の搬送用治具4を装着可能にすることができる。即ち、種々の形状のボンベ1毎に専用の搬送用治具4を用意する必要がないので本発明は有効である。またボンベ1を装着する際に上方からボンベ1を降ろしていくときに、この傾斜面に沿ってボンベ1が幅方向において所定の位置に案内されるので、所定の位置にボンベ1を位置決めするのをより確実に簡単にすることができる。
更に上述の実施の形態によれば、搬送用治具4が装着されたボンベ1をフォークリフト3によりコンテナ7内に収納する構成とすることにより、このコンテナ7内に作業員が入り込む空間を必要としないので、例えばコンテナ7内にボンベ1を2段積みにすることでボンベ1の置かれない無駄な空間を少なくすることができる。その結果、一つのコンテナ7でより多くのボンベ1を運ぶことができる。即ち、搬送用治具4を装着させたボンベ1をフォークリフト3によりコンテナ7に搬入する構成としたことにより、コンテナ7に仕切り板71を設けてボンベ1の2段積みを実現することができるのである。なお、コンテナ7内に設けられる仕切り板71の数を増やして2段以上例えば3〜5段に積層するようにしてもよい。ただ積層しなくともフォークリフト3によりコンテナ7内にボンベ1を収納させることにより従来のように作業員がボンベ1を転がす手間が省ける効果が得られるのは言うまでもない。
ここで、既述のように液化高圧ガスが充填されたボンベ1は、上の内挿管15の先端が気相側に位置していなければ気体状で高圧ガスを抜き出すことができない。つまり内挿管15の先端が例えば真上に位置するようにボンベ1を所定の姿勢に設定しておかなければならない。従って、従来のようにボンベ1を転がすなどしてボンベ1の姿勢が変ってしまうとこの所定の姿勢に設定し直す作業を要していた。しかしながら、上述の実施の形態によれば、一旦搬送用治具4に所定の姿勢でボンベ1が固定されれば、ボンベ1と搬送用治具4とが一体となって移動することから、この姿勢を維持することができるので、ボンベ1の姿勢を設定し直す手間を省くことができ有利である。
続いて本発明の搬送用治具4の他の例について図7及び図8を参照しながら説明する。本例の容器支持板43の傾斜面には、ボンベ1を回転(前転又は後転)させるための回転機構8が設けられている。その他の図1と同じ構成を採用するところについては同じ符号を付すことにより説明を省略する。回転機構8は前転及び後転自在なボンベ1の長さ方向に沿って伸びる回転軸80を備えており、この回転軸80の両端はその内側よりも直径が小さく設定され、更に軸受け部81により支持されている。この場合、ボンベ1の周胴部と回転軸80の周胴部とが当接し、これによりボンベ1が位置決めされて支持される。このときボンベ1が所定の姿勢、つまり内挿管15が上下位置に設定された姿勢になっていなければボンベ1を回転させてその姿勢をあわせ、そしてバンド5によりボンベ1と位置決め部41とを固定する。このような構成であっても上述の場合と同様の効果を得ることができ、更に本例によれば回転軸8を設けたことにより、位置決め部41がボンベ1を支持した状態で例えば作業員がボンベ1を回転させることができるので、ボンベ1を所定の姿勢に設定するのを簡単に行うことができる。
本発明においては、位置決め部41は傾斜面を有する容器支持板43を備えた構成に限られず、例えば図9に示すように、容器支持台40の長さ方向に伸びる例えば角型あるいは円筒型の支持部材9を備えた構成であってもよい。この例では角型の支持部材9を記載してある。更には、ボンベ1の周胴部の前後に一対の位置決め部41を設けた構成に限られず、例えば図10に示すように、ボンベ1の周胴部の下方側表面の形状に沿って形成された凹部91を容器支持台40の長さ方向に形成するようにしてもよい。この場合であっても、当該凹部91にボンベ1が係合されることにより位置決めすることができるので、上述の場合と同様の効果を得ることができる。更に、凹部91の表面にゴムシート44を設けるようにしてもよい。
更に本発明においては、搬送用治具4の重量軽減のために形成される開口部45は特にその形状及び個数が限定されることはなく、つまり強度などを考慮すれば可能な限り容器支持台40に形成するようにしてもよく、具体的には例えば図11に示すように、例えば容器支持台40の隅部(四隅)にも形成してもよい。更に搬送用治具4の重量軽減のために、開口部6a〜6dの他に容器支持台40内部に空間を形成した構成であってもよい。
更に本発明においては、クレーン16によりボンベ1を容器支持台40に載置する構成に限られず、例えば図12に示すように、その表面の高さが垂直片42の上端面と略同じに高さになるように設定されたレール部92を設けておき、このレール部92上を転がして容器支持板43の傾斜面を利用してボンベ1を容器支持台40に載置するようにしてもよい。この場合であっても上述の場合と同様の効果を得ることができる。更に本例のようにしてボンベ1を容器支持台40に載置するようにすれば、クレーン16が不要になるので有利である。
更に本発明においては、搬送用治具4をボンベ1に例えば溶接により固着させるようにしてもよい。しかしながら、高圧ガスが充填されるボンベ1は定期的に精密検査を行って所定基準の耐圧性を確保していることを確認しており、ときにはX線による非破壊検査が行われる。依って搬送用治具4がボンベ1と固着されて取り外せない構成とすると、X線の照射ができずに充分な精密検査が行えない部位が生じる場合がある。更に、搬送用治具4がボンベ1に固着されていると、例えば保管場所にて空のボンベ1を縦置きに保管することができない。このような事情から、搬送用治具4はボンベ1に着脱自在な構成とするのが得策である。
更に本発明においては、位置決め部41によりボンベ1の転落が抑制されることから必ずしも固定部であるバンド5を設けた構成とする必要はない。更に本発明においては、互いに向かい合う方向に位置決め部41をスライド移動可能な構成とすることもできる。この場合、直径の小さいボンベ1に装着するときには互いの位置決め部41の隙間を小さく設定し、反対に直径の大きいボンベ1に装着するときには互いの位置決め部41の隙間を大きく設定する。このような構成であっても上述の場合と同様の効果を得ることができ、更に本例によれば直径の異なる種々のボンベ1に対して、より確実に位置決めをすることができる。
更に本発明においては、搬送用治具が装着されるボンベは高圧ガス用のボンベに限られず、例えば常圧の流体が満たされた容器であってもよい。更には、容器でなくとも、円筒形のものであれば本発明を適用することもできる。
本発明の搬送用治具とこの治具が装着されるボンベを示す斜視図である。 本発明の搬送用治具とこの治具が装着されるボンベを示す側面図である。 上記搬送用治具をボンベに装着した状態を示す説明図である。 上記搬送用治具を装着したボンベをフォークリフトで搬送する他の様子を示す説明図である。 上記搬送用治具を装着したボンベをコンテナに収納する様子を示す側面図である。 上記搬送用治具を装着したボンベをコンテナに収納する様子を示す斜視図である。 本発明の搬送用治具の他の例を示す説明図である。 本発明の搬送用治具の他の例を示す説明図である。 本発明の搬送用治具の更に他の例を示す説明図である。 本発明の搬送用治具の更に他の例を示す説明図である。 本発明の搬送用治具の更に他の例を示す説明図である。 搬送用治具にボンベを載せる他の手法を示す説明図である。 高圧ガスが充填されるボンベを示す説明図である。 従来のボンベの搬送方法を示す説明図である。 従来のボンベをコンテナに収納する様子を示す説明図である。 従来のボンベの移動具を示す説明図である。 フォークリフトでボンベを移動させる様子を示す説明図である。
符号の説明
1 ボンベ
3 フォークリフト
31 爪部
4 搬送用治具
40 容器支持台
41 位置決め部
43 容器支持板
5 バンド
6a〜6d 開口部
7 コンテナ

Claims (9)

  1. 円筒形横置きの高圧ガス容器をフォークリフトにより搬送する際に、当該高圧ガス容器に装着される搬送用治具において、
    前記高圧ガス容器の周胴部を下方側から位置決めした状態で支持する容器支持部と、
    フォークリフトの有する昇降自在な爪部の表面に支持されるフォーク支持面と、を備えたことを特徴とする搬送用治具。
  2. 前記容器支持部には高圧ガス容器の中心を挟んで周胴部を前後方向から支持する一対の位置決め部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の搬送用治具。
  3. 前記位置決め部は、高圧ガス容器の周胴部と当接する傾斜面を備えたことを特徴とする請求項2記載の搬送用治具。
  4. 前記容器支持部には高圧ガス容器が載置される弾性部材が設けられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載の搬送用治具。
  5. 前記フォーク支持面は、容器支持部に支持された高圧ガス容器の長さ方向及び幅方向に形成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の搬送用治具。
  6. 前記位置決め部には、高圧ガス容器を支持すると共にこの高圧ガス容器を前転又は後転させるための回転機構が設けられたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一に記載の搬送用治具。
  7. 前記回転機構は、高圧ガス容器の長さ方向に伸びる回転軸と、この回転軸を支持する軸受け部と、を備えたことを特徴とする請求項6記載の搬送用治具。
  8. 円筒形横置きの高圧ガス容器をフォークリフトにより搬送する高圧ガス容器の搬送方法において、
    前記高圧ガス容器に装着された請求項1ないし7のいずれか一つに記載の搬送用治具をフォークリフトの爪部で支持して搬送することを特徴とする高圧ガス容器の搬送方法。
  9. 前記搬送用治具が装着された高圧ガス容器は箱状のコンテナに搬入され、このコンテナ内に並べられて搬送されることを特徴とする請求項8記載の高圧ガス容器の搬送方法。
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