JP4190719B2 - 大型容器用補強部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の物品の保管や運搬等に使用される大型容器、特に、合成樹脂で一体成形された大型容器に取着される大型容器用補強部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11を用いて、一例としての大型容器C及び従来の大型容器用補強部材(以下、単に、補強部材ともいう。)H’について説明する。
【0003】
大型容器Cは、平面形状が略方形状の底部1と底部1の各辺から上方に略垂直状に延在する4つの側壁2とにより、上方が開口3された箱型容器に形成されている。底部1の下面には、一方の相対する側壁2に平行で、且つ、底部1の中間に位置する中間脚部4aと、中間脚部4aに平行で、前記一方の相対する側壁2に沿って延在するとともに、中間脚部4aを挟んで配置された一対の端部脚部4bとが形成されており、底部1と中間脚部4aと端部脚部4bとにより囲まれた空間部により、後述する補強部材嵌合用の一対の凹部5が形成されている。大型容器Cの底部1の下面には、交差状にリブ1aが垂設されており、また、側壁2にも、外側に向かって、縦方向及び横方向に延在するリブ2aが、適宜、形成されている。更に、中間脚部4aにも、適宜、縦方向及び横方向に延在するリブ4a1が形成されており、また、端部脚部4bにも、適宜、縦方向及び横方向に延在するリブ4b1が形成されている。
【0004】
H’は、金属製板材を、適宜、切断、折曲、溶接して、角筒状に組み立てられた金属製の補強部材であり、補強部材H’は、上述した補強部材嵌合用凹部5に嵌入される。そして、中間脚部4aに形成されたリブ4a1や端部脚部4bに形成されたリブ4b1に穿設されたボルト挿入孔及び補強部材H’の垂直部h1に穿設されたボルト挿入孔にボルト6を挿入するとともに、ボルト6にナット7を螺合させることにより、補強部材H’を、大型容器Cに取着するように構成されている。このようにして、大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5に嵌合され取着された角筒状の補強部材H’の内部空間が、フォークリフト等のフォークが挿入されるフォーク挿入孔を形成することになる。
【0005】
大型容器Cに取着された角筒状の補強部材H’の内部空間に、フォークリフト等のフォークを差し込んで、大型容器Cを搬送したり、或いは、補強部材H’の内部空間にフォークを挿通し、フォークを上昇させた後に、フォークを反転させて、大型容器Cの開口を下方に向け、大型容器Cをひっくり返すことにより、大型容器Cに収容されている物品を排出したり、更には、補強部材H’の内部空間に、フォークの先端部を挿通し、その後、フォークを上昇させることにより、大型容器Cの一方を持ち上げて、大型容器Cを傾斜させたり、更に、フォークを上昇させて、大型容器Cの開口が横を向くように、大型容器Cを横倒しすることができるように構成されている。このような補強部材H’が取着された大型容器Cは、一例として、特許第2878596号公報等に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の大型容器Cに取着された補強部材H’の内部空間内には、補強部材H’を大型容器Cに取着するためのボルト6の頭部6aが突出しているために、補強部材H’の内部空間に、フォークを挿通するフォーク挿通作業の際に、フォークが、ボルト6の頭部6aに当接して、ボルト6が破損するという問題があった。
【0007】
また、フォークを、補強部材H’の内部空間に挿通するフォーク挿通作業の際に、フォークが、補強部材H’の内部空間に挿通されずに、誤って、大型容器Cの側壁2に当接し、大型容器Cが損傷するという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、上述する従来の大型容器用補強部材が有する課題を解決することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、大型容器の底部と中間脚部と端部脚部とにより囲まれた凹部に嵌合取着される大型容器用補強部材であって、該補強部材が、底板と該底板の一方の相対する縁から略垂直に上方に延在する側板とからなる樋状部及び天板と該天板の一方の相対する縁から略垂直に下方に延在するとともに、ボルト挿入孔が穿設された垂直取り付け板とからなる蓋部とを有しており、且つ、前記樋状部の側板と該側板より外側に位置する前記蓋部の垂直取り付け板との間に、所定の間隙が形成されているものであり、第2には、垂直保護板と、該垂直保護板の下端縁から下方に傾斜して延在する傾斜板と、前記垂直保護板の上端縁から略水平に延在する水平取り付け板とからなる側壁用補強部材を有し、且つ、前記蓋部の天板の一方の端部に、前記傾斜板の下端が位置するように構成したものである。
【0010】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、本発明の大型容器用補強部材が取着される一例としての大型容器Cは、上述したものとその構成が同じであるので、大型容器Cを構成する各構成部材には同じ符号を使用するとともに、その詳細な説明は省略する。
【0011】
先ず最初に、図1〜図4を用いて、本発明の一実施例について説明する。
【0012】
大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5に取着される補強部材(以下、単に、凹部用補強部材という。)H1は、金属板等を、適宜、略U字状に折り曲げて形成された樋状部H1’と、樋状部H1’に溶接等により取着される、樋状部H1’の上部開口を覆う逆U字状の蓋部材H1”とから構成されている。
【0013】
略U字状の樋状部H1’は、底板h10と、底板h10の一方の相対する縁から、略垂直に上方に延在する側板h11とから構成されている。樋状部H1’は、上述したように、金属板の両端部を折り曲げることにより、底板h10と側板h11とを一体成形することも、また、溶接等により、底板h10に、側板h11を取着することにより形成することもできる。
【0014】
また、蓋部材H1”は、天板h12と、天板h12の一方の相対する縁から、略垂直に下方に延在する垂直取り付け板h13とから構成されており、垂直取り付け板h13には、適当な間隔で、ボルト挿入孔h14が穿設されている。蓋部材H1”は、金属板の両端部を折り曲げることにより、天板h12と垂直取り付け板h13を一体成形することも、また、溶接等により、天板h12に、垂直取り付け板h13を取着することにより形成することもできる。
【0015】
蓋部材H1”の天板h12の垂直取り付け板h13側の幅w1は、補強部材嵌合用凹部5の幅w2と、略等しく形成されており、また、樋状部H1’の側板h11の外幅w3は、蓋部材H1”の天板h12の垂直取り付け板h13側の幅w1より、狭く形成されている。そして、樋状部H1’の側板h11の上端に、蓋部材H1”の天板h12を載置した後、樋状部H1’の側板h11と蓋部材H1”の天板h12とを、溶接等により接合することにより、樋状部H1’と蓋部材H1”とからなる凹部用補強部材H1が形成される。凹部用補強部材H1を構成する蓋部材H1”の垂直取り付け板h13の下端h13’は、凹部用補強部材H1を構成する樋状部H1’の底板h10より、上方に位置するとともに、蓋部材H1”の垂直取り付け板h13と樋状部H1’の側板h11との間には、所定の間隙が形成されるように構成されている。樋状部H1’の長さd1、換言すれば、側板h11の長さd1と、蓋部材H1”の長さd2、換言すれば、垂直取り付け板h13の長さd2とは、同じに長さに形成されることが好ましいが、異なった長さに形成されていてもよい。なお、本実施例においては、樋状部H1’の長さd1と蓋部材H1”の長さd2とが同じ長さであり、且つ、樋状部H1’の側板h11から、蓋部材H1”天板h12が、はみ出さなように組み立てられている。
【0016】
凹部用補強部材H1の長さL1、即ち、側板h11の長さd1或いは蓋部材H1”の長さd2は、本実施例においては、大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5の長さL2の半分より短く形成されている。
【0017】
上述した樋状部H1’と蓋部材H1”とからなる凹部用補強部材H1を、蓋部材H1”を上にして、凹部用補強部材H1の一端が、大型容器Cの一方の側壁2の外壁面に一致或いは近接するように、補強部材嵌合用凹部5に嵌合するとともに、中間脚部4aに形成されたリブ4a1や端部脚部4bに形成されたリブ4b1に穿設されたボルト挿入孔及び蓋部材H1”の垂直取り付け板h13に穿設されたボルト挿入孔h14にボルト6を挿入するとともに、ボルト6にナット7を螺合させることにより、凹部用補強部材H1を、大型容器Cに取着する。同様に、もう1つの凹部用補強部材H1の一端が、大型容器Cのもう一方の側壁2の外壁面に一致或いは近接するように、補強部材嵌合用凹部5に嵌合するとともに、中間脚部4aに形成されたリブ4a1や端部脚部4bに形成されたリブ4b1に穿設されたボルト挿入孔及び蓋部材H1”の垂直取り付け板h13に穿設されたボルト挿入孔h14にボルト6を挿入するとともに、ボルト6にナット7を螺合させることにより、もう1つの凹部用補強部材H1を、大型容器Cに取着する。このようにして、図4に示されているように、大型容器Cの2つの補強部材嵌合用凹部5の両端部付近に、それぞれ、2個の凹部用補強部材H1を取着する。
【0018】
上述したようにして、大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5の両端部付近に取着された凹部用補強部材H1には、樋状部H1’の底板h10と側板h11及び蓋部材H1”の天板h12とにより囲まれた内部空間が形成され、この内部空間が、フォークリフト等のフォークが挿入されるフォーク挿入孔Fを形成することになる。
【0019】
上述したように、凹部用補強部材H1は、大型容器Cの中間脚部4aに形成されたリブ4a1や端部脚部4bに形成されたリブ4b1に穿設されたボルト挿入孔及び蓋部材H1”の垂直取り付け板h13に穿設されたボルト挿入孔h14にボルト6を挿入するとともに、ボルト6にナット7を螺合させることにより、大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5に嵌合され取着されるように構成されているので、凹部用補強部材H1を構成する樋状部H1’の底板h10と側板h11及び同じく凹部用補強部材H1を構成する蓋部材H1”の天板h12とにより囲まれたフォーク挿入孔F内には、ボルト6やナット7が突出していないので、従って、フォーク挿入孔Fに、フォークを挿通するフォーク挿通作業の際に、フォークが、ボルト6やナット7に当接して、ボルト6やナット7が破損するようなことがない。
【0020】
上述した実施例においては、大型容器Cの1つの補強部材嵌合用凹部5に、2個の凹部用補強部材H1を嵌合し取着した例が示されているが、凹部用補強部材H1の長さL1を、大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5の長さL2と略同じ長さに形成し、大型容器Cの1つの補強部材嵌合用凹部5に、1個の凹部用補強部材H1を嵌合し取着するように構成することもできる。
【0021】
次に、図5〜図7を用いて、本発明の別の実施例について説明する。
【0022】
この実施例は、上述した凹部用補強部材H1に、側壁用補強部材H2を、溶接等により取着したものである。側壁用補強部材H2は、凹部用補強部材H1を構成する蓋部材H1”の天板h12の幅w1と略同じ幅w4を有する垂直保護板h15と、垂直保護板h15の下端縁から下方に傾斜して延在する傾斜板h16と、垂直保護板h15の上端縁の両端部から、傾斜板h16と同じ側で、且つ、略水平に延在する水平取り付け板h17とを有しており、水平取り付け板h17には、ボルト挿入孔h18が穿設されている。そして、凹部用補強部材H1を構成する蓋部材H1”の天板h12の一方の端部に、側壁用補強部材H2の傾斜板h16の下端を、側壁用補強部材H2の垂直保護板h15が、天板h12に対して、略垂直になるとともに、水平取り付け板h17が天板h12側に位置するように、溶接等により取着する。
【0023】
上述したように、凹部用補強部材H1と側壁用補強部材H2とが一体に形成された補強部材Hは、上述した凹部用補強部材H1の取り付けと同様に、凹部用補強部材H1を、大型容器Cに形成された補強部材嵌合用凹部5に嵌合するとともに、側壁用補強部材H2の垂直保護板h15を側壁2に当接させ、且つ、側壁用補強部材H2の水平取り付け板h17を、側壁2の横方向に延在するリブ2aに当接或いは近接させる。次いで、上述したと同様に、中間脚部4aに形成されたリブ4a1や端部脚部4bに形成されたリブ4b1に穿設されたボルト挿入孔及び凹部用補強部材H1を構成する蓋部材H1”の垂直取り付け板h13に穿設されたボルト挿入孔h14にボルト6を挿入するとともに、ボルト6にナット7を螺合させることにより、凹部用補強部材H1を、大型容器Cに取着する。更に、側壁2の横方向に延在するリブ2aに穿設されたボルト挿入孔及び側壁用補強部材H2の水平取り付け板h17に穿設されたボルト挿入孔h18にボルト6を挿入するとともに、ボルト6にナット7を螺合させることにより、側壁用補強部材H2を、大型容器Cに取着する。このようにして、凹部用補強部材H1と側壁用補強部材H2とが一体に形成された補強部材Hを、大型容器Cに取着する。
【0024】
上述したように、大型容器Cには、凹部用補強部材H1と側壁用補強部材H2とが一体に形成された補強部材Hが取着されているので、フォークを、凹部用補強部材H1を構成する樋状部H1’の底板h10と側板h11及び同じく凹部用補強部材H1を構成する蓋部材H1”の天板h12とにより囲まれたフォーク挿入孔F内に挿入する際に、誤って、フォークが、フォーク挿入孔Fの上方に位置する大型容器Cの側壁2に当接しても、該側壁2には、側壁用補強部材H2の垂直保護板h15が配置されているので、フォークの当接により、大型容器Cが損傷するというようなことが防止できる。
【0025】
また、側壁用補強部材H2には、傾斜板h16が配設されているとともに、大型容器Cに側壁用補強部材H2が取着された際には、フォーク挿入孔Fの上部に、傾斜板h16が位置するように構成されているので、フォークが傾斜板h16に当接した場合には、傾斜板h16に案内されて、フォーク挿入孔Fに挿入されるので、フォークが、多少、フォーク挿入孔Fより上に位置していても、フォーク挿入孔Fに挿入されることになる。
【0026】
図8〜図11に示されている実施例は、補強部材Hを構成する凹部用補強部材H1と側壁用補強部材H2とを、上述した実施例のように、溶接等により一体とすることなく、凹部用補強部材H1と側壁用補強部材H2とを、それぞれ、別体に分割しておき、且つ、凹部用補強部材H1の長さL1を、大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5の長さL2と略同じ長さに形成し、大型容器Cの1つの補強部材嵌合用凹部5に、1個の凹部用補強部材H1を嵌合し取着するように構成したものである。上述したように、大型容器Cの補強部材嵌合用凹部5に、凹部用補強部材H1を嵌合し取着するとともに、補強部材嵌合用凹部5と別体の側壁用補強部材H2を、側壁2の横方向に延在するリブ2aに穿設されたボルト挿入孔及び側壁用補強部材H2の水平取り付け板h17に穿設されたボルト挿入孔h18にボルト6を挿入し、ボルト6にナット7を螺合させることにより大型容器Cに取着する。
【0027】
上述したように、樋状部H1’の底板h10と側板h11及び蓋部材H1”の天板h12とによりフォーク挿入孔Fが形成されるが、フォーク挿入孔Fへのフォーク作業に際に、フォークの先端が、例えば、側板h11の先端h11’に当接し、フォークがスムースにフォーク挿入孔Fに挿入されないというようなトラブルが発生することがある。このようなトラブルを防止しするために、側板h11のフォーク挿入開口部側に位置する部分を、図1に二点鎖線で示されているように、蓋部材H1”の垂直取り付け板h13方向に傾斜させて、フォーク挿入孔Fを、外側に向けて、末広がり状に傾斜させるように構成する。このように構成することにより、フォークを、フォーク挿入孔Fにスムースに挿入することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0029】
フォーク挿入孔を構成する天板に、垂直取り付け板が取着されているので、フォーク挿入孔内には、ボルトやナット等の固着具が突出するようなことがなく、従って、大型容器用補強部材が取着された大型容器のフォーク挿入孔にフォークを挿通するフォーク挿通作業の際に、フォークが、ボルトやナット等の固着具に当接して、ボルトやナット等の固着具が破損するようなことがない。
【0030】
垂直保護板と、該垂直保護板の下端縁から下方に傾斜して延在する傾斜板と、前記垂直保護板の上端縁から略水平に延在する水平取り付け板とからなる側壁用補強部材を、大型容器に取着することにより、フォークを、フォーク挿入孔に挿入する際に、誤って、フォークが、フォーク挿入孔の上方に位置する大型容器の側壁に当接しても、該側壁には、側壁用補強部材が配置されているので、大型容器が損傷するというようなことが防止できる。
【0031】
また、側壁用補強部材には、傾斜板が配設されているので、フォークが傾斜板に当接した場合には、傾斜板に案内されて、フォーク挿入孔に挿入されるので、フォークが、多少、フォーク挿入孔より上に位置していても、フォーク挿入孔に挿入されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の大型容器用補強部材である凹部用補強部材の斜視図である。
【図2】図2は本発明の大型容器用補強部材である凹部用補強部材と大型容器の分解斜視図である。
【図3】図3は本発明の大型容器用補強部材である凹部用補強部材が取着された大型容器の一部切り欠きを含む正面図である。
【図4】図3は本発明の大型容器用補強部材である凹部用補強部材が取着された大型容器の裏面図である。
【図5】図5は本発明の大型容器用補強部材である凹部用補強部材と側壁用補強部材の斜視図である。
【図6】図6は図5に示されている大型容器用補強部材と大型容器の分解斜視図である。
【図7】図7は図5に示されている大型容器用補強部材が取着された大型容器の部分側断面図である。
【図8】図8は本発明の別の大型容器用補強部材の斜視図である。
【図9】図9は図8に示されている大型容器用補強部材と大型容器の分解斜視図である。
【図10】図10は図8に示されている大型容器用補強部材が取着された大型容器の部分側断面図である。
【図11】図11は従来の大型容器用補強部材が取着された大型容器の一部切り欠きを含む正面図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・・・・・・・・大型容器
F・・・・・・・・・・・・・・フォーク挿入孔
H・・・・・・・・・・・・・・大型容器用補強部材
H1・・・・・・・・・・・・・凹部用補強部材
H2・・・・・・・・・・・・・側壁用補強部材
1・・・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・・・側壁
4a・・・・・・・・・・・・・中間脚部
4b・・・・・・・・・・・・・端部脚部
5・・・・・・・・・・・・・・補強部材嵌合用凹部

Claims (2)

  1. 大型容器の底部と中間脚部と端部脚部とにより囲まれた凹部に嵌合取着される大型容器用補強部材であって、該補強部材が、底板と該底板の一方の相対する縁から略垂直に上方に延在する側板とからなる樋状部及び天板と該天板の一方の相対する縁から略垂直に下方に延在するとともに、ボルト挿入孔が穿設された垂直取り付け板とからなる蓋部とを有しており、且つ、前記樋状部の側板と該側板より外側に位置する前記蓋部の垂直取り付け板との間には、所定の間隙が形成されていることを特徴とする大型容器用補強部材。
  2. 垂直保護板と、該垂直保護板の下端縁から下方に傾斜して延在する傾斜板と、前記垂直保護板の上端縁から略水平に延在するとともに、ボルト挿入孔が穿設された水平取り付け板とからなる側壁用補強部材を有し、且つ、前記蓋部の天板の一方の端部に、前記傾斜板の下端が位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の大型容器用補強部材。
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