JP3349908B2 - 枕木を用いた自動倉庫設備 - Google Patents

枕木を用いた自動倉庫設備

Info

Publication number
JP3349908B2
JP3349908B2 JP00512497A JP512497A JP3349908B2 JP 3349908 B2 JP3349908 B2 JP 3349908B2 JP 00512497 A JP00512497 A JP 00512497A JP 512497 A JP512497 A JP 512497A JP 3349908 B2 JP3349908 B2 JP 3349908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
sleepers
traveling
storage
sleeper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00512497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10194409A (ja
Inventor
真 佐々木
Original Assignee
ティー・シー・エム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ティー・シー・エム株式会社 filed Critical ティー・シー・エム株式会社
Priority to JP00512497A priority Critical patent/JP3349908B2/ja
Publication of JPH10194409A publication Critical patent/JPH10194409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3349908B2 publication Critical patent/JP3349908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の枕木に荷
を載置して、荷保管部に対して荷を出し入れする枕木を
用いた自動倉庫設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫設備としては、例えば、
図10に示すように、荷60を収納する棚61と、平板
状のパレット62に載置された荷60を棚61に対して
出し入れするスタッカ式クレーン63とを備えたものが
ある。このスタッカ式クレーン63は、棚61の前面に
沿って走行自在な走行フレーム64と、この走行フレー
ム64に支持されて昇降自在な荷台65と、この荷台6
5に設けられた出退自在な一対のフォーク66とで構成
されている。
【0003】これによると、走行フレーム64を走行さ
せ、荷台65を昇降させ、フォーク66を棚61に対し
て出退させることにより、荷60はパレット62に載置
された状態で棚61に対して出し入れされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、荷60と同サイズかあるいは荷60より
もわずかに大きなサイズの平板状のパレット62を用
い、荷60をパレット62に載置して取り扱うため、パ
レット62の自重が重く、その分、スタッカ式クレーン
63にかかる重量の負担が大きくなった。
【0005】また、自動倉庫設備ごとに取り扱われる荷
60のサイズが違うと、これに応じてパレット62のサ
イズも変える必要があり、違ったサイズの荷60に対し
て共通のパレット62を使用することは困難であった。
したがって、自動倉庫設備ごとにサイズの違う複数種の
荷60に対して、サイズの違う複数種のパレット62を
用意しなければならないためコストが高くなった。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、荷を取り扱う際に移載装置にかかる重量の負担を軽
減し、自動倉庫設備ごとに取り扱われる荷のサイズが違
う場合でもコストダウンが実施できる自動倉庫設備を提
供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、複数の
荷を横並びに保管する荷保管部に、荷を移載する移載装
置が設けられ、上記移載装置は、荷の配列方向へ走行自
在な走行体と、この走行体に設けられて昇降自在な昇降
体と、この昇降体に設けられかつ荷を載置した複数本の
互いに離間した枕木を保持する保持体とで構成されて
り、上記荷保管部に、第1搬送ライン上を搬送された荷
を入庫する入庫部と、荷を荷保管部から第2搬送ライン
上へ出庫する出庫部とが設けられ、上記第1搬送ライン
の荷受渡し部と上記入庫部との間を移動可能な入庫用移
動体に、荷を載置する載置面と、載置面から枕木を落と
し込んで収納する複数本の収納溝とが形成され、上記第
2搬送ラインの荷受渡し部と上記出庫部との間を移動可
能な出庫用移動体に、荷を載置する載置面と、載置面か
ら枕木を落とし込んで収納する複数本の収納溝とが形成
されていることを特徴としたものである。
【0008】これによると、荷を載置した複数本の枕木
を保持体で保持し、昇降体を昇降させ、走行体を走行さ
せることにより、荷は、複数本の枕木に載置された状態
で、荷保管部の目的位置に対して出し入れされる。この
ように、荷を複数本の枕木に載置して取り扱うため、隣
同士の枕木間に空間が形成されることになり、移載装置
にかかる重量がパレットを用いた場合よりも軽減され
る。したがって、移載装置にかかる重量の負担が減少す
る。
【0009】また、自動倉庫設備ごとに取り扱われる荷
のサイズが違う場合、荷のサイズの違いに応じて複数本
の枕木の間隔を変えることにより、共通の枕木に違った
サイズの荷を載置することができる。このように、自動
倉庫設備ごとに取り扱われる荷のサイズが違っても、複
数本の枕木の間隔を変えるだけで同じ枕木を共通して使
用できるため、コストダウンが実施できる。
【0010】
【0011】さらに、荷を第1搬送ラインから荷保管部
に入庫する場合は、先ず、入庫用移動体の各収納溝にそ
れぞれ枕木を落とし込んで収納し、その後、入庫用移動
体を入庫部から第1搬送ラインの荷受渡し部へ移動させ
る。そして、荷を第1搬送ラインの荷受渡し部から入庫
用移動体の載置面へ受け渡すことにより、荷は入庫用移
動体上に載置される。そして、入庫用移動体を第1搬送
ラインの荷受渡し部から入庫部へ移動させる。その後、
収納溝内の複数本の枕木を移載装置の保持体で保持し、
昇降体を上昇させることにより、複数本の枕木が荷を載
置した状態で収納溝から入庫用移動体の上方へ上昇され
る。その後、走行体を走行させることにより、荷は、複
数本の枕木に載置された状態で、荷保管部の目的位置へ
移載される。
【0012】また、荷を荷保管部から第2搬送ラインへ
出庫する場合は、出庫用移動体を出庫部で待機させ、そ
の後、荷を載置した複数本の枕木を保持体で保持し、昇
降体を昇降させ、走行体を走行させることにより、荷を
出庫用移動体の載置面に載置させる。この際、枕木は全
て各収納溝に落とし込まれて収納される。その後、出庫
用移動体を出庫部から第2搬送ラインの荷受渡し部へ移
動させ、枕木を収納溝内に残したまま、荷を出庫用移動
体の載置面から第2搬送ラインの荷受渡し部へ受け渡
す。
【0013】このように、荷の入出庫の際、枕木を用い
ながらも、枕木を収納溝に収納しておくことで、荷を入
庫用移動体および出庫用移動体の各載置面に載置し得る
ため、荷を載置面全体で支持でき、したがって、荷を入
庫用移動体および出庫用移動体で安定して支持しながら
移送することができる。
【0014】請求項記載の発明は、保持体は、昇降体
に設けられかつ枕木の長さ方向に揺動自在な複数の保持
アームと、これら各保持アームに設けられかつ各保持ア
ームの揺動によって各枕木の両端面に開口する係止孔に
対し挿脱自在な突起部とで構成されていることを特徴と
したものである。
【0015】これによると、各保持アームを揺動させて
突起部を係止孔に挿入することにより、保持体を介して
枕木を昇降体側に保持することができる。そして、昇降
体を昇降させ、走行体を走行させることにより、荷は、
複数本の枕木に載置された状態で、荷保管部の目的位置
に対して出し入れされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図9に基づいて説明する。図3に示すように、1は、
荷の一例である建築用ボード2の製造過程で、ボード2
を養生させる際に用いられる自動倉庫設備1である。こ
の自動倉庫設備1は、ボード2を保管する荷保管部3
と、荷保管部3内でボード2を移載するクレーン装置4
(移載装置の一例)と、ボード2を荷保管部3へ入庫す
る入庫用走行台車5(入庫用移動体の一例)と、ボード
2を荷保管部3から出庫する出庫用走行台車6(出庫用
移動体の一例)とを備えている。
【0017】上記荷保管部3には、複数のボード2を前
後一対の枕木7に載置した状態で、上下方向に複数段積
み重ねて保管可能な保管区画9が前後方向Aおよび左右
方向Bに複数列形成されている。
【0018】図1〜図3に示すように、上記クレーン装
置4は、前後方向Aと左右方向Bとに走行する走行体1
0と、この走行体10に設けられて昇降自在な昇降フレ
ーム11(昇降体の一例)と、この昇降フレーム11に
設けられかつボード2を載置した前後一対の互いに離間
した枕木7を保持する保持体12とで構成されている。
【0019】上記走行体10は、図1に示すように、正
面視が門形状に形成されかつ保管されているボード2を
跨いで前後方向Aへ走行自在な前後一対の走行フレーム
13と、これら両走行フレーム13の上部間に支持され
て各保管区画9の上方で左右方向Bへ走行自在な上部走
行部材14とで構成されている。図2に示すように、上
記前後一対の走行フレーム13は連結フレーム45で一
体的に連結されており、図3に示すように、走行フレー
ム13の左右両側部間でボード2を移載し得る。尚、上
記走行フレーム13と上部走行部材14とにはそれぞれ
走行用の駆動装置(図示せず)が設けられている。
【0020】また、上記昇降フレーム11は、複数本の
ワイヤ15を介して上記上部走行部材14に吊下げられ
ており、上部走行部材14に設けられたワイヤ15の巻
上装置(図示せず)により昇降駆動する。
【0021】上記保持体12は、図4に示すように、昇
降フレーム11の左右両側に前後一対ずつ垂設されかつ
上端部を支点として枕木7の長さ方向に回動自在な保持
アーム16と、これら各保持アーム16の下端に設けら
れた突起部17とでL形状に構成されている。さらに、
図5に示すように、前後一対の保持アーム16間は連結
材18で一体的に連結されている。また、図4に示すよ
うに、各枕木7には、その両端面に開口しかつ上記突起
部17が挿脱自在な係止孔19が形成されている。尚、
上記昇降フレーム11には保持アーム16を回動させる
回動駆動装置(図示せず)が設けられている。そして、
図4の仮想線で示すように、上記左右の保持アーム16
が回動して左右外方へ開くことにより、突起部17が係
止孔19から脱抜され、これとは逆に、図4の実線で示
すように、左右の保持アーム16が左右内方へ閉じるこ
とにより、突起部17が係止孔19へ挿入される。
【0022】図3に示すように、上記荷保管部3の外方
には、ボード2の製造ライン21(第1搬送ラインの一
例)と、養生後のボード2を切断して研磨仕上げする切
断研磨ライン22(第2搬送ラインの一例)とが形成さ
れている。上記製造ライン21の終端部と切断研磨ライ
ン22の始端部とには第1荷受渡し部23と第2荷受渡
し部24とが形成されている。そして、上記製造ライン
21と切断研磨ライン22とにはボード2を搬送する第
1コンベヤ25と第2コンベヤ26とが設置され、さら
に、上記第1および第2荷受渡し部23,24には第1
受渡し用コンベヤ27と第2受渡し用コンベヤ28とが
設置されている。
【0023】また、荷保管部3内の一側部には、製造ラ
イン21上を第1受渡し用コンベヤ27まで搬送された
ボード2を入庫する入庫部30と、ボード2を荷保管部
3から切断研磨ライン22の第2受渡し用コンベヤ28
へ出庫する出庫部31とが設けられている。上記入庫用
走行台車5は入庫部30と第1受渡し用コンベヤ27の
手前との間を往復走行し、出庫用走行台車6は出庫部3
1と第2受渡し用コンベヤ28の手前との間を往復走行
する。尚、上記第1受渡し用コンベヤ27は第1コンベ
ヤ25の終端部と入庫用走行台車5との間でボード2を
受け渡しし、第2受渡し用コンベヤ28は第2コンベヤ
26の始端部と出庫用走行台車6との間でボード2を受
け渡しするものである。
【0024】図6,図7に示すように、上記入庫用走行
台車5と出庫用走行台車6とは、それぞれ、床32に敷
設された複数本のレール33に複数の車輪34を介して
支持案内される台車本体35で構成されている。この台
車本体35には、ボード2を上記台車5,6の走行方向
Cへ搬送する複数のローラコンベヤ37と、枕木7を落
とし込んで収納する一対の収納溝38とが設けられてい
る。これら収納溝38は、その上面と上記走行方向Cに
おける両端面とがそれぞれ開放されている。尚、上記ボ
ード2は上記各ローラコンベヤ37の全てのローラ39
の外周面上端によって形成される載置面40上に載置さ
れる。また、上記収納溝38の深さは、枕木7の高さと
同一か、または枕木7の高さよりも深く形成されてい
る。
【0025】また、図3,図8,図9に示すように、荷
保管部3内でかつ上記出庫部31の隣には、前後一対の
枕木7を上下複数段に積み上げて保管しておく枕木置台
41が設置されている。この枕木置台41は、床32に
設置されかつ段積みされた枕木7を支持するベース板4
2と、このベース板42に設けられかつ段積みされた枕
木7を前後両側から保持する保持板43とで構成されて
いる。これら前後一対の保持板43間には、枕木7を上
下複数段に収納可能な収納部44が形成されている。
【0026】以下、上記構成における作用を説明する。
図3に示すように、第1コンベヤ25で製造ライン21
上を搬送されながら製造されたボード2は、荷保管部3
へ入庫されて、荷保管部3内で所定期間養生され、その
後、荷保管部3から出庫されて、第2コンベヤ26で切
断研磨ライン22上を搬送され、所定のサイズに切断さ
れ研磨仕上げされる。
【0027】上記ボード2を入庫する場合、走行フレー
ム13を前後方向Aへ走行させるとともに上部走行部材
14を左右方向Bへ走行させて、昇降フレーム11を枕
木置台41の上方に位置させる。その後、昇降フレーム
11を下降させ、図4の実線で示すように、左右の保持
アーム16を左右内方へ閉じて、突起部17を係止孔1
9へ挿入する。その後、昇降フレーム11を上昇させる
ことにより、保持体12を介して、図8の仮想線で示す
ように、収納部44に収納された前後一対の枕木7のみ
を枕木置台41の上方へ吊り上げる。
【0028】そして、走行フレーム13を前後方向Aへ
走行させて、吊り上げた枕木7を図3に示した入庫部3
0に待機する入庫用走行台車5の上方へ移動する。その
後、図6の実線で示すように、昇降フレーム11を下降
させて前後一対の枕木7のみを入庫用走行台車5の収納
溝38に落とし込み、図4の仮想線で示すように、左右
の保持アーム16を左右外方へ開いて、突起部17を係
止孔19から脱抜し、昇降フレーム11を上昇させて保
持体12を入庫用走行台車5の上方へ退避させる。
【0029】このようにして収納溝38に枕木7を収納
した入庫用走行台車5を、図3の仮想線で示すように、
入庫部30から第1受渡し用コンベヤ27の手前まで走
行させる。そして、第1コンベヤ25から第1受渡し用
コンベヤ27まで搬送されたボード2は、第1受渡し用
コンベヤ27の駆動によって入庫用走行台車5へ受け渡
されるとともに、各ローラコンベヤ37の駆動により引
き込まれて、図6の仮想線で示すように、全てのローラ
39上に支持される。
【0030】そして、ボード2を支持した入庫用走行台
車5を入庫部30まで走行させ、昇降フレーム11を下
降させ、保持アーム16を左右内方へ閉じて、突起部1
7を収納溝38内の枕木7の係止孔19へ挿入する。そ
して、昇降フレーム11を上昇させることにより、図4
に示すように、ボード2を前後一対の枕木7に載置した
状態で吊り上げることができる。その後、図1,図2に
示すように、走行フレーム13を前後方向Aへ走行させ
るとともに上部走行部材14を左右方向Bへ走行させ
て、吊り上げられたボード2を目的の保管区画9の上方
まで移動する。その後、昇降フレーム11を下降させ
て、前後一対の枕木7を保管区画9の床32または既に
保管されているボード2上に下ろし、左右の保持アーム
16を左右外方へ開いて、突起部17を係止孔19から
脱抜する。これにより、ボード2を前後一対の枕木7に
載置した状態で目的の保管区画9に入庫することができ
る。
【0031】上記のような入庫を繰り返すことにより、
多数のボード2をそれぞれ前後一対の枕木7に載置した
ままの状態で各保管区画9に入庫し、さらに、各保管区
画9内で上下複数段に積み重ねて保管することができ
る。
【0032】また、ボード2を出庫する場合、入庫時と
同様にクレーン装置4を作動させて、目的の保管区画9
内の出庫しようとするボード2を前後一対の枕木7に載
置した状態のままで吊り上げ、図3の仮想線で示した出
庫部31で待機している出庫用走行台車6の上方へ移動
させる。その後、枕木7と共にボード2を下降して、図
6に示すように、前後一対の枕木7を出庫用走行台車6
の収納溝38に落とし込むと共に、ボード2を出庫用走
行台車6の各ローラコンベヤ37上に下ろし、保持体1
2を収納溝38内の枕木7から離間させて出庫用走行台
車6の上方へ退避させる。
【0033】そして、ボード2を支持した出庫用走行台
車6を出庫部31から第2受渡し用コンベヤ28の手前
まで走行させる。その後、ボード2は、各ローラコンベ
ヤ37の駆動により出庫用走行台車6から第2受渡し用
コンベヤ28へ送り出され、さらに第2受渡し用コンベ
ヤ28の駆動により第2コンベヤ26の始端部に受け渡
されて切断研磨ライン22上を搬送される。この際、枕
木7は出庫用走行台車6の収納溝38内に残ったままで
ある。
【0034】その後、出庫用走行台車6を出庫部31ま
で走行させ、出庫用走行台車6の収納溝38に残された
前後一対の枕木7をクレーン装置4で吊り上げ、これら
枕木7を図8に示すように枕木置台41の収納部44へ
収納する。
【0035】このように、ボード2を前後一対の離間し
た枕木7に載置して取り扱うため、一対の枕木7の前後
間に空間が形成されることになり、クレーン装置4にか
かる重量が一枚物のパレットを用いた場合よりも軽減さ
れる。したがって、クレーン装置4にかかる重量の負担
が減少する。
【0036】また、自動倉庫設備1ごとに取り扱われる
ボード2のサイズが違う場合、図5の仮想線で示すよう
に、ボード2のサイズの違いに応じて一対の枕木7の前
後間隔Dを変えることにより、共通の枕木7に違ったサ
イズのボード2を載置することができる。このように、
自動倉庫設備1ごとに取り扱われるボード2のサイズが
違っても、一対の枕木7の前後間隔Dを変えるだけで同
じ枕木7を共通して使用できるため、コストダウンが実
施できる。
【0037】また、入出庫の際、図6に示すように、枕
木7を用いながらも、枕木7を収納溝38内に収納して
おくことで、ボード2を入庫用走行台車5および出庫用
走行台車6の各ローラコンベヤ37の各載置面40に載
置し得るため、ボード2を載置面40の全体で支持で
き、したがって、ボード2を入庫用走行台車5および出
庫用走行台車6で安定して支持しながら移送することが
できる。
【0038】上記実施の形態では、移載装置の一例とし
てボード2を吊り上げる門形の移動自在なクレーン装置
4を用いたが、ボード2をフォークで持ち上げるスタッ
カ式クレーンを用いてもよい。
【0039】上記実施の形態では、保持体12を保持ア
ーム16と突起部17とでL形状に構成しているが、保
持体の他の構成として、枕木7の係止孔19に挿脱自在
なフォークを用いてもよい。
【0040】上記実施の形態では、荷の一例として建築
用のボード2を挙げたが、コンテナや他の物品であって
もよい。上記実施の形態では、ボード2を前後一対の枕
木7に載置しているが、左右一対の枕木7に載置しても
よい。また、ボード2を3本以上の枕木7に載置しても
よく、この場合、保持体12の数を枕木7の本数に応じ
て増設すればよい。
【0041】上記実施の形態では、図6,図7に示すよ
うに、入庫用走行台車5と出庫用走行台車6の各台車本
体35にローラコンベヤ37を設けているが、ローラコ
ンベヤ37を設けず、台車本体35の上面を平坦な載置
面とし、この載置面にボード2を載置させてもよい。
【0042】上記実施の形態では、図3に示すように、
荷保管部3に入庫部30と出庫部31とをそれぞれ1箇
所ずつ形成し、これに応じて入庫用走行台車5と出庫用
走行台車6とをそれぞれ1台ずつ設けているが、入庫部
30と出庫部31とをそれぞれ複数箇所ずつ形成し、こ
れに応じて入庫用走行台車5と出庫用走行台車6とをそ
れぞれ複数台ずつ設けてもよい。
【0043】上記実施の形態では、荷保管部3の各保管
区画9に上方から枕木7を介してボード2を段積みして
保管しているが、荷保管部3に棚を設け、棚の前面から
枕木7を介してボード2を出し入れする形式であっても
よい。
【0044】上記実施の形態において、図5に示すよう
に、保持体12を前後方向Aへスライド可能に昇降フレ
ーム11に設け、ボード2のサイズに応じて、保持体1
2を前後方向Aへスライドさせて保持体12の前後間隔
Eを変更してもよい。このような構造にすることによっ
て、1台のクレーン装置4でサイズの違う複数種のボー
ド2を取り扱うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、荷を複数本の枕木に載置して
取り扱うため、隣同士の枕木間に空間が形成されること
になり、移載装置にかかる重量がパレットを用いた場合
よりも軽減される。したがって、移載装置にかかる重量
の負担が減少する。
【0046】また、自動倉庫設備ごとに取り扱われる荷
のサイズが違う場合、荷のサイズの違いに応じて複数の
枕木の間隔を変えることにより、共通の枕木に違ったサ
イズの荷を載置することができる。このように、自動倉
庫設備ごとに取り扱われる荷のサイズが違っても、複数
本の枕木の間隔を変えるだけで同じ枕木を共通して使用
できるため、コストダウンが実施できる。
【0047】さらに、荷の入出庫の際、枕木を用いなが
らも、枕木を収納溝に収納しておくことで、荷を入庫用
移動体および出庫用移動体の各載置面に載置し得るた
め、荷を載置面全体で支持でき、したがって、荷を入庫
用移動体および出庫用移動体で安定して支持しながら移
送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動倉庫設備の正
面図である。
【図2】同、自動倉庫設備の一部拡大側面図である。
【図3】同、自動倉庫設備の平面図である。
【図4】同、自動倉庫設備のクレーン装置の保持体によ
るボードの保持動作を示す図である。
【図5】同、自動倉庫設備の荷保管部内に枕木を介して
段積みされたボードの側面図である。
【図6】同、自動倉庫設備の入庫用走行台車と出庫用走
行台車との正面図である。
【図7】同、自動倉庫設備の入庫用走行台車と出庫用走
行台車との平面図である。
【図8】同、自動倉庫設備に設けられた枕木置台の側面
図である。
【図9】同、自動倉庫設備に設けられた枕木置台の平面
図である。
【図10】従来の自動倉庫設備の正面図である。
【符号の説明】
1 自動倉庫設備 2 ボード(荷) 3 荷保管部 4 クレーン装置(移載装置) 5 入庫用走行台車(入庫用移動体) 6 出庫用走行台車(出庫用移動体) 7 枕木 10 走行体 11 昇降フレーム(昇降体) 12 保持体 16 保持アーム 17 突起部 19 係止孔 21 製造ライン(第1搬送ライン) 22 切断研磨ライン(第2搬送ライン) 23 第1荷受渡し部 24 第2荷受渡し部 30 入庫部 31 出庫部 38 収納溝 40 載置面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 B66C 17/06 B66C 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の荷を横並びに保管する荷保管部
    に、荷を移載する移載装置が設けられ、 上記移載装置は、荷の配列方向へ走行自在な走行体と、
    この走行体に設けられて昇降自在な昇降体と、この昇降
    体に設けられかつ荷を載置した複数本の互いに離間した
    枕木を保持する保持体とで構成されており、 上記荷保管部に、第1搬送ライン上を搬送された荷を入
    庫する入庫部と、荷を荷保管部から第2搬送ライン上へ
    出庫する出庫部とが設けられ、 上記第1搬送ラインの荷受渡し部と上記入庫部との間を
    移動可能な入庫用移動体に、荷を載置する載置面と、載
    置面から枕木を落とし込んで収納する複数本の収納溝と
    が形成され、 上記第2搬送ラインの荷受渡し部と上記出庫部との間を
    移動可能な出庫用移動体に、荷を載置する載置面と、載
    置面から枕木を落とし込んで収納する複数本の収納溝と
    が形成されている ことを特徴とする枕木を用いた自動倉
    庫設備。
  2. 【請求項2】 保持体は、昇降体に設けられかつ枕木の
    長さ方向に揺動自在な複数の保持アームと、これら各保
    持アームに設けられかつ各保持アームの揺動によって各
    枕木の両端面に開口する係止孔に対し挿脱自在な突起部
    とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の枕
    木を用いた自動倉庫設備。
JP00512497A 1997-01-16 1997-01-16 枕木を用いた自動倉庫設備 Expired - Fee Related JP3349908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00512497A JP3349908B2 (ja) 1997-01-16 1997-01-16 枕木を用いた自動倉庫設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00512497A JP3349908B2 (ja) 1997-01-16 1997-01-16 枕木を用いた自動倉庫設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10194409A JPH10194409A (ja) 1998-07-28
JP3349908B2 true JP3349908B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=11602577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00512497A Expired - Fee Related JP3349908B2 (ja) 1997-01-16 1997-01-16 枕木を用いた自動倉庫設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3349908B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI130566B (fi) * 2020-05-29 2023-11-21 Dieffenbacher Panelboard Oy Lastu-, osb- ja mdf-levytehtaissa käytettävä varastojärjestelmä levypinojen varastoimiseksi
CN115384851A (zh) * 2021-05-24 2022-11-25 南京钢铁股份有限公司 一种自动打捆机选取多规格垫木生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10194409A (ja) 1998-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN215324900U (zh) 一种仓储系统
JP2692414B2 (ja) トレーへの荷積み卸し設備
JP3521473B2 (ja) ピッキング用移載装置付き自動倉庫
JP3349908B2 (ja) 枕木を用いた自動倉庫設備
JPH06115632A (ja) 自動倉庫システム
JP2003237908A (ja) スタッカークレーン
JPH10297712A (ja) 物品の貯留装置
JPH0230962B2 (ja)
JPH0573651B2 (ja)
JPH11130214A (ja) 自動倉庫設備におけるパレットおよびケースの搬送装置
JP3603986B2 (ja) 自動倉庫の物品搬送システム
JP3870492B2 (ja) 商品貯留出荷システム
JPH0412001Y2 (ja)
JPH0369803B2 (ja)
JPH0327443B2 (ja)
JP2605289Y2 (ja) 空パレットマガジンを備えたラック
JP2001261165A (ja) パレットの積降ろし設備及びその積降ろし方法
JPH0940116A (ja) 物品保管設備
JPH068098Y2 (ja) 転がり搬送物の出庫設備
JPH068099Y2 (ja) 転がり搬送物の入庫設備
JPH0330449B2 (ja)
JPH04254673A (ja) パレット交換装置付き車両搬送台車
JPH07206112A (ja) 自動倉庫用入出庫装置
JPH06156621A (ja) 自動倉庫
JP2001010702A (ja) 自動倉庫

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020806

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees