JP3029237U - 運送コンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単位体積当たりの重量が大きい荷物を載置し
た運送コンテナを、複数段重ねる際の作業が容易に行え
るようにすることにより、安全かつ効率的な搬送・積載
作業を可能とする。 【解決手段】 パネル３…と天板１１との結合に使用す
るパレットコーナー２…において、天板１１を取り付け
たときに、天板１１の上面より上方に、パレットコーナ
ー２の外壁２ｃ₂ が突出するように外壁２ｃ₂ の長さを
長くしておき、天板１１の上に同じ大きさのパレットコ
ンテナを載置したときに、一段目のパレットコンテナが
二段目のパレットコンテナに対してずれないようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、組立・分解が自在で一貫パレチゼーションに必要な用具であり、荷 物の段積保管・運搬を一貫して行うことができる運送コンテナに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

通常、荷物を運搬する際には、木製、あるいは合成樹脂製のパレット上に荷物 を載置し、フォークリフト等によりパレットごと荷物を持ち上げて、目的の場所 まで移送する。また、上記パレット上の荷物をさらに遠方の別の場所に移送する 場合には、パレット上の荷物をコンテナ等に積替えて搬送したり、ストレッチフ ィルム等を用いてパレット上の荷物を固定するなどして、荷崩れを防止すること が必要である。しかし、一旦、パレットに積載して、積替えるのでは２度手間に なり、また、上記ストレッチフィルム等は使い捨てとなるため、いずれもコスト アップを招来するものとなる。

【０００３】 そこで、これらの問題を解決するものとして、パレットに荷物を載置したあと に、パレットの四方に直立した壁面部材を組み立てることにより、パレット自体 をコンテナの構成部材とする「運送コンテナ」が本願考案者により、既に出願さ れている（特願平５−８６３２２号）。

【０００４】 上記発明の「運送コンテナ」は、図７に示すように、パレット２１上に荷物２ ６を載置した後、パレットコーナー２２を用い、四方にパネル２３…を立設させ て、運送コンテナとして組み立てることにより、荷物の載置作業において、移載 ロボットを利用した自動化を可能とし、作業効率の向上を図っている。また、上 記運送コンテナは、同図に示したように、ダブルジョイントコーナー２４を利用 して、先に立設させたパネル２３…の上方に新たな別のパネル２３…を立設保持 させて、一台のパレット２１上に荷物２６を高く積載することが可能であり、荷 物の搬送作業の向上や積載効率の向上に有効である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

荷物の搬送効率を向上させようとするとき、一回に搬送する荷物の個数を多く すればよく、トラックの場合を考えると荷台面積か積載高さを従来より大きくし て対応することになるが、日本の道路事情を考えると、荷台面積を大きくするこ とは現実的でなく、車両構造を強化して高さを大きくする方向で積載量が増大さ れている。例えば、実際の１０トントラックと２０トントレーラーとの荷台面積 を比較した場合、その荷台面積が２倍となることはほとんどない。

【０００６】 しかしながら、パレットに積載される荷物の重量は、もちろんパレット自体の 許容積載荷重はあるが、基本的にはこのパレットの移送を行うフォークリフトの 最大運搬荷重により制限されてしまう。つまり、載置する荷物が重い場合、最大 運搬荷重に制限されて、十分な積載高さが確保できないので、上記の従来例のよ うにパネル２３を複数段重ねて荷物を積むことは困難である。

【０００７】 従って、重量物の搬送の際には、前記した運送コンテナにおいても、図８に示 すように、パネル２３を一段として組み立てた運送コンテナ上に運送コンテナを 重ねて積載することにより、高さを稼ぐ必要があった。

【０００８】 このとき重量の重い運送コンテナを二段に重ねるため、積込作業時の危険が予 想されるが、対荷重や耐久性の向上等を目的として、近年普及しつつある樹脂性 のパレットの場合、特に滑り易く非常に危険である。そこで、一段目の天板２５ と二段目のパレット２１との間にゴムシート２７・２７のような滑り止めを敷い た上で、一段目と二段目の運送コンテナが正確に重なるように載置した後、運送 コンテナ同士にゴムシート２７による十分な摩擦力が作用するように、ロープ等 できつく縛って固定していたが、作業の効率化と作業者の安全を考えれば、上記 のような作業はできるだけ容易かつ短時間に行えることが望ましい。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案に係る運送コンテナは、上記の課題を解決するために、載置面 の各コーナー部に挿通孔が穿設されたパレットと、下面の各コーナー部に挿通孔 が穿設された天板と、上記各挿通孔に挿入すべく設けられた突起により、上記パ レット及び天板の各コーナー部に取付けられる結合部材と、上記突起と反対方向 に形成された結合部材の溝に嵌挿されることにより、上記パレットと天板との間 で立設して保持され、パレット上の荷物の側面を覆う壁面部材とを有する運送コ ンテナにおいて、上記天板に組み付ける結合部材には、天板の外周部を覆う側壁 部が設けられるとともに、上記側壁部の高さが天板の厚みより大きいことを特徴 としている。 上記の構成により、運送コンテナを複数段に重ねた場合にも、下段側の運送コ ンテナの天板の上面より上方に突出した結合部材の側壁部により、下段側の運送 コンテナと上段側の運送コンテナとの相対的な滑りが阻止されるため、ロープに よる固定のみで、上段と下段のパレットとを固定することが可能となり、搬送に 伴う運送車両等への移送作業が、安全かつ短時間で行えるようになる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の一形態について図１ないし図６に基づいて説明すれば、以下の 通りである。

【００１１】 本実施の形態のパレットコンテナ（運送コンテナ）は、組立及び分解が自在で あり、パレット上に載置された荷物の保管・運搬を一貫して行うことができるも のである。このパレットコンテナは、図２に示すように、荷物が載置されるパレ ット１を底面として、また、パレット１の四方に直立させたパネル（壁面部材） ３…を側面として構成されており、上記パレット１に各パネル３…を直立させた 状態で保持する略Ｌ字形状のパレットコーナー（結合部材）２…が、パレット１ の載置面における各コーナー部にそれぞれ設けられている。 さらに、パネル３…の上方には、パレットコンテナの上面として、荷物を保護 する天板１１が設けられ、パレットコンテナ上端部における各コーナー部に取付 けられた上記パレットコーナー２により、この天板１１とパネル３…とが結合さ れるようになっている。

【００１２】 上記パレット１は、木材、あるいはポリプロピレン等の合成樹脂等からなり、 その各側面に、フォークリフトのフォークが挿入される挿入口１ａ…を有してお り、また、パレット１の載置面には、上記パレットコーナー２…に設けられた突 起２ａ…が挿入される挿通孔１ｂが、各コーナー部に二箇所ずつ計八箇所に設け られている。一方、天板１１の各コーナー部にも、上記挿通孔１ｂと同様のジオ メトリで、上記突起２ａ…が挿入される図示しない挿通孔が計八箇所に設けられ ている。 図３（ａ）〜（ｃ）に示すように、上記パレットコーナー２は、前記パレット １及び天板１１に穿設された挿通孔の位置に応じて設けられた上記突起２ａ・２ ａの基端部２ｈから突起２ａと逆方向側に形成される略Ｌ字形状の内壁２ｂと、 この内壁２ｂに対して所定の間隔で平行に設けられた略Ｌ字形状の外壁２ｃと、 さらに上記基端部２ｈから外壁２ｃ方向に延び、この内壁２ｂ及び外壁２ｃを連 結する底壁２ｄとを有している。

【００１３】 なお、説明の便宜上、上記の外壁２ｃをパネル３の接合側の外壁２ｃ₁ とパレ ット１もしくは天板１１に結合される側、つまり、突起２ａの突出方向側の外壁 ２ｃ₂ （側壁部）とにわけて考えることにする。そして上記外壁２ｃ₂ は、突起 ２ａ・２ａの先端部よりも、略４０mm程度長く形成されている。この理由につい ては後述する。

【００１４】 このパレットコーナー２の突起２ａ…がパレット１のコーナー部に設けられた 挿通孔１ｂ…に挿入されて、パレットコーナー２が上記パレット１に取付けられ た場合にパレット１の載置面より下側に位置する外壁２ｃ₂ の内面は、上記パレ ット１におけるコーナー部の外周を密着して覆うようになっている。

【００１５】 上記内壁２ｂ、外壁２ｃ₁ 、及び底壁２ｄにより構成される断面コの字型でコ ーナー部に沿った略Ｌ字形状の溝２ｅには、前記した二枚のパネル３…における 下端部の各コーナー部が、互いに垂直に位置するように嵌挿される。このとき、 パレット１上に荷物が載置されていると、上記溝２ｅには、外側からパネル３を 差し込むことになるが、上記溝２ｅを形成する外壁２ｃの高さは、上記したよう に、内壁２ｂの高さよりも低くなっているので、上記パネル３をスムーズに挿入 できるようになっている。また、底壁２ｄには、溝２ｅに嵌挿された二枚のパネ ル３…の交点となる位置に、パネル３の側端部に取付けられる後述の支柱７・８ の固定穴７ａ・８ａが嵌合される支柱用凸部２ｆと、パネル３のコーナー部付近 に取付けられる後述のパネルコーナー（補強部材）５の凹部５ｃが嵌合されるパ ネルコーナー用凸部２ｇ…とが立設されている。

【００１６】 また、天板１１側においても、図示しない挿通孔にパレットコーナー２の突起 ２ａが挿入されて、天板１１の下面より上側に位置する外壁２ｃ₂ の内面が天板 １１におけるコーナー部の外周を密着して覆うように、パレットコーナー２…が 取り付けられる。

【００１７】 尚、上記パレットコーナー２は、例えばナイロン６等の種々の物性に優れたエ ンジニアリングプラスチックを材料として、上記の形状に成形加工されたもので 、本実施の形態のパレットコンテナに使用されているパレットコーナー２は、宇 部興産株式会社製のグレード１０２２Ｂを使用して作製した。

【００１８】 このような材料を使用することにより、耐衝撃性等に優れ、十分な強度を有す ると共に、軽量のパレットコーナー２を容易に形成することが可能になる。した がって、このようなパレットコーナー２を使用することにより、パレットコンテ ナの運搬時に、何らかの衝撃が加わった場合でも、パレット１からパレットコー ナー２が外れ難くなる等の利点が得られる。

【００１９】 また、上記パネル３は、図４に示すように、段ボール、あるいは発泡プラスチ ック板等からなるパネル板６と、このパネル板６の側端部に取付けられるアルミ 製の支柱７・８と、パネル板６における上端及び下端にそれぞれ取付けられるア ルミ製の枠４・４と、パネル板６の上端及び下端における上記支柱７・８と枠４ ・４の間の計四箇所に取付けられ、上記パレットコーナー２と同様にエンジニア リングプラスチックを材料として成形されたパネルコーナー５…とにより構成さ れる。すなわち、上記パネル３は、パネル板６に、枠４・４、パネルコーナー５ …、および支柱７・８が順次取付けられ、各々がリベット９…で固定されること により組み立てられるものである。

【００２０】 このように、パネル３は、それほど十分な強度を有していない軽量の段ボール 等をパネル板６として使用した場合でも、その周辺部は、アルミ製の支柱７・８ 及び枠４・４や、エンジニアリングプラスチックからなるパネルコーナー５…で 覆われている。したがって、パレットコンテナの組立および分解を繰り返し行っ た場合でも、パネル３のコーナー部は破損し難く、耐久性に優れたものとなって いる。

【００２１】 上記パネルコーナー５は、図５に示すように、前記パネル板６を両側から挟み 込むように対向して設けられ、底面側で接合されているパネル板支持部５ａ・５ ａを有しており、このパネル板支持部５ａ・５ａの一端部には、上記したアルミ 支柱７・８に嵌合される凸部５ｂが設けられている。また、このパネルコーナー ５の下面側には、前記したパレットコーナー２のパネルコーナー用凸部２ｇに嵌 合される凹部５ｃが設けられ、さらに上記パネル板支持部５ａ・５ａの上部には 、前記したリベット９を貫通させるための連通孔５ｄ・５ｄが設けられている。

【００２２】 また、図６に示すように、パネル３の側端部にそれぞれ設けられた支柱７・８ には、一端部に前記したパレットコーナー２の支柱用凸部２ｆに嵌合する固定穴 ７ａ・８ａが設けられている。また、上記支柱７・８の他端部には、上記パネル コーナー５に設けられている凸部５ｂに嵌合する溝７ｂ・８ｂが形成されている 。

【００２３】 上記パネル３の対向する各側端部に取付けられた支柱７と支柱８とは、若干形 状の異なるものである。すなわち、一方の側端部に取付けられた支柱７には、本 パレットコンテナ組立時に、内側となる面に突起７ｃが設けられている。一方、 支柱７が取付けられた側端部と対向する他方の側端部には、上記のような突起７ ｃが形成されていない支柱８が取付けられている。

【００２４】 上記突起７ｃは、パネル３における支柱７が取付けられた側端部と、他のパネ ル３における支柱８が取付けられた側端部とを、パネル３・３同士が垂直に位置 するように組み合わせた場合に、支柱８の内側の面に接触する位置に形成されて おり、この突起７ｃにより、支柱８が取付けられたパネル３の位置を規制するよ うになっている。

【００２５】 したがって、上記パネル３を四枚用い、支柱７が取付けられた側端部と支柱８ が取付けられた側端部とをそれぞれ組み合わせて、本実施の形態のパレットコン テナにおける側面を形成することにより、パネル３…同士によって相互の位置を 規制し合うように構成することが可能になり、何らかの衝撃が加わった場合でも 、荷物が積まれているパレットコンテナの内側に、パネル３が傾くのを防ぐよう になっている。

【００２６】 上記の構成において、本パレットコンテナにより荷物を運送する場合には、ま ず、例えば移載ロボットを用いて、箱詰めした製品等を荷物１２…としてパレッ ト１上に順次積上げた後、パレット１の各コーナー部に穿設された挿通孔１ｂ… に、パレットコーナー２…の突起２ａ…を挿入して、パレット１の各コーナー部 にパレットコーナー２…を上方から取付ける。

【００２７】 そして、パネル板６、枠４・４、パネルコーナー５…、及び支柱７・８を用い て予め組み立てておいた四枚のパネル３…の下端部における各コーナー部を上記 パレットコーナー２…の溝２ｅ…に順次嵌挿し、パレット１の四方にパネル３… を直立させる。このとき、パレットコーナー２…の支柱用凸部２ｆ…に支柱７… の固定穴７ａ…を、パレットコーナー２…のパネルコーナー用凸部２ｇ…にパネ ルコーナー５…の凹部５ｃ…をそれぞれ嵌合させることにより、パネル３…が、 略正確に位置決めされると共に、パレット１に対して立設した状態に保持され、 パレット１上に積上げられた荷物１２…の側面がパネル３…により覆われる。

【００２８】 パレット１上に立設されたパネル３…の上端部の各コーナー部を、上記パレッ トコーナー２…の溝２ｅ…に嵌挿するように、パレットコーナー２…をパレット １への取付時とは１８０度回転させて取付ける。

【００２９】 この後、パレットコンテナの上面に天板１１が取付けられるが、この天板１１ は突起２ａ…と対応する位置に図示しない挿通孔が設けられているので、パレッ ト１とパネル３…とをパレットコーナー２…で結合させた場合と同様に、パネル ３…に対して天板１１をパレットコーナー２…で簡単に位置決めし、結合させる ことができる。

【００３０】 先述したように、パレットコーナー２の外壁２ｃ₂ は、突起２ａ・２ａの先端 部よりも、略４０mm程度長く形成されている。これは、天板１１の厚みよりも大 きくなるように設けられているもので、天板１１にパレットコーナー２を取り付 けたときには、図１に示すように、天板１１の四方のコーナー部の上面より上側 に外壁２ｃ₂ …が突出した状態となる。従って、上記のパレットコンテナを二段 に載置する場合、先ず一段目を床上に載置したあと、二段目のパレットコンテナ のパレット１のコーナー部が、それぞれ一段目の４個のパレットコーナー２の外 壁２ｃの内面側に位置するように二段目のパレットコンテナを一段目のパレット コンテナの上に載置すると、二段目のパレット２が上記の外壁２ｃ₂ …に囲まれ る形で下段のパレットコンテナ上に保持されることになり、水平方向の変位が固 定される。

【００３１】 その後、ゴム製のベルト（図示せず）を二段目のパレットコンテナのパレット １の挿入口１ａに通して、パレット１から天板１１までをベルトで固定する。こ の状態で、目的の場所まで、パレットコンテナごと荷物を搬送し、搬送後は、こ のままの状態で保管することも可能である。また、パレットコンテナ内の荷物１ ２…を取り出す場合には、上記組立順序とは逆の順序でパレットコンテナを分解 することにより、簡単に荷物１２…を取り出すことができる。

【００３２】 以上のように、本実施の形態におけるパレットコンテナは、パレット１上に荷 物を積上げた後、パレットコーナー２…、パネル３…等を順次パレット１に容易 に組付け可能なパレットコンテナにおいて、天板１１側のパレットコーナー２の 外壁部２ｃ₂ の高さが天板１１の厚みよりも大きく形成されているため、ずれ防 止のゴムシートなどを設けなくても、パレットコンテナの二段重ねが容易に行え る。 従って、上記パレットコンテナを使用することにより、重量の嵩む荷物を大量 に搬送する際においても、トレーラーの積載力を最大限に利用した効率的な搬送 が可能となる。

【００３３】 もちろん、軽量の荷物を搬送する場合には、本考案の運送コンテナでも従来例 と同様にダブルジョイントを用いて、パネルを上下に複数枚連結させた運送コン テナとして使用することも可能である。

【００３４】

【考案の効果】

請求項１の考案に係る運送コンテナは、以上のように、載置面の各コーナー部 に挿通孔が穿設されたパレットと、下面の各コーナー部に挿通孔が穿設された天 板と、上記各挿通孔に挿入すべく設けられた突起により、上記パレット及び天板 の各コーナー部に取付けられる結合部材と、上記突起と反対方向に形成された結 合部材の溝に嵌挿されることにより、上記パレットと天板との間で立設して保持 され、パレット上の荷物の側面を覆う壁面部材とを有する運送コンテナにおいて 、上記天板に組み付ける結合部材が天板の外周部を覆う側壁部が設けられるとと もに、上記側壁部の高さが天板の厚みより大きい構成である。

【００３５】 それゆえ、運送コンテナを複数段に重ねた場合にも、下段側の運送コンテナの 天板より上方に突出した結合部材の側壁部により、上段側の運送コンテナのパレ ットの下面側が上記側壁部により係止され、下段側の運送コンテナと上段側の運 送コンテナとの相対的な滑りが阻止されるため、ロープによる固定のみで、上段 と下段のパレットとを固定することが可能となり、搬送に伴う移送作業が短時間 で行えるようになるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の一形態において、パレットコン
テナを二段に積載するときの状態を示す概略斜視図であ
る。

【図２】図１に示すパレットコンテナの構成を示す分解
斜視図である。

【図３】上記パレットコンテナに設けられているパレッ
トコーナーを示すものであって、（ａ）は平面図、
（ｂ）はＡ−Ａ矢視断面図、（ｃ）はＢ−Ｂ矢視断面図
である。

【図４】上記パレットコンテナに立設されるパネルを示
す正面図である。

【図５】上記パネルに取付けられるパネルコーナーを示
す斜視図である。

【図６】上記パネルをパレットコンテナの側面を形成す
るように組合わせた状態を示す平面図である。

【図７】従来のパレットコンテナにおいて、パネルを二
段にした場合の斜視図である。

【図８】図７に示すパレットコンテナにおいて、パネル
を一段にして、パレットコンテナを二段に積む場合の積
載状態を説明する斜視図である。

【符号の説明】

１ パレット １ｂ 挿通孔 ２ パレットコーナー（結合部材） ２ａ 突起 ２ｃ₂ 外壁部（側壁部） ２ｇ パネルコーナー用凸部 ３ パネル（壁面部材） ５ パネルコーナー（補強部材） ５ｃ 凹部 １２ 荷物

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【手続補正書】

【提出日】平成８年５月２２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】載置面の各コーナー部に挿通孔が穿設され
   たパレットと、下面の各コーナー部に挿通孔が穿設され
   た天板と、上記各挿通孔に挿入すべく設けられた突起に
   より、上記パレット及び天板の各コーナー部に取付けら
   れる結合部材と、上記突起と反対方向に形成された結合
   部材の溝に嵌挿されることにより、上記パレットと天板
   との間で立設して保持され、パレット上の荷物の側面を
   覆う壁面部材とを有する運送コンテナにおいて、 上記天板に組み付ける結合部材には、天板の外周部を覆
   う側壁部が設けられるとともに、上記側壁部の高さが天
   板の厚みより大きいことを特徴とする請求項１記載の運
   送コンテナ。