JP7225158B2 - 輸送用治具、並びに、被梱包体の運搬方法及び輸送方法 - Google Patents
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Description
特許文献1の図1に開示された輸送用治具は、パレットの外縁を取り囲む治具本体と、治具本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、からなっている。治具本体は、パレットのツメ穴を露出させるツメ窓が設けられた一対の側板と、一対の側板の側端面同士を結ぶ背面板と、背面板に対向し分割された二枚の開閉板と、により構成されている。そして、開閉板には、その開放を防ぐ閉止具(例えば、面ファスナ)が取り付けられている。
すなわち、まず、治具本体を直立させ、背面板とその隣の側板がほぼ直線状となるように展開する。次いで、左右の開閉板の間に、被梱包体が載置されたパレットを挟み込んだ後、治具本体を角筒状に屈曲させる。次いで、二枚の開閉板の先端同士を突き合わせた状態で、閉止具を貼り合わせる。これにより、パレットと被梱包体が治具本体に取り囲まれる(被梱包体が収納される)。最後に、治具本体の上端部に蓋体を被せる。
(1)被梱包体を載せるパレット上に組み立てられる輸送用治具であって、
上下端が開口し、前記パレットの上面に立設される多角筒状の治具本体と、
前記治具本体の上端部に被せられる蓋体と、
前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる取付部と、前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられた状態で、前記治具本体の下端よりも下方に延在して前記パレットのコーナ部の側面に当接して係合する当接部と、からなる固定部材と、
を備え、
前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられることにより、前記当接部が前記パレットのコーナ部の側面に押し付けられて、前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面が、前記パレットに対して固定されることを特徴とする。
また、治具本体がパレットの上面に立設されるように構成されているため、パレットの高さや形状が多少変更になった場合でも治具を変更する必要がない。すなわち、パレットごとに治具の設計及び保管・管理を行う必要がなく、多様なパレットが使用される場合でも手間を最少化することが可能となる。
さらに、治具本体の下端コーナ部に取り付けた固定部材の当接部がパレットのコーナ部の側面に押し付けられることにより、治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面が、パレットに対して固定され、輸送用治具がパレット上に安定な状態で組み立てられる。特に、治具本体に取り付けられる固定部材によってパレットが締め付けられることとなるので、治具本体がパレット上の設置位置からずれにくくなる。このため、輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体を、パレットごと、所定の梱包体、又は、他の輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みすることが可能となる。また、同様の理由から、所定の梱包体を、パレットごと、輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みすることも可能となる。
ここで、「所定の梱包体」とは、本発明の輸送用治具を使用していない梱包体のことである。
この点、本発明の輸送用治具の上記(1)の構成では、治具本体がパレットの上面に立設されるように構成されているため、フォークリフトのフォークを、パレットのフォーク挿入口を貫通させることなく、運搬作業等を行うことが可能となる。
したがって、本発明の輸送用治具の上記(1)の構成によれば、コンテナ等内にパレットを積載する際に、パレット間の隙間を可及的に小さくして、コンテナ等の積載効率を向上させることができる。
前記固定部材が、前記治具本体の対角の下端コーナ部に取り付けられる。
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔を合致させた状態で、前記第1及び第2貫通孔にジョイント部材を嵌入することにより、前記固定部材が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる。
前記長孔の横径が前記ジョイント部材の径よりも大きく設定され、前記長孔の縦径が前記ジョイント部材の径よりも小さく設定されている。
これに対し、上記(6)の好ましい構成によれば、鋼材製の再使用可能な治具等を使用することなく、段ボール製の輸送用治具を用いて被梱包体をコンテナ等内で段積みにすることが可能となるため、輸出入の際に税関申告を行うことが不要となる。
(7)パレット上の被梱包体に、上下端が開口した多角筒状の治具本体を上から被せて、前記治具本体を前記パレットの上面に立設する工程(イ)と、
前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる取付部と、前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられた状態で、前記治具本体の下端よりも下方に延在して前記パレットのコーナ部の側面に当接して係合する当接部と、からなる固定部材を用い、前記取付部を前記治具本体の下端コーナ部に取り付け、前記当接部を前記パレットのコーナ部の側面に押し付けて、前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面を、前記パレットに対して固定する工程(ロ)と、
前記治具本体の上端部に蓋体を被せる工程(ハ)と、
前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の場所まで運搬する工程(ニ)と、
をこの順番で含むことを特徴とする。
本発明の被梱包体の運搬方法の上記(7)の構成によれば、輸送用治具に被梱包体を収納する際の作業は、パレット上の被梱包体に治具本体を上から被せ、治具本体の下端部に固定部材を取り付け、治具本体の上端部に蓋体を被せる作業だけでよいので、輸送用治具に被梱包体を収納する際の作業を簡単迅速に行うことができる。その結果、コンテナ等が停留している所定の場所への被梱包体の運搬作業をスムーズに行うことが可能となる。
また、治具本体の下端コーナ部に固定部材を取り付けて、当該固定部材の当接部をパレットのコーナ部の側面に押し付けることにより、治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面を、パレットに対して固定し、輸送用治具をパレット上に安定な状態で組み立てることができる。特に、治具本体に取り付けられる固定部材によってパレットが締め付けられることとなるので、治具本体がパレット上の設置位置からずれにくくなる。その結果、例えば、輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体を、パレットごと、所定の梱包体、又は、他の輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みしても、運搬中あるいはコンテナ等内に積載した後に、下段梱包体と上段梱包体の位置ずれが生じることはない。
所定の梱包体を、パレットごと、輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ホ)
を、さらに含む。
輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の梱包体、又は、他の輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ヘ)
を、さらに含む。
(10)パレット上の被梱包体に、上下端が開口した多角筒状の治具本体を上から被せて、前記治具本体を前記パレットの上面に立設する工程(ト)と、
前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる取付部と、前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられた状態で、前記治具本体の下端よりも下方に延在して前記パレットのコーナ部の側面に当接して係合する当接部と、からなる固定部材を用い、前記取付部を前記治具本体の下端コーナ部に取り付け、前記当接部を前記パレットのコーナ部の側面に押し付けて、前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面を、前記パレットに対して固定する工程(チ)と、
前記治具本体の上端部に蓋体を被せる工程(リ)と、
前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の場所まで運搬する工程(ヌ)と、
前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと移動体に積載して輸送する工程(ル)と、
をこの順番で含むことを特徴とする。
本発明の被梱包体の輸送方法の上記(10)の構成によれば、輸送用治具に被梱包体を収納する際の作業は、パレット上の被梱包体に治具本体を上から被せ、治具本体の下端部に固定部材を取り付け、治具本体の上端部に蓋体を被せる作業だけでよいので、輸送用治具に被梱包体を収納する際の作業を簡単迅速に行うことができる。その結果、被梱包体をコンテナ等の移動体に積載して輸送する輸送作業をスムーズに行うことが可能となる。
所定の梱包体を、パレットごと、輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ヲ)
を、さらに含む。
輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の梱包体、又は、他の輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ワ)
を、さらに含む。
まず、本発明の一実施形態における輸送用治具の構成について、図1から図11を参照しながら説明する。
輸送用治具1は、四角筒状の治具本体(スリーブ)3と、蓋体(キャップ)4と、固定部材(ズレ止め)5と、を備えている。治具本体3は、上下端が開口し、パレット2の上面に立設される。蓋体4は、平らな矩形状の天板4aと、天板4aの外縁から下方に延びる垂下板4bと、からなり、治具本体3の上端部に被せられる。固定部材5は、治具本体3の下端コーナ部の隣接する二つの面を、パレット2に対して固定する役割を果たす。パレット2の寸法は、例えば、1100mm×1100mm×150mmである(11型)。但し、パレット2は、11型のものに限定されず、他の型のものであってもよい。
通常、被梱包体をコンテナ等内で段積みにする場合、鋼材製の再使用可能な治具等が使用される。そして、この場合、輸出入される被梱包体の明細を示すパッキングリストに、被梱包体を固定する治具を申請する必要があり、関税がかかる場合がある。
これに対し、本実施形態の段ボール製の輸送用治具1を用いれば、鋼材製の再使用可能な治具等を使用することなく、被梱包体15等をコンテナ等内で段積みにすることが可能となるため、輸出入の際に税関申告を行うことが不要となる。
また、治具本体3がパレット2の上面に立設されるように構成されているため、パレット2の高さや形状が多少変更になった場合でも治具を変更する必要がない。すなわち、パレット2ごとに治具の設計及び保管・管理を行う必要がなく、多様なパレット2が使用される場合でも手間を最少化することが可能となる。
さらに、治具本体3の下端コーナ部の隣接する二つの面が、パレット2に対して固定され、輸送用治具1がパレット2上に安定な状態で組み立てられるので、輸送用治具1の治具本体3内に収納された被梱包体を、パレット2ごとすくいとり、所定の梱包体、又は、他の輸送用治具17の治具本体3内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みすることが可能となる(図13,図14を参照)。また、同様の理由から、所定の梱包体を、パレットごとすくいとり、輸送用治具1の治具本体3内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みすることも可能となる。
ここで、「所定の梱包体」とは、本実施形態の輸送用治具1を使用していない梱包体のことである。
この点、本実施形態の輸送用治具1では、治具本体3がパレット2の上面に立設されるように構成されているため、フォークリフトのフォークを、パレット2のフォーク挿入口2aを貫通させることなく、運搬作業等を行うことが可能となる。
したがって、本実施形態の輸送用治具1の構成によれば、コンテナ等内にパレットを積載する際に、パレット間の隙間を可及的に小さくして、コンテナ等の積載効率を向上させることができる。
かかる構成によれば、治具本体3の下端コーナ部に取り付けた固定部材5がパレット2のコーナ部に係合することにより、治具本体3の下端コーナ部の隣接する二つの面を、パレット2に対して固定することが可能となる。
かかる好ましい構成によれば、被梱包体15の運搬時及び輸送時に、治具本体3がパレット2上の設置位置からずれないようにすることができる。
かかる構成によれば、第1貫通孔6と第2貫通孔7を合致させ、当該第1及び第2貫通孔6,7にジョイント部材8を嵌入するだけで、固定部材5を治具本体3に簡単に取り付けることができる。
図8に示すように、固定部材5の当接部5bをパレット2の側面に当接させた状態において、治具本体3と固定部材5の取付部5aとの間には、例えば、1.5mmの隙間が存している。
この状態で、まず、図8,図9(a)に示すように、第1及び第2貫通孔6,7にジョイント部材8の外筒(メス)8aを挿入する。次いで、外筒8に内筒(オス)8bを挿入する(図9(a)の矢印Dを参照)。これにより、外筒8aの先端内周縁に設けられたロック爪13,14が径方向外方に広がってロックされ(図9(a)の矢印E,F,Gを参照)、固定部材5が治具本体3の下端コーナ部に取り付けられる(図9(b),図10を参照)。
そして、この場合、治具本体3と固定部材5取付部5aとの間の隙間の分締め付けられるため、固定部材5の当接部5bがパレット2の側面に押し付けられる(図10の矢印Hを参照)。
かかる構成によれば、治具本体3に取り付けられる固定部材5によってパレット2が締め付けられることとなるので、治具本体3がパレット2上の設置位置からずれにくくなる。
かかる構成によれば、横方向において第2貫通孔7の位置調整が可能になる(図11の両矢印Iを参照)。また、縦方向ではジョイント部材8が締り嵌めとなるため、固定部材5を治具本体3にしっかりと取り付けて、治具本体3をパレット2上の設置位置からさらにずれにくくすることが可能となる。
次に、本実施形態における被梱包体の運搬方法について、図12から図14をも参照しながら説明する。
前記工程(ニ)の前に、
フォークリフト(図示せず)により、上段パレット16上に載置された所定の梱包体17を、上段パレット16ごとすくいとり、輸送用治具1の治具本体3内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ホ)をさらに含むことが好ましい。
かかる好ましい構成によれば、簡単迅速に被梱包体を収納し段積みして運搬する被梱包体の運搬方法を低コストで提供することができる。
かかる好ましい構成によれば、治具本体3の下端コーナ部の隣接する二つの面を、パレット2に対して固定し、輸送用治具1をパレット2上に安定な状態で組み立てることができる。その結果、例えば、フォークリフトにより、輸送用治具1の治具本体3内に収納された被梱包体を、パレット2ごとすくいとり、他の輸送用治具17の治具本体3内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みしても、フォークリフトによる運搬中あるいはコンテナ等内に積載した後に、下段の輸送用治具17と上段の輸送用治具1の位置ずれが生じることはない。
次に、本実施形態における被梱包体の輸送方法について簡単に説明する。
本実施形態の被梱包体の輸送方法は、上記した被梱包体の運搬方法に、「治具本体3内に収納された被梱包体15を、パレット2ごとコンテナ等の移動体に積載して輸送する工程(ル)」を付加したものである。
フォークリフト(図示せず)により、上段パレット16上に載置された所定の梱包体17を、上段パレット16ごとすくいとり、輸送用治具1の治具本体3内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ヲ)をさらに含むことが好ましい(図13,図14を参照)。
かかる好ましい構成によれば、簡単迅速に被梱包体を収納し段積みして輸送する被梱包体の輸送方法を低コストで提供することができる。
かかる好ましい構成によれば、治具本体3の下端コーナ部の隣接する二つの面を、パレット2に対して固定し、輸送用治具1をパレット2上に安定な状態で組み立てることができる。その結果、例えば、フォークリフトにより、輸送用治具1の治具本体3内に収納された被梱包体を、パレット2ごとすくいとり、他の輸送用治具17の治具本体3内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みしても、フォークリフトによる運搬中あるいはコンテナ等内に積載した後に、下段の輸送用治具17と上段の輸送用治具1の位置ずれが生じることはない。
2 パレット
2a,16a フォーク挿入口
3 治具本体(スリーブ)
4 蓋体(キャップ)
4a 天板
4b 垂下板
5 固定部材(ズレ止め)
5a 取付部
5b 当接部
6 第1貫通孔
7 第2貫通孔
7a,7b 横長の長孔
8 ジョイント部材
8a 外筒(メス)
8b 内筒(オス)
9 段ボール材
10 切り欠き
11,12 折り曲げ線
13,14 ロック爪
15 被梱包体
16 上段パレット
17 所定の梱包体
Claims (12)
- 被梱包体を載せるパレット上に組み立てられる輸送用治具であって、
上下端が開口し、前記パレットの上面に立設される多角筒状の治具本体と、
前記治具本体の上端部に被せられる蓋体と、
前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる取付部と、前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられた状態で、前記治具本体の下端よりも下方に延在して前記パレットのコーナ部の側面に当接して係合する当接部と、からなる固定部材と、
を備え、
前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられることにより、前記当接部が前記パレットのコーナ部の側面に押し付けられて、前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面が、前記パレットに対して固定されることを特徴とする輸送用治具。 - 前記固定部材が、前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面にわたって後付け可能に設けられた、請求項1に記載の輸送用治具。
- 前記治具本体が、四角筒状に形成され、
前記固定部材が、前記治具本体の対角の下端コーナ部に取り付けられる、請求項2に記載の輸送用治具。 - 前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面に第1貫通孔が穿設されるとともに、前記固定部材の前記取付部の前記第1貫通孔と対応する位置に第2貫通孔が穿設され、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔を合致させた状態で、前記第1及び第2貫通孔にジョイント部材を嵌入することにより、前記固定部材が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる、請求項1又は2に記載の輸送用治具。 - 前記第2貫通孔が、横長の長孔からなり、
前記長孔の横径が前記ジョイント部材の径よりも大きく設定され、前記長孔の縦径が前記ジョイント部材の径よりも小さく設定されている、請求項4に記載の輸送用治具。 - 前記治具本体、蓋体及び固定部材が段ボール製である、請求項1から5のいずれか1項に記載の輸送用治具。
- パレット上の被梱包体に、上下端が開口した多角筒状の治具本体を上から被せて、前記治具本体を前記パレットの上面に立設する工程(イ)と、
前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる取付部と、前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられた状態で、前記治具本体の下端よりも下方に延在して前記パレットのコーナ部の側面に当接して係合する当接部と、からなる固定部材を用い、前記取付部を前記治具本体の下端コーナ部に取り付け、前記当接部を前記パレットのコーナ部の側面に押し付けて、前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面を、前記パレットに対して固定する工程(ロ)と、
前記治具本体の上端部に蓋体を被せる工程(ハ)と、
前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の場所まで運搬する工程(ニ)と、
をこの順番で含むことを特徴とする被梱包体の運搬方法。 - 前記工程(ハ)の後であって、前記工程(ニ)の前に、
所定の梱包体を、パレットごと、輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ホ)
を、さらに含む、請求項7に記載の被梱包体の運搬方法。 - 前記工程(ハ)の後であって、前記工程(ニ)の前に、
輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の梱包体、又は、他の輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ヘ)
を、さらに含む、請求項7に記載の被梱包体の運搬方法。 - パレット上の被梱包体に、上下端が開口した多角筒状の治具本体を上から被せて、前記治具本体を前記パレットの上面に立設する工程(ト)と、
前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられる取付部と、前記取付部が前記治具本体の下端コーナ部に取り付けられた状態で、前記治具本体の下端よりも下方に延在して前記パレットのコーナ部の側面に当接して係合する当接部と、からなる固定部材を用い、前記取付部を前記治具本体の下端コーナ部に取り付け、前記当接部を前記パレットのコーナ部の側面に押し付けて、前記治具本体の下端コーナ部の隣接する二つの面を、前記パレットに対して固定する工程(チ)と、
前記治具本体の上端部に蓋体を被せる工程(リ)と、
前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の場所まで運搬する工程(ヌ)と、
前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと移動体に積載して輸送する工程(ル)と、
をこの順番で含むことを特徴とする被梱包体の輸送方法。 - 前記工程(リ)の後であって、前記工程(ヌ)の前に、
所定の梱包体を、パレットごと、輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ヲ)
を、さらに含む、請求項10に記載の被梱包体の輸送方法。 - 前記工程(リ)の後であって、前記工程(ヌ)の前に、
輸送用治具の前記治具本体内に収納された前記被梱包体を、前記パレットごと、所定の梱包体、又は、他の輸送用治具の治具本体内に収納された被梱包体の筐体の上に載せて段積みする工程(ワ)
を、さらに含む、請求項10に記載の被梱包体の輸送方法。
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Citations (5)
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