JP3164705U - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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雅一 竹内
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Abstract

【課題】搬送途中の開梱を検知することができ、無用な開梱や悪意の開梱を抑制することができるセキュリティ性の高い組み立て式コンテナを提供する。【解決手段】固定側板410に設けたバンド受け金具610と上蓋500に設けたバンド取り付け孔620とを上蓋固定用バンド630により連結し、上蓋500を側板400に固定する。また、バンド受け金具610及びバンド取り付け孔620に封印用ワイヤ640を通し、目的地までの間に無用の開梱がなされた場合には検知できるようにする。【選択図】 図5

Description

本考案は、セキュリティ性の高い組み立て式コンテナであり、航空機等による物品搬送等に用いて好適な組み立て式コンテナに関する。
従来より、任意の物品の搬送や保管等に用いられるコンテナとして、使用に際しては側壁パネル(側板)をパレット上に組み立てて所望の収容物を収容するようにし、使用した後には側板を分解してパレットの上に重ね合わせて容積を小さくして回収するようにした組み立て式コンテナが知られている(例えば特許文献1参照)。
なお、この種の組み立て式コンテナにおいては、上蓋は、バンド等により側板に固定されるようになっているものが多い。また、その際のバンド等の上蓋等への固定には、ビスが使われる場合が多い。
また、この種のコンテナにおいては、搬送途中等における意図しない開梱を避けることが要望される場合がある。例えば、外国へ物品を搬送する場合等には、搬送手段が搬送経路が複雑で多岐にわたる場合が多く、また、多くの作業者の手を介する場合が多く、事故や悪意等による無用の開梱等が生じる可能性が高くなり、そのような要望が生じる。そのような要望に対応する従来のコンテナの封印方法としては、針金付き鉛封印治具による圧搾固定、あるいは、コンテナ全体を梱包バンド等で梱包して封印状態を保持すること等が行われている。
特開2006−44775号公報
ところで、前述したような上蓋の固定用具や、封印用の治具、道具等が、コンテナの外形からさらに飛び出している(突出している)場合があり、他のコンテナや周囲の構造物に傷をつける(破損させる)可能性があるという問題がある。特に、航空機等により物品を搬送する組み立て式コンテナは、遠方への物品搬送に使用される場合が多く、前述の封印方法も高い頻度で適用されるものであるが、一方で、機内貨物室の空間を有効に利用して効率よく物品(コンテナ)の搬送等を行うために、前述したような外径寸法に影響を与えるような構造はなるべく避けたいという要望がある。
また、従来のコンテナでは、上蓋を封印性が高い方法で側板に固定したとしても、例えば、側板と金枠(あるいはパレット)等との固定部分は比較的容易に離脱してしまう場合がある。例えば、側板がカシメにより固定されているピン等により抜け防止がなされて金枠に設置されている場合等には、ハンマー等でピンを繰り返し殴打するとピンは比較的容易に外れ、封印状態が解除されることとなる。従って、コンテナ全体をバンド等で梱包する等の対応をとらざるを得ないことになる。従って、外径寸法に影響を与えずに適切に上蓋の固定や封印が行えるようにするためには、側板等の固定方法等から基本的に見直した新たな構成の組み立て式コンテナが求められている。
本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、物品搬送途中の開梱を検知することができる封印性の高い組み立て式コンテナ、換言すれば、物品搬送時の無用な開梱や悪意の開梱を抑制することができるセキュリティ性の高い組み立て式コンテナであり、そのための構成がコンテナの外径寸法に影響を与えることがなく、よって他のコンテナや周囲構造を破損させることなく効率よく積載等することができ、従って航空機などによる物品搬送に用いて好適な組み立て式コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本考案の組み立て式コンテナは、パレットと、前記パレットの上部周縁に設置される下金枠と、前記下金枠に沿って立設されて前記パレット上に収容空間を形成するとともに、前記パレット上に折り畳み可能な複数の側板と、前記下金枠に沿って立設された前記複数の側板により形成される前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋と、前記上蓋及び前記側板に各々係合装着されて前記上蓋を前記側板に固定する上蓋固定用バンドと、前記上蓋の縁部に形成され前記上蓋固定用バンドが係合装着されるバンド取り付け孔と、前記側板の外面に設置され、前記上蓋固定用バンドが係合装着されるバンド受け具と、前記上蓋の前記バンド取り付け孔と前記側板の前記バンド受け具とに前記上蓋固定用バンドとともに係合装着されるワイヤ状部材であって、前記係合装着された後は、回復不能に切断することにより装着状態が解除される封印用ワイヤとを有することを特徴とする。
好適には、前記複数の側板のうち前記バンド受け具が設置され前記上蓋固定用バンド及び前記封印用ワイヤが装着される固定側板には、当該側板の両側の側端面の下部に、当該側板の板面に平行に外側に突出したピンが設置されており、前記固定側板の前記側端面に平行な前記下金枠の前記ピンに対応する各位置には、前記固定側板を、前記下金枠に沿って立設された状態であって下部外面が対向する前記下金枠に接し前記下金枠に対して上方向に移動不能にされた組み立て状態、及び、前記パレット上に傾倒可能な状態であって下部外面が対向する前記下金枠から離れ前記下金枠に対して上方向に所定の範囲で移動可能にされた折り畳み状態に案内する「L」字形状の固定側板設置孔が形成されており、前記複数の側板のうち前記固定側板以外の差込側板は、前記固定側板と一体的に前記下金枠に沿って前記パレット上に立設された状態において、前記上蓋により前記固定側板とともに上部を閉塞されることを特徴とする。
また好適には、前記複数の側板のうち前記バンド受け具が設置され前記上蓋固定用バンド及び前記封印用ワイヤが装着される固定側板には、当該側板の両側の側端面の下部に、当該側板の板面に平行に外側に突出したピンが設置されており、前記固定側板の前記側端面に平行な前記下金枠の前記ピンに対応する各位置には、前記固定側板の前記ピンが通過可能な孔であって、前記固定側板を、前記下金枠に沿って立設された状態であって下部外面が対向する前記下金枠に接するとともに下部底面が前記パレット上面に接した組み立て状態、及び、前記パレット上に傾倒可能な状態であって前記下部が前記組み立て状態から内側上方に斜めに移動した折り畳み状態に案内する外側下方から内側上方に向かって傾斜した案内孔と、前記案内孔の外側下部に接続される前記パレット上面に略平行な孔であって、前記固定側板を立設方向に対して傾斜することにより当該固定側板の両側端面の前記ピンが当該孔に挿入可能となる固定側板挿入用孔と、が「レ」字形状に形成された固定側板設置孔が形成されており、前記組み立て式コンテナは、当該固定側板設置孔の内側であって前記パレットの上面に載置され前記収容空間の下面を形成する底板であって、前記パレット上に載置された状態において前記固定側板設置孔の前記側板挿入用孔と干渉し、前記固定側板の前記ピンが当該固定側板挿入用孔を通過不能な状態となる所定の厚さに形成されている底板をさらに有することを特徴とする。
また好適には、前記上蓋固定用バンドは、樹脂製繊維のバンドである。
また好適には、本考案の組み立て式コンテナは、航空機による物品の搬送用である。
本考案によれば、物品搬送途中の開梱を検知することができる封印性の高い組み立て式コンテナ、換言すれば、物品搬送時の無用な開梱や悪意の開梱を抑制することができるセキュリティ性の高い組み立て式コンテナであり、他のコンテナや周囲構造を破損させることなく効率よく積載等することができるために航空機などによる物品搬送に用いて好適な組み立て式コンテナを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態の航空機用コンテナの構成を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した航空機用コンテナの固定側板の係止固定部分の構成を示す斜視図である。 図3は、図1に示した航空機用コンテナの固定側板の係止固定部分の構成を示す上方向からの断面図である。 図4は、図1に示した航空機用コンテナの固定側板及び差込側板の上部係合部を示す模式的な斜視図である。 図5は、図1に示した航空機用コンテナの封印機構の構成を示す図である。 図6は、本考案に係る航空機用コンテナの固定側板の係止固定部分の他の構成を示す分解斜視図である。
本考案の一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態においては、航空機等により物品を搬送する際に用いて好適な航空機用の組み立て式コンテナ(以下、航空機用コンテナ又は単にコンテナと称する。)を例示して本考案を説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る航空機用コンテナ1の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、航空機用コンテナ1は、パレット100、下金枠200、底板300、側板400、上蓋500及び封印機構600を有する。
パレット100は、平面形状が矩形の搬送台であり、側面には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔110が形成されている。なお、パレット100は、航空機用コンテナには軽量な樹脂製のパレットが望ましいが、重量が特に問題にならない場合等にはステンレスやアルミニウム等の金属製のパレットを用いてもよい。
下枠200は、パレット100の上面の周縁に沿って設置される部材であって、側板400の位置を規定するとともに、これらを組み立てる、あるいは折り畳むための支持部材である。下枠200は、第1の枠部210、第2の枠部240及び保護カバー270を有する。
第1の枠部210は、パレット100の4辺のうちの固定側板410が立設される一方の対向する2辺に設置される。第2の枠部240は、パレット100の4辺のうちの差込側板440が立設される他方の対向する2辺に、対向設置された第1の枠部210の対向する端部同士を各々接続するように設置される。これら第1の枠部210及び第2の枠部240により、パレット100の上面の物品の収容空間の下部が規定される。なお、第1の枠部210及び第2の枠部240は溶接一体構造とし、パレット100にビス止めあるいは溶接固定される。
第1の枠部210及び第2の枠部240の高さは、4枚の側板400(各々2枚の固定側板410及び差込側板440)をパレット100上に折り畳んだ際に、ちょうどそれらを収容できる高さとする。これにより、航空機用コンテナ1を折り畳んだ状態(航空機用コンテナ1を回送、保管等する場合等)においては、上蓋500が直接、下金枠200の上縁に沿って装着され、パレット100の上部空間(パレット100と下金枠200とで規定囲まれる空間)の上部開口を閉塞する。
第2の枠部240の両側端部には、図2に示すように、固定側板410が設置される孔(固定側板設置孔)241が形成されている。固定側板設置孔241は、第2の枠部240の端部の下辺近傍に第2の枠部240の下辺(パレット100の上面)に平行に形成された水平孔部分242と、水平孔部分242の内側端部から第2の枠部240の高さ方向(パレット100の上面に垂直な方向)に第2の枠部240の上辺近傍にまで伸びた垂直孔部分243とを有する。すなわち、固定側板設置孔241は、下金枠200の下辺付近で端部方向に突き出た水平孔部分242と、下金枠200の高さ方向に垂直方向に突き出た垂直孔部分243とにより「L」字形状に形成された切り欠き(L字型切り欠き)である。
後述するように、固定側板410の両側端面の下部には、固定側板410の板面に平行に外側に突出したピン(回動ピン)420が設置されており、固定側板設置孔241には、この回動ピン420が水平孔部分242及び垂直孔部分243に沿って移動自在に嵌挿される。すなわち、対向配置された2枚の第2の枠部240の各端部に形成された固定側板設置孔241のうち対向する固定側板設置孔241に、1枚の固定側板410の両側端面下部の回動ピン420が嵌挿される。これにより固定側板410は、その下部が水平孔部分242及び垂直孔部分243に沿って案内される状態で、第2の枠部240に対して離脱不能に、換言すれば下金枠200及びパレット100にも離脱不能に保持される。
そして、固定側板410が垂直に立てられた状態で、回動ピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も端部に移動された時、固定側板410は、その外面下部が第1の枠部210の内側に密接し、外面底部がパレット100の上面に密接し、また上方向には直接移動不能な状態となり、コンテナ1が組み立て状態の時の固定側板410の配置となる。
また、固定側板410のピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も内側の位置あるいは垂直孔部分243に移動された時、固定側板410は上方向に移動可能な状態となり、回動ピン420を中心として回動可能な状態となり、パレット100上に折り畳み可能な状態となる。この状態において、折り畳まれた状態(固定側板410の板面がパレット100の上面と略平行な状態)の固定側板410の位置(高さ)は、固定側板設置孔241の垂直孔部分243の範囲内で任意の位置とすることができる。
第2の枠部240の固定側板設置孔241は、固定側板410をこのように移動、配置させるための孔である。換言すれば、固定側板410がこのような移動、配置ができるように、回動ピン420及び固定側板設置孔241の各配置、寸法等が決定される。そしてこれにより、固定側板410はパレット100に立設(組み立て)及び折り畳み可能に一体化される。
保護カバー270は、図2及び図3に示すように、第2の枠部240の固定側板設置孔241の外側を被覆し保護する部材であり、板部材を「コ」の字型に形成して第1の枠部210及び第2の枠部240、あるいは、第1の枠部210、第2の枠部240及びパレット100に溶接により固定設置したものである。第2の枠部240に形成された前述の固定側板設置孔241は、比較的破損あるいは破壊されやすいと言える。そのため、本実施形態の航空機用コンテナ1においては、固定側板設置孔241の外側に保護カバー270を設置し、固定側板410を下金枠200に設置している箇所の破損の防止、破壊の抑制等を図っている。なお、保護カバー270には、固定側板410の回動ピン420を操作するための開口271が形成されている。
底板300は、図1に示すように、コンテナ1の収容空間の下面を規定する板部材であり、パレット100上の下金枠200で囲まれた範囲に載置される。床板300の材質は、特に限定されず、プラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。
側板400は、パレット100の上面周縁部に下金枠200に沿って立設され、コンテナ1の収容空間の側面を規定する板部材である。
側板400は、各々2枚の固定側板410及び差込側板440を有する。一対の固定側板410は、矩形のパレット100の第1の枠部210が設置されている一方の対辺上に、各々第1の枠部210に沿って相互に対向するように配置される。また、一対の差込側板440は、パレット100の第2の枠部240が設置されている他方の対辺上に、各々第2の枠部240に沿って相互に対向するように、また、固定側板410の両側縁を連結するように配置される。
固定側板410及び差込側板440は、各々、面部材の周囲に、左右上下の枠材が装着された構成である。面部材の材質は特に限定されないが、例えば床板300と同様のプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。また枠部材は、例えば鋼材等の金属で構成される。
固定側板410は、図1に示すように、左枠材414及び右枠材415を有する。固定側板410のこれら左枠材414及び右枠材415には、図2及び図3に示すように、隣接設置される差込側板440が差し込まれる溝(図2及び図3には、右枠材415に形成された溝416のみを図示する。)、すなわち、隣接する差込側板440の左枠材444あるいは右枠材445(図1)が嵌合される溝が形成されている。
また、固定側板410の左枠材414及び右枠材415の側面の下部には、前述したように、第2の枠部240の固定側板設置孔241に嵌挿される回動ピン420が、固定側板410の板面に平行に外側に突出するように設置されている。この回動ピン420は、例えば右枠材415に設置された回動ピン420について図3に示されているように、右枠材415の外側に配置されて回動ピン420自身となる六角穴付きボルト420に、右枠材415の溝416内に配置された緩み防止付きナット421を係合させて構成している。このような構成においては、単に六角穴付きボルト(回動ピン)420を回しただけでは緩み防止付きナット421も共回りし、六角穴付きボルト(回動ピン)420と緩み防止付きナット421とを外すことはできない。従って、回動ピン420を固定側板410から取り外すことはできず、固定側板410を下金枠200(パレット100)から取り外すこともできない。これにより、後述する上蓋500及び封印機構600の構成と協働して、本実施形態の航空機用コンテナ1の封印性、セキュリティ性が確保される。
このような構成の固定側板410は、前述したように、回動ピン420が第2の枠部240の固定側板設置孔241に移動自在に嵌合されており、下金枠200(パレット100)と離脱不能とされている。そして、固定側板410を垂直に立てた状態で、回動ピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も端部に移動させることにより、固定側板410は、その外面下部が第1の枠部210の内側に密接し、その外面底部がパレット100の上面に密接し、また上方向には直接移動不能な状態となり、組み立て状態の時の固定側板410の配置となる。また、固定側板410のピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も内側の位置あるいは垂直孔部分243に移動された時、固定側板410は上方向に移動可能な状態となるとともに回動ピン420を中心として回動可能な状態となり、パレット100上に折り畳み可能な状態となる。
また、図4に示すように、固定側板410の左枠材414及び右枠材415(図4においては右枠材415のみを示す。)の側面の上端部には、固定側板410間に差込側板440が差し込まれて設置された場合に、差込側板440の左枠材444及び右枠材445(図4においては左枠材444のみを示す。)の外側表面の上端部に設置されている係合ナット455が係合する「U」字型の係合切り欠き425が形成されている。差込側板440が対向する固定側板410の左枠材414及び右枠材415の溝416に差し込まれて設置された場合に、差込側板440の係合ナット455と固定側板410の係合切り欠き425とが係合されることにより、固定側板410の外側方向への傾倒が防止され、コンテナ1は高い剛性で組み立て状態に維持される。
また、固定側板410の板面の上部中央付近には、上蓋500によりコンテナ1の内部収容区間を閉塞するとともにこれを封印する封印機構600が設置される。封印機構600については、後に詳述する。
差込側板440は、前述したように左枠材444(図2及び図3)及び右枠材445(図1)を有し、これら左枠材444及び右枠材445が設置された差込側板440の左右両側縁部が、前述したように組み立て状態に配置された固定側板410の左枠材414及び右枠材415の溝416に差し込まれることにより、下金枠200の第2の枠部240に沿ってパレット100上に設置される。
この際、固定側板410の溝416の下部には、回動ピン420及び緩み防止付きナット421が設置されているので、これら回動ピン420及び緩み防止付きナット421と干渉しないように、差込側板440の左右の下角部には、図示しないが矩形に切り欠きが形成されている。これにより、差込側板440は、その下辺がパレット100(又は底板300)の上面に当接するまで固定側板410間に差し込み可能となる。
また、差込側板440の左枠材444及び右枠材445の外側表面の上端部には、図4に示すように、差込側板440が固定側板410間に差し込まれて設置された場合に固定側板410の左枠材444及び右枠材445の端面の上端部に設置されている係合切り欠き425に係合する係合ナット455が設置されている。前述したように、差込側板440が対向する固定側板410の左枠材414及び右枠材415の溝416に差し込まれて設置された場合に、差込側板440の係合ナット455と固定側板410の係合切り欠き425とが係合されることにより、固定側板410の外側方向への傾倒が防止され、コンテナ1は高い剛性で組み立て状態に維持される。
上蓋500は、パレット100上に立設された側板400(固定側板410及び差込側板440)により形成されるコンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞する部材である。
上蓋500は、コンテナ1の内部収容空間の上部を覆う上面501と、側板400の上縁を内側に収容するようにして上蓋500の位置を決めるとともに適切に収容空間の上部を覆うための縁部502を有する。また、縁部502のうち、固定側板410の上縁に対応する位置に配置される縁部502には、封印機構600の一部をなし上蓋500を側板400に封印状態で固定設置するための開口(バンド取り付け孔)620が形成されている。
また、上蓋500の上面には、図示しないが、物品を収容した状態で、あるいは、折り畳まれた状態で、コンテナ1を順次段積み可能なように、係止凸部が適宜形成されている。
なお、上蓋500も、底板300、固定側板410及び差込側板440と同様に、例えばプラスチック段ボール、薄い金属板、合板、繊維板等により構成される。
封印機構600は、組み立て状態にされて内部に所望の物品が収容され、上蓋500により上部が被覆されたコンテナ1に対して、上蓋500を適切に閉塞状態に保持するとともに、無用な開梱や悪意の開梱を抑制するための機構である。
封印機構600は、図5に示すように、バンド受け金具610、バンド取り付け孔620、上蓋固定用バンド630及び封印用ワイヤ640を有する。
バンド受け金具610は、固定側板410の外面の中央上部付近にブラインドリベット611により固定設置された金具であり、中央部に上蓋固定用バンド630及び封印用ワイヤ640を通過させる間隙が形成されているものである。
バンド取り付け孔620は、上蓋500の縁部502に形成された開口(長穴)であり、バンド受け金具610と同じく上蓋固定用バンド630及び封印用ワイヤ640が通過される孔である。バンド取り付け孔620は、上蓋500の縁部502のうち、固定側板410の上縁部を被覆することになる対向する縁部502に形成される。
上蓋固定用バンド630は、上蓋500をパレット100上に固定設置された側板400(固定側板410)に固定するためのバンドである。上蓋固定用バンド630としては、樹脂製のものが好ましく、樹脂製繊維のものがより好ましい。本実施形態においては、特に好ましいものとして、強度が高いため厚みを薄くできる、ポリプロピレン(PP)繊維を帯状(バンド状)に形成した部材を用いる。
上蓋固定用バンド630は、一方の端部が上蓋500に形成されたバンド取り付け孔620に、すなわち上蓋500に固定的に設置される。すなわち、上蓋固定用バンド630の一方の端部を図示のごとくバンド取り付け孔620に外側から内側に通過させ、上蓋500の縁部に巻きつけるようにして他方の端部側の途中部分と金具631により連結する。これにより上蓋固定用バンド630の一方の端部は、上蓋500の縁部をループ部分で保持した状態とされ、バンド取り付け孔620(上蓋500)に分離不能に固定装着される。なお、金具631は、重ねた上蓋固定用バンド630をカシメ等により容易に分離不能に連結するものである。
上蓋固定用バンド630の他方の端部は自由端となっており、上蓋500を側板400に固定する際に固定側板410に設けられたバンド受け金具610と係合される。上蓋500を側板400に固定する際には、自由端となっている上蓋固定用バンド630の他方の端部を固定側板410のバンド受け金具610に通過させ、上蓋固定用バンド630の他方の端部を上蓋500方向に折り返し、その端部を上蓋固定用バンド630の途中部分に設けた面ファスナー632により固定する。そのために、上蓋固定用バンド630の他方の端部と、その端部に対応する位置の上蓋固定用バンド630の途中部分の対向面には、各々面ファスナー632が装着されている。
封印用ワイヤ640は、細いひも状部分641と固定封印部642とを有する部材であり、いわゆるワイヤシール、あるいは、インシュロックと言われる部材である。封印用ワイヤ640は、上蓋500を側板400上に固定してコンテナ1を封印する際に、ひも状部分641の端部を、上蓋500に形成されたバンド取り付け孔620及び固定側板410に設置されたバンド受け金具610に通して、固定封印部642によりその端部を分離不能に係合保持する。そして、封印用ワイヤ640においては、このようにしてループ状に形成されたひも状部分641が上蓋500と側板400とに係合装着(固定装着)した後は、ひも状部分641又は固定封印部642を切断等しなければ開放状態とはならない。例えば図5に示すワイヤシールであれば、ひも状部分(ワイヤ部分)641を切断することによってのみ装着状態が解除される。すなわち、封印用ワイヤ640は、係合装着する際の逆手順には操作することができず、仮に強制的に逆手順等を行ったとすれば、元の状態(再利用できる状態)にはならず破損あるいは破壊された状態であって、当該封印用ワイヤ640がそのように装着状態が解除された(開放された)ことが明確に認識できるような状態となるものである。
このような構成の封印機構600においては、物品をコンテナ1に収容して上蓋500を側板400上に設置したら、上蓋500に形成されているバンド取り付け孔620に固定的に装着されている上蓋固定用バンド630の他方の端部を側板400の固定側板410に設置されているバンド受け金具610に通して、面ファスナー632により他方の端部を固定する。そして、封印用ワイヤ640のひも状部分641を、上蓋固定用バンド630と同様に、上蓋500に形成されたバンド取り付け孔620及び固定側板410に設置されたバンド受け金具610を通して、固定封印部642によりひも状部分641を係合保持する。これにより、その後誰かが上蓋500を開放するためには、封印用ワイヤ640を切断する等、回復不能な状態にしなければならず、その痕跡が必ず残ることとなる。従って、搬送途中でコンテナ1が無断で開梱された場合、あるいは何らかの破損が生じて上蓋500が開放されてしまった場合等にはこれを検知することができる。また、途中で開梱した場合にはその痕跡が残ることから、無用の開梱、無断の開梱、悪意の開梱等を抑制することができる。
このような構成の航空機用コンテナ1の使用形態について説明する。
物品を収容せず航空機用コンテナ1を保管あるいは回送する時には、まず、差込側板440を固定側板410の間から抜き取る。次に、固定側板410を、立設したままの状態で下部を内側にずらして回動ピン420を水平孔部分242から垂直孔部分243に移動させ、固定側板410全体を上に引き上げる。これにより、固定側板410は回動可能となるので、固定側板410をパレット100上に折り畳むことができる。抜きとった差込側板440は、パレット100上に折り畳んだ固定側板410の下、上あるいは間の任意の位置に載置することができる。そして、下金枠200の上縁を被覆するように上蓋500を載置する。これにより、容量を大幅に小さくして航空機用コンテナ1の保管、回送等が可能となる。
折り畳み式コンテナ1を使用する、すなわち所望の物品を収容する場合には、まず、上蓋500を開放して差込側板440を取り出した後、対向する2枚の固定側板410を、回動ピン420が第2の枠部240の固定側板設置孔241に案内されるように移動させ、第1の枠部210に沿った位置に立設させる。
固定側板410を立設したら、対向する固定側板410の対向する左枠材414又は右枠材415の溝416に、差込側板440を差し込む。また、差込側板440の係合ナット455を固定側板410の係合切り欠き425に係合させる。
これにより、固定側板410は、下部は差込側板440により第1の枠部210に沿った位置に規定され(この状態で、固定側板410の回動ピン420は、固定側板設置孔241の水平孔部分242に沿って移動不能である。)、上部も立設した位置に規定され(この状態では、差込側板440の係合ナット455により内側及び外側両方への傾倒が不能な状態である。)、固定側板410は組み立て状態に保持される。また、差込側板440は、その水平方向及び傾斜方向の全てにおいて組み立て状態の位置が規定される。これにより、パレット100の上部には側板400で規定される所望の収容空間が形成され、任意の物品を収容可能となる。
なお、この状態で差込側板440は上方向には移動可能であるが、後に上蓋500を装着することにより差込側板440の上方向への移動はできなくなるので、この状態で上方向に移動できることは特に問題とはならない。
そして、所望の物品をコンテナ1に収容して上蓋500を側板400上に設置したら、上蓋500に形成されているバンド取り付け孔620に装着されている上蓋固定用バンド630を固定側板410に設置されているバンド受け金具610に通して面ファスナー632により固定する。そして、封印用ワイヤ640のひも状部分641を、上蓋500のバンド取り付け孔620及び固定側板410のバンド受け金具610に通して、固定封印部642によりひも状部分641を係合保持する。これにより、コンテナの上蓋500の固定及び封印が完了する。
そして、コンテナ1を搬送等した後、目的地において開梱する際には、封印用ワイヤ640を切断し、上蓋固定用バンド630を開放して上蓋500を取り外し、収容されている物品を取り出す。その際、封印用ワイヤ640が既に切断されていたり、破損している場合には、搬送途中でコンテナ1が開放されたことがわかるので、適切な対応をとることが可能となる。
このように、本実施形態の航空機用コンテナ1においては、封印機構600により搬送途中の意図しない開梱が検知でき、物品が適正に安全に搬送されたかどうか検知することができる。そして、そのような機能があるので、物品搬送時の無用な開梱や悪意の開梱を抑制することができ、高いセキュリティ性で物品を搬送等することができる。
また、本実施形態の航空機用コンテナ1においては、上蓋500を側板400に固定する構成として、ポリプロピレン(PP)繊維を帯状に形成したバンドにより、上蓋500に形成したバンド取り付け孔620と固定側板410に形成したバンド受け金具610とを連結するようにしている。その結果、封印機構600部分全体の厚みを薄くすることができる。
従来、この種の梱包にはバンド等を上蓋や側板にビス等により固定する構成であり、そのようなビス等を用いる構成は、特に上蓋の縁部に比較的大きな凸部が生じてコンテナの外寸に影響を与えたり、あるいは、ビスが内側に外れてしまう等の問題があった。しかし、バンド取り付け孔620等を用いた本実施形態の航空機用コンテナ1においては、このような問題が生じない。すなわち、そのような本実施形態の航空機用コンテナ1の構成では、外寸に影響を与えず、外側に大きな凸部が突出しておらず、従って、他のコンテナや周囲構造を破損させることなく効率よく積載等することができる。
なお、本考案は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、前述した実施形態においては、固定側板410に設けられた回動ピン420を、L字形状の固定側板設置孔241に嵌挿することにより、固定側板410を下金枠200(パレット100)に分離不能に設置したが、固定側板410の下金枠200への固定方法は、種々の構成が考えられる。他の構成例を図6を参照して説明する。
図6に示す構成においては、カシメにより固定側板410の側面の下部に設置されたピン430を、下金枠200の第2の枠部240に形成された「レ」字形状(斜めL字形状)の固定側板設置孔261に嵌挿している。
図6に示す固定側板設置孔261は、第2の枠部240の端部の下辺近傍に第2の枠部240の下辺(パレット100の上面)に平行に形成された水平孔部分262と、水平孔部分262の端部側から内側上方に斜めに第2の枠部240の上辺近傍にまで伸びた傾斜孔部分263とを有する。すなわち、固定側板設置孔261は、下金枠200の下辺付近で内側に突き出た水平孔部分262と、下金枠200の内側上方に突き出た傾斜孔部分263とにより「レ」字形状(斜めL字形状)に形成された切り欠きである。
固定側板410の両側端面の下部には、固定側板410の板面に平行に外側に突出したピン430が設置されており、固定側板設置孔261には、このピン430が嵌挿される。すなわち、対向配置された2枚の第2の枠部240の各端部に形成された固定側板設置孔261のうち対向する固定側板設置孔261に、1枚の固定側板410の両側端面下部のピン430が嵌挿される。
ここで、図6に示す固定側板設置孔261においては、水平孔部分262は、固定側板410を第2の枠部240に(の固定側板設置孔261に)設置するための孔である。水平孔部分262は、第2の枠部240の下辺近傍に、パレット100の上面に平行に、比較的長い距離に形成されている。このようにある程度長い開口が対向する第2の枠部240に平行に形成されている場合、両側にピン430が突出した固定側板410は、この水平孔部分262が形成されている面内で下辺を斜めにすることにより(第1の枠部210に平行な方向から傾斜させることにより)、ピン430の両端部の第1の枠部210に平行な方向の間隔が、対向する水平孔部分262の間隔以下となり、ピン430を水平孔部分262に挿入することが可能となる。図6に示す構成においては、パレット100上に底板300が載置されていない状態で、固定側板410に設けられたピン430が固定側板設置孔261の水平孔部分262に挿入可能な高さに固定側板設置孔261の水平孔部分262は形成されている。また、前述したように固定側板410の両側端部のピン430が固定側板設置孔261の水平孔部分262に挿入ことができる長さに、その水平孔部分262の長さは形成されている。
従って、図6に示す構成においては、底板300が載置されていない状態で固定側板設置孔261の水平孔部分262に固定側板410のピン430を挿入した後に、固定側板410を(固定側板410のピン430を)最も端部側に移動させ、固定側板410を第1の枠部210に沿って立設状態とする。そして、対向する2枚の固定側板410をそのような状態にした後、パレット100上に底板300を載置する。その結果、底板300の厚みにより固定側板設置孔261の水平孔部分262は一部(例えば、下側(パレット100側)半分程度)が埋められることとなり、換言すれば、固定側板設置孔261の水平孔部分262と底板300とが干渉することとなり、以後、固定側板410のピン430は水平孔部分262を通過(移動)できなくなる。従って、固定側板410を水平孔部分262に挿入した操作の反対の操作をすることは不可能となり、固定側板410は第2の枠部240(下金枠200)から離脱不能な状態となる。
そして、以後、固定側板410のピン430は、固定側板設置孔261の傾斜孔部分263に沿ってのみ移動可能な状態となる。
ピン430が固定側板設置孔261の水平孔部分262の端部であるとともに傾斜孔部分263においても端部である位置に移動され、固定側板410が第1の枠部210に沿って垂直に立てられた時、固定側板410は、その外面下部が第1の枠部210の内側に密接し、その外面底部がパレット100の上面に密接し、コンテナ1が組み立て状態の時の固定側板410の配置となる。
また、固定側板410のピン430が固定側板設置孔261の傾斜孔部分263に沿って内側上方に移動された時、固定側板410はピン430を中心として回動可能な状態となり、パレット100上に折り畳み可能な状態となる。この状態において、折り畳まれた状態(固定側板410の板面がパレット100の上面と略平行な状態)の固定側板410の位置(高さ)は、固定側板設置孔261の傾斜孔部分263の範囲内で任意の位置とすることができる。
図6に示す第2の枠部240の固定側板設置孔261は、固定側板410をこのように移動、配置させるための孔である。換言すれば、固定側板410がこのような移動、配置ができるように、ピン430及び固定側板設置孔261の各配置、寸法等が決定される。
このような構成であれば、固定側板410の側端下部に設置するピンとして、カシメにより固定設置したピンを用いることができる。
なお、図6に示す実施形態において、その他の構成は図1〜図5を参照して例示した実施形態と同一である。
本考案は、このような改変を行って実施しても良い。
1…航空機用コンテナ
100…パレット
110…リフト用孔
200…下金枠
210…第1の枠部
240…第2の枠部
241…固定側板設置孔
242…水平孔部分
243…垂直孔部分
261…固定側板設置孔
262…水平孔部分
263…傾斜孔部分
270…保護カバー
271…開口
300…底板
400…側板
410…固定側板
414…左枠材
415…右枠材
416…溝
420…回動ピン(六角穴付きボルト)
421…緩み防止付きナット
425…係合切り欠き
430…ピン
440…差込側板
444…左枠材
445…右枠材
455…係合ナット
500…上蓋
501…上面
502…縁部
600…封印機構
610…バンド受け金具
611…ブラインドリベット
620…バンド取り付け孔
630…上蓋固定用バンド
631…金具
632…面ファスナー
640…封印用ワイヤ
641…ひも状部分
642…固定封印部

Claims (5)

  1. パレットと、
    前記パレットの上部周縁に設置される下金枠と、
    前記下金枠に沿って立設されて前記パレット上に収容空間を形成するとともに、前記パレット上に折り畳み可能な複数の側板と、
    前記下金枠に沿って立設された前記複数の側板により形成される前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋と、
    前記上蓋及び前記側板に各々係合装着されて前記上蓋を前記側板に固定する上蓋固定用バンドと、
    前記上蓋の縁部に形成され前記上蓋固定用バンドが係合装着されるバンド取り付け孔と、
    前記側板の外面に設置され、前記上蓋固定用バンドが係合装着されるバンド受け具と、
    前記上蓋の前記バンド取り付け孔と前記側板の前記バンド受け具とに前記上蓋固定用バンドとともに係合装着されるワイヤ状部材であって、前記係合装着された後は、回復不能に切断することにより装着状態が解除される封印用ワイヤと
    を有する組み立て式コンテナ。
  2. 前記複数の側板のうち前記バンド受け具が設置され前記上蓋固定用バンド及び前記封印用ワイヤが装着される固定側板には、当該側板の両側の側端面の下部に、当該側板の板面に平行に外側に突出したピンが設置されており、
    前記固定側板の前記側端面に平行な前記下金枠の前記ピンに対応する各位置には、前記固定側板を、前記下金枠に沿って立設された状態であって下部外面が対向する前記下金枠に接し前記下金枠に対して上方向に移動不能にされた組み立て状態、及び、前記パレット上に傾倒可能な状態であって下部外面が対向する前記下金枠から離れ前記下金枠に対して上方向に所定の範囲で移動可能にされた折り畳み状態に案内する「L」字形状の固定側板設置孔が形成されており、
    前記複数の側板のうち前記固定側板以外の差込側板は、前記固定側板と一体的に前記下金枠に沿って前記パレット上に立設された状態において、前記上蓋により前記固定側板とともに上部を閉塞される
    請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記複数の側板のうち前記バンド受け具が設置され前記上蓋固定用バンド及び前記封印用ワイヤが装着される固定側板には、当該側板の両側の側端面の下部に、当該側板の板面に平行に外側に突出したピンが設置されており、
    前記固定側板の前記側端面に平行な前記下金枠の前記ピンに対応する各位置には、前記固定側板の前記ピンが通過可能な孔であって、前記固定側板を、前記下金枠に沿って立設された状態であって下部外面が対向する前記下金枠に接するとともに下部底面が前記パレット上面に接した組み立て状態、及び、前記パレット上に傾倒可能な状態であって前記下部が前記組み立て状態から内側上方に斜めに移動した折り畳み状態に案内する外側下方から内側上方に向かって傾斜した案内孔と、前記案内孔の外側下部に接続される前記パレット上面に略平行な孔であって、前記固定側板を立設方向に対して傾斜することにより当該固定側板の両側端面の前記ピンが当該孔に挿入可能となる固定側板挿入用孔と、が「レ」字形状に形成された固定側板設置孔が形成されており、
    前記組み立て式コンテナは、当該固定側板設置孔の内側であって前記パレットの上面に載置され前記収容空間の下面を形成する底板であって、前記パレット上に載置された状態において前記固定側板設置孔の前記側板挿入用孔と干渉し、前記固定側板の前記ピンが当該固定側板挿入用孔を通過不能な状態となる所定の厚さに形成されている底板をさらに有する
    請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 前記上蓋固定用バンドは、樹脂製繊維のバンドである請求項1〜3のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  5. 航空機による物品の搬送用である請求項1〜4のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
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