JP3467166B2 - 運送コンテナ用パネル枠並びにそれを用いた運送コンテナ及びその運送コンテナの製造方法 - Google Patents

運送コンテナ用パネル枠並びにそれを用いた運送コンテナ及びその運送コンテナの製造方法

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JP3467166B2
JP3467166B2 JP08094197A JP8094197A JP3467166B2 JP 3467166 B2 JP3467166 B2 JP 3467166B2 JP 08094197 A JP08094197 A JP 08094197A JP 8094197 A JP8094197 A JP 8094197A JP 3467166 B2 JP3467166 B2 JP 3467166B2
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孝雄 武藏
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み立て・分解が
自在で、荷物の段積保管・運搬を一貫して行うことがで
きる運送コンテナ用パネル枠並びにそれを用いた運送コ
ンテナ及びその運送コンテナの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】荷物を運搬する際には、通常、木製、あ
るいは合成樹脂製のパレット上に荷物を載置し、フォー
クリフト等によりパレットごと荷物を持ち上げて、目的
の場所まで移送する。また、上記パレット上の荷物をさ
らに遠方の別の場所に移送する場合には、パレット上の
荷物をコンテナ等に積替えて搬送するか、またはストレ
ッチフィルム等を用いてパレット上の荷物を固定し、荷
崩れを防止するようになっている。
【0003】ところが、上記したパレットからコンテナ
への荷物の積替え作業は、非常に効率の悪いものであ
る。また、荷崩れ防止を目的として使用されるストレッ
チフィルム等は使い捨てされるため、コストアップを招
来するものとなる。そこで、これらの問題を解決するも
のとして、パレットの四方に直立した壁面部材を設けた
構造のボックスパレットを用い、荷物を入れたボックス
パレットごとトラック等に載せて搬送することが考えら
れる。
【0004】しかしながら、上記ボックスパレットで
は、底面をなすパレットに対して側面をなす位置にある
パネルが直立した状態で4面とも一体的に固定されたも
のとなる。従って、最近では、パレット上への積み上げ
を自動化するために、移載ロボットを用いることがある
ので、その場合には、このパネルが妨げとなって、上記
移載ロボットを利用して効率良くパレット上に荷物を積
上げることができない。
【0005】この結果、このボックスパレットを用いて
荷物を搬送する場合には、手作業で荷物を積み込まなけ
ればならず、かえって作業効率が低下する。
【0006】そこで、この問題に対処するため、パレッ
ト上に設けられるパネルを着脱可能なものとした運送コ
ンテナとすることが可能である。すなわち、図12に示
すように、パレット51上の各コーナに、パネル52…
を嵌挿させる溝を有したパレットコーナ53…を設置す
る。次いで、パレット51上に荷物をロボットで積載し
た後、パネル52の縁にアルミニウム等の金属のパネル
枠54…をリベットにて取り付けたものをパレットコー
ナ53…の溝に嵌挿し、これによって、コンテナの側面
を覆って運送コンテナとする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパネルを着脱可能にした運送コンテナでは、使用頻
度が高くなるにつれ積荷の横方向への接触やその他パネ
ルの外側からの例えばフォークリフトのフォークの接触
等による外力によってパネルが破損することがある。特
に、パネルの材料として、軽いプラスチックや段ボール
を使用する場合には、破損しやすい。
【0008】このときには、パネルを交換する必要があ
るが、パネル52…は例えばCチャンネル等の定型の金
属枠からなるパネル枠54に嵌め込まれているため、パ
ネル枠54をパネル52の縁に取り付けるに際してリベ
ットが必要となる。このため作業が煩雑となり、材料費
や組立て費が多くかかるという問題点を有している。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、パネルへの取り付けを容
易にして、組立て費用及びパネルの交換費用を低減し得
る運送コンテナ用パネル枠並びにそれを用いた運送コン
テナ及びその運送コンテナの製造方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のパ
ネル枠は、上記課題を解決するために、荷物が載置され
るパレットのパネル取り付け部に形成された嵌挿溝に嵌
挿されるべく、運送コンテナの側面を覆うために上記パ
レットの上側に設けられる各パネルの縁に取り付けられ
る運送コンテナ用パネル枠において、上記各パネルの下
隅角を表裏両側から挟み込む2枚の挟持板と、これら2
枚の挟持板のうち少なくとも一方の挟持板から突出して
形成されるパネルへの複数の挿入ピンとが設けられてい
ると共に、上記2枚の挟持板のうち一方の挟持板には、
上記パネルを挟み込んだ際に各挟持板が互いに係止され
るようにする係止爪が設けられ、他方の挟持板には上記
係止爪に係止される係止孔が設けられていることを特徴
としている。
【0011】上記の発明によれば、パネルにパネル枠を
取り付ける際には、パネルの下隅角を表裏両側から2枚
の挟持板で挟み込む。ここで、挟持板から突出して形成
されている挿入ピンは、パネルに挿入されてパネルが挟
持板から容易に離脱しないように固定するものであり、
パネルが例えば段ボールのように容易に突き刺し可能で
ある場合には、パネルの下隅角の表裏両側から挟持板で
挟み込む際に、これら挿入ピンをパネルに突き刺して挿
入することにより、容易にパネルをパネル枠に固定する
ことができる。なお、パネルが例えばプラスチックのよ
うに硬いものであるときには、最初からプラスチックに
挿入孔を穿設しておくことにより、容易に挿入ピンをパ
ネルに挿入することができる。
【0012】また、挿入ピンは、2枚の挟持板のうち少
なくとも一方の挟持板から突出して形成されるので、少
なくとも片方の挟持板とパネルとを固定することができ
る。
【0013】一方、本発明のパネル枠における2枚の挟
持板のうち一方の挟持板には、パネルを挟み込んだ際に
各挟持板が互いに係止されるようにする係止爪が設けら
れ、他方の挟持板には上記係止爪に係止される係止孔が
設けられている。このため、2枚の挟持板を合わせたと
きに、一方の挟持板に設けられた係止爪が他方の挟持板
に設けられている係止孔に係止されるので、2枚の挟持
板を容易に合体固定し得るパネル枠とすることができ
る。
【0014】従って、パネルをパネル枠に容易かつ確実
に結合させることができるようになり、パネルに金属の
枠をリベットで結合するといった煩雑な工程が省かれ、
パネルが破損しても容易にパネルを交換することがで
き、材料費及び組み立て費用が削減される。
【0015】この結果、パネルへの取り付けを容易にし
て、組立て費用及びパネルの交換費用を低減し得る運送
コンテナ用パネル枠を提供することができる。
【0016】請求項2に係る発明の運送用パネル枠は、
上記課題を解決するために、請求項1記載の運送用パネ
ル枠において、上記2枚の挟持板における少なくともパ
ネルの下隅角から最も離れた部位には、両挟持板を結合
するための結合部材が設けられることを特徴としてい
る。
【0017】上記の発明によれば、パネルと、パネル枠
を構成する2枚の挟持板は、パネルの下隅角から最も離
れた部位にて結合部材によって結合される。すなわち、
パネルに外側から外力が作用したときや、運送コンテナ
に積載される荷物がパネルに接触してパネルが外側に押
し出される力が作用したときに、これらの力がパネルを
歪ませる。このとき、パネルの下隅角から最も離れた部
位において、2枚の挟持板がパネルから剥がれやすくな
る。
【0018】そこで、このパネルの下隅角から最も離れ
た部位に結合部材を設けることによって、簡単な構成で
パネルとパネル枠とを強固に結合することができ、これ
によって、多少の力がパネルに作用しても2枚の挟持板
がパネルから剥がれるのを防止することができる。
【0019】請求項3に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナは、上記課題を解決するため
に、荷物が載置されるパレットのパネル取り付け部に形
成された嵌挿溝に嵌挿されるべく、運送コンテナの側面
を覆うために上記パレットの上側に設けられる各パネル
の縁に取り付けられる運送コンテナ用パネル枠を用いた
運送コンテナにおいて、上記の運送コンテナ用パネル枠
には、上記各パネルの下隅角を表裏両側から挟み込む2
枚の挟持板と、これら2枚の挟持板のうち少なくとも一
方の挟持板から突出して形成されるパネルへの複数の挿
入ピンとが設けられていると共に、上記2枚の挟持板の
うち一方の挟持板には、上記パネルを挟み込んだ際に各
挟持板が互いに係止されるようにする係止爪が設けら
れ、他方の挟持板には上記係止爪に係止される係止孔が
設けられていることを特徴としている。
【0020】上記の発明によれば、運送コンテナを組み
立てるときは、まず、パネルにパネル枠を取り付ける。
その際には、パネルの下隅角を表裏両側から2枚の挟持
板で挟み込む。ここで、2枚の挟持板のうち少なくとも
一方の挟持板には、パネルへの複数の挿入ピンが突出し
て形成されているので、パネルの下隅角の表裏両側から
挟持板で挟み込む際に、パネルが例えば段ボールのよう
に容易に突き刺し可能である場合には、挿入ピンをパネ
ルに突き刺して挿入することにより、容易にパネルをパ
ネル枠に固定することができる。なお、パネルが例えば
プラスチックのように硬いものであるときには、最初か
らプラスチックに挿入孔を穿設しておくことにより、容
易に挿入ピンをパネルに挿入することができる。
【0021】また、挿入ピンは、2枚の挟持板のうち少
なくとも一方の挟持板から突出して形成されるので、少
なくとも片方の挟持板とパネルとを固定することができ
る。
【0022】一方、上記のパネル枠における2枚の挟持
板のうち一方の挟持板には、パネルを挟み込んだ際に各
挟持板が互いに係止されるようにする係止爪が設けら
れ、他方の挟持板には上記係止爪に係止される係止孔が
設けられている。このため、2枚の挟持板を合わせたと
きに、一方の挟持板に設けられた係止爪が他方の挟持板
に設けられている係止孔に係止されるので、2枚の挟持
板を容易に合体固定し得るパネル枠とすることができ
る。
【0023】従って、パネルをパネル枠に容易かつ確実
に結合させることができるようになり、パネルに金属の
枠をリベットで結合するといった煩雑な工程が省かれ、
パネルが破損しても容易にパネルを交換することがで
き、材料費及び組み立て費用が削減される。
【0024】また、このようにしてパネル枠が取り付け
られたパネルを、パレット上のパネル取り付け部に形成
された嵌挿溝に嵌挿させるだけで運送コンテナの側面を
覆うことができ、運送コンテナを容易かつ安価に組み立
てることができる。さらに、このような運送コンテナ
は、分解するときには、組み立てと逆の手順を踏めばよ
いので容易に分解することもできる。従って、運送コン
テナの組み立てと分解とが短時間でできるので、荷物の
積み降ろしの効率を向上することができる。
【0025】この結果、パネルへの取り付けを容易にし
て、組立て費用及びパネルの交換費用を低減し得る運送
コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナを提供するこ
とができる。
【0026】請求項4に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナは、上記課題を解決するため
に、請求項3記載の運送コンテナ用パネル枠を用いた運
送コンテナにおいて、上記の運送コンテナ用パネル枠に
は、上記2枚の挟持板における少なくともパネルの下隅
角から最も離れた部位に、両挟持板を結合するための結
合部材が設けられることを特徴としている。
【0027】上記の発明によれば、パネルと、パネル枠
を構成する2枚の挟持板とは、パネルの下隅角から最も
離れた部位にて結合部材によって結合される。すなわ
ち、パネルに外側から外力が作用したときや、内側から
の押し出し力が作用したときに、これらの力がパネルを
歪ませる。このとき、パネルの下隅角から最も離れた部
位において、2枚の挟持板がパネルから剥がれやすくな
る。
【0028】そこで、このパネルの下隅角から最も離れ
た部位に結合部材を設けることによって、簡単な構成で
パネルとパネル枠とを強固に結合することができ、これ
によって、多少の力がパネルに作用しても2枚の挟持板
がパネルから剥がれるのを防止することができる。
【0029】また、これによって、外力に対するパネル
の耐久性を向上することができ、丈夫な運送コンテナと
することができる。
【0030】請求項5に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナは、上記課題を解決するため
に、請求項3または4記載の運送コンテナ用パネル枠を
用いた運送コンテナにおいて、上記のパネルは、挿入ピ
ンよりも軟らかい材質にてなっていることを特徴として
いる。
【0031】上記の発明によれば、パネルが挟持板に設
けられている挿入ピンよりも軟らかく、パネルの下隅角
の表裏両側から挟み込んで挟持板を取り付ける際に、挿
入ピンはパネルに突き刺すだけで挿入される。このた
め、パネルに挿入される挿入ピンの挿入孔を予めパネル
に開けておく必要がない。従って、パネル上で挿入ピン
と挿入孔との位置決めを行う必要がなく、パネルにパネ
ル枠を結合する工程が非常に容易になり、取り付け費用
も削減される。
【0032】この結果、万一パネルやパネル枠が破損し
ても、それらの交換と組み立てとを容易に行い得る運送
コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナを提供するこ
とができる。
【0033】請求項6に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナの製造方法は、上記課題を解
決するために、荷物が載置されるパレットのパネル取り
付け部に形成された嵌挿溝に嵌挿されるべく、運送コン
テナの側面を覆うために上記パレットの上側に設けられ
る各パネルの縁に取り付けられる運送コンテナ用パネル
枠を用いた運送コンテナの製造方法において、2枚の挟
持板のうち少なくとも一方の挟持板から突出して形成さ
れるパネルへの複数の挿入ピンをパネルの下隅角の側面
に挿入すると共に、他方の挟持板にて上記パネルを挟み
込む一方、上記2枚の挟持板のうちの一方の挟持板に形
成された係止爪を他方の挟持板に形成された係止孔に係
止させることにより各パネルに一体固定した運送コンテ
ナ用パネル枠を、上記パレットのパネル取り付け部に形
成された嵌挿溝に嵌挿することにより、運送コンテナの
側面を覆って運送コンテナとすることを特徴としてい
る。
【0034】上記の発明によれば、運送コンテナを製造
する際には、まず、パネルの下隅角を表裏両側から2枚
の挟持板で挟み込んでパネルにパネル枠を取り付ける。
ここで、2枚の挟持板のうち少なくとも一方の挟持板に
は、パネルへの複数の挿入ピンが突出して形成されてい
るので、パネルが例えば段ボールのように容易に突き刺
し可能である場合には、挿入ピンをパネルに突き刺して
挿入することにより、容易にパネルをパネル枠に固定す
ることができる。なお、パネルが例えばプラスチックの
ように硬いものであるときには、最初からプラスチック
に挿入孔を穿設しておくことにより、容易に挿入ピンを
パネルに挿入することができる。
【0035】また、挿入ピンは、2枚の挟持板のうち少
なくとも一方の挟持板から突出して形成されるので、少
なくとも片方の挟持板とパネルとを固定することができ
る。
【0036】一方、上記のパネル枠における2枚の挟持
板のうち一方の挟持板には、パネルを挟み込んだ際に各
挟持板が互いに係止されるようにする係止爪が設けら
れ、他方の挟持板には上記係止爪に係止される係止孔が
設けられている。
【0037】このため、2枚の挟持板を合わせたとき
に、一方の挟持板に設けられた係止爪が他方の挟持板に
設けられている係止孔に係止されるので、2枚の挟持板
を容易に合体固定し得るパネル枠とすることができる。
【0038】従って、パネルをパネル枠に容易かつ確実
に結合させることができるようになり、パネルに金属の
枠をリベットで結合するといった煩雑な工程が省かれ、
パネルが破損しても容易にパネルを交換することがで
き、材料費及び組み立て費用が削減される。
【0039】また、このようにしてパネル枠が取り付け
られたパネルを、パレット上のパネル取り付け部に形成
された嵌挿溝に嵌挿させるだけで運送コンテナの側面を
覆うことができ、運送コンテナを容易かつ安価に組み立
てることができる。さらに、このような運送コンテナ
は、分解するときには、組み立てと逆の手順を踏めばよ
いので容易に分解することもできる。従って、運送コン
テナの組み立てと分解とが短時間でできるので、荷物の
積み降ろしの効率を向上することができる。
【0040】この結果、パネルへの取り付けを容易にし
て、組立て費用及びパネルの交換費用を低減し得る運送
コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナの製造方法を
提供することができる。
【0041】請求項7に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナの製造方法は、上記課題を解
決するために、請求項6記載の運送コンテナ用パネル枠
を用いた運送コンテナの製造方法において、上記運送コ
ンテナ用パネル枠をパネルに一体固定する際に、2枚の
挟持板における少なくともパネルの下隅角から最も離れ
た部位にて、結合部材により両挟持板を結合することを
特徴としている。
【0042】上記の発明によれば、パネルと、パネル枠
を構成する2枚の挟持板とは、パネルの下隅角から最も
離れた部位にて結合部材によって結合される。すなわ
ち、パネルに外側から外力が作用したときや、内側から
の押し出し力が作用したときには、パネルの下隅角から
最も離れた部位において、2枚の挟持板がパネルから剥
がれやすくなる。
【0043】そこで、このパネルの下隅角から最も離れ
た部位に結合部材を設けることによって、簡単な構成で
パネルとパネル枠とを強固に結合することができ、これ
によって、多少の力がパネルに作用しても2枚の挟持板
がパネルから剥がれるのを防止することができる。
【0044】また、これによって、外力に対するパネル
の耐久性を向上することができ、丈夫な運送コンテナの
製造方法を提供することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0046】本実施の形態のパネル枠が適用される運送
コンテナは、図2に示すように、パレット1と、パネル
取り付け部としてのパレットコーナ2…と、パネル枠4
…に固定されたパネル3…とから構成されるものとなっ
ている。
【0047】上記パレット1は、木材、あるいはポリプ
ロピレン等の合成樹脂からなっており、その各側面に、
フォークリフトのフォークが挿入される挿入口1a…を
有している。また、パレット1の上面における各コーナ
部には、挿入孔1b…が2箇所ずつ計8箇所に設けられ
ており、ここには上記パレットコーナ2…の下部に設け
られた突起2a…が挿入されるようになっている。
【0048】上記パレットコーナ2は、2枚のほぼ同じ
大きさの略L字形状の内壁2bと外壁2cとが上下に段
違いで、平行に対峙したものからなっている。すなわ
ち、パレットコーナ2は、略L字形状の内壁2b…と、
この内壁2b…に対して所定の間隔で平行に設けられた
略L字形状の外壁2c…とを有していると共に、図3
(a)(b)(c)に示すように、これら内壁2bと外
壁2cとの間には底板2dが設けられている。そして、
これら内壁2b、外壁2c及び底板2dで囲まれること
により上記パネル枠4…に固定されたパネル3・3を挿
入するための嵌挿溝2eが形成されている。
【0049】上記パレットコーナ2の底板2dの下面側
には上述した下向きの突起2a・2aが2箇所に設けら
れており、これら突起2a・2aをパレット1のコーナ
部に設けられた前記挿入孔1b・1bに挿入することに
より、パレットコーナ2をパレット1に容易に取り付け
得るものとなっている。
【0050】また、パレットコーナ2の下部では、同図
(c)及び図1に示すように、外壁2cが内壁2bより
も下方に位置がずれた状態になっている。このため、上
記突起2a・2aが挿入孔1b・1bに挿入された状態
では、上記底板2dの下面が上記パレット1の上面に当
接し、かつ底板2dよりも下方に突出している外壁2c
は上記パレット1におけるコーナ部の外周を覆うように
なっている。
【0051】また、図3(a)(b)(c)に示すよう
に、上記底板2dには、嵌挿溝2eに嵌挿される2枚の
前記パネル3・3の交点となる位置に、上向きの凸部2
fが設けられており、この凸部2fは、1つのパネル3
の下隅角に取り付けられるパネル枠4の後述する嵌合孔
4eに嵌合されるようになっている。
【0052】さらに、上記底板2d上には、上記凸部2
fから各L字の端部側に向かう中程の位置に立ち上げ壁
2g・2gが設けられている。この立ち上げ壁2g・2
gは、パネル枠4・4が嵌挿溝2eに嵌挿されたとき
に、後述する挟持板5a・5bの下部に設けられた凹部
4m・4mに係止されることにより、パネル枠4・4が
嵌挿溝2eに沿って移動するのを規制するために形成さ
れているものである。
【0053】一方、本実施の形態のパネル枠4は、図1
に示すように、2枚の挟持板5a・5bを有しており、
例えばナイロン系のエンジニアリングプラスチックから
なっている。すなわち、2枚の挟持板5a・5bが、パ
ネル3の下隅角を表裏両側から挟み込んで固定して一体
化されることによりパネル枠4として構成されるものと
なっている。
【0054】上記のパネル枠4における挟持板5a・5
bの双方には、複数の挿入ピン4a…がパネル3の面に
垂直な方向に設けられており、これら挿入ピン4a…
は、2枚の挟持板5a・5bにてパネル3を挟み込む際
にパネル3に突き刺して挿入されるようになっている。
【0055】すなわち、本実施の形態では、後述するよ
うに、パネル3の材料として、例えば3層構造の波形を
有する段ボールが使用されている。この段ボールは挿入
ピン4a…よりも軟らかいので、挿入ピン4a…をパネ
ル3に突き刺して押し込むだけで、パネル枠4とパネル
3とを結合させることができる。
【0056】なお、本実施の形態における挿入ピン4a
…は、挟持板5a・5bの双方から突出して形成されて
いるが、必ずしもこれに限らず、一方の挟持板5aにの
み形成することが可能である。これによっても、パネル
枠4とパネル3とを結合させることができる。
【0057】また、挿入ピン4a…は、挟持板5a・5
bの双方から段ボールの厚みの中央部付近まで挿入され
ている。但し、必ずしもこれに限らず、例えば、挿入ピ
ン4a…を、パネル3に差し込まれる側から見て3層波
形段ボールの3層目まで達する長さに形成するのが好ま
しい。これにより、挿入ピン4a…とパネル3との固定
強度を高めることができる。
【0058】さらに、本実施の形態では、上記の挿入ピ
ン4a…と後述する係止爪4b・4b・4b及び係止孔
4c・4c・4cとによって、一旦パネル3をパネル枠
4に挟持して取り付けたときには、パネル枠4がパネル
3から容易に剥がれないようになっている。
【0059】また、図4(a)(b)(c)及び図7
(a)(b)(c)に示すように、各挟持板5a・5b
は、前記パレットコーナ2の内壁2b側あるいは外壁2
c側の面に段差4iを有しており、上側面4jは下側面
4kよりも外側に張り出ている。この上側面4jは、パ
ネル枠4を前記嵌挿溝2eに嵌挿させたときに、パレッ
トコーナ2の内壁2b及び外壁2cに対して段差の無い
面を形成するように位置している。従って、パレット1
上に荷物を積載してパネル3…を嵌挿溝2e…に嵌挿さ
せたとき、パレットコーナ2…とパネル枠4…とは互い
に段差を作らずにスムーズに組み合わされる。
【0060】また、図4(a)(b)(c)及び図5
(a)(b)(c)に示すように、一方の挟持板5aの
最下部及び側部等には、挟持板5aの内面に垂直な方向
に3つの係止爪4b・4b・4bが設けられていると共
に、他方の挟持板5bの最下部及び側部等には、図6
(a)(b)(c)及び図7(a)(b)(c)に示す
ように、上記係止爪4b・4b・4bの位置に対応し
て、これら係止爪4b・4b・4bが係止される3つの
係止孔4c・4c・4cが設けられている。
【0061】一方、挟持板5bの最下部及び側部にも、
挟持板5bの内面に垂直な方向に3つの係止爪4b・4
b・4bが設けられていると共に、図4(a)(b)
(c)及び図5(a)(b)(c)に示すように、他方
の挟持板5aの最下部及び側部には、同様に、上記係止
爪4b・4b・4bに対応する位置に3つの係止孔4c
・4c・4cが設けられている。
【0062】この結果、図8(a)(b)(c)に示す
ように、2つの挟持板5a・5bにてパネル3…を挟み
込む際に、これら双方の挟持板5a・5bの係止爪4b
・4b・4bが他方の挟持板5b・5aの係止孔4c・
4c・4cに容易に係止される。これにより、2枚の挟
持板5a・5bは、それら縁部で結合され、剥がれにく
くなる。
【0063】なお、上記の係止爪4b・4b・4bは双
方の挟持板5a・5bに設けられているが、必ずしもこ
れに限らず、一方の挟持板5aまたは挟持板5bのみに
設けられていてもよい。
【0064】さらに、2枚の挟持板5a・5bには、下
側面4k上に予備孔4g・4gが設けられている。これ
ら予備孔4g・4gは、例えば、2枚の挟持板5a・5
bで挟み込むパネル3の厚みが大きい場合や段ボールが
水分を吸って膨張したときに、両者の結合力が小さくな
るのを防ぐために予備的に設けられており、予備孔4g
・4gを通してビス留めなどを行う。
【0065】さらに、図5(a)(b)(c)及び図6
(a)(b)(c)に示すように、2枚の挟持板5a・
5bには内面側には、前記段差4iに沿って、略L字状
に突出する突起壁4f・4fが形成されており、これら
突起壁4f・4fは、2枚の挟持板5a・5bにてパネ
ル3を挟み込む際に、後述する略L字形状の切り欠き3
aを有するパネル3の外縁に沿うようになっている(図
1参照)。
【0066】また、2枚の挟持板5a・5bには、図4
(a)(b)(c)〜図8(a)(b)(c)に示すよ
うに、下端部中央に凹部4m・4mが形成されており、
上述したように、これら凹部4m・4mは、パレットコ
ーナ2…における嵌挿溝2eにパネル枠4を嵌挿したと
きに、パレットコーナ2…の立ち上げ壁2g・2gに挿
入されることにより、パネル枠4・4の嵌挿溝2eに沿
う移動が規制されるようになっている。
【0067】さらに、図9(a)(b)(c)に示すよ
うに、各パネル枠4の下端における端部には、嵌合孔4
eが1個設けられており、この嵌合孔4eは、上述した
ように、パレットコーナ2の底板2dに形成された上向
きの凸部2fに嵌合されることにより、パネル枠4がパ
レットコーナ2…に固定されるものとなっている。
【0068】すなわち、本実施の形態では、1枚のパネ
ル3の下隅角に取り付けられたパネル枠4は、それがパ
レットコーナ2の例えば縦方向に挿入されたときには、
パネル枠4はそのパレットコーナ2の凸部2fにて固定
される。一方、同一のL字形状パレットコーナ2の横方
向に挿入されたパネル3は、パネル3の他方の下隅角に
取り付けられたパネル枠4が挿入されるL字形状パレッ
トコーナ2の凸部2fにて固定されるものとなってい
る。これによって、四方の壁面を構成するパネル3…が
全て相互に移動しないように固定されるものとなってい
る。
【0069】次に、パネル3は、図1に示すように、下
隅角に略L字形状の切り欠き3aを有しており、上述し
たように、前記挟持板5a・5bのL字形状の突起壁4
f・4fに沿うようになっている。なお、必ずしもこれ
に限定されず、パネル3に切り欠き3aが形成されてい
ないものであってもよい。但し、このときには挟持板5
…の内側の突起壁4f…は不要である。
【0070】また、本実施の形態では、パネル3は、上
述したように、例えば、挿入ピン4a…よりも軟らかい
3層の波形を有する段ボールからなっている。このた
め、挿入ピン4a…をパネル3に突き刺して押し込むだ
けで、パネル枠4とパネル3とを結合させることができ
る。
【0071】すなわち、パネル3として、例えばアクリ
ル系プラスチックを使用した場合には、予め挿入ピン4
a…のための挿入孔を開けておく必要があるが、段ボー
ルの場合には、この手間が省けると共に、その位置合わ
せも不要となる。従って、作業性が良くなり、組立コス
トを低減することができる。また、段ボールのパネル3
は、アクリル系プラスチックのパネルと比較して材料費
を3分の1程度に削減することができる。この結果、運
送コンテナの製造コストを2分の1程度に削減すること
ができるという利点がある。さらに、パネル3が破損し
た場合に、アクリル系プラスチックでは再生が不可能で
リサイクルできずその結果廃材としかならないが、段ボ
ールは再溶融することによりリサイクルが可能であるの
で、環境破壊を極力防止することができるという利点も
ある。
【0072】なお、パネル3…をリサイクルできる材料
として採用する場合には、例えば、発泡スチロールや木
材とすることが可能である。但し、木材の場合には、挿
入ピン4a…よりも硬いのが通常であるので、上述した
ように、挿入ピン4a…が挿入されるための挿入孔を予
め開けておく必要がある。
【0073】また、本実施の形態では、パネル3の材料
として上記の挿入ピン4a…よりも軟らかい材料及びリ
サイクル可能な材料として段ボールを採用しているが、
必ずしもこれに限らず、単に挿入ピン4a…よりも軟ら
かい材料としてのみ選択する場合には、例えば発泡スチ
ロールや発泡ポリウレタンやパーティクルボード、プラ
スターボード等も選択可能である。
【0074】また、本実施の形態のように、段ボールか
らなるパネル3を使用した場合には、上端面から雨等の
水分や湿気が浸入して段ボールが膨張すると、パネル3
…とパネル枠4…の結合強度が弱まるおそれがある。そ
こで、段ボールの上端面には例えばホットメルト接着剤
や撥水性の塗料等を塗布して水分や湿気が侵入するのを
防ぎ、かつ膨張を阻止するようにしておくのが好まし
い。
【0075】なお、上記の段ボールは3層の波形を有し
たものとなっているが、必ずしも3層に限定されるもの
ではない。但し、この3層の波形によって、本実施の形
態の大きさのパネル3は、厚さが例えば1.5cmとな
っていると共に、例えば2.5〜3トンの荷重に耐え得
るものとなっている。
【0076】上記構成の運送コンテナ用パネル枠4を用
いた運送コンテナの製造方法、つまり組立方法を説明す
る。
【0077】運送コンテナを製造する際には、まず、パ
ネル3…の下隅角を表裏両側から2枚の挟持板5・5で
挟み込んでパネル3…にパネル枠4…を取り付ける。そ
の際には、パネル3…の下隅角を表裏両側から2枚の挟
持板5a・5bで挟み込む。ここで、2枚の挟持板5a
・5bには、パネル3への複数の挿入ピン4a…が突出
して形成されていると共に、パネル3が段ボールからな
っている。このため、パネル3の下隅角の表裏両側から
挟持板5a・5bで挟み込む際に、挿入ピン4a…をパ
ネル3に突き刺して挿入することにより、容易にパネル
3をパネル枠4に固定することができる。なお、パネル
3が例えばプラスチックのように硬いものであるときに
は、最初からプラスチックに挿入孔を穿設しておくこと
により、容易に挿入ピン4a…をパネル3に挿入するこ
とができる。
【0078】また、挿入ピン4a…は、2枚の挟持板5
a・5bのうち少なくとも一方の挟持板5aから突出し
て形成されるので、少なくとも片方の挟持板5aとパネ
ル3とを固定することができる。
【0079】一方、パネル枠4における2枚の挟持板5
a・5bのうち一方の挟持板5aまたは挟持板5bに
は、パネル3…を挟み込んだ際に各挟持板5a・5bが
互いに係止されるようにする係止爪4b・4b・4bが
設けられ、他方の挟持板5bまたは挟持板5aには、係
止爪4b・4b・4bに係止される係止孔4c・4c・
4cが設けられている。
【0080】このため、2枚の挟持板5a・5bを合わ
せたときに、一方の挟持板5aまたは挟持板5bに設け
られた係止爪4b・4b・4bが他方の挟持板5bまた
は挟持板5aに設けられている係止孔4c・4c・4c
に係止されるので、2枚の挟持板5a・5bを容易に合
体固定し得るパネル枠4とすることができる。
【0081】従って、パネル3をパネル枠4に容易かつ
確実に結合させることができるようになり、パネル3に
金属の枠をリベットで結合するといった煩雑な工程が省
かれ、パネル3が破損しても容易にパネル3を交換する
ことができ、材料費及び組み立て費用を削減することが
できる。
【0082】また、このようにしてパネル枠4が取り付
けられたパネル3を、パレット1上のパレットコーナ2
…に形成された嵌挿溝2eに嵌挿させるだけで運送コン
テナの側面を覆うことができる。
【0083】また、パネル枠4を取り付けたパネル3を
嵌挿溝2eに嵌挿させたときに、パネル枠4における上
側面4jは、パレットコーナ2の内壁2b及び外壁2c
と段差の無い面を形成するように位置している。従っ
て、パネル3…を嵌挿溝2eに嵌挿させるとき、パレッ
トコーナ2…とパネル枠4…とは互いに段差を作らずに
スムーズに組み合わされる。このため、パレット1上に
荷物を積載するに際して引っ掛かりができない。
【0084】またこのとき、各パネル枠4…に形成され
ている嵌合孔4e…はパレットコーナの底板2d…上に
設けられている凸部2f…に嵌合され、パレットコーナ
2…とパネル3…とが容易に固定される。また、凸部2
f…の一つに嵌合される嵌合孔4e…は各パネル枠4に
一つずつ設けられているので、凸部2fに嵌合された固
定孔4e…を有するパネル枠4のパネル3に隣接する他
のパネル3は、パレット1上の他端のコーナに設けられ
たパレットコーナ2の底板2d上に設けられている凸部
2fに嵌合される。従って、パネル枠4…と結合された
全てのパネル3…がパレットコーナ2…に固定されるこ
とになる。従って、容易に運送コンテナを製造すること
ができる。
【0085】さらに、このような運送コンテナは、分解
するときには、組み立てと逆の手順を踏めばよいので容
易に分解することもできる。従って、運送コンテナの組
み立てと分解とが短時間でできるので、荷物の積み降ろ
しの効率を向上することができる。
【0086】この結果、パネル3への取り付けを容易に
して、組立て費用及びパネル3の交換費用を低減し得る
運送コンテナ用パネル枠4を用いた運送コンテナを提供
することができる。
【0087】また、本実施の形態のパネル枠4及びそれ
を用いた運送コンテナでは、パネル3が段ボールからな
っているので、挟持板5a・5bに設けられている挿入
ピン4a…よりも軟らかく、パネル3の下隅角の表裏両
側から挟み込んで挟持板5a・5bを取り付ける際に、
挿入ピン4a…はパネル3に突き刺すだけで挿入され
る。このため、パネル3に挿入される挿入ピン4a…の
挿入孔を予めパネル3に開けておく必要がない。従っ
て、パネル3上で挿入ピンと挿入孔との位置決めを行う
必要がなく、パネル3にパネル枠4を結合する工程が非
常に容易になり、取り付け費用も削減される。
【0088】この結果、万一パネル3やパネル枠4が破
損しても、それらの交換と組み立てとを容易に行い得る
運送コンテナ用パネル枠及びそれを用いた運送コンテナ
を提供することができる。
【0089】なお、本実施の形態では、パネル取り付け
部としてパレット1は別部材からなるパレットコーナ2
を使用し、これに嵌挿溝2eを形成したものとなってい
るが、必ずしもこれに限らず、直接、パレット1に嵌挿
溝を形成してパネル取り付け部としたものであってもよ
い。
【0090】また、本実施の形態では、パネル3の下隅
角にパネル枠4を設けたものとなっており、パネル3の
上隅角はフリーとなっている。しかし、必ずしもこれに
限らず、例えば、パネル3の上隅角にもパネル枠4・4
を取り付けることが可能である。これによって、荷物が
嵩高い場合に、上下に嵌挿溝2e・2eを形成したパレ
ットコーナを介装することにより、パネル3を二段、三
段と積み上げていくことが可能となる。
【0091】〔実施の形態2〕本発明における他の実施
の形態について、図10及び図11に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0092】本実施の形態の運送コンテナのパネル枠1
4は、図10に示すように、2枚の挟持板5a・5bに
おけるパネル3の下隅角から最も離れた部位にボルト用
孔4d・4dが設けられており、パネル3にもそのボル
ト用孔4d・4dに対応する位置に貫通孔3bが設けら
れている。そして、パネル3とパネル枠14とは、これ
らボルト用孔4d・4d及び貫通孔3bを通してボルト
6とナット7とで結合されるものとなっている。
【0093】このように、本実施の形態の運送コンテナ
のパネル枠14は、前記実施の形態1で示したパネル枠
4に対して、結合部材としてのボルト6及びナット7が
追加されたものとなっている。
【0094】すなわち、パネル3に外力が作用したとき
や、運送コンテナに積載される荷物の壁面への接触によ
りパネル3が外側に押し出されるときに、この力がパネ
ル3を歪ませる。このとき、パネル枠14におけるパネ
ル3の下隅角から離れた部位が最も影響を受け、2枚の
挟持板5a・5bとパネル3とがこの部位から剥がれや
すくなる。そこで、この部位にボルト6とナット7とを
用いて、パネル3とパネル枠14とを結合することによ
り、両者を剥がれにくくすることができる。
【0095】なお、本実施の形態においては、結合部材
としてボルト6とナット7とを用いているが、必ずしも
これに限定されず、例えば、図11に示すように、結合
部材としてホック8とホック孔9とを用いることも可能
である。上記のホック8は、一方の挟持板5aから内側
に突出して設けられる一方、他方の挟持板5aに、この
ホック8の先端部が係止されるホック孔9が設けられて
いる。従って、上記のホック8とホック孔9とを用いれ
ば、パネル3とパネル枠14とをワンタッチで容易に結
合させることができ、パネル枠14におけるパネル3の
下隅角から離れた部位を補強することができる。
【0096】このように、本実施の形態の運送用パネル
枠14及びこのパネル枠14を用いた運送コンテナは、
2枚の挟持板5a・5bにおける少なくともパネル3の
下隅角から最も離れた部位には、両挟持板5a・5bを
結合するためのボルト6及びナット7またはホック8及
びホック孔9が設けられている。
【0097】このため、簡単な構成でパネル3とパネル
枠14とを強固に結合することができ、これによって、
多少の力がパネル3に作用しても2枚の挟持板5a・5
bがパネル枠14から剥がれるのを防止することができ
る。
【0098】なお、本発明においては、2枚の挟持板5
a・5bにおける少なくともパネル3の下隅角から最も
離れた部位に結合部材を設ければよいものとなってい
る。このことは、このパネル3の下隅角から最も離れた
部位以外の部位にも結合部材を設けることが可能である
ことを示す。例えば、前記実施の形態1にて説明した挟
持板5a・5bにおける予備孔4g・4gにてビス留め
を行うことも本発明の結合部材に相当するものとするこ
とができる。
【0099】
【発明の効果】請求項1に係る発明の運送用パネル枠
は、以上のように、各パネルの下隅角を表裏両側から挟
み込む2枚の挟持板と、これら2枚の挟持板のうち少な
くとも一方の挟持板から突出して形成されるパネルへの
複数の挿入ピンとが設けられていると共に、上記2枚の
挟持板のうち一方の挟持板には、上記パネルを挟み込ん
だ際に各挟持板が互いに係止されるようにする係止爪が
設けられ、他方の挟持板には上記係止爪に係止される係
止孔が設けられているものである。
【0100】それゆえ、2枚の挟持板のうち少なくとも
一方の挟持板から突出して形成されるパネルへの複数の
挿入ピンにて、容易にパネルをパネル枠に固定すること
ができる。
【0101】さらに、2枚の挟持板を合わせたときに、
一方の挟持板に設けられた係止爪が他方の挟持板に設け
られている係止孔に係止されるので、2枚の挟持板を容
易に合体固定し得るパネル枠とすることができる。
【0102】従って、パネルをパネル枠に容易かつ確実
に結合させることができるようになり、パネルに金属の
枠をリベットで結合するといった煩雑な工程が省かれ、
パネルが破損しても容易にパネルを交換することがで
き、材料費及び組み立て費用が削減される。
【0103】この結果、パネルへの取り付けを容易にし
て、組立て費用及びパネルの交換費用を低減し得る運送
コンテナ用パネル枠を提供することができるという効果
を奏する。
【0104】請求項2に係る発明の運送用パネル枠は、
以上のように、請求項1記載の運送用パネル枠におい
て、上記2枚の挟持板における少なくともパネルの下隅
角から最も離れた部位には、両挟持板を結合するための
結合部材が設けられるものである。
【0105】それゆえ、簡単な構成でパネルとパネル枠
とを強固に結合することができ、これによって、請求項
1に係る発明の効果に加えて、多少の力がパネルに作用
しても2枚の挟持板がパネルから剥がれるのを防止する
ことができるという効果を奏する。
【0106】請求項3に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナは、以上のように、運送コン
テナ用パネル枠には、上記各パネルの下隅角を表裏両側
から挟み込む2枚の挟持板と、これら2枚の挟持板のう
ち少なくとも一方の挟持板から突出して形成されるパネ
ルへの複数の挿入ピンとが設けられていると共に、上記
2枚の挟持板のうち一方の挟持板には、上記パネルを挟
み込んだ際に各挟持板が互いに係止されるようにする係
止爪が設けられ、他方の挟持板には上記係止爪に係止さ
れる係止孔が設けられているものである。
【0107】それゆえ、2枚の挟持板のうち少なくとも
一方の挟持板には、パネルへの複数の挿入ピンが突出し
て形成されているので、容易にパネルをパネル枠に固定
することができる。
【0108】また、2枚の挟持板を合わせたときに、一
方の挟持板に設けられた係止爪が他方の挟持板に設けら
れている係止孔に係止されるので、2枚の挟持板を容易
に合体固定し得るパネル枠とすることができる。
【0109】従って、パネルをパネル枠に容易かつ確実
に結合させることができるようになり、パネルに金属の
枠をリベットで結合するといった煩雑な工程が省かれ、
パネルが破損しても容易にパネルを交換することがで
き、材料費及び組み立て費用が削減される。
【0110】また、このようにしてパネル枠が取り付け
られたパネルを、パレット上のパネル取り付け部に形成
された嵌挿溝に嵌挿させるだけで運送コンテナの側面を
覆うことができ、運送コンテナを容易かつ安価に組み立
てることができる。さらに、このような運送コンテナ
は、分解するときには、組み立てと逆の手順を踏めばよ
いので容易に分解することもできる。従って、運送コン
テナの組み立てと分解とが短時間でできるので、荷物の
積み降ろしの効率を向上することができる。
【0111】この結果、パネルへの取り付けを容易にし
て、組立て費用及びパネルの交換費用を低減し得る運送
コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナを提供するこ
とができるという効果を奏する。
【0112】請求項4に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナは、以上のように、請求項3
記載の運送コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナに
おいて、上記の運送コンテナ用パネル枠には、上記2枚
の挟持板における少なくともパネルの下隅角から最も離
れた部位に、両挟持板を結合するための結合部材が設け
られるものである。
【0113】それゆえ、簡単な構成でパネルとパネル枠
とを強固に結合することができ、これによって、多少の
力がパネルに作用しても2枚の挟持板がパネルから剥が
れるのを防止することができる。
【0114】また、これによって、外力に対するパネル
の耐久性を向上することができ、その結果、請求項3に
係る発明の効果に加えて、丈夫な運送コンテナとするこ
とができるという効果を奏する。
【0115】請求項5に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナは、以上のように、請求項3
または4記載の運送コンテナ用パネル枠を用いた運送コ
ンテナにおいて、上記のパネルは、挿入ピンよりも軟ら
かい材質にてなっているものである。
【0116】それゆえ、パネルに挟持板を取り付ける際
に、挿入ピンはパネルに突き刺すだけで挿入される。こ
のため、パネルにパネル枠を結合する工程が非常に容易
になり、取り付け費用も削減される。
【0117】この結果、請求項3または4に係る発明の
効果に加えて、万一パネルやパネル枠が破損しても、そ
れらの交換と組み立てとを容易に行い得る運送コンテナ
用パネル枠を用いた運送コンテナを提供することができ
るという効果を奏する。
【0118】請求項6に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナの製造方法は、以上のよう
に、2枚の挟持板のうち少なくとも一方の挟持板から突
出して形成されるパネルへの複数の挿入ピンをパネルの
下隅角の側面に挿入すると共に、他方の挟持板にて上記
パネルを挟み込む一方、上記2枚の挟持板のうちの一方
の挟持板に形成された係止爪を他方の挟持板に形成され
た係止孔に係止させることにより各パネルに一体固定し
た運送コンテナ用パネル枠を、上記パレットのパネル取
り付け部に形成された嵌挿溝に嵌挿することにより、運
送コンテナの側面を覆って運送コンテナとする製造方法
である。
【0119】それゆえ、パネルをパネル枠に容易かつ確
実に結合させることができるようになり、パネルに金属
の枠をリベットで結合するといった煩雑な工程が省か
れ、パネルが破損しても容易にパネルを交換することが
でき、材料費及び組み立て費用が削減される。
【0120】また、このようにしてパネル枠が取り付け
られたパネルを、パレット上のパネル取り付け部に形成
された嵌挿溝に嵌挿させるだけで運送コンテナの側面を
覆うことができ、運送コンテナを容易かつ安価に組み立
てることができる。さらに、このような運送コンテナ
は、分解するときには、組み立てと逆の手順を踏めばよ
いので容易に分解することもできる。従って、運送コン
テナの組み立てと分解とが短時間でできるので、荷物の
積み降ろしの効率を向上することができる。
【0121】この結果、パネルへの取り付けを容易にし
て、組立て費用及びパネルの交換費用を低減し得る運送
コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナの製造方法を
提供することができるという効果を奏する。
【0122】請求項7に係る発明の運送コンテナ用パネ
ル枠を用いた運送コンテナの製造方法は、以上のよう
に、請求項6記載の運送コンテナ用パネル枠を用いた運
送コンテナの製造方法において、上記運送コンテナ用パ
ネル枠をパネルに一体固定する際に、2枚の挟持板にお
ける少なくともパネルの下隅角から最も離れた部位に
て、結合部材により両挟持板を結合する製造方法であ
る。
【0123】それゆえ、簡単な構成でパネルとパネル枠
とを強固に結合することができ、これによって、多少の
力がパネルに作用しても2枚の挟持板がパネルから剥が
れるのを防止することができる。
【0124】また、これによって、請求項6に係る発明
の効果に加えて、外力に対するパネルの耐久性を向上す
ることができ、丈夫な運送コンテナの製造方法を提供す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるパネル枠の構成
を示す分解斜視図である。
【図2】上記パネル枠を用いた運送コンテナを示す分解
斜視図である。
【図3】上記運送コンテナのパレットコーナを示すもの
であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線矢
視断面図、(c)は(a)のB−B線矢視断面図であ
る。
【図4】上記パネル枠の一方の挟持板を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面
図である。
【図5】上記パネル枠の一方の挟持板を示すものであ
り、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は底面
図である。
【図6】上記パネル枠の他方の挟持板を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面
図である。
【図7】上記パネル枠の他方の挟持板を示すものであ
り、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は底面
図である。
【図8】上記パネル枠を示すものであり、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図9】上記パネル枠を示すものであり、(a)は背面
図、(b)は左側面図、(c)は底面図である。
【図10】本発明における他の実施の形態を示すもので
あり、パネル枠の構成を示す分解斜視図である。
【図11】上記パネル枠の他の構成を示す断面図であ
る。
【図12】従来の運送コンテナ用パネル枠並びにそれを
用いた運送コンテナを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パレット 2 パレットコーナ(パネル取り付け部) 2e 嵌挿溝 3 パネル 4 パネル枠 4a 挿入ピン 4b 係止爪 4c 係止孔 5a・5b 挟持板 6 ボルト(結合部材) 7 ナット(結合部材) 8 ホック(結合部材) 9 ホック孔(結合部材) 14 パネル枠
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/06 B65D 88/10 B65D 90/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物が載置されるパレットのパネル取り付
    け部に形成された嵌挿溝に嵌挿されるべく、運送コンテ
    ナの側面を覆うために上記パレットの上側に設けられる
    各パネルの縁に取り付けられる運送コンテナ用パネル枠
    において、 上記各パネルの下隅角を表裏両側から挟み込む2枚の挟
    持板と、これら2枚の挟持板のうち少なくとも一方の挟
    持板から突出して形成されるパネルへの複数の挿入ピン
    とが設けられていると共に、 上記2枚の挟持板のうち一方の挟持板には、上記パネル
    を挟み込んだ際に各挟持板が互いに係止されるようにす
    る係止爪が設けられ、他方の挟持板には上記係止爪に係
    止される係止孔が設けられていることを特徴とする運送
    コンテナ用パネル枠。
  2. 【請求項2】上記2枚の挟持板における少なくともパネ
    ルの下隅角から最も離れた部位には、両挟持板を結合す
    るための結合部材が設けられることを特徴とする請求項
    1記載の運送コンテナ用パネル枠。
  3. 【請求項3】荷物が載置されるパレットのパネル取り付
    け部に形成された嵌挿溝に嵌挿されるべく、運送コンテ
    ナの側面を覆うために上記パレットの上側に設けられる
    各パネルの縁に取り付けられる運送コンテナ用パネル枠
    を用いた運送コンテナにおいて、 上記の運送コンテナ用パネル枠には、上記各パネルの下
    隅角を表裏両側から挟み込む2枚の挟持板と、これら2
    枚の挟持板のうち少なくとも一方の挟持板から突出して
    形成されるパネルへの複数の挿入ピンとが設けられてい
    ると共に、 上記2枚の挟持板のうち一方の挟持板には、上記パネル
    を挟み込んだ際に各挟持板が互いに係止されるようにす
    る係止爪が設けられ、他方の挟持板には上記係止爪に係
    止される係止孔が設けられていることを特徴とする運送
    コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナ。
  4. 【請求項4】上記の運送コンテナ用パネル枠には、上記
    2枚の挟持板における少なくともパネルの下隅角から最
    も離れた部位に、両挟持板を結合するための結合部材が
    設けられることを特徴とする請求項3記載の運送コンテ
    ナ用パネル枠を用いた運送コンテナ。
  5. 【請求項5】上記のパネルは、挿入ピンよりも軟らかい
    材質にてなっていることを特徴とする請求項3または4
    記載の運送コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナ。
  6. 【請求項6】荷物が載置されるパレットのパネル取り付
    け部に形成された嵌挿溝に嵌挿されるべく、運送コンテ
    ナの側面を覆うために上記パレットの上側に設けられる
    各パネルの縁に取り付けられる運送コンテナ用パネル枠
    を用いた運送コンテナの製造方法において、 2枚の挟持板のうち少なくとも一方の挟持板から突出し
    て形成されるパネルへの複数の挿入ピンをパネルの下隅
    角の側面に挿入すると共に、他方の挟持板にて上記パネ
    ルを挟み込む一方、 上記2枚の挟持板のうちの一方の挟持板に形成された係
    止爪を他方の挟持板に形成された係止孔に係止させるこ
    とにより各パネルに一体固定した運送コンテナ用パネル
    枠を、上記パレットのパネル取り付け部に形成された嵌
    挿溝に嵌挿することにより、運送コンテナの側面を覆っ
    て運送コンテナとすることを特徴とする運送コンテナ用
    パネル枠を用いた運送コンテナの製造方法。
  7. 【請求項7】上記運送コンテナ用パネル枠をパネルに一
    体固定する際に、2枚の挟持板における少なくともパネ
    ルの下隅角から最も離れた部位にて、結合部材により両
    挟持板を結合することを特徴とする請求項6記載の運送
    コンテナ用パネル枠を用いた運送コンテナの製造方法。
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