JPH0717542Y2 - 車両のドア構造 - Google Patents

車両のドア構造

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JPH0717542Y2
JPH0717542Y2 JP412989U JP412989U JPH0717542Y2 JP H0717542 Y2 JPH0717542 Y2 JP H0717542Y2 JP 412989 U JP412989 U JP 412989U JP 412989 U JP412989 U JP 412989U JP H0717542 Y2 JPH0717542 Y2 JP H0717542Y2
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JP
Japan
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panel
door
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front edge
outer panel
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JP412989U
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昇 庄野
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両のドア構造に係り、詳しくは、アウタパネ
ルとインナパネルとで形成される車両のフロントドアの
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
自動車のドアは、パネル部分をプレス成形により、サッ
シュ部分をロール成形により形成したものが、従来より
知られている。このようなドアでは、製作を容易にする
ため、および軽量かつ高剛性に形成するために、種々の
補強構造が採用されている。特にドアのヒンジ部は荷重
や振動、あるいは衝撃に対して充分な強度と剛性が必要
とされ、ヒンジ部となるインナパネルの前縁は高剛性な
部材で補強されることが多い。例えば実開昭63-24020号
公報には、アウタパネルとインナパネルよりなるパネル
部分の上部に取り付けられるサッシュ部分が、レインフ
ォースメントを介してインナパネルに連結固定されてい
る車両用ドア構造が記載されている。
また、製作をより容易にするために、サッシュ部分を含
めてアウタパネルとインナパネルをそれぞれプレス成形
により一体的に形成した後、ヘミング成形などにより両
者を接合するいわゆるプレスドアと称されるドアもあ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、フロントドアのパネル部分の前縁にドアミラ
ーを取り付る場合、通常その取付部はアウタパネルを貫
通してインナパネル側に固定されることが多い。しか
し、前述したように、インナパネルは、軽量化のために
比較的に薄いパネル部材で形成されていることから、支
持剛性が充分でなく、効果的な補強が必要とされる。ま
た、その補強構造は、上述したように、製作容易とする
ため、簡単な構造となっていることが望ましい。
本考案は、このような事情を考慮してなされ、ドアミラ
ーの取付部を簡単な構造で充分な支持剛性が得られるよ
うにすることを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、アウタパネルとインナパネルとを接合して形
成される車両のフロントドア構造にあって、前記課題を
解決するために、上記インナパネルを、フロントドアの
前縁を構成する前縁部と、これに接合される他の部分と
で構成し、上記インナパネルの前縁部を高剛性なパネル
部材で形成して上方に延長し、上記アウタパネルの内側
に対向する延長部分を設け、その延長部分にドアミラー
の取付部を形成している。
〔作用〕
ドアミラーの取付部が、高剛性なパネル部材で形成され
るインナパネルの延長部に形成されるため、充分な支持
剛性が得られる。また、その延長部分は、アウタパネル
と接合する前に、インナパネルに一体化されるため、構
造が簡単で、製作容易となる。
〔考案の効果〕
本考案の車両のドア構造は、インナパネルが、フロント
ドアの前縁を構成する前縁部と、これに接合される他の
部分よりなり、そのインナパネルの前縁部を高剛性なパ
ネル部材で形成し、上方に延ばしてアウタパネルの内側
に対向する延長部分を設け、その延長部分にドアミラー
の取付部を形成しているので、ドアミラーの取付部が簡
単な構造で製作容易となり、充分な支持剛性を有するも
のとなる。
〔実施例〕
以下に、本考案をその実施例を示す図面に基づき詳細に
説明する。
本実施例に示す車両のドア構造は、プレスドアに採用さ
れ、簡単な構造でドアミラーの取付部を高剛性に形成し
たもので、以下のように構成される。
第3図および第4図に示すように、車両のフロントドア
1が、アウタパネル2とインナパネル3とを接合して形
成され、そのインナパネル3が、フロントドア1の前縁
部を構成するフロントパネル4と、これに接合される他
の部分であるインナパネル本体5とで形成されている。
そのフロントパネル4は高剛性なパネル部材で形成され
て上方に延び、第1図に示すように、アウタパネル2の
内側に対向する延長部分4aを形成し、その延長部分4aに
ドアミラー6の取付部7を形成している。
さらに詳しく説明すると、アウタパネル2とインナパネ
ル本体5はプレス成形によりサッシュ部分とパネル部分
とを一体に形成されるが、フロントパネル4は高剛性な
厚板で別途形成し、それをインナパネル本体5に溶接な
どにより接合した後、ヘミング成形によりアウタパネル
2と一体化される。このフロントパネル4は、第2図に
示すように、フロントドア1の前縁下端からドアミラー
取付部7の近傍まで設けられ、その略中央高さ位置にヒ
ンジ取付部8が、下部高さ位置にドアチェッカー取付部
9が設けられる。フロントパネル4は、ヒンジ取付部8
およびドアチェッカー取付部9近傍においては、第3図
および第4図に示すように、ヘミング成形によるアウタ
パネル2との接合部からやや後方に延びて内側幅方向に
屈折して横壁面10を形成し、その横壁面10の内側縁が後
方に屈曲してインナパネル本体5に溶接されている。ド
アヒンジ11は、第3図に示すように、そのドア側部分が
横壁面10の外側に、車体側部分がヒンジピラー12にそれ
ぞれボルト13,14によって締着固定される。ドアチェッ
カー15は、第4図に示すように、ヒンジピラー12に略水
平方向に回動自在に基端部を枢支される軸部材16が、横
壁面10の内側に固定されたリング状の受部材17に挿通さ
れ、フロントドア1が開動作されたときに、その受部材
17が軸部材16の先端に設けられた鍔状の掛止部16aに当
接することによって、フロントドア1の開角度が規制さ
れるように構成されている。
フロントパネル4の上部は、ドアミラー取付部7が設け
られる延長部分4aを形成するために、第1図に示すよう
に、アウタパネル2との接合部から後方に延び、インナ
パネル本体5の前縁内側とやや広く重合して溶接され
る。そして、ドアミラー6の基端部6aがアウタパネル2
を貫通してその延長部分4aの内側に当接し、その延長部
分4aとインナパネル本体5とフロントパネル4とを貫通
するビス18によって締結固定される。このフロントパネ
ル4の延長部分4aの上部は、第5図に示すように、外方
に屈曲してアウタパネル2の内側にさし渡されて接合さ
れ、上記ドアミラー取付部7が剛性の高い立体構造とな
っている。このように、ドアミラー6が高剛性なフロン
トパネル4の延長部4aに取り付けられるため、充分な支
持剛性が得られることとなる。また、前述したように、
フロントパネル4が、ヘミング成形によってアウタパネ
ル2と接合される前に、インナパネル本体5に対して予
め溶接されるため、フロントドア1の組付性はきわめて
良好なものとなる。なお、第1図中、19はドアガラス20
を案内するガラスガイド、21はガーニッシュである。
本実施例では、本考案をプレスドアに採用した場合につ
いて説明しているが、本考案はドアの種類を特定するも
のではなく、ロール成形によりサッシュ部分が形成され
るドアにも適用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第2図のI−I
線矢視断面で、ドアミラーの取付部が形成されているイ
ンナパネルの前縁部の延長部分の断面図、第2図はフロ
ントドアの内側面図、第3図は第2図におけるIII-III
線矢視断面図、第4図は第2図におけるIV-IV線矢視断
面図、第5図はフロントドアのドアミラー取付部近傍部
分の斜視図である。 1……フロントドア、2……アウタパネル、3……イン
ナパネル、4……前縁部(フロントパネル)、4a……延
長部分、5……他の部分(インナパネル本体)、6……
ドアミラー、7……取付部(ドアミラー取付部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタパネルとインナパネルとを接合して
    形成される車両のフロントドア構造において、 上記インナパネルが、フロントドアの前縁を構成する前
    縁部と、これに接合される他の部分よりなり、 上記インナパネルの前縁部が高剛性なパネル部材で形成
    されて上方に延び、上記アウタパネルの内側に対向する
    延長部分を形成し、 上記インナパネルの延長部分にドアミラーの取付部が形
    成されていることを特徴とする車両のドア構造。
JP412989U 1989-01-17 1989-01-17 車両のドア構造 Expired - Lifetime JPH0717542Y2 (ja)

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JP412989U JPH0717542Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 車両のドア構造

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JP412989U JPH0717542Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 車両のドア構造

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JPH0297114U JPH0297114U (ja) 1990-08-02
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ID=31206365

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3508174B2 (ja) * 1993-09-10 2004-03-22 マツダ株式会社 自動車のドア構造
JP4558230B2 (ja) * 2001-03-21 2010-10-06 西川ゴム工業株式会社 排水機能付きパネルドア
JP4729813B2 (ja) * 2001-07-04 2011-07-20 マツダ株式会社 車両のドア構造
JP4742974B2 (ja) * 2006-04-28 2011-08-10 トヨタ自動車株式会社 車体側面構造
JP4836917B2 (ja) * 2007-10-16 2011-12-14 本田技研工業株式会社 車両のドアミラー取付構造

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