JPH0649499Y2 - 車両用ドアおよびステアリングサポートロッドの支持構造 - Google Patents

車両用ドアおよびステアリングサポートロッドの支持構造

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JPH0649499Y2
JPH0649499Y2 JP1987156258U JP15625887U JPH0649499Y2 JP H0649499 Y2 JPH0649499 Y2 JP H0649499Y2 JP 1987156258 U JP1987156258 U JP 1987156258U JP 15625887 U JP15625887 U JP 15625887U JP H0649499 Y2 JPH0649499 Y2 JP H0649499Y2
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front pillar
door
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両に設けられるドアおよびステアリングサ
ポートロッドを支持する構造に関し、特に、フロントピ
ラーにおける車両用ドアおよびステアリングサポートロ
ッドの支持構造に関する。
[従来の技術] 自動車等の車両には、種々のピラーがあり、そのフロン
トデッキ部分に設けられたフロントピラーに、ドア(フ
ロントドア)を枢着されたものがある。このドアの枢着
部分は、ドア基部に設けられたドアヒンジ(フロントド
アヒンジ)をフロントピラーに結合して形成されてい
る。
また、このフロントピラーに、ステアリングシャフトを
支持するステアリングサポートロッド(デッキクロスメ
ンバ)を車幅方向に延設されるものもある。このステア
リングサポートロッドは、車両の衝突時等にステアリン
グシャフトの後方へ移動を防止しうるだけの強度が要求
される。
例えば、自動車の場合、このような車両用ドアおよびス
テアリングサポートロッドの支持構造部分は、第3図に
符号SPで示す部分に相当し、第4,5図に示すような構造
になっている。
つまり、車両のフロントデッキの支持構造部分SPには、
車両の骨格部材である左右のフロントピラーFPが左右に
対をなして設けられており、この各フロントピラーFPの
中間部(フロントウインドゥWの直下)には、車幅方向
に向けてカウルトップアウタ8およびカウルトップイン
ナ9が配設され、このカウルトップ8,9の下部に、車幅
方向に向けてステアリングサポートロッド7が配設され
ている。
なお、ステアリングサポートロッド7は、パイプ状であ
って、ステアリングサポートロッドブラケット(以下、
ブラケットという)17を介してフロントピラーFPに取り
付けられる。
このフロントピラーFPは、L字状断面を有するフロント
ピラーインナ(以下、インナという)1と、段付きL字
状断面を有するフロントピラーアウタ(以下、アウタと
いう)2とから構成されており、インナ1およびアウタ
2の各一縁部に設けられたフランジ部1a,2aと、インナ
1およびアウタ2の各他縁部1b,2bとを、スポット溶接
等により互いに結合して強度的に優れた閉断面構造とし
て形成されている。
そして、インナ1の外側面には、ブラケット17がその端
部に形成されたフランジ部17aを溶着されて予め取り付
けられる。
また、アウタ2の外側面のステアリングサポートロッド
5の取付位置(取付高さ)とほぼ同様な高さ位置には、
ドアヒンジ(フロントドアヒンジ)6が装着される。こ
のため、このアウタ2のドアヒンジ取付位置の内側面
に、所定の板厚を有する板金製のヒンジリンフォース13
が予め溶着されている。
このヒンジリンフォース13は、それぞれ所定の高さ(上
下方向の長さ)を有する、アウタ2の内側面に整合する
平板状部材13aと、この平板状部材13aに溶着されたコ字
状断面を有する部材13bとから形成されている。
このように、インナ1は、ブラケット17を固着されたア
センブリとして、ヒンジリンフォース13を固着されてア
センブリ化されたアウタ2に溶着され、フロントピラー
FPが形成される。
そして、こうして形成されたフロントピラーFPから突出
したブラケット17に、ステアリングサポートロッド7
が、スポット溶接等で溶着される。
以上のような構成により、ヒンジリンフォース13がドア
支持部材としてのフロントピラーFPのアウタ2を補強す
る。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、近年、車両の各種装備のエレクトリック化,
安全対策および外観向上のためのフラッシュサーフィス
化等に伴ってドアの重量が増加する傾向にあり、また、
ドアの開閉フィーリングの向上も要求されているため、
フロントピラーFPのドア支持部分の剛性をより向上させ
る必要がある。
しかし、上述の従来の車両用ドアおよびステアリングサ
ポートロッドの支持構造では、ヒンジリンフォース13に
よる補強が十分でなく、所望の剛性の確保が困難である
という問題点がある。
また、ステアリングサポートロッドは、ステアリングシ
ャフトの変形を回避して、操縦安定性を向上されるため
に、強固で高剛性であることが要求されており、このス
テアリングサポートロッドを支持する上でもフロントピ
ラーFPの剛性および強度の向上が望まれているが、この
点でも従来の構造では十分でない。
また、フロントピラー内に配置されて、アウタパネルに
結合されたヒンジレインフォースメントを車幅方向内方
に延長してインナパネルの開口部に挿通させ、このヒン
ジレインフォースメントの延出部に支持メンバ(ステア
リングサポートロッド)を結合する技術〔実願昭61-171
67号(実開昭62-128975号)のマイクロフィルム参照〕
も提案されているが、この技術では、ヒンジレインフォ
ースメントがインナパネルの開口部を単純に挿通するの
みであるため、ヒンジレインフォースメントによりアウ
タパネルとインナパネルとを一体結合することができ
ず、このため、フロントピラーの大幅な剛性向上は期待
できず、また、支持メンバからの入力がアウタパネルに
集中することになるため、支持メンバの支持強度を向上
させることもできないという課題がある。
本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
簡素な構造で、ドア支持部およびステアリングサポート
ロッド支持部の強度および剛性を向上できるようにし
た、車両用ドアおよびステアリングサポートロッドの支
持構造を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このため、本考案の車両用ドアおよびステアリングサポ
ートロッドの支持構造は車両用ドアの基部およびステア
リングサポートロッドの端部を支持するフロントピラー
が、相互に結合するフロントピラーアウタとフロントピ
ラーインナとをそなえ、上記フロントピラーの内部に、
ドアヒンジリンフォース兼用サポートロッドイクステン
ションが配設され、上記ドアヒンジリンフォース兼用サ
ポートロッドイクステンションが、上記フロントピラー
インナに設けられた穴部に先端部を挿入され上記穴部の
周縁に形成された環状の突出部に先端部を結合されると
共に上記フロントピラーアウタのヒンジ取付部の内側に
結合されるドアヒンジリンフォース部と、上記ドアヒン
ジリンフォース部に基部を結合されたサポートロッドイ
クステンション部とから構成され、上記サポートロッド
イクステンション部が上記ステアリングサポートロッド
に結合されることを特徴としている。
[作用] 上述の本考案の車両用ドアおよびステアリングサポート
ロッドの支持構造では、ドアヒンジリンフォース兼用サ
ポートロッドイクステンションとフロントピラーアウタ
及びフロントピラーインナとが強固に一体結合されて、
フロントピラーの剛性が大幅に向上する。また、ドアヒ
ンジリンフォース兼用サポートロッドイクステンション
のドアヒンジリンフォース部とサポートロッドイクステ
ンション部とが、一体となって、フロントピラーのドア
ヒンジ取付部およびステアリングサポートロッドの支持
部分を補強する。特に、上記サポートロッドイクステン
ション部を通じて、フロントピラーアウタとフロントピ
ラーインナとステアリングサポートロッドとの結合が強
化されるので、上記フロントピラーのドアヒンジ取付部
に加わる荷重に対しては、上記のフロントピラーアウタ
とフロントピラーインナとステアリングサポートロッド
とが一体となって対抗する。また、上記ステアリングサ
ポートロッドから、その支持部分に加わる荷重に対して
は、上記サポートロッドイクステンション部を通じて、
上記のフロントピラーアウタとフロントピラーインナと
ドアヒンジリンフォース部とが一体となって対抗する。
また、ステアリングサポートロッドおよびフロントピラ
ーのドアヒンジ取付部に対する入力は、フロントピラー
アウタとフロントピラーインナとに分散するので、ステ
アリングサポートロッドの支持強度が向上する。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としての車両用ドア
およびステアリングサポートロッドの支持構造について
説明すると、第1図はその要部断面図(第5図と対抗し
た図)、第2図はその第1図のドアヒンジリンフォース
兼用サポートロッドイクステンションの斜視図である。
なお、第1,第2図中、第4,5図と同符号は、それぞれ同
様の部材を示す。
本構造においても、車両の骨格部材である左右一対のフ
ロントピラーFPの各中間部の間に配設されるカウルトッ
プの下方のフロントピラーFPの下部(フロントピラーロ
ア)において、車幅方向に向けて円筒パイプ状のステア
リングサポートロッド7が配設されている(第3,4図参
照)。
このフロントピラーFPは、第1,2図に示すように、従来
例と同様に、L字状断面を有するフロントピラーインナ
(以下、インナという)1と、段付きL字状断面を有す
るフロントピラーアウタ(以下、アウタという)2とか
ら構成されており、これらのインナ1およびアウタ2の
各一縁部に設けられたフランジ部1a,2aと、インナ1お
よびアウタ2の各他縁部1b,2bとを、スポット溶接等に
より互いに結合して強度的に優れた閉断面構造として形
成されている。
そして、インナ1には、そのステアリングサポートロッ
ド7を取り付ける位置に、穴部1Aが形成され、この穴部
1Aの周縁に車室内方に向けて円環状の突出部1cが設けら
れている。
また、アウタ2の外側面のステアリングサポートロッド
7の取付位置(取付高さ)とほぼ同様な高さ位置には、
ドアヒンジ(フロントドアヒンジ)6が装着される。そ
して、このアウタ2のドアヒンジ取付位置の内側面に
は、ドアヒンジリンフォース兼用サポートロッドイクス
テンション5が結合されている。
このドアヒンジリンフォース兼用サポートロッドイクス
テンション5は、第2図に示すように、ドアヒンジリン
フォース部4とサポートロッドイクステンション部3と
から構成されいる。
このうちドアヒンジリンフォース部4は、所要の板厚の
板金を矩形平面状に形成されたものであり、このドアヒ
ンジリンフォース部4の内面の所定の位置には、予めウ
ェルドナット6aが固着されている。
一方、サポートロッドイクステンション部3は、基部3b
をU字状断面に形成され、この基部3bから先端部3cにい
くにしたがって次第に円形断面に近づいて、先端部3cで
は上部を省いた円筒状に形成された板金製のものであ
る。
この円筒状の先端部3cにステアリングサポートロッド7
が装着できるように、先端部3cの内径は、ステアリング
サポートロッド7の外形とほぼ同一または僅かに大きく
形成されている。これによって、このサポートロッドイ
クステンション部3にステアリングサポートロッド7が
装着されると、サポートロッドイクステンション部3
は、ステアリングサポートロッド7の延長部分として溶
接等により一体に結合するようになっている。
そして、このサポートロッドイクステンション部3の基
部には、左右一対のフランジ部3a,3aが、いずれも外方
に向けて屈曲形成されており、このフランジ部3a,3aが
ドアヒンジリンフォース部4にスポット溶接等で溶着さ
れている。これにより、このサポートロッドイクステン
ション部3とドアヒンジリンフォース部4とが一体に結
合される。
このように形成された上で、インナ1が、ドアヒンジリ
ンフォース兼用サポートロッドイクステンション5を固
着されてアセンブリ化されたアウタ2に溶着され、フロ
ントピラーFPが形成される。この時、サポートロッドイ
クステンション部3の先端部3cは、穴部1Aを通じてイン
ナ1の円環状の突出部1c内に挿入されて、この突出1cよ
りもやや突出した状態で、突出部1cにスポット溶接等で
溶着される。
そして、こうして形成されたフロントピラーFPから車室
内方に突出したサポートロッドイクステンション部3の
先端部3cおよびインナ1の円環状の突出部1cの内部に、
ステアリングサポートロッド7が、挿入されてスポット
溶接等で溶着(結合)される。
本考案の一実施例としての車両用ドアおよびステアリン
グサポートロッドの支持構造は上述のごとく構成されて
いるので、以下のようにしてその組み立てを行なう。
つまり、まず、フロントピラーインナ1を、ドアヒンジ
リンフォース兼用サポートロッドイクステンション5が
固着されてアセンブリ化されたフロントピラーアウタ2
に溶着する。
具体的には、インナ1およびアウタ2の各一縁部に設け
られたフランジ部1a,2aと、インナ1およびアウタ2の
各他縁部1b,2bとをそれぞれスポット溶接等により溶着
し、これとともに、ドアヒンジリンフォース兼用サポー
トロッドイクステンション5のサポートロッドイクステ
ンション部3をインナ1に設けられた円環状の突出部1c
にスポット溶接等により溶着する。
この結果、フロントピラーFPが、ピラーの内部骨格を形
成するドアヒンジリンフォース兼用サポートロッドイク
ステンション5のサポートロッドイクステンション部3
を装備するとともに、インナ1とアウタ2との結合によ
り形成される強度的に優れた閉断面構造として組み立ら
れる。
そして、このように形成されたフロントピラーFPの車室
内方に突出したサポートロッドイクステンション部3の
先端部3cおよびインナ1の円環状の突出部1cの内部に、
ステアリングサポートロッド7が、スポット溶接等で溶
着されて組み付けられる。
また、ドアヒンジ6は、予めドアヒンジリンフォース部
4の内面に固着されたウェルドナット6aへ、アウタ2に
形成された図示しないボルト穴を通じて締結されるボル
トを介して、カウタ2に取り付ける。
このようにして組み立られた本車両用ドアおよびステア
リングサポートロッドの支持構造では、ドアヒンジリン
フォース兼用サポートロッドイクステンション5とフロ
ントピラーアウタ2及びフロントピラーインナ1とを強
固に一体結合することができ、フロントピラーFPの剛性
を大幅に向上できると同時に、ステアリングサポートロ
ッド7やフロントピラーFPのドアヒンジ6の取付部に対
する入力をフロントピラーアウタ2とフロントピラーイ
ンナ1とに分散させてステアリングサポートロッド7お
よび上記ドアヒンジ6の取付部の支持強度を効率よく向
上させることができる。
特に、サポートロッドイクステンション部3を通じて、
アウタ2とインナ1とステアリングサポートロッド7と
の結合が強化されるので、フロントピラーFPのドアヒン
ジ取付部分に加わる荷重に対しては、ドアヒンジリンフ
ォース部4のほか、これらのアウタ2とインナ1とステ
アリングサポートロッド7とが一体となって対抗する。
これによって、フロントピラーFPのドア支持部分の剛性
が大幅に向上し、大重量のドアも確実に支持でき、ドア
の開閉動に伴うドアのガタつきが防止され、ドアの開閉
フィーリングが向上する。また、フロントドアおよびド
アヒンジ等のフロントドア回りの寿命も向上する。
一方、ステアリングサポートロッド7から、フロントピ
ラーFPの支持部分に加わる荷重に対しては、サポートロ
ッドイクステンション部3を通じて、アウタ2とインナ
1とドアヒンジリンフォース部4とが一体となって対抗
する。このため、フロントピラーFPのステアリングサポ
ートロッド7を支持する部分が大幅に強化される。
これによって、ステアリングサポートロッド7の支持強
度および剛性が十分に確保され、図示しないステアリン
グシャフトの車両の衝突時等における後方への移動が防
止されるとともに、車両の走行時等におけるステアリン
グシャフトの変形が防止され、操縦安定性が向上する。
なお、本構造は簡素であり、部品点数の増加等も少な
く、低コストで上述の種々の効果を得ることができる。
また、ステアリングサポートロッド7はパイプ状の他、
アッパ部材とロア部材とが相互のフランジ部で結合した
構造であってもよく、ステアリングサポートロッド5の
断面形状は、円形に限らず、矩形断面等でもよい。
さらに、本実施例のインナ1およびアウタ2は、それぞ
れをL字状断面を有するように形成されているが、イン
ナ1を平面状に、アウタ2をコ字状断面を有するように
形成するなどインナ1およびアウタ2を他の形状にして
もよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の車両用ドアおよびステア
リングサポートロッドの支持構造によれば、フロントピ
ラーの内部に、ドアヒンジリンフォース兼用サポートロ
ッドイクステンションが配設され、上記ドアヒンジリン
フォース兼用サポートロッドイクステンションが、フロ
ントピラーアウタのヒンジ取付部の内側に結合されるド
アヒンジリンフォース部と、上記フロントピラーインナ
に設けられた穴部に先端部を挿入され上記穴部の周縁に
形成された環状の突出部に先端部を結合されると共に上
記ドアヒンジリンフォース部に基部を結合されたサポー
トロッドイクステンション部とから構成され、上記サポ
ートロッドイクステンション部がステアリングサポート
ロッドに結合されるという簡素な構成により、ドアヒン
ジリンフォース兼用サポートロッドイクステンションと
フロントピラーアウタ及びフロントピラーインナとを強
固に一体結合することができ、これによりフロントピラ
ーの剛性を大幅に向上できると同時に、ステアリングサ
ポートロッドやフロントピラーのドアヒンジの取付部に
対する入力をフロントピラーアウタとフロントピラーイ
ンナとに分散させてステアリングサポートロッドの支持
強度を効率良く向上させることができる。このように、
フロントピラーのドア支持部分の剛性が大幅に向上する
ので、大重量のドアも確実に支持できるようになって、
ドアの開閉動に伴うドアのガタつきが防止され、ドアの
開閉フィーリングが向上するとともに、フロントドアお
よびドアヒンジ等のフロントドア回りの寿命も向上する
効果もある。さらに、ステアリングサポートロッドおよ
びフロントピラーのドアヒンジ取付部に対する入力は、
フロントピラーアウタとフロントピラーインナとに分散
するので、ステアリングサポートロッドの支持部分の強
度および剛性が十分に確保され、ステアリングシャフト
の車両の衝突時等における後方への移動が防止されると
ともに、車両の走行時等におけるステアリングシャフト
の変形が防止され、操縦安定性が向上する効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としての車両用ドアおよび
ステアリングサポートロッドの支持構造を示すもので、
第1図はその要部断面図、第2図はその第1図のドアヒ
ンジリンフォース兼用サポートロッドイクステンション
の斜視図であり、第3図は車両としての自動車の車両用
ドアおよびステアリングサポートロッドの支持構造部分
の位置を示す側面図であり、第4,5図は従来の車両用ド
アおよびステアリングサポートロッドの支持構造を示す
もので、第4図はその斜視図、第5図は第4図のV−V
矢視断面図である。 1……フロントピラーインナ(インナ)、1A……穴部、
1a……フランジ部、1b……フロントピラーインナの縁
部、1c……円環状の突出部、2……フロントピラーアウ
タ(アウタ)、2a……フランジ部、2b……フロントピラ
ーアウタの縁部、3……サポートロッドイクステンショ
ン部、3a……フランジ部、3b……基部、3c……先端部、
4……ドアヒンジリンフォース部、5……ドアヒンジリ
ンフォース兼用サポートロッドイクステンション、6…
…ドアヒンジ(フロントドアヒンジ)、6a……ウェルド
ナット、7……ステアリングサポートロッド、FP……フ
ロントピラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ドアの基部およびステアリングサポ
    ートロッドの端部を支持するフロントピラーが、相互に
    結合するフロントピラーアウタとフロントピラーインナ
    とをそなえ、上記フロントピラーの内部に、ドアヒンジ
    リンフォース兼用サポートロッドイクステンションが配
    設され、上記ドアヒンジリンフォース兼用サポートロッ
    ドイクステンションが、上記フロントピラーアウタのヒ
    ンジ取付部の内側に結合されるドアヒンジリンフォース
    部と、上記フロントピラーインナに設けられた穴部に先
    端部を挿入され上記穴部の周縁に形成された環状の突出
    部に先端部を結合されると共に上記ドアヒンジリンフォ
    ース部に基部を結合されたサポートロッドイクステンシ
    ョン部とから構成され、上記サポートロッドイクステン
    ション部が上記ステアリングサポートロッドに結合され
    ることを特徴とする、車両用ドアおよびステアリングサ
    ポートロッドの支持構造。
JP1987156258U 1987-10-13 1987-10-13 車両用ドアおよびステアリングサポートロッドの支持構造 Expired - Lifetime JPH0649499Y2 (ja)

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