JPH07175130A - マルチビジョンのスクリーン装置 - Google Patents

マルチビジョンのスクリーン装置

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JPH07175130A
JPH07175130A JP31980793A JP31980793A JPH07175130A JP H07175130 A JPH07175130 A JP H07175130A JP 31980793 A JP31980793 A JP 31980793A JP 31980793 A JP31980793 A JP 31980793A JP H07175130 A JPH07175130 A JP H07175130A
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裕一 山田
Yukinori Kawamura
行徳 川村
Fumihito Ichikawa
文仁 市川
Hideo Misono
秀雄 御園
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 接続具を用いずに複数のスクリーンを組み合
わせてなる大画面の組合せスクリーンが温度や湿度に影
響されないようにする。 【構成】 フレネルレンズシート11a,11bを接着
面13で接着した組合せフレネルレンズシート9と、レ
ンチキュラシート10a〜10cを接着面12で接着し
た組合せレンチキュラシート8とで組合せスクリーン1
が構成され、その接着面12,13で区切られる夫々の
領域が個々の投写ユニットのスクリーンをなす。組合せ
スクリーン1の上端部はフレーム14に固定された上下
固定金具18aに取り付けられ、下端部は上下固定金具
18bに、左右辺は左右固定金具19a,19bに夫々
取り付けられている。これら上下固定金具18bと左右
固定金具19a,19bとは、ローラ,スプリング1
6,ワイヤ17からなる手段により、夫々下方,左右方
向に引っ張られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチビジョンのスク
リーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチビジョンにおいては、複数
の投写ユニットから投写される画像を1つの大きなスク
リーンの背面から拡大投影し、この大画面スクリーン上
に大画面の複合画像を表示するようになっている。
【0003】この表示される画像がより大画面化してく
ると、必然的にスクリーン面積も大きくなり、スクリー
ン全体を一枚のシート部材で形成することは搬送のため
の制約や生産性、生産設備などの観点から難しくなって
くる。
【0004】このため、大画面用のマルチビジョンにお
けるスクリーンは、例えば実開平3ー90184号公報
に開示されるように、投写ユニット毎の複数枚のスクリ
ーンの前面を揃え、隣接するスクリーン同志を接続具の
溝に挿入して固定した複数枚のスクリーンの組合せとし
て形成されるのが一般的である。
【0005】以下、かかる大画面のスクリーンを組合せ
スクリーンという。これに対し、投写ユニット毎のスク
リーンを単にスクリーンという。
【0006】かかる技術においては、接続具を目立たな
いようにするため、接続具を光拡散材料で形成してその
透光量を適当なものに設定するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマルチビジ
ョンのスクリーン装置では、接続具の光の透過量が隣接
するスクリーンの縁部の略平均光量となるように、接続
具の光透過率およびその形状を工夫して、接続具を目立
たないようにしている。
【0008】しかし、組合せスクリーンの据付け環境の
湿度や温度による組合せスクリーン平面の変形に関する
配慮についてはなんら配慮されていない。この組合せス
クリーンの平面度が適正なものに維持されるようにしな
いと、映像の焦点がずれ、投影される映像がぼけてしま
って画像品質を著しく劣化させる。特に、映像の邪魔に
ならないようにスクリーン接続具(保持具)の幅を細く
し、スクリーン挿入用の溝の深さを小さくしようとする
と、スクリーンの熱膨張によって組合せスクリーンの面
が変形したり、スクリーンとスクリーン接続具(保持
具)とがずれたり、外れたりする可能性が有り、一旦ず
れたり、外れたりすると、再組立や調整に大幅な手間を
必要とする。
【0009】本発明の目的は、かかる問題を解消し、ス
クリーンの温度や湿度による膨張、収縮を考慮しつつ、
スクリーンの接続具(保持具)を不要とし、組合せスク
リーンの反りを防止して鮮明な映像を投写することがで
きるようにしたマルチビジョンのスクリーン装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、隣合う複数のスクリーン同志の縁部を互
いに接着剤で接合し、またはスプリングで加圧し、また
は金具で接続することにより、大画面の組合せスクリー
ンを形成し、該組合せスクリーンを断面形状と板厚の異
なる組合せシートで形成し、外形を揃えて複数枚重ね、 1、さらに、組合せスクリーンの左右下辺縁部をスプリ
ングやその自重などで引き伸ばした構成とする。
【0011】2、また、各々のスクリーンを区切って遮
光する仕切板の長手方向の無映像の帯と各スクリーンの
接着面の帯とをスクリーンの前面から見て重ね合わせて
一致させ、該仕切り板とスクリーンの接着面とをワイヤ
ーで固定的に係合させるか、仕切板を接着面に弾性手段
で押圧し、該仕切板が縦横の接着面と交差する位置を中
心として固定的に係合静止させ、支持した構成とされ
る。
【0012】3、また、組合せスクリーンの端部に曲げ
モーメントを加え、該組合せスクリーンの面が凹状にな
るようにする。
【0013】
【作用】
1、組合せスクリーンの左右下辺縁部をスプリングで引
き伸ばした構成とされるので、平面度が良くなり、浮き
や反りの発生を防止し、映像の焦点ぼけを防止できる。
【0014】2、また、仕切板の無映像の帯とスクリー
ンの接着面の帯をワイヤーで固定的に係合、または仕切
板を接着面に弾性手段で押圧するので、組合せスクリー
ンが周囲の温度や湿度で伸縮しても、仕切板とスクリー
ンの接着面が固定的に係合静止してずれないので、仕切
板の無映像の帯とスクリーンの接着面の帯は共に前面か
ら見て重なり、スクリーン間の無映像の帯の幅を格段に
小さくすることができる。
【0015】3、また、組合せスクリーンの面を凹状に
すると、この組合せスクリーンは常に内側に撓んでお
り、このため、組合せスクリーンに浮きや反りが生ずる
ことがなく、映像の焦点ぼけを防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により、説明す
る。図1は本発明によるマルチビジョンのスクリーン装
置の一実施例を示す外観斜視図であって、1は組合せス
クリーン、2はスクリーン枠、3a〜3fはスクリー
ン、4は天板、5は前板、6は側板、7は架台である。
【0017】同図において、この実施例は、大略組合せ
スクリーン1とこの組合せスクリーン1を囲んだスクリ
ーン枠2とハウジングとが架台7に載置されてなり、こ
のハウジングは天板4と前板5と側板6とから構成され
ている。このハウジング内には上段,下段3個ずつの投
写ユニット(図示せず)が収納されており、夫々の投写
ユニットのスクリーン3a〜3fがスクリーン枠2内に
同じ平面上に配置されている。そして、これら6枚のス
クリーン3a〜3fが組合せスクリーン1を構成してお
り、投写ユニット夫々がそのスクリーン3a〜3fに画
像を拡大投写することにより、組合せスクリーン1に1
つの大画面が表示される。
【0018】図2は図1に示した実施例のスクリーン枠
2を除いた正面図であって、8は組合せレンチキュラシ
ート、9は組合せフレネルレンズシート、10a〜10
cはレンチキュラシート、11a,11bはフレネルレ
ンズシート、12はレンチキュラシートの接着面、13
はフレネルレンズシートの接着面、14はフレーム、1
5はローラ、16はスプリング、17はワイヤ、18
a,18bは上下固定金具、19a,19bは左右固定
金具であり、図1に対応する部分には同一符号をつけて
いる。
【0019】同図において、組合せスクリーン1は、組
合せレンチキュラシート8と組合せフレネルレンズシー
ト9とが外形を揃えて重ねられたものである。組合せレ
ンチキュラシート8は、上下段のスクリーン3a,3d
(図1)毎に割り当てられたレンチキュラシート10a
と同じくスクリーン3b,3e(図1)毎に割り当てら
れたレンチキュラシート10bと同じくスクリーン3
c,3f(図1)毎に割り当てられたレンチキュラシー
ト10cとが、同一平面上で揃えられて、これらの端面
をレンチキュラシート接着面12として接着されて構成
している。また、組合せフレネルレンズシート9は、上
段の3つのスクリーン3a,3b,3cに割り当てられ
たフレネルレンズシート11aと下段の3つのスクリー
ン3d,3e,3fに割り当てられたフレネルレンズシ
ート11bとが、同一平面上で揃えられて、これらの端
面をフレネルレンズシート接着面13として接着されて
構成している。
【0020】組合せレンチキュラシート8と組合せフレ
ネルレンズシート9は、それらの上端部がフレーム14
に固定された上下固定金具18aで左右方向に伸縮可能
に支持され、また、それらの下端部は上下固定金具18
bに左右伸縮可能に支持されている。この上下固定金具
18bは、3ヵ所で、ローラ15とスプリング16とワ
イヤ17とからなる手段により、下方に引っ張られてい
る。従って、組合せレンチキュラシート8と組合せフレ
ネルレンズシート9は、上端部が固定され、下端部が下
方に引っ張られることになる。また、組合せレンチキュ
ラシート8と組合せフレネルレンズシート9の左右辺部
は左右固定金具19a,19bで上下方向に伸縮可能に
支持されており、左右固定金具19aは上記のようなロ
ーラとスプリングとワイヤとからなる手段により左方向
に、左右固定金具19bが同じ手段で右方向に夫々引っ
張られている。以上により、組合せレンチキュラシート
8と組合せフレネルレンズシート9とは、平面状に弛み
なく張られることになる。
【0021】図3は図2の分断線X−Xから見た断面図
であって、20はスペーサ、21はクッション、22は
ブロック、23はテフロンテープ、24はブロック接着
面、25は仕切板、26は圧縮スプリング、27は支持
板、28は隙間であり、図2に対応する部分には同一符
号をつけている。
【0022】同図において、組合せレンチキュラシート
8と組合せフレネルレンズシート9とからなる組合せス
クリーン1の左端部のフレーム14側の面をブロック接
着面24とし、このブロック接着面24にブロック22
が接着されている。かかるブロック22が接着された組
合せスクリーン1の左端部が、左右固定金具19aの断
面形状が略コ字状をなす部分に、そこから外れないよう
に挿入されている。この場合、ブロック22側にテフロ
ンテープ23を、また、その反対側にスペーサ20,ク
ッション21が夫々挾み込まれている。かかるテフロン
テープ23とクッション21により、組合せスクリーン
1は左右固定金具19aに対して上下方向(紙面に垂直
な方向)に移動可能になっている。また、組合せスクリ
ーン1の左側端部と左右固定金具19aとの間には若干
の隙間28が設けられており、これにより、組合せスク
リーン1は左右固定金具19aに対して左右方向に移動
可能にもなっている。
【0023】左右固定金具19aの端部にワイヤ17の
端部が固定され、このワイヤ17はフレーム14に固定
されたローラ15に掛けられている。このワイヤ17の
他端は、図2に示すように、スプリング16の一端に固
定されており、このスプリング16の他端には別のワイ
ヤ17の一端が固定されてこのワイヤ17の他端が、別
のローラ15を介して左右固定金具の別の端部にに固定
されている。このスプリング16によって組合せスクリ
ーン1の左端部が左方に引っ張られるのであるが、ここ
では、1つのスプリング16が左方に引っ張るのは、組
合せスクリーン1の半分の部分であり、従って、組合せ
スクリーン1の左端部に対しては、上下2ヵ所にローラ
15とスプリング16とワイヤ17とからなる上記の手
段が設けられている。
【0024】組合せスクリーン1の右端部についても、
図2,図3に示すように、同様であり、その説明を省略
する。そこで、組合せスクリーン1は左右から均等な力
でに引っ張られることになる。
【0025】また、図3において、組合せスクリーン1
の背面側には、各レンチキュラシートの接着面12に沿
って仕切板25が設けられている。これら仕切板25は
フレーム14の上辺,下辺に取り付けられた支持板27
に設けられている圧縮スプリング26により、組合せス
クリーン1の組合せフレネルレンズシート9側に圧接さ
れている。これら仕切板25により、組合せスクリーン
1の背面側の空間が横方向に3つの空間に区分される。
【0026】組合せスクリーン1が温度や湿度の変化で
左右方向に伸縮し、これにともなってレンチキュラシー
トの接着面12が左右に変位しても、仕切板25は、圧
縮スプリング26で支えられ、かつ組合せスクリーン1
に圧接されているため、変位するレンチキュラシートの
接着面12に圧接されたまま傾き、レンチキュラシート
の接着面12からずれることがない。
【0027】これら仕切板25は左右方向に配置される
投写ユニットを区切るものであり、例えば、図1におい
て、スクリーン3bに対向する投写ユニットからの投写
光が左右両隣のスクリーン3a,3cに漏れないように
する。
【0028】図4は図2の分断線Y−Yから見た断面図
であって、29はスペーサ、30はクッション、31は
ブロック、32はテフロンテープ、33はブロック接着
面、34は仕切板、35は圧縮スプリング、36は支持
板であり、図2に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
【0029】同図において、組合せスクリーン1の上端
部の背面をブロック接着面33として、このブロック接
着面33にブロック31が接着され、ブロック31が接
着された上端部が上下固定金具18aの断面形状が下方
向にコ字状をなす部分に、そこから外れないように挿入
されている。この場合、ブロック31の下面にテフロン
テープ32が、また、組合せスクリーン1の上端部のブ
ロック接着面33とは反対側にスペーサ29,クッショ
ン30が夫々挾み込まれている。かかるテフロンテープ
32とクッション30により、組合せスクリーン1は左
右固定金具18aに対して左右方向(紙面に垂直な方
向)に移動可能になっている。ここで、上下固定金具1
8aはフレーム14に固定されている。
【0030】組合せスクリーン1の下端部も、同様にし
て上下固定金具18bに移動可能に取り付けられている
が、この上下固定金具18bは、図3で説明した左右固
定金具19a,19bのように、ローラ15やスプリン
グ16やワイヤ17からなる手段でもって下方に引っ張
られている。このような手段は、図2に示すように、レ
ンチキュラシート10a,10b,10c毎に設けられ
ており、これにより、組合せスクリーン1は均等に下方
に引っ張られる。
【0031】また、図4に示すように、組合せスクリー
ン1の背面側には、フレネルレンズシートシートの接着
面13に沿って仕切板34が設けられている。この仕切
板34はフレーム14の左辺,右辺に取り付けられた支
持板36に設けられている圧縮スプリング35により、
組合せスクリーン1の組合せフレネルレンズシート9側
に圧接されている。この仕切板34により、組合せスク
リーン1の背面側の空間が上下2つの空間に区分され
る。
【0032】組合せスクリーン1が温度や湿度の変化で
左右方向に伸縮し、これにともなってフレネルレンズシ
ートの接着面13が上下に変位しても、仕切板34は、
圧縮スプリング35で支えられ、かつ組合せスクリーン
1に圧接されているため、変位するフレネルレンズシー
トの接着面13に圧接されたまま傾き、フレネルレンズ
シートの接着面13からずれることがない。
【0033】この仕切板34は上下方向に配置される投
写ユニットを区切るものであり、例えば、図1におい
て、上段のスクリーン3aに対向する投写ユニットから
の投写光が下段のスクリーン3bに漏れないようにす
る。
【0034】以上のように、この実施例では、複数のス
クリーンを接着して大画面の組合せスクリーン1を構成
するものであるから、従来必要としたスクリーン接続具
が不要となり、しかも、スクリーンとの間でずれたり、
離れたりすることがない。
【0035】また、大画面の組合せスクリーン1は、そ
の上端部を固定し、スプリング16によって左右方向や
下方から引き延ばすようにしているため、平面度が保た
れるし、温度や湿度の変化によって組合せスクリーン1
が伸縮しても、組合せスクリーン1は移動可能に支持さ
れているから、この伸縮をスプリング16で吸収するこ
とができ、従って、平面度が損なわれることがない。
【0036】さらに、温度や湿度の変化によって組合せ
スクリーン1が伸縮しても、仕切板25がレンチキュラ
シートの接着面12からずれることがないし、仕切板3
4がフレネルレンズシートの接着面13からずれること
がない。従って、各投写ユニットに対応するスクリーン
は、常に、レンチキュラシートの接着面12とフレネル
レンズシートの接着面13とで仕切られた領域であり、
投写ユニットからの投写光が他の投写ユニットに対する
スクリーンに漏れることがない。
【0037】図5は本発明によるマルチビジョンのスク
リーン装置の他の実施例を示す外観斜視図であって、3
7は係止片であり、図1に対応する部分には同一符号を
つけて重複する説明を省略する。
【0038】同図において、組合せスクリーン1では、
各レンチキュラシートの接着面12に沿う所定の個所に
係合片37が取り付けられている。これら係合片37
は、組合せスクリーン1を図3に示した仕切板25に係
合させるものである。かかる構成によると、ユーザにと
って画面を見易くするために、図5で示すように組合せ
スクリーン1を架台7に傾けて搭載する場合もあるが、
このような場合でも、この組合せスクリーン1の平面度
が保たれることになる。
【0039】図6は図5の分断線X−Xに沿う断面図で
あって、38は貫通孔、39は仕切板であり、図3に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0040】同図において、レンチキュラシートの接着
面12の両側近傍に貫通孔38が設けられている。これ
ら貫通孔38に針金状の係止片37が通され、この係止
片37によって組合せスクリーン1とレンチキュラシー
トの接着面12に先端が当接した仕切板39とがフレー
ム14に緩く締め付けられる。また、仕切板39の先端
部は弾性を有しており、係止片37の締め付けにより、
仕切板39の先端部は組合せスクリーン1に弾性的に当
接される。
【0041】従って、組合せスクリーン1が左右方向に
伸縮することにより、レンチキュラシートの接着面12
が左右に変位しても、係合片37により、これにつれて
仕切板39の先端部も傾斜し、仕切板39の先端がレン
チキュラシートの接着面12からずれることはない。
【0042】なお、この実施例では、フレネルレンズシ
ートの接着面13に当接した仕切板は(図示せず)、図
4に示した仕切板34のように支持されているものとし
ている。
【0043】また、図5に示した実施例では、レンチキ
ュラシートの接着面12に沿う位置に上記係止片37が
設けられていたが、図7に示すように、フレネルレンズ
シートの接着面13に沿う所定の位置に係止片37を設
けるようにしてもよく、図5に示した実施例と同様の効
果が得られる。図8は図7の分断線Y−Yに沿う断面図
であって、仕切板40と組合せスクリーン1との係止片
37による係止は図6の場合と同様である。
【0044】組合せスクリーン1を架台7に対して傾斜
させても、組合せスクリーン1が平面度を保つようにす
るためには、レンチキュラシートの接着面12とフレネ
ルレンズシートの接着面13とのいずれかに沿って係止
片37を設ければよいが、レンチキュラシートの接着面
12とフレネルレンズシートの接着面13とに沿って係
止片37を設けるようにしてもよいことはいうまでもな
い。
【0045】図9は本発明によるマルチビジョンのスク
リーン装置のさらに他の実施例を示す要部正面図であっ
て、41はフレーム、42a,42bは上下固定金具、
43は縦長穴であり、前出図面に対応する部分には同一
符号をつけて重複する説明を省略する。
【0046】同図において、組合せスクリーン1の上端
部が全体的または断片的に上下固定金具42aによって
支持され、下端部も、全体的または断片的に、上下固定
金具42bによって支持されている。
【0047】図9の分断線Y−Yに沿う断面を示す図1
0から明らかなように、組合せスクリーン1の上端部は
テフロンテープ45と、さらにその上に粘弾性体44が
被せられ、これを上下固定金具42aの弾性を有するコ
字状部分で挾持している。この場合のこのコ字状部分の
弾性による加圧力は、組合せスクリーン1がテフロンテ
ープ45に対して移動可能な程度のものとする。組合せ
スクリーン1の下端部も、同様にして、上下固定金具4
2bに取り付けられている。
【0048】上下固定金具42a,42bには夫々ピン
46a,46bが植設されており、これらピン46a,
46bはフレーム41の上辺と下辺とに設けられている
縦長穴43a,43bに嵌合している。従って、上下固
定金具42a,42bは上下に移動可能である。勿論、
組合せスクリーン1は、テフロンテープ45により、上
下固定金具42a,42bに対して左右に移動可能であ
る。
【0049】図11は図9のイ部分を拡大して示す平面
図、図12は図11の右側から見た側面図であって、4
7は回転軸、48は丸穴軸受、49は長穴軸受、50は
L字型軸受、51は丸穴、52は線バネ、53は側壁で
あり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
【0050】図11,図12において、フレーム41の
右上隅の部分には、丸穴軸受48が設けられ、これに上
下固定金具42aの側壁53に植立された回動軸47が
嵌合している。従って、上下固定金具42aはこの回動
軸47を中心に回動可能となっている。また、フレーム
41には、L字型穴50と丸穴51とが設けられ、この
丸穴51に裏側から線バネ52の一端が差し込まれて固
定されている。この線バネ52はL字型穴50から表側
に出、その端部が上下固定金具42aの側壁53に当接
している。
【0051】かかる状態で、線バネ52は変形されて上
下固定金具42aの側壁53に当接しており、これによ
り、図10に示すように、上下固定金具42aからの組
合せスクリーン1がフレーム41に近づく傾斜となるよ
うに、上下固定金具42aが傾けられている。
【0052】図11において、フレーム41の右下隅の
部分での上下固定金具42bに対しても、これと同様の
手段が設けられ、図10に示すように、上下固定金具4
2bからの組合せスクリーン1がフレーム41に近づく
傾斜となるように、上下固定金具42bが傾けられてい
る。
【0053】以上により、組合せスクリーン1は弾性変
形して凹状の面となる。組合せスクリーン1は平面状と
なろうとするが、このための力と線バネ52の付勢力と
のバランスによって組合せスクリーン1は凹状の面とな
るのである。
【0054】ここで、上下固定金具42aに対しては、
丸穴軸受48が設けられているが、上下固定金具42b
に対しては、長穴軸受49が用いられている。これは、
組合せスクリーン1の伸縮を上下固定金具42b側が上
下することによって吸収できるようにするためであり、
これにより、組合せスクリーン1が伸縮しても、組合せ
スクリーン1の凹面形状は変化しない。
【0055】図13は本発明によるマルチビジョンのス
クリーン装置のさらに他の実施例の要部を示す平面図で
あって、54は回動軸、55は丸穴軸受、56は長穴軸
受、57は捻りバネであり、図11に対応する部分には
同一符号をつけている。
【0056】この実施例は、図9〜図12で説明した実
施例のように、組合せスクリーン1を弾性変形させて凹
状の面とするものであるが、そのための手段が異なるも
のである。
【0057】図13において、上下固定金具42aの右
側端部付近のフレーム41上に丸穴軸受55が設けられ
ており、この丸穴軸受55と上下固定金具42aの側壁
53に設けられた穴とにわたって回動軸54が取り付け
られている。
【0058】また、この回動軸54に捻りバネ57が取
り付けられ、この捻りバネ57が、上下固定金具42a
が回動軸54を中心に回動するように、その側壁53を
押圧している。これにより、上下固定金具42aは、図
10のように、フレーム41の面に対して傾いた状態に
ある。
【0059】上下固定金具42bについても同様であ
り、長穴軸受56と上下固定金具42bの側壁53に設
けられた穴とにわたる回動軸54に取り付けられた捻り
バネ57でもって上下固定金具42bの側壁53が付勢
されることにより、上下固定金具42bも、図10のよ
うに、フレーム41の面に対して傾いた状態にある。
【0060】以上により、組合せスクリーン1は弾性変
形して凹面状をなすことになり、図9〜図12で説明し
た実施例と同様の効果が得られる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周囲の温度や湿度の変化、あるいはスクリーン面を傾斜
させることによって組合せスクリーンが伸縮しても、該
組合せスクリーンに反りや浮きが生ずることがなく、良
好な平面度を維持することができる。従って、組合せス
クリーン上では、画像のぼけが回避できて常に鮮明な表
示画像が得られ、表示品質の格別な向上を図れる。
【0062】また、各投写ユニット毎の個別スクリーン
を仕切る仕切板も組合せスクリーンの伸縮とともに移動
できるから、かかる仕切板は常に個別スクリーンのつな
ぎ目である接着面に一致して組合せスクリーンと当接し
ており、かかる接着面の幅を細くしながら、投写ユニッ
トからの投写光が他の投写ユニットに対する個別スクリ
ーンに漏れるのを防止することができ、表示品質の格別
な向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチビジョンのスクリーン装置
の一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】図1における組合せスクリーンの部分を示す正
面図である。
【図3】図2の分断線X−Xに沿う断面図である。
【図4】図2の分断線Y−Yに沿う断面図である。
【図5】本発明によるマルチビジョンのスクリーン装置
の他の実施例を示す外観斜視図である。
【図6】図5の分断線X−Xに沿う断面図である。
【図7】本発明によるマルチビジョンのスクリーン装置
のさらに他の実施例を示す外観斜視図である。
【図8】図7の分断線Y−Yに沿う断面図である。
【図9】本発明によるマルチビジョンのスクリーン装置
のさらに他の実施例の組合せスクリーンの部分を示す正
面図である。
【図10】図9の分断線Y−Yに沿う断面図である。
【図11】図9のイの部分を拡大して示す正面図であ
る。
【図12】図11の右側から見た側面図である。
【図13】本発明によるマルチビジョンのスクリーン装
置のさらに他の実施例の要部を正面図である。
【符号の説明】
1 組合せスクリーン 3a〜3f スクリーン 7 架台 8 組合せレンチキュラシート 9 組合せフレネルレンズシート 10a〜10c レンチキュラシート 11a,11b フレネルレンズシート 12 レンチキュラシート接着面 13 フレネルレンズシート接着面 14 フレーム 15 ローラ 16 スプリング 17 ワイヤ 18a,18b 上下固定金具 19a,19b 左右固定金具 25 仕切板 26 圧縮スプリング 27 支持板 34 仕切板 35 圧縮スプリング 37 係止片 38 貫通孔 39,40 仕切板 41 フレーム 42a,42b 上下固定金具 43a,43b 縦長穴 46a,46b ピン 47 回動軸 48 丸穴軸受 49 長穴軸受 52 線バネ 53 側壁 54 回動軸 55 丸穴軸受 56 長穴軸受 57 捻りバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 文仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 御園 秀雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の投写ユニット夫々毎にスクリーン
    が割り当てられ、該投写ユニット夫々の映出画像を対応
    するスクリーンに投写することにより、大画面の画像表
    示をするようにしたマルチビジョンのスクリーン装置に
    おいて、 複数のシートの端部を接着して1枚の組合せシートと
    し、断面形状や厚みなどが異なる複数のかかる組合せシ
    ートでもって組合せスクリーンが形成され、 該組合せスクリーンにおける夫々の組合せシートの上下
    左右方向の接着面を仕切線とし、該仕切線で区切られる
    夫々の領域を上記投写ユニット夫々毎の上記スクリーン
    とし、 上記組合せスクリーンよりも上記投写ユニット側に該仕
    切線全体に沿って仕切板を配置し、かつ該仕切板を押圧
    手段によって該組合せスクリーンに押圧したことを特徴
    とするマルチビジョンのスクリーン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記組合せスクリーンを外方向に引き伸ばす弾性手段を
    設けたことを特徴とするマルチビジョンのスクリーン装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記押圧手段は圧縮スプリングであって、該圧縮スプリ
    ングが前記仕切板を前記組合せスクリーンに押圧するこ
    とを特徴とするマルチビジョンのスクリーン装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記仕切板は弾性を有し、 前記押圧手段は線状部材であって、前記組合せスクリー
    ンの前記仕切線の両側に設けられた貫通孔に該線状部材
    が通されて前記仕切板の反対側で撚り合わされ、前記仕
    切板が自身の弾性によって前記組合せスクリーンに押圧
    されることを特徴とするマルチビジョンのスクリーン装
    置。
  5. 【請求項5】 複数の投写ユニット夫々毎にスクリーン
    が割り当てられ、該投写ユニット夫々の映出画像を対応
    するスクリーンに投写することにより、大画面の画像表
    示をするようにしたマルチビジョンのスクリーン装置に
    おいて、 複数のシートの端部を接着して1枚の組合せシートと
    し、断面形状や厚みなどが異なる複数のかかる組合せシ
    ートでもって組合せスクリーンが形成され、 該組合せスクリーンにおける夫々の組合せシートの上下
    左右方向の接着面を仕切線とし、該仕切線で区切られる
    夫々の領域を上記投写ユニット夫々毎の上記スクリーン
    とし、 上記組合せスクリーンよりも上記投写ユニット側に該仕
    切線全体に沿って仕切板を配置し、 上記組合せスクリーンの端部に曲げモーメントを加える
    ことにより、上記組合せスクリーンの面を凹状とする手
    段を設けたことを特徴とするマルチビジョンのスクリー
    ン装置。
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