JP2011197539A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り返しミラーの変形によって生じるスクリーン上のゆがみやぼけを防止し、省スペースでシンプルなデザインの投射型画像表示を得る。
【解決手段】映像を投射する光学エンジン1と、光学エンジン1からの投射光の映像を表示する映像表示スクリーン3と、光学エンジン1からの投射光を映像表示スクリーン3へ反射する折り返しミラー2と、光学エンジン1と折り返しミラー2の後部と映像表示スクリーン3とを保持する光学系支持部材5とを備える。映像表示スクリーン3は、折り返しミラー2の前部を映像表示スクリーン3の上辺部にて保持する。
【選択図】図6

Description

この発明は、投射型画像表示装置の構造に関し、特に奥行きが小さい薄型の投射型画像表示装置に関するものである。
投射型画像表示装置では、光学エンジンにおいて光源からの光に情報を与えて映像光とし、この映像光を折り返しミラーで反射してスクリーンに投射することで画像が表示される。画像のゆがみやぼけを防止するため、光学エンジンとスクリーン、折り返しミラーの相対角度ずれを高精度に保つ必要があり、特に折り返しミラーの変形を抑えるため、ミラーの厚みを厚くしたり、ミラーの外周や背面側に強固な補強部材を貼り付けたりしていた。
また、投射型画像表示装置を薄型にするために、装置の高さとスクリーンから折り返しミラーの後端までの奥行きの距離を例えば10:3程度にし、折り返しミラーへの投射方向と水平方向のなす角を極めて大きくした(投射角度を急峻にした)ものでは、装置の天面近傍に配置された折り返しミラーの僅かな変形やスクリーンに対する相対位置ずれが、スクリーン上に投影された表示画像のゆがみやぼけを生じさせる原因となる。そのため、従来のリアプロジェクションディスプレイ装置においては、剛性を高めた強固なフレーム構造体とし、また、運搬などの移動後に容易に折り返しミラーの角度調整を行える構造となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−183301号公報(第6〜10頁、第9〜11図、第19図)
従来のリアプロジェクションディスプレイ装置においては、ミラー背面の強固な補強部材や、スクリーン上部の意匠フレーム近傍の強固な補強構造及び角度調整用の複雑な構造を必要とするため、意匠フレームの幅を厚くしなければならず、省スペースでシンプルなデザインには対応が難しいといった問題があった。
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、折り返しミラーの変形によって生じるスクリーン上のゆがみやぼけを防止し、省スペースでシンプルなデザインの投射型画像表示装置を得るものである。
この発明に係る投射型画像表示装置は、映像を投射する光学エンジンと、光学エンジンからの投射光の映像を表示する映像表示スクリーンと、光学エンジンからの投射光を映像表示スクリーンへ反射する折り返しミラーと、光学エンジンと折り返しミラーの後部と映像表示スクリーンとを保持する光学系支持部材とを備える。映像表示スクリーンは、折り返しミラーの前部を映像表示スクリーンの上辺部にて保持するものである。
この発明によれば、折り返しミラーの前部を映像表示スクリーンで保持するため、映像表示スクリーン上部の強固な補強構造が不要となり、省スペースで折り返しミラーを保持することがでる。その結果、折り返しミラーの変形を抑制し、映像のゆがみやボケの少ない高画質な映像で、なおかつ省スペースでシンプルな投射型画像表示装置が得られる。
この発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の光学系を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置のフレーム構造の概略を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置のフレーム構造を示す斜視部分断面図である。 この発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の内部構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の折り返しミラーが変形した場合の側面図である。 この発明の実施の形態1に係るスクリーンフレームの上辺の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るスクリーンフレームの上辺の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係るスクリーンフレームの上辺の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態4に係るスクリーンフレームの上辺の構造を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1の投射型画像表示装置の光学系を示す側面図である。この図において、光学エンジン1は、光源11、第一の折り返しミラー12、非平面ミラー13で構成される。第2の折り返しミラー2は光学エンジン1からの上方への投射光を反射し、この反射光は映像表示スクリーン3に投射されて、映像が表示される。反射光aはこのスクリーン3に投射される映像の上端を示したもので、反射光bはその下端を示している。映像範囲A1は、反射光aから反射光bまでの範囲でスクリーン3上の正規の映像範囲及び映像位置を示している。
図2は、投射型画像表示装置のフレーム構造の概略を示す側面図であり、図3は背面から見た場合の投射型画像表示装置のフレーム構造の斜視部分断面図であり、図4は正面側から見た場合の投射型画像表示装置の第2の折り返しミラー2の周辺の内部構造を示す斜視図ある。
投射型画像表示装置は、光学エンジン1、第2の折り返しミラー2、スクリーン3、スクリーン3の全周を保持し意匠フレームを兼ねるスクリーンフレーム4、光学系支持部材5、ボトムフレームユニット6にて構成されている。光学系支持部材5は、光学要素を構成する光学エンジン1、第2の折り返しミラー2、スクリーン3を保持したスクリーンフレーム4を所定の位置に保持する構造となっている。また、ボトムフレームユニット6は、光学要素を保持した光学系支持部材5を底面に対して自立するように構成されている。光学要素が光学系支持部材5に集約されているため、設置の際にボトムフレームユニット6と光学系支持部材5がずれても、光学系支持部材5の中の光学系はずれないため、映像表示位置のずれを防ぐ事が出来る。
前述の光学系支持部材5は、フロントフレーム51、トップフレーム52、及び、背面フレーム53にて構成される。フロントフレーム51は、スクリーンフレーム4の側面部及び底面部を保持するため、左右のフレーム及び下辺のフレームから構成される。トップフレーム52は、フロントフレーム51の左右のフレームの上部に接続されており、前面のフレームは無いが、左右にある斜めのフレームと後部のフレームとによって略台形状に構成されている。また、第2の折り返しミラー2の後部を保持する。背面フレーム53は、トップフレーム52の後部と、フロントフレーム51の下辺のフレームとを接続し、光学エンジン1を保持する。
スクリーンフレーム4を保持する光学系支持部材5は、高精度かつ高剛性になるように組み立てられており、外力に対しても光学エンジン1と第2の折り返しミラー2、スクリーン3のそれぞれの相対位置を維持することができ、映像範囲A1を所定の位置に維持する。
バックカバー7は光学系支持部材5の後ろ側を覆う様になっており、光学エンジン1から投射される映像が外光と干渉するのを防止したり、光学エンジンから投射される映像の反射光が外部に漏れることを防止したり、外部からのホコリ等の異物が内部に入り込むのを防止している。
第2の折り返しミラー2の前方に位置するミラーホルダー8は、第2の折り返しミラーに両面テープまたは接着剤またはその両方で固定されており、第2の折り返しミラー2の変形を抑制したり、外力等といった衝撃による第2の折り返しミラー2の破損を防止する為の補強部材である。また、第2の折り返しミラーを光学系支持部材5の左右の上端部に固定し保持する為の構造も備えている。
図4の破線eは第2の折り返しミラー2が重力により変形した場合の変形の様子を示している。ミラーホルダー8の強度が不十分であったり、ミラーホルダー8が無い場合に第2の折り返しミラー2は破線eの様に変形する。寸法Bはそのときの垂直方向の変形量である。
図5は図4の破線eの様に第2の折り返しミラー2が変形した場合に映像位置および映像範囲にどのような影響が出るかを説明する為の図である。点線で示した第2の折り返しミラー21は、変形が無い場合のミラー位置を示している。実線で示した第2の折り返しミラー22は、図4での破線eのようにミラーが変形した場合の図中のX−X断面のミラーの様子を示す。
光学エンジン1から上方に出射した光は、ミラー21に反射した場合、反射光aと反射光b(共に実線にて記載)の位置に反射する。一方、ミラー22に反射した場合は、反射光cが映像の上端となり、反射光dが映像の下端(共に1点鎖線にて記載)となる。このように、映像位置および映像範囲は映像範囲A1から映像範囲A2に変化するため、映像が欠けたり映像が表示されない部分がスクリーン3にできるという問題が発生する。
また、第2の折り返しミラー2が図4の破線eの様に変形する場合は、第2の折り返しミラー2の中央は映像範囲A2になるが、第2の折り返しミラー2の両端近傍ではミラーの変形が相対的に小さいので映像範囲A1に近くなる。この為に、正面から見た映像は下側に膨れた樽状にゆがむという問題が発生する。
例えば75インチといった超大型の表示装置においては、寸法Bが1mmの場合、映像の下方向への膨れは約15mm程度となる。そのため、寸法Bは少なくとも0.5mm以下にする必要がある。
図6は、投射型画像表示装置のスクリーンフレーム4の上辺部の周辺の構造を示す断面図であり、図3の一点鎖線で示した範囲fの断面図に相当する。スクリーン3は、レンチキュラー31とガラススクリーン32とフレネルレンズ33とで構成されている。レンチキュラー31とフレネルレンズ33が樹脂系プラスチック材で、ガラススクリーン32はガラス材となっている。クリップ42は3枚の薄板を挟んで束ねて尚且つスクリーン3とスクリーンフレーム4との擦れを防止している。スペーサ41はスクリーンフレーム4とクリップ42との一部もしくは全部の間に挟まっている。
省スペースでシンプルなデザインにする為にスクリーンフレーム4の高さ寸法hは、例えば30mm以下という幅にすると良い。この様にスクリーンフレーム4の高さ寸法hを小さくすると、第2の折り返しミラー2とバックカバー7との間の空間gも狭くする必要があり、ミラーホルダー8はこの限られた空間で形状を構成する必要がある。
この様な場合、スクリーンフレーム4とミラーホルダー8は通常アルミ押し出し品で作られることが多い。それはアルミ押し出し品が複雑な断面形状を均一に長尺にすることができ、尚且つ反りが少なく意匠性に優れるという特長を持っているからであり、複雑な断面形状を作ることができることから限られた空間での補強材として効果的に利用されている。
しかしながら、30mm以下のフレーム幅で、尚且つ第2の折り返しミラー2の変形を0.5mm以下にする為には、例え断面形状を工夫しても十分な強度を得ることができない。そこで、図6に示すように、ミラーホルダー8とスクリーンフレーム4の上辺部とを接続部jにて接続し、尚且つスペーサ41とクリップ42を介してスクリーン3とスクリーンフレーム4とを接続し、第2の折り返しミラー2の重量の一部をスクリーン3に分配する。このように、第2の折り返しミラー2の前部をスクリーン3の上辺部で保持することで強度を保つ。このようにすると、第2の折り返しミラー2の変形量を0.5mm以下に抑えることが可能となる。
この場合のスクリーン3の構成として、レンチキュラー31とフレネルレンズ33はプラスチック材のため強度的に弱く、荷重が加わると変形するという問題ある。その為、スクリーン3に加わる荷重は、スクリーン3を構成する材質の中で最も剛性が高いガラススクリーン32に加わることが望ましい。そのため、ガラススクリーン32は、レンチキュラー31とフレネルレンズ33より寸法を若干大きくし、これらの上端より高くなるように構成すると良い。なお、このように3層構成としてガラスを中間に配置すると、ガラスが破損した際にも破片の飛散を防ぐ事が出来るという特徴も有する。
なお、ガラスの表面にフィルム状のフレネルレンズとレンチキュラーのシートを張り付けたり、あるいはそのどちらか一方のシートを張り付け他方は通常のプラスチック板でも良い。また、ガラス表面にコーティングされた膜にフレネルレンズとレンチキュラーを形成したりしても良い。さらに、ガラス表面を加工してフレネルレンズとレンチキュラーを形成しても良い。
ここでは、ガラススクリーン32に第2の折り返しミラー2の重量の一部がかかる構成となっているが、透明で剛性が高いものであれば、他の材質でもかまわない。例えば、アクリルやポリカーボネイトなど剛性の高いプラスチック材でも良い。また、本実施の形態では3層構造となっているが、剛性の高いプラスチック材の表面にフレネルレンズやレンチキュラーを構成しても良い。
なお、ガラスはプラスチックと比べ、吸湿性と膨張率が小さく、湿度変化や温度変化があっても歪み難いため、スクリーンの位置を高精度に保持する事も可能である。そのため、水分や熱によるプラスチックの寸法拡大を考慮し、この場合も、ガラススクリーン32は、レンチキュラー31とフレネルレンズ33より寸法を若干大きくすると良い。
このように構成された投射型画像表示装置は、ミラーホルダー8により折り返しミラー2の前部とスクリーンフレーム4とを接続し、ミラーホルダー8、スクリーンフレーム4、スペーサ41、及び、クリップ42を介して第2の折り返しミラー2の重量の一部をスクリーン3に分配させ、折り返しミラーの前部をスクリーン3で保持するため、第2の折り返しミラー2の変形が抑制され、映像のゆがみやボケの少ない高画質な映像が得られる。
また、スクリーン3は、剛性が異なる複数の材質のスクリーンから構成され、これら複数の材質のスクリーンの内、剛性が最大の材質としてガラススクリーン32を用いたので、スクリーン3に荷重が加わっても映像のゆがみやボケの少ない投射型画像表示装置を得ることができる。
また、スクリーン3は、吸湿性や膨張率が異なる複数の材質のスクリーンから構成され、これら複数の材質のスクリーンの内、吸湿性が最も少なく膨張率が最小の材質としてガラススクリーンを用いたので、水分や熱によるスクリーンの歪が減少し、映像のゆがみやボケの少ない投射型画像表示装置を得ることができる。
また、スクリーン3を補強部材として利用することで、スクリーン上部の意匠フレームを兼ねるスクリーンフレーム近傍の強固な補強構造が不要となり、省スペースで折り返しミラー2を保持することができる。そのため、意匠フレームの幅を細くできるので、シンプルな意匠の投射型画像表示を得る事ができる。
更に、スクリーンフレーム4及びミラーホルダー8に過度な強度を必要しないため、スクリーンフレーム4及びミラーホルダー8を軽量化することができ、軽量で安価な投射型画像表示装置を得ることができる。また、スクリーン3の寸法や、ミラー2の厚さがばらついた時は、スペーサ41の厚さを変えることにより、容易に調整可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1の投射型画像表示装置では、第2の折り返しミラー2の先端部をスクリーンフレーム4に接続していた。光学要素は光学系支持部材5の中で固定されているため、折り返しミラーの調整機構は不要であり、従来技術のように調整時の削れ片の発生による映像欠陥の発生という問題を抑える事ができるが、装置の輸送時等に接続部jの擦れにより削れ片が発生し、スクリーン3や第2の折り返しミラー2に付着し映像欠陥が発生する可能性がある。そこで、本実施の形態2では、折り返しミラー2の裏面側とスクリーンフレーム4とを接続することにより、映像欠陥を減少させた投射型画像表示装置について述べる。
図7は図6の接続部jを第2の折り返しミラー2の裏面側の前部にあるミラーホルダー8の接続部kに移動した図である。図6の接続部jは、第2の折り返しミラー2の映像反射面側に位置し、映像となる反射光に接近しており、またスクリーン3の映像投影部にも近い。そのため、接続部jの擦れにより削れ片が発生する可能性があるが、図7に示すように接続部jを接続部kに移動したことで、例え接続部kで削れ片が発生しても映像とは関係が無いミラーの裏面に付着する。
このように構成された投射型画像表示装置は、接続部kがミラーの背面にあるため、ミラーホルダー8とスクリーンフレーム4との接合部が擦れて削れ片が発生してもスクリーン3やミラー2に付着する事がなく、表示映像の欠陥を減少させた投射型画像表示装置を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1の投射型画像表示装置は、スペーサ41の厚さを変えることにより、スクリーンやミラーの厚さの誤差を修正していたが、本実施の形態3では、スペーサ41を有さない投射型画像表示装置について述べる。
図6ではガラススクリーン32の大きさが寸法のバラツキ等で変化した場合にはスペーサ41の厚みを調整することで、容易に第2の折り返しミラー2の位置を一定することができた。しかし、例えば第2の折り返しミラー2の後端にビスなどのミラーの角度調整機構を有していたり、電気回路で第2の折り返しミラー2の位置ずれを補正する機能を有していたりする場合などは、図8の様にクリップとスペーサを一体化したクリップ43を使っても良い。また、ミラー角度調整機構を有さなくても、クリップ43の厚さを変えることによって調整しても良い。
このように構成された投射型画像表示装置は、スペーサを省略できるため、部品点数の減少と組立工程を簡略化できる。そのため、安価な投射型画像表示装置が得られる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3の投射型画像表示装置は、レンチキュラーやフレネルレンズの変形を抑えるためにガラスの寸法を若干大きくする必要があったが、本実施の形態4では、ガラスの寸法がばらついてもレンチキュラーやフレネルレンズが変形しない投射型画像表示装置について述べる。
図9のクリップ44の内側(スクリーンの端面側)には、突起形状の凸部を設けている。この凸部は、スクリーン3を構成する材質のうち、剛性が最大又は、吸湿性若しくは熱膨張率が最小のガラススクリーン32の上端面に接触する事が望ましいため、この突起の径はガラスの厚さよりも小さい方が良い。これによりガラススクリーン32の大きさはレンチキュラー31、フレネルレンズ33と同じ、若しくは、小さくても良い。
このように構成された投射型画像表示装置は、スクリーン3を構成するガラススクリーン32、レンチキュラー31、及び、フレネルレンズ33のそれぞれの薄板の寸法がばらついても、レンチキュラー31とフレネルレンズ33の変形を抑える事が出来る。そのため、映像のゆがみやボケの少ない高画質な映像の投射型画像表示装置が得られる。
1 光学エンジン
11 光源
12 第一の折り返しミラー
13 非平面ミラー
2 第2の折り返しミラー
21 変形が無い場合の第2の折り返しミラー
22 変形した場合の第2の折り返しミラー
3 スクリーン
31 レンチキュラー
32 ガラススクリーン
33 フレネルレンズ
4 スクリーンフレーム
41 スペーサ
42、43、44 クリップ
5 光学系支持部材
51 フロントフレーム
52 トップフレーム
53 背面フレーム
6 ボトムフレームユニット
7 バックカバー
8 ミラーホルダー

Claims (8)

  1. 映像を投射する光学エンジンと、
    前記光学エンジンからの投射光の映像を表示する映像表示スクリーンと、
    前記光学エンジンからの投射光を前記映像表示スクリーンへ反射する折り返しミラーと、
    前記光学エンジンと前記折り返しミラーの後部と前記映像表示スクリーンとを保持する光学系支持部材とを備え、
    前記映像表示スクリーンは、前記折り返しミラーの前部を前記映像表示スクリーンの上辺部にて保持する投射型画像表示装置。
  2. 前記映像表示スクリーンの各辺のうち少なくとも上辺部を保持するスクリーンフレームと、
    前記折り返しミラーに固定され、前記折り返しミラーの前部と前記上辺部のスクリーンフレームとを接続するミラーホルダーとを備え、
    前記映像表示スクリーンは、前記上辺部のスクリーンフレームと前記ミラーホルダーを介して前記折り返しミラーの前部を保持する請求項1記載の投射型画像表示装置。
  3. 前記映像表示スクリーンは、剛性又は吸湿性若しくは膨張率が異なる複数の材質のスクリーンから構成される請求項2記載の投射型画像表示装置。
  4. 前記複数の材質のスクリーンのうち、剛性が最大又は、吸湿性若しくは膨張率が最小の材質のスクリーンとしてガラススクリーンを備える請求項3記載の投射型画像表示装置。
  5. 前記複数の材質のスクリーンのうち、剛性が最大又は、吸湿性若しくは膨張率が最小の材質のスクリーンは、他の材質のスクリーンよりも寸法が大きい請求項3記載の投射型画像表示装置。
  6. 前記映像表示スクリーンの上辺部には、前記複数の材質のスクリーンを束ねるクリップを備え、前記クリップの内側には、前記複数の材質のスクリーンのうち、剛性が最大又は、吸湿性若しくは膨張率が最小の材質のスクリーンの上端面に接触する凸部を有する請求項3記載の投射型画像表示装置。
  7. 前記ミラーホルダーを介して前記折り返しミラーの前部と前記上辺部のスクリーンフレームとを接続する接続部を前記折り返しミラーの裏面側に設ける請求項2記載の投射型画像表示装置。
  8. 前記映像表示スクリーンの上端面と、この面に対応する前記スクリーンフレームとの間にスペーサを備える請求項2記載の投射型画像表示装置。
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