JP3978914B2 - 背面投射スクリーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示の技術分野に属するものであり、特にレンチキュラーレンズシートをフレームに取り付けてなる背面投射スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、比較的小さな画像光源(例えば、陰極線管表示装置[CRT]や液晶表示装置[LCD]やデジタルミラーデバイス[DMD])を投射レンズにより背面投射スクリーンに投射する大画面画像表示システムが、広く利用されるようになってきている。
【0003】
このシステムでは、一般にスクリーン面は上下方向に沿うように配置され、このスクリーン面上に背面投射により形成された拡大投射画像を正面側から複数の観察者が観察する。観察者の眼の位置は上下方向断面内では比較的狭い角度範囲内に分布するが、水平方向断面内では比較的広い角度範囲に分布する。このため、背面投射型スクリーンとしては、一般に上下方向に比べて水平方向には広い角度にわたって良好な出射光を得るために、上下方向に延在する多数のレンズを有するレンチキュラーレンズシートが使用されている。
【0004】
ところで、以上のような背面投射スクリーンでは、次第に画面サイズの大型化が求められるようになっており、また、次第に表示画像の画質の向上が求められるようになってきている。このような要求に応えるために、背面投射スクリーンに使用されるレンチキュラーレンズシートとしては厚さが薄く(例えば1mm以下)且つレンズピッチの小さい(例えば1mm以下)ものが要求されている。このような大面積及び高画質のための薄型のレンチキュラーレンズシートは、一般に合成樹脂からなるので、自己形状保持性が低い。そのため、レンチキュラーレンズシートの4辺部(上下両辺部及び左右両辺部)のうちの少なくとも上辺部をフレームに取り付けて保持することで、スクリーンを構成している。
【0005】
また、以上のような合成樹脂からなるレンチキュラーレンズシートは、温度変化または湿度変化により膨張または収縮する。このような外部環境変化によってレンチキュラーレンズシートに弛みによるしわが生じたりして平面性が損なわれ画質が低下するようなことがないように、フレームに対するレンチキュラーレンズシートの取り付けには種々の工夫が必要である。
【0006】
この工夫の1つとして、フレームの上辺部にレンチキュラーレンズシートの上辺部を取り付け、該レンチキュラーレンズシートの下辺部を自由にして自重に基づきレンチキュラーレンズシートに張力を付与するようにしたものがある。しかし、このような張力付与では十分な張力が確保できないことがあり、環境変化に伴って画質が劣化することがある。
【0007】
また、十分な張力を得るために、レンチキュラーレンズシートの上下辺部を引っ張ってシートに対して上下方向の引っ張り力を与え、且つ左右辺部を引っ張ってシートに対して左右方向の引っ張り力を与えるようにしたものがある。しかし、このような張力付与では、上下方向の張力と左右方向の張力とのバランス調整が難しく、このバランスが崩れるとシートに部分的にしわが発生することがある。
【0008】
このようなレンチキュラーレンズシートのフレームへの取り付けに関しては、例えば特開昭59−43096号公報、特開昭59−196347号公報及び特開昭63−163331号公報に記載がある。
【0009】
一方、背面投射スクリーンにおいては、画像光源から出射されスクリーン面の周辺部(特に4隅部)に到達する光をも有効に観察者の方へと向け、画面全体の明るさの均一性を向上させるために、レンチキュラーレンズシートとともにフレネルレンズシートが一般的に用いられている。
【0010】
本発明は、レンチキュラーレンズシートとフレネルレンズシートとの双方を用いた背面投射スクリーンにおいて、これらレンチキュラーレンズシートとフレネルレンズシートとを簡易な構造でフレームに取り付け、しかも環境変化によっても表示画像の画質劣化の生じにくい背面投射スクリーンを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
矩形状のレンチキュラーレンズシートと矩形状のフレネルレンズシートとを4辺が上下方向及び水平方向に沿うように配置し、その少なくとも上辺部をフレームに取り付けることで、該フレームにより前記レンチキュラーレンズシートを保持してなる背面投射スクリーンであって、
前記レンチキュラーレンズシートに対して矩形状のフレネルレンズシートが重ね合わされており、該フレネルレンズシートは剛性を有していて前記フレームに取り付けられており、
前記レンチキュラーレンズシートの上辺部には第1補強材が取り付けられており、該第1補強材及び前記フレネルレンズシートの上辺部を介して前記フレームへの前記レンチキュラーレンズシートの上辺部の取り付けがなされており、
前記レンチキュラーレンズシートの左右辺部には第2補強材が取り付けられており、該第2補強材と前記フレームの左右辺部及び/または前記フレネルレンズシートの左右辺部との間には前記レンチキュラーレンズシートに対して左右方向に張力を付与する張力付与手段が配置されている、
ことを特徴とする背面投射スクリーン、
が提供される。
【0012】
本発明の一態様においては、前記フレネルレンズシートの上辺部には第3補強材が取り付けられている。
【0013】
本発明の一態様においては、前記レンチキュラーレンズシートの上辺部は前記第1補強材が前記フレネルレンズシートの上辺部及び/または前記第3補強材上に左右方向に移動可能なように係止されることで前記フレームへの取り付けがなされている。
【0014】
本発明の一態様においては、前記フレネルレンズシートは前記第3補強材が前記フレームの上辺部に左右方向に移動可能なように係止されることで前記フレームへの取り付けがなされている。
【0015】
本発明の一態様においては、前記レンチキュラーレンズシート及び前記フレネルレンズシートの双方の上下辺部及び左右辺部、前記第1補強材、第2補強材及び第3補強材、並びに前記張力付与手段は、いずれも前記フレームに形成されている内側空間内に受容されている。
【0016】
本発明の一態様においては、前記第1補強材は柔軟性を有する。
【0017】
本発明の一態様においては、前記第1補強材は左右方向に関して複数の部分に分割されている。
【0018】
本発明の一態様においては、前記レンチキュラーレンズシートには自重により上下方向の張力が付与されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は本発明による背面投射スクリーンの第1の実施形態を示す正面図であり、図2及び図3はそれぞれそのA−A’線断面図及びB−B’線断面図である。
【0021】
これらの図において、2はレンチキュラーレンズシートであり、4はフレネルレンズシートであり、6はフレームである。レンチキュラーレンズシート2及びフレネルレンズシート4は、いずれも正面から見て矩形状をなしており、レンチキュラーレンズシート2が観察側となるように互いに重ね合わされていて、その大きさは例えば画面サイズで50〜300インチである。フレーム6は、レンチキュラーレンズシート2及びフレネルレンズシート4の4辺部に対応して4辺部を有している。
【0022】
レンチキュラーレンズシート2は、その互いに平行な2辺が上下方向(A−A’線方向)を向き且つ互いに平行な他の2辺が水平方向(B−B’線方向:左右方向)を向くように配置されている。尚、本発明においては、レンチキュラーレンズシート2は、少なくとも一面に上下方向に延在して並設された複数のレンズ2’を有し、厚さが例えば1.2mm以下、特に0.3〜0.5mm程度の薄肉で、上下方向に比べて左右方向の屈曲性が高いものであることが、特に有効である。レンチキュラーレンズシート2のレンズ配列のピッチは例えば0.2〜1.0mmであり、特に0.2〜0.5mmであることが好適である。
【0023】
図4はレンチキュラーレンズシート2の水平断面の形状を示す図である。図4(A)は光源側(図4では下側)にレンズ面が形成されている入射面レンチキュラーレンズシートを示し、図4(B)は観察側(図4では上側)に異なるタイプのレンズの交互配列によるレンズ面が形成されている出射面レンチキュラーレンズシートを示し、図4(C)は光源側と観察側とに対応するレンズ配列のレンズ面が形成されており出射面の隣接レンズ間に外光遮光用のブラックストライプ[BS]が形成されている両面レンチキュラーレンズシートを示し、図4(D)は複数の透光性ストランドを並設して隣接レンズ間でのフレヤー光の入出射を抑制するようにし出射面の隣接レンズ間にBSが形成されている両面レンチキュラーレンズシートを示す。
【0024】
レンチキュラーレンズシート2は、透光性を有する合成樹脂からなり、微細なレンズ形状の形成が容易で良好な光学性能を有する(メタ)アクリル系樹脂や、ポリカーボネート系樹脂、スチレン−メタクリレート(MS)系樹脂などを用いて製造することができる。ゴム質添加により、レンチキュラーレンズシート2の左右方向の屈曲性を高めることも可能である。レンチキュラーレンズシート2の製造方法としては、押し出し成形、プレス成形、キャスト成形、光硬化による賦型、溶融紡糸などによるものが例示される。
【0025】
図2〜3を参照すると、レンチキュラーレンズシート2の上辺部には光源側の面に第1補強材3aが取り付けられており、レンチキュラーレンズシート2の左右辺部には光源側の面に第2補強材3b,3b’が取り付けられている。これらの補強材3a,3bは、例えば合成樹脂または柔軟性をもつ合成ゴムなどからなり、接着やピン止めなどによりシート面に接合されている。補強材3a,3bは、レンチキュラーレンズシート面から若干はみ出ていてもよい。補強材3a,3bは、厚さ(即ち、シート面の法線方向:C−C’線方向の寸法)が例えば3〜15mmであり、幅が例えば2〜10mmである。
【0026】
フレネルレンズシート4は、その互いに平行な2辺が上下方向(A−A’線方向)を向き且つ互いに平行な他の2辺が水平方向(B−B’線方向:左右方向)を向くように配置されており、光源側の面がサーキュラーフレネルレンズ面とされている。このフレネルレンズシート4は、厚さが例えば3.0〜5.0mmで、適度の剛性を有する。
【0027】
フレネルレンズシート4は、レンチキュラーレンズシート2と同様に、透光性を有する合成樹脂からなり、プレス成形、キャスト成形、光硬化による賦型などの方法で製造される。
【0028】
フレネルレンズシート4の光源側の面には、上辺部に第3補強材5aが取り付けられており、右辺部には第4補強材5bが取り付けられており、下辺部には第5補強材5cが取り付けられている。これらの補強材5a,5b,5cは、補強材3a,3bと同様の材質のものが使用でき、接着やピン止めなどによりシート面に接合されている。図2に示されているように、補強材5aはフレネルレンズシート4のシート面から若干はみ出ていてもよい。補強材5a〜5cは、厚さ(即ち、C−C’線方向の寸法)が例えば3〜15mmであり、幅が例えば5〜20mmである。
【0029】
フレーム6は、レンチキュラーレンズシート2及びフレネルレンズシート4の双方の上下辺部及び左右辺部、並びに第1補強材3a、第2補強材3b,3b’、第3補強材5a、第4補強材5b及び第5補強材5cを受容する内側空間Sを有する金属製のチャンネル部材を含むものである。このチャンネル部材には、フレーム上辺部において第1取付部材8aが取り付けられており、フレーム左右辺部において第2取付部材8b,8b’が取り付けられている。これら取り付け部材を含んでフレーム6が構成されている。
【0030】
フレーム6に対するレンチキュラーレンズシート2及びフレネルレンズシート4の取り付けは、例えば次のようにしてなされている。即ち、フレネルレンズシート4は、第3補強材5aがフレーム6の上辺部の第1取付部材8aに左右方向に移動可能なように係止されることで、フレーム6への取り付けがなされている。フレネルレンズシート4の下辺部は自由端とされている。第1取付部材8aと第3補強材5aとの間には、必要に応じて、ネオプレンの発泡スポンジ、発泡軟質ポリウレタンなどの発泡体やゴムなどからなる緩衝部材12が配置される。また、レンチキュラーレンズシート2の上辺部は、第1補強材3aがフレネルレンズシート4の上辺部上に左右方向に移動可能なように係止されることで、フレネルレンズシート4を介してフレーム6への取り付けがなされている。
【0031】
そして、図3に示されているように、フレーム6の左辺部において第2取付部材8b’と第2補強材3b’との間に圧縮バネ10が配置されている。第2取付部材8b’と圧縮バネ10とを含んで張力付与手段が構成されている。この張力付与手段の圧縮バネ10の伸長力により、第2補強材3b’が左方へと付勢され、レンチキュラーレンズシート2の右辺部に付された第2補強材3bがフレネルレンズシート4の右辺部及びここに付された第4補強材5bに当接する。これにより、レンチキュラーレンズシート2に対して左右方向に張力が付与される。
【0032】
尚、図2において、14はネオプレンの発泡スポンジ、発泡軟質ポリウレタンなどの発泡体やゴムなどからなる緩衝部材であり、フレーム6に対するC−C’方向のレンズシート2,4の移動を阻止する目的で、必要に応じて使用される。
【0033】
本実施形態においては、レンチキュラーレンズシート2に対して、上下方向(レンズの方向)より左右方向(レンズの方向と直交する方向)に関し屈曲性が大きいというレンチキュラーレンズシート2の特性を考慮して、上下方向に関しては自重による張力付与を行い、左右方向に関しては圧縮バネ10を用いた張力付与を行っている。尚、フレーム6に対してフレネルレンズシート4を左右方向に移動可能に取り付け、フレネルレンズシート4に対してレンチキュラーレンズシート2を左右方向に移動可能に取り付けることもできる。このようにすることにより、構造が比較的簡易でありながら、環境変化の際にも、フレネルレンズシート4はもちろんのこと、レンチキュラーレンズシート2についてもフレネルレンズシート4に沿って良好な平面性を維持しつつ伸縮がなされ、表示画像の画質劣化を生じにくくさせることができる。
【0034】
図5は本発明による背面投射スクリーンの第2の実施形態を示す断面図である。本図において、上記図1〜3におけると同様の機能を有する部材には同一の符号が付されている。
【0035】
本実施形態は、レンチキュラーレンズシート2に対して左右方向に張力を付与する張力付与手段の構成のみ上記第1の実施形態と異なる。本実施形態では、上記図1〜2と同様な正面及びそのA−A’線断面を有しており、図5は図1のB−B’線断面図に対応するものである。
【0036】
図5に示されているように、レンチキュラーレンズシート2の左右辺部に付された第2補強材3b,3b’とフレネルレンズシート4の左右辺部(及びそれに付された第2補強材5b,5b’)との間に、それぞれ張力付与手段を構成する圧縮バネ11,11’が配置されている。この張力付与手段の圧縮バネ11,11’の伸長力によりレンチキュラーレンズシート2の左右辺部に付された第2補強材3b,3b’がそれぞれ右方及び左方へとへと付勢される。これにより、レンチキュラーレンズシート2に対して左右方向に張力が付与される。
【0037】
本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0038】
図6は本発明による背面投射スクリーンにおけるレンチキュラーレンズシート2への補強材3a,3b,3b’の取り付けの変形例を示す図である。図6(A)に示されているように、第1補強材3aは左右方向に関して複数の分割部分3apに分割されたものでもよい。このようにすることによって、レンチキュラーレンズシート2をフレーム6から取り外して運搬する場合には、図6(B)に示されているように、上下方向の周りに巻回したロールの形態で搬送することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フレネルレンズシートの剛性を利用し、これに重ね合わせてレンチキュラーレンズシートを配置し、該レンチキュラーレンズシートをフレネルレンズシートを介してフレームに取り付け、且つ、張力付与手段により左右方向に張力を付与するようにしているので、簡易な構造で、環境変化の際にも表示画像の画質劣化を生じにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による背面投射スクリーンの第1の実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】図1のB−B’線断面図である。
【図4】レンチキュラーレンズシートの水平断面の形状を示す図である。
【図5】本発明による背面投射スクリーンの第2の実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明による背面投射スクリーンにおけるレンチキュラーレンズシートへの補強材の取り付けの変形例を示す図である。
【符号の説明】
2 レンチキュラーレンズシート
3a 第1補強材
3ap 第1補強材分割部分
3b,3b’ 第2補強材
4 フレネルレンズシート
5a 第3補強材
5b,5b’ 第4補強材
5c 第5補強材
6 フレーム
8a 第1取付部材
8b,8b’ 第2取付部材
10,11,11’ 圧縮バネ
12,14 緩衝部材
S 空間

Claims (8)

  1. 矩形状のレンチキュラーレンズシートと矩形状のフレネルレンズシートとを4辺が上下方向及び水平方向に沿うように配置し、その少なくとも上辺部をフレームに取り付けることで、該フレームにより前記レンチキュラーレンズシートを保持してなる背面投射スクリーンであって、
    前記レンチキュラーレンズシートに対して矩形状のフレネルレンズシートが重ね合わされており、該フレネルレンズシートは剛性を有していて前記フレームに取り付けられており、
    前記レンチキュラーレンズシートの上辺部には第1補強材が取り付けられており、該第1補強材及び前記フレネルレンズシートの上辺部を介して前記フレームへの前記レンチキュラーレンズシートの上辺部の取り付けがなされており、
    前記レンチキュラーレンズシートの左右辺部には第2補強材が取り付けられており、該第2補強材と前記フレームの左右辺部及び/または前記フレネルレンズシートの左右辺部との間には前記レンチキュラーレンズシートに対して左右方向に張力を付与する張力付与手段が配置されている、
    ことを特徴とする背面投射スクリーン。
  2. 前記フレネルレンズシートの上辺部には第3補強材が取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の背面投射スクリーン。
  3. 前記レンチキュラーレンズシートの上辺部は前記第1補強材が前記フレネルレンズシートの上辺部及び/または前記第3補強材上に左右方向に移動可能なように係止されることで前記フレームへの取り付けがなされていることを特徴とする、請求項2に記載の背面投射スクリーン。
  4. 前記フレネルレンズシートは前記第3補強材が前記フレームの上辺部に左右方向に移動可能なように係止されることで前記フレームへの取り付けがなされていることを特徴とする、請求項2〜3のいずれかに記載の背面投射スクリーン。
  5. 前記レンチキュラーレンズシート及び前記フレネルレンズシートの双方の上下辺部及び左右辺部、前記第1補強材、第2補強材及び第3補強材、並びに前記張力付与手段は、いずれも前記フレームに形成されている内側空間内に受容されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の背面投射スクリーン。
  6. 前記第1補強材は柔軟性を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の背面投射スクリーン。
  7. 前記第1補強材は左右方向に関して複数の部分に分割されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の背面投射スクリーン。
  8. 前記レンチキュラーレンズシートには自重により上下方向の張力が付与されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の背面投射スクリーン。
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