JPH0717221Y2 - 相間スペーサ - Google Patents

相間スペーサ

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JPH0717221Y2
JPH0717221Y2 JP1988120288U JP12028888U JPH0717221Y2 JP H0717221 Y2 JPH0717221 Y2 JP H0717221Y2 JP 1988120288 U JP1988120288 U JP 1988120288U JP 12028888 U JP12028888 U JP 12028888U JP H0717221 Y2 JPH0717221 Y2 JP H0717221Y2
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JP
Japan
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interphase spacer
connecting portion
insulator
adjuster
bolt
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988120288U
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JPH0241620U (ja
Inventor
武男 宗像
隆夫 池谷
正教 大石
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、送電線のギャロッピングによる相間短絡事故
を防止するための相間スペーサに関するものである。
[従来技術] 従来の相間スペーサは、整列配置された複数の絶縁物を
連結して、または絶縁物と絶縁物との間を長さ調整用の
アジャスタ部材を介して連結して構成されており、各連
結部はフランジで固定された構造であった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような構造では、連結部がフランジ
接続であるため、連結用のボルトの使用本数が4〜5本
と多く、連結作業がめんどうになる問題点があった。ま
た、フランジによるボルト締め構造では、重量が重くな
る問題点があった。更に、このような構造では、相間ス
ペーサが剛体となるので、送電線の振動により絶縁物に
曲げ応力が加わり、電圧の高い長い相間スペーサの場合
には太い強度の大きい絶縁物が必要となり、このような
相間スペーサを用いた相間スペーサでは重量が増して取
付け作業が困難であるという問題点があった。
本考案の目的は、連結作業を容易に行うことができ、且
つ絶縁物を細かくしても強度の低下を防止できる相間ス
ペーサを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本考案の構成を説明する
と、本考案は整列配置された複数の絶縁物の間にアジャ
スタ部材が介在され、これらが連結部で順次連結されて
なる相間スペーサにおいて、 前記アジャスタ部材と前記絶縁物との連結部は前記アジ
ャスタ部材と前記絶縁物の継手部材が緩衝部材を介して
嵌合され、これらの嵌合部分が径方向に貫通する1本の
連結ボルトで屈曲可能に連結されて構成されていること
を特徴とする。
[作用] このようにアジャスタ部材と絶縁物の継手部材を緩衝部
材を介して嵌合し、これらの嵌合部分を径方向に貫通す
る1本の連結ボルトで連結すると、連結部をボルト1本
で連結でき、連結作業が容易となり、且つフランジ接続
に比べて軽量化できる。また、このような構造にする
と、連結部が緩衝部材の存在により屈曲性をもつように
なって、絶縁物に加わる曲げ応力を緩衝する。従って、
細い絶縁物でも曲げ応力に耐えられるようになる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図(A)(B)及び第2図
を参照して詳細に説明する。本実施例の相間スペーサ1
は、整列配置された複数の長幹碍子等よりなる絶縁物2
の間に金属製で筒状をしたアジャスタ部材3が介在さ
れ、これらが連結部4で順次連結された構造になってい
る。各連結部4は、アジャスタ部材3の端部に比較的硬
質のゴム製でハット状をした有底の緩衝部材5が嵌合さ
れ、この緩衝部材5内に絶縁物2の継手部材としてのク
レビスアイ金具6が、その連結孔6aを両送電線18を含む
面に対して直交する向きに向けて嵌合され、これら三者
に設けられている連結孔3a,5a,6aを一致させ、そこに1
本の連結ボルト7を通して、ナット8で締付けることに
より屈曲可能に連結して形成されている。クレビスアイ
金具6は、予め絶縁物2に一体に設けられている。この
ような相間スペーサ1の両端の絶縁物2には、クレビス
金具9が予め一体に設けられ、該クレビス金具9にはク
レビスアイ金具10がボルト11とナット12で連結されてい
る。各クレビスアイ金具10の先端には、アーム13が連結
ピン14で連結されている。アーム13の両端にはクランプ
15がボルト16及びナット17で連結されている。これらク
ランプ15にて架空線18を把持するようになっている。ク
ランプ15の把持箇所において、架空線18の外周にはアー
マーロット19が被覆されている。各クランプ15はボルト
20とナット21で締付が行えるようになっている。
このような相間スペーサ1は、両送電線18から曲げ応力
が加わった場合、緩衝部材5の存在と、ボルト7が両送
電線18を含む面に対して直交する向きになっている関係
で、両送電線18を含む面と平行する方向に曲り、応力を
緩和する。しかしながら、該相間スペーサ1は両送電線
6を含む面と直角方向には曲り難く、このため送電線18
に捻れ振動が生じ難く、ギャロッピングを有効に防止す
る。即ち、ギャロッピングは送電線18の捻れ振動周期と
上下振動の周期が一致したとき生じ易く、送電線18の捻
れ振動を抑制すればギャロッピングを防止できる。緩衝
部材5を図示のように有底のハット状にしておくと、雨
水などがアジャスタ部材3内に流入することがなく、防
錆上有利である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る相間スペーサは、アジ
ャスタ部材と絶縁物の継手部材を緩衝部材を介して嵌合
し、これら嵌合部分を1本の連結ボルトで連結して連結
部を構成したので、該連結部を1本のボルトで連結で
き、連結作業を能率よく行うことができる。また、1本
の連結ボルトで連結できると、連結部の軽量化を図るこ
とができる。また、連結部に緩衝部材が介在されてい
て、該連結部が屈曲できるので、曲げ応力を緩和でき、
このため絶縁物の外径を細かくすることができ、この面
でも軽量化を図ることができる。このように軽量化でき
ると、取付け作業性が容易となり、また送電線にかかる
重量を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)(B)は本考案に係る相間スペーサの一実
施例の要部破断側面図及び要部破断正面図、第2図は本
実施例における連結部の分解斜視図である。 1…相間スペーサ、2…絶縁物、3…アジャスタ部材、
4…連結部、5…緩衝部材、6…クレビスアイ金具(継
手部材)、7…連結ボルト、8…ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】整列配置された複数の絶縁物の間にアジャ
    スタ部材が介在され、これらが連結部で順次連結されて
    なる相間スペーサにおいて、 前記アジャスタ部材と前記絶縁物との連結部は前記アジ
    ャスタ部材と前記絶縁物の継手部材が緩衝部材を介して
    嵌合され、これらの嵌合部分が径方向に貫通する1本の
    連結ボルトで屈曲可能に連結されて構成されていること
    を特徴とする相間スペーサ。
JP1988120288U 1988-09-13 1988-09-13 相間スペーサ Expired - Lifetime JPH0717221Y2 (ja)

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JP1988120288U JPH0717221Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13 相間スペーサ

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JP1988120288U JPH0717221Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13 相間スペーサ

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Publication Number Publication Date
JPH0241620U JPH0241620U (ja) 1990-03-22
JPH0717221Y2 true JPH0717221Y2 (ja) 1995-04-19

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ID=31366260

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JP1988120288U Expired - Lifetime JPH0717221Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13 相間スペーサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01147626U (ja) * 1988-03-30 1989-10-12

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JPH0241620U (ja) 1990-03-22

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