JP2534441B2 - 相間スペ―サ - Google Patents

相間スペ―サ

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JP2534441B2
JP2534441B2 JP5167485A JP16748593A JP2534441B2 JP 2534441 B2 JP2534441 B2 JP 2534441B2 JP 5167485 A JP5167485 A JP 5167485A JP 16748593 A JP16748593 A JP 16748593A JP 2534441 B2 JP2534441 B2 JP 2534441B2
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望 福田
武男 宗像
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線の相間スペ
ーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】架空送電線の上下各相の電線が横風を受
けて上下に大きく振動するギャロッピングを起こすと上
下の電線が接触して相間短絡事故が生ずるので、この上
下各相の電線相互の接触を防ぐために、各相の電線間に
その間隔を所定間隔に保持する相間スペーサを取り付け
ているが、従来の相間スペーサは図4に示したように、
連結棒30の両端にそれぞれ碍子31、31の各一端を
固定フランジ32、32で固着し、各碍子31、31の
他端に電線クランプ33、33を固定フランジ34、3
4で固着して構成し、この両端の電線クランプ33、3
3で架空送電線の上下各相の電線A、Bを把持して電線
A、B間に相間スペーサを取り付けることにより、上下
各相の電線A、Bの所定間隔を保持している。
【0003】 また、架空送電線の相間に取付ける相間ス
ペーサを複数本の絶縁部材を連結して構成し、そのスペ
ーサ中間部における連結部を、線路方向に折れ曲がる可
動連結部に構成し、ギャロッ ピングにより各相の電線
が接近するときに可動連結部が線路方向に折れ曲がるこ
とによりスペーサに大きな曲げ応力がかからないように
した特開平1−214209号の架空送電線のギャロッ
ピング防止方法が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の図4に示した
間スペーサは、連結棒30と碍子31、31、および碍
子31、31と電線クランプ33、33が固定フランジ
32、34で固着されているために、両端の電線クラン
プ33、33の電線把持部の各々の向きを自由に変える
ことができない。長尺な碍子殊にポリマー碍子を用いる
相間スペーサは、その組立時に碍子端部の電線クランプ
の取り付けに狂いが生じ、組み立てられた相間スペーサ
の両端の電線クランプ33、33の各々の向きが完全に
は整合しない場合があるが、このような相間スペーサで
は各々の電線把持部の向きが異なる上下の電線クランプ
33、33を架空送電線の上下各相の電線に把持させて
取り付けることは困難であり、この向きが不一致な電線
クランプ33、33で無理に電線を把持して取り付ける
と、電線と相間スペーサに過度の捻じれ力がかかり、電
線疲労や相間スペーサの折損が発生するという問題点が
ある。
【0005】 また、前記特許公開の相間スペーサも、ス
ペーサ中間部の可動連結部が線路方向に折れ曲がるだけ
なので、前記のようにスペーサ両端部に取り付けた各電
線クランプの向きが整合しない場合は電線と相間スペー
サに生ずる過度の捻じれや疲労、折損を回避することが
できない
【0006】 本発明は、前記のように問題点を解決し、
両端の各電線クランプの電線把持部の向きが不一致で
も、電線クランプを電線の方向に合わせて容易に把持さ
せることができ、電線や相間スペーサに無理な捻じれ力
がかからないようにした相間スペーサを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明の相間スペーサは、連結棒部1の両端に碍子部
2、3と電線クランプ12、13を有する相間スペーサ
において、両端の電線クランプ12と電線クランプ13
の間の少なくとも一個所、たとえば、一方の電線クラン
プ12(または13)と碍子部2(または3)との間の
連結部、または一方の碍子部2(または3)と連結棒部
1との間の連結部の一個所、または連結棒部1の両側に
おけるそれらの両個所に、スペーサの軸心を回転軸とし
該軸心に対して直角な面内において回動自在にした回動
自在継手10を設けて、両端の電線クランプ12と電線
クランプ13を相互に回動自在に構成したことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】電線クランプ12、13で架空送電線の各相の
電線を把持して各相電線間に相間スペーサを取り付ける
ことにより、各相電線間の間隔を碍子部2、3で絶縁し
て所定間隔に保持し、各相電線の接触を防止する。
【0009】 相間スペーサの両端の電線クランプ12と
電線クランプ13の電線把持部分の向きが一致していな
い場合、いずれかの電線クランプたとえば一方の電線ク
ランプ13で一方の電線Bを把持し、他方の電線クラン
プ12は、その電線把持部分の向きを他方の電線Aの方
向に合わせるのに、回動自在継手10をスペーサの軸心
を回転軸とし該軸心に対して直角な面内において回動さ
ることにより他方の電線Aの方向に合わせて把持させ
る。これにより各電線クランプ12、13はそれぞれ電
線A、Bに適合して取り付けられることになり、電線や
相間スペーサに無理な捻じれ力をかけずに架空送電線の
各相電線間に相間スペーサが装着される。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
本発明の一実施例を示した図1において、1は連結棒
部、2、3は連結棒部1の両端のフランジ4、5にそれ
ぞれ1端を取り付けた碍子部、6は碍子部2の外端に取
り付けたフランジ、7は碍子部3の外端に取り付けたフ
ランジである。8は図示の上方の碍子部2の外端側に回
動自在継手10を介して連結した軸杆、9は図示の下方
の碍子部3の外端にフランジ7で取り付けた杆体、1
2、13はこの軸杆8、杆体9の両端にボルト8a、9
aで取り付けた電線クランプである。
【0011】 前記の回動自在継手10は、両端の電線ク
ランプ12、13の間の少なくとも一個所に設けて相間
スペーサの両端の一方の電線クランプ12と他方の電線
クランプ13が相互に回動自在になるようにする。この
回動自在継手10を設ける位置は、図1に示した実施例
は、連結棒部1の両側の碍子部2、3と電線クランプ1
2、13のうちの一方の側の碍子部2と電線クランプ1
2の間の連結部に回動自在継手10を設けた実施例であ
る。
【0012】 前記の回動自在継手10は、図2に示した
ように、電線クランプ12にボルト8aで連結した軸杆
8の端部に円板部11を設け、また碍子部2の頂部にフ
ランジ6で結合した杆体14の端部に円板嵌入部21を
設け、この円板嵌入部21内の空所20に前記の円板部
11を回動自在に嵌入させることにより、軸杆8の端部
の円板部11と碍子部2の頂部の円板嵌入部21とを
スペーサの軸心を回転軸とし該軸心に対して直角な面内
において回動自在に連結するユニバーサルジョイントの
回動自在継手10を構成する。前記の円板嵌入部21
は、碍子部2の頂部の杆体14の先端にフランジ部15
を設け、底板部16に中心孔17を設けた筒環部18を
このフランジ部15にボルト19で結合して構成し、こ
の中心孔17と筒環部18の空所20に前記の軸杆8と
円板部11を嵌入させて組み立てる。
【0013】 前記のように、電線クランプ12を回動自
在継手10により連結したことにより、両端の電線クラ
ンプ12と電線クランプ13は相互に回動自在となり、
このように構成した本発明の相間スペーサは、組み立て
られた両端の電線クランプ12、13の各電線把持部分
の向きが不一致になっている場合でも、下方の電線クラ
ンプ13は架空送電線の下相の電線Bを把持させ、上方
の電線クランプ12は上相の電線Aの方向に合致するよ
うに回動自在継手10を回動させて把持させることがで
きる。
【0014】 前記の回動自在継手10は、前記実施例の
ように碍子部2と電線クランプ12の間に設けるかわり
に、碍子部2と連結棒部1の間の連結部のフランジ4の
位置に設けてもよく、または連結棒部1の反対側の碍子
部3と電線クランプ13の間のフランジ7の位置、もし
くはフランジ5の位置に前記と同様に設けてもよく、ま
たは連結棒部1と電線クランプ12の間の前記の個所の
一つと連結棒部1と電線クランプ13の間の前記の個所
の一つとの両方に設けてもよい。
【0015】 図3は、回動自在継手10の他の実施例を
示したものであり、図1に示した実施例のように軸杆8
の端部の円板部11を円板嵌入部21に嵌入して回動自
在継手10を構成にするかわりに、ボールリンク22を
ソケットリンク23に回動自在に嵌入させて回動自在継
手10を構成したものである。この図3に示した実施例
において、回動自在継手10を設ける個所にボンド線2
4とアークホーン25を装着する場合に、この回動自在
継手10が過度に回動してボンド線24が無理に捻じら
れて疲労するおそれがあるときは、ボールリンク22と
ソケットリンク23にその回動を制限する適宜のストッ
パーを設ける。
【0016】 前記のように構成した本発明の相間スペー
サは、高分子ポリマー碍子を組み合わせて相間スペーサ
を構成する場合に特に有用であり、碍子部2、3はシリ
コンゴムまたはEPDM(EPゴム)等の電気的絶縁特
性に優れた材料で構成し、碍子部2、3内の芯材として
FRP等のロッドを設けてこれに引張強度等を分担させ
る。このFRPロッドの芯材に前記の回動自在継手10
を取り付けるには、一手法として、図2におけるフラン
ジ6、杆体14、フランジ部15を設けずに、筒環部1
8の空所20にFRPロッドの一端を挿入して圧縮固着
して取り付ける。
【0017】 ポリマー碍子に電線クランプを圧縮により
取り付ける際に、この圧縮時にポリマー碍子の上下両端
に狂いが生じてしまい、取り付けた電線クランプが相間
スペーサの両端の所定の位置や方向にならない場合があ
り、このような相間スペーサは電線取り付けが不可能に
なるので、適当な治具を用いて監視しなければならず面
倒な気遣いを要し、この作業はポリマー碍子が長尺なも
のほど困難であるが、本発明の相間スペーサは、ポリマ
ー碍子に電線クランプを圧縮する時にポリマー碍子の上
下両端で狂いが生ずるようなことがあっても、前記のよ
うに回動自在継手10を設けて両端の電線クランプ1
2、13を相互に回動自在にしたので、電線に支障なく
取り付けることが可能となり、前記のような気遣いは全
く不要となり、組立作業を一段と効率的に行うことがで
きる。
【0018】
【発明の効果】前記のように本発明の相間スペーサは、
連結棒部の両端に碍子部と電線クランプを有する相間ス
ペーサの両電線クランプ間に回動自在継手を設けて両電
線クランプを相互に回動自在に構成したので、相間スペ
ーサの両端の各電線クランプの各々の電線把持部分の向
きが不一致であっても、架空送電線の各相の電線の方向
に合わせて電線クランプを回動させて把持させることが
でき、取り付けが容易となるだけでなく、電線や相間ス
ペーサに無理な捻じれ力がかからず、長期間安全確実に
使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図
【図2】回動自在継手の断面図
【図3】本発明の他の実施例を示す図
【図4】従来例を示す図
【符号の説明】
1;連結棒部 2、3:碍子部 10:回動自在継手 12、13:電線クランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結棒部の両端に碍子部と電線クランプを
    設けた相間スペーサにおいて、前記両端の電線クランプ
    の間に、スペーサの軸心を回転軸とし該軸心に対して直
    角な面内において回動自在にした回動自在継手を設けて
    両電線クランプを相互に回動自在にしたことを特徴とす
    る相間スペーサ。
JP5167485A 1993-06-14 1993-06-14 相間スペ―サ Expired - Lifetime JP2534441B2 (ja)

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JPH06113435A JPH06113435A (ja) 1994-04-22
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JPH01214209A (ja) * 1988-02-18 1989-08-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 架空送電線のギャロッピング防止方法

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