JPH062427Y2 - 電線の分岐部におけるクランプ装置 - Google Patents

電線の分岐部におけるクランプ装置

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JPH062427Y2
JPH062427Y2 JP1988104513U JP10451388U JPH062427Y2 JP H062427 Y2 JPH062427 Y2 JP H062427Y2 JP 1988104513 U JP1988104513 U JP 1988104513U JP 10451388 U JP10451388 U JP 10451388U JP H062427 Y2 JPH062427 Y2 JP H062427Y2
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JP
Japan
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electric wire
clamp
conductor
fastener
bolt
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JP1988104513U
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English (en)
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JPH0226329U (ja
Inventor
幸男 葛城
秀昭 菊地
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Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 圧縮クランプ等の電線接続箇所(第4図)において、接
続抵抗が増加すると、同部における発熱量が増加し、異
常過熱を生じる。この過熱により劣化はますます促進さ
れ、著しい過熱に至った場合には、電線把持力の低減等
の機能障害を起こすことになり、過熱現象が発見された
場合には、速やかな改修が必要となる。
根本的な改修方法としては、異常箇所を切除し、正常品
と交換することであるが、この改修工事には多くの時間
を要するため、停止時期選定等の問題もあり、速やかな
対応が出来ないことがある。
本考案はこのような抵抗異常箇所にバイパス回路を並設
し、異常箇所を流れる電流を低減することにより過熱を
抑制するための分岐部における電線のクランプ装置に関
するものである。
(従来技術) 第4図に示す如く、従来型の圧縮クランプによる電線接
続箇所にバイパス回路を形成する場合は、バイパス線a
はPGクランプbで接続されていた。
このPGクランプbは第5図と第6図に示す如く、1対
のクランプ部材c,cを複数の角根丸頭ボルトdとナッ
トeで締付けていた。このような構造であると、2つの
電線の締付力をあまり大きくすると、口元即ちクランプ
部材の側縁部が開いてしまうので、締付力を大きくでき
ないという問題がある。又2本の電線をはさむ際に部品
がバラけてしまうという問題もある。
(考案により解決しようとする課題) 従来型のPGクランプを改良し、1)設置が容易で、短
時間で設置できること、2)電気的接続特性は、設置時
にバラツキを生ぜず、劣化し難いこと、3)軽量コンパ
クトで振動により電線に有害な応力を発生させないこ
と、を可能とするクランプ装置を提供することを目的と
する。
(考案による課題の解決手段) 一端でピン6で蝶番結合された1対のクランプ部材4と
5と、各クランプ部材4と5内に設けられた断面弧状を
なし底部中央部に凸部9aを具えた導体把持溝9内におい
て導体把持溝9内に把持され2つの電線挟持用凹部7a,
7bを具えた1対の電線挟持用導体7とを備え、クランプ
部材4と5内に電線挟持用導体7の中央背部を前記凸部
9aに当接させ、前記蝶番結合部の反対側を締付具10で
締付けるようにした。
さらに締付具を定軸力締付具とし、該定軸力締付具が回
転トルク導入部12とボルト部13が分離しており、両
者間がカム14により連結し、ボルト部13と被締付体
の間に設置された皿バネ15が所定量締付けられると、
このカム14がはずれてトルク導入部12が空転する機
構にした。
(実施例) 第3図は本考案に係るクランプ装置を用いたバイパス装
置を示し、図中1がクランプ装置で、バイパス線2の両
端を電線3に接続している。
第1図はクランプ装置1の一部破断正面図、第2図は同
じく側面図である。4と5は1対のクランプ部材で、一
端でピン6で蝶番結合されている。7は電線挟持用導体
で、電線挟持用凹部7aとバイパス線挟持用凹部7bを有
し、クランプ部材4又は5に対しその中央部でスプリン
グピン8によりルーズに取付けられている。なお第1図
で明らかなように、電線挟持用導体7はクランプ部材4
又は5の導体把持溝9内に嵌っており、回動(移動)が
可能となっている。なおスプリングピン8は必要不可欠
ではないが、スプリングピン8によって保持されている
と電線挟持用導体7は分離しないので取扱上便利であ
る。電線挟持用導体7はその中央部のスプリングピン8
による支持部近傍で、導体把持溝9の底部に設けた凸部
9aと接している。この凸部9aを設けることにより、これ
に電線挟持用導体7の中央部が当接し、クランプ部材5
と電線挟持用導体7との摩擦力が減るうえ、両者間に間
隙が生じるので、2つの電線を挟持用導体7で締付ける
とき、締付力が導体7の中央部に印加され、電線挟持用
導体7が回動(移動)し易くなり、さらに凸部を中心と
するシーソー運動も可能となるので、2本の電線をバラ
ンス良く締付けることができる。
10は締付ボルトで、これによりクランプ部材4と5は
前記蝶番結合部の反対側で締めつけられる。11は締付
ボルト10の離脱を防止するためのゴムリングでこの頂
部が電線挟持用導体7の下端に接触しない程度に対向し
ている。
第7図は前記締付ボルトの一例で、本出願人が商品名S
Pロックと称して製造販売している定軸力ボルトであ
る。これについて第7図に基いて概略説明する。これは
回転トルク導入部12とボルト部13が分離しており、
両者間がカム14により連結し、ボルト部13と被締付
体の間に設置された皿バネ15が所定量締付けられる
と、このカム14がはずれてトルク導入部12が空転す
る機構になっている。したがって、トルク導入部12が
空転するまで廻し込めば、皿バネ15の締付量に見合っ
た反発力がボルト部13の軸力として発生することにな
る。
(効果) 1対のクランプ部材の一端を蝶番結合し、他端で締付ボ
ルトで締付けるようにしたので、1)ボルトの締付力が
倍増し、ボルト本数を減らすことができるのでコンパク
トなものとなり、かつ設置が容易になった。2)クラン
プ部材と導体とを別にし、クランプ部材を介し締付ボル
トで締付けるようにした。そして、導体に対し締付力が
クランプ部材の中央部から加えられるようにしたので、
締付力の偏り(アンバランス)を防ぐことができる。
3)電線締付用ボルトに定軸力ボルトを採用したので、
設置時の締付力のバラツキや設置後の緩みを防止するこ
とができる。
電線挟持用導体7を導体把持溝9内において、回動(移
動)可能としたので、2本の電線を把持する導体7であ
るが、締付具で締付けるとき、回動(移動)運動及びシ
ーソー運動をしながら締付けられ、バランス良く2本の
電線を締付けることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るクランプ装置の一部破断正面図。 第2図は同じく側面図。 第3図は本考案に実施したバイパス装置。 第4図は従来型のPGクランプを用いたバイパス装置。 第5図はPGクランプの正面図。 第6図は同じく側面図。 第7図は定軸力ボルトの一部破断図。 図において; 1 クランプ装置、2 バイパス線 3 電線、4,5 クランプ部材 6 ピン、7 導体 7a 電線挟持用凹部 7b バイパス線挟持用凹部 8 スプリングピン、9 導体把持溝 10 締付ボルト、11 ゴムリング 12 回転トルク導入部、13 ボルト部 14 カム、15 皿バネ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端でピン(6)で蝶番結合された1対の
    クランプ部材(4と5)と、各クランプ部材(4と5)
    内に設けられた断面弧状をなし底部中央部に凸部(9a)を
    具えた導体把持溝(9)内において導体把持溝(9)内
    に把持され2つの電線挟持用凹部(7a,7b)を具えた1対
    の電線挟持用導体(7)とを備え、クランプ部材(4と
    5)内に電線挟持用導体(7)の中央背部を前記凸部(9
    a)に当接させ、前記蝶番結合部の反対側を締付具(10)で
    締付けるようにしたことを特徴とする電線の分岐部にお
    けるクランプ装置。
  2. 【請求項2】締付具が定軸力締付具である請求項1記載
    の電線の分岐部におけるクランプ装置。
  3. 【請求項3】前記定軸力締付具が回転トルク導入部(12)
    とボルト部(13)が分離しており、両者間がカム(14)によ
    り連結し、ボルト部(13)と被締付体の間に設置された皿
    バネ(15)が所定量締付けられると、このカム(14)がはず
    れてトルク導入部(12)が空転する機構になっていて、ト
    ルク導入部(12)が空転するまで廻し込むと、皿バネ(15)
    の締付量に見合った反発力がボルト部(13)の軸力として
    発生するようにした請求項2記載の電線の分岐部におけ
    るクランプ装置。
JP1988104513U 1988-08-09 1988-08-09 電線の分岐部におけるクランプ装置 Expired - Lifetime JPH062427Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0226329U JPH0226329U (ja) 1990-02-21
JPH062427Y2 true JPH062427Y2 (ja) 1994-01-19

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ID=31336301

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JPS52126291U (ja) * 1976-03-22 1977-09-26

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JPH0226329U (ja) 1990-02-21

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