JP2777185B2 - 緊線工法とオフセット工具 - Google Patents

緊線工法とオフセット工具

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JP2777185B2
JP2777185B2 JP9867089A JP9867089A JP2777185B2 JP 2777185 B2 JP2777185 B2 JP 2777185B2 JP 9867089 A JP9867089 A JP 9867089A JP 9867089 A JP9867089 A JP 9867089A JP 2777185 B2 JP2777185 B2 JP 2777185B2
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昌二 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、架空送電線を架設する場合における線条の
緊線工法と、その工法において使用するオフセット工具
に関するものである。
(従来の技術) 第7図および第8図は2連耐張装置における従来の緊
線工法を示すもので、図中1は鉄塔アーム(図示せず)
に連結する直角クレビスリンク、2は直角クレビス、3
はアース側2連ヨーク、4は直角クレビスリンク、5は
ボールクレビス、6はアークホーン、7は懸垂碍子連、
8はアークホーン、9は並行ソケットリンク、10はアー
クホーン取付金具、11はライン側2連ヨーク、12は直角
クレビス、13はバーニヤ金具、14は直角クレビスリン
ク、15は緊線兼用金具、16は線条(図示せず)をつかむ
圧縮型クランプ、17は緊線兼用金具15に連結した緊線用
工具、18はこの緊線用工具17とライン側2連ヨーク11の
両側端部との間にそれぞれ介装した金車装置で、18aは
その金車、18bは各金車18aに巻き掛けした索条である。
すなわち従来の架空送電線における線条の緊線工法
は、第7図および第8図に示すように緊線兼用金具15の
耐張クランプ連結部15a(第8図参照)と、直角クレビ
ス14等の連結金具との連結部15bとの中間に設けた工具
連結部15cに緊線用工具17を取り付け、その緊線用工具1
7の外側端部と耐張装置のライン側ヨーク11の両端部の
孔11aとの間にそれぞれ金車装置18を設けて、この各金
車18aに巻き掛けした索条18bを引っ張ることによって緊
線を行っている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述した従来の緊線工法では、緊線用工
具17とライン側ヨーク11とを引き寄せる場合に、ライン
側ヨーク11には、緊線による張力が作用しているため傾
きにくいのであまり傾かない上に、ヨーク11に連結して
ある直角クレビス12等が邪魔になってあまり引き寄せら
れないので、緊線兼用金具15側と耐張装置のライン側ヨ
ーク11側とを連結金具類(例えば、直角クレビス12、バ
ーニヤ金具13、直角クレビスリンク14)で連結する場合
に、余裕がないので索条18bを牽引する際に邪魔になる
結果、すなわち、索条18bの索引方向と連結しようとす
る連結金具類の連結方向とが同一面内で重複すると共
に、自由度のないライン側ヨーク11と直角クレビス12と
の間にこじれ現象を生じて、連結作業に悪影響を与え
る。
また、連結金具類で緊線兼用金具15側と耐張装置のラ
イン側ヨーク11側との連結を行い、索条18bをゆるめて
線条の張力を耐張装置側に移すときに、索条18bとバー
ニヤ金具13などの連結金具類とが互に干渉して擦れると
いう問題点があった。
なお、オフセットとは、緊線時における緊線張力作用
線とライン側の金具類の各連結点を結んだ連結軸線との
離隔距離を意味する。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するため本発明においては、少なく
とも耐張クランプ連結部と、連結金具との連結部と、そ
れら連結部の中間に工具連結部が設けられている緊線兼
用金具における工具連結部に緊線用工具を取り付け、そ
の緊線用工具と耐張装置のライン側の金具類との間に、
それぞれ金車装置を介装して緊線を行う緊線工法におい
て、ライン側の金具類に、それら金具類の各連結点を結
んだ連結軸線から上方側に突出するオフセット連結部を
有するオフセット工具を取り付け、緊線用工具とオフセ
ット工具のオフセット連結部との間に金車装置を介装し
て緊線を行うようにする。
また、それと関連する発明として、耐張装置のライン
側の金具類に固定できるようにした基体に金具類の各連
結点を結んだ連結軸線から上方側に突出するオフセット
連結部を設けてオフセット工具を構成する。
(作 用) 本発明においては上述のように、緊線兼用金具に緊線
用工具を取り付け、耐張装置のライン側の金具類にオフ
セット連結部を有するオフセット工具を取り付け、緊線
用工具とオフセット工具のオフセット連結部との間に金
車装置を介装して緊線を行うようにしたので、ライン側
ヨークは、耐張装置と線条との間に介装した金車装置の
索条の引っ張り軸線に対して傾くと共に、この引っ張り
軸線に対して金具類の連結軸線がずれるので、金車装置
による緊線用工具と耐張装置のライン側金具類との間の
引き寄せ時に、ライン側ヨークの先端に連結した金具が
邪魔にならず、緊線用工具とライン側ヨークを、ごく近
くまで引き寄せることができる。
したがって、緊線兼用金具と耐張装置のライン側ヨー
クとを連結金具類で連結する場合の連結作業が簡単にな
る。また、連結金具類で緊線兼用金具と耐張装置のライ
ン側ヨークとの連結を行った後、金車装置の索条をゆる
めて線条の張力を耐張装置側に移す場合に従来生じてい
た索条とバーニヤ金具などの連結金具類とが擦れるとい
う問題も解決することができる。
(実施例) 以下、第1図〜第6図について本発明の実施例を説明
する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示して
いる。なお19,20,21は金車装置18に付属する連結金具、
22はバーニヤ金具13と緊線兼用金具15とを連結する平行
クレビスリンクである。
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示すもので、
第3図に詳細に示すように略方形の板材を基体23aと
し、この基体23aにアークホーン取付金具10に固定する
ために2個のボルト孔23bを設けると共に、アークホー
ン取付金具10のクレビス部を嵌入するための開口23cを
設け、さらにこの基体23aに、金具類の各連結点を結ん
だ連結軸線から上方側に突出するオフセット連結部23d
を設けてオフセット工具23を構成する。なお23eはオフ
セット連結部23dに設けた連結孔である。
そして本発明の緊線工法は、オークホーン取付金具10
にそれぞれ2本のボルト24およびナット25(第2図参
照)を介してオフセット工具23を固定し、このオフセッ
ト工具23のオフセット連結部23dに、金車装置18の2連
ヨーク11側の端部をそれぞれ連結する。その他の工法は
従来と同様である。
すなわち緊線を行うには、緊線兼用金具15側と耐張装
置のライン側に設けた金具類との間に金車装置18を設け
て行うが、この場合緊線兼用金具15には緊線用工具17を
取り付け、ライン側のアークホーン取付金具10には金具
類の各連結点を結んだ連結軸線から上方側に突出するオ
フセット連結部23dを有するオフセット工具23を取り付
け、この緊線用工具17とオフセット連結部23dとの間に
金車装置18を設け、その金車18a間に巻き掛けされてい
る索条18bを引くことにより緊線を行って緊線用工具17
とライン側2連ヨーク11を、互いに近くまで引き寄せ
る。
続いて、緊線兼用金具15側と耐張装置のライン側2連
ヨーク11とを連結金具類(例えば、直角クレビス12、バ
ーニヤ金具13、平行クレビスリンク22)で連結して後、
金車18a間に巻き掛けられている索条18bをゆるめて線条
の張力を耐張装置側に移す。
また第4図〜第6図は本発明の第2実施例を示すもの
で、これは第6図に詳細に示すように、略楕円形の板材
を基体26aとし、この基体26aに2個のボルト孔26bを設
けてライン側2連ヨーク11に固定できるようにすると共
に、この基体26a上に金具類の各連結点を結んだ連結軸
線から上方側に突出するオフセット連結部26cを設けて
オフセット工具26を構成する。なお26dはオフセット連
結部26cに設けた連結孔である。
そしてこのオフセット工具26は第4,5図に示すよう
に、2連ヨーク11の両端部にそれぞれ前記ボルト孔26b
に挿通した2個のボルトおよびナット(図示せず)によ
り固定し、このオフセット工具26のオフセット連結部26
cに、金車装置18の2連ヨーク11側の端部をそれぞれ連
結する。その他の工法は前述したものと同様であるから
説明は省略する。
(発明の効果) 本発明においては上述のように、緊線兼用金具15に緊
線用工具17を取り付け、耐張装置のライン側の金具類に
オフセット連結部23d(26c)を有するオフセット工具23
(26)を取り付け、緊線用工具17とオフセット工具23
(26)のオフセット連結部23d(26c)との間に金車装置
18を介装して緊線を行うようにしたので、ライン側ヨー
ク11は、耐張装置と線条との間に介装した金車装置18の
索条18bの引っ張り軸線に対して傾くと共に、この引っ
張り軸線に対して金具類の連結軸線がずれるので、金車
装置18による緊線用工具17と耐張装置のライン側金具類
との間に引き寄せ時に、ライン側ヨーク11の先端に連結
した金具12等が邪魔にならず、緊線用工具17とライン側
ヨーク11を、ごく近くまで引き寄せることができる。
すなわち、本発明におけるオフセット工具を使用した
緊線工法を適用した場合、緊線時における金車装置18の
索条18bは、ライン側の金具類の各連結点を結んだ連結
軸線の上方側にあって、緊線張力を分担するものであ
る。したがって、索条18bの索引方向と連結使用とする
連結金具類とは上方に隔てた状態を呈し、しかも連結金
具類はある程度の自由度を有することとなる。
したがって、本発明によれば、緊線兼用金具15と耐張
装置のライン側ヨーク11とを連結金具類で連結する場合
の連結作業が簡単になるという効果が得られる。また、
本発明によれば、連結金具類で緊線兼用金具15と耐張装
置のライン側ヨーク11との連結を行った後、金車装置18
の索条18bをゆるめて線条の張力を耐張装置側に移す場
合に、従来生じていた索条18bとバーニヤ金具13などの
連結金具類とが擦れるという問題も解決することができ
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工法説明用の2連耐張装置の部分平面
図、 第2図はその側面図、 第3図(a)は本発明に係るオフセット工具の平面図、 同図(b)はその側面図、 第4図は本発明の他の実施例を示す2連耐張装置の部分
平面図、 第5図はその側面図、 第6図(a)はオフセット工具の他の実施例を示す平面
図、 同図(b)はその側面図、 第7図は従来の緊線工法説明用の2連耐張装置の部分平
面図、 第8図はその部分側面図である。 10……アークホーン取付金具 11……ライン側2連ヨーク 12……直角クレビス、13……バーニヤ金具 15……緊線兼用金具、16……圧縮型クランプ 17……緊線用工具、18……金車装置 18a……金車、18b……索条 19,20,21……連結金具 22……平行クレビスリンク 23……オフセット工具、23a……基体 23d……オフセット連結部 26……オフセット工具、26a……基体 26c……オフセット連結部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも耐張クランプ連結部と、連結金
    具との連結部と、それら連結部の中間に工具連結部が設
    けられている緊線兼用金具における工具連結部に緊線用
    工具を取り付け、その緊線用工具と耐張装置のライン側
    の金具類との間に、それぞれ金車装置を介装して緊線を
    行う緊線工法において、ライン側の金具類に、それら金
    具類の各連結点を結んだ連結軸線から上方側に突出する
    オフセット連結部を有するオフセット工具を取り付け、
    緊線用工具とオフセット工具のオフセット連結部との間
    に金車装置を介装して緊線を行うことを特徴とする緊線
    工法。
  2. 【請求項2】耐張装置のライン側の金具類に固定できる
    ようにした基体に、前記金具類の各連結点を結んだ連結
    軸線から上方側に突出するオフセット連結部を設けたこ
    とを特徴とするオフセット工具。
JP9867089A 1989-04-20 1989-04-20 緊線工法とオフセット工具 Expired - Lifetime JP2777185B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125208A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 緊線方法及びそれに用いるカマレス金具
JP2012125093A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Asahi Tec Corp 緊線工法、連結金具、および連結金具ユニット

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JP2008125208A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 緊線方法及びそれに用いるカマレス金具
JP2012125093A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Asahi Tec Corp 緊線工法、連結金具、および連結金具ユニット

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